11/30(月)「県議会採決」

【県議会採決】

平成21年12月県議会定例会が開催され、一部議案の採決が行われました。知事及び副知事の給与その他の給付条例の一部を改正する条例や、職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の採決です。本会議において全員一致で可決されました。この結果、平成21年12月支給の賞与から減額されることになります。
 また今定例会の一般質問の順序が決まりました。私は平成21年12月9日の四番目ですから、午後2時からの一般質問開始となります。時間が許しましたら、議場までお越しいただけるようお願い申し上げます。
 また本日は、近畿自動車道4車線化などの道路整備を促進する和歌山県民大会が開催されました。知事、県議会議長以下、県議会議員も出席しての開催でした。この大会の主旨は次のようなものです。
 平成21年度補正予算の見直しによって近畿自動車道紀勢線のうち、御坊と南紀田辺間の4車線化事業の執行が凍結されたこと。そして平成22年度予算においても道路整備に関する予算が大幅に削減される見通しになっているなど道路整備環境は厳しさを増しています。そのため和歌山県にとって道路の必要性を国に伝え促進させるための県民大会を開催したものです。
 現状では京奈和自動車道の予算が年間約200億円から約150億円に引き下げられそうなこと、近畿自動車道に関しても年間約300億円の予算が約100億円に圧縮されそうなことから、このままでは和歌山県二順目国体開催までに必要な道路が完成しないことになる恐れがあります。和歌山県が経済的に振るわない理由のひとつに、主要道路が全国を結ぶ幹線道路とつながっていないことが挙げられます。最低限、他の府県と戦えるだけのチャンスを保障して欲しいというものです。
 もうひとつが経済対策として重要だということです。県内の道路促進は和歌山県にとって地元事業者の仕事に直結しています。そのため平成21年度当初予算、補正予算などで対前年度比146%の社会資本整備に充てているのです。この仕事が凍結されることは県内の経済活動を停滞させることになってしまいます。この時期に公共工事の凍結は地域経済も凍結させてしまう恐れがあるのです。以上のことから近畿自動車道4車線化などの道路整備を促進する決議を行い、知事、県議会議長を初めとする代表者で国に要望活動を行うことにしています。
 決議文は次の通りです。
 道路整備の促進は、和歌山県民にとって長年にわたる悲願であります。道路は住民の安全・安心を守る道であり、観光産業をはじめとして農業、林業、漁業等の地場産業を支え、また企業立地による雇用創出など、経済発展に欠かすことのできない社会資本であります。
 しかるに、現在、国においては補正予算の見直しにより県民待望の事業であった近畿自動車道御坊〜南紀田辺間の4車線化事業の凍結がなされたところであり、また、平成22年度概算予算要求においても道路整備予算の大幅な削減が示唆されるなど道路整備をとりまく状況は非常に厳しい事態になっています。
 このような状況に鑑み、今こそ私たちは地方の実情や道路整備にかける悲痛な思いをしっかりと国に伝える為の行動を起こすべきであると考え、ここに和歌山県民の総意を結集した「近畿自動車道4車線化などの道路整備を促進する和歌山県民大会」を開催し、次の通り決議するものであります。

  1. 予算の執行が凍結された近畿自動車道御坊〜南紀田辺間の4車線化は、通行車両の安全確保や地域経済の活性化に不可欠であり、一日も早く着工すること。
  2. 県民の悲願である紀伊半島を一周する近畿動車道や京奈和自動車道などの高速道路は、国が最後まで責任を持って、早急に仕上げること。
  3. 道路整備を必要とする地方の切実な声に耳を傾け、これ以上、本県の道路整備が遅れることのないよう、予算を十分に確保すること。

以上の決議が成されました。

11/29(日)「雇用問題」

【雇用問題】

和歌山市内の経営者と懇談。県内の中小企業では、「新卒の雇用はほとんど考えていないのではないだろか」と意見をいただきました。このことは今に始まったものではなくて、以前からもそうだったようです。
 その理由は、新卒を採用して一人前の人材に育てるためには4年から5年は必要だからということです。その間、先輩社員によるOJTや社内教育が必要となりますが、中小企業では数年間も人材育成に掛けられる費用がないのです。教育費、養成費などの固定費となる予算は少ないので、人材育成に割くことができないのです。
 大手企業では、新入社員研修を重視して集合教育と職場内教育の期間を一ヶ月程度持っています。人材育成の予算を持っていますし、極端なことを言えば、先輩社員は、一年間程度は新人の扱いをして育てようとしてくれます。職場に余裕がなくなっている昨今ですが、人を育てることが組織の力になることを自分の体験から知っているので、多くの人は新人を優しく、そして厳しく育成する環境があります。
 ですが先ほどの理由などによって、中小企業では大半の従業員は中途採用となっています。事務の仕事でも即戦力を求めていますから、新人ではなくて中堅の人材を欲しているのです。この会社では、先月、一人の事務職員を採用しています。勿論、中途採用ですが、他の職種からの転用組です。事務の仕事の基本を知っているため、一ヶ月で既に戦力となっているそうです。
 新卒よりも中途採用を好んでいるのが和歌山県内の企業の特長です。その意味では経験を重ねた中堅の人材が求められている雇用情勢になっているようです
 しかし新卒に関しては厳しい雇用情勢です。人材を育てる余裕がない会社が多いため、なかなか県内就職の願いは適いません。若い人たちは一度、県外に出るにしても、採用枠との関係から戻れる保障はありませんから、和歌山県内にはどうしても働き盛りの人材が少なくなります。
 和歌山県内の人口減少は現役世代の減少である点が問題です。高齢化が他の府県よりも進展しているのに、地域でそれらの皆さんを支える若い人が減少しているのですから大変な事態です。平成22年度には和歌山県の人口は100万人を切ると予測されていますから、人口減少と新卒の雇用がないことは深刻な事態です。ここに向けた施策の必要性を感じています。
 来年卒業する高校生の就職がない事態。これでは夢と希望がありません。若い人にとって卒業が期待感の持てる瞬間となるのか、それともこれから社会の不安の渦の中に追い出される瞬間となるのかで、これからの生き方が全く違ったものになります。
 社会人になるに際して、希望か不安かの気持ちの持ち方が大切です。最初の印象が大切ですから、「社会に出たら何とかなる」という問題ではありません。和歌山県を構成している私たち大人は、若い人の将来を真剣に考えるべきだと思います。年末から来春に向けた雇用問題は待ったなしの状況です。平成21年12月県議会定例会でも取り上げたいと考えています。

【シャンソンライブ】

橋本佳代先生のシャンソンライブに行ってきました。
和歌山市民会館は満員で、皆さんが橋本先生を応援している姿が素晴らしかったと思います。橋本先生が和歌山市で得たものは、人財産だと話していました。人こそが舞台を支えてくれる財産だとの思いからの言葉です。
人の財産をつないで、これからも和歌山市にシャンソン文化を根付かせて欲しいと願っています。

11/28(土)「時間管理セミナー」

【東急イン】

和歌山東急インホテルの一階フロアに11月30日から、カフェレストラン花泉が開店します。今日は関係者の内覧試食会がありました。皆さん共、和歌山東急インの一階に集まれる場所が欲しいと願っていますから大歓迎です。今後、提供する予定の料理をいただきました。元々、和歌山東急インホテルの最上階でレストランシェフの方が厨房を担当しているので、変わらない味が楽しめました。
 和歌山東急インの味が継続することを喜んでいます。

【玉置議員】

衆議院議員の玉置公良議員と偶然、会いました。玉置議員は環境問題に強い方なのでお会いして議論したいと思っていた矢先ですから少し驚きました。先の国会の環境委員会の質疑についてお伺いすることができました。
 衆議院環境委員会の質疑に関して聞きたいと思っていただけに、こんな偶然に感謝しています。またこれからの教育問題の一項目についても質問することができたことは幸運でした。物事が進む時は幸運が重なるものです。

【時間管理セミナー】

第二回目の時間管理セミナーに参加してきました。時間管理というよりも元気が充満しているセミナーと言い換えた方が良い位のセミナーです。
 今日も講師の川端京子さんが、溌剌と話してくれました。溌剌としているのは、彼女の仕事と家庭がとても充実しているからだと思います。精神的な充実感が滲み出ているようで、その気が講義室に満ちているようです。
 さて内容ですが、主観を入れながら以下に説明します。

  • 現代社会を生きるのに必要なものは、知性、情緒、社会性、そして体力です。このうち知性は自分で磨けるものですから、自分をレベルアップするためにも磨く必要のあるものです。一日30分だけ続けられると、それだけで習慣になり専門家になれます。自分で取り組めることですから、これだけはしっかりと見につけたいものです。
     そして情緒と社会性です。これは人間性に頼るものですが、最も重要な資質のひとつになっています。それは知性だけでは仕事ができないからです。一人の知性と能力だけでは仕事を完成させることは困難だからです。困難という意味は、一人でも一定の仕事は完成させられますが、複数人が関与した仕事の精度には適わないということです。複数の視点と知性がこめられた仕事は、天才的な人以外が行った一人だけの仕事に勝ります。その協働する仕事に必要なものは情緒と社会性なのです。
     人と親しく接することができる能力は、仕事時間を短縮させてくれますし、専門外のことを調査する時間を割愛できますから、自分の時間を持つことができます。「嫌な奴」だったり、「お金に細かい人」だったら、協働の仕事はできませんが、それ以外、社会性のある人とだったら貸し借りなしで仕事をすることができます。それが良い関係で、今度は相手が困った時は、自分が関係すれば良いのです。多くの仕事に干与していく方が能力は高まりますから、仕事はできる人に依頼して、逆に引き受けることが大切なことです。
     誰かから仕事の相談があるということは、能力を評価してくれているからです。評価されていない人のところに仕事の相談はやってきません。そう思うと人と会うことが楽しくなります。
  • 大人になるとやりたかったことを忘れてしまっています。子どもの頃、何が好きだったのか、何になりたかったのかを忘れてしまっているのです。忘れていなくても、子どもの頃の夢は遠すぎて、大人になった自分が口に出して言うことが恥ずかしくなっているのです。今は何の研究もしていない大人が「ノーベル賞をとりたい」と話しても、誰も本気だと信用してくれませんし、自分が人前で発言することには躊躇してしまいます。  他人に挨拶もしない、そして親切にできない大人が「ノーベル平和賞をとりたい」と話しても、それは実現が困難だと言わざるを得ません。何故なら、普段の行動がそれに向かっていないからです。
     でも子どもの頃の夢が「ノーベル賞をとれる人物になりたい」ということを思い出したら、その大人は今日からの行動を変えることになります。挨拶は自分から行う、福祉施設への慰問活動に参加するなどの行動につながります。慰問活動がその賞につながるかどうか分かりませんが、少なくとも、何もしていない頃の自分よりも近づいているのは間違いありません。夢を持って日常生活を過ごす、夢に向かって生きている。例えノーベル賞に届かなかったとしても、それが心のノーベル賞になりそうです。
     それでも夢を忘れてしまった大人は、本屋さんに行きましょう。本屋にある本のタイトルを眺めてみます。茶道やいけばな、スキーや書道の本をパラパラと開いてみて、何か響くものがあれば、それが忘れていた夢のかけらかもしれません。
     大人になって初めて茶道を志しても良いのです。初めて釣りに挑戦しても良いのです。もしかしたら、出合った本が夢の扉を開いてくれたのかも知れないのです。
     川端さんの場合、食器が好きだったことを思い出したそうです。好きなカップでコーヒーを飲む、リラックスして紅茶を楽しむ。そんな場面に相応しい食器を集めること、食器に関する知識を深めること。それが素晴らしい夢なのです。
  • 人は古いカセットテープを心にしまいこんでいるようです。子どもの頃に言われた、自分にとって嫌な思い出話はあるものです。それが大人になって何十年も経っても消えないでいることがあります。古いカセットテープが回り続けているからです。「あなたは音痴だから音楽はだめですね」だとか「絵を描くセンスがないわね」といわれた場合、その後の人生は、歌を歌うことが楽しくなくなっていたり、絵を書くことをしない人生を過ごしていることがありまする。これは勿体ないことです。
     歌が嫌いな理由、絵を書かない理由が、子どもの頃の先生の一言であったり、親からの一言であった場合は消え去ることなく、そのテープが回っているのです。
     しかしカセットテープが消え去りつつある時代です、心の中のカセットテープもそろそろ捨て去りましょう。今まで嫌いだと思っていたことが好きになるかも知れません。
  • 習慣は何かを達成する時に必要なことです。習慣づけるのは、無意識のうちに難しいことだと思っています。それは誰でも体験している子ども時代の三日坊主の思い出があるからです。子どもの頃には完成しなかったことが、大人になると何でもないことがあります。三日坊主の思い出も消し去りたいものです。
     そのためには三日坊主の体験を肯定的に捉えると良いのです。三日坊主の経験が60回あるとします。三日坊主の日数の3日と60回を掛け合わせると180日になります。180日も新しいことに挑戦した歴史が自分の中にあるのです。何も体験していない人よりも優れた体験をしていたことが分かります。三日坊主とは、新しい取り組みに挑戦した体験の積み重ねです。これからは三日坊主を恐れないで、一日30分、三ヶ月続けることを目標に定めたいものです。ひとつのことを三ヶ月続けることができると、それは新しい習慣となります。それを一年間続けられると人生は変わってしまいます。勿論、自分の望んだ方向に変えられるのです。
  • 家の単価を考えると扱い方が違ってきます。例えば川端さんは1,000平米のマンションに暮らしていて、部屋一坪辺りの単価は100万円だそうです。ここには購入価格と固定資産税が含まれています。一坪100万円の空間に暮らしていると考えた場合、もし一坪分が散らかっていたならば、その空間が活用されていないことになり100万円の損失を発生させていることになります。その一坪を、知性を磨く空間にしたり体力を鍛える空間にすれば、部屋の価値は上がるのです。
     今いる場所の価値を知ることで活用方法が変わってきそうです。
  • 目標の確認に関して思い描くと良いこと。大きな船が航海に出発する場面を思い浮かべて下さい。大きな船が出港する際には、見送る人たちが紙テープを投げて別れを惜しみます。そんな場面を思い浮かべることは簡単です。最初は、紙テープは切れることなく、船上の人と陸の人を結んでいます。大きな船はゆっくりと進みますから、紙テープは切れないままでいます。まるで船が動いていないような錯覚があります。しかし暫らくすると紙テープは切れてしまいます。大きな船は動いていないように見えても、実は目的地に向かって進め始めていたのです。目的地を知らなければ動きようはありませんが、船は目的地を知っていますから、確実に航海の一歩を進み始めていたのです。
     私達は目的地をまず見つけなければなりません。目的地がないと進みようがないからです。目的地を見つけたら、そこに向かって行動を開始しましょう。専門誌を読むこと、その分野に詳しい人と接点を見つけることなど方法があります。その時点では遠い航海の先は見えていません。まるで陸から離れて航海に出航しようとしている大型の船のようです。あせる気持ちはありますが、目的地がある限りゆっくりと、しかし着実に動き始めているのです。あせった時にはそんな光景を思い浮かべて、大海原を進みたいものです。
  • 最後に時間をいただいて、少しだけお話させてもらいました。
     無理な仕事や依頼と思っても、挑戦してみないと結果は分からないことがあります。一人では無理と判断してしまうことでも、人を手繰っていけば出来てしまうこともあるのです。一般的に5人先までつなげることができたら、大抵の人には会うことができると言われています。自分を起点にして5人先まで辿り着けば、クリントン元大統領に会えるかもしれませんし、鳩山総理大臣に会えるかもしれないのです。
     依頼を考えることもしないで簡単に断ってしまったら、二度とそこからの依頼はありません。可能かどうか分からなければ、自分を試すためにも引き受けることも一考です。5人先に辿り着いたら、実現が困難だと思っていた仕事でも達成させることが可能かも知れません。
     今日も不思議なご縁がありました。環境問題のことを確認したいと思っていました。昨日からです。そこで環境問題に強いある国会議員に連絡をしなければ、と思っていたところ、ここに来る直前、つまり午前中に偶然、会うことができたのです。ここで10分程度この問題を話し合い、資料までいただいて願いは実現しました。
     また一ヶ月ほど前のことです。和歌山市内でクラシックコンサートがあったのですが、指揮者に花束を渡す役割は誰が良いかを考えていたのです。ある夜のこと、「そうだあの人が適している」と思って、明日電話をかけようと考えながら就寝しました。
     そして翌朝、まさに朝一番で、その思っていた人に会ったのです。滅多に会わない人で、多分、一年振り以上の偶然の出会いでした。その時は本当に驚きました。そのことを話したところ、一発でオッケーでした。
     幸運な偶然はあるもので、それが起きると思っていることは上手く進展します。ですがこれらは偶然ではありません。願いのフォーカスをそこに絞っていたので、その焦点先が私の願いに対応してくれたのです。思ったことをフォーカスするとそこに意識が集中しますから、極めて不思議な反応が起きるのだと思います。思いをフォーカスすることで幸運な偶然は自分のところで起きるのです。
     これは小さな仕事だけではなくて大きな仕事の場合でも同じです。大きな仕事をするためには誰とつながれば良いかを思います。そこに意識を集中することで、相手に通じるのです。思いのエネルギーが空気中を伝道する、そんな感じです。
     願うと適う。それを意識しておくと仕事は素早く達成できます。素早く達成できると時間の短縮になりますから、時間管理としても優れています。目標を持つ、意識をそこに集中させる。そして幸運な偶然の結果、成し遂げる時間を短縮できる。そんな構図は自分で作り出すことが可能です。
     100年分の仕事であっても、それができたら一週間で終わらせることも可能です。

【カリフォルニア・ハワイ・クィーンズランド(豪)・和歌山4地点中継
国際シンポジウム】

「和歌山から世界への移民−先人の歴史を学び、新たな国際交流へ!」をテーマとした国際シンポジウムに参加しました。
このシンポジウムの趣旨は次の通りです。
和歌山県からの移民に関するシンポジウムに参加したのは初めてでしたが、関係する外国の皆さんとのリアルタイムの討論は迫力のあるものでした。

 開催の趣旨などは以下の通りです。

趣 旨)

 和歌山は全国有数の移民県の一つであり、数箇所の移民母村と呼ばれる地域を有している。 各地域では移民の歴史を継承してゆきたいと願いつつも、世代交代により、先人達の記憶が薄れつつあるのが現状である。  100年以上も前の明治期から、はるばる海を渡った先人が移民者として苦労を重ね、今日世界で活躍する日本人の礎を築いた。この歴史を後世に伝え、若い世代の人々には、その歴史を踏まえて新たな国際交流を展開してもらいたいと願う。  本シンポジウムは、移民母村の人々、移民の歴史に興味を持つ人々、移民研究者、さまざまな人々が集まり、わが郷土の先人に想いを馳せ、新たな国際交流の始まりとなることを願い、開催するものである。

特 色)

