455.魔法の言葉
 願が叶う「魔法の言葉」があります。
 願が叶う魔法の言葉とは簡単で「感謝します」の一言です。但し秘訣があります。

 ひとつは、この言葉を10回繰り返すことです。「叶う」と言う漢字を見ると理由が分かります。「叶う」を分解すると口で十回言うとなります。ですから願いを叶えたい時は、その願いを口に出して10回唱えることです。

 ふたつ目は、その言葉は、結果形や過去形を用います。例えば、神様にはお賽銭を差し出して自分のお願い事をするのではありません。導かれた結果に対する御礼を言うように心掛けたいところです。「○○することが出来ました。感謝します」となります。
 例えば自分の子どもが東京大学への入学を希望している場合、親としては次のように言葉を発します。

「子どもが東京大学に入学できました。感謝します」
「子どもが東京大学に入学できました。感謝します」
「子どもが東京大学に入学できました。感謝します」
「子どもが東京大学に入学できました。感謝します」
「子どもが東京大学に入学できました。感謝します」
「子どもが東京大学に入学できました。感謝します」
「子どもが東京大学に入学できました。感謝します」
「子どもが東京大学に入学できました。感謝します」
「子どもが東京大学に入学できました。感謝します」
「子どもが東京大学に入学できました。感謝します」

 10回、全て結果系で感謝の言葉を自分で発します。
 どうしても会いたい人がいる場合も同じです。10回繰り返します。

「イチローに会えました。感謝します」
「イチローに会えました。感謝します」
「イチローに会えました。感謝します」
「イチローに会えました。感謝します」
「イチローに会えました。感謝します」
「イチローに会えました。感謝します」
「イチローに会えました。感謝します」
「イチローに会えました。感謝します」
「イチローに会えました。感謝します」
「イチローに会えました。感謝します」

 となります。声を出して本気に願うと現実のものになります。言葉の威力は凄まじいものがあると伝えてくれました。

 逆に上手くいかない時は、不安が心を支配している場合です。生命保険会社の人を例に出して、保険の契約の返事が来ることになっている当日、生命保険外交員は「大丈夫かな、キャンセルされないだろうか」と自分の家を出る時も道中も不安に思いながらお客さんのところに向かうことがあります。そんな予感を抱えていると、現実はこうなります。「あれから考えたけれど、やっぱり生命保険に入るのは止めることにしました」との回答です。
 不安は現実化するのです。不安な気持ちは離れていても相手に伝わります。科学的ではありませんが、空気を伝わって、或いは、意思が空中を飛び立って伝わるのです。

 ある生命保険外交員がこの方を訪ねてこの不安に対しての相談をしたそうです。その答えは簡単なもので「契約が取れました。感謝します」を10回繰り返して、笑顔でお客さんのところに向かいなさい、と言うものでした。不思議なことに、それ以降、この言葉を唱えて契約に向かった際のキャンセルはなくなったのです。
 不安は伝達しますし、感謝の心も伝達します。つまり心に思ったことは現実のものになるのです。常に感謝の気持ちを持っていると、その通りの回答が返されます。

 みっつ目は、笑顔です。笑顔だと息を吐き出しますから顔の筋肉が緩みます。自然に身体はリラックスするのです。泣き顔は息を吸い込みます。息を吸い込むと筋肉は縮みますから身体は緊張します。これでは良い結果を出すことは出来ません。楽しい時は笑顔で、そして悲しい時も笑顔でいることが幸運を招いてくれます。
 緩めることと縮めることは、息を吐くか吸い込むかの違いですが、結果は正反対のものになります。

 最後は、「ありがとう」の言葉です。特に自分にこの言葉を掛けてあげると効果的です。「親指さん、ありがとう」を繰り返すと、笑顔と同様に自然と筋肉が緩みます。リラックスした状態にさせると、各部位は元気になります。良い言葉を聞いている自分の身体に良い影響を与えるのです。

 ひざが痛いだとか、肩が痛いだとか言っている人がいますが、文句を言っても何も解決しません。それよりも「何十年もひざが身体を支えてくれたことに感謝します」とひざをさすりながら声を掛けると改善に向かいます。但し、ひざに対して何十年も文句を言ってきたなら直ぐには良くなりません。イメージですが、長年に亘ってひざへの文句が蓄積されているのですから、ひざへの感謝の言葉を何日も何度も掛けてあげて、蓄積された文句の言葉を追い出すことが必要です。つまり体内の言葉を良い言葉に入れ替えてしまうのです。使う言葉を変えることによって、身体も良くなりますし、人間関係や周囲の環境、そしてこれから先の出来事も変化が起こります。

 夏の暑い時に「暑い」と言っても状況は改善されません。逆に暑くて何かをするのが嫌になるだけです。不満は言葉にしないことです。瞬く間に空気中に飛び散って、自分に跳ね返ってきます。ありがとうの言葉を発していると不満は口に出てきません。
 いつも笑顔で、感謝とありがとうの気持ちを持つこと。そして願いは10回繰り返すことでより願いは強くなり、現実の出来事になります。
 不思議な楽しい話です。

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