661.2009年の抱負
 新年に当たって毎年目標を掲げて、それを目指した活動を心掛けています。新しい目標を掲げるためには今までを振り返る必要があります。継続性のない目標に発展性はないと考えるからです。積み重ねることの力を感じる人と、単発で成果を発揮させることの難しさも感じる人は多くいると思います。突然、成果が現れたように思える出来事でも、その裏には継続の力が宿っています。継続性がなければ何事も成し遂げることは困難だと思うべきです。

2004年(平成16年)からの年度目標は次の通りです。
2004年「行動する」。
2005年「継続する」。
2006年「一段高く」。
2007年「挑戦」。
2008年「昇る」でした。

 自分では曲がりくねった状況であっても、納得できるだけの活動を続けられてきたと自負しています。5年間の継続を積み重ねてきたことは紛れもない事実ですから、この点に関しては自信を持って新しい2009年に挑みたいと考えています。目標の力、継続の力を信じて活動を行います。

 さて2009年、平成21年です。心掛けたいことはいくつかあります。思うままに列挙すると「初心を信じる」、「原点を忘れない」、「口先ではなく行動を」、「素直な気持ちで」、「受け入れる」、「元気をもって」、「一歩前進」などがあります。
 そこで組み合わせて「元気&前進」を目指すべき目標とします。経済も環境を打破するためには元気が基になります。同じ言葉を発するにしても、元気をもって「おはよう」と挨拶するのと、優れない気分で「おはよう」と挨拶するのとでは、周囲も自分も、その後に続く行動は違ったものになります。

 元気のある行動は、自分と周囲を一歩前に進ませてくれます。今よりも一歩前に出ることで見える風景は違ったものになりますし、達成すべきものが一歩近づきます。カメラのファインダーを覗くと良く分かります。風景を撮影するために、いま立っている場所からファインダーを覗くのと、一歩前に出てファインダーを覗くのとでは、写そうとする対象が自分に近寄ってくることを実感できます。自分が動かないでズームレンズで調整することも出来ますが、それよりも立ち位置を変えた方が自分の思うような絵が描けます。

 狙っているものをカメラで写そうとすればまず焦点を合わせます。そして遠くにある対象を引き寄せるためには、一歩前進すればズーム機能を使わなくても良いのです。誰かが環境を調整してくれるのを待っているよりも、今よりも一歩前に出るための行動を起こせば問題は解決します。そして前に出る時には、元気をもってです。
 そしてもうひとつ、今いる位置が永遠ではありません。明日を生きるためには、何があるか分からなくても、今の一から前に踏み出す勇気を持つことが必要です。一歩踏み出して明日を迎えることで、明日を待つのではなくて迎えることができるのです。
 初心に帰るとは昔を懐かしんで戻ることではなくて、明日も昔と同じような初心を持って迎えることだと思います。初心に戻るためには、元気を持って一歩を踏み出すことが求められます。初心をもった時の気持ちは、元気いっぱいだった筈です。そして今よりも前進しようと思っていた筈です。そんな気持ちを、2009年は忘れないように持ち続けたいと考えています。
2009年に掲げる目標は「元気&前進」。何卒よろしくご指導を賜りますようお願いい申し上げます。

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