  • 本シンポジウムは、150インチ・超高画質4Kプロジェクターの4分割機能を活用し、双方向映像伝送(Skype)により、世界の4地点、和歌山、ロサンゼルス、ホノルル、クィーンズランド(豪)を結ぶ。4地点間の双方向の通信と映像伝達により、スクリーン上には各地点に居る発表者が登場し、リアル・タイムで討議を行い、会場との質疑応答も可能である。会場全員が世界と繋がっているという一体感のもと、ダイナミックな意見交換がなされることが期待される。  これまでの国際シンポジウムは、はるばる海外からパネリストを招聘して実施していた。それに費やす準備、経費、会場設営などの負担を軽減する。もちろん時差という課題は避けられないが、リアル・タイムで世界中の人々と交信することができる、この度の試みは「新たな国際シンポジウムの展開」として先進的事例となるだろう。  今回のシンポジウムのパネラーは多岐に渡っている。移民研究者だけでなく、日系の人々、  移民母村の人々、ご高齢の方から若者まで、バックグラウンドも年齢も実に多様である。本シンポジウムの開催は、和歌山から世界各地へ移民として渡った人々の歴史を振り返り、これからの新たな国際交流を担う世代へと、わが郷土の先人の歴史を繋いでゆくことの一翼を担う。
  • フォルテワジマ3階・フュージョン・ミュージアム「ニット&トーイズ」多目的ホールに設置された150インチ・超高画質4Kプロジェクターが持つ「4分割機能」。  「4分割機能」を活用した「国際4地点間双方向映像伝送(Skype利用)」にて行う今回のシンポジウムでは、ロサンゼルス〜ホノルル〜クィーンズランド(豪)〜和歌山の4地点をインターネットで結び、各地点から複数のパネラーがリアル・タイムでパネルディスカッションを行うことになる。  この多目的ホールは世界で初めてSONY製4Kプロジェクターを導入した民間施設である。このプロジェクターに搭載されている「4地点からの参加者を各1920×1200ピクセルのサイズで同時に同一画面上に映し出すことを可能とする特殊な機能」が、今回の移民シンポジウムにおいて、会場の聴衆にとって、今までにない臨場感溢れるダイナミックな国際間パネルディスカッションを可能とする。
  • 和歌山市「中心市街地活性化」。和歌山市・中心市街地活性化の起爆的プロジェクトとしての期待を背負いスタートしたフォルテワジマ、そして、フォルテワジマ6階にサテライト施設を有する和歌山大学、特に地域再生学科を持つ観光学部こそ、活性化への具体的提案や活動の展開が期待されている。  この点を踏まえ、多くの研究者や海外の大学関係者等(ハワイ大学、クィーンズランド大学、UCLA)が参加する今回の移民シンポジウムでは、他所にはない地元施設のみが有する機能を示すことで、この施設・機能を利用しての活動の可能性を広げることも意図している。
  • “観光”の新領域“Coming Home Tourism”の創造。和歌山を「日系移民研究」の中心とすることにより、世界の各地、特に、ハワイ・北米・中南米・オーストラリアに暮らす日系人が、自らの「ルーツ探し」等に和歌山を訪問する理由・機会を創造する。

以上です。和歌山から先進的な取り組みが開始されています。

11/27(金)「県議会開会」

【県議会開会】

平成21年度最終の12月定例会が開会となりました。一年が経過するのは本当に早いものです。今回の補正予算は、新型インフルエンザ対策として低所得者の接種費用の無償化や災害拠点病院の耐震化を促進させるための基金造成などによる約33億円が提案されました。
 また条例案として知事等の期末手当を国の特別職に準じて引き下げるもの、職員さんの給与改定を実施するための条例改正が提案されています。可決された場合、平成21年12月の賞与から減額されることになります。一般職員さんの年間賞与は、年間4.50月から4.15月へと0.35月分の引き下げとなります。12月に関しては、2.35月から2.20月の減額で0.15月分の減少となります。
 知事、副知事に関しては、年間3.35月から3.10月への減額、12月に関しては1.75月から1.65月へと減額することになります。
 平成21年12月の議案のうち、給与改正に関する条例案は委員会に付託され、午後、審議することになりました。文教委員会でも教職員さんの給与改正の提案と審議が行われ、全員一致で可決されました。11月30日に採決されることになります。

 議会の合間にクラブ総会も開催されました。議員定数削減の問題、地方議員の年金の問題、観光立県推進条例について、意見書や請願について議論が交わされました。
 常任委員会に引き続いて、議員定数に関する特別委員会が開催されました。
 各会派から議員定数についての案が提示されました。
 私の所属する「真わかやま」からは定数41人を提案いたしました。現在の定数は46人ですから5人の削減案です。削減する選挙区は、和歌山市、伊都郡、有田郡、田辺市、新宮市の5選挙区で5人です。「自民党県議団」からは橋本市選挙区が人口増加に伴い1名増の提案があり5減1増の4人減の42人とする案です。「公明党議員団」は定数42人ですが、減少させるのは日高郡、新宮市は現状維持とする提案をしています。「共産党議員団」は現状維持の提案がなされています。
 委員会では橋本市を増加させるのか現状維持に留めるのかが議論の中心となりました。結論として、各会派の意見に違いがあったことから、会派に持ち帰り、今定例会中で委員会としての結論を導くことに向けて調整することを確認しました。好ましいのは委員会として定数案を本会議に提案することですが、意見が一致しなかった場合は、委員会としての提案は難しくなります。次回の委員会の開催は12月9日を予定していますから、何とか意見の一致が図れるように調整を続けたいと考えています。

【久しぶり】

議会終了後、議会棟を出ようとしたところ、久しぶりの方に偶然お会いました。以前会ったのは約2年前だったと思いますが、私のことを覚えてくれていたばかりか、「お世話になったから」と言って、時々、議会控え室に立ち寄ってくれていたことが分かりました。
 あの時は、その方が当時勤めていた会社を退職した直後だったので、次の仕事を探している最中でした。仕事を求めて名古屋市に行った後、暫く会うことはありませんでした。その後、名古屋市から和歌山市に戻って仕事に就いています。
 地元に戻れて本当に良かったと思いますが、外資系の会社のため仕事は厳しい様子が見受けられます。「あの時のお礼を言わなければと思っていたので、今日は会えて嬉しいです。議員さんと話をしても動いてくれない人が多いのに、素早く対応してくれたので本当に感謝しています」という挨拶をいただきました。
 ほんの些細なことなのに、そのことを覚えてくれていることに感謝しています。

【翔の会】

夜は翔の会に行ってきました。能の松井彬先生の公演が中心の文化の集いですが、今年も今までとは違った能と音楽を楽しませてもらいました。人生の静と動の素晴らしさを短時間で表現してくれる松井彬先生の舞は、いつ見ても素晴らしいものです。秋の夜を楽しみました。

11/26(木)「金融リスク」

【スティールパン】

聞きなれない楽器のひとつにスティールパンがあります。この楽器はトリニダードトバコで演奏されている旋律打楽器なのです。ドラム缶の廃材を基にして加工された、戦後生まれの新しい楽器です。単なるデコボコの鉄板に見えるのですが、天使の琴と呼ばれる程の音色を発します。私も一度聞いたことがあるのですが、姿かたちと違って音色に驚いたことがあります。和歌山県内でライブが開かれたことは聞いたことがないのですが、平成21年12月5日にワークショップとミニライブが開催されることになれました。
 場所は本町ラグタイム。12時からと13時からの二度のワークショップが開催されます。そして14時からはワークショップ発表会とミニライブが開催されるのです。未体験の人が大半だと思いますから楽しみな企画です。
 ライブと指導は大阪を拠点として関西で活躍中の「PANPLE」です。この企画をしたのがOさん。「マイナーな自分達が、和歌山県ではほとんど知られないスティールパンを招いて、ライブすることはかなりしんどいことです」と笑いながら話してくれました。それでも今後は教室を開催したりイベントをしたりしたいと抱負を語ってくれました。次につなげるためにも最初が肝心ですから、その心意気を応援したいと思います。スティールパンが和歌山県に登場する機会をお見逃しなく。

【金融リスク】

和歌山県や和歌山市では、毎年3月から5月頃、地方債を発行しています。入札によって引き受け先の金融機関を決定しています。金額は30億円から50億円の規模のため、利率が低ければ、県民負担、市民負担は小さくて済みますから、財政難の現在、注目しておきたい項目のひとつです。和歌山県の利率の水準が他府県と比較してどの位置にあるのか調査していないので分かりませんが、もし高いようなら競争を促して利率が低くなるような作用も必要なことです。
 穴吹工務店のような大手のデベロッパーでさえ会社更生法の申請が起こり得る時代ですから、取引するに当たっては信用が何よりも重要な判断材料となっています。信用リスクが金利リスクよりも重視される時代です。その観点からすると地方債は極めて安全性の高い金融商品です。地方自治体の破産も現実のものですが、破産の危険性は極めて少ないのです。金融機関では資金の余剰を抱えているところもあると聞きますから、今までよりも地方債へのシフトも考えられるようになってきました。勿論、国債の金利と地方債引き受け利率の比較はあるものの、優位性があるとしたら地方債に向かう場合も考えられます。
 信用が何よりも重視される現在です。金融も人間も信用が取引するための判断材料になっています。

【推進力】

推進力を抑えるような何かが心にあるようなら、前に進もうとする力は減速されるので判断するのに適していないのです。判断とは、現在の位置と将来の位置を比べて、将来の位置が今よりも先に進んでいることを心に描けることで下すことができます。現在と将来の位置を確認するための材料は、心の推進力と前に進む行動力です。推進力は何か困っていることがあると発揮できません。心の推進力が万全に働かないと行動力は起きませんから、まず心の持ち方が大事なのです。  心が解き放たれ推進力を発揮できる状態なってから行動する力へと転換されるのです。この作動する力が第一歩を踏み出すために必要なことです。心が静止している状態から第一歩を踏み出す場合には摩擦が起きます。摩擦による抵抗を超える力は心と身体が充実して、相手にその力が分かる位になる必要があります。
 抵抗を超える力は、周囲の応援と期待、晴れ渡った心、夢の原動力などから発揮できます。対してブレーキになるものは、不安、不安定、周囲の反対などが該当します。抵抗を超えるには、どちらの力が強いかの比較ではなくて、どちらが100%満たしているかなのです。心の問題は現実的に克服すべき問題に対応する以前の問題ですから、自分で越えなければならないのです。周囲の手助けが効果を発揮するのは、それを解決してからのことになります。
 それにしても先を見通せる力のある人との問答は、目前の霧が晴れて青空が広がるような感覚があります。道に迷っている時、道路の上にいる自分では見渡せないことでも、天空から地上の様子を眺めている人には先のことが分かります。そんな全体像を鳥瞰できる人からのアドバイスは何よりも有効なものです。

【懇談会】

夜は懇談会を行いました。話し合いを終えたのは25時30分頃でした。明日の和歌山はどこに向かっていると良いのか、食もしないで話し合いました。結論を導くまでには至りませんでしたが、極めて本音の議論を交わすことができました。
 ただ何となくこのままで良いのか、夢が持てる方が良いのか。正解は夢を持てる方が良い選択に決まっています。ところが現実は違った角度のベクトルが交錯していることから、夢に対して直線的に向かわないことがあります。そんな場合、山を越えようとするのか、回り道を選択するのか。立ち止まるのか。後退するのか。選択すべき道は何通りもあります。自分が決めて全体を動かすのか、全体からの調和を考えて自分の道を決めるのかが判断する方法です。正解はありませんが、自分が決めた方に向かって進みだすことは確かなことです。

11/25(水)「エネルギー・環境問題」

【まちの不安】

切ない相談がありました。高齢者のご夫婦ですが、今年の夏にご主人さんが脳梗塞で倒れました。そのため収入が途絶えてしまい、また入院とリハビリ費用が必要になったため、生活を維持することが困難になってきました。税金などの費用も支払っていることもあり、自宅を維持することも困難な様子です。ご夫婦の年金収入は限られているため、リハビリを行っていて将来の不安感がある中、現在の生活を維持することが困難なのです。
 そのため、これからの生活をどうしたら良いのかという相談を受けました。70歳を超え、収入が無くなり、自宅を維持できない状況や、将来が見込めないことから、もう生きていても仕方がないとの発言もありました。
「絶対に生きる希望をなくしたら駄目ですよ。変な考えは絶対にしないように」と言葉を掛けたのですが、目には希望が宿っていないことが心配です。気になるので週末にも話し合いに行こうと思っています。約2時間話し合った結果、「夏以降、一人でこの家で生活をしているので話し相手もいなくてストレスが溜まり、生きることも嫌になっていました。今日、話を聞いてくれたので、かなりストレスを解消することができました。時々で良いので、電話をして下さいね」と依頼を受けました。
 勿論です。和歌山県で暮らしている方が不安に感じることがあるのは不幸なことです。何とか周囲の人は親切であることを分かってもらいたいと思っています。
 また公共交通機関の不便さの指摘もありました。ご主人さんの付添に行くために、リハビリの病院へは自宅からバスに乗ってJR和歌山駅前で下車します。そこでバスを乗り換えるのですが、そのバスは1時間に一本あるだけです。バスの連絡が良くないので、付添にも行けないのです。こんな状況を放置しておくことは、まちとして許せないことです。
 小さな家庭の問題ですが、ここからまちの姿が感じられます。個別の問題としては不安感を解消できるように取り組みを始めますし、まちのあり方を考えなおす契機にしたいと思います。

【エネルギー・環境問題】

地球温暖化を巡るわが国の動きと、温室効果ガス25%削減に関する今後の可能性についての勉強会に参加しました。既に動き出していることですが、二酸化炭素排出量に関しては2020年までに1990年比25%削減を国際公約として打ち出しています。具体策としては、キャップ&トレード方式による実効性ある国内排出量取引市場を創設することや、地球温暖化対策税の導入を検討することが挙げられています。また全量買い取り方式の再生可能エネルギーに対する固定価格買取制度の導入とスマートグリッドの技術開発と普及促進を掲げています。国際公約実現のためには、これらの対策は最低限必要なことですが、現実的なハードルは相当高いものがあります。
 試算によると世帯当たりの可処分所得は年間22万円から77万円減少すること。仮に温室効果ガスを真水で15%削減できたとして、残り分をCDMクレジットで対応する場合、5年間で約2兆円から3兆5,000億円の国富が流失することになります。毎年の国富流失に置き換えると、年間約4,000億円から7,000億円が流失する試算となっています。国力の維持と発展を考えると空気にお金を使うことは大きな問題です。
 これらの経済界にとって現実的な問題を直視しなければ、温室効果ガス25%削減を何が何でも実行するとなれば、経済力を衰えさせることになり、その結果として国力を削ることになり兼ねません。果たして、国民負担の増加と経済力とのバランスを考えた場合、この方向性で進めるべきか議論してから進めるべき課題だと認識しています。
 環境税やCDM取引に関しては来年以降の課題と思いますが、今からわが国のコンセンサス形成に向かうべきです。決まったから、それに従うべきとのお達しは混乱を招くばかりか、現実的な課題を解決できないまま見切り発車になってしまいます。わが国の産業界の意思を踏まえるべきことですが、経済力を落とすことは避けたいと考えています。日本は技術と経済が生命線だからです。
 さて電気自動車に関しての認識を統一しておきたいと思います。わが国で私達が保有している自動車は約6,000万台です。これを全て電気自動車に置き換えるとします。燃費というか電費は、1kW当たり6.5km程度と考えます。従って、年間の電力使用量は800億kWhから900億kWhの消費電力となります。わが国の一年間の電力使用量は約8,000億kWhですから、電気自動車は10%未満の電力使用量となります。
 ですから、現在走行している全ての自動車が電気自動車に置き換えられたとしても、電気の供給力が不足することはありません。素朴な疑問が解決されました。

【関西議員団会議】

大阪市内で関西議員団会議が開催されました。国会議員を初め関西各地で活動中の府県会議員、市町村議員の皆さんと交流できたことは有意義な機会でした。
 関西全体で取り組むべき課題と各地の特性に応じた解決すべきものがあります。できるところは協働活動を行いたいと考えています。

11/24(火)「教育表彰」

【開発計画】

和歌山市北部の開発計画に関して情報交換を行いました。人口減少が続いている和歌山市ですが、北部の住宅地は人口増加が続いています。特に県外からの転入者が多いことから、和歌山市の人口維持を支えてくれている地域とも言えます。平成24年の春には南海電鉄の新しい駅が完成し、平成27年度には第二阪和国道の開通が予定されています。その頃には大型商業施設の完成を含めて、もっと素晴らしい住宅環境が整っていると思います。
 そんな将来の夢を語れる打ち合わせとなりました。和歌山県内に夢の感じられる地域が増加することを願っています。

【資源】

Hさんが訪ねてくれました。給油施設の今後の展望や、原油市場の動向に関して話し合いました。価格が比較的安定している状況ですが、将来的に価格を安定させるための手段を講じることが必要です。地球環境問題の観点から代替エネルギーの導入は必須ですが、油は扱いやすい資源の一つであることに変わりはありません。化石資源と新エネルギーを上手く組み合わせることは大切な視点です。そんな話し合いを行いました。

【新エネルギー】

新エネルギーに関して打ち合わせを行いました。主に太陽光と風力発電の可能性がテーマになりました。先の打ち合わせで話題になったように、化石燃料と新エネルギーのベストミックスも重要な視点です。これからの国際情勢の動向も含めて、わが国の役割について話し合いを進めました。

【教育表彰】

和歌山県教育委員会功労賞ときのくに教育賞の表彰式がアバローム紀の国で挙行されました。文教委員会として、受賞者の皆さんと同じ空間を共有できたことを嬉しく思っています。また受賞されました皆様方に心からお祝い申し上げます。
 全ての皆さんの長年に亘る功績は素晴らしいのですが、一人の受賞理由を紹介いたします。高野口中学校の先生が受賞した理由の一節です。この先生は、豊な心を育てる教育を実践していますが、そのため「怠るものは不満を語り、努力する者夢語る」をモットーにしています。この言葉は印象的でしたから、自分で噛みしめました。
 自分は不満を抱えていないか、不満を述べていないか。夢を持っているか、そして夢を語れているか。表彰式において、そんなことを自問していました。本日受賞された全ての皆さんは、努力を続けて教育に夢を持っている筈です。その結果が受賞につながったと思っています。この賞は短期間の成果が認められるものではなく、長い期間に亘って研究を重ね成果を出した皆さんが対象になっています。一定の期間、研究と実践を行ってきたことが評価されているのです。
 本日は、努力をして夢を語っている皆さんとご一緒できたことを誇りに感じています。また受賞者の中に、高校時代の同級生のお姉さんが含まれていました。「弟がお世話になっています」と話し掛けてくれたことから話が弾みました。ご縁があって同じ表彰式の場で居合わせたことに感謝しています。

