和歌山市では、汚職により二代続けて元市長が逮捕されるという事態が起き、市政に対する市民の信頼は失墜しました。しかし、昨年8月、新市長が誕生し、新しい市政がスタート、和歌山市政は刷新されました。次は、和歌山市議会を取り巻く政治環境の整備です。

 昨年来、全国で、政局を巡る様々な動きが起きています。平成14年3月には横浜市に中田市長が誕生、長野県田中知事の再選、さらには、尼崎市に42歳の女性市長が誕生しました。選ばれることになった一人の人間の決断と、それを支持した人々の行動により、政治の流れは、確実に変わり始めています。

 ここ数年間は、社会全体の仕組みが変わる変革期となります。故に、今後、地域の特徴を生かす政策と能力を持つ政治家を選ぶことが出来るかどうか?が、「21世紀の和歌山市」の在り方を決めることになります。

 今、市政に、前例にとらわれない新しい発想を取り入れなければ、和歌山市は、全国からも、そして、時流からも取り残されることになってしまいます。和歌山市に未来を築くためには未来を託すことが出来る政策・提言を持つ人間を、今回一人でも多く輩出していくことが不可欠です。

 有能な議員を政界に送り出すためには、その人物像はもちろん、各候補者の政策が、有権者に対して明確に示される必要があります。

 「視点を変える・社会が変わる」をテーマに、人の能力・経験を循環させるシステムを築きます。大きな変化を避けてきた和歌山市ですが、静かな水面ほど、投げ込まれた石の波紋は大きく広がります。水面に広がる波紋のように、「声なき声を形とする力」=「変化に必要な潜在能力」を、和歌山市は持っていると、私は確信しています。

 一度、石が投げられれば、広がる波紋のように声をあげてくれる「志ある有権者」が、和歌山市には大勢いると信じています。「和歌山における政治のあり方を考え、より良い未来に向けて現状を変えていく」ことを目指す私を今後とも何卒宜しくお願い致します。