673.一日ひとつ
 社会の出来事やニュースに惑わされないような生き方をしたいものです。一般的に、とても充実したと思える日はそれほど多くありません。大会で優勝した。大きな仕事のプレゼンで結果を出せた。大きな契約を結べた、などの出来事は数えるほどです。

 でもそれに負けないほど日々を充実させる方法かあります。小さくても楽しくて嬉しい塊を毎日積み重ねることです。積み上げられた小さな幸せの時間は、大きな感動の出来事に負けない位に大きな塊となって心に存在することになります。これは私がいま現在も体験し続けていることから得ているものですから間違いありません。

 一日にひとつの幸せと思えることを感じることで、その日が充実していきますし、振り返ると大きな幸せの塊となってくれています。幸せの塊があることを心が感じられると、少々のことが起きてもストレスは残らないものです。

 では小さな幸せを感じるとはどんなものか紹介します。もしかしたら見過ごすような小さな言葉や出来事を感じ取れたら良いのです。一日の中で幸せと感じた出来事を最近から一週間遡って記します。

2/22長唄とお三味線の演奏を贅沢にも8曲も聴けたこと。司会者から聴いている態度が良いと褒められたこと。

2/21全ての人が挨拶してくれる市の話を聞けたこと。「ようやくここまで辿りつけた」ほどの熱意のあるNPO法人の設立総会に参加できたこと。

2/20長い間、私に会いたいと思ってくれていた人と出会えたこと。感謝の気持ちを伝えに来てくれた人がいたこと。

2/19躾に関する学びをいただいたこと。

2/18新エネルギーの最先端企業を訪問できたこと。助けを求めて三重県から和歌山市まで私を訪ねて来てくれた人がいたこと。熱気のある会合で挨拶をさせていただいたこと。

2/17健康に関する研修会を受講して今後の健康管理に活かせる知識を得られたこと。早稲田大学ビジネススクール教授から心の価値に関する話を聞けたこと。プチ同窓会で盛り上がったこと。

2/16ある経営者から人生の困難に打ち勝って今あることの理由の話を伺えたこと。またある経営者が訪ねてくれて、父の教えをまとめた冊子を発刊することになった経緯を教えてもらったこと。

2/15和歌山県市町村対抗ジュニア駅伝大会開式に出席して、陸上関係者と意見交換が図れたこと。

 些細なことかも知れませんが、私のその日を充実させてくれた幸せな出来事達です。幸せを感じた瞬間は全て覚えていますから、この一週間だけでも7つ以上の幸せが心に存在しているのです。7つの幸せの塊が、今日の私を幸せにさせてくれているのです。明日になったら、またひとつ、確実に幸せが訪れてくれるのです。

 如何でしょうか。誰にでも一日ひとつの幸せが感じられるのではないでしょうか。

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