【教育現場】

厳しい経済事情を背景にした進学事情について教育関係者から話を伺いました。所得収入が落ちている家庭があることから高校や大学進学の再検討を余儀なくされている家庭があります。これは将来の格差を生み出す可能性のある深刻な問題です。
 ある学校の今年の春の事例です。この学校では入学試験料が25,000円必要です。ある女生徒が受験し面接に挑みました。優秀な生徒だったため合格の通知をしたのですが、その後、入学を辞退してきたそうです。おかしいと感じたので生徒に事情を聞いたそうです。生徒が言うには、「受験する時は経済的事情から両親から進学は反対されました。仮に合格してもお金がないので入学させたくてもされられないと言われていました。それでも受験だけでもしたいと頼んで、受験料の25,000円を両親に出してもらいました。そのお金が勉強に関して出してもらえる全てだったのです。運良く合格させてもらいましたが、入学金も授業料もありませんから、入学を断念しました。元々進学できるとは思っていなかったので辞退させてもらいました」ということでした。
 切ない実話です。18歳の不幸を何度も繰り返してはいけません。平成22年の春には、このような切ない話を聞かないようにしたいのです。
 しかし奨学金を借り受けるにも家庭に一定の所得が必要ですし、借りられない家庭があるのです。まして100万円を超える入学金を納めることは難しいのです。経済格差が新たな教育格差を生み出そうとしています。ここに政策を講じることが政治です。現場の実態を感じ、提言できる人が必要なのです。表向きの人当たりの良い発言をしているだけの政治家は不要です。
 本日話し合った教育関係者は、民主党政権に期待を寄せています。その期待とは現場の実態を聞いてくれて、解決のために現場の声を政策に反映させようとすることなのです。新政権には、それが期待であることを感じてもらう必要があります。15の春や18の春を楽しいものにすることも教育行政を司る政治の責任です。
 今日の話は何としても責任個所に届けたいと考えています。切なさを感じて対応しようとしてくれるのか、今までと変わらないのか、確かめたいと考えています。

【理学療法士】

和歌山市に理学療法士の学校があります。しかしこの分野で、全国で最後発の学校誕生となったのが和歌山県なのです。高齢化が進み対応しなければならない県ですが、福祉を支える理学療法士の養成学校が存在していなかったのです。高い理想を掲げて学校を開校した先生ですが、問題点に突き当たっています。
 理学療法士を目指している生徒は、県の奨学金制度を利用できないのです。そのため入学したくても入学できない生徒が毎年発生しています。看護学校であれば県の奨学金制度が活用できるのですが、理学療法士養成学校では受けることはできないのです。誠に理解に苦しむ不思議なことです。
 地域の高齢社会を支える若い人材を育成する学校に進学を希望していて、経済的理由を抱えている生徒への奨学金支援はないのです。地域として大きな問題だと考えます。
 これは確認する必要があります。和歌山県ではなく全国でも同じ奨学金制度だと伺いましたが、理学療法士の養成学校が適用外なのは不可解です。もしそうであれば、政府で検討して欲しいと思える政策課題です。調査したいと考えています。

【その他】

  • 後援会活動に関して今後の進め方について協議を行いました。状勢を見定めながら体制を固めていきたいと考えています。
  • 紀の川を一望できる場所の活用策に関して協議しました。眺望が良い場所ですが、現在は開発できる経済状況ではありませんから問題なのです。何案か意見が出ましたが、年度いっぱい検討することにしています。
  • 就職試験を受けた生徒から感想を聞かせてもらいました。とても緊張して思っていることが言えなかったようです。「失敗した」と落ち込んでいましたが、高校生が初めての面接で緊張して言いたいことが言えないのは当たり前のことです。「大人はそれだけで判断しないと思いますから心配しないで」と励ましました。初めてのことに挑戦することが素晴らしいことなのです。不安を増幅させて挑戦する気持ちを萎えさせてはいけません。大人は子どもを温かく見守り、仮に躓いても次に挑戦する気持ちを失わせないように導きたいものです。きっと大丈夫だと確信しています。

11/23(月)「年末を控えて」

【年末を控えて】

建設工事現場を訪れました。そこで現場にいた経営者の方と懇談しました。工事現場を持っているだけ良い方としなからも、仕事があっても資金繰りで厳しいことを果たしてくれました。小規模の会社では、どこか大手企業の下に入って仕事をすることになります。その場合、請負代金の支払いは翌々月になっているようです。今回の現場の場合、仕事を竣工した当月20日が締切りで翌々月の10日支払になっています。つまり仕事を仕上げてから50日後に支払されることになります。その間の経費と給与支払いは請け負っている会社負担となります。小さい会社ですから、他の会社の債務の支払いは猶予してくれません。また、人件費は毎月支払いの必要がありますから資金調達が大変な状況です。支払いが一日でも遅れたら信頼はなくなりますから、それ以降の部材調達はできなくなります。
 またリスクも小さな会社が抱えることになります。仕事を請け負っている相手が大手だとしても、竣工後50日経過しての請負代金の支払いとなりますから、その間はリスクを抱えていることになるのです。万が一、相手が倒産するようなことがあると連鎖倒産の危険性があるのです。相手が大手といっても万が一のことはあり得ます。平成21年、和歌山市内では大手と言われていたK建設が倒産した時は、その下で現場を抱えていた会社は本当に大変だったことを知っています。予告もなく会社更生法の適用を受け、破産管財人扱いとなったため、下請けに入っていた会社は、債務の回収はできていない状況です。大型の倒産になると、請負代金程度であれば回収できる見込みは少ないのです。
 結局、材料費や人件費、借り受け金の支払いが滞ると、一溜まりもなく倒産を余儀なくされます。緊急経済対策で何とか切り抜けた会社も、年末を控えて資金繰りに困っています。現場で仕事を抱えていても直ぐには支払されませんから、年末を乗り切るのが大変なのです。従業員さんの給与と賞与もありますから、従業員とその家族を大切に考えている会社ほど苦しむことになります。
 そうならないために経営者は現場の応援に入り、そして資金繰りをしているのです。社長業が座っているだと言われたのは遠い昔の話です。今では一番走り回っているのが小規模の会社の社長だと思います。
 そして直接現場を抱えて本当に仕事をしている、このクラスの会社にお金が流れていないのです。公共事業の効果が表れていないと思うのは、このような現場の実態に接しているからです。直接、和歌山県と契約できる規模の会社よりも、その下に入って仕事をしている会社の方が数は多く、そこにお金が入り込んでいないのです。地元の会社にお金が回らないことには地域経済は上向きません。
 地方都市にいくと地場産業が公共工事などと言われることがありますから、その公共工事の規模が減少すると、地方都市は益々苦しむことになります。一気に予算を落とすことは地域の会社を今以上に苦しめることになります。現場の実態を見て知って、対応策を考えたいものです。

【年末の仕事】

仕事があっても厳しいと意見いただきました。家族を支えるために運送業に従事し始めた方がいます。仕事をしない失業保険も切れたので経験のない運送業で働くことになったのです。ところが予想以上に厳しい世界であることを知りました。朝の5時に起床して仕事に着手し、一日中走り回って仕事を得るのが夜の9時30分から10時頃になります。ほぼ毎日この繰り返しだそうです。
 それに対して収入は少なくて、ガソリンは自分持ちで二日に一度はガソリンを給油していることから経費が高くつき、受け取り額が少なくて生活に支障をきてしています。年末の忙しい時期ですから辞める訳にはいきませんが、年明けには考えたいと話しています。
 どの業界でも厳しいのですが、何とか健康を維持して年末を乗り切って欲しいものです。

11/22(日)「スターシェフ」

【告別式】

わずか57歳でお亡くなりになったKさん。5年以上に及ぶ闘病生活の末、終に帰らぬ人となりました。地元でコンビニエンスストアを行うなど、まじめに駆け抜けた人生だったと伺いました。子どもが成人するまでは生きたいと、闘いぬいたこの5年間だったそうです。人に死して人を残します。三人の子ども達が、これからは父親の意思を継いでくれそうです。心からご冥福をお祈りしています。

【スターシェフ】

平成22年8月、和歌山県にベルギーのスターシェフ三名がやってきます。和歌山県が持つ食材としての材料や加工品の品質の高さと魅力を感じ、自身で発祥の地を確かめたいとする思いからです。本日はベルギーからマークさんが、打ち合わせのため来日してくれました。この企画のために和歌山市まで来てくれたことに感謝しています。
 三人のスターシェフがベルギー料理と和歌山県の食材を使った料理をつくり、料理の過程と食を味わってもらおうという企画です。スターシェフが三人も来日してくれる機会は滅多にありません。また彼らはシェフとしての価値観で動くもので金銭では動かないものですから、和歌山県の食材に魅力を感じてくれていることが分かります。
 打ち合わせは、フードアナリストの新古さんを初め関係者の皆さんと行いました。議論をしていると、和歌山県の食材の魅力に包み込まれるようでした。ヨーロッパへのチャンネルもあり、生鮮品は時間の関係で交流は難しいと思いますが、加工品であればスターシェフにアクセスする機会ができそうです。
 これを機会に和歌山県とベルギーの食の交流も考えたいものです。
 ところでベルギーのスターシェフの手作りのチョコレートをいただきました。これがカカオの香りが新鮮で、とてもおいしいのです。聞くところによると収穫されたカカオの80%はベルギーに運ばれているそうです。その中のA級品がベルギーでのチョコレート製造に使用されているそうです。カカオの香りがするのは、そのようなA級カカオを材料としているからです。ベルギーがチョコレートの代表的な国であることを知りましたが、相手国を知ることから交流が始まります。
 スターシェフイベントを通じてベルギーと和歌山県との交流が始まることへの期待が弾みます。来年の第一回目の企画が成功した暁には三年毎にこのイベントを開催したいと話し合いました。
 また使用するのはIH調理器を予定しています。マークさんもIH機器のことは良くご存知で、スターシェフがいるレストランでは使用されているそうです。なお、場所と参加人数などは、これから企画して行くことになっています。
 それにしても和歌山県でスターシェフイベントが開催できることは喜ばしい限りです。ミシュランの大阪、京都版の冊子が発刊されていることから、ミシュランのことは関西でも知られるようになりました。絶好の機会ですから、和歌山県の食材や加工品のPRの機会として強く働き掛けたいと考えています。

【佐伯祐三】

佐伯祐三画伯に関して話を伺いました。特に佐伯祐三氏の絵の技法や晩年について教えてもらいました。晩年といっても30年の生涯でしたから、これからという時のことです。自殺未遂などがあり精神的に不安定となった1928年に亡くなるのですが、独自の技法を持ち創作活動は衰えなかったそうです。パンテオンなどの作品を拝見させていただきましたが、抽象的で遠近法を取り入れていないこと、使用している画布と油の関係から独特の厚みがあります。画布は、膠を湯に入れ油とマルセル石鹸を加え、水と馴染ませてから胡粉を混ぜて塗ったものだそうです。描き方は、現場では鉛筆でスケッチを行い水彩でデッサンする。そして油絵で下描きをした後、自宅アトリエにおいて油絵で本格画を描く手順だったそうです。
 これらの手順に従って描かれた重厚な作品は佐伯祐三氏の独特のものです。暫らく作品を眺めていて、本物を味わうこととは贅沢な時間を過ごすことであると思いました。先人が残した本物は、関わる人に上質の時間を提供してくれます。

11/21(土)「議会運営委員会二日目」

【議会運営委員会二日目】

札幌市での二日目は雪になりました。地元の方に聞くと、今年初めての雪だそうです。北海道でも地球温暖化の影響からか、雪の積雪が少なくなっているようです。11月のこの時期に雪が降るのが初めてなのは珍しいことのようです。しかし気温は約1度のため、流石に風は冷たくて、外にいると冬のような感覚がありました。
 二日目は議会運営委員会として、北海道開拓記念館を訪問しました。ここにいくだけで北海道の歴史が分かるものです。和歌山県には、このような和歌山県の歴史を尋ねる記念館はありませんから、羨ましくもありました。北海道で生まれたことを誇りに思える施設です。開拓の歴史の中で私達が知っているのは、北海道農業大学のクラーク博士です。授業は英語の教科書を使用していたようです。当時の青年は北の大地で、北海道の明日は自分達の肩にかかっていることを知り、北海道と農業に希望を見ていたことが分かります。
 そんな青年に対してクラーク博士は「青年よ大志を抱け」の言葉を残してこの地を去るのです。希望が北の大地を現在の北海道に育て上げたのです。
 そしてサッポロビールの星は北海道開拓のシンボルの星であることを知りました。白地に赤い星のマークが北海道開拓のシンボルだったことから、同社のシンボルマークは一つ星になっているのです。単なるマークではなくて、北海道の人にとっては忘れることのできない象徴だったのです。歴史と文化があるから、その土地は素晴らしいのです。そんな故郷の素晴らしさを学ぶことができました。
 さて北海道の人口は全体としては変わっていないのですが、札幌市だけが増えていることを知りました。札幌市の人口は190万人で増加の一途を辿っているようです。ところが札幌市の人口が増えた分だけ道内の人口は減少しているのです。これは経済情勢が厳しいことから仕事を求めて道内各地から札幌市に人が移動していることを表しています。札幌市に行けば仕事があるので、道内の地方から道都に人はやってくるのです。北海道内でも一極に人が集まっているようです。
 ここが和歌山県との違いです。和歌山県の県都は和歌山市ですが、ここは人口が減少しています。県都の人口が減少していること、働く場所が少ないことが県全体の活力を失わせているのです。北海道は一つの商業圏を形成しているため、経済の中心地は札幌市になっています。ところが和歌山県の場合、経済の中心は大阪府のため、仕事を求めて和歌山県から大阪府へ人は向かっているようです。関西圏の中の和歌山県と北海道圏の中の札幌市の位置づけは違っています。
 ただ何といっても和歌山市は県都ですから、何かの施策を講じないでいることは許されません。それは地域の活力を今以上に失わせることになるからです。札幌市の元気な状況を見てその思いが強くなりました。
 そして恐らく、和歌山県の離婚率は高くなる傾向にあると思います。家庭の経済的理由から離婚が増加しています。建設業の家庭の場合、仕事が減少していることに伴って収入が落ち込んでいます。そのことから共稼ぎ、または離婚して女性が経済的に自立しようとしています。これは自然な姿ではありませんが、これが現実です。和歌山県にとって、公共事業は地域内産業の性質があり、それが減少することは失業者を増大させることにつながっています。憂慮すべきことですがこれが現実です。戦後から現在に至るまで、和歌山県の産業構造に変化はないのです。これが時代に取り残された大きな原因で、未だに解消できないでいます。公共事業の減少は産業形態の変化を促す契機になり得るものだと思いますが、現時点では上手く変化させるに至っていません。
 民間に引率力がないとすれば、地方自治体が公共事業を通じて地域経済の維持に努めることが必要だと考えています。札幌市との違いがそこにあることが分かるものでした。
 雪の北海道。滅多に行かない者にとって、いつまでも見ていたい、心が洗われるような白さでした。

【懇談会】

北海道から和歌山市に帰って、懇談会に参加しました。今年、会社を定年した方を囲む懇談会で、楽しい交流機会となりました。定年退職をお祝いする会も少なくなってきました。それは定年まで会社勤めができる人が少なくなっているからです。定年まで勤め上げることが今までの日本社会でしたが、それが崩れていることを示しています。
 お祝すべき定年退職のお祝いの席にお誘いいただいたことに感謝しています。

11/20(金)「議会運営委員会」

【議会運営委員会】

平成21年12月県議会定例会の議会運営委員会が開催されました。今議会の補正予算案は約33億円で条例は12件あります。補正予算案の予算総額は5,925億6,728万円になります。これらの議案は今月27日に開会される県議会で審議に入ります。
 そのうち、知事、副知事、職員の期末手当の支給割合を改める条例案が提案されます。給与の改定と期末手当の引き下げを図るものです。同時に議員報酬にも適用され、期末手当は引き下げられることになります。実施日は平成21年12月1日ですから、今議会で可決された場合、同月の期末手当から引き下げられることになります。
 補正予算案の主なものとして、内航フェリーの利用促進を図るため、フェリー運賃割引の社会実験について、平成22年3月末まで延長するための負担金6,000万円があります。実行委員会は和歌山県、徳島県、そして南海フェリー株式会社となっています。
 健康危機管理対策として、新型インフルエンザ接種について、低所得者の接種費用を無償化するための予算として約4億4,914万円が計上されています。
 会期は平成21年11月27日に開会され、12月17日が閉会となります。ただし、期末手当の条例改正に伴う条例案は11月27日に提案され、11月30日に表決することになります。一般質問は12月8日から11日まで、委員会は14日と15日、委員長報告や討論、表決は16日と17日の予定になっています。会期は21日間となります。
 また議員定数等検討委員会特別委員会は11月27日に開催され、定数削減を議題とすることになります。
 引き続いて議会運営委員会は札幌市まで移動を行い、北海道議会を訪問し調査を行いました。調査項目は議会の構成、常任委員会と特別委員会、議会運営委員会、議員定数問題の取り組み、議会改革、そして議会基本条例についてです。
 北海道議会基本条例は、地方分権の進展に伴う議会機能の強化、議員の職務と職責の明確化、議会改革の取り組みの必要性から、議会の最高規範として制定されています。この基本条例は平成21年7月3日に議決されていますから、制定されたばかりのもので参考になります。
 この条例の中で議員活動について定められています。議員の役割について参考になるものですから列挙してみます。

  • 議会の本会議、委員会及び議案の審査又は議会の運営に関し協議又は調整を行うための場で審議、審査を行うこと。
  • 道の政策形成に関わる調査、企画、立案、提言等を行うこと。
  • 道の政策形成に必要な情報収集、道民意思の調査、住民との意見交換等を行うこと。
  • 道政上の課題の把握を行うため、道民意見の聴取及び意見交換等を行うこと。
  • 知事等が主催し、又は共催する式典その他の公的行事に出席をすること。
  • 議会等が主催し、又は共催する研修会及び諸活動に参画をすること。
  • 災害等における緊急的な調査活動等を行うこと。
  • 会派又は特定の道政の課題について調査研究を行う団体が主催する活動に参加をすること。
  • その他、道政運営上必要と認められる活動を行うこと。

以上が定められています。
 議員定数に関しては、不断の見直しを行うことを定めています。これは道民の意思を議員定数に反映させるために、4年に一度の道同議会選挙毎に定数の見直しを図ることにしています。現在も次回の統一地方選の議員定数について検討が加えられています。
 既に議員定数は、法定数112人のところ106人に削減を行っています。

11/19(木)「植樹」

【植樹】

地球環境保全に役立ちたいと考えて福祉施設への植樹を行いました。植樹したのは、さつきつつじ30本です。元々、この福祉施設は専門家が管理運営していることから丁寧できれいな庭になっているため作業は捗りました。今植えたさつきつつじは、来年の5月頃に花が咲く予定です。ここに苗木を植えることで憩いの場が増えたことを喜んでいます。仕上げの段階で福祉施設の皆さんも手伝ってくれて、私達で植えたことを感じてもらえたと思います。入居者代表からは、感謝の気持ちを込めた記念撮影をしてくれました。「お世話をして、しっかりと花を咲かせます」と話してくれました。

