コラム
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2025/10/21
2017    102歳の経営者との会話

令和7年10月14日、102歳の現役の経営者である松本会長を訪ねて懇談、今月も元気に迎えてくれたので安心しました。今回も経験から来ている教訓を伝えてくれました。

  1. お顔が良ければおしなべて心配はありません。しっかりと人のために活動している人はお顔に出るから。お顔を見たら誰が正しいのかすぐに分かります。人を貶める人はお顔が悪いですな。お顔の悪い人とは付き合わないことです。
  2. 今の和歌山県は、どこで生きているのか分かりません。以前と比べるとたいしたことありませんな。何しろ希望を感じる政策がありません。県民は希望を求めているのだから、希望を感じない政策は政策とは言いません。県はどう考えているのだろうか。
  3. 和歌山県はスカッとしませんな。政治も人もスカッとしないといけませんね。良い県や人はスカッとしていてお金を人のため、社会のために使いますな。それができないケチな県はスカッとしていない県ですし、経済もダメですし発展はしませんね。今の和歌山県の経済はダメでしょう。もし和歌山県が経済状況を分かっていないなら話になりません。分かっていてこの政策であっても話になりません。
  4. 何よりも大事なことは人徳です。身体に徳をつけるべきです。でも徳は観点には身体につきませんよ。まずは人のお世話をすることから始めなければなりません。世のため人のためにすることが徳を身に付けることになります。
  5. 和歌山県はお金を使わないから、大きな仕事はできません。大阪を見てご覧なさい。批判があっても「大阪・関西万博」をやり遂げたではないですか。結果として黒字になったでしょう。批判があってもやることが大事なことで、トップが決断すればお金も入ってくるということです。決断できないと停滞します。いや衰退します。会社と同じですね。
  6. 決して口車に乗らないことやね。口車に乗せに来る人がいますが、乗ったらいけません。
    無視することや構わないことですね。構って損をすることはありますが、構って得をすることはありません。口車に乗って同じように批判する人がいますが愚の骨頂です。信用を無くしますね。
  7. 私の商売は大阪や東京の人を相手にしているので、和歌山県経済との関係性は低いですね。だからやっていけるのです。和歌山県内だけを相手に商売をしている人や会社は厳しいと思います。人は交流しないといけませんし、お金は使わないと増えませんしね。今の和歌山県で商売をするには、県外の人を呼び込まなければしんどいですね。
  8. とにかく健康が大事です。健康を損ねると仕事はできませんからね。情報社会というけれど、お人と会うことが仕事なので動けないとダメですね。基本はお人と会うことで、しかも良い人とだけ会うようにしないと徳が逃げてしまいますよ。人生で嫌な人を相手にしている時間はありませんから、良い人とだけ付き合いなさい。
  9. 片桐さんは心配しなくても良いですからね。私という福の神がついているから。私は一本筋が通っているので、これからもずっと福の神をしていてあげるから。
  10. 良いご縁は大事にしなさい。悪いご縁は断ち切りなさい。良いご縁はつないでおく必要がありますが、悪いご縁はしつこいですよ。なかなか切れませんが機会を絶って、良いご縁だけをつないでおくことです。