1/31(土)「発起人会」
 【訪問活動】
 今朝から夕方までの一日、皆さんのところを訪問させていただきました。

 Sさん。毎日のようにカルチャー活動に出掛けていて生き甲斐を感じているようです。またNPO活動にも参加するなど、自分の時間を大切にしている感じがありました。途中、友人のHさんのところにもお邪魔して一緒に話をしてきました。Hさんは体調を崩していましたが来訪を歓迎してくれました。Sさんは「Hさんも片桐さんの訪問を喜んでくれていましたよ」と話してくれました。

 SSさん。昨年手術をして現在リハビリを兼ねて家の周囲を歩いています。一日2,000歩位歩いているように、昨年よりも随分元気になっていて安心しました。
 趣味である写真やカラオケを再開させています。ただ体調との相談から撮影会は見合わせていますし、カラオケも長い間、発声していなかったことから、以前のような声が出ないようです。それでも日に日に元気を取り戻していて、「2月になったら挨拶に行くから」と話してくれました。

 Uさん。紀州レンジャーズの取り組みを評価してくれています。「3月28日の開幕戦には応援に行きます。そして藤田監督や河埜コーチが和歌山県に来て野球の指導をしてくれるだけでも有り難い」ことだと話してくれました。
 関西独立リーグに参画する紀州レンジャーズが和歌山県に存在していなければ、和歌山市内で、春からこのような話をすることはなかった筈です。地域の人が紀州レンジャーズのことが話題になっていることを嬉しく思っています。

 和歌山県の施設で片男浪公園内にある万葉館の二階のレストランが撤退します。このことを残念がっていました。風光明媚な片男浪海岸の中の飲食施設なのに収支が取れない状況にあったことが原因です。採算面から飲食店が撤退すると、なかなか埋まってくれないと思います。観光拠点のひとつである和歌浦の中の施設、万葉館に飲食店舗がなくなるのは残念なことです。

【発起人会】
 和歌の浦妹背山海禅院・徳川期伽藍復興事業に関わる第一回発起人会が開催されました。発起人の一人として出席させていただきました。和歌山県を代表する歴史の地和歌浦での大きな事業である、和歌の浦妹背山海禅院・徳川期伽藍復興事業の発起人に選んでくれたことに感謝するばかりです。

 この復興事業は、約350年前の徳川時代にあった妹背山の経王堂、唐門、拝殿、瑞門を復元させようとするものです。最初に着手するのは平成21年5月からの経王堂の復元で、工期は約三か月。全ての事業が完成するのは約三年後となる計画です。総工費は1億2,200万円、第一期事業の経王堂の事業費は900万円となっています。現在寄付金として300万円が集まっていますから、着工時期の平成21年5月までに残りの600万円を集める必要があります。発起人の大きな役割のひとつとして事業資金集めがあります。この事業に賛同して発起人に選んでくれた限りは、第一期事業から困難になるような事態は避けなければなりません。

 主催者の松本恵昌さんからも「これだけの発起人が集まってくれて資金計画が成り立たない訳にはいかない」とご依頼があったように、事業に着手するためには初期の資金が絶対に必要です。文化事業は大切だと分かっていても、その分野の専門家でない限り一般的に協力できるのは資金協力となりますから、和歌浦での大切な事業を完遂させたいと思っています。
「この事業は次世代につなげるものであり、完成の暁には小さな紀三井寺のような宗派を超えて皆さんが来てくれるような名所にしたい」と主宰者は話してくれましたが、関係する私達は形を復興させた上で、地元として和歌浦の歴史と環境を後世に伝えたいとする精神も、この事業に込めたいと思っています。
 命があって物事を成し遂げることができます。そして現世成仏。この世に生きているうちに、精神が仏になれるように目指さなければなりません。寒さ厳しい初春の和歌浦から次世代につながるような動きが始動しました。

 ところで良い話を教えてもらいました。徳川家康が死去したのは1616年です。生涯を賭けた天下統一を図った翌年に亡くなっているのです。ですが目標を達成した翌年に亡くなったから空しい人生だったとは誰も思わない筈です。それよりも人生を賭けられるような目標を持ち成し遂げたことを素晴らしいと思っているのではないでしょうか。例え目標を達成してから一年の命だったとしても、徳川家康の人生を否定できる程の人はいないのです。本気で命を賭けてやり遂げたい仕事がある人は、必ずそれを達成できるのです。できないのは、その思いが本気ではないか、今ある仕事を終えてから取り組もうと思っているかです。人生を賭けて本気でやりたい仕事がある場合、会社を定年してからにしようと思っていても、その仕事を完成させることが難しいのと一緒です。

 和歌の浦妹背山海禅院・徳川期伽藍復興事業は主宰者にとって人生を代表する大事業の筈です。半端な気持ちで関わることはできないと思っています。大切な機会であり、大切な人達との出会いであり、歴史を刻む大切な事業なのです。
  1/30(金)「シンポジウム」
【来客】
 朝から緊急の用件でお客さんをお迎えしました。某地域の開発計画に関わるものです。「計画に対して進捗が遅れているためどうなっているのか」と思っていましたが、内部に問題があるため中断しているようです。大きな原因はチーム体制にあるようです。どのような仕事もそうですが、仕事は信頼関係に基づいて進めます。チームメンバーを信頼するから前を向いて進めることができるのですが、裏で違った動きをするようなメンバーがいると計画は止めざるを得ません。
 今回の計画に関しては今後の動向を見守りたいところですが、動きが大幅に鈍くなりそうです。

【教育問題】
 教育関係者と教育問題について意見交換を行いました。和歌山県の学力は全国平均以下であり、体力も全国で最下位に近いという報告がありました。本当に残念なことです。秋田県は学力も体力も全国で上位にあるように、学力と体力に相関関係があるのではないかとの指摘をいただきました。

 文武両道は目指すべきところですが、それを目指した学校教育と家庭教育をしていれば、結果は伴う筈です。秋田県にできて和歌山県ができない筈はありません。学力も体力も全国と比較して低位に位置していることは卒直に認めて対策を講じるべきだとの意見でした。
 本日お会いしたお二人の教育関係者は、大阪府知事のやり方には素直に賛同とはいかないけれども教育問題を恐れずに問題提議している姿勢は評価できるので、和歌山県でも教育問題の改革に関わってもらいたいと話してくれました。

 今の時代の生徒は学力が上位で体力が駄目というのではなくて、どちらも優れている生徒がいるようです。素晴らしい家庭環境と先生との出会い、地域で育まれる教育環境などがあるからだと思いますが、教育委員会が主導して公立教育を向上させて欲しいと要望がありました。
 最近は教育委員会職員や議員でも、自分の子どもを私学に進学させている人がいますが、それは公教育を否定しているもの以外の何物でもなく、自分達がしくみを作っている公教育が駄目だと証明しているようなものです。そんな人達は教育問題に関わる資格はないとの指摘をいただきました。

 熱心に教育問題に取り組んでいる方の意見は、とても熱いものでした。和歌山県の教育に関しては制度の問題ではなく、教育に関わっている人の熱意の問題なのです。口先では公教育の重要性を言っている人でも、自分の子どもは私学に行かせている公務員や議員がいることを今日の教育関係者は知っています。行動を伴わない口先人間の言うことに価値はありません。

【シンポジウム】
 平成20年秋に和歌山県内で開催された食に関するシンポジウム。大成功に終わったことは私の記憶にも新鮮に残っています。本日はご丁寧に主宰者がお礼の挨拶に来てくれました。このシンポジウム開催のために主宰者は、参加者への招待や資金負担、行政機関との連携など、ほとんどの仕事を一企業でやり遂げられました。シンポジウム会場で社長が走り回っていた光景を思い出す程です。私も関係させていただいたのですが、イベントを成功させる要素は主宰者の熱がスタッフと関係者に伝えられるかどうかにかかっています。

 食の安全が疑問視されている空気があった当時、それを払拭するための世界的なシンポジウムが和歌山県内で開催されたことは時宣を得たものであり、それ以降、和歌山県内の食品が再評価されたように感じますし、産地による食品の評価が増えたように思います。和歌山県産の農産物が飛躍する契機になったのではないでしょうか。
 話し合いの中で聞かせていただいた苦労話から学ぶことがありました。

 ひとつ。協力すると言っても口だけの人がいること。口だけの人が何十人いたとしても力にはならないこと。

 ふたつ。他人の仕事だと思っていることから、自分のことのように動いてくれる人は少ないこと。

 みっつ。自分の関わっている団体や業界以外のしきたりが分からないため、横の連携には気を使ったこと。

 よっつ。資金集めは計画段階では見込めていたけれども、具体化するにつれて資金提供者が少なくなって行ったこと。

 大きく分類すると以上のようなご苦労があつたようです。大きな取り組みにおいては、動いてくれる人。ボランティア精神のある人。大きな目的のために小異は捨ててくれる人。そして予算面で支援してくれる人がいることが必要です。しかし名前だけではなくて動いてくれるひとは少ないのです。恐らく、言い出した人か主宰者が自らのスタッフと共に走り回ることになります。
 しかし大きなシンポジウムをやり遂げた足跡は残りますし、全国的な信頼を得ることになります。このシンポジウムのことは、和歌山県で世界的なシンポジウムを開催したことに意味がある旨の報道がありました。

 主宰者の次の目標は、三年後にもう一度開催したいというものです。きっと実現できると思いますし、またその時にお手伝いできることを心待ちにしています。

【話の力】
 人間は言葉によってコミュニケーションを図り社会生活を営んでいます。多くの場合は話し言葉による会話です。ところが話し言葉の乱れや相手に伝える話し言葉の表情が乏しいため、十分なコミュニケーションが図れていない場合があります。乱暴な話し言葉は相手の心に突き刺さりますし、形容詞だけの会話では、親しい人以外は何が何だか意味が分かりません。特定の世代だけに通用する話し言葉だけでは、全体に思いは伝われません。

 そんな話し言葉を正しくしたいと思って活動している方がいます。言葉には力があると信じての活動を和歌山県内で実施してくれていることは素敵なことです。これは先日、東京で意見交換をしてきた命の教育や心の教育と同じ趣旨の取り組みです。
 東京で行われている小学校の授業での命の教育は全国で初めてのことです。和歌山県内の話し言葉のカウンセリングも全国でも先進的な取り組みです。同じ時期に始まったふたつの取り組みを応援したいと思っています。

【研修会】
 夜は防水対策に関する研修会に参加しました。防水に関する話は初めて伺いましたが、専門的な取り組みは素人の知識の領域の遥か先を行っていることが分かりました。専門家には専門家の領域があり、私達は知識を得ておいて繋ぐ役割を果たしたいと考えています。
  1/29(木)「レオ育成協議会」
【告別式】
 今朝、急遽東京から和歌山市に戻りました。本日正午からの同級生の父親の告別式に参列するためです。東京で昨夜会った同級生も朝一番で和歌山市に帰りました。「同級生の父親が亡くなったのだから、戻らない訳にはいかない」のがその理由です。改めてこの絆の大きさを実感できるものです。朝4時40分に起きて羽田空港に向かいましたが、さすがにこの時間の山手線や関西空港行の飛行機は空いていました。
 東京にいる同級生も弔電を打ってくれるなど、見えない協力関係が築かれていることは素晴らしいことだと思いました。告別式に間に合い、再び同級生達と顔を合わせることになりました。

【懇談】
 事務所にK社長が来てくれました。仕事の上で気をつけていることを話してくれました。仕事は人でつながっているので、信頼できる顔の見える人同士で仕事を進めるべきだと言うものです。この中にあまり知らない人物が入ってくると、このバランスが崩れます。仕事は信頼関係を前提に進みますから、前提が崩れるともう仕事にはなりません。身近にあったそんな事例を示してくれました。信頼できない人物が入ってくると、その仕事は進まなくなりますし、進めても上手く行かないものです。

【レオ育成協議会】
 和歌山レオクラブを育てる第二回レオ育成協議会を開催しました。ライオンズクラブを母体とする和歌山レオクラブは熱心な活動を展開してくれています。ライオンズメンバーでも知らない人がいたレオクラブですが、今では多くのメンバーに認識されるようになりました。それは本年度の上半期の活動が素晴らしかったからです。そしてそれは和歌山レオクラブの三人のリーダーの力に頼る部分が多いと感じています。石橋会長、吉村幹事、三輪会計の三人が力を合わせて活動計画を立てて実践してくれています。

 年度当初、和歌山レオクラブの目標として掲げた「経験」を積み重ねて、わずか半年で彼ら三人は大きく成長しています。交換留学生の受け入れによって日本文化を伝えたり、夏のキャンプ合宿、和歌山放送ラジオへの出演、片男波海岸清掃活動、和歌山城周辺の清掃活動、こばと学園のクリスマスパーティ、スノーボード合宿など、半年間で仕上げた活動は素晴らしいものばかりです。そして効率的な予算運用と会員増強を図るなど、予想以上の成果を生み出してくれています。

 更に石橋会長は平成20年12月から平成21年1月にかけて、ライオンズクラブからニュージーランドへ派遣されました。ニュージーランドのライオンズメンバーの家庭が受け入れてくれたもので、これは若い人が外国生活の体験を通じて、国際社会と国際交流について学んでもらうために実施しているものです。石橋会長から実施結果報告を受けましたが、貴重で他に代え難い経験を積んできたことが分かりました。
 ニュージーランドではこの国に入り込もうと、英語での会話と家の仕事のお手伝い、そして小旅行など、積極果敢な経験を買ってでもしてきた様子が伺えました。「行って良かった」の言葉で全てが分かるような気がしました。恐らくニュージーランドでの体験を詳しく聞いているであろう吉村幹事と三輪会計も、「次年度の交換留学制度を利用して外国に行きたい」と話してくれましたから、石橋会長の素晴らしい経験が他のメンバーに伝えられていると思います。伝えることと伝えられることも貴重な経験になります。伝えられた人が良いと思ったら、そのことを行動に起こしますし、伝えた人は経験を下にして大きな人生を築いていきます。

 和歌山レオクラブのメンバーは、正に貴重な経験を活動と人の交流を通じて重ねてくれていますから、和歌山地区のライオンズが誇れるレオクラブに成長していると考えています。

 さてレオクラブの活動も早いもので七か月が経過し、本年度の活動も後半戦に入って行きます。この後は献血活動、チャリティバザー、こばと学園の大運動会、お別れ例会などが計画されていますが、後半戦も成果を出し経験を積みたいものです。
 私もレオ顧問として活動に参加させてもらっていますが、会員のみんなと同じように貴重な経験をさせてもらっています。前半戦は楽しい活動ばかりでした。岩橋副顧問からも「こばと学園のクリスマス会は楽しかったと言うよりも感動しました」と意見をいただいた程です。感動する体験は、私達が体験すべき最も貴重な経験のひとつです。

 本当に良い機会と良いメンバーに恵まれた時期にレオ顧問をさせてもらえたことに感謝しています。残り五か月の活動も、和歌山レオクラブのみんなと一緒に経験を重ねられるように取り組みます。
  1/28(水)「命の教育」
【命の教育】
 東京都杉並区や多摩市、埼玉県志木市などで命の今教育を実践しているのが、画家であり絵本作家の夢ら丘実果さんと児童教育評論家であり絵本作家の吉澤誠さんです。
 小学校四年生から六年生や中学一年生などを対象に、命の大切さを描いた絵本「カーくんと森のなかまたち」を使って授業を行っています。
 
 私たち一人ひとりの命は何よりも尊いものですが、自分に自信がないことから人よりも劣っているだとか、優れたものがないと思い込んでしまって、自分の中に閉じこもってしまう子どもがいるのです。読売新聞の平成20年8月8日に報道された調査結果によると、不登校は中学生34人に1人だとされています。中学生全体の比率にして2.91%ですから驚くべき数字です。子どもたちへの心のケア教育が課題となっていますが、小中学生の心のケア教育に対応する教材や教え方のノウハウが存在していないので、教育現場では困った状態にあるようです。
 
 杉並区では山田区長が心のケア教育を実践すべきだと判断して、全国でいち早くいのちの教育を取り入れています。それに応じたのが夢ら丘実果さんと吉澤誠さん達だったのです。
 多摩センター内でお二人にお会いして懇談する機会をいただきました。不登校ひきこもりは特別な状態ではなくて、健全な生徒にも突然襲ってくるものです。昨日まで元気に学校に来ていた生徒が突然、休むようになる事例もあると聞きました。最初に襲ってくるのは「うつ状態」で、状況にもよりますが約二週間この状態が続きます。この段階で先生がおかしいと感じ取って心のケアを実施する必要があるのです。この期間を通り過ぎてしまうと、「うつ」になります。そうなってしまうと医療の専門家に委ねる他なく、学校や家庭で治癒することは困難になります。

 「うつ状態」に陥りそうな生徒を早期発見して心のケアをしたら状態は良くなりますが、その方法を模索している段階です。絵本の読み聞かせによる心のケア、そして命の大切さを訴える教育によって、生徒同士が「悩んでいる生徒がいないか気にかけるようになり、また「うつ状態」に気づくことにつながっているようです。勿論、先生もこれらの傾向のある生徒を早期発見し注意を図ることの大切さに気づきますから、教室をあげてお互いを守る環境に変化するのです。

 ところで「うつ状態」の生徒の数ですが、小学校四年生から六年生の1/10の生徒が、中学生では1/4の生徒がいると話してくれました。大人が気づいていないだけで、子ども達の置かれた環境は深刻な状況にあります。先生や家庭で子どもが「うつ状態」だと気づかないことから表面化していませんが、不登校やひきこもりの生徒が平成18年度から二年連続増え過去最高の数字になっていることが証明しています。残念ながら予備軍は存在していますから、何かの手段を講じないと増加傾向に歯止めをかけることは出来ないのです。

 そのためにお二人は学校の授業で命の教育を実践しているのです。杉並区では、命の教育の大切さを重視し、「命の予算」と題した予算措置を図っているほどです。首長の考え方とリーダーシップが子どもたちの命を守り、心のケア対策を図ることになるのです。課題解決はトップが気づくか気づかないか、そして行動する力がトップにあるかどうかにかかっています。これらの教育を取り入れるかどうかにトップの資質が試されているような気がします。