【発明】

地球を救う発明というふれこみの技術を度々見たり聞いたりしています。それぞれの分野での貢献度は高いので、世の中に出たら素晴らしい社会に変化するのにと思うことがあります。ところが、私達が使用している製品やしくみよりも遥かに凄い技術なのに、商品化されない場合が大半なのです。
 かなり大雑把に言うと、発明と試作品を製作する段階で資金を使い果たしてしまうので、広告宣伝と営業戦略に回す資金が枯渇してしまっているのです。どれだけ凄い技術でも、消費者に届かなければ存在していないのと同じです。水資源やエネルギー、環境保全など、数々の発明品が出番を待ち続けています。
 これらのものが世に出るにはチームと資金が必要となります。実は発明するのと同じ位に信頼できるチームと資金力が重要なのです。試作品を実用化させるだけのプラントの設置が必要で、そのための資金力は不可欠です。ところが実用化前のプラント建設に資金を提供してくれる機関は極めて少ないのです。理由は簡単で、リスクを伴うからです。売り出しが成功したら良いのですが、失敗する危険性も高く、そのリスクを負ってまで参画しようとする人は少ないのです。
 もうひとつが発明者の考え方です。情熱と時間を費やした発明品ですから、本人は何よりも大切なものだと思っています。簡単に近寄ってくる人を信頼しないので、試作品を抱えたまま売り出すことをしないのです。やがてその技術よりも最先端の技術が登場し、世の中に出ないままに役割を果たすことなく果ててしまうのです。
 ですからもうひとつ大切なことは、発明者の協調性です。権利関係をひとつの箱に入れ、参画した全員で売り出すために結束する、そして利潤を分配する協調姿勢が成功の鍵となります。流れを記すと簡単ですが、実際はこの過程が難しいのです。上手くいくためには人間関係が大切な要素となることを心掛けたいものです。

【その他】

  • 行政機関の資金調達に関して協議しました。地方自治体の信用度によって、一部には債券引き受けに差があると思いますが、地方自治体にとっては引き受け先を分散させ、低金利での融資を行って欲しいところです。
  • 宇宙の話を継続して行っています。事業仕分けによってロケット開発予算が廃止となりました。単に研究者の開発予算の位置づけでは、従来のような予算化が認められにくくなっているようです。でも宇宙技術開発は、フロンティア開発以外に人類の夢、平和、地球環境を考える手段になりますから、実は必要なものだと考えます。今後の青少年への教育に取り入れるしくみの開発や民間人の宇宙旅行実現などのため、違う視点からの研究も考えたいところです。

11/18(水)「写真展」

【県民の日】

初めて知りました。11月22日が和歌山県民の日であることを。ダイワロイネットホテルでは、この県民の日を記念したイベントの開催と、和歌山城に来て欲しいとの願いを込めてホテルの駐車場を無料にする予定です。但し無料となる駐車場は台数限定です。
 和歌山県民である私は県民の日の存在を知りませんでした。推測で言うのは良くないのですが、多分、多くの県民の方は知らないのではないでしょうか。このことを教えてくれた人は栃木県出身ですが、栃木県では栃木県民の日は祝日となり県立学校などは休みになっているようです。また東京都民の日も同じ扱いだそうです。県の祝日にするのは賛否があるにしても、祝日にすることで小さい頃から自分の県の日を知ることになります。もしかしたら、故郷を意識することになるかも知れません。和歌山県では、このような特別な祝日にしていないため県民の日を意識することはありません。故郷教育に必要なことが、県民の日の扱いに隠されているような気がしました。

【らくらく写真展】

カメラの西本を会場とした「らくらく写真教室」の写真展が開催されています。誰でも写真撮影を楽しむことを目的とした写真教室が開催されていますが、その生徒の皆さんの作品展です。写真教室が発足してから四年目ですが、作品を拝見すると、毎年、上達している感があります。
 それは作品にテーマがあるから感じられるものです。本日は撮者の方も大勢会場にいましたが、作品の説明を求めると作者の込められた思いを伝えてくれました。このように何かの意図があって写真撮影をしていることが理解できました。
 また先生である西山武志さんの作品もメッセージ性に富んでいました。生きていることも病気と闘っている人生も、生きていることにおいては同じことであるというメッセージがありました。一枚の写真から人生を感じられることは作品の力です。
 写真の構図で驚かされて、作品の意図にまた驚かされます。花を題材とした作品からは、人生に花が咲く季節があること、そして散り行く季節があることを教えてくれています。それでも花は花なのです。咲く花も散る花も、とてもきれいです。人は最後の瞬間まで生きることを楽しむべきであることを教えてくれます。
 写真の良いところは、作者の意図するところを感じ取ることもありますし、観た人が解釈することができる点にあります。一瞬を切り取った芸術には、それぞれの思いが隠されています。

【きらめきの富士】

同じく写真展が開催されています。海南市の阪口昌造さんの個展で、四季を通じて撮影した富士山の作品50点が展示されています。個展を開くのは力量も必要ですが、一人でドラマ性を持たせた作展にする必要がありますから、それだけ作品制作に要する時間が必要となります。
 富士山の場合、秋から冬の富士山は絵になるのですが、それだけでは作品展にならないと伺いました。霞んでいて、写真撮影が難しい春から夏の富士山も作品として必要なのです。四季を通じて、そして富士山と人の関わりなどをテーマにしなければ面白みに欠けてしまいます。
 一人でドラマを作るのは大変なことですが、阪口さんは見事に仕上げています。それが個展へとつながったのです。
 春から始まり、冬で終わるのではなくて、再び春の景色で作品を締めくくっています。終わりのない旅を示しているようで、人生には次があることを教えてくれています。写真は作者の人生を表しています。そこには必ずドラマがあるのです。

【懇談会】

夜は懇談会の機会を持ちました。親切に案内をいただいていた場所を巡って意見交換を図りました。みんな元気に頑張っています。そのことを感じられただけでも今日の意味があります。生きていることは厳しいことだけれども、それを乗り越える日々を過ごすことに意味があるのです。みんな頑張って生きている。それがまちを創り、人を生き生きとさせているのです。

【その他】

  • 若者の雇用に関しての意見交換を図りました。和歌山県外の学生が地元に戻りたいと思っても、就労機会のある企業を探すことは困難だそうです。その情報の差を埋めるための方策も考えられます。具体化できるかどうかはこれからですが、取り組むべき課題だと認識しています。
  • 音楽演奏と読み聞かせを組み合わせた子どもへの啓発活動を考えている方がいます。上手く連携できるかどうか、現在、練習中ですが、地元の子どもに本物の刺激を与えたいと張り切っています。これが地域力だと感じています。

11/17(火)「お祝い」

【災害広報】

先週の記録的大雨によって和歌山市内で土地の低いところは床下、床上浸水によって被害を被っています。突発的なことでどうしようもない感じがありますが、市内の塩屋地域のスピーカーでは、「ポンプが動かないため生活排水を控えるように協力して下さい」という意味の広報がされていたと聞きました。しかし外部のスピーカーでの放送は、大雨で雨戸などを閉めている家庭には聞こえないことや、雨音で注意深く聞かないと聞こえてこない状況でした。和歌山市の広報としては、電波を使った方法があったと思います。このような大切なことは地元ラジオ局で放送すべきだったのに、どうやら市からの情報はなかったようなのです。そのため必要以上に浸水したとなると問題です。
 今日、関係者から話を伺ったところ、大雨の中、街路に取り付けられたスピーカーからこの広報を聞いた市民の方から、「こんな大切な情報を何故ラジオで放送しないのか」とお叱りの電話があったようです。ラジオ局には市からこの情報が入っていなかったため放送できなかったのです。ここに大きな問題があります。
 危機管理体制がなっていないのです。日頃からこのラジオ局は危機管理部門に情報提供の依頼に行っていますし、この時は大雨を予想して事前に市の危機管理部局に情報提供の依頼をしていたにも関わらずこの状態でした。大雨でこれですから、東南海・南海地震などの大災害が発生した時の、和歌山市の管理能力に不安感を覚えます。
 市に危機意識がないためラジオ局とインフラ企業広報と情報の共有を図ることを目的とした話し合いの機会を持ちました。和歌山市役所に危機管理が乏しいのは残念ですが、やる気がないのであれば、せめて民間で危機管理体制を整えておきたいと考えています。

【お祝い】

秋の叙勲を受けた和歌山県飲食業生活衛生同業組合の前理事長の牧野健さんの叙勲をお祝いする会がありました。招待をいただいたので喜んで出席いたしました。
 100人を超える参加者があったことは、牧野さんの人柄と功績を称えるものでした。和歌山県の飲食業界のこの役職で叙勲を受けたのは牧野さんが初めてのことなのです。それだけ飲食業界に貢献したことを表しています。また叙勲を受けたその月に祝賀会を開催することは大変珍しいことです。段取りの良さと、牧野さんを思う気持ちが溢れている事務局がいるから実施できたものです。
 牧野さんとの思い出は数多くありますが、話が楽しいこと、お酒の代わりに熱いお茶でつきあいをしてくれることが印象的です。牧野さんほど、ユーモアのある楽しい話が次々に出てくる人を他に知りません。今回の受賞は和歌山県にとっても、飲食業界にとっても名誉なことで心からお祝いしています。
 私からの挨拶は次の通りです。
 牧野さん、奥さん。今回の叙勲、心から言わせていただきます。おめでとうございます。
 そして会場の皆さん、おめでとうございます。牧野さんは最初、怖い人だと思っていましたが、これほど印象と本質が違っている方はいないと思います。
 数年前、飲食組合の理事会で飲食関係の研修会、勉強会のお誘いの案内をさせていただきました。どこの会社でも理事会でも良くあることですが、説明を終えた後はシーンと静まり、意見が出されませんでした。そんな中、牧野さんが「これだけ説明してくれているのだから、行ってあげたら良いではないか」と大きな声で発言してくれました。今もその時の緊張感と声は心に残っていますが、組合全体を考えての研修会実施の判断をしてくれたのです。その後7年から8年に亘って勉強会が継続できているのは牧野さんがきっかけだった訳です。
 そして毎年一回は高野山を訪れレストラン丸万を訪れています。牧野さんは歓迎して迎え入れてくれます。コーヒーを飲みながら、一年間の出来事や飲食組合のあり方などを話してくれるのですが、これが楽しくて、また飲食業界の将来のことを考えてのことなのです。勿論、ユーモア溢れた語り口であることは言うまでもありません。
 そんな牧野さんですから、これからもお元気で、そして飲食業界発展のために引き続いて尽力して欲しいと願っています。そして私達後輩のために、いつまでもご指導いただくことを心からお願いして挨拶とさせていただきます。ありがとうございました。
 皆さんの祝福の宴は午後2時30分まで続きました。心からお祝いをして楽しんでいることが分かるものでした。本当におめでとうございます。

【和歌山城の景色】

寒さが厳しくなって和歌山城を歩く観光のお客さんは少なくなって来ました。秋から冬に向かう寂しい感じがあります。またお城の近くにある和歌山県経済センターの一階にある観光物産センターも撤退することになり、観光のお客さんがお土産を購入する店舗も消えてしまいます。観光地を謳いながら、お土産店がこれほど少ないお城は他にないのではないでしょうか。お城の周辺は賑やかなのが城下町の光景ですが、少し寂しい和歌山城の周辺です。
 そんなお城の周辺にあるホテルの一階ウインドーのあり方を初め、熊野古道と高野山の発信基地としての和歌山市のあり方について協議しました。東京から一流の建築家に来ていただき、和歌山大学の先生と共に、一室をお借りして話し合いました。同じ系列のホテルであっても、和歌山らしさを感じる入口や象徴的な一室があれば、お客さんに来てもらいやすくなります。紀州材を活用した部屋に仕上げると、和歌山らしさと自然のあり方が訴えられると思います。
 お城沿いの通りを明るくすることで、まちの印象は変わります。
 ところで大型の建築物とは、規格外の部材を使用して建築するそうです。例えるとF1レースのエンジンやボティを制作するような一流の技術を試す機会であり、そのままでは高性能すぎてF1ドライバー以外の人は運転できません。高い技術を開発して、そこから汎用品に落とし込むのです。それが市販車となります。
 建築物もそれと同様で、大規模な作りのものは一般の家にはそのまま適用できません。しかし建築物をそれだけで完結させないためには、一般の家の部材と同じものを使用して大型施設を制作することも可能です。そんな格好の良い建築物があれば、それと同じ材料で家を作ることもできますし、まちづくりに活かすことも可能です。和歌山県のまちづくりのヒントになる話も聞かせてもらいました。

【通夜式】

紀の川市での通夜式に参列させていただきました。日曜日に紀の川市の選挙戦がありましたが、その当選した議員の身内がお亡くなりになりました。当選を前にして、当選を知ることなくこの世を去ってしまいました。当選を見守ってくれた様な、この世の去り方だったそうです。心からご冥福をお祈りしています。

11/16(月)「宇宙旅行」

【宇宙旅行】

今日は朝から冷え込みました。しかし最近の夜空を見上げると星がきれいに見える日が続いています。夜空から宇宙を感じます。宇宙の中のひとつの星に存在していることを思う一瞬です。
 さて宇宙論議が続いています。少し驚くことですが、宇宙旅行は現実のものに近づいています。2年後には、私達は費用面からは宇宙旅行に行ける時代に突入すると言われています。200万円から300万円で宇宙旅行が可能な時代がもう直ぐそこまで来ています。
 費用面では宇宙旅行が可能になるかも知れませんが、問題は宇宙飛行の訓練が必要なことです。民間人を対象とした宇宙旅行の訓練設備はないと思います。それは当然のことで、民間人が宇宙に行くことは想定していないので、ビジネスになるとは考えられなかったからです。ところがそれが可能となると宇宙旅行用の訓練がビジネスとして成立しますから、その設備の設置も現実的な話になります。
 勿論、訓練を受けたからと言って全ての人が宇宙に飛び立てるかどうか分かりませんが、宇宙旅行の訓練だけでも受けたいと思う人も現れると思います。宇宙飛行訓練学校が存在しているなら、宇宙旅行が現実のものになった時には受け入れ施設となります。
 天文台が複数あり星空がきれいな和歌山県は宇宙に最も近い地点のひとつです。宇宙旅行を睨んだ宇宙旅行訓練設備を考えるのも夢があって、そして地域興しになる楽しい可能性を秘めています。神秘の宇宙と内なる神秘の世界、和歌山県は相性が良さそうです。
 これらを具体化させることができると更に夢が広がります。夢が現実になる過程を見られることは21世紀の初期を生きる私達の特典です。「宇宙に近い処、和歌山県」。全国に先駆けたいですね。

【経済問題】

上場企業でも上半期の決算は厳しい状況が発表されています。通年でも赤字の危険性のある企業もあり、対応に追われているようです。企業の資金繰りが悪化していることから人件費を抑えるなどして、冬の役員賞与は減額、または支給停止などの措置のところもあるようです。厳しい状況が続いていますが、来年度の見通しも不透明なままで、好転の兆しが感じられません。そのことが気持ちを一層、厳しくさせているのです。
 いくつかの企業の状況に関して話し合いましたが、厳しさを実感するだけでした。それでも資金繰り対応をしている方がいますから、本当にご苦労様です。県の緊急経済対策の効果の実感はなく、資金はどこに落ちているのかの声も上がっています。「公共事業のお金の行先はどこなのでしょうか。地元に来ているのですか」。そんな質問がありました。確認をしてみます。

【熊野古道】

熊野古道をいま一度全国にアピールするために、和歌山市内での拠点づくりについて協議しました。以前は市内に熊野古道センターがあったのですが、現在は諸事情によって扉は閉ざされています。地元選出の国会議員と話したところ、日本全国の世界文化遺産を売り出すために関係する議員連盟も検討したいと抱負を聞かせてくれましたが、熊野古道を更に売りだす時期だと思います。
 単に世界文化遺産の熊野古道だけではなく、高野山と宇宙を組み合わせた人智を超えた世界を訴えることも手段です。この点に関して協議を続けたいと考えています。

【その他】

  • 障害者年金に関して話し合いました。障害者手帳の交付を受けているのに障害者年金が受け取れない人がいます。理由はいくつか考えられますが、本人が説明を受けても分からないようです。理由を確認し対応したいところですが、個人情報保護法の観点から本人以外に知りようがないため苦慮しています。そのため法的に問題のない対応方針を確認しました。
  • 産油国とわが国との関係に関して話し合いました。断片的情報ですから確かなところまでは分かりませんが、日本の国際協力の姿勢と比較して、産油国との連携がうまく図れていないように感じます。日本人の思いやりと献身的な協力を理解してくれたら、もっと身近になるように思います。国際情勢を捉えた日本と産油国とのあり方に関して意見を出し合いました。
  • 就職事情について協議しました。厳しい雇用情勢ですが、企業が必要としている人材と求められる人材がマッチした時には、少ない確率ですが何とかる場合もあります。それはご縁とタイミングが一致したと言うべきものです。大袈裟ですが天の配剤のようなものです。
    そんな出会いに感謝して会社も人も成長して欲しいものです。ご縁は大切です。

11/15(日)「発明と社会」

【発明と社会】

世の中には信じられない発明品があります。それも何百、何千とあるのです。過去、この製品が実用化されて世の中に出たら大変なことになると思うものがありましたが、それらの中で未だに実用化されているものはありません。発明者にとっては虎の子の財産ですが、良いものという理由だけで世の中が評価してくれるものではありません。最低限、皆さんの役に立つものであることが条件ですが、そこがスタート台なのです。世紀の発明だから投資家がやってきて、この価値を認めて評価してくれると思っていると、発明品を抱えたままになります。計算値や特許の登録をしているだけのものに資金を提供してくれる人はいません。
 人の世は不思議なもので、良いものが評価される訳ではありません。人も同じで人格が優れていても評価されない人もいます。売り出し方や出会う人によって、その後が変わって行くのです。発明品を世に出すために、ただひとつ法則らしきものを感じています。
 それは欲得を出さないということです。発明者が営業上手とは限りません。むしろ技術者は人との関係を不得意にしている人が多いようです。そこで資金があり営業を行える人と組むことになりますが、その段階で法外な資金を要求するのです。
 モノになるかならないか分からない製品に投資するのですから、リスクを背負うのは投資家の方です。リスクを負わない発明者が口出しし始めると、売り出し計画は成功することはありせん。発明者にとって虎の子のものでも、投資家からすると決して珍しいものではないのです。
 リスクを背負っている人に、リスクを負わない人が意見をすることは控えるべきです。成功できずに資金を失うのは投資家の方ですから、誰よりも真剣に社会に受け入れてもらえる方法を考えているのです。優れた発明品が社会に受け入れられるかどうかは売り出し方にあります。今まで出会って社会に出ていない発明品は、その後の経過が良くないようです。地球を変える複数の発明品に関して協議を行いました。どれだけが世に出ることになるのでしょうか。結果が出るのは数年先です。

