759. 一票の重み
 第45回衆議院選挙。40日間あった選挙戦が終わりました。様々なドラマを演じて、この舞台を終えました。夏の選挙は体力も精神力も大変です。責任力のある人が、候補者にこれだけの負荷を負わせているのは疑問が残るにしても、選挙戦が許されている最終日の夜12時まで候補者は主張を街頭で訴え続けました。素晴らしい戦いだったと思います。

 これだけの戦いを見せてくれたのですから、これからの国政は素晴らしい論戦を繰り広げてくれると信じています。これだけの戦いを行った候補者が、今までと同じである筈はありません。国が変わる、まちが変わる、そんなきっかけになった夏の戦いでした。
先輩、同僚議員の演説を聴かせてもらいましたが、迫力がありそれぞれに感動を覚えました。政治は怠惰ではありません。政治はシナリオ通りではありません。その時々の課題を把握し、自分の言葉として訴える力が必要なのです。そしてその表情が良いのです。普段とは違って、切れのある表情をしています。身近なところにこれだけの政治家がいる。和歌山市は大丈夫だと思いました。

 幸せなことは、わが国の歴史に残る瞬間を目撃することができることです。ライブは人を鼓動させてくれるものです。これが明日へのエネルギーになるのです。

8月29日、午後7時前。夜明け前です。もうすぐ太陽が昇ります。

 8月30日、和歌山市から私達が選んだ代表が国に向かいます。和歌山から日本へと舞台を変える時がやってきます。太陽が昇るのです。仲間、同士の皆さんと、その時を迎えたいと思います。如何でしょうか。

 明日の私達に与えられているのは一票です。ですがその一票の力はとてつもなく大きいのです。
 本日、病院に行った時の話です。命の限り生きている、でもあと少しで命が燃え尽きようとしている方の言葉です。「日本は大丈夫」。自らの命が消えようとしているのに、自分のことよりも、この国の行方を気にしているのです。

 残念ながら、彼女は明日の投票に行くことができません。この国を託す選挙なのに行きたくても行けないのです。

 彼女が行きたくて、行きたくてたまらない大切な選挙の機会。そんな大切な一票を私達が持っているのです。どうですか。一票の力を感じませんか。

 そんな大切な一票を、明日を託せる候補者に投票して下さい。私達は与えられた一票を行使することができるのです。大切にして下さい。

 長い長い選挙戦が終わろうとしています。厳しい戦いを戦い抜いた、そんな人間を私達の力で国政に送り出そうではありませんか。あと一日でパズルは完成します。そして完成させた明日がスタートです。

 一緒にスタートラインに立てる明日を期待して、候補者の言葉を聞きましょう。

 ありがとうございました。

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