 現在、9月10日を「自殺予防デー」と定め、その日から一週間を「自殺予防週間」と設定されているように、国でも啓発活動に力をいれていますし、子どもへの心のケア教育実践の動きがあります。夢ら丘実果さん達が行った杉並区の小学校の授業には文部科学省からも見学に行っているように、国も関心を払っています。
 やさしい言葉は人を救いますし、汚い言葉は人の命を奪います。他人に接するための言葉の大切を夢ら丘実果さん授業で教えています。生は死に確実につながっていますが、そのことを意識することは普段はありません。生と死はつながっていることを知ることから、命の大切さが分かるのです。

【懇親会】
 夜は都内で行われた同窓会に出席しました。和歌山市出身で東京在住の同級生の集まりに参加してきたものです。ほぼ30年振りですが、話をすると直ぐに打ち解けますから不思議なものです。違った人生を歩んでいますが、それぞれが良い人生を生きていることが分かりました。これは嬉しいことです。

 今晩の感想は「人生は素晴らしい」と言うよりも「人生は悪くない」というものでした。素晴らしい人生だったと言うのは死の直前にとっておきたい言葉だと思いました。今は困難や辛いこともあるけれど、人生は決して悪くないと思えるだけで幸せです。
卒業してから、それぞれの人生で直面する困難を乗り越えてきた同級生と、学生時代には交わせなかったような会話がありました。お互いの言葉から、やはり生きていることは素晴らしいことを実感しますし、これからも同じように生きて行くんだなぁと感じました。
 
 人生に突然はありません。「朝起きたら突然人生が変わっていた」だとか「いままでの過去が変わっていた」なんていうことはあり得ません。毎日の積み重なりが人生を形作っているのです。それぞれが違う人生の作品を作っていますから、どの人生も悪くないのです。 
何故なら、この世で自己表現する最大の方法は自分の人生を生きていることだからです。生きている中での最大の作品を最高の作品に仕上げるために、自分が作り出している環境の中で毎日を元気よく生きているのです。
 悪くない人生がいくつも仕上がった時、それは人生最後の瞬間に訪れると思いますが、それが素晴らしい人生という作品として完成しているのです。みんなが発展途上でいられていることに感謝しています。これからも楽しみです。

 ところで同級生の子どもが通学している都内にある某私立高校では、生徒が遅刻をすると反省文を書くことが義務付けられているようです。一度の遅刻で原稿用紙10枚だそうです。10枚も遅刻理由を書くことは大人でも簡単ではありません。そして二度遅刻が重なると、次は原稿用紙100枚書くことになっているようです。遅刻理由を100枚も書くことは至難の業です。二度遅刻した生徒は生い立ちから始まって小学校と中学校での生活などをストーリー立てした文書構成をして、そんな環境であったことが今回遅刻をしたと述べていたようです。見事なストーリーだったと伺いました。遅刻したことは良くないことですが原稿用紙に相当量の文章を書くことで考える力が身についていると思います。

 都内のある学習塾の先生は、主要教科を教えるだけではなくて、道徳面の指導や親への感謝の気持ちを教えています。単に学習をするだけで学力が身についたとしても、道徳心や感謝の気持ちを身に付けていない生徒になれば、人間として良いとは言えません。高校受験ができるのは、親が働いて育ててくれたことに感謝する気持ちを持って受験すると心掛けが違います。感謝して自分の実力を発揮することに本気になると結果は伴います。
  1/27(火)「今日の活動」
【今日の活動】
 お忙しい中、Sさんが訪ねてくれました。今朝から白菜の収穫をしてきた後で、この寒さで足元が冷え込んでしまったようです。この後は春キャベツを植え、収穫した後は米作へと取り掛かりますから年中休む間がない程です。畑仕事の大変さの一端をうかがい知ることができました。
 またFさんからは懇親会の案内をいただきました。年末から日程調整をしていたのですがお互いの時間が合わなくて延期していたのですが、ようやく来月に実施することになりました。Fさんの元気な声が弾んでいました。
 Tさんとは企業立地の案件について協議しました。世界的な経済危機の中、企業は設備投資を抑え始めていますが、この企業は将来を見据えて進出を検討してくれています。問題は希望に叶う敷地の確保と輸送トラックが走れるだけの道路コースと道路幅の問題、そして時間帯による道路事情などです。また将来に向けた都市計画道路の開通時期についても関心事です。何とか和歌山市内に進出して欲しいと願っています。
 Sさんは家庭用太陽光発電設置についての意見をくれました。地球環境問題への関心と平成21年度から国による補助施策が再開される見通しのため、自宅への設置を考え始めた人
が多くなっているようです。必要な資料に関して打ち合わせを行いました。
 和歌山市内自治会で発生中の問題に関して、市関係者と話し合いを実施しました。問題が起きてしまった後ですから、今さら経緯を振り返って誰が悪かっただとか、こうしていればの話をしても仕方ないことです。問題点を整理することは大切ですが、犯人探しをして責めるよりも結果が出たことに対してどう善処するのかが、より大切だと考えています。今日の打ち合わせも、どうすれば自治会も市役所も納得できるのかの落ち着きどころを探すものとなりました。一度、拗れてしまった問題は初めから協議するよりも解決は難しいのですが、年度末に近いことから年度内解決を図る方向で話し合いを進めたいと考えています。

【ご意見】
 昨日、私の「県議会報告書」を配布して、読んでいただいたYさんが事務所を訪ねて来てくれました。事務所に来ていただいた上、この「県議会報告書」を仲間に読んでもらいたいからと言って数部持って帰ってくれたのです。書かれている内容が素晴らしかったので、そのことを伝えたかったのと、知人、友人にも読んでもらいたいと思ったので、訪問してくれたのです。このことは嬉しい出来事でした。
「県下でこんな活動を実施してくれていることを知らなかったけれども、同じ地域に来てくれたことを嬉しく思っています」。素晴らしい言葉をいただきました。
 一所懸命に作成し印刷している「県議会報告書」ですが、媒体としての命は、稀に保存してくれる人もいますが、読む前に捨て去られるか、読んでから捨てられるかにあります。
 消え去ってしまう媒体ですが、その中の言葉に何かを感じてくれて、他の人に配りたいからと行動を起こしてくれたことに、こちらが感謝したくなります。活動を通じて学んだことを伝えようとしている言葉が読んでくれた人の琴線に触れたとしたら、こんな嬉しい事はありません。
 自分もそうですが、周囲には様々な媒体が溢れています。チラシ、ダイレクトメール、フリーペーパーなどがそうですが、中身を読むまでには至りません。瞬時で要不要を判断し、読まない記事、見出しだけ視線で追う記事、斜め読みする記事、そして最後まで読み切る記事があります。その中で心に残って残しておきたいと思う記事はごくわずかです。
 アンケートはがきや意見の返信があるのは1%から3%位だと言われていますから、如何に人の気持ちに伝えることが難しいのかが分かります。
 プロの書いた媒体でもそれなのに、「県議会報告書」の内容を評価してくたれことに心から感謝しています。伝えるべきことを伝える。伝えたいことを伝える。これからもこの姿勢で取り組みたいと考えています。
 
【棚卸】
 現在活動中の案件は様々ですが、これからも継続すべきものと取り組みを中止すべきものがあります。時代の流れや活動を完成させ役割を終えたものは中止、これから地域のために必要なものや飛躍する可能性の秘めたものに注力するためにも、抱えている仕事の棚卸が大切です。年度末を間近に控え、現在進行中の仕事の棚卸をして新年度に備えることにしました。
 1/26(月)「お見舞い」
【訪問活動3】
少しの時間でしたが訪問活動を行いました。Hさんはたくさんの情報を提供して下さいました。「こちらへ来たら、いつでも駐車場を使ってくれて良いですよ」と丁寧に応対してくれたことに感謝しています。Tさんは訪問を歓迎してくれ、「仲間を連れて遊びに行きますから」と話してくれました。Yさんの事務所を訪問しところ不在でしたが、その近隣を歩いているとY社長が追い掛けて来てくれました。「折角、来てくれたのに不在で申し訳なかったです。奥の部屋にいたので訪問に気が付きませんでした。いつでも来て下さい」とお忙しい中、外に飛び出してくれて声を掛けていただきましたことに驚き、感謝するばかりでした。他にも応援してくれる声をいただきました皆さんに感謝しています。ありがとうございました。
 
 S社長は共通の知人のことを話してくれました。「あなたが和歌山市議会に挑戦する時に、実はTさんからお手紙をいただいたのですよ。大丈夫だと保証するからしっかりと応援してあげて欲しいと書かれていました。多分、私以外にも何人かの方に手紙を書いていたと思います。そして県議会に挑戦の時にも彼はしっかりやってくれているからと、連絡をくれました」というものでした。初めて聞くエピソーdでしたが、TさんとSさんの気持ちに触れ、感謝するばかりでした。知らないところで誰かが応援してくれていること、誰かが助けてくれていることに改めて気付かされます。人は人の助けを得て活動させてもらえているのです。その感謝の気持ちは忘れてはならないことです。
 
 Yさんは紀州レンジャーズを応援していることを伝えてくれました。地元企業として応援し、プロスポーツが地域活性化につながって欲しいと話してくれました。プロスポーツで地域を盛り上げられる時が来るとは思ってもいかなったそうです。恐らく多くの人が、和歌山県にプロチームが誕生することは想像もしなかったことと思います。そんなプロ野球チームが誕生したのですが、地域で育てて欲しいものですし、地域から盛り上げてほしいと思っています。関西独立リーグに参画するチームは和歌山県の他、大阪府、神戸市、明石市で同時に誕生しましたから、これからは地域が切磋琢磨する関係になります。チームの成績だけではなくて、お互いの地域の観光や物産でも競い合って関西を元気にしたいものです。

 Tさんからは「エフエムが和歌山市に誕生すると聞いていたので、バナナエフエムを楽しみに聴いていますよ」と意見をいただきました。まさか和歌山市にエフエム局が出来るとは思ってもいなかったそうです。和歌山市になかったエフエム局が平成20年4月に立ちあがっていますから、育ての親は和歌山市に暮らす皆さんです。地域としてバナナエフエムを今よりも大きくして欲しいと願っています。

【お見舞い】
 夜になって知人のTさんが交通事故に遭遇したと連絡が入りました。驚いて入院先の病院に駆け付けたところ、車椅子に座っていましたが、外傷はなく表情も穏やかでした。ホッと一安心することができました。同じく、Tさんの交通事故の知らせを聞いて病院に来ていた5人の方と一緒になりました。全員が知り合いでしたから、Tさんを囲んでの懇談会に発展しました。人一倍元気なTさんが交通事故に負ける筈はありません。笑い声が聞こえる懇談になったことは不幸中の幸いでした。

 お見舞いに来ていたNさんは福祉関係の仕事をしています。体力的にも精神的にも大変な労力を伴うものですが、Nさんは「仕事をしているのではなくて、仕事をさせてもらっていると思っています。福祉の仕事ができるのは、高齢者の皆さんがいるからで、その皆さんに仕事をいただけるからです」と素敵な話を聞きました。仕事は人からいただいているものだと思うことで、感謝の気持ちが湧き出てくるものです。

 仕事があるのは当然のことではなて、仕事を与えてくれる人がいるからです。仕事をいただいた結果、何かを提供できた暁の感謝の気持ちとして対価を受け取ることができるのです。仕事がなければ対価を受け取ることはありませんから、仕事があることに感謝したいと思います。
 兎に角、Tさんが無事で良かったのは何よりです。お大事にして下さい。

【態度】
 おもしろいもので、訪問する際に訪問先の皆さんの態度に違いがあります。親切な方や歓迎してくれる人もいれば、挨拶もしてくれない人や不満を述べてくれる人もいます。そんな場合に遭遇した場合に役立つ良い話があります。もし挨拶をしてくれなかったとしたら、それは自分に対して神様が「挨拶を忘れてはいけませんよ」と忠告してくれていると思うことです。もし不満を述べる人に遭遇した場合は、「人に不満を言うと相手に気の毒ですから言っては駄目ですよ」と神様が教えてくれているのです。もし横柄な態度の人に出会ったら、「人と接する時は腰を低くして接するべきですよ」と、神様が示唆してくれていると思うべきなのです。

 自分が決してしてはならない態度を、他人が鏡となって教えてくれているのです。他人の良い態度は自分の中に取り入れ、そうでない態度は反面教師として、決して真似をしないように気をつけたら良いのです。良くない態度の人に出会っている場合は、まだまだ自分が練れていない証拠ですから、これからも前進するように気を引き締めたいものです。 
 1/25(日)「訪問活動2」

【訪問活動2】
 昨日に引き続いて、朝から皆さんのところをお邪魔し意見交換をしてきました。お会いいただきました皆さんに感謝しています。ありがとうございます。

 Tさんは一時期、事故や病気で体調を壊していましたが、今は元気に健康が回復しています。自宅には不在だったので近くの行き付けの喫茶店を訪ねると、そこにいらっしゃいました。「ここまで来てくれて・・」と歓迎してくれました。共通の知人の近況や資格取得などの話で盛り上がりました。Tさんが通院している病院の事務をしている方が共通の知人ですが、私は久しく会っていないので一度訪ねてみようと思っています。Tさんが近所の喫茶店に毎日行っているのは、元気にしていることを友人達に知ってもらうことや、病気のため食事に気を付けているからです。そして友人達と話し合うことが、病気から脱して健康でいるための秘訣なのです。友人との会話は、自己の存在を確認することやストレス解消に資するものですから大切な時間です。健康に気をつけ始めてから友人との時間が以前よりも大切になっているようです。

 Fさんからは、いつ訪問しても元気な意見をいただきます。「テレビで見て頑張っていることは知っているよ。これからも応援しているから、今後を楽しみにしています」と励ましてくれました。いつもありがとうございます。

 Tさんは今の会社を退職することも考えているようです。会社の仕事が少なくなっているので、「仕事が少ないので、行く必要がなくなっているように感じている」のがその理由です。「会社を辞めたら事務所に手伝いに行こうか」と話してくれました。こんな言葉をかけてくれることだけでも有難いことです。

 お昼時間は、今年のU先生の新年会でご一緒させていただいた方のお店を伺いました。

ご夫婦でお店を経営しています。入口を入ると「まさか本当に来てくれると思いませんでした」と笑ってくれました。もうお一人からは「話は伺っていますよ」と、こちらも笑って話してくれましたから、店内は明るい雰囲気に包まれました。

 人と人の関係は何よりも大切なものであることを実感します。「今度また」、「また機会に」などの言葉で別れる場合がありますが、約束の日時を決めていない約束に似た言葉が実現することは滅多にありません。その場で日時を決めておくことが、約束の約束たる所以です。今回はお店を訪ねる日時を約束していなかったのですが、約束を果たせた嬉しい昼食となりました。一度だけではなくて二度重なると、ぐっと身近に感じられるようになるものです。

 Iさんは高度成長時代に現役生活を過ごした方です。高度成長の時代は会社規模が拡大路線でしたから、仕事が楽しくて仕方なかったそうです。それなりの収入も入っていましたし、お金のことは考えないで仕事に打ち込めた楽しい時代だったようです。今の東証株価は半額以下になっていることからも、自らの経験から、企業経営の厳しさを感じますし従業員のご苦労も分かっているようでした。早く現在の経済危機を脱して欲しいと話してくれました。

【夢wa途中】

 和歌山県民文化会館小ホールで、趣味で音楽を習っている皆さんの発表会「夢wa途中」が開催されたので応援に出掛けました。今回の発表会のために音楽教室の生徒がグループを結成して練習を重ねてきたようです。サックスを習っている谷沢弘一さんの初舞台でしたので心配して聴きましたが、堂々とサックス演奏していました。何事も初めてのことは緊張するものですが、そんな感じはありませんでした。

 楽器演奏でもボーカルでも聴いていると簡単なように感じますが、自分で体験してみると、人前で演奏や歌うことはとてつもなく難しいことを実感します。谷沢さんのデビュー戦は緊張感の中で演奏したことで、これからの自信になったことだと思います。「来年はその他大勢から抜け出したいと思います」と、デビュー戦の感想とこれからの抱負を話してくれました。そうです、夢はまだ、実現に向かう途中なのです。夢は駆け昇って行く途中の過程がとても楽しいのです。

私達も「夢wa途中」だと思った何事にも取り組みたいものです。

 1/24(土)「訪問活動」
 【訪問活動】
 摂氏4度の寒い一日でしたが、皆さんのところへの訪問活動を行いました。皆さんの意見をお伺いすることは議会活動の基本だと考えています。28名の方と意見交換する機会をいただきましたこと感謝申し上げます。

 Tさん宅では大歓迎してくれました。磯の浦海水浴場の活性化や南海加太線の振興などに関しての意見を伺いました。また和歌山県立医科大学付属病院にもボランティア活動を行っていることもあり、和歌山県に県立医大があることの利点は思っている以上にあることから、予算面を含めてしっかりと県として支援して欲しいと要望をいただきました。

 またTさんの趣味は写真撮影ですからに話しを伺いました。毎月のように写真撮影会に出掛けています。元気に撮影活動していることは健康で元気な証拠ですから、これからも写真展への出展などでの活躍をお祈りしています。

 Uさんの趣味は能面掘りです。四年間、難波の能面掘り教室に通って技術を習得しています。自宅内に工房を作って能面制作を行っています。ひとつの作品を仕上げるのに要する期間は約2か月から3か月だそうです。腕をあげるためには、三か月にひとつの作品を仕上げる必要があるようです。ある程度の数の作品を作らないと上達しないからです。上達する秘訣は数をこなすことです。最初はひとつの作品を作ることも難しく感じますが、数を作ることで制作の速度はあがります。Uさんは今では難なく作品を仕上げていますし、複数の作品を同時に制作しているようです。

 能面を触らせていただきましたが、曲線の柔らかさを感じました。彫刻刀で作品を作り上げるため曲線は表現しにくいように思いますが、見事な曲線を表現させています。ここに至るまで4年間の学びと10年以上の経験を重ねています。ひとつの物事を達成するためには年月が必要なことが分かります。

 Iさんは飲食店を経営しています。お話を伺うと、昨年秋以降、お客さんは減少しているようです。所得が伸びていないことから、外食に使うお金は絞っている感があります。その上、売掛金の回収は困難を極めています。今まで支払いしてくれていたお客さんだったことから信頼して売り掛けにしていたのですが、来なくなったことから支払いを催促しても電話に出なくなっているようです。お金の支払いが滞ると、今までの信頼関係は崩壊してしまっています。お客さんにしても逃げ回っていることで、これからIさんのお店に来られなくなってしまったのです。経済情勢が厳しくなっていることで、人間関係にも影響を及ぼしているようです。