【紀の川市】

紀の川市長と市議会議員選挙投票日です。長い選挙を戦い終えた皆さんに敬意を表します。後援会の皆さんと候補者にとってホッとする瞬であり、緊張する瞬間でもあります。昨日までの選挙事務所は、ゆったりとして時間が流れています。
 選挙期間中の大雨によって、事務所が水浸しになったところもあるようです。その午前中は街宣車の出動を取り止め、皆さんのところを周ったと聞きました。不測の事態に際して、各陣営によって取るべき方法は違いますが、自分達の市を良く対したい思いは同じです。志ある皆さんの当選を心からお祈りしています。

【出会い】

ある方が、「お風呂に入っている時のような顔をしていますね、疲れが消え去りますしホッとします」と評価してくれました。これはおもしろい初めて聞く表現でした。誰でもお風呂に入っている時間は気を緩めて自分の時間を楽しめます。そんな大切な時間のように感じてくれることは最大の評価だと感謝しています。
 それにしても色々な形容があるものだと感心しています。これだから人との出会いは楽しみなのです。

【その他】

  • 製造業の経営に関しての相談を受けました。それは大阪府にある部品会社ですが、自動車のハイブリット化などによって打撃を受けているようです。技術革新は従来の技術を消し去る作用があります。時代の転機をうまくジョイントさせる役割の行政機関の考え方は重要になります。
  • 信用で動いてくれることは有り難いことです。紀の川市の選挙で応援を頼んだ人から、「片桐さんの推薦する人だから間違いないと信じています。今から投票に行ってきます」と連絡をいただきました。本当にうれしいことです。人は社会生活において信用で生きている存在でもあるのです。

11/14(土)「時間の使い方」

【時間の使い方】

川端京子さんが講師を務める「元気を育てる時間活用法」に参加しました。川端さんとは数年来の付き合いですが、普段の川端さんは勉強家で自信に溢れている方なので楽しみにしていました。予想通り、講演会は楽しくて勉強になりました。
 時間管理に関しては手帳を使用する場合が多いのですが、手帳の機能は三通りです。
ひとつはメモを取る機能、ふたつはスケジュール管理、みっつは計画、未来の予定を書き込む機能です。近年は自己実現のために未来の予定を書き込むことが注目されています。
 さて毎日忙しいと言っている人は、時間管理ができていないのですが、その理由は目標を持っていないので、やるべきことのスイートスポットに仕事が当たらないためです。スイートスポットに当たらないと忙しいだけで未来に進めませんから、「理由なき忙しさ」を感じることになります。  忙しいことから脱するには、未来に達成すべき目標を持つことで、今、行うべきことのスイートスポットが見つかります。今の仕事をしんどいだけ、疲れるだけと感じるのであれば、目標がないことの証左です。ブロックを積むだけの仕事であれば疲れるだけです。
 ブロックを積むだけの仕事にするのではなくて、家を建築する目的があるからブロックを積む仕事にしなければならないのです。目標を持つことが日々の仕事に意味を持たせてくれますから、忙しさから脱することができるのです。
 自分のしたいことをするのが人生です。いまの仕事が本当に自分のしたいことなのか、日に一回は自問自答をして確認したいものです。人の言うことに左右されていないか、今の行動は自分の意思に基づくものなのか、自分で確認することが必要です。
 人に左右されて仕事をしているだけでは、いつか自分が指導する立場になった時に指導することはできません。自分の頑張りが成長することになり、他の人を指導できるキャリアを積むことになっているのです。
 でも問題という大きな壁の前に立つと、その前に佇んでしまうことがあります。乗り越えることが困難と思える巨大な壁を乗り越える方法があります。その中の一つに壁の前をうろうろする方法があります。うろうろすることで助けてくれる人が出現するかも知れませんし、もしかしたら壁の裂け目を見つけられるかも知れません。立ちつくすこととうろうろすることは意味が違うのです。無抵抗ではなくて、うろうろすることが突破口になる可能性があるのです。  時間管理とは自分の目標を見つけることから始まります。それに向かってスイートスポットに当てられる仕事をすること。その積み重ねによって、効率的な時間活用ができるのです。
 大切なことは、自分が本当に達成したいことや大切にしたいもの三つを決めることです。
 例えば「勉強」、「親の役割」「ほんまものの自分」の三つが大切だと決めると、一日の時間の中でその三つを優先的に入れておくのです。一日が100だとするとその内30が埋まることになります。残りの70をその他の仕事に配分すれば良いのです。最初にその他の仕事を80入れてしまうと、本当にしたいことが溢れてしまいます。その結果、忙しくて自分のしたいことが出来ないことになるのです。忙しくて自分の思っていることが何もできないのは、自分のしたいことを後回しにしているからです。  さて、今までの時間が充実していたかどうか調べる方法があります。それは過去にチャレンジしたことを50個書き出すこと。過去にときめいた出来事を50個書き出すことです。
 書き出すことができたら、充実した日々を過ごしてきた人です。書き出すことができなかったら、未来の起こる出来事を50個書き出すと良いのです。本気で書き出せば、数年後にはそれが叶っている筈です。
 ときめくことが可能な出来事を書き出したいものです。「No enjoy no life」だからです。
 さて次回までの宿題が出されました。
 平成22年の目標。平成22年度の手帳を決めること。どんな人間でいたいかの目標を決めること。自己紹介カードを作ること。そして1月から12月までの計画を立てること。仕事と遊びの両方の計画が必要です。
 これらの課題を仕上げて、次回研修会に進むことになります。

 さてこの講義の中で、時間をいただき「時間管理について」の講演を行いました。講演の主な内容は次の通りです。
 こんにちは。皆さんの中でオバマ大統領に会ったことがある人はいますか。誰もいませんよね。昨日、アメリカのオバマ大統領が来日しました。大統領は身長183cm、体重75kg、1961年生まれです。私の身体も年齢も同じですから、皆さんが見ている私の姿が丁度オバマ大統領を見ているようなものです。会うとこんな感じがすると思いますよ。
 「時間管理について」がテーマですが、全く違う話から入ります。宇宙ステーションに滞在していた若田さん。その宇宙ステーションは地球からどれ位の高さにあると思いますか。答えは400kmの高さです。丁度、大阪から東京までの距離に相当します。宇宙は意外と近いですよね。では、空気のある成層圏はどこまでの高さだと思いますか。わずか10km上空までなのです。
 私達は普段、宇宙についての話し合いをすることはないので、これらの知識を持っていても役立たないかも知れません。しかし宇宙に関係している人と会いたいと思って会えた場合には、これらの知識は話し合うための前提となりますから、話をショートカットして進めることができます。つまり一から説明を受けないと前に進めない状態ではないので、専門家に聞くことが深くて知識を前に進めることになります。これが忙しいことから解放されるための方法です。基礎的知識を得る努力を続けていると、どんな仕事であっても一定以上段階からスタートできますから、ショートカットした時間から始められるのです。忙しさは緩和されている筈です。
 さて川端さんからのリクエストは手帳を見せて下さいというものでした。ここに古い手帳がありますが、もう20年ほど使用している手帳です。過去を蓄積しているので、見返すと記録が残っていますし、11月、12月にはこれからの予定も書き込んでいますから、未来にすべきことの管理もできています。未来に必要なことを優先的に書き込み、時間の確保と時間の管理をしているのです。
 今の出来事は書き込まなければ、一日経過したら、明日の朝になれば、大半を忘れてしまっています。そして手帳に書き込むのはキーワードだけです。今日の講義の場合だと、「スイートスポット」と書き込んでおくと良いのです。その日のうちにまとめると「スイートスポット」だけで、何が大切なのか思い出すことが可能です。
 手帳の記録を自分の知識に取り込むためには、その日の夜に復習することが必要です。時間管理上の「スイートスポット」の意味を自分の言葉で書き出すのです。そうすることによって時間管理上の「スイートスポット」は自分のものになりますし、自分で人に話をする時には、自分の言葉で説明をすることができます。知識を自分の言葉で人に説明できるようになった時、それは自分のものになっているのです。このように知識を自分のものにしていくことが、忙しい毎日から脱出する秘訣です。
 説明できることを増やしていく、仕事をする上での前提を高めておくことで、必要な時間をショートカットさせることができます。
 更に時間をショートカットさせたい場合には方法があります。現在の仕事は一人で完結させることが難しくなっていますから、仕事を自分一人で抱え込むことをしないで、知識のある仲間に仕事の一部分を依頼していくことです。役割分担できるチームを作ることで時間をカットできるのです。自分一人で何もかもしようという意識が強い人は、忙しい循環から逃れることは困難です。
 私も時々福祉施設への慰問活動を行っているのですが、ここでは踊り、音楽演奏、歌や手品などを約1時間行っています。チームで慰問活動を行っているから1時間実施することが可能になっているのです。もし自分一人で、歌と踊り、楽器演奏と手品をしようと思っていたらこうなります。楽器を習うのに1年、踊りを習うのに1年、歌のレッスンと手品で1年などの時間を要します。そして人の前で披露するための時間も必要となりますから、福祉施設に慰問ができる迄に5年もかかることになります。
 つまりチームを組んで慰問活動を行う場合は、明日からでも実施できますが、一人で慰問活動を行おうとすると5年はかかりますから、そこまで福祉施設への慰問に熱意を感じていなければ、楽器練習に着手したものの技術を習得できないで終えてしまう危険性もあります。そうなれば慰問活動はできなくなります。明日からでもできる活動が、何年経ってもできなくなることもあるのです。
 如何でしょうか。人で何もかもしようとするから忙しいのです。無駄とはいいませんが、人と組んでできることは役割分担することが、自分を忙しさから解放することが分かると思います。忙しいと思っている人は、普段の仕事で福祉施設への慰問の例と同じようなことをしているのではないでしょうか。
 もうひとつ時間管理で大切なことは期限を持つことです。期限のない仕事は完成しないか、だらだらして時間を浪費することになります。時間管理ができていないと仕事もできません。仕事をするには期限は必ず設定することです。期限を設定するとまだ出来ていない仕事に対して、その前日は必死で頑張りますから。今日の講演もそうですから間違いありません。
 最後にもうひとつ、時間の大切さを学ぶ方法を紹介します。50年カレンダーです。50年先までの西暦が書かれているカレンダーですが、この年号の横に自分と自分の家族の名前と年齢を書きます。不思議なことに自分が年を重ねていくことが現実的なものになりますし、子どもも年齢を重ねていく様子が浮かびます。1歳の子どもが50歳になっている過程がはっきりと浮かぶのです。そうすると、今日の日を大切にしなければならないと強く思います。今日の積み重ねが50年先につながるのです。日々の大切さを感じた時には、人生において無駄な時間を過ごすだけの余裕がないことに気付くのです。
 そんな大切な日々を感じて、忙しいだけの日と別れて下さい。
 私の手帳の一日のスケジュールの書き込み欄は、わずか1cmです。私は忙しいという言葉は使いませんが、どれだけ仕事がつまっていても、わずか1cmの枠内にその日予定を全て書き込めるのです。一日わずか1cmの予定に過ぎないのですから、決して忙しいことはないのです。

【金婚式】

平成21年11月14日。両親の金婚式の日でした。今から50年前の昭和34年の今日、両親が結婚式を挙げたのです。その日があったから今日の私が存在しているのです。感謝しても、し過ぎることはありません。この世に送り出してくれたことに「ありがとう」と言いたいのですが、その前では言葉にすることはできません。「ありがとう」の言葉を伝えることの難しさを感じます。
 余りにもたくさんのことに時間を費やしてしまったため、両親の元を訪れることができたのは午後9時でした。決して早い時間ではなかったのですが、今日中にお祝いができて本当に良かったと思っています。
 そして気付いたことがあります。お祝いされることよりも、お祝いする人がいることの方が幸せだということです。人を祝福できるのは本当に幸せなことです。身近な人の成功に対して妬みや嫉妬の心を持つ人がいますが、それは明らかに間違いです。感謝する気持ちは妬みを持つ気持ちに、比較にならない位に勝っているのです。
 子どもが親を思う気持ちよりも、もっと大きいのは、親が子どもを思う気持ちです。感謝の言葉で言い表せないものがここにあります。両親の50年の歴史の中に存在できていることに感謝し、これからも長く続くことを心から願っています。

11/13(金)「議員研究交流会」

【大統領来日】

アメリカのオバマ大統領が来日しました。今日三時頃、羽田空港に降り立ったのですが、空港は勿論のことアメリカ大使館、国会周辺などは警戒体制が敷かれていました。国会前の道路に日本の国旗とアメリカの星条旗が並べて掲げられている光景は感動的でした。これは国益や思想などを超越した思いです。
 国同士がお互いを尊重し合い交流し理解を深める。そこには国境や対立の概念はありません。風に吹かれて両国の国旗が空に向かってなびく光景は、将来に向かって伸びていく明るい姿が心の画面に見えました。
 国旗から見えた希望とは、直接選挙で選ばれたオバマ大統領と、国民の代表の中から選ばれた新しい政党である民主党の中からこそ見えたものかも知れません。国家の希望とは人への希望と似ています。
 大空向かって羽ばたく国旗と同じように、伸びていきたいものです。

【議員会館】

衆議員議員会館を訪問しました。和歌山県から選出の三人の代議士を訪ねました。
 和歌山一区の岸本周平さんには世論調査について、いのちの教育についてなどの意見を話してきました。同二区の坂口直人さんには教育関係者の紹介を行いました。国際貢献に強い坂口さんですから、国際紛争について今後相談したいことがあります。同三区の玉置公良さんとは地球環境問題と新エネルギー、そしてスターシェフの来日に関して意見交換を行いました。三人とも得意分野が違うので、それぞれとの話は楽しいものです。
 衆議員議員会館を出た後は平河町の平河天満宮を訪ねました。かつて、頭山満翁が好んだ場所で、東京の三大天満宮と言われているそうです。
 ご縁があって訪ねたことからおみくじを引いたところ、大吉でした。頭山翁縁の天満宮での大吉は吉兆です。

【議員研究交流会】

都道府県議会議員研究交流会大会が開催されました。主催は全国都道府県議会議長会で、場所は都市センターホールでした。最初は元東京大学教授の大森先生から講演を受けました。
 権力のあるところには圧力が作用するそうです。権力には有権者の視点が向きますから、常に圧力に曝されます。しかしマニフェストにこだわり続けると、地方自治体の課題とのズレが生じることがあり、圧力が強くなることも考えられます。圧力を分散させようとするならば、地元の意見を聞くことです。国からすると無駄な事業としか映らなくても、地元からすると必要な事業である場合もあります。
 和歌山県の高速道路の四車線化の問題は、長年地元が待ち望んだもので、地元の意思の積み重ねがあります。それを無駄な事業と切り捨てることは民意を反映しているかどうか疑問です。マニフェストが地元の意見よりも常に強いものとするなら、民意の圧力が作用します。権力は民意を反映させる意識が必要で、全てがマニフェストだけではいけないものです。つまり国の行動が地方自治体を縛るものになってはいけないのです。
 今までの国会で欠けていたものは、政策の企画と立案の全てを官僚が行っていたことです。一番大切な企画と立案に議員が携わっていないことが問題だったのです。企画と立案する行為がこの国の行く先を左右します。霞が関はここに議員を関与させることをしなかったのです。しかし、執行機関に過ぎない行政組織に企画と立案をさせてはならないのです。この部分を議員が担当しなければ政治主導の国に変わりませんし、政策は依然として官僚主導で進められることになります。
 出来上がった政策に意見を述べるだけでは、政治の官僚主導を変えることができないのです。
 さて議員の顔を見て気付くことがあると聞きました。裏方で影響力を保っている議員の顔は良くないこと。表で正当な活動をしている議員の顔は表情が良くなっていることです。仕事は顔に表れるのです。悪いことをしている人は悪い表情になり、良いことをしている人は良い顔をしているものなのです。これは政治家だけの話ではないようです。
 続いて観光振興と地域活性化に関しては、株式会社JTBの清水慎一常務が議論をリードしてくれました。現在の観光は体験型、時間消費型に変化しているようです。昔ながらの旅館は毎年、全国で100軒が廃業しているそうです。従来型の旅館ではお客さんが来なくなっているので、借入金が返せなくなっていることが要因です。国内の観光に伴う宿泊客は1992年が最高で約5兆円の売り上げでした。現在は約3兆円に低下していますから、これでは旅館が成り立たなくて廃業することが理解できます。しかし希望はあります。国内宿泊旅行に行きたいと思っている人は全体の約80%もあるのに対して、実際に国内宿泊旅行に行ったのは約50%です。この差は潜在的需要がありますから、本物体験型や時間消費型に転換できるとお客さんを呼び込めそうです。
 ところで、何にも観光地としてのアイデアがないまちに対しては、市場を復活させて下さいとアドバイスをしているそうです。旅の楽しみは飲食にあります。その地の採れたての食材を活かした料理を観光客は欲していますから、観光客用の市場では駄目で本物の市場が必要なのです。
 まして単なるイベントやキャンペーンは何の集客にもつながりません。本物ではないイベントやキャンペーンでは、恐らく宿泊客は増加していない筈です。観光客に来てもらうには地域の農業や林業の立て直しを図り、地元の食の提供や体験を提供することが必要です。観光振興策とは地域振興策に他ならないのです。
 地域振興策を考えていないまちには、観光のお客さんもやって来ません。

11/12(木)「世論調査」

【ガソリン】

名古屋の会社の石油関係の経営者と話し合いを行いました。ガソリンという製品は価格だけが販売量に影響を与えるそうです。品質やサービスではなく価格が競争力の源泉だそうです。近所のガソリンスタンドと比較して、価格で優位に立っていると売上は伸びますが、価格で負けていると売上は低下します。価格が売り上げを左右する唯一の指標になっているようです。経営としては意外と不安定です。
 元売り価格に小売価格が影響を受けるため、経営裁量は小さいように感じました。経営を安定させるために元売り価格を安定させる取り組みをしていることが分かりました。

【太陽光】

太陽光窓ガラス発電について協議しました。以前も訪ねたメーカーを訪ねて、技術の改善状況について専務と会いました。従来の製品は建物建設時に設計に組み込む必要があったのですが、新製品として投入するものは、既存の建物にも適用できるように改良されていました。
 高層建築物の南側の窓ガラスは、新エネルギーを生み出すことに適しています。未活用の資源を活かすことで環境問題への対応を図る取り組みとなっています。本格的には来年から動き出す市場です。

