113.夢のエネルギー
 英語を習得しようとすれば英語圏の国に行き、一日8時間は慣れ親しむ必要があります。イギリスの大学院に留学した経験を持つ方から最も効果的な学習方法を伺いました。英語で書かれた新聞を毎日読み、毎日気に入った記事をひとつ選び出して同僚と英語で議論することだそうです。これを続けることで実力は身に付くと言います。読む力、話す力、聞き取る力、そして理解力が養われます。根気の要る実践学習ですが、その前提として単語力が必要です。
 英単語を習得するための処方箋はありませんから地道な学習が必要です。特に単語を知らないと聞き取れませんから、基本的な単語を学ぶ必要があります。自分で英単語と意味を書き写して音読するなど、作業を通じて単語覚える他ないようです。
 時事英語で話されている主要な4,000語を繰り返して書いて覚えることが先決です。書くことと読むことが脳に記憶として定着させる秘訣ですし、学問に近道はありませんから毎日の積み重ねが大切です。そして国内にいて英語を定着させる方法は同様で、英字新聞を毎日訳してそれを英語で解説することだと聞きました。読む、書く、話す、聞く行為は、時代が変わったとしても身につけるための最短距離となります。ただし繰り返す必要がありますから根気が求められます。一冊の英語の本を決めて一週間程度でノートに写して少しずつ覚えるのが効果的なようです。経験者が学んだ方法を真似ることも、自分が取り組むに当たって心掛けたいものです。

 和歌山大学には海外留学経験者が多いため話をする機会を持ちたいと希望したところ来年に実施する方向となりました。社会の中核を担っている方達と、国際的な視野を広めてきた若い人達と話し合うことはお互いに有意義なことです。
 自分の一生を決定する時期に英語を真剣に学ぶことは良いことです。人生のどこかで本気になる瞬間があることは人生の価値を高めますから、何かひとつに一所懸命になる経験は代え難いものです。

 それにしても、留学を希望する学生と留学経験を持つ先生と懇談するのは楽しいものです。それは生きることに対して前向きな上にテーマに夢があり、しかも近未来に具体化が可能なものだからです。
 夢のエネルギーはとてつもなく大きいものですし、夢の方向性を示唆してくれる人の存在、それを実現するために支えてくれる人の存在があるからこそ、少しずつ夢に近づいているのが実感出来ます。夢を持つことが第一ですが、それを実現するためには周囲にいる人が支えてくれていることに感謝すべきです。夢を実現させるために具体的行動を起こすと、チームの存在と具体的戦略の重要性が分かります。そしてそれに関わることが出来る幸福も感じることが出来ます。
 自分の夢を実現させようとしたら、その道を経験してきた人に助言を求めることが正解です。経験していない人にどれだけ相談しても具体化することは難しいのです。
 そして夢の実現に能動的に動き出すと必ず周囲に必要な人が現れます。個人の夢が実現することで周囲も幸福になりますし社会にもプラスに働きます。少しでも多くの人が自分だけの夢の実現に動き出したら、世界も幸福に向かうような気がします。

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