 Rさんの会社は秋以降もお客さんの入りは順調です。但し、客単価は減少しているようです。お客さんに末長く来てもらうための設備投資は欠かさずに行っていますし、サービスレベルの向上にも努めています。会社のモットーである「明るく、元気に、今すぐに」からも分かるように、お客さん満足のためのおもてなしをしています。その精神があるからこそ、リピート客を引き付けているのです。

 和歌山市内で必要な観光施策に関して意見交換も行いました。和歌山電鉄貴志川線のスーパー駅長のたま駅長の人気は全国規模で、北海道などからも、たま駅長に会うために貴志川線に乗ってくれています。これを貴志川線だけの取り組みにしているようでは和歌山市の観光による活性化につながらないので、全体の取り組みにすべきとの意見をいただきました。貴志川線と加太、和歌浦、そして高野山を結ぶ観光ルートを、和歌山市または和歌山県の観光部門がリードして民間を巻き込んでくれたら観光施策として拡がりが持てると言うものです。

 現在のところ各観光拠点は点として存在しているようですから、全体としては勿体ないことです。これから観光で和歌山県を盛り上げるという総意に期待しています。

 Tさんは喫茶店を経営していますが、やはりお客さんが減っているようです。消費者からすると、所得の減少による消費活動の停滞が原因です。お店の経営努力だけでは売り上げ増に限界があります。公共投資と、それに伴う所得増加による地域の皆さんの域内での消費活動が地域の経済を活性化させる方法です。小さな単位で売り上げが増加しないことには、全体の活性化につながることはありません。小さな地域単位での小売店の売り上げ増加が和歌山市の、そして和歌山県の経済活性化につながります。

 【懇親会】
 夜は新年の懇親会を実施しました。日頃から大変お世話になっている皆さんと懇親の機会を持たさせていただきました。お忙しい中お集まりいただきました皆さんに心から感謝申し上げます。ありがとうございました。地域の皆さん同士、お互いの親睦が図れたものと思っています。人の交流が地域の元気を呼び込みます。人と人が交流することで、新鮮な情報は集まりますし、地域としての先見性が保たれます。閉鎖された地域が元気になった事例を聞いたことはありませんから、これからも交流のある地域でありたいものです。

 そして地域の皆さんとの交流の機会を、より多く持たさせていただくための拠点作りを行いたいと考えています。個人事務所が地域において、その役割を果たしたいと思っています。

 懇親会の中の意見として、和歌山県活性化に必要なものは、モノの制作やモノの購入などに予算を使うのではなくて、人にお金を使って欲しいと要望を受けました。それは物品購入ではなくて、雇用対策に予算を仕向けて欲しいというものです。モノの購入などは単発ですが、雇用を増やすことは継続的なお金の循環につながるものです。

 短期的な政策ではなくて長期的発展に資する政策を推し進めて欲しいというのが、大方の意見でした。お集まりいただきました皆さん、本日はありがとうございました。

1/23(金)「議会報告会」

【話し合い】
 地域開発計画と畜産に関しての話し合いを行いました。県内で地域開発の計画がありますが、経済危機によって計画の進捗は芳しくありません。失速した感もありますが、何とか体制を立て直して欲しいと思っています。また畜産についても、和歌山県で畜産に取り組みたいとの申し出がありました。具体化するまでのハードルは高いと思いますが、長い観点から支援したいと考えています。

【就職】
 早いもので、平成21年度入社をまだ迎えていないのに、平成22年度の採用に向けたリクルート活動が行われています。企業の雇用情勢は芳しくなく、来年卒業の学生の就職事情は決して明るいとは言えません。そんな中、来春に向けて就職活動を開始している学生達は、志望企業への意思表示を始めています。厳しい状況になっていますが、困難を乗り越えて欲しいものです。学生からの相談に応じたところ、厳しさが滲み出ていましたから、何とか頑張って欲しいところです。

【議会報告会】
 午後6時から7時30分まで、橋本市内で議会報告会を実施しました。仕事を終えた15名が参加してくれての報告会となりました。議会報告会に参加したのは初めての方ばかりでしたので、次の4点に関して報告しました。最初は、私達の思いと議会活動について。二点目は仕事と行政機関との関係、三点目は和歌山県の経済情勢と公共投資について、最後は関西独立リーグの活動についてでした。

 私達の思いと議会活動について。 
 議会では私達の暮らしと掛け離れた不毛の論議をしていると思っている方がいると思います。県議会の動向は、国政と違って新聞やテレビで取り上げられることは少ないですし、県経済が厳しい状況にあるのに何をしているのか分からないと思っている方もいるようです。しかし県議会では、決して机上の議論だけで私達の暮らしを論じている訳ではありません。今日のような議会報告会を行って、そこから出された意見や要望、そして生活の中で困っていることを聞き取り、それらの意見を背景として議会定例会の一般質問や委員会での質疑に挑んでいるのです。

 皆さんからの意見が議会で提案する質問の裏付けとなっていますから、皆さんとの意見交換が議員にとって最も大切な活動のひとつなのです。自分の思いつきだけで議会活動をしたとしても根拠に欠けますから、当局と議論を交わすまでには至らないと思っています。

 ですから、皆さんの思いと意見を基にした議会活動が基本です。

 そして議会で大切な仕事は予算の方向性を議論することです。分かりやすく架空の事例で言いますが、行政当局が県民の皆さんに携帯電話を配りたいと考えて携帯電話購入費を予算化したとします。しかし県民の皆さんの真の要望は、携帯電話は行きわたっているため不要で、本当は喉が渇いているのでペットボトルのお茶が欲しいという要求があったとします。

 その結果、県議会に携帯電話購入費用として100万円が案として計上されました。しかし議員としては、県民の皆さんは議会報告会などの場でペットボトルのお茶が欲しいと思っていることを把握していますから、議会では携帯電話の予算は不必要で、それに代えてペットボトルのお茶を購入した方が県民生活のために役立つと提言することになります。県当局と議会は定例会の場で、携帯電話かペットボトルのお茶のどちらが県民生活に必要とされているのか議論し、その結果を議員が多数決によって予算案を予算として承認することになります。

 このように私達の欲していることが実現に向かうためには行政機関か県議会議員に意思を伝える必要があるのです。いずれかに伝えることをしないと、私達の思いや困っていて改善すべきことは県政として反映されないのです。本来なら、議員ではなくて私達一人ひとりが、それらの政策に関して県当局と議論し実現させると良いのですが、それは人が多過ぎることや誰の意見が多数なのか分かりません。そのため県民の皆さんから選挙で選ばれた議員が私達の代表として県当局に意見を言う機会を作っているのです。つまり議員とは、何も特別な存在ではなくて、私達の意見を行政機関で代弁する人達なのです。一人ひとりがバラバラの意見を述べるよりも、議員に思いを託して議会活動を行ってもらう方が、それらの思いが実現することにつながるのです。勿論、出来ないことが多々ありますが、それでも私達の代表者に意見を言う機会があることは、少なくとも実現に向かわせる力を持っていることを意味していますから、上手く連携したいと考えています。

 そのため議員は各地域や各職種からの代表者で構成しています。バランスを取っておくことで県政が多くの人の近くに引き寄せることが可能だからです。仮に県議会議員全員が建設関係の人だったとしたら、議員の元には建設関係の意見ばかりが寄せられることになります。そのため議員は建設に関係する意見を議会で述べたり、質疑を行うことになります。その結果、建設に関わる予算は増額される方向に向かうことになります。それが県見民の望むことであれば問題はありませんが、福祉関係者や教育関係者、会社員の声が県政に届けられない状態になっていますから不自然です。

 逆に福祉関係者ばかりで構成されている議会だったとしたら、福祉関係の政策は充実したものになりますが、建設関係の予算は減少することになると思います。理由は先ほどと同じで、福祉関係者の声ばかりが議会に届けられることになり、建設関係者や法の業態の人からの意見が届けられないからです。

 多くの違った人の意見を集めることがより多くの県民の皆さんの思いが県議会に届けられることになり、県政はより皆さんの意見に基づいた方向性に向かうことになるのです。

 これが生活で必要とされるものと、行政機関の政策のズレが少なくなることを意味しています。議員が議会報告や情報発信、そして意見を聞くための努力をしていないと生活と行政機関との間に溝が生じるのです。そけが県政を私達の生活から遠いものにしてしまうことになるのです。

 議員の活動が見えにくいと皆さんの県議会への関心は低くなりますから、議会報告レポートの発行やホームページの更新を実施しています。ホームページは毎日の活動を掲載していますから、どんな行動をしているのか、どんな考えに基づいているのか分かっていただけるものと思っていますから、是非ともご覧いただき意見を寄せて下さい。

 和歌山県経済については皆さんの方が実態をご存じだと思いますが、余り芳しくありません飲食業界の売上は減少していますし、今まで美容と健康で堅調だったエステ業界も売り上げを落としていると聞いています。それ以外にも多くの業界での売上が減少に転じています。県内の消費が落ち込んでいますし、供給者側の設備投資や生産高も落ち込んでいます。民間企業が県内経済を引っ張る状況にはありません。仮に今までの民間企業の生産活動が100だったとして、現在の生産活動は80程度に落ちていると仮定します。20だけ仕事量が落ち込んでいるのです。20の仕事がなくなると雇用が減少し、失業者が増加したり、派遣労働者が派遣期間満了となった時の更新がなされなくなります。本来、民間企業の生産活動が活発であったり、将来の需要増加を見込んで設備投資が旺盛であれば、落ち込んだ20の仕事を増やすぐらいの力強さはあったと思いますが、消費が落ち込みこの先の消費者の動向が分からないため、積極的な生産活動を実施しようと考えている企業は少ないと思います。それ以前に金融機関の貸出は厳しいものがありますから、資金繰りも不足していると考えられます。

 ですから落ち込んだ20の仕事量を増加させることは困難です。そこで平成20年12月議会において約30億円の補正予算を組んでいます。この予算に基づいて次年度に予定していた私達が必要とする公共事業を前倒しして実施することになったのです。簡単に言うと30億円分のお金が仕事を通じて県内企業に行き渡ることになります。つまり20不足している仕事を県が作り出したのです。

 民間で80、県で20の仕事があれば、合計すると従来と同じ100の仕事量となります。民間の仕事が落ち込んだ分を県が補う形に方針を転換させています。

 このように今まで行財政改革を前面にしていましたが、それも大切ですが、今は経済危機を脱出させることの優先度合いが高くなっているのです。平成20年12月県議会は公共投資を前倒しして実施することにした転換点だったのです。小さな政府、小さな行政を目指していたわが国ですが、小さな政府による規制緩和によって現在の市場主義が行き詰ったことから、大きな政府と大きな行政に向かう気配があります。民間に力強さが戻るまで、行政機関が仕事を創造する必要性があるとしているのです。

 和歌山県が約30億円の公共投資を実施しようとしていますから、地域経済はその分の仕事が確実に増えますから、その投資額に見合う経済効果があります。県から道路の仕事に関わる会社に30億円のお金が直接的に行くことになります。それらの会社では創造された仕事を行うため雇用を増やしますから、給与として個人にも配分されることになります。次に所得を得た個人はその増加分の一部を貯蓄に回した残りを消費活動に向かわせますから、小売店や飲食店などにお金が落ちることになります。こうして二次的なお金の動きに向かうことで、県が投資した30億円以上の経済効果が表れるのです。

 しかし県内で消費されたらの話です。もし和歌山県で得た所得が県外で消費されてしまうと地域内の小売店などにお金が流れませんから、二次的な広がりはなくなります。そうすると、投資された30億円から何倍にも経済効果が広がらなくなるのです。地域内で消費活動を行うことが、当初の公共投資の効果を何倍にも増やすことにつながるのです。

 このように公共投資で、地域経済の立て直しを図ろうとしていることも認識しておいて下さい。

 和歌山県の課題は何と言っても経済対策と雇用創造だと考えています。これを立て直すことが最も大切なことです。仕事を増やし、雇用を増やし、消費を促す施策を講じているところです。今後とも、皆さんからの意見を頂戴しながら、それらの意見を議会活動に反映させたいと考えていますので、何卒よろしくお願い申し上げ、議会報告とさせていただきます。長時間おつきあいをいただき、ありがとうございました。

1/22(木)「太陽電池」
【太陽電池】
 歴史的な出来事であるオバマ大統領が誕生した初日です。何故か世界が変わったような気がしますし、夢から覚めて現実の厳しさが戻ったような気もします。現実と期待が対峙しているような空気が漂っています。
 その中で現実に向かって歩き始めているのがグリーン・二ューディール政策です。経済危機を乗り切るための経済対策と雇用確保、そして将来のエネルギー確保のために脱化石燃料を図る取り組みがスタートを切りました。脱化石燃料とは即ち新エネルギーを補助的役割から主力エネルギーに転換を図ることを意味しています。やや現実的ですが、10年以内に全てのエネルギーを脱石油を図り新エネルギーで供給できる体制を目指すべきとの意見もある程ですから、どれ程の期待が高まっているかが伺い知れます。

 その中で注目すべきは太陽光発電です。太陽から地球に降り注ぐエネルギーは全人類が一年間に消費するエネルギーに匹敵すると言われている程ですから、太陽エネルギーを人類が活用出来るエネルギーの形に転換することができるとしたら、人類は永遠にエネルギー問題から解放されることになります。中でも電力を取り出すための太陽光発電に関して家庭用は実用化できていますが、産業用での活用となると現実的ではなく、将来的にも補助エネルギーの域を出ないと言うのが一般的でした。ところが太陽光発電は主力電源となり得るとの意見も聞くようになってきました。

 太陽光発電に関して話を伺うために、SUMCOソーラ株式会社を訪問しました。以前から懇談の機会と工場見学をしたいと思っていたのですが、ようやくご縁をいただき両方の機会を得ることが出来ました。
 対応してくれたのは社長と常務で、大変お忙しい中にも関わらず丁寧な説明や今後の見通し、そして工場見学に時間を割いてくれました。心より感謝申し上げます。ありがとうございました。

 SUMCOソーラ株式会社の営業品目は太陽電池用シリコンウエーハが100%です。会社の全てが太陽電池のために費やされているのです。太陽光発電の変換効率は15%以上です。原材料であるシリコンを安定的に取引できる体制を整えていて、ナイン・ナインと呼ばれる高純度のシリコンを採用して製品を作っています。参考までにシリコンの元はケイ素で、地球上には無尽蔵に存在していますから需要が増加しても問題はなさそうです。
 ここで生産されているインゴッドは高さ7mもある巨大なもののため、品質が安定し一回で6万枚の太陽電池用シリコンウエーハを作ることが可能です。ウエーハの一枚の薄さは約180ミクロンとなっていますから、スライスするために高い技術が必要です。インゴッドをスライスするためのワイヤーを見せていただきましたが、髪の毛ぐらいの細さのもので、神業のような技術が集まって太陽電池用シリコンウエーハができることに感心しました。ここで生産されている製品は180ミクロンですが、今話題の薄膜型太陽電池用シリコンウエーハはわずか数十ミクロンの薄さです。製品の厚さが薄いため原材料となるシリコンの使用量が少なくて済みますから、大手企業が乗り出しています。薄膜型のシェアは約10%となっています。これは変換効率が10%弱と悪いことと供給体制が整っていないことが要因です。

 将来的にも現在主流の製品と薄膜型の製品は、市場に応じて住み分けられると見ています。変換効率の悪い薄膜型は、例えば砂漠などのように土地が広大な場所に設置するメガソーラー発電所のようなものに必要とされるからです。わが国のようなに太陽光発電所のために十分な土地の確保が容易ではない国では、従来型の変換効率の良いものを製品化させる方が適していると言えます。
 いずれにしても太陽電池技術が市場に登場してからわずか30年ですから、発展途上にあります。市場が成熟するまでにはまだまだ時間を要しますから、これからの変換効率向上に伴う技術革新が楽しみです。

 ところでこれほど期待のある太陽電池ですが、原材料であるシリコンの世界市場は冷え込んでいます。シリコンの価格が一昨年と比較して1/3から1/4程度に下落しています。需要増が見込めるのに原材料価格が低迷している理由を伺いました。
 それは、これから太陽光発電を必要とする住宅の販売不振があります。そもそも世界経済危機はサブプライムローンの破綻から発したものです。持家を希望する人に対しての住宅ローンの審査が厳しくなっているため金融機関からの新規貸付は減少しています。そのため住宅が建たなくなっているのです。もうひとつが世界経済危機に伴い、メガソーラー発電所計画や太陽電池工場建設のための設備投資が鈍ってしまったことです。住宅ローンに関しては融資が止まってしまい、太陽光発電に関する投資を計画していた企業においては運転資金が捻出できなくなったのです。その結果、太陽電池の需要増加と数々のプロジェクト計画を見込んで生産していたシリコンが在庫として残ってしまったのです。
 また中国産のシリコンがダンピングを始めたため、市場価格は下落傾向に陥ってしまったのです。
 これが将来有望な太陽電池の市場なのに、原材料のシリコン需要が減少している要因です。いずれにしてもオバマ大統領がグリーン・ニューディール政策を推進することによって、市場の活性化に向かうと思っています。アメリカのエネルギー問題に関する大きな方向転換が市場に光を灯らせたのです。
 関係者は「細々と経営してきた会社が突然脚光を浴びだした」と話してくれましたが、これから最も熱い市場になりそうです。

【ラーメン店】
 脱サラをしてラーメン店を経営しているのが「よってこやラーメン」です。大手企業を退職してから京都のラーメン店で修業をした後、和歌山市毛見に開店しました。オーナーの人柄がよく表れている明るい店内と元気良さで、店内は賑わっていました。そして珍しいことにこのお店は京都風ラーメンなのです。
 オーナーと元同僚の方とご一緒したこともあり、丁寧な応対をしていただきました。ご馳走さまです。ありがとうございました。

【その他】
 経済問題に関しての意見交換。官庁施設内の店舗のあり方についての協議。資金繰りに関しての打ち合わせ。夜は通夜式に参列させていただきました。
1月21日(水)【行政改革・長期計画等に関する特別委員会」
【行政改革・長期計画等に関する特別委員会】
 和歌山県の特別委員会である行政改革・長期計画等に関する特別委員会が開催されました。本日の視察は和歌山市役所と和歌山県NPOサポートセンター、そして和歌山県青少年育成協会の三か所でした。和歌山市からは市の財政問題について和歌山県NPOサポートセンターと和歌山県青少年育成協会からは施設存続の必要性について、意見交換を行いました。和歌山市の場合、連結実質赤字比率が17.60%であり、基準値である16.25%を上回っています。この指標が早期健全化段階とされています。和歌山市が財政危機と言われているのは、この指標が健全段階を通り越して早期健全化段階になっているからです。
 和歌山市ではここから脱却するための方策を講じていて、平成20年度はひと先ず安心できる見込みとなっています。