【意思】

自分が思っていても、遠くから見つめているだけでは相手に伝わらないものです。好意を寄せている相手がいたとしても、その相手が意識する距離に近づかないと思いは伝えられません。思いを伝えるためには相手に近づくという行動を起こす必要があります。意思を伝えるためには行動を起こすことが最も大切なのです。
 思っていても秘めているだけでは伝わらないのです。最も感性の強い人は、こちらの思いを受け止めてくれるかも知れませんがそれは稀なことです。稀なことを待ち続けても、叶う可能性は限りなくゼロに近いものです。
 内面に秘めているものを必要な相手に伝えること。これが自分の思いを実現させるために必要な行為です。ところで秘めた思いが実現しないのには理由があります。それは自分が思っていることに対して自分でブレーキをかけていることです。アクセルを踏みながら、急速に動かないようにブレーキをかけているのです。アクセルとブレーキを同時に作動させることはしないと思うものですが、自分でそんな行為を行っていることは分かります。
 動かそうとする力よりも止めようとする力の方が強いようです。動かないことが最も簡単だからです。その理由が自分だけで解決できるものだったら、決断次第なので比較的簡単ですが、自分の決断によって大きな影響を与える人が関与している場合は簡単ではありません。意志の力を言葉に置き換えることができなくなるのです。
 内心を思いのままに表現することは難しいのです。その結果、本当に思っていることと違う現実が繰り返されます。現実として現れているのは、自分が心のどこかでそう思っているからなのです。
 それを解き放つのは、やはり意思の力なのです。あるべき未来が見えているのに、真っ直ぐに辿り着けない。明かりが少ない曲がりくねった道を歩き通せるだけの気持ちを持っている人の処に未来の太陽は昇ります。
 下を向いている人は限りなく多いのですが、上を向いている人はほんの少数派です。上を向くことは自分に負荷をかけることになるからです。上を向くことができるリーダーは期待を背負うことになりますから、どんな時も意思の力を持たなければなりません。
 自分で何とかなるものは意思ですが、他人の言葉に影響されるのも意思だから厄介です。
 自分の心の中のアクセルで動かせる意思。自分の心の中のブレーキの影響を受ける意思。そして他人の言葉に動揺する意思。どれが強く出るかで自分の前に訪れる現実は違ってきますから、他人の言葉の通りになる現実は見たくはないものです。
 みっつの意思の中で、一番強くしたいのが自分の心の中のアクセルで動かせる意思なのです。
 普通だったら会うことができない「奇跡の人」と会って、話し合った時に心を巡った思いです。

【世論】

世の中を動かしているのが世論です。マスコミや新聞による世論調査結果で私達の行動が変わることがあります。世論調査による新製品の評価、選挙の予測などによって、購買性向や投票行為が変わってくるのです。世論は強い力になりますから、世論を味方にすることが勝ち抜くための秘訣です。
 ただしサンプル数は、総選挙の場合でも全国で約3,000人だそうです。それで確かな数字が導かれるそうですから不思議です。私達は思ったよりも少ない世論の数に影響されているのです。私達は、今日もまた世論という力に影響を受けています。
 この世論ですが専門家と懇談してお聞きしたところ、アメリカからの輸入品だそうです。民主主義の社会で、統治機構の意図しているところが国民に正確に伝わっているのかを調査することが始まりだそうです。国家が思っている通りの結果が得られているのかを検証する方法が世論調査なのです。
 そこには誘導や意図するものが隠されていそうな気がします。好ましい結果が得られる方が良いに決まっているからです。ですから世論は大切な指標ですが、自分の意思とも相談して自らの行動を決めたいものです。

11/11(水)「大雨」

【大雨】

今朝の三時頃から夜明けにかけて大雨と雷で大変な天気になりました。大雨は和歌山市を中心とした集中豪雨で、一時間に約120ミリの和歌山県の観測史上最大の降雨量となりました。朝、出掛ける時は道と水路、田んぼの境が分からない状態で、運転するのが怖い程でした。また何本かの道路は浸水していたため通行が不可能となり、中心部に抜ける道に自動車が集中したため、通行可能な道は大渋滞になりました。普段なら20分もかからない道ですが、同じ目的地に達するのに2時間近く要するなど大変な事態を招きました。
 それにしても、今まで見たことのない道路状況でした。床上、床下浸水の家屋もあり、都市の正常な機能は中断されたような感じがありました。
 大雨対策を含む災害対策を検討し直す必要性も感じています。道路が浸水すると役所や企業に出勤できないケースが発生するため、道路復旧やインフラ復旧などに支障がありそうです。想定している以上の事態に陥ると、まちは忽ち混乱します。これは大きな課題だと認識しています。

【新宮市】

大雨の中、大阪市内からお客さんが来てくれました。和歌山市内での打ち合わせのため来和してくれたのですが、大雨のため中止になり立ち寄ってくれたものです。
 心構えとして、用事を済ませた後はもう一人訪ねるようにすることを持っていますが、中々実践するのは難しいことです。しかし今日は大雨で早く帰りたいと思うのが自然ですが、わざわざ立ち寄ってくれたことに感謝しています。
 私が昨日、田岡新宮市長を訪問したことを話したところ、新宮市出身の県人会が毎月開催されていることを知りました。それならば、田岡市長と新宮市出身の経済人と交流する機会を持ちたいと提案しました。実現するかどうか分かりませんが、県外で活躍している人と交流できるだけでも嬉しいことです。
 ご縁とは不思議なものです。昨日の訪問の結果が、翌日に反映することが出来ました。今後の展開も期待できそうですから、道筋をつけたいものです。

【命のメッセージ、トーク&シネマ】

和歌山県民文化会館で犯罪被害者支援のための「命のメッセージ、トーク&シネマ」が開催されました。主催者は紀の国被害者支援センターで、本当に素晴らしい活動を拝見させていただきました。鈴木共子さんの特別講演会を受けて映画「O(ゼロ)からの風」を観ましたが、これは鈴木さんの経験に基づいた実話が映画化されたものです。
 19歳の息子の零くんを交通事故で失った主人公の母親は、交通事故の加害者の罰則は軽すぎると感じ、刑法改正を社会に呼びかけます。未来と夢が突然消し去られる。そんなことが現実に起こり得るのです。交通事故。それも飲酒運転や暴走運転に巻き込まれて、何の落ち度もなく罪もない人が犠牲になることがあります。
 映画の時代背景の頃は、交通事故によって相手を死亡させたとしても過失であり、最大で5年程度の実刑が科される軽いものでした。19歳の子どもを奪われたのに、加害者はわずか3年程度で刑務所を出てくることに怒りを感じ、主人公は犯罪被害者の輪を拡げていきます。最後は国会を動かし、刑法改正にまで漕ぎつけるのです。
 それにしても突然生命を奪われた本人の無念さは当然のこと、残された親族の生涯消えることのない悲しみの重さと深さは想像できないものがあります。まして自分の子どもを失うことの悲しみは、例えようがないものです。
 そして加害者の再犯率は非常に高いそうです。同じことを繰り返すたびに被害者が増え、悲しみも広がります。せめて悪質な運転による交通事故加害者は厳罰に処することで、余りにも無意味な死を防ごうとしたものです。途中、何度も涙が零れそうになりました。
 家族の温かさと一人になった主人公という現実。その対比が余りにも惨いのです。耐えられない程の痛みを感じました。主人公の「被害者になってみないと分からない」という言葉の通りです。零くんの将来の夢は「お父さんやお母さんのように、人に幸せを与えられる人間になりたい」ことですが、それは決して叶えられないことになります。零くんの彼女は「優しくて、正義感があって、夢のある人でした」と語りましたが、これ以上の理想の言葉はありません。そんな零くんがこの世からいなくなる。誰の下にも訪れる可能性のある怖いことです。
 願わくば、生命はかけがえのないものですが脆く、その重さを全ての人が感じてもらいたいものです。「命のメッセージ、トーク&シネマ」で得た、生命が何者にも変えられない尊いものであることを実践したいと考えています。
 今日という日は、無念にも昨日、死を迎えた人が生きたかった日なのです。今日の一日を無駄に過ごすことはできません。人生とは、全力で生きることを義務付けられた一日の連続なのです。一日を無駄にすることは人生を無駄にすることですから、絶対にしてはならないことです。
 映画の中にありました。19歳の頃の夢は大人になると消え去るかも知れません。未完成の19歳は大人になるに連れて完成に向かいます。しかし人生を完成させることなく終えてしまう人もいるのです。そんなことはあってはならないのです。
 被害者の涙には敵いませんが、その内の少しでも生命の重さを受け取ることができました。
 夢や希望を失って生きる希望が見つからない大人になった日々を過ごしているとしても、それでも生きることは素晴らしいのです。大人の自分を生きられなかった人がいるのです。ですから大人の自分を生きられている今に感謝して、今日を明日につなげたいものです。

【仏画展】

アバローム紀の国で牧宥恵さんの仏画教室の仏画展が開催されました。案内をいただいたので画廊に立ち寄ったところ、偶然にも牧さんがその場にいたので、久しぶりに話し合いました。素顔の牧さんはとても楽しい方です。真面目と冗談が入り混じった話となりますから見極めが大変です。でも示唆に富んだ話を聞かせてくれます。
 お坊さんとはサービス業の要素を持っていると心掛けているようです。サービス業ですから、相談に来る相手に安心感や満足感を与える必要があります。相談に来たのに不満や不信感を与えるようではお金をいただくのに抵抗があります。
「会って良かった。話して良かった」と思ってくれるような応対が理想です。これは政治家や企業人にも共通することですが、「あんな奴に会って損をした」と思われないような応対をしたいものです。会って良かったと会わなければ良かったでは、上と下で随分違います。
 また人は緊張感と緩む感の両方が必要だそうです。風呂敷は、結んで絞ることと、括った風呂敷を解くことの両方が必要です。同じように人は締めることと緩むことを使い分ける必要があります。仏画展では、入り口側に温かさを感じる仏画が展示され、奥側に厳しい表情の仏画が並んでいます。仏画展では、人に大切な締めることと緩めることを教えてくれています。

【東京から】

いつもそうですが、和歌山県が台風などの災害の影響を受けると、必ず東京にいるNさんから「大丈夫でしたか」の連絡をいただきます。今日も夕方連絡をいただきました。「日中は忙しいと思っているので今、電話しました」と弾んだ声を聞かせてもらうと、それだけでもう大丈夫だと思ってしまいます。言葉の力は大きいのです。それが遠くからのものでも力となって支えてくれます。
 東京も雨が強く降っているそうですから、こちらからも東京が無事であることを祈っています。本当にいつも忘れないで連絡をくれていることに感謝しています。

【その他】

  • 資金調達に関して金融機関と協議しました。資金繰りが厳しい事業者や地方自治体への融資の可能性について話し合い、必要と思っている依頼も行いました。実現可能性は分かりませんが、金融を締めると地方経済を圧迫し事業を追い詰めることになりますから、真面目な事業者が、極力、不利益を被らないように対応をお願いしました。
  • 障害者年金の考え方について相談がありました。地方自治体によって対応が違っている点の指摘があり確認を急いでいます。
  • 人力社会の大切さに関して話をいただきました。地方都市では人が財産で、人によって活性化と将来のまちづくりが進むことから、地方の人材と中央の専門家と交流を持つことによって、時間がかかるけれども自分達のまちづくりにつなげては如何なものかとの提言でした。大切な人材を専門家に引き上げることが、将来、わがまちは活気を取り戻す第一歩になります。

11/10(火)「新宮市」

【いのちの教育】

うつ防止や自殺予防のための、いのちの教育に取り組み始めようとしている地方自治体が増えつつあります。和歌山県でも小、中学校からの、いのちの教育に今以上に力を注ぎ始めていることは嬉しいことです。うつ病になってからでは治癒するのに時間を要しますから、未然防止と傾向が現れた時の初期対応が肝心です。
 そんな点に注意した授業を検討してくれています。いのちの授業に際して、実施する時には案内をしてくれるように依頼しました。

【スターシェフ】

以前少し紹介しましたが、2010年夏、ミシェランの認定したスターシェフが日本に来てくれる予定です。その中で和歌山県に立ち寄ってくれる計画があります。豊な食と食材がある和歌山県はスターシェフにとっても魅力的な地域だと伺っていますが、スターシェフが三人も来てくれることになれば事件とも言える出来事になります。
 県を挙げてのイベントになる可能性も秘めているため、今から実行委員体制と準備に着手しています。
 今日は、関係者と協議している最中に実行委員会の責任者からメールが入りました。余りのタイミングに驚きましたが、世の中で起きることは必然ですから、成功に向かっている途中であることを確信しました。
 スターシェフによる料理イベントは、和歌山県の誇る食材を全国に売り出せる絶好の機会になります。イベントと捉えるのではなくて和歌山県の食の魅力を伝えて、全国の皆さんに和歌山県の産品を使用してもらえる機会にしたいものです。

【新宮市】

新宮市の新しい市長である田岡市長を訪問しました。田岡市長が市長に立候補を決意したのは今年8月、投票日は10月でしたからわずか数か月で市長に駆け昇った訳です。その間の苦悩や不安は想像できません。それらの困難を乗り越えて市長に当選したことは称賛です。
 私も知人を介して知り合ったのですが、まじめで優しい人柄であることを感じました。選挙前も、当選した後も、お忙しい中、わざわざ和歌山市に来てくれた位です。今日新宮市役所を訪問したのですが、全く変わらない姿勢で迎えてくれました。10月30日が初登庁でしたから、まだ慣れるまでも至っていないと思いますが、丁寧に懇談に応じてくれたことに感謝しています。
 現在は部長、課長と一緒に、選挙前のマニフェストを政策に落とし込む作業を行っているそうです。新宮市は産業振興、雇用確保、財政再建など諸課題がいっぱいですから、歯応えがありそうです。
 今日は地球環境問題に関して地方自治体の取り組みについて話し合いました。地球温暖化防止計画は各地方自治体が策定しなければならないものですが、県内で策定している市町村は少ないのが現状です。新市長が誕生した新宮市には新しい計画が似合いますから、民間と共同して先進的な計画を創り上げて欲しいところです。地方自治体が地球環境保全に向けた計画の策定をした後は、地元の皆さんに地球環境保全のために守って欲しい計画を策定することになります。それは数年先らになるものですが、今から現状把握をして出来ることから着手する必要があります。地球温暖化防止に関しては取り組みが早すぎることはありませんから、新市長には和歌山県で一番を目指して欲しいと思います。
 田岡市長と懇談した後に新宮市地域を少し周りましたが、古い商店街はシャッターが降り人通りはありませんでした。地方都市はどこでもそうですが、新宮市でもかつての中心地と思われる場所が廃れていました。一緒にまちを巡った人から「イオンが来ると商店街は廃れる」と聞きましたが、郊外型の大型店舗に人が集まると古い商店街から人が消えるようです。地元の中心地が廃れて、まちが栄えることは少ないのです。立て直すのは大変な作業ですが若い力に期待が集まります。次に新宮市に来る時には、まちの姿の一部でも変わっているかも知れません。人が変わるとまちは変わるのです。
 能動的に変わることを志向しないと、変わることはできません。時代は流れていますから、立ち止まっていることは遅れることを意味します。現状維持だと現在の位置からはマイナスで、プラス1か2を目指すことで現状維持ができる程度です。
 トップが変わることはプラスに転じることですから、後退ではなくて現状維持以上に向かうと思います。新しい田岡市長の新宮市に大いに期待が膨らみます。

【その他】

  • 新卒者の就職活動に関して協議しました。厳しい就職戦線が続いていますが、難関を乗り越えて欲しいものです。
  • 上海万博に関してのこと。コミュニケーションセミナーの企画に関すること。地域の会社と金融事情について。金融の信用崩壊による縮小を打開するための信用回復に関しての話し合いについて。

11/9(月)「県内の市場」

【県内の市場】

朝から和歌山県内の経済情勢に関して情報交換を行いました。新規物件は依然として少なく、それどころか次年度に向けての動きも少ない状態なので、市場は縮小傾向にあるとある業界では予測しています。また市場に動きが少ないことも特徴です。大阪府下では市場の奪い合いが激しくてシェアの変動もあるようですが、和歌山県の場合は固定されているのでシェアの変動は少ないようです。それだけ安定しているとも言えますし、変化が少ないので活況を呈していないとも言えます。この市場が縮小している中でのシェアの変動が少ないことが問題です。老舗は現在までのシェアを維持することが難しく、新規参入組はシェアを獲得することが困難なのです。
 どの業界、どの立場の企業にとっても厳しい経済情勢になっています。和歌山市の企業用地への企業立地によって雇用が増えるとの報道がありますが、県内移転が大半ですから真水での増加ではないと思います。名目と実体の数字は違いますから、本質的な部分の変化を求めたいところです。

【地球環境問題】

来週、福祉施設への苗木の寄贈を予定しています。福祉施設を訪れて責任者と実施方法の打ち合わせと現場確認を行いました。この福祉施設の庭はきれいに整備されていて、ここに30本の苗木が植えられた姿を想像すると、更に緑豊かで楽しい庭になりそうです。
 入居者の皆さんも期待してくれていることが分かり、交流しながらの植栽が今から楽しみです。

【植樹活動】

地球環境問題に関して、二酸化炭素排出量25%削減に関しての対応策の提案を受けました。今まで聞いたことのない技術でしたが、国にも提言して評価を得ていると伺いましたから期待が持てるかも知れません。既に和歌山県内で実証試験を続けていて、集められたデータから成果が得られていることが確認できています。和歌山県から地球環境問題解決の発信ができたら素晴らしいことです。世に出るまでに時間を要すると思いますが、認知されるように支援を行いたいと考えています。

【懇談会】

夜は事務局長を初めとする皆さんと懇談会を実施しました。県議会の活動も三年目を迎えていることから、次期に向けた活動も視野に入れていくことを確認しました。体制や役員会などのあり方についても話し合いました。その中で興味深い話がありました。
 人が集まると問題が生じることがありますが、心の置き処によって対処の仕方が違ってきます。例えば、舟を漕いでいる時に前から来た舟に衝突されると憤りを覚えますが、もし衝突された舟が無人で流されてきた舟であったとしたら、怒りようがありません。つまり相手がいると怒りたくなりますが、相手がいないと喧嘩もできないということです。
 常にこのような気持ちでいることは難しいと思いますが、腹立たしくなった時は相手の顔を見ないで、モノが勝手に動いた、人がいないのに音がしたと思うことです。相手の存在を確認できないと怒りようはありません。虚の文字で表現できる心境ですが、ここに到達すれば心は乱れなくなりそうです。

【その他】

  • 行方不明の相談がありましたが、要することでしたので慌てて調査しました。結果、不在であるだけだと判明して安心しました。数日間、連絡がつかなくなると心配になることがあります。特に携帯電話が不通だと心配が増します。文明の発展は便利性につながりますが、居所が把握できる状態になり過ぎると、そうでない状態が続くと不安も感じるものです。兎に角、行方が分かって安心しました。
  • 都市開発に関する事務所移転の問題について話し合いました。ただ急を要するものでなくて、二年後を目途に考えている事案でした。本格的な協議はこれから先になります。
  • 環境問題に関心の高いKさんから、二酸化炭素を分解する微生物が存在し、研究が進められていることの報告をいただきました。地球環境問題に対応するため、この件について調査して欲しいとの依頼を受けました。
  • 太陽窓ガラス発電に関して現状確認の依頼がありました。現在の製品の改良型の研究が進められているそうですが、研究成果の確認を行っています。