 和歌山県NPOサポートセンターでは、NPO活動家の皆さんがセンターに集まっていました。それぞれの話からNPO活動に賭ける強い思いが感じられましたし、存続しなければNPO活動の今後は見込めないものになってしまい、和歌山県の活力が確実に失われると危機感を抱いていました。
 和歌山県がNPO活動に理解を示さない態度を示したことは、信じがたい思いがあるとの意見がありました。全国的に行政機関の役割をNPO法人が担うなど、行政と民間の垣根が低くなっている中、評価の高い和歌山県NPOサポートセンターの廃止論が示されたことは、その感覚を疑いたくなるとの意見もありました。このNPOセンターはハード施設ではなくて人が交流する場所ですから、今まで培ってきた人のつながりと協働体制が生命です。やっとソフトが形になってきたのです。それを予算面から、いとも簡単に廃止対象になったこと自体が県の貴重な財産を失う危機を呼び込んだのです。

 県庁内にNPO担当箇所があった時は、敷居が高くて相談に行くことは難しかったようですが、現在は親切丁寧な応対をしてくれているので、これが和歌山県のNPO活動を高いレベルに押し上げ維持している要因だと思います。元県関係者でさえ県の敷居が高いと感じているのですから、県とご縁がない人にとっては相談に行くことさえ叶わなかったと思います。和歌山県NPOサポートセンターは、しっかりと役割を果たしていることを強く感じました。

【来客】
 K社長が友人のIさんを紹介してくれ、約1時間意見交換を行いました。政局や社会情勢に関しての話し合いになりました。その中で、最近の新聞報道についての意見がありました。新聞が世論を形成しているように思っていますが、実は私達の考え方や関心の向きによって、新聞の論調は変わるというものです。考えてみれば、読者が関心の高いと思える記事を掲載することで読者満足を得ることになりますから、読者傾向を捉えて記事を書くことがマスコミとも言えます。

 関心の高い記事を掲載する方向に向かうとすれば、今の新聞に掲載されている記事は、私達の考えや内心を表しているとも思えます。私達の考えが社会を構成し、その結果がこの国のあり方につながります。気持が明るい時は明るい記事がよく見えますし、気持ちが暗い時は暗い記事がよく見えます。私達の気持ちの持ち方で社会を変えることが出来るのです。
 
【訪問】
 引き続いてUさんを訪ねました。世界的な経済危機の中、和歌山市内の商売は苦戦続きだそうです。お客さんの数が変わらないとしても客単価が大幅に減少しているようです。従来の半額程度の予算を組んでくるお客さんが多く、極端な場合は従来の20%から30%程度まで予算を落としてくるお客さんもあるようです。大きく単価が崩れていますから、会社経営は厳しさを増しています。

 今の時代は経営者が現場監督と営業、そして製品開発など、全ての部門を直接監督したり動いている場合が多いようです。会社には資産と同じ程度の負債がある場合もあり、手持ちの現金は少ないのです。厳しい経営環境が続きそうです。

【ライオンズ理事会】
 夜は和歌山ゴールドライオンズクラブ理事会がありました。平成21年2月の例会での議題を議論しました。早いもので次の役員体制を固める時期に入ってきました。理事会は約1時間で終えました。

【その他】
 時々行っていた市内の店舗が今月末で閉店することになりました。今日聞いた時は寂しい感じがありました。経済危機は和歌山市内の店舗経営を直撃していることを実感しています。
 防災としての室内対策に関しての打ち合わせ。建議会レポートに関していの意見もいただきました。
1月20日(火)「同級生」
【来客】
 朝からお客さんが訪ねてくれました。金融に関する相談があったためです。金融事情が厳しい中ですが、これから以降に向けて設備投資をしようとしている企業があります。地域にとって大変心強いものですから、出来る限りの支援を約束しました。

【英語教育】
 いよいよ小学校からの英語教育導入が近づいてきました。和歌山県としても今から先生方の指導方針などの準備を整えておくことが必要だと感じています。国の方針にもよりますが、和歌山県としても英語教育を実践すべき先生方に対して教え方などの研修の必要性もあると思います。子ども達に対する英語教育を実践している皆さんは、このことを真剣に考えています。何かの支援体制を整えたいと思って、NPO法人設立についても検討しています。これからの地域力を増すためにも、和歌山県が英語教育の先進県でありたいものです。
 英語教育と国語力に関する話し合いを行いました。和歌山県で芽生えた活動がこれから大きくなることを期待しています。

【同級生】
 同級生が集まって新年会を行いました。数時間でしたが、楽しい時間を過ごすことが出来ました。わずかと言っても、夜6時から12時までの6時間話し合ったことになりましたから、以外と長い時間でした。

 丁度、1月20日は、アメリカでオバマ大統領の就任式の日でした。私達同級生は1961年生まれですから、オバマ大統領と同級生となります。まさか、こんなに早く私達の世代が世界のトップとして君臨するとは思いませんでした。これは私達にとって誇りだと思っています。世界では一気に世代交代が図られることになりますから、わが国や地域においても、私達の世代がリードすべきとの認識を持ちたいと思います。

 繰り返しますが、それにしても同級生の年代の人が大統領に就任するとは思いもしないことでした。まだまだ先の世代を追従する年代だと思っていましたが、既に世に出る年代になっていたのです。上の世代の層が厚いことから、飛び出すまでにまだ十分な時間があると思っていたのですが、一気に社会に飛び出す時間がやってきました。
 政治の世界でも経済界でも、そして商売においても、これから一気に私達の世代が登場してくると思います。ですから気持ちの持ち方は今までとは明らかに違いますし、自信を持って社会で活動したいと思っています。

 今日集まった同級生は、個人商店と飲食店経営者、歯科技工士にインテリア関係の経営者などですから、考えてみるとその世界での主となっているのです。同じ道を歩いていた同級生ですが、今ではそれぞれ違った道を歩いています。しかし違う道であっても、成し遂げるべきはその道をリードすることです。同級生からは大いなる期待をいただきました。 
それは次のような言葉で表されました。「同級生が県議会議員になっていることは誇りに思っていますし、これから大きな舞台に挑戦して欲しいと願っています」。本当に有難い言葉です。誰かが世代をリードすることで各界においてリーダーが誕生します。

 前門には難しい関門が待ち受けていますが、アメリカで世代交代をしたことと比較すれば何事においても決して不可能なことはありません。2009年1月20日は不可能という言葉が消された日になりました。47歳での大統領就任、そしてアフリカ系黒人大統領の誕生、議員になってからわずか数年で大統領に昇りつめたことなど、不可能と思われる壁を打ち破ったのがオバマ大統領ですから、これ以上に困難なことはそれほど多くありません。
 不可能は可能に転換することができます。できないとすれば、自らの心に宿っている恐怖に対する恐れと不安だけです。心の壁を打ち破ることができる人だけが時代を創ることができるのです。

 2009年の新年は未来に向けた大きな扉が開かれました。歴史に残る一日に同級生が集まったのも何かのご縁だと思っています。力を結集して何かを成し遂げなさいと告げられたような気がしています。世界に希望の灯が灯った2009年1月20日を忘れることはないと思います。困難に直面した時には、今日の光景を思い浮かべたいと思っています。
 
【その他】
 コスモパーク加太の活用に関しての話し合い。外国企業の県内への誘致に関する打ち合わせ。個人事務所運営に関する打ち合わせ。高校入試に関しての意見交換などを実施しました。
1月19日(月)「期待」

【期待】
 明日が第44代アメリカ大統領にオバマ氏が就任します。わが国において、アメリカ大統領の就任にこれほどの期待感があったことは、知っている限りの過去においてはなかったように思います。今日もその話題がありました。
 オバマ大統領には期待できますかね、という質問がありました。
 個人的見解ですが「期待できる」と回答しました。そして「むしろオバマ大統領のグリーン・ニューディール政策が失敗に終わったとしたら、他にこれに代わる手段はないでしょうね」と補足しました。

 1980年代のアメリカのレーガン元大統領、イギリスのサッチャー元首相達が新古典派の経済学理論に基づいた、つまり供給サイドの経済的考え方による経済対策を推し進めて以降の世界経済は、極端な市場主義に向かいました。行き過ぎた自由競争がもたらしたものは、21世紀の世界経済の惨状です。金融万能とされた経済の崩壊、社会の格差の拡大などの事象が証明しています。民間に出来ることは民間での考え方による市場化による競争激化は、結果として公平公正ではない、そして政府が市場をコントロールできない状況を作ってしまいました。
 現代日本の政権を見ていると民主主義へのストレスがありますが、それでも私たち国民の代表者が方向性を決定してくれるものですから、一部の経営者や投資家に市場を任せるよりも安心感があります。供給サイドの経済施策は政府の役割を小さくしてしまい、市場を支配者する者にその舵取りを任せてしまう結果を生み出しました。2008年から2009年現在に至るまでの経済状況からは、新古典派の考え方、つまり小さな政府による経済施策は、公平性と安全安心の観点からは失敗していると言わざるを得ません。

 ですから経済施策の方向転換だけが、現在の経済状況から脱皮するための唯一の方法なのです。幸いオバマ次期大統領は、政府による大型公共事業を推進し、新しい産業の創造と雇用の確保を図ろうとしています。アメリカ経済を立て直すために、ケインジアンの考え方に舵を切ったのです。大きな政府による公共事業の推進によって仕事を生み出し、そして雇用を生み出す必要があるのです。

 一時期は小さな政府や選択と集中など流行り言葉を唱える人達がいましたが、経済の勝ち組と市場から退場する組を作ってしまいました。それが私達の生活のために、安心と安全を託している国の役割ではありません。公共投資が悪だと思わせたような施策と考え方はから転換しなければ、現在の経済状況から脱することはできないのです。アメリカに追従するように各国で大型公共投資の動きがあります。

 これは正解だと思っています。経済対策とは格差を生み出すことを目指すものではなくて、失業者対策に尽きます。失業者をゼロに近づけることが経済施策の最大の目的なのです。失業者対策とは、雇用を創造すること以外にありません。雇用を創造するためには、民間の投資が鈍っている中においては、政府が仕事を作るために公共投資を行う必要があるのです。企業が供給を減少させている中において、供給サイドの考え方が通用することはありません。
 ただし財政赤字の拡大の問題があります。しかし現状の経済状況から脱出するためには財政赤字の拡大を恐れて委縮するよりも、リーダーは民間に力強さが回復するまで公共投資によって仕事を拡大させ、有効需要を増加させる必要があるのです。
 その後は金融施策によって緩やかなインフレ施策に向かわせることで、現在の財政赤字は解消に向かうことになります。
 このような理由から、私はオバマ次期大統領の政策に期待しています。

【企業立地】
 和歌山市内への企業立地に関する活動を行いました。世界的な経済危機の煽りを受けて和歌山市での企業誘致は苦戦しているようです。企業の設備投資が極端に減少しているため、進出を検討していた企業も進出を見合わせる傾向にあります。それでも和歌山市に企業が進出してくれるための取り組みは、経済施策と雇用を確保するための最も重要な施策なのです。
 大手企業と工場進出に関して打ち合わせを行いましたが、前向きな返答をいただきました。大手企業の工場が進出してくれることになると、設備投資と雇用確保の両面で効果がありますから、何としても進出計画を実現させたいと考えています。

【生活保護】
 本当に日常生活でも厳しい暮らしを余儀なくされている方が大勢いることを感じました。和歌山市役所では生活に困窮している方の相談件数は増加傾向にあります。理由は仕事がなくなったことに起因しています。今の状況では、企業が雇用調整をすることがあっても、雇用を増加させる施策を講じなられないのが現実です。

 働きたくても働く場所がない人、即ち、毎月の決まった所得がない人にとって、生活保護は生命の安全を確保するための最終的とも言えるセーフティネットなのです。働く意思があっても働く場がない人にとって最後の拠り所が市役所なのです。

 生活保護費の増加に伴い、生活保護は簡単に認められない状況にあると思いますが、働く意欲があるのに仕事がない場合は、生活手段として一旦、生活保護を受けて、働く場所を探すことも考えられます。事実、失業して所得がなくなった人が、一ヶ月だけ生活保護手当を受けて、翌月から仕事を見つけたので生活保護は必要ないとし申告した人がいるのです。
 前向きに生きている社会的弱者を私達の力を結集して公助するのが、地域大きな役割の一つです。

【相談と報告】
 相談とは、自分で意思決定していない状況で信頼する人に困っている悩みを打ち明け、今後の方針の示唆を受けることです。しかし報告とは結果が出てしまってから、その結果が納得できないので何とかならないかと懇談になるのが報告です。

 依頼を受けた方にとって相談の場合だと意見する余地がありますが、報告の場合だと結果を認めざるを得ないので、対処方法を惟謙することはできなくなるのです。私達は自分で最後まで行き切って報告する場合が多いのです。でも意思決定のために第三者に相談することは稀です。

 悩みを小さくさせ、前向きに生きる希望を与えてくれるのが相談です。そして報告とは自分の行動を正しかったと自分で納得するために結果の承認を得るための手段なのです。報告からはその道筋を正すことは困難ですが、相談からだと軌道修正をすることが可能なのです。
 大切なことは報告よりも相談をすべきだと思いました。

【懇談会】
 夜は懇談会に出席いたしました。春の春闘に向けて気勢を張り上げている皆さんと懇談会を持つことが出来ました。これも皆さんのお陰だと感謝しています。楽しい会話が途絶えることなく続いて行きました。

1月18日(日) 「出陣式」
【出陣式】
 和歌山市のお隣の岩出市議会選挙の告示があり、候補者の事務所では出陣式が行われました。私は日頃から交流がある吉本かんようさんの出陣式に行ってきました。吉本さんは三期目の挑戦ですが、岩出市制施行後初めての選挙になります。
 出陣式に際して挨拶をさせていただきました。

 出陣式の場に立つと、いつもながら身の引き締まる思いがします。吉本候補も引き締まっていることと思います。さて市制施行後初めての市議会議員選挙となりますので、厳しい戦いが予想されています。
 吉本候補は私たち県議会と岩出市を結んで活動している議員さんですから、これからの和歌山県と地域発展のためには欠かせない方だと認識しています。何としても今日お集まりの皆様方のお力をお借りして、三度議会へと送り出していただきたいとお願い申し上げます。

 吉本候補の真面目さと仕事振りは皆さんご存知のことですが、過日、岩出市にあるSL公園でのイベントの時に、その場所で吉本候補とお会いしました。根来鉄砲隊の活動も行っていて、地域振興や活性化のための活動を議会活動と平行して実施していることを知りました。地域活性化のための活動は地道なものですが、その中で吉本候補は準備段階からお手伝いをしてくれていました。本当に表裏のない真面目な方だと改めて思った次第です。
 議会活動も地域活動もどちらも大切なものですが、両方とも真面目に取り組んでくれるのが吉本候補ですから、今日から七日間の選挙戦でのご支持、何卒よろしくお願いいたします。ここからお顔を伺うと、とても心強いものを感じています。全力で頑張りましょう。
 以上です。吉本候補、是非とも選挙戦頑張ってください。

【新年会】
 和歌山市宮地区連合自治会の新年の集いが開催されました。地区内の自治会役員の皆さんが集まる機会で、午後からはここに参加させていただきました。ここには和歌山市長も挨拶に来られました。市の財政が厳しい折ですから、自治会と一緒になった地域活動を盛り上げたいと思っています。

 自治会の皆さんからも意見をいただきました。
 Iさんからは、「市長の挨拶では、幸いというか、和歌山市の経済状況は元々良くなかったので、今回の影響はあまり受けていないと発言されましたが、そのような見解ですか」との質問を受けました。
 私からは、「確かに数字の上で有効求人倍数などでは全国平均を上回ったり、派遣社員の解雇も少ないなど、影響は少ないように思われます。しかし実態は違っていると思います。飲食業の皆さんからは、バブル崩壊の時よりも売り上げが減少していると聞いていますし、不動産部門では価格下落傾向の先が読めないことからすると、過去で最も厳しい経営を余儀なくされていると聞いています。数字と現場の実態は、かい離しているように思います」。

 Iさんは「それを聞いて安心しました。本当に数字が実態を示していると思っているようでは対応策を誤ります。私の仕事の関係上、飲食店の経営者のことが良く分かります。売上減少やお客さんの減少があり、大半のお店が厳しい状態にあると思っています」。
 「数字に現れていない部分は現場の声を聞いて補う必要があります。先ほどのように飲食店や不動産会社、エステなど直接お客さんと接する関係者と話し合うと、実態は良く分かります。それを反映させることが大事だと認識しています」。

 Iさん「現場の声を大切にして下さい。一点注意すべきことは、各お店の経営者は、日頃から取引関係のある私にだったら本音の話をしてくれますが、議員さんにだったらフィルターをかけて話しているので、実態と本音が隠されて分からない場合がほとんどです。経営者がフィルターをかけて話をしないような関係を保つことが為政者にとって大切なことです」。
 「その通りだと思います。私は違うんだなどの態度が見え隠れすると、本音を聞くことはできません。それはその人の性格にもよりますが、現場の風景に溶け込まない人には、決して話してくれないと思いますが、現場の風景に溶け込むような議員にだったら、仲間と思ってくれて信頼関係を築けると思います。そうするとフィルターにかける度合いが少ない意見を聞くことができます」。

 Iさん「また直接話をする機会を持って下さい。現場の実態を話ししたいと思っています」。
「現場の意見を聞いて議会活動に反映させることが私達の活動ですから、是非とも意見をいただけたらと思います。ありがとうございました」。

 続いてAさんとの懇談。
 Aさん「普段から自治会に顔を見せてくれることが大切です。やはり日常接している人には親しみがありますから、選挙などの時に来るだけの人とは違います。普段から来て下さいね」
 「その通りだと思います。議会報告や議会レポートを持ってお邪魔しますので、よろしくお願いいたします」。

 Aさん「会合でも報告に来てもらえると良いですね。以前、良く来てくれていた議員ですが、その議員秘書がいなくなってから関係がなくなりました。人と人の関係は人を介して行われますから、人を簡単に失くしてしまうと駄目ですね。地域とのつながりは議員さんと直接の場合よりも、秘書や事務所との関係にあります。この議員さんの事例のように、今まで来ていたのに来なくなると不信感になってしまいます」。
「その通りで継続したつながりが大切だと思っています」。

 続いてTさんとの懇談。
 Tさん「学校教育の問題が大阪府を初め各地で議論されています。和歌山県の公教育についても関心を持っています。ところで議員さんの子どもは公教育を受けているのでしょうか。もし私立学校に通わせている議員がいるとすれば、公教育を語る資格はないと思います。何故なら、自らの子どもを公立に行かせないことは公教育を否定しているからです。公教育を否定する議員に公教育を議論してもらう訳にはいきません。県議会議員で子弟を私立学校に通わせている人はいるのですか」
 「議員の子どもがどこに通学しているのか実態は調べていません。公教育を議論するのに、自分の子どもを私立学校に通わせている人はいないのではないでしょうか。もしいるとしたら公教育の現場を子どもから聞くことはできませんし、自分が安全な観客席にいながら、試合をしている選手の安全確保の話をしているようなものですから話になりません。」

 Tさん「その通りだと思います。私たち、公の代表者である議員が、私達の公教育を信用していると思うから教育の議論を任せられるのです。公教育の学力が私立学校に負けないように取り組んで下さい」。
 以上のように建設的な意見を聞くことができた新年会となりました。関係された皆さんに感謝申し上げます。

【打ち合わせ】
 その後、打ち合わせを二件。国内の経済問題と資金繰りの件、そして地域活性化のための取り組みについて懇談いたしました。
1月17日(土) 「事務所」
【事務所】
 新年に入り個人事務所の配置を変更しました。政策事務所として活用している事務所ですが、使い勝手をより良くするために机と応接のレイアウトを変更し、雰囲気が明るくそしてパソコン機能を充実させたので機能的になったと思っています。

 土曜日にも関わらず、朝から7名の方がお手伝いに入って下さり、本当に感謝しています。休日でしかも寒い中の作業は大変なのものですが、連携作業のお陰でとても捗りました。ありがとうございました。
 事務所は地域の皆さんとの交流の場として、県政に関する相談場所として、そして県議会一般質問や委員会での政策を検討する場所として活用して来ました。今後は諸団体の皆さんとの情報交換の場所としても活用機会を増加させたいと思っています。
 情報とはインターネットや媒体からのものよりも人が集うことで得られるものの方が新鮮で、地域社会に生きている私達にとって有効なものが多いのです。情報とは人の集まりが齎してくれるものです。人が集まると情報が集まりますし、次の行動が見えてきますから何よりも大事なことです。そのため、人が交流する機会を創出させたいと考えています。
 皆さんもお近くに来た際には是非ともお立ち寄りいただけたら幸いです。よろしくお願いいたします。

【関西独立リーグ】
 関西独立リーグに関する話し合いを実施。明石市にも市民球団が誕生しています。明石市長はスポーツで明石市を活性化させたいと思って支援してくれているようです。明石駅近くにある市民球場をホームグラウンドとして活用することになっていますし、市の支援体制は素晴らしいものがあると聞きました。
 紀州レンジャーズの球団関係者が明石市を訪問した際には、市役所で7名の職員さんや関係者がお出迎えしてくれたそうです。明石市民球場での試合の時は勿論ですが、他の都市に遠征する時にも、明石市の観光PRを行う計画もあるようです。折角、地域に誕生したプロ球団ですから、地元の地方自治体は上手く連携すれば、少ない費用で大きな注目と観光や物産のPRにつなげられると思います。

 市単独予算で一年間関西各地を周るとしたら相当の観光予算が必要となりますが、主体が独立リーグの各チームだとすると、少ない予算で観客への和歌山市のPR効果があると思います。地域に誕生したプロ野球チームとスポーツで活性化と観光客の呼び込みを図って欲しいと願っています。

 関西独立リーグには京都府と三重県の参画も見込まれているように、関西地域とその枠を超えた広い地域に活動領域は広がる予定です。この関西独立リーグに和歌山県のチームが参画できていることは、大袈裟に言えば奇跡的な取り組みなのです。誰がリスクを負って参画に向けた取り組みをするのでしょうか。誰が地域活性化のためにチームを作ろうとするのでしょうか。誰が和歌山県の子ども達が将来も野球に関われるような環境作りをしてくれるのでしょうか。それらを実現しようと思ったメンバーが集まったことから、これらの想いが実現されようとしているのです。地域の夢と活動を、観光で地域振興を目指している地方自治体が支援しない理由はそれ程多くないと思います。

 「お金がない」が大きな理由ですが、お金がないので関わらないと考えるのは、頭を使わないで断る最も簡単な理由です。明石市の支援体制を伺うと、少し寂しい気持ちになりました。
 それでも和歌山県内のバス会社が、紀州レンジャーズのアウエイでの試合に応援バスを運行することも考えてくれているようです。実現すればアウエイでの強力な応援となりますから期待しています。
1月16日(金) 「教育問題」
【教育問題】
 いよいよ今年も春の高校入試が近づいてきました。私立高校であれば来週辺りから入学願書が受け付けとなります。受験生にとっては、今が厳しい時期の入り口に差し掛かっているところです。受験生もそうですが保護者の心労も大変です。合否の心配や受験日までの気持ちを考えると、当然のことですが他人事ではありません。
 学力と志望校の調整や、私立と公立の受験併願についてなど、一つひとつが精神的に大変なことです。そして受験生に勉強以外の精神的負担を掛けないように注意が必要ですから、周囲の配慮も必要です。教育関係者の皆さんと、これらの諸課題に関して話し合ってきました。

【打ち合わせ】
 諸課題の打ち合わせを行いました。地場産業事業者への融資の問題に関して、昨年末で峠を越した感もありますが、年度末に向けて予断を許さない状態が続いています。生産調整や緊急融資などの資金繰りによって今を耐えていますが、経営環境の厳しさは依然として変わりません。
 また地域活性化に関しての取り組みに関しても意見交換を図りました。可能性のある取り組みは行動してみることから始めることも必要ではないかと話しています。
 そして今後のエネルギー問題については和歌山県新宮市沖にメタンハイドレードが眠っていますから、将来に有望な資源になり得る可能性を秘めています。但し地球環境問題を考えると排出される二酸化炭素の量は半端ではありませんから、一概に活用しても良いとはなりません。眠れる資源をどう活用するのか叡智の絞りどころです。

【紀州レンジャーズ】
 季節の上では新春ですが寒い日が続いています。しかし春は確実に近づいてきました。和歌山県には春を待ちわびている人が多くいますが、中でも県民球団の紀州レンジャーズはその代表格だと思います。
 今日、藤田平監督が和歌山県入りしてくれました。少しの時間だけでしたが、監督と木村球団代表、そして竹中球団社長と一緒に挨拶に周りました。和歌山県の期待が日に日に高まっていることを感じます。既に第一戦は、平成21年3月28日に県営紀三井寺球場で開催されることが決まりました。関西独立リーグとしてはその前日の3月27日に、大阪市の京セラドームで大阪対神戸の試合で開幕することになっています。
 紀州レンジャーズが和歌山県を盛り上げてくれることを期待していますし、その期待に応えてくれるものと確信しています。訪問した先からも、和歌山県の元気のために期待しているし何かの形で支援を行いたいと励ましをいただきました。ありがとうございます。

【便り】
 ある経営者は身体が丈夫で、二日続けて工場に立たなかったことはありませんでした。ところが風邪をひいて二日間工場に行くことが出来ませんでした。これは初めての体験だそうです。昨日、お話したところ、かすれた声だったので心配していたのですが、今日も休んで二連休になっていました。でも昨日よりは随分声の状態は良くなっていたので安心しました。
 生涯初めての二連休ですから、例え風邪だとしても今はしっかりと身体を休めて欲しいとお話しました。経営者は「少し良くなったから」と明るい声で話してくれました。

【その他】
 学校教育について。太陽光発電システムについて。環境問題とオール電化住宅について。
 人材派遣の問題についてなどの打ち合わせを行いました。
1月15日(木) 「帰国」
【帰国】
 イギリスロンドンの大学院に留学していたK君が、昨年末に大学院を卒業して帰国しています。和歌山大学を卒業してからロンドンに留学し、一年間、大学院で学び、その結果を報告に来てくれました。学んできたのは観光学で、観光とサービス、観光と環境などの視点の勉強をしてきています。卒業論文は、日本が誇る宗教都市であり観光都市でもある高野山の観光に関してのものだったようです。

 話し合って気付いたことは、観光学とは観光業界の質を高めるために必要な学問ではなく、既存の産業にもサービスの精神を注入するためのものだということです。同じ製品を販売するにしても、製品そのものを売るのと、付加価値を付けることや人としての思いやりなどを付加することで製品の総価値は違ってきます。消費者は単に製品を欲することよりも、自分を向いてくれることに関して特別の付加価値を感じることがあります


 観光学とは人と接することも学びます。しかも留学ですから考え方も価値観も違った世界の学生と共に勉強し生活するのですから視野は拡がります。今度はこの地域のために尽くしたいと話してくれました。
 若い力に期待しています。

【企業立地】
 世界経済が低迷していることを受けて、和歌山県内の企業立地も動きが鈍くなってしまいました。経済と雇用の観点から、県内への企業立地は是非とも推進させ実現すべき課題です。本日は和歌山市直川に造成した和歌山市の工業用地への企業立地について、そして和歌山県の保有している西浜工業用地への企業立地について、それぞれ話し合いました。

 直川用地は阪和高速道路の和歌山北インターチェンジが開通する付近に位置していますから、物流面でのアクセスは良くなる地区になります。和歌山市では直川用地への進出を希望する企業を公募することにしていますが、何としても有力な企業を誘致して、和歌山市の経済活動と雇用創造につなげたいものです。

 直川用地に関しては、阪和高速道と工場のアクセスは良いのですが、既存の道路、つまり和歌山市内からの県道や市道を利用した場合の移動距離と移動時間、運搬に十分な幅員が取れているか、そして今後の都市計画道路の整備計画と時期などが検討に際して必要になって来ます。一般道路と企業立地は密接に関係していることが良く分かります。

 また西浜用地に関しては工業用水がひとつの問題です。進出を検討している某企業にとって、工業用水を導入する費用負担や十分な水が確保できるのかが課題となっています。
 例え1%でも企業立地の可能性があれば頭からシャットアウトするのではなくて、十分な説明を施して、進出を検討している企業に判断を委ねたいところです。

【打ち合わせ】
 太陽光発電導入施策について、和歌山市内への企業進出について、雇用問題などについて打ち合わせを実施しました。ただ設備投資は、どこの企業とも投資を躊躇している現状があり、計画よりも相当遅れ気味になっているようです。企業が設備投資を行ってくれないと新しい雇用は生まれませんから、地域として大きな問題となっています。
 また高校入試に関する問題や新エネルギー施策についても、それぞれ打ち合わせを行っています。

【企業立地】
 再び企業立地に関して打ち合わせを実施。ある事情から設備投資を考えている企業があります。広い敷地が必要なのですが、ある程度の用地と工業用水の確保が問題になっています。条件さえ折り合うと問題はないのですが、大規模な工場になるとそれは簡単ではありません。更に協議することにしました。
1月14日(水) 「新年の集い」
【新年会】
 お昼にはU先生の事務所の新年会にお招きいただきました。皆さんと意見交換ができ、また地域事情のお話を伺うことのできた機会となりましたこと、深く感謝しています。先生の手作りのお料理でおもてなしをいただきました。昨夜朝4時まで掛かって今日の新年会のための料理をしてくれています。そして事務所の横で1時間の睡眠を取って新年会会場の準備を行ってくれています。
 無理をしないでとお願いしても無理をする先生ですから、せめて風邪だけはひかないようにとお祈りしています。

 皆さんからの意見を幾つか紹介いたします。定額給付金に関しては、いらないという意見が大半でしたが、貰えるのであれば貰うとのことでした。但し、経済効果に関しては疑問符が付くというものでした。何故なら家族旅行や大きな買い物には使わないで、貯蓄や日用品を購入する程度に留めるからというのが理由です。もう一桁貰える金額が大きければ外国旅行などに消費を仕向けるようですが、10万円に満たない定額給付金であれば、大きな消費につながらないとするものです。
 情報化社会においては、専門家ではないけれど皆んなの意見は正しいと考えるのが最近の傾向です。2兆円の投資に対して2兆円の経済効果はありますが、それ以上の乗数効果は期待できそうにもないということが心理的に考えられます。つまり差し引きゼロですから、それ程の効果はないと考えています。

【打ち合わせ】
 来週計画している新年会に関して当該施設と話し合いました。オーナーは心良く会場を貸してくれることになり、新年会への協力を約束してくれました。本当にありがとうございます。サービスや価値をお金に換算する傾向がある中、心ある対応をしていただいたことに感謝しています。支援の期待に応えたいと考えています。
 
【進学】
 春が近づいていることは受験生にとっては、勝負の時期を迎えることを意味しています。
 今の延長線上で良いのか、それとも方向転換すべきなのかなどの悩みが尽きない様子があります。受験生と同じくらいわが子の行く先を心配しているのが保護者です。自分ではどうしようもないことですから、子どものために何か尽くしたいと思う保護者の心情は察して余りあるものです。

 ある中学生が高校受験するのですが、進学に関して子どもの意見を尊重したいために保護者が見えないところの調整をしている風景がありました。恐らく、受験生を抱えているどの家庭でも同じだと思いますが、保護者の気苦労と子を思う気持ちには感動を覚えます。間違いなく私達現在の大人も、受験生時代には知らないところで保護者が走り回ってくれていたのだと思うと、感謝の気持ちが湧き出てきます。
 今あるのは自分のことのように、或いは自分を犠牲にして子どもに尽くしてくれていた保護者の存在があるのです。感謝の気持ちを忘れてはならないことを、今更ながら思い知るばかりです。
 進路が決まる春ですから、受験生とその保護者の皆さんは悔いなきように日々過ごして万全の態勢で受験に臨んで欲しいものです。

【便り】
 嬉しい便りが届きました。以前、和歌山県庁に勤務していましたが退職し、現在はハワイ大学で先生をしている方がいます。
 県庁退職後は音信不通になっていたのですが、今日、ハワイ大学にいることが判明しました。本当に懐かしい便りが届きました。しかもハワイ大学では観光について研究していて、観光農園などに関しても研究を行っています。和歌山大学観光学部の生徒も、今年ハワイ大学において短期で受け入れてくれることになっていて、心強いものがあります。

 机の上での議論することは誰にでもできますが、それを実践することは誰にでも出来るものではありません。県庁を飛び出してハワイ大学で研究と実践活動を行っていることに敬意を表したいと思っています。この次、お会いできることを楽しみにしています。

【事務所】
 事務所の体制に関して打ち合わせを行い、お二人から意見をいただきました。自分の考え方を広く周知するためにも、今よりも広く事務所の存在をアピールした方が良いという意見でした。そのためには現行の事務所体制を強化する必要があると話してくれました。
 平成21年4月で県議会議員として2年間活動してきたことになりますから、その成果と取り組みに関してもっと知ってもらうべきだとの意見です。今から次のことを心配してくれていることに心から感謝しています。
 今月中に体制強化を整えたいと考えています。

【新年の集い】
 三菱電機労組さんの新年の集いにお招きをいただきました。県議会議員として推薦してもらっていることを深く感謝すると共に、平成21年も一緒に活動させていただけることを感謝しています。

 さて新年の集い挨拶の主旨は次の通りです。
 新年おめでとうございます。今年も新年の集いにお招きいただきましたこと、そして皆さんと一緒に新年のお祝いができますこと、心から感謝しています。ありがとうございます。和歌山県を取り巻く経済環境については良い話題を探すのが難しい位ですが、それでも経済は気持ちの持ち方に影響される側面がありますから、良い話題をひとつ紹介させていただきます。

 和歌山県を、スポーツを通じて元気にしようとする活動が平成21年4月から本格的にスタートします。関西独立リーグに参画する紀州レンジャーズがその活動です。経済環境が良くないのであれば、スポーツで地域を活性化しようと考えた取り組みです。尤も、地域にプロ野球があるのは良いけれど、運営はどうするのかと思っている人もいるかと思います。Jリーグでさえスポンサーを降りている、または予算を縮小している企業が多い中、今年発足する関西リーグの中の紀州レンジャーズを支援してく企業があることに感謝したくなります。しかも和歌山県にスポーツで地域振興することに理解を示してくれ、具体的な支援をしてくれることになった素晴らしい企業が存在していることは地域の底力を示してくれるものです。経済事情だけで縮小傾向にある企業がある中、経済危機だからこそ和歌山県を元気にしたいと思ってくれる企業がいることは、間違いなく地域に元気を与えてくれるものです。

 紀州レンジャーズのホームは和歌山市にある紀井寺球場ですから、是非とも応援で地域を盛り上げて欲しいと思っています。和歌山県はスポーツで元気になる。これを目指して頑張りますし、支援してくれる元気な企業が存在していることを知って欲しいと思います。如何でしょうか。元気になりましたでしょうか。
 本年も一緒になって地域活性化を目指したいと考えています。何卒よろしくお願い申し上げます。ありがとうございました。

【新年の集い2】
 引き続いて場所を移動して、電力総連新年の集いに参加させていただきました。大勢の皆さんとご一緒できる機会をいただき感謝しています。
 集いの中での挨拶の主旨は次の通りです。
 新年おめでとうございます。今年もこうして挨拶の機会をいただきましたこと、心より感謝申し上げます。また元気に活動させていただいていることも重ねてお礼申し上げます。
 ありがとうございます。
 さて先ほどからの挨拶でも、和歌山県の経済情勢の厳しさが話されていますように、和歌山県は本当に厳しい経済状況に曝されています。
そこで和歌山県として平成20年12月議会において約30億円の補正予算を組み、その内約29億円は公共事業に予算を組んでいます。
公共事業によって和歌山県の経済の立て直しを図る意気込みを具体的に示しているものです。このことは昨年末に各事業所を訪問させていただいた際に議会報告させてもらったところです。その中で、果たしてこの公共事業が効果をもたらしてくれるのかについてまでは話していなかったこともあり、少し時間をいただいて分かりやすく説明させていただきます。