11/8(日)「一万人大清掃」

【一万人大清掃】

今朝は和歌山市一斉の一万人大清掃だったため、早朝から宮街道の清掃を行いました。道路沿いはゴミが散乱しています。一番多かったのはたばこの吸殻です。それも信号機の手前や中央分離帯の植え込みに吸殻が集中しています。捨てやすい場所があるようで、吸殻は固まって捨てられています。捨てるのは簡単ですが、腰をかがめて一つひとつ拾うのは大変です。道路にごみを捨てる人は拾う人のことを考えていないと思いますが、自分の後行程を考えた行動を取りたいものです。道路にごみを捨てる人にはその思考回路はないようです。一つのごみのために一万人も動員させているのですから、この事実を知ってもらいたいものです。

【地引網】

和歌浦の片男浪海岸行われた地引網に参加しました。市内のある組織の家族レクリエーションにお招きをいただいたものです。開会式で参加した皆さんへの挨拶の機会もいただきました。地引網を引く家族の皆さんの笑顔が職場の原点だと感じました。そしてこのようなレクリエーションが実現できる環境にある和歌浦の素晴らしさを感じることができました。  日頃から役員の皆さんとは交流させてもらっていますが、家族の皆さんと一緒できたことを感謝しています。

【経営者】

和歌山内の素晴らしい経営者と懇談する時間かありました。約2時間の懇談でしたが、遠くの有名どころの経営者の話を聞くよりも、ずっと価値のあるものでした。起業してから15年を迎えている会社は、厳しい経済情勢の中においても業績を伸ばしています。その秘密も垣間見ることができました。厳しい時代を、人材を育成することによって乗り切ろうとしています。
 この会社のU社長は28歳で起業しています。元々営業を専門としていたため、今も営業分野は得意です。1年ほど前までは社長兼第一戦の営業も行っていましたが、最近は従業員さんに営業を任せてこの先の企業展開を企画することに専念しています。
 自らの経験から、営業は話が得意な人よりも聞き上手の人の方が成績を挙げられると聞きました。人の話を聞ける人は、得意な話を話しまくる人よりも上位にあると評価しているようです。理由は簡単です。相手の要望を聞いて対応することが営業の基本だからです。
 自分の得意な話をしても、それを相手が望んでいないかも知れませんし、聞くだけ時間の無駄だと思っているかも知れないのです。相手の幸せを考えるのではあれば、まず相手の欲することを汲み取ることが大切です。そこから営業は始まるのです。
 そしてそんな従業員を家族のように大切に思っていることが分かります。最近はお客様満足度、CSを重点に掲げている会社が多いのですが、この会社ではESを第一に考えています。ESとは従業員満足度のことですが、まず従業員が自ら所属する会社に満足しなければ、自社製品をお客さまに勧めることはできません。会社の役割は会社で得た利益の内、会社の成長に必要な原資を残した後は、全て従業員に分配することだと聞きました。そこには成果に基づいた査定が加わりますが、基本は自分達で得た利益は自分達で納得できる形で配分することです。
 満足できるとは家庭を維持でき、銀行の住宅ローンを組んでも、将来の返済に不安がないことなどが挙げられます。この会社で仕事をしていると将来も希望が持てることが従業員の満足なのです。給与の支給が遅れることや、経営者が理由を付けて支払を遅らせることがあれば従業員の帰属意識は低下し、「会社のために」の思いは消え去ります。
 仕事をして会社に貢献した分は賃金として正当に反映され、支払い期日に支払われることが満足なのです。それを大切にしている会社ですから、従業員の満足度は高くなっています。
 例えば大企業や公務員として就職した人は、余程のことがない限り数年で辞めることはしないのが通常です。その組織に帰属している方が将来に期待が持てるからです。この会社が就職希望者に話しているのは、「この会社は小さいけれども、大企業に就職する時の気持ちのように、ここはこの分野で一番の会社だから定年まで居続ける」ような気持ちを持って欲しいということです。会社にいられるためには条件があります。上司に意見を言える空気があること。意見を提言すると衝突することがありますが、部下は意見を言う前に上司と絆を築いておく必要があります。人間関係ができて初めて意見を言い合えるのです。人間関係のない内に、例え正しい意見であっても強く言うと、衝突して煙たく思われます。その結果、職場はギクシャクしますし、会社としての成果を挙げることはできません。
 まず人間関係から入ることが絶対的な基本です。
 さてU社長は、安定雇用が優秀な人材を集めることになり、人材がいることが会社の発展につながることを知っています。今の規模から会社を成長させようとすると人材の確保と育成が必要です。20人の会社であれば、社長と数人のリーダーがいれば大丈夫ですが、50人の会社になると社長を補佐する人と10人程度のリーダーが必要となります。規模を大きくする程、人材が必要なのです。
 その人材ですが、同じタイプの人はいらないそうです。野球チームと同じように、各ポジションの役割分担できる人材を揃える必要があります。優秀な人材の基本は人格と性格です。まず協調性、明るさ、そして燃えることができるなどが求められます。燃える集団であることが人材の成長と会社の成長に直結しているのです。燃える集団に水を浴びせるような後ろ向きで冷めた人材は不必要なのです。伸びる会社の共通している燃える集団がここにあります。
 伸びゆく分野の仕事が会社の売り上げの約60%を占めています。設立当時から売上製品の比率は変わっていますが、常に有望な製品の入れ替えを意識しているそうです。今も20%程度は将来有望な分野の仕事に投資、研究しています。それが柱に育つかどうか分かりませんが、次の時代への投資をすることが成長に欠かせないことです。
 熱い経営哲学に接したことは凄い勉強になりました。有名とされる人の講演会を聞くよりも、遥かに得るものがありました。身近な人の中に尊敬に値する人がいることは力になります。

【躍進の集い】

民主党躍進の集いに参加しましたが、会場は人で溢れていました。約1,000人はいたと思います。政権与党の力を垣間見た感じです。確実に、今までよりも広がりがありました。
 熱い思いが人を動かす力になることを感じました。

【立ち寄り】

和歌山市和歌浦にある中華料理店。このお店がおいしいのです。お店の方達の人柄もとても素敵なので、近くに行った時には立ち寄ります。尤も、座って食事をする時間が殆どないので、立ち寄るのは数えるほどですが。今日は夜に立ち寄りましたが、大歓迎してくれました。「よく来てくれました。待っていたのですよ」の挨拶が、とても嬉しいものでした。「いくつも飲食店があるのに、わざわざ遠いのに来てくれてありがとうございます」と丁寧な言葉をいただきました。
「いつもご馳走になっているのはこちらですよ。おいしくいただけることに感謝しているのですよ」と返事をしましたが、ここのお店の皆さんとの会話はとても優しくて、誰にでも親切になれます。
 一日の終わりに幸せを感じる会話ができたことに感謝しています。

11/7(土)「宇宙の夢」

【葵会総会】

葵会定期総会にお招きをいただきました。参加者は総勢100名、今回も皆さんの元気なお顔に接することが出来ました。時間性の先輩方の会にお招きいただいたことに深く感謝申し上げます。
 挨拶の主旨は次の通りです。
 こんにちは。今回も葵会総会にお招きいただきましたこと深く感謝申し上げます。ありがとうございます。一年に一度お会いさせていただく方もいますし、日頃から出会っている皆さんもいます。特に各地のイベントでお会いすることが多く、元気なお姿に触れさせてもらっていることを嬉しく思っています。
 写真展、絵画展での会場でお会いしたり、お会いできなくても作品と対面させてもらっています。またハーモニカやギターの演奏、福祉施設への慰問活動などでもご一緒させてもらう機会があります。色々な場面で出会っていることに感謝するばかりです。
 これまでに意見をいただいたものは、地球環境問題について、新エネルギーについて、太陽光発電の余剰電力買い取りの問題について、地域の治水対策についてなど、解決するまでに時間を要する大きな問題もありますが、継続して取り組んでいることも報告させていただきます。
 さて元気に県議会で活動させてもらっていますが、政権交代以降、先の9月県議会が開催されています。そこで一般質問をさせてもらいました。大きな問題として温室効果ガス25%削減があります。これは地球と人類、そして文明にも関わる問題ですから、比較するものがなく推進は不可欠であることに疑いはありません。しかしそのまま適用することはこの国で生活している私達、事業活動を行っている事業者に多くの負担が伴うものです。昨今の経済情勢からすると、環境問題への対応するコスト負担の増大をそのまま受け入れられるのか問題となります。この点を議論しないで、二酸化炭素25%削減だけが先に進むことは考えなければなりません。一般質問では知事と、この点について議論を交わしています。和歌山県として豊富な森林資源を背景に排出権の証券を発行して収入をあげることで県民や事業者の負担を少なくすることも考えられます。和歌山県の特性を活かした環境対策を行うことで、和歌山県の自然が県民の利益につながるようなしくみ作りも検討できると思います。先輩からもこれらの観点での意見をいただけたら幸いです。
 さて、政権交代に伴って無駄な事業の見直しが始まっています。これは肯定すべきものですが地方の実情にそぐわない見直しもされているように思います。高速道路四車線化凍結の問題、過疎化法の期限切れに伴う新過疎化法に期待することなど、政権と地方との間でズレが生じようとしている案件に関しては現場の意見を聞いてもらって十分議論した上で方向性を出して欲しいと考えています。
 これらの問題に関しても、この後の懇談会の時間で意見をいただきますよう、お願い申し上げます。今回も先輩の皆さんとご一緒できることを心から嬉しく思っています。引き続きましてご指導いただきますようお願いを申し上げ挨拶とさせていただきます。ありがとうございました。
 懇談会はハーモニカとギターの演奏会でスタートしました。昭和の歌謡曲を楽しませてもらいました。今回も懇談会では多くの意見を聞かせてもらいました。先輩方に深く感謝して万歳で会を締め括りました。

【宇宙の夢】

宇宙航空研究開発機構の上野精一チーフエンジニアが和歌山に来てくれ、宇宙に挑戦している今と夢を語ってくれました。本当に素晴らしい機会を得られたことに感謝しています。宇宙から見た地球の写真は失いたくない宝物のようにきれいです。真っ暗な宇宙に青色の地球が存在していることは奇跡であり、地球の外から地球を見た人は争いという価値観がなくなると思いました。映像を見て上野先生から話を聞いただけの私がそう思うのですから、この話は小学生や中学生に聞いてもらいたい位でした。
 もし人類の半数以上の人が宇宙に出て美しい地球を見たとしたら、戦争や争いは永久になくなると思います。それ程かけがえのない地球を意識することができます。
 地球はきれいだけれどもはかなくて脆い存在です。人類がこれ以上自我のまま活動を行ったとしたら、うつくしい地球は失われることになります。今だったら間に合います。今直ぐ地球市民としての意識を持ちたいものです。
 さて地球の上空400kmの位置に宇宙ステーションISSが存在しています。このISSは秒速8kmで地球と一緒に回っているそうです。不思議なことですがこの速度以下になると高度が下がるそうです。秒速8kmの速度でも徐々に高度が下がっているので、時々軌道修正が必要になっているのです。何となく不思議な感じがします。
 また地上400m上空がもう宇宙なのです。400kmというと東京と大阪間の距離に過ぎませんから、地球と宇宙は意外と近接しているのです。地球は特殊な存在ではなくて宇宙の中の地球なのです。このことは本当に不思議な感覚です。もっと言うと大気圏は10km上空までです。10kmを超えると空気が無くなりますから、そこはもう宇宙空間とも言えます。
 宇宙から見ると争い事は馬鹿らしいのですが、私達も困った時には10km上空の視点を持てば考え方が変わりそうな気がします。
 さて話のテーマは「英語で闘え、日本語で考え英語で伝える」でしたから、宇宙開発と英語について話の内容を記します。
 ツールとしての英語は心の中身を相手に伝えることにあります。言語は伝達手段ですから、思っていることを相手に伝えられることが大切です。正確に相手に伝える、科学技術を正確に表現するために英語が適しているようです。人間が理解し、判断し、行動するために言葉があります。一人でできない仕事であれば、相手の考えていることを受け取る必要があります。一人だけで行動はできないので、チームワークを創り動かす力が必要なのです。その基が言語であり世界語として英語が適しているのです。
 宇宙飛行士の若田さんはアメリカ側の評価が高かったと聞きました。それは公用語の英語とそれを補う日本語のコミュニケーションがあったからです。この日本人の心配りが、アメリカ人に驚きを与え感激させたのです。
 英語で闘うために必要なことがあります。
 相手に自分が何者であるか、何を持っているのか、何を欲しているのか伝えること。相手が何を欲しているのか、何を護ろうとしているのか正しく理解すること。そしてお互いがハッピーになれるソリューションがないか、折り合えるところを探すことが必要ですが、その手段として英語が必要なのです。日本の素晴らしさを伝えるために英語が必要なのです。先ず日本の良いところを知ること。その上で英語の発信力が必要となります。この仕事が何故必要なのか、いま何をしなければならないのかを日本人の心と日本語で考えることが大事なのです。
 日本人の価値観や世界観の中で考えてこそ、目指すべき方向やあるべき姿を描き出せるのです。その次に大事なことは、その価値観を世界に伝え広め共有すること。そのために英語が必要なのです。地球環境問題や人類の活動範囲の拡大が地球レベルの問題になっているため国際協力が必要となっています。国際レベルの活動を実施するためには英語が絶対に必要なのです。
 国際的な仕事をするためには英語は不可欠な言語なのです。国際社会で闘うための武器が英語なのです。
 ところで日本では、月に人類を送る計画があるそうです。月に人を送り出すために必要な費用は20年間で2兆円から3兆円です。1年あたり1,000億円となりますから、この予算が必要なものかそうでないのかは国民の皆さんのコンセンサスが必要となります。さて理解が得られるかどうか、世論の反応は分かりません。
 ただ直接的に、宇宙開発に関して理解は得にくいとしても、地球環境問題と絡めると必要な予算となると考えます。宇宙から見る地球はかけがえのないものですから、宇宙に関心を持ってもらうために宇宙に関心を持つための教育を行い、そこから宇宙に人類を送り出そうとの機運を作り出すことが早道です。
 県内に複数の天文台を抱えている和歌山県は宇宙に近い県です。和歌山県で宇宙教育を行う意味はあります。宇宙科学を理科系の分野と考えるのではなくて、地球環境の観点から文科系にも取り入れたい科目です。宇宙から地球を見ている観点を持つと、私達は宇宙的価値観を持つことができます。問題は高い視点を持つと見渡せますから解決が容易になります。地球上の問題を地球上の視点で見ると解決は困難でも、宇宙からの視点を持つと解決が図れるかも知れません。国境、人種、金銭、争いは見えなくなります。具体的事情を抽象化することで解決方法は見つかりそうです。
 困った時には心を宇宙に飛ばして地球上の問題を考えたいものです。無重力に心を飛ばすと心が軽くなったような気がします。

【教育】

夜は教育問題に関して話し合いました。教育の基本は複習にあります。複習を行って分からない個所を潰すことが理解するために必要なことです。次々に新しい問題集に飛び移るのではなくて、一つの問題集を解らない個所がないまでに理解することの方が大切です。

11/6(金)「リサイクル」

【リサイクル】

家電製品のリサイクルの仕事をしているパナソニックエコテクノロジーセンターを訪ねました。このセンターは家電リサイクル法の法制化を受けて、2001年4月にパナソニック100%出資の株式会社を設立し稼働させています。
 家電リサイクル法は言うまでもなく、資源の有効活用と廃棄物の減量などへの対応を求めるもので、私達がテレビや冷蔵庫などの家電製品を処分する際にリサイクル費用を負担しているのはその表れです。家電製品を作った事業者、販売者、そしてユーザーがそれぞれリサイクル費用を分担しています。対象となっているのは、ブラウン管テレビ、薄型テレビ、洗濯機、衣料乾燥機、エアコン、冷蔵庫、冷凍庫の7つの電気製品です。
 このセンターでは、家電製品の中から資源を取り出して再び新しい製品に戻す「商品から商品へ」を目指しています。
 事業理念は次の項目があります。

  1. 24社の家電メーカーの電化製品を引き受けてリサイクルをしています。操業以来、家電リサイクルは累計600万台、平成20年度は75万台、そして平成21年度はエコポイントによる買い替えが進んでいるため前年度を上回るリサイクルを行っています。
  2. 教育の場として存在しています。特に小、中学校の社会見学施設として受け入れを行っています。
  3. 地域との共存を目指しています。設立に当たって地域からリサイクル工場建設の反対の声があがりました。そこで地域協議会を設立して年間4回の意見交換を図るなど、地域に溶け込んだセンターを目指しています。
  4. リサイクルを通じて得た技術をパナソニックの新商品開発に活かしています。使用し終わった時にリサイクルし易い商品開発を目指しています。
  5. リサイクル技術の技術開発を研究しています。日本では絶対に必要な技術ですから、これを推し進めています。

また、このセンターでの雇用は170人、地元雇用は90%となっています。所在地は兵庫県加東市佐保ですが、ここに建設したのは、元々パナソニックの部品工場があった土地で、活用されていなかったことから、同敷地に建設したそうです。勿論、高速道路のインターチェンジに近接している利便性の高い場所になっています。
 センターを見学して気付いたことがあります。リサイクルしてもそれほどの効果がないと想像していたのですが、予想以上に資源を回収することができることです。例をあげると、そのことが良く分かります。またリサイクルによる原材料コストも下がっていることに驚きました。家電リサイクルにより取りだした原材料のコストは、新しい原材料の約1/3だそうです。十分競争力に耐えられるものになっています。
 一台のテレビをリサイクルすると14.3kgのガラスが取り出せます。これをグラス(重さは210g)に再生すると68個できます。洗濯機一台をリサイクルすると186gの弁当箱58個製作できます。エアコン一台は3.2kgですが、これをリサイクルすると17gのビール缶190個分を製品化できます。
 家電製品からは、予想以上にリサイクルできることを知りました。この事実を知ると家電製品一つでも大切にしなければならないと思います。

【PCB】

日本環境安全事業株式会社の大阪事業所が舞州にあります。PCB廃棄物処理を行っている会社の施設です。PCBは昭和49年に製造や新たな使用が禁止されていますが、その当時の使用されていたPCBが各地に残っています。
 大阪事業所には関西2府4県からPCB廃棄物が持ち込まれ、安全に処理されています。
 法律により、現存するPCB廃棄物は平成28年度までに処理することが定められています。トランスを所有している電力会社は自前のPCB廃棄物処理施設を有していますが、それ以外の会社や工場内にあるPCB廃棄物はここで処理されています。

【その他】

  • いのちの教育に関しての打ち合わせを実施。東京都や埼玉県でも、絵本を活用した新たないのち教育に貸して準備が整えられていますが、和歌山県でも新しい取り組みが試されようとしています。絵本の作者もいのちの教育に真剣に向き合っています。この気持ちを大切にしたいものです。
  • 経済危機の影響は家庭にも深く及んでいます。保護者の所得は減少したり失業したりで、進学したくても出来ない状況にある子どもが多くなっています。今こそ奨学金の支給要件を緩和したり貸し出しやすくする必要性を感じます。県内の各高校を周っている元先生からも、厳しい家庭環境にある生徒達の状況について連絡をいただきました。この奨学金の問題に関しては後日、実態について情報交換を行い対応することにしています。
  • 平成21年12月の研修会の講師の依頼を受けました。依頼内容は普通の県議会報告ではなく、リーダーの心構えについてもアドバイスをして欲しいというものです。おもしろいテーマなので今から楽しみにしています。