 公共投資に効果があるのかをお話しする前に、小泉内閣の経済施策に遡ります。その時の経済の考え方は市場主義でしたから、規制を緩和させ民間に徹底的に競争させてきました。規制が外された部門では企業が製品を市場に送り出していきました。しかし現代社会に暮らす私達が必要なものは十分身の回りにありますから、新しい製品が市場に出回っても購買意欲はそれ程高まりませんでした。その結果、需要はあまり変わらないのに供給が増加していきました。結果、供給が需要を上回ったため、ものの価格は低下していきました。少ない需要に対応して価格は低下する方向に作用し、そのことからデフレ圧力が生じたのです。これがデフレの正体でした。小泉内閣は供給者側の経済的な考え方に沿った経済対策を進めてきたのです。

 形の上では企業活動は活発化していますから株価は上昇し、経済の実態を上回るようなお金が増えていきました。地球上の全ての資源を買っても買い切れないお金が世界を駆け巡ったのです。昨年、地球上を駆け巡ったお金は関係者によると2京とも言われていますから、金融経済の規模の大きさが如何に大きかったか、市場のお金が膨らんでいたかをうかがい知ることができます。

 ところが実体経済を上回るような性質の債券が出回り、それが破綻したことで市場のお金は一気に縮小し始めました。しかし需要はそれほど変わっていませんから供給を調整する必要が生じたのです。今は需給曲線で価格が折り合うとの考えから、一気に方向転換しています。つまり企業の供給が多いと市場で価格が低下し需給バランスを調整していた考え方が現在の経済状況を招いたことから、企業は生産を調整することで供給を需要に近づけようとしているのです。

 その結果、高場の生産ラインを停止させたり、雇用調整をし始めたのです。これが派遣労働の打ち切られている要因であり、失業を増加させている要因でもあります。価格で需給バランスを調整する考えから生産調整と雇用調整で需給バランスを整えようとする経済の考え方に転換しているのです。

 需給バランスが整うとその時点で歯止めが掛かりますが、そこで問題が生じます。生産ラインを止めることで今までの仕事がなくなるのです。その結果、仕事量が減少、働く場所が縮小しますから、経済は縮小することになります。例えば今まで10あった仕事が8になる。不足分が経済を悪化させているのです。ですから公としては民間の仕事が落ち込んだ分を補う必要があると考え、積極的な公共投資を行っているのです。民間の仕事が落ち込んだ分を公共投資で穴埋めをする。それが平成20年12月の補正予算の意味であり、次年度の予算編成の基本的考え方になるのです。

 公共投資とは県が地域に仕事を創っているのです。ではそれが、果たして効果があるのかどうかについてです。効果があるとも言えますし、ないとも言えます。
 和歌山県は公共投資によって仕事が増えるのは間違いないことであり、その結果所得も公から民へ配分されます。和歌山県に本当の力があれば、その分で有効需要を創造することができます。つまり消費を増やすことで経済を好転させることに向かうのです。地域として稼いだ分を消費に向かわせることが出来るかどうかが和歌山県の力を見る指標であり、積極的な公共投資を消費に転換できるかどうかが地域力なのです。

 公共投資によって民間に浸透するお金を消費につなげることが出来たら、公共投資は有効であると言えます。消費に転換できなかった和歌山県に有効需要を創造するだけの力がなかったので、今回の公共投資に効果がなかったと評価されることになります。
 つまり経済危機の中の公共投資施策が、地域の力を試す機会になっていると考えたいところです。公共投資が効果的だと言うためには和歌山県の消費力が必要であり、仕事量と同等の有効需要を作れる力が必要なのです。

 この経済危機から脱するためには、他の誰でもない私達の地域力が必要なのです。是非とも私達の力を結集して早く和歌山県の経済危機を脱出させたいと考えています。何卒よろしくお願いいたします。
 以上です。

 挨拶の内容に少し補足します。今までは公共投資を実施すると周囲に経済活動が生まれる結果、波及効果が生じ、その何倍も経済効果があるとされてきました。これを乗数理論といいますが、現代の考え方は、市場に投資しても以前ほどの波及効果はないとされています。その理由は例え一地域においても経済活動は世界経済と直結しているため、従来のような域内経済に留まっていないからです。当該地域で投資された分が、その地域内だけで収益だとか給与だとかで配分され、そのお金がその地域内で消費されると、その分需要が増えますから、会社は生産量を増やすため設備投資を行います。すると建設工事が創造されますから地域内での仕事が増えることになります。また建設会社の仕事が増えることで建設会社の従業員の給料は増えますから、また消費活動につながります。

 このように市場のある部分に投資が促されると周辺の業種にも波及効果があり、その結果消費が増加していくので加速度的に経済活動は活発化していきます。乗数効果とは加速度原理を更に推し進めたものですから、1という大きさの投資が何倍にも大きく膨んでいくのです。

 しかし経済活動がグローバル化されていますから、地域内で投資されても、地域内の事業者が仕事を請け負うとは限りませんし、地域内で生活している従業員の皆さんが、地域内で買い物をするとは限らなくなっています。消費者は欲しいものを求めて地域外に出ていく行動を取るようになっています。消費が地域外で行われるとしたら、地域内の経済活動にはつながりませんから、従来のように地域内で完結していた経済活動の時のような乗数効果は期待できないのです。

 具体的に、極めて小さな例えですが、和歌山県民が大阪府や県外のスーパーで買い物をしてしまうと、和歌山県内で稼いだお金が県外で消費されることになります。それが公共投資で生まれた仕事から発生した賃金であったとしたら、地域内で公共投資に見合った消費は行われていないことになります。つまり経済効果は小さいと言うことになります。
 そして消費が少ない和歌山県では事業者は新たな設備投資を行いませんから、折角の公共投資の効果が十分に発生しないことになるのです。この循環を断ち切れるかどうかが鍵です。和歌山県民の皆さんの地域をどう思っているのかが、近い将来、経済効果として現れることになります。

 和歌山県に明るい未来を感じている方は、県内で消費活動を行い、有効需要を創造してくれます。和歌山県の未来に不安を感じている人が多ければ、消費よりも貯蓄、または県外での消費に向かうことになります。このように経済は、人の気持ちに左右されるのです。
 将来への期待感のある地域では消費が促進されますし、将来の不安感の支配している地域では必要以上の消費は起こりません。この意識の差はとてつもなく大きいのです。

 ところで会場で皆さんと懇談する機会を持てました。励ましの意見を数多くいただきました。

 Sさん。「こんな挨拶を聞きたかったのです。頑張りますだとか、今年もよろしくなど、何を訴えたいか分からない挨拶が大半の中、今日のような具体的な挨拶は初めてですよ。勉強してくれていることを嬉しく思いました」。

 Kさん。「具体的な取り組みを説明してくれたので、今回の公共投資には大賛成です。なる程と頷いて聞かせてもらいました。経済危機に備えるための経済的な考え方が良く分かりました」。

 Uさん。「経済対策の目的は何ですか」との問いに対して、「失業者をゼロにすることです」と答えました。Uさんは「失業者がなくなることは、全ての人が幸せになることですね。経済対策は特定の人のものではなくて、全ての人に恩恵をもたらして欲しいと思いました」。

 Kさん。「今日の挨拶はとても興味深かったです。是非議会報告会に来て欲しいと思います。お願いしても良いですか」。

 Nさん。「来週金曜日の議会報告会を楽しみにしています。是非ともお越し下さい」。

 今回は少しお話させていただく内容を変えたのですが、肯定的な意見ばかりをいただくことができました。皆さんに感謝しています。
1月13日(火) 「資金調達」
【資金調達】
 中小企業の資金調達が困難化しています。本当に困っている企業に資金が行きわたっていないとの声を聞くことがあります。金融機関は企業への貸し出しに関して、長期契約から短期契約に期間を短くする傾向にあります。金融機関が貸し出しリスクを軽減するための措置ですが、企業にとっては資金調達で厳しい経営を余儀なくされることになります。
 また金融機関から半年毎の決算報告を求められ、計画通りの利益が確保できないなら直ちに返済を求められる条項を付与される場合もあるなど、一層中小企業にとって金融事情は厳しくなりそうです。
 今後の資金調達のあり方に関して企業経営者と話し合いました。何とか厳しい状況を乗り切って欲しいと思っています。

【市場】
 全ての市場は縮小していますが、生活に必要なものは必要なので、実際は市場全体で必要なモノの総量は変わらないと言うことがあります。気持が縮小しているので懐も閉めている傾向もあると思います。ケインズ的には需要があって供給が決まりますから、需要が縮小していることで生産工場の稼働が減少し、その結果、供給量が需要に合わせるように市場が縮小しています。供給量が多いので価格が低下するのではなくて、供給量が減少することで需給バランスが図れていますから市場自体が縮小しているのです。つまり需要を喚起するためには私達がお金を使える環境に仕向ける必要があるのです。

 お金を使える環境の条件は、賃金が安定していることと将来の賃上げが見込めること。仕事があること。株価が上昇し気分が明るくなること、などがあると思います。個人にお金が行き渡ることが需要を喚起するために必要なことです。仕事、雇用、賃上げなどが、今必要なことだと思います。

【口利き】
 口利きと言うとあまり良い印象はありません。しかし現在の経済情勢のように中小企業経営者が資金調達に困っている場合、良い口利きもあると思います。例えば、過去三年の決算が黒字決算で会社経営には問題はないのに、世界経済危機などの外的要因によって、突然赤字に転落した中小企業があります。経営や経営者の行動自体に何の問題もないのに、外部要因によって運転資金不足で経営危機に陥っている場合、この危機を回避させることが地域にとって優良な企業、そしてその地域にとっても求められるべきことです。そんな場合、書類では表現しきれない企業と経営者の実態を、正確に金融機関などに伝えることが大切だと思います。そんな時によい意味の口利きは存在していると思います。議事録をどこに出しても問題はないと思われる取扱いであれば、100年に1度といわれている経済危機を地域の中小企業が回避するために必要なことだと思います。
 そんなことを話し合いました。

【危機管理】
 組織の危機管理に関して意見交換を行いました。地方自治体を初め財政状況が良くない組織では財政改革を公約に掲げている場合が多く、トップが口を開くと「お金がない」と言っていることがあります。トップの仕事は組織構成員や部下が安心してお客さんにサービスや財を提供することにあります。従業員が現場で判断が必要な場合、迫っている危機への対応やお客さんのためになることであれば、即座に適切な判断ができる環境にしておくべきです。緊急判断が求められる時に、財政難、お金の処理の問題が頭を過るようでは、判断が遅れたり状況判断を誤る場合があります。それ以前に、現場での判断を留保して組織に持ち帰るといった状況も発生することがあります。これでは組織体を成しているとは言えません。

 トップの仕事は、部下がお金のことを考えないでお客さんのためを考えてサービスを提供することや、危機へ備えて迅速な判断が可能な状況を作り出すことにあります。「お金のことは心配するな」と言えるトップのいる組織は、活力が生まれ責任感のある構成員が生まれます。お金がないことをモットーにすると、組織としての責任を取る人はいなくなってしまいます。

 組織の風土が無責任体質になるのに時間はかかりません。毎日、お金がないと言い続けていたら良いのです。『お金がない=仕事をしなくても良い=無責任』の構図です。お金を使える権限があるということは責任を伴いますから、現場にお金と権限を委譲することも大切です。政策判断は現場を知っている人が行うべきです。
 そして組織や地域は明日から突然変わるものではありません。突然、地域が明るくなったり経済が好転することはありません。徐々に変化しているものです。そして例えば5年が経過した時に振り返ると、5年前とは随分違った組織やまちになったと気付く人が現れるものです。
 5年後に自分がいなくなっているとしても、5年先に花開くことを目指した取り組みを今、行いたいものです。毎日、それぞれの持ち場を守ることが危機管理なのです。

【懇談会】
 夜は懇談会を実施。一緒に食事をすることを本当に喜んでくれているので、こちらが嬉しく思います。一緒に食事ができることを楽しみに待ってくれていたと聞くだけで感謝したくなります。食事は楽しい会話と楽しく話し合える雰囲気が何よりも大切です。それが食事の味を引き立ててくれます。
 引き続いて次の懇談会に参加。経済状況に関係なく、みんな自分の会社や事務所を運営しているので元気に活動しています。全ての業種に関係なく厳しい経営を余儀なくされていますが、自分を磨くことに投資している人を対象とした仕事では影響は少ないようです。
 知識習得、健康保持、美容などの分野は比較的元気な様子があります。
1月12日(月) 「現場の声」
【現場の声】
 Nさんと懇談。ある和歌山県内のある政治家が新聞社からインタビューを受けた現場に居合わせたそうです。
 某政治家「現場を回って意見を聞いています」
 新聞記者「最近の県民の皆さんの意見はどんなものがありますか」
 某政治家「・・・。そうですね教育や福祉に関するものが多いですね」
 そんな内容だったそうです。Nさんは驚いたそうです。現場を歩いているのであれば、それらの新聞記者のインタビューにおいて自然と生の声が出てくる筈なのに、それが全くなく一般的な回答だったからです。

 「教育と福祉」と回答してもインタビュアーには何も届けられませんし、訴えるものがありません。Nさんは、この政治家が本当に現場を回っているのか疑問に思ったそうです。仮に現場を回っていたとしても票を取るために形だけの訪問となり、生活者の声を聞いていないのではないかと疑問を呈していました。

 政治家は私達の代表ですから、自分の意見だけを議会で発言するようでは役割を果たしていないのです。これもある政治家のレポートを見て愕然としたことがあったと伺いました。一般質問での質疑を読むと、議員から知事や県当局への質問が謙っているようで、何と弱腰かと感じたそうです。知事にゴマすりをするために議会に行ってもらっている訳ではないと話してくれました。正義と民意を持って正々堂々と議会活動をして下さいと励ましてくれました。

【事務所】
 Tさんとの懇談。政治家の事務所に行った時の感想です。Tさんは今まで多くの政治家の応援をしてきましたが、その中でも事務所内での様子について感想を話してくれました。 
 自分の意見だけを主張して、事務局や支援者の意見を聞かない政治家がいたようです。
 また事務局に対して労いや感謝の言葉を掛けることなく、仕事をするのが当然とばかりの態度の政治家もいたようです。それらの政治家の元からは、事務局の人が机を引っくり返して事務所を去ったそうです。
 我がまま、自分勝手、人の言うことを聞かないなど、政治家に対する印象は良くありませんでした。そんな人ばかりではないと話しましたが、過去からの不信感が積み重なっているようでした。本当に素晴らしい人は誰に対しても謙虚で変わることはありません。

【実家】
 お正月は親戚の不幸ごとがあつたため実家に戻れませんでしたから、今日新年の挨拶も兼ねて訪ねました。ここの空気はいつも暖かく、心を包み込んでくれます。丁度。テレビ番組で元メジャーリーガーの新庄選手の母親の話が放映されていました。新庄選手が一番好きな食べ物は母親の作った「きな粉餅」だそうです。世界の一流の食を経験してきた新庄選手をして家庭の味が一番だと話していますから、故郷の香りは嬉しいものです。
 今年も訪ねられたことを嬉しく思いますし、両親とも元気で暮らしてくれていることに感謝しています。お昼に焼肉をいただき、心身とも暖かくなりました。

【新年会】
 昨日に引き続いてU先生主宰の新年会にお招きいただきました。参加しているのは昨日とは違った皆さんでしたが、今日も明るい話題で溢れました。明るい県と目立たない県の比較などで盛り上がりました。明るいと思う県は宮崎県と大阪府でした。知事の印象が県の印象にも大きな影響を与えていることが分かります。さて、和歌山県の印象についての意見は伏せておくことにします。今日お集まりの皆さんがリーダーに求めているものは、明るさと信頼力、ルックスと新鮮さなどでした。

 今年の和歌山県を元気にする取り組みとして、県民球団紀州レンジャーズへの期待をいただきました。スポーツで地域を活性化させる取り組みは大切なものだと認識してくれました。ただし厳しい経済状況からして「スポンサーを集めるのが難しいのではないですか」との質問がありました。「県内で地域スポーツに協力してくれる企業がいます」と答えました。
 市立和歌山商業高校が今年の入学から市立和歌山高校に変わることに伴って、授業内容も変わります。生徒も先生も新学年に向けて準備を行っているようです。
1月11日(日) 「消防出初式」
【消防出初式】

(消防出初式の様子)
 新年恒例の和歌山市消防出初式があり、出席させていただきました。
 毎年思うことですが、新春の冷たい風の中で消防団や婦人防火クラブの皆さんの凛々しい姿に接すると、背筋がピンと伸びるような感じがします。和歌山市の安全を守ってくれていることに感謝しながら、式典を拝見させていただきました。
 それにしても会場の砂の丸広場からは、和歌山市役所と和歌山城天守閣をきれいに見ることができます。他のまちでは河川敷が消防出初式の会場になっていることが多いと聞きますから、和歌山市の式典は歴史に守られ恵まれた環境の中で進められていることに感謝したくなります。
 
【新年会】
 引き続いて新年会に参加しました。消防出初式では櫓の上でしたから、冷たい風で身体が冷え切っていたので、早速入れてくれた温かいコーヒーはとても有難く思いました。新年会主宰のU先生は、昨夜徹夜で料理を作って私たちをお招きしてくれたのです。先生の事務所は満員で新年の香りがしました。U先生は料理に関しては妥協することがなく、一日二日位は平気で徹夜して材料を整えたり、料理を作ったりしています。普段の帰り道、この教室の前を車で通過することがありますが、ほとんど灯りが灯っています。先生は笑って、「倒れたくても仕事なので倒れないようにしています」と話してくれますが、私はいつも「無理をしていることは分かっていますから、倒れて休んでください」と答えています。それほど仕事に打ち込んでいるのです。

 今日は先生を囲んでの新年会で、全て手作りの料理で私たちをおもてなししてくれています。頭の中にはレシピが入っていて、今日出された料理の作り方を尋ねると、すらすらと口述してくれます。先生にかかると難しい料理でも簡単なように思えますから、プロ中のプロの領域に入っています。プロの仕事は難しさを感じさせないで、それを簡単に見せます。新年に欠かせない高級料理の錦松梅は、ここではふんだんに食することができます。百貨店で購入すると量にも依りますが一箱1万円はしますから、何とも豪華な新年会となりました。そんな料理が数多く提供されています。

 ここでは明るい話題が交わされ、新年の希望が輝いています。和歌山県のことで話題になったのは、和歌山県公館の売却に関してのものがありました。行財政改革の一環として年間一千万円を維持費用として必要となっている公館は廃止対象施設になっています。
 しかし市内では、和歌浦の景観を保護するために売却反対の動きが起きています。万葉ゆかりの地ですから、乱開発や宅地造成、マンション建設などは似つかわしくない場所です。従って現在の公館の風格や地域とマッチした形で維持する規制を設けて売却すると方向で進むと思っていますから、個人的には心配していません。立場の違う人の意見を聞きながら判断すれば良いと考えています。

 また和歌浦を走る県道から生活道に右折する交差点に関して、交通量が多いのに右折の矢印が表示されないので右折出来ない状況が発生しています。交通事故も多発していますし、道路の流れが悪くなっているようです。右折の矢印の表示か時差信号にするなどの対策の要望を受けました。県警と協議したいと考えています。
 その他、県議会活動への励ましの意見をたくさんいただきました。本当にありがたいことです。楽しい新年会に参加させていただきましたこと感謝しています。ありがとうございました。

【残り戎】
 三日間続いた戎さんの最終日となりました。今日も津秦天満宮にお邪魔して、残り戎を拝見して来ました。経済情勢が不透明な中、神様へお願いするため多くの方が参拝していました。これは日本が誇る新年の誇るべき風景ですから、いつまでも大切にしなければならないと思いました。
 津秦天満宮では家内安全や商売繁盛などの品を手作りで作成しています。気持が込められ

(津秦天満宮の戎さんに行ってきました)
ることと参拝のお客さんのために価格を抑えたいからです。戎さんに備えて準備が大変だったようです。思いが込められているだけに価値があります。

 津秦天満宮の境内では凛とした空気が感じられました。清々しい空気を感じ、お手伝いに来ている皆さんとの交流もあり、素敵な時間を過ごせました。ありがとうございました。
1月10日(土) 「和菓子」
【和菓子】
 過去の世界菓子博で表彰を受けている和菓子職人の東さんは今も元気に現役で働いています。東さんのお店には表彰状が数多く飾られていて、和歌山が誇る和菓子職人さんであることをうかがい知ることができます。
 お邪魔したところ寒い工房の中で、和菓子作りに励んでいました。喉の調子が悪かったのですが、今では元気に職人芸を見せてくれています。毎年、近くの戎さんに多くの人が訪れていて、ここに立ち寄ってくれる人がいるのですが、今年は人通りが寂しい様子でした。今日の寒さと霰が降るような天候だったので仕方ないことかも知れませんが、東さん曰く「まちなかの人通りは寂しいですよ。以前のようなことはなくなっている」そうです。

 新年の人通りと和菓子は良く似合いますが、今年は初詣にしても和服の女性が極端に少なかったと聞きますから、特に今年は日本の文化に大きな変化を感じます。お菓子にしても和菓子から洋菓子へと流れているような気配があり、経済の変化と共に日本文化にとっても後で振り返ると大きな転換点の時期になるかも知れません。
 工房に入り黙々と和菓子を作り続けている東さんが、いつまでも元気に第一線で活動できる地域文化の火を消さないようにしたいと思いました。

【一周忌】
 早いものでMさんの奥さんがお亡くなりになって一年が経過しようとしています。明日が命日ですから、一周忌のお参りに行ってきました。笑顔の写真の前に、子どもの書いた作文や絵画が置かれていました。お母さんも天国で子どもの成長を喜んでいるような気がします。辛い冬に耐えて春がやってきます。

【海星楼】
 小学校と中学校の時の同級生の大井君が経営しているのが、中華料理の海星楼です。和歌山大学の近くにあることから、大学に行った際には立ち寄っています。丁度、約30年振りの同窓会が先週開催し、大井君達が幹事を担ってくれたので、感謝の言葉を話しに行きました。

 幹事の同級生達は1年間も準備に時間をかけてくれました。卒業以来バラバラで、所在も連絡先も分からなくなった同級生を探す苦労は並大抵のことではなかったのです。一人ひとりの所在を捜し出し、県外に行った同級生も捜し出してくれました。そして連絡をとり、同窓会への参加を呼び掛けてくれたのです。幹事の一人は同窓会の途中で感極まって泣き崩れてしまった程です。同窓会の途中、幹事の動きを見ていましたが、司会や友人たちへの気配り、時間配分や写真撮影など、食事も採れない様子が伺えました。参加者はみんなとの会話で楽しみましたが、幹事の皆さんは成功させるための気配りばかりだったような気がしています。
 感謝の気持ちとお礼の言葉を伝えたかったのです。本当にありがとうございました。幹事のお陰で楽しませていただきましたし、素敵な新年のタイムスリップ体験ができました。

 そうしたところ大井君は「みんなが参加してくれたので開催に漕ぎつけられたので、来てくれた人にも来られなかった人にも感謝しています」と返事がきました。私は「それは逆ですよ。幹事がいなかったら開催もできなかったのだから、参加させてもらった私達が感謝しているのですよ」と笑って答えました。
 私達の世代は、他人への気配りや感謝の気持ちを持ち得ている世代だと笑ってしまいました。正直な人には正直に対応する、感謝の気持ちを述べてくれる人には感謝の気持ちで応えたいと思っています。
 同級生達の間では、いまも素敵な同窓会の一時の話題で盛り上がっています。「次回は何時開催するの」の声も聞こえていますが、気運が盛り上がった時に開催することになりそうです。楽しい時から一週間が経過しました。この楽しさは、参加者の内面で一年間は持ちそうです。
 
【パーマ店】
 本日、営業中のSパーマ店をお邪魔しました。昨年末のケイト・オカさんのイリュージョンでお会いしたのですが、今年初めての顔合わせとなりました。訪問を歓迎してくれて、店中で話し込みました。要望が一つありました。「知人が和歌山市内のふじと台に住んでいるのですが、ふじと台の中に新しく出来る予定の小学校に給食施設がないので併設して自校方式に変更して欲しい」というものでした。
 子ども達には温かい給食を食べて欲しいと願う保護者の思いから、署名活動も行っているそうです。和歌山市は財政難ですから、自校方式を採用するのは簡単ではありませんが、民意であれば聞く姿勢を持って欲しいところです。
 和歌山大学の新駅や大型商業施設計画、そしてさらなる開発など、ふじと台への期待は相当高いものが感じられました。

【打ち合わせ】
 大災害時における防災への備えに関して。通信費の問題について。高齢者の皆さんへのパソコン教室、美容と健康の問題などに関して打ち合わせを実施しました。もう社会は通常のサイクルに入っていることを実感することが出来ました。

【本戎】

(津秦天満宮の本戎)
 地元の津秦天満宮では本戎が行われています。生憎の雨模様でしたが、地元の皆さんが商売の成功とこの土地の繁栄を願って訪れていました。歴史上では菅原道真公の実子が、和歌山市神前を訪れて住んでいたと聞きました。菅原道真公の子どもは23人いたという説もありますが、それでもその一人が和歌山市に来ていたという、余り知られていない歴史を見た感があります。
 田中宮司さんは勿論、地元の皆さんがお手伝いにやって来て、温かい歓迎の場面に遭遇しました。地域の発展と全ての人の幸せを願う気持ちは同じです。地域の力を見たような気がしました。霰が降る中、皆さん本当にお疲れさまでした。温かい歓迎を心から感謝しています。

【通夜式】
 夜は通夜式に参列させていただきました。新春の時期に、この世から浄土に送り出すのは誠に寂しい感があります。写真の笑顔と目を閉じたままのご本人様。どうか安らかにお眠り下さい。今まで本当にお疲れさまでした。
1月9日(金) 「毒鼓の縁」
【年始の祈願】
 新春に伴って市内の神社で御祈祷をお願いしてきました。仕事ができる喜びと、安全と健康で生活できていることに感謝し、その幸せが多くの人に届けられる一年になることを祈願しました。社会は助け助けあいの気持ちが薄らいでいるようですが、少なくとも今日一緒に御祈祷した仲間は、大切な周囲の人に助け合いの精神を広げようと誓いました。
 新年に当たって清々しい気持ちになりました。

【毒鼓の縁】
 報恩寺の松本恵昌さんをフラメンコイベントの報告を兼ねて訪ねました。松本さんのお嬢さんは高校生ですがフラメンコを習い始めてから8年の経験があり、今では和歌山フラメンコ協会の代表選手のひとりです。先日の舞台は新春のにつどいだったので、恐らく今まで経験したフラメンコがメインのイベントとかなり違った雰囲気だと思います。少し気になったのですが楽しく踊れたようで安心しました。

 松本さんとフラメンコ談義を交わしましたが、ひとつはフラメンコ文化を高めるため、もっと高く、もっと頂上を目指す活動。もうひとつはフラメンコを知らない、観たことがない人に舞台を観てもらってファン層を増やすことです。頂を高く、そして裾野を広く、が課題だと思います。この方針で活動を考えたいと話し合いました。

 そして松本さんから「毒鼓の縁」という言葉を教えてもらいました。不思議な言葉ですがこの言葉の由来は次のようなものです。昔、毒を塗った太鼓を叩いて町中を歩いた人がいました。町の人は毒に侵されて倒れていきました。しかし毒で被害を受けた人と毒を撒いた人でも、その場に居合わせたことには何かの縁があったのです。またどこかで会えるかもしれませんし、次に生命を授かった時に出会うかも知れません。どんなご縁でも大切にすべきとするものです。

 この世でいただくご縁は、良い縁でも歓迎したくないご縁でも何かの意味があるものですから、大切にすべきものなのです。現在は経済危機か日本の文化が変化しているのか理由は分かりませんが、騙し騙されの側面もあり索漠としたものを感じることがあります。しかしそれでも、何かの意味を持っていると考えると、少しは気分も楽になります。
 そんなことをふっと考えることができました。

【おもてなし】
 裏千家の越川先生と懇談する機会を得ました。先生は、いつも大歓迎で心からのおもてなしをしてくれます。自宅での応対から、そのことを感じ取ることが出来ます。おもてなしの言葉が観光のキーワードですが、ここでは何気ない会話と態度からそのことを感じます。部屋での座る位置やお茶を出してくれるタイミングなどに、最もそれを感じられます。

 そして靴を脱いでお邪魔する時は、勿論、靴の向きを変えて揃えるのですが、帰る時は、足を下ろす場所に、靴がきっちりと揃えてられているのです。知らない間に靴を揃え直してくれていることを感じます。
 そしてお茶、お菓子、果物などは絶妙のタイミングで、それにまつわる会話と共に出してくれます。ですからお話をしていると、知らないうちに時間が経過しているのです。礼儀作法を心得ていることが、お客さんへのおもてなしの気持ちとして現れるように思います。

 越川先生の自宅にはいつも大勢のお客さんが訪れています。人が交流する場所や家、人を大切にする人は栄ますから、先生の自宅は人の行きかう交差点になっていて静の中に動きを感じられます。
 おもてなしとは、日本文化と礼儀作法を習得している人の気持ちの中にあるようです。

【社会環境】
 私達が暮らしている社会環境が変化しています。それは経済危機だけが問題ではなく、戦後長きにわたって日本の伝統が失われてきたことに起因していると話し合いました。
 年長者を敬うことや遵法精神などを筆頭とした、日本人が世界に誇れる和の精神が消えつつあるのです。まず信用することから相手に接することで私達の社会は成り立ってきました。相手を信用できないので疑って掛るとなれば、普段の私達の行動は違ったものになります。世界で一番、遵法精神を持っている日本人は、社会は信用するものだとの前提に立って形成されています。しかし最近はそれが崩れ始めて、疑って掛ることから入るようになってきました。

 NさんとKさん、そしてTさんとの話し合いで驚いたことがあります。年末から今日にかけて、お金に関するトラブルが多発しているのです。借金返済が滞って年末年始に家に帰れなかった人。自己破産の相談に来た人。事務所に保管していた売上金を持ち逃げされた人など、本当に人を信用して良いのか考えさせられる事例が多発しています。
 長く友人として付き合ってきた人に預けたお金を持ち逃げされた事例もあり、全く社会はどうなっているのか思ってしまいました。結局、夜逃げされた場合は、騙された方が悪いとなってしまいます。騙す人が得をする社会は明らかにおかしいのです。

 善意の人が防衛する方法として、二人以上の人で対応することがあります。一人では断り難いことでも複数人であればNOと言えることがあります。相手の良心に付け込むような相手はこの地域から去って欲しいものですが、それが難しいのであれば自己防衛の必要があります。仕事であれば委任状を取る。お金に関することなら借用書を取る。相談を受ける場合は複数人で対応するなどの対策を講じておくべきです。そのことは少し寂しい気がしますが・・。

【その他】
 金融に関するもの。製造業に関するもの。太陽光発電に関するもの。JR和歌山駅前の再開発に関するもの。福祉施策に関するものなどの打ち合わせを行いました。
 そして作日お亡くなりになった方のご家族を、お悔やみのため訪問しました。
1月8日(木) 「約束」
【約束】
 昨年末に腰を痛めていたNさんですが、すっかり回復して仕事に戻っています。元々金融機関で勤務していた経験があるように専門は金融ですから、現在の政府の無策さに呆れ果てています。定額給付金で景気回復効果があると本気で思っているなら滑稽で、2兆円も財源を捻出できるのであれば、疲弊した地方の経済対策や中小企業への融資などに振り替えた方が余程、地方を活性化させると話してくれました。

 アメリカのオバマ次期大統領は、グリーン・ニューディール政策という大型公共事業での地球環境とエネルギー問題を解決するために財政出動を計画しています。経済対策と雇用を創出し、加えて地球環境問題の解決の糸口を求め、新しい分野の仕事を創造し失業者対策を行おうとしているのです。
 尤も、現在のグローバル経済はアメリカであってもルーズベルト元大統領の時代と違いますから、強力な財政出動を行っても当時ほどの影響力はないと思います。乗数効果はその時と比較すると相当低いと思われます。しかし数倍程度の乗数効果はあると思われますから、リーダーとして思いきった公共事業を実施してアメリカ国民と世界に元気を与えるべきでしょう。

 小さな政府が市場を統制仕切れないことが判明した現在、大きな政府による失業者対策と救済対策が必要だと考えます。今まで全てが万能のように言われ続けてきた規制緩和は、思ってもいなかった格差を生み出しました。国内においては所得格差と正規労働者と非正規労働者の問題が、世界においては資源を持つ国と持たない国の格差が今までよりも感じられるようになりました。お金はある一極に集中しているような感もあります。

 オバマ次期大統領は、エネルギーに関して産油国から覇権を取り戻すために太陽光発電システムや自然エネルギーに活路を求めています。人類が長期的にエネルギー問題から解放されること、そして地球が自然的に再生を続けられる環境の中に人類がいられる生活環境を構築することは壮大な取り組みであり、一国に留まらないで私達地球民に元気をもたらしてくれるものです。
 リーダーが変わり気分的に元気と勇気が湧き出ている国と、迷走している中で現在の民意を反映していないリーダーがいる国の活力の違いを感じざるを得ません。しかし環境技術や新エネルギー技術は元々日の昇る国が得意としている分野であり、グリーン・ニューディール政策に追従してこの国から再び世界に日を昇らせたいものです。2009年にやらずして、やる時期はありません。

 ところで和歌山市の話題になりました。和歌山市の弱さもリーダーの弱さに比例しているとの指摘です。リーダーの資質や明るさ以上にまちは大きくなりません。オバマ次期大統領は数年でトップに飛び出しました。時代が求めているものは、スピードのあるリーダーの登場なのです。教育に関して示唆がありました。進んでいる教育では、問題を解くスピードに重点を置いていると聞きました。問題解決能力のスピードがあることで時代に対応した施策を講じることが可能となります。じっくりと考えて、忘れた頃かその問題が重要でなくなった頃に古びた対策を講じるのでは、もう遅いのです。

 鍛えるべきはスピードなのです。仕事も同じで、スピードのある仕事が成果を生み出してくれます。時代はリーダーとして、スピード感のある新鮮な人の登場を待っているのです。世界は1961年生まれのオバマ氏をリーダーに指名しました。翻って、日本の地方都市において経験不足などの問題が発生する筈はないのです。課題満載で世界をリードすべき立場にあるアメリカが経験不足のオバマ氏を選んだのです。和歌山がアメリカよりも運営困難な筈はないのです。世界も国内の地方都市も変換点を迎えています。

 そして政治家は約束を守ることが大切だと話してくれました。そしてこれは人間として最も大切なことのひとつです。守られない約策は約束とは言いませんから、約束はその人が信頼できるかどうかを図る指標となります。約束とは結果と期日が全てです。結果を出せても出せなくても、行動した結果であればそれは仕方ないので、その結果に関して報告を行うことです。

 期日とは何時までにの「何時」のことです。約束の日に一日遅れたとしても、約束を履行したとはなりません。期日に遅れたけれど、その翌日に履行したので問題はないと言う人がいますが、とんでもないことです。一日遅れることが信用を失わせるために十分な時間です。会社勤めの経験がある人なら誰でもわかることですが、取引した相手が約束の期日に一日遅れたとしたら、所謂、ブラックリストに記載されることになり、以降の取引は同じ条件で契約されることはなくなるか、または取引停止となります。

 その一日が、大切な期限の利益を失わせていることを借りる側は感じていないのです。銀行でお金を借りた人で、返済が一日遅れた場合における銀行側の厳しい対応は経験者なら分かる筈です。銀行からの「約束が守られなくて残念です」などのセリフは、借りた側が一気に信用を失ったことを実感できるのに十分な言葉です。勿論、それ以降、銀行からは相手にされなくなります。
 約束とは結果と期日であることを理解しておきたいものです。

【ライオンズクラブ】
 和歌山ゴールドライオンズクラブの新年例会が開催されました。例年通り和歌山市内の神社で安全祈願と共に執り行われました。新年の気分と仕事が始まっていることを実感させてくれる新年の例会となりました。今年も社会奉仕の一年の活動が始まりました。

【新年のつどい】
 大阪市内で開催された新年のつどいに出席しました。関西各地から同組織の関係者約200人が集まっての年賀会となりました。
 挨拶でもありましたが、私達は根拠なき自信に充ち溢れた生活をしています。自分はまだ死なないと思って仕事や生活をしていますが、それは何の確証もないものです。多分、明日も生きているだろうし、一年後も生きているだろうから、今年はこれをやろうと思っているだけなのです。しかし根拠なき自信があるから前向いて歩けるのです。明日死ぬことが分かっていたら、今日を全力で生きられるでしょうか。明日、会社が倒産することが分かっていたら、今日も会社に忠誠を誓って仕事をするでしょうか。