11/5(木)「カジノ講演会」

【カジノ講演会】

カジノ・エンターテイメント研究会の講演会が開催されました。講師は大阪商業大学経済学部の佐和良作教授で、カジノが来たら和歌山県はどうなるのかについて解説してくれました。日本の場合、カジノ単体で成り立つものではなく、カジノ・エンターテイメントの形で進んでいくと考えられています。この概念は、テーマパーク、劇場、シネマコンプレックス、ショッピング、グルメモール、スポーツ施設、国際会議場、ホテルなどにカジノを含めた複合施設です。
 和歌山県のカジノ・プロジェクトについては次のような見解を示してくれました。
 一人当たりの県民所得で見ると、全国で36位であり近畿6府県で6位ですから、経済力から見ると残念ながら下位に位置しています。ですから、地域振興の観点からすると和歌山県は候補地になり得ます。課題はカジノ単体を描くのではなくてエンターテイメント性を持たせた地域としてのプロジェクトをどう描くのかです。
 仮に2010年の秋に通常国会でカジノ法案が成立するとすれば、2011年後半にもカジノ・プロジェクトの募集が始まる可能性があります。和歌山県が本気で取り組むためには、集客力の高い候補地に絞り込みプロジェクトを進める必要があります。こじんまりとしたカジノ・フロアだけのプロジェクトでは到底認可されることはありません。 
 決定事項ではありませんが、イメージ的には関西空港に近接していて外国からの集客力があることが条件です。仮に白浜町を候補地に考えるなら、白浜空港にジャンボジェット機が運航できる位に空港整備と交渉が必要となります。これは現実的には極めて厳しいので候補地には適していないと思われます。
 ですから和歌山県の場合、大阪府に近接する地域を候補地にする必要があります。もしカジノが和歌山県にできるとすれば、間違いなく景気は良くなり、若い人たちのUターンも期待できます。期待値として直接雇用と間接雇用を合わせて、3万人から5万人の雇用が期待できます。また一日に3万人から5万人が来訪するとしたら、インフラ整備が必要となります。この場合はカジノ運営会社に相応の負担を求めることで解決が可能です。
 大阪府の橋下知事はカジノ誘致を発言していますが、和歌山県におけるカジノ誘致の発言は聞いたことがありません。私が知らないだけかも知れませんがカジノ誘致に関する発言は少なく、大阪府や沖縄県、東京都と比較して発信力も相当弱いと思います。また地元の要望もなくカジノ協議会もできていませんから、仮にカジノ法案が成立したとしても、現状からすると和歌山県が候補地になることはないと考えます。
 地域振興の観点からすると検討しても良いテーマだと思いますが、誘致議論もないまま終えそうな雰囲気です。地域振興に関して様々な可能性を議論することを閉ざしたまちは、活発にはならないような気がします。関西で一ヵ所の候補地が割当たられるとしたら、トップの姿勢からすると現状では大阪府になりそうです。

【コンサート打ち合わせ】

日曜日に開催予定のクラシックコンサートの打ち合わせを行いました。当日の花束のプレゼンター役と、シナリオの見合わせとタイミングなどに関して確認を行いました。既に全国で和歌山県のPR経験が豊富で、テレビのレポーターやナビゲーターを希望している方ですから、お客さんの集まる舞台には慣れていました。
 テレビ関係の仕事を志す若い人は東京を目指す人が多いのですが、逆に東京から和歌山県に帰ってくれている方もいます。故郷、和歌山県を地元から発信したいと考えてのことです。その志を叶えられる和歌山県であって欲しいものです。

【生産緑地】

先に調査依頼の合った和歌山市内の生産緑地に関して関係者と協議を行いました。生産緑地に指定を受けるためには2,000u以上の耕作面積が必要です。先に生産緑地として認定を受けた耕作面積は2,168u、不動産登記が分割されていたことから生産緑地に認定漏れとなっている耕作面積は409uです。申請者が、登記がニ筆になっていたことに気付かないで申請したものですが、実際は一枚の田として耕作を続けています。
 一筆分が漏れてしまった事例の調査をしてもらったところ、前例がない事例であることが分かりました。今後、とのような取り扱いができるか可能性を探りましたが、結論を導くまでに至りませんでした。協議事項として案件を継続しています。

11/4(水)「メグミルク京都工場」

【メグミルク京都工場】

京都府にある日本ミルクコミュニティ株式会社の京都工場の見学に行ってきました。メグミルクと言った方が分かりやすいかも知れません。赤いパッケージが印象的なメグミルク京都工場は、平成10年に完成しています。工場視察と説明を受けて品質管理は徹底していることが分かりました。工場内は人が少なくて機械が仕事をしている感じがありましたが、実際の従業員は100人、関連会社の従業員は100人の合計200人が働いています。地方に位置する工場で200人の雇用が生まれていることは、地域経済に大きく貢献していると思います。
 製品の品質管理に加えて環境対策にも力を入れていました。牛乳パック6個をリサイクルするとトイレットペーパー1ロールが出来るそうです。以外と少ない量で1ペーパーが出来ることを知り、牛乳パックのリサイクルは徹底しなければならないと思いました。スーパーの出入り口に牛乳パックの回収ボックスを見掛けますが、地域にあるこのリサイクルの取り組みを活用すべきなのです。
 和歌山県に本社がある大手スーパーのオークワは毎年、メグミルク京都工場を見学に来ているそうです。環境を重視するスーパーと環境を考えるメーカーが協調している姿勢に感心しました。知らないところで強力に環境への取り組みが成されているのです。
 また環境負荷を低減させる高効率機器が採用されていて、二酸化炭素排出量を大幅に削減しています。示してくれたデータでは二酸化炭素排出量は約65%も削減出来ていましたから、製品を製造する時も環境に優しく、製品を回収するリサイクルの取り組みも実行されていることが分かります。
 地球環境に取り組んでいる企業は好印象となりますから、消費者は同じ種類の製品を購入する場合、地球環境に取り組んでいる企業の製品を選択する傾向になると思います。
 ところでこの場所にメグミルク京都工場が立地したのは、きれいな水が豊富であることが要因です。原料となる牛乳自体は北海道や九州、岡山県から運ばれてきます。輸送距離よりも水環境などを優先させているのです。この場所に立地して10年余り、すっかり地元に溶け込んでいる京都工場でした。  丁寧に説明してくれたメグミルク京都工場の皆さんに感謝しています。ありがとうございました。

【雇用問題】

今日も雇用問題が議論になりました。大阪の会社を停職して和歌山市に戻ってきた若い人と話したからです。早速ハローワークで相談してきたそうですが、仕事が少なくて直ぐに見つかりそうな感覚はないようです。30歳の年齢ですから、これから結婚して家庭生活を築く上で、生涯働けるような仕事に就くことが大切です。ある程度の所得の見込みと将来の見通しがあることが結婚するための条件です。若い人が結婚しないのは、経済問題が強烈に関与しています。
 雇用問題を解決することが、地域経済再生と少子化問題に歯止めを掛けるために必要なことです。若い人が和歌山市に戻って来てくれることは歓迎ですが、雇用問題が未解決ですから将来への不安が残ります。雇用対策にしっかりと取り組む必要を再認識している毎日です。

【通夜式】

夜は同じ自治会の方の身内の通夜式のお手伝いに行ってきました。突然の訃報に接した皆さんが大勢参列に訪れてくれました。明日も自治会としてお手伝いに入ります。

11/3(火)「あったかメール」

【あったかメール】

和歌山市内にある会社の幹部社員が、所属する職員さん全員に発信したメールです。いま組織に欠けているものを訴えている心温まる内容ですので紹介します。

「皆さま、お疲れ様です。今月はお客さま感謝月間ですが、お客さまに対してはもちろんですが、是非、皆様の周りの方々にも感謝し口に出して”ありがとう”と言って下さい。職場の仲間、部下、家族に対して、ささいなことでも是非感謝の意を込めて”ありがとう”を連発して下さい。最近、他の職場でいろいろな問題が多発しています。感謝の言葉から始まるお互いのコミュニケーションがあれば防げることがあったかもしれません。徳に先輩から後輩、上司から部下への”ありがとう”を是非お願いします。私からのささやかなお願いです。」

 如何でしょうか。当たり前のことですが、当たり前のことを実行することは困難なことなのです。当たり前のことができたら、その職場、その社会は今よりもずっと素晴らしい場所になります。
一人の人に「これは素晴らしい内容のメールですね」と話し掛けたところ、「私もそう思いました」と答えてくれました。
私は忘れないようにコピーして、このメールを机に挟みました。周囲にいる仲間は、何らかの関係で必ず私を助けてくれています。ですから感謝を連発しても損することはありません。感謝月間で周囲の人に感謝を連発する人にとって、得々月間となって自分に返ってくることでしょう。
 事務的なメールの中にあった「あったかメール」。メールは消えていきますが、ハードコピーした文面は残ります。お客さま感謝月間を終えても、感謝の気持ちを持つことは止めてはいけないことです。

【和歌山県のこと】

道路で作業を行っていた方と懇談する時間がありました。木枯らしの吹く寒い中仕事を続けていたのですが「片桐さんですね」と声を掛けていただき、暫く作業を中断して和歌山の政治に関して意見を伺いました。和歌山県政のことを良くご存知でした。
「和歌山県は他の県と比較して二周分は遅れているね」として、具体例を挙げて説明してくれました。結論として「政権交代をしたのだから地方も変えるべきで、和歌山県が現体制を継続することになったら政府から相手にされないでしょうね」というものでした。
 和歌山県のことを心配して話してくれましたが、同時に体制を変えることができたら希望もあるというものでした。心配の向こうに希望があることは分かっています。分かっているのに変えられないことが問題なのです。
「ずっと応援していますよ。今まで何も変えられなかった議員が、今さら何を叫んでも迫力がないですね。谷垣さんが鳩山総理に向かって代表質問をした時に切り替えされたように、何もできなかった、してこなかったのは、今までいた首長と議員の責任だと思います。先日、取引先に行ったところ某県会議員が挨拶に来ていましたが、私は片桐さんが良いと思っていると伝えましたから」と話してくれました。
 時代は随分変わっています。「今日は寒いのでお仕事、気をつけて下さいね」と挨拶をして別れましたが、木枯らしが暖かく感じました。気持ちの持ち方によって体感温度も変わるものです。

11/2(月)「組織と信頼」

【ミーティング】

県内の経済状況などに関するミーティングがありました。県内で動きのある物件は少なく、数年先を見渡しても経済状況が反転する可能性は少ないと思います。新規物件どころか設備投資に向かっている企業も少ない点が気掛かりです。
 国体関連や耐震補強などが主力である限り、本格的な経済の回復は相当先になると見込んでいます。和歌山県の場合は経済第一に掲げた政策が必要です。が、現状は地方自治体の厳しい財政状況から、公共投資は縮小傾向にあります。経済が悪化して二番底に向かう危険性がある中、公共投資の縮小は経済状況の悪化を加速させることになります。
 緊急経済対策の補正予算成立で、一度広げてしまった財政を一気に縮小させることは経済対策にとって自殺行為です。分かっていて二番底に向かわせるのですから、緊縮財政は緩和すべきだと考えます。行財政改革は必要ですが、それよりも今は経済対策を優先させるべき時期です。

【組織と信頼】

大学の先生と懇談する時間を得ました。現代は仕事の中身が細分化されているため、一人で川上から川下までの全行程を鳥瞰できる人は少なくなっています。そのためどうしても分業となりますが、その場合、自分のポジション以外の人は信頼できる人であるべきです。信頼できない人が加わっていると、そこから仕事全体が崩れていきます。たった一人の存在がチーム力を破壊してしまうのです。
 日本の場合、人を採用する基準はその人のキャリアや資格を重視しています。ところがチームワークを乱したり不祥事を起こしたりする場合があります。採用基準に人格が抜け落ちているからです。アメリカの場合、複数の面接の内の一つには心理学者が面接官になり、人格面から採用予定者をチェックするそうです。どれだけ優秀で優れたキャリアの持ち主でも人格を有していないと組織は上手く機能しません。
 今日も県の幹部と話したのですが、和歌山県の公的機関で働いている人の盗撮やセクハラの問題が発生しています。頭を下げてお詫びをするのが幹部職員ですが、責任者がお詫びをするのには理由があります。
問題を引き起こす可能性を秘めた人を採用していることに責任があるからです。面接の時にその人物の人格をチェックしていないことが問題なのです。今回の和歌山県のセクハラ事件の場合、その人物の人格面を見抜けていなかったのです。
履歴書や学力だけでは人格を見ることができません。人格はキャリアや学力とは全く別物です。採用の責任者は人格を見抜く必要があるのです。信頼できない人を採用してしまうと、たった一人のために組織の信頼を失墜させてしまう恐れがあります。
 組織においては、キャリア、学力よりも人格、信頼度を重視すべきなのです。
 ところで先の総選挙で当選した国会議員の中に、もう選挙の時と態度が違っている議員がいるとの指摘がありました。何項か気になっているポイントを挙げて解説してくれました。以前、元国会議員から聞いたことがありますが、永田町にいると世界は自分を中心に周っていると勘違いを起こすそうです。自分がここにいなければ、世界は止まってしまうと錯覚してしまうそうです。その感覚が私たちとのズレなのです。本人だけが気付かない永田町と地元感覚のズレ。時間の経過と共に、そのズレが大きくなっていきます。勿論、地元では取り繕うと思いますが、地元で活動していた時との違いを気付く人もでてきます。
 そこに信頼はなく、やがて虚構の人物は崩れていくことになります。歴史はそれを繰り返して来ました。出来得るなら、私達はそうならないようにお互いを支え合いたいものです。お芝居は作られた舞台ですべきものであって、現実の場ですべきものではないのです。

【カジノ】

わが国でのカジノの動向に関する意見交換を行いました。カジノ法案がないので、現実的な議論にならないことが前提ですが、仮にカジノ法案が成立した場合、誘致に名乗りをあげる地方自治体は相当数あると思います。地域における総合的なエンターテイメント拠点として地域づくりができるからです。既に大阪府はベイエリアにカジノ施設を誘致したいとの意向があります。ただ大阪市は反対の意向なので実現性には疑問符がつきますが、首長が意思表示を行い、リーダーシップをとることはマイナスではありません。何も行動を伴う発言をしない首長と比較すると何百倍も立派だからです。
 和歌山県でも数か所の候補地と思われる地域がありますが、可能性は果てしなくゼロに近いようです。関西に立地する場合、関西空港から約1時間以内に近接していることやホテル施設と併設していることが必要であり、可能性のある地点は限られてきます。和歌山県の場合は、良く見積もっても候補地は一ヵ所だけです。
 ただし沖縄県や大阪府のように地元からの盛り上がりが絶対に必要で、地元がどちらでも良いだとか反対の意見が多ければ、実現の可能性は全くありません。
 和歌山県の場合、盛り上がりがなく、誘致協議会も設置されていない状況から見て、余程、この地域でなければという理由付けがない限り実現はないと見ています。政府が安定することを前提して、平成22年秋以降、国会で議論されるのが法案制定の最短ケースだと思いますが、その場合、和歌山県に誘致できる可能性は限りなくゼロとなります。

【その他】

  • 上海万博に関しての打ち合わせ。もう来年に万博が開催されますから、時間の経過は本当に早いものです。
  • 効率的な農業に関しての先進地視察に関して日程や参加者の確認を行いました。祝日明けに京都に向かう予定です。
  • 緊急性のある案件が発生し、地域からの要望に対応するため現場に赴きました。夕暮れ時でしたから現場を確認するためにギリギリのタイミングでした。本日受けた要望事項は、依頼者の利益と地元全体の利益を比較して検討することにしますが、結論を導くのは困難な作業となります。
  • JR和歌山駅前再開発事業に関して動きがありました。都市機構の参画が決定したため、停滞していた事業が動き出すことになりそうです。県関係者の活動が実ったのですが、これは和歌山市にとって朗報です。

11/1(日)「書道展」

【書道展】

和歌浦にある和歌の浦アートキューブにおいて、書道家の田端先生による書道展が開催されています。恐らく隔年開催だと思いますが、今回も参加してきました。田端先生の書道は、一般的な書道展とはちょっと違っています。書を巨大なアートに仕立てたり、オブジェと絡めた作品展示によって書のイメージを膨らませています。アート的に展示された書は、言葉を立体的な感覚にされてくれます。
 壁に貼り付けた書道の作品からだけでは、訴えてくれないような煌めきがあるのです。 煌めく書道展の名のとおり、煌めいている作品が並んでいます。三日間も会場準備に要したそうですが、開場の少し前まで作品を組み立てている光景に出合いました。納得するまで作品を仕上げようとする姿勢に学ぶことがあります。時間切れ直前だとの理由で諦めることをしては駄目なのです。
 日本が誇れるものの一つは、心のこめられた文化と芸術です。争いではなくて共生の社会が日本なのです。今年も文化の秋に、田端先生の心温まる書道展に触れさせていただきました。

【茶道】

茶道の先生と懇談する時間がありました。静岡県出身で現在は和歌山市在住ですから、小さい頃からお茶に親しんでいる背景があります。茶道について初歩的なことを教えてもらいました。動作のことやその歴史などについて聞かせてもらいましたが、初めての話は興味深いものでした。関心を持って、聞く姿勢を持っていたためだと思いますが、初心者に向かうにしては熱心に説明してくれました。
 先生は「興味を持った目と姿勢で話を聞いてくれていますね。その姿勢かあるから私もついつい話に引き込まれました。知っていることを伝えたいと思わせるその姿勢は、とても大切だと思いますよ」と熱心に説明した理由を話してくれました。
 私は何時も相手の言うことを受け入れる姿勢を持つことを大切に考えています。人は相手の話を受け入れない人には本気で話をしませんから、聞く姿勢が大切です。しかし、単に聞くだけでは相手を引き込むことはできません。自分に対して、心から教えてくれようとする相手に敬意を示す気持ちを持ち、心を開いた姿勢で聞くことが大切です。相手の話を心に沁み入らせるような気持ちになることです。
 パソコンであれば操作するだけでデータをダウンロードすることは可能ですが、人はそうではありません。相手の話を聞いて、そこから知識を受け取る気持ちを持っていることが大切です。話をする立場の人にとって、相手が心を開いて聞く姿勢を持っていると惜しみなく経験や知識を授けてくれます。
 私達は、自分が経験したこと以外のものは、人生の先輩や優れた本から吸収することが大切です。心を開いて相手の気持ちを受け取ることが、話を聞くに際しての姿勢です。心を閉ざしていたり、こちらの話を聞こうとしない態度の人には本気で話をすることはありません。ふたつの耳から入った言葉は、純なひとつの心で受け取りたいものです。
そして経験不足を補うには、接する多くの相手から学ぶことです。今日の茶道の話から、日本の文化の奥深さについて興味が沸きました。ここから何かに発展するかも知れませんから、新しい知識に接することは楽しみです。



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