 根拠なき自信が私達を明日に導いてくれているのも確かです。ただ個人は良いとして、社会全体で動くには統計指標や何らかの確証が必要です。根拠のある自信が社会を動かしていくのです。社会が根拠なき自信によって動かされるのであれば、私達は不安感を感じその社会を信頼できるものに変えなければならないと考え始めます。現在の日本社会は、社会も根拠なき自信で動いているような気配を感じますから、転換期に来ているような気がしています。

 さて新年のつどいの華やかな催しとして、和歌山フラメンコ協会の皆さんにフラメンコを披露していただきました。森久美子先生他、劇団員の皆さんが大阪に来てくれて、私達に情熱という元気を与えてくれました。元気は元気を持っている人からいただけます。熱は伝播するように元気も伝播します。
 情熱を表現する手段としてのフラメンコがあるとすれば、それは芸術を超えて、昨日に生きている人を再び立ち上がらせてくれて今日を生きるようにしてくれるものです。芸術ではなくて人生に必要なものとしての役割を果たしてくれます。音楽や舞踊などの芸術は人生のスパイスだという格言があったように思いますが、実は芸術は人生のスパイスではなくて人生の栄養素だと感じました。人生を生きる上で、絶対に取り入れなければならないものなのです。情熱、元気、感動、明るさなどの要素は、正に人生に必要な栄養素なのです。

 新年から人生の栄養素をいただきました。これで次の目的地まで歩ける元気を注入していただきました。時々、働き詰めの人生に、人生の栄養素が必要なのです。
1月7日(水) 「いきいきシニア」
【いきいきシニア】
 いきいきシニアの活動を行っているのがSさんです。65歳以上の方がいきいきシニアの会員になる資格があります。平成20年の春に活動を開始して以来、わずか1年で会員が500人を超えています。活動は熊野古道の散策、パソコン教室、施設見学会などで、毎月何かのイベントを開催し、楽しむ機会と生き甲斐を提供しています。Sさんは会社を定年退職後、社会に貢献したいと考えて、このいきいきシニアの組織を立ち上げました。多くの人に生き甲斐を提供する活動を行っているSさんは、「現役時代よりも自分がいきいきしている」と話してくれました。人に喜びを与える活動は、回り回って自分の所に帰ってくるようです。それも大きくなって帰ってきてくれます。

 熊野古道散策といっても、Sさんが語り部を行っています。ハーモニカの演奏や楽しい会話を交えて、熊野古道散策を思いで深いものにしています。これからは和歌山市内の熊野古道の語り部に挑戦する計画があります。
 パソコン教室は現役時代に培った技能を活かして、シニア世代にパソコンを教えています。和歌山市内や岩出市などでもパソコン教室を開催していますが、分かりやすい教え方が評判で、個人教室を受講したいとの要望も来ています。しかしボランティア活動が基本なので、授業料をいただく教室は断っています。

 全てボランティア活動で、社会のシニア世代に大きく貢献しています。今年の計画も、昨年よりももっと大きく膨らんでいます。シニア世代に元気をもってもらえる活動が密かに和歌山市内に拡がっています。Sさん、頑張って下さい。

【フラメンコ】
 明日、関西総連の新年のつどいが大阪市内で開催されます。新春の出し物として華やかなフラメンコが登場する予定ですが、和歌山フラメンコ協会の森久美子先生に出演していただくことになっています。昨日の連合和歌山の新春のつどいでもフラメンコを演じていただきましたが、素敵な演出を行ってくれました。
 森先生と話していると教えられることがあります。フラメンコを踊る舞台は真剣勝負です。フラメンコを見にくる舞台だと、お客さんはフラメンコのことをよく知っていますから、踊り手は緊張感を持って踊ります。緊張感を持った踊りは練習とは違いますから、お客さんが踊り手を育ててくれるのです。プロの踊り手とフラメンコが好きなお客さんが舞台に緊張感をもたらし、踊り手を成長させるのです。踊り手がお客さんを楽しませ、お客さんが踊り手を成長させているのです。

 このように人が成長するためには真剣勝負緊の緊張感が必要なのです。その緊張感は練習では体験できないもので、真剣な本番でそれを味わうことができます。人は本番体験を重ねることで緊張感を味わい成長することができます。どれだけその分野の本番を体験するかどうかで、成長度合いは違って行くのです。
 人に見てもらうこと、人に聞いてもらうことが、技術向上と精神力向上につながり、技術と精神の両面を鍛えることで人は成長するのです。

 明日も初めての会場で初めての人達を前に本番の機会があります。お互いが楽しみ、向上できる機会になることを楽しみにしています。
 そしてフラメンコはただ単に、お客さんに楽しんでもらうことだけが目的ではありません。一度だけかも知れないお客さんに、短時間でメッセージを発信しています。森先生のフラメンコの経験は約20年です。20年の練習と努力の成果を一瞬の舞台で表現してくれるのです。昨日今日始めたフラメンコではありません。伝えるメッセージは多くの意味に彩られています。情熱であったり元気であったり、優しさであったり強さであったりします。観ている人の気持ちによって様々な意味を受け取ります。そして観た後から翌日にかけて、「よしやってやろう」と思ってくれるのであれば、演じた意味が最大限にあるのです。

 森先生からエルビス・プレスリーの話を伺いました。
 ある盛り場でいたエルビス・プレスリーにファンが近寄って来て言いました。「ちょっと歌ってくれないか」と。それを聞いたプレスリーは「あなたの持っているその時計をくれるのであれば歌いましょう」と答えたのです。ファンは怒ってしまったのですが、プレスリーの言葉には次のような意味が含まれていました。
 歌は形のあるものではありませんから、その価値は図り難いものです。歌声は私達の元に届いたあと消え去ります。一方、形あるものは価値が図り易いので、簡単に他人にあげることは出来ません。そのファンはその時計をお金支払って購入しているので、例えプレスリーであってもあげることはしなかったのです。

 ところがプレスリーの歌は形がありませんから、無料のものだと思っていたのです。プレスリーにとっては、自身の歌が価値を生み出してくれるものだったのです。ですから、ものであれ歌であれ、価値を生み出している同じものであり、歌をプレゼントするのだったら、その代りにその時計をいただきたいと言ったのです。
 デザインや歌や踊りなどの文化は具体的な形にはなり難いものですから、それらは無料で提供してくれるものだと思っています。しかし歌や踊りの発信者にとっては、それが価値を生み出してくれる宝ものなのです。プロはその価値を簡単に発信することはしないのです。

 私からはパブロ・ピカソの話をしました。
 あるカフェでピカソがお茶を飲んでいました。そこにファンが紙を持ってきて次のように言いました。「一枚絵を描いてくれませんか」と。ピカソはその紙に絵を描いて渡しました。その時間はわずか数秒でした。そのファンは「もっと丁寧に描いてくれませんか」と言ったのです。
 ピカソは言いました。「あなたは書いた時間が数秒だから手を抜いていると思っているでしょうけれど、その絵を描くのに私は50年も費やしているのですよ」と。
 これがプロの凄さです。プロの技術に価値があるのは一般の人ができないような長い年月をかけてその技術を磨いているのです。一瞬で書いてしまう絵にも長い時間が背景にあります。一瞬で消えてしまう踊りにも、その技術を習得するまでに長い年月を要しています。そして今もなお、技術を向上させるための努力を継続しているのです。その価値を無料でお願いすることはできないものなのです。
 森先生のフラメンコは単身でスペインに乗り込んで学び、その後20年にわたって技術を磨いてきたものです。その経験の全てを買おうとすれば、数千万円以上のお金が必要ではないでしょうか。その価値を分かった上で、明日のわずか10分間のフラメンコを楽しみたいものです。

【日本人学校】
 家族帯同で、外国で働いている人達の子どもが通うのが現地日本人学校です。日本国民には教育を受ける権利が保障されていますから、家庭の事情により外国で暮らしている小学校と中学校の子どもにも教育を受ける権利があるのです。そのため日本人が働いている国には日本人学校があり、日本から教師が現地に赴任して教育を行っています。
 平成21年3月中旬から、和歌山県教育委員会からNさんが中東の国オマーンの日本人学校に赴任することになっています。新学期である4月からそこで教頭先生として勤務するのです。和歌山県からオマーンに教師が派遣されるのは初めてのことだそうです。産油国で日本との関係が大切な国に、和歌山県の教師が赴任することは誇りであり心から嬉しく思っています。

 Nさんは明るくて親しみやすい方で、予定では3年間の勤務ですから、多くの友人と経験を積んで大きな宝物を抱えて帰って来てくれると思います。Nさんが和歌山県から暫くの間いなくなるのは寂しいことですが、3年後には経験という財産を私達の地域に、そして子ども達に伝えてくれると信じています。気を付けて元気に行って下さい。
 私の知らない国、オマーンの情報を楽しみに待っています。

【ランチタイム】
 ランチタイムはHさんとミーティングを行いました。鉄やレアメタル事情について懇談しました。それぞれとも買い手市場となっていますが、春以降は売り手市場に転換すると予測されています。世界の経済動向とともに資源の動きにも注目しています。

【観光農園】
 和歌山県内で観光農園を計画している方がいます。平成21年3月の開園を予定していますから、ただ今準備を行っています。土を触ることは健康的でストレス解消にもなりそうですから、都会からのお客さんを見込んでいます。和歌山県らしい取り組みに注目しています。

【天が見ている】
 Tさんは、大変お忙しいお正月を過ごしていました。お客さんが絶えなかったので、ようやく落ち着いてきた様子です。Tさんは空いた時間に自宅で近所の子ども達と1時間遊ぶ時間を確保しています。昔のような空き地など、子ども達の遊び場が少なくなっているので、お庭を解放してキャッチボールやトスバッティングを行っています。

 子ども達と遊んでいると気付くことがあるそうです。遊びの中で全体を見て行動している子どもや順番を抜かしてバッティングをしようとする子ども。下級生に教えている子どもや大人の手伝いをしてくれる子どもなど、個性が感じられて楽しいそうです。
 大人は子どもと一緒にいると、人生経験を積んでいる分だけ動きや考え方が良く分かります。つまり大人が見ると子どもの行動が予測できることがありますし、子どもの考え方に基づいた指導することもできるのです。

 ところが大人は自分のことや、自分が所属している集団のことを鳥瞰することは難しいのです。それは経験の積んだ大人ばかりですから、同じ位置にいて物事を見ているからです。ではそんな大人の動きや考えを天高いところから神様が見ていると思って見ると、私達は自らの行動を律することができます。
 誰も見ていないと思うと正しいことから逸れる恐れがありますが、誰かが見ているとなると行儀のよい行いに向かいます。大人になるとその行動は自己責任が基本ですから、注意してくれる人や指導してくれる人は少なくなります。そんな時、天から神様が見てくれていると思うだけで、正しい行動に向かいます。
 自分の頭の上に神様が存在していると思って、日々の行動を律し、神様から見られても大丈夫である正しい行動をしたいものです。

【その後】
 Yさん、Nさん、Iさん、大変お忙しい中ありがとうございました。普段、中々会えないのに、テレビ放送や新聞などを見て応援してくれていると伺いました。「テレビに映ったら家族で、片桐さんが出ていると話しています」など話してくれましたから、本当に嬉しいことと感謝しています。
 そして夜にはYさんとKさんとの懇談を実施しました。新年の挨拶にお伺いすると、皆さんが訪問を歓迎してくれます。1時間位が経過しているので、中々多くの方のところを伺う時間がないのですが、家に上げてくれて長時間話あってくれることに感謝しています。
 皆さんのところでの新年の話題は尽きません。
1月6日(火) 「新春のつどい」
【派遣労働問題】
 今日も市内でご挨拶に伺いました。最初に訪れたところでは、派遣労働者の問題に関しての話になりました。現時点での政府の対応のように放置しておくと大きな問題に発展すると警告をいただきました。派遣労働では県が打ち切られた人達は、政府に不満を持ち、また救済してくれない連合に対しても不信感を抱くことになるというものです。行き場のなくなった派遣労働者の捌け口は話を聞いてくれるところになりますから、将来、国がおかしな方向に向かわないかの心配も発生します。
 ですから雇用対策は緊急に実施すべきものであります。和歌山市内でも派遣労働を縮小している企業もあると聞きました。

【昼食時の懇談】
 時間の関係上、昼食を兼ねてご挨拶とミーティングを実施しました。ひとつは農業政策の問題について。和歌山県としても水耕栽培にもっと力を注いで欲しいと言うものです。食の安全が言われ始めてから、食材はこれまで価格の安い方を選択していましたが、現在は少し高くても国内産の食材を選ぶ傾向にあります。消費者性向として、出荷元が明らかなもの、安全性の高いものを購入するように変化していることから、太陽の輝くイメージのある和歌山県産の葉っぱものや果実は高い評価を受ける余地があると言うものです。

 ある方は三重県などである果物の水耕栽培に着手しようしているなど、国の農業政策支援を適用しながら、食の安全を追求し市場に提供しようとしています。国の農業政策に関して、「和歌山県の情報は遅いですよ」と指摘を受けました。何でも真っ先に取り組まないと、一番と二番以下では市場価格や反応は違ったものになります。食の安全を提供する県の中で一番の位置を取りたいものです。

【人の価値】
 日本人は世界でも稀な正直で正しい価値観を持った国民性を有しています。前提として人を信じることから取り引きを行っています。契約書がなくても口約束から仕事をスタートさせる場合が多いのです。今まではそれでも問題はなかったのです。信義に基づいて口約束でも約束を履行していたからです。ところが近年は約束を簡単に破る人が徐々に多くなって来ました。嘘をついて人を騙すことや、平気で約束を反故する人が増え始めました。それどころか信頼に基づいた対応をしてくれる人を欺く輩も出現しています。

 一歩誤ると詐欺事件に発展するような事案もあります。人が信用していることを裏切って約束を反古するような人間は、現代社会が生みだした日本人としての価値観を要しない人種です。
 牛肉の産地偽装や船場吉兆のような問題、中国産のものを国内産と偽った表示をしている事業者など、これは相手のために親切にするといった従来の日本人が有している価値観を持たない人種が社会に登場していることを意味しています。もう従来の信頼できる日本人とは一線を画すべき信頼に足りない人間です。信用に足りない人間に共通しているのは、口が上手いこと、自分の主張が全てだと思っていて相手の立場を考えない人であることなどで、やがて正体がばれると社会は相手にしてくれません。

 口先が上手い人間は、第一印象では出来ると思いますが、接していると中身のない人間であることが判ってきます。まるで葉っぱだけが茂っている不自然な木のようです。良く見るとおかしいことが分かります。
 正しい人はしっかりと大地に根を張って、しっかりと幹を支え、そこから緑の葉っぱが伸びています。人間としての幹がしっかりしているかどうかを見極める必要があります。しっかりとした幹があって葉っぱがあるのです。逆は本物である筈はありません。しかし人間社会という森の中に暮らしていると、本物が誰なのか分からなくなってしまうのです。

 今までは正しい人、清い人が森の住人でしたから、コミュニティの中の人は信用しても問題はありませんでした。ところが最近の森の住民は、見かけは葉っぱが茂っているけれども幹が細くて偽物であることが多くなって来ました。最初から信用すると騙される場合が出てきました。
 非常に残念なことですが、信用から入るよりも少し疑って掛る方が安全対策になってきました。本物の人物と偽物人間を見極めて付き合いをしたいものです。

【学校の先生】
 平成20年から学校の先生の仕事をしている人がいます。嬉しいことに現状の報告に来てくれました。一学期は何が何だか分からないままに過ぎていました。二学期は慣れてきたところ、やるべきことが見えてきたので仕事量が増えてしまって余裕がなかったそうです。ですから余裕を持った授業が出来るように、今は三学期に備えています。
 分かったことは、二学期になると担任の先生の考え方や教育方針によって、教え易さが違ってくることだそうです。一学期はどのクラスでも授業の進み具合は違わなかったのですが、二学期になると差異が感じられるようになったそうです。先生の力量によってクラスの力とまとまりが違ってしまうのですから、先生の力は偉大です。

 それからもうひとつ。良い先生の授業を見ることが最高の勉強になるそうです。良い先生といわれている先生の授業を数多く体験すると、新任の先生の力は向上していきます。学んで実践する、実践しながら学ぶ機会を持つことが大切です。
 この方は学校の先生の仕事にやりがいを感じ、自分も生徒も向上できるように勉強していきたいと抱負を話してくれました。伸び行く力を感じられる話し合いは嬉しいものです。

【新春のつどい】
 連合和歌山の新春の集いが開催されたので出席いたしました。知事や和歌山市長も来賓として参加してくれていました。挨拶では、厳しい経済環境の中ですが、和歌山県が活力を取り戻せるように積極姿勢を持ちたいという主旨のものが多かったようです。
 そして自民党が良いとか民主党が良いとかの議論ではなく、戦後一貫して続けられてきた政治体制をまだ続けるのか、それとも体制を変えるのかの歴史的意味を持つ選挙が近づいていることを認識すべきなのです。

 歴史が変わる時は民衆からのうねりが絶対に必要です。うねりを起こせる時期にうねりを起こせないとすれば、もはや今の世代が歴史の転換期を担うだけの力量が備わっているとは言えないことを認めたようなものです。歴史を変えるだけの力を持っている世代であることを証明したいと思いますが、それが平成21年なのです。この機会を逃してしまうと、この世代にこの次はありません。平成維新を起こすだけの力を私達が持っていることを、今生きている歴史の中で証明したいと考えています。
1月5日(月) 「ご挨拶」
【ご挨拶】
 本日から官公庁をはじめとして、仕事始めのところが多いと思います。皆さんのところに新年のご挨拶に伺いました。

Nさんとの懇談。人は笑顔が何よりも大切です。「自然に笑顔が出る人は素敵だと思います。私は難しい表情をしていると言われているので、新年から写真を写す時などは極力笑顔を心掛けているのですが、これがまた難しいものです。自然な笑顔は、日頃難しい顔をしていては出てきません」とのことでした。
普段から笑顔でいる必要がありますが、一人で微笑んでいても様にならないと思います。人と接する時に笑顔でいることが大事ですが、そのためには人に優しく思いやりの気持ちで接すると自然に笑顔になってきます。それは作られたものではなく心の底から溢れるものです。笑顔を意識するよりは、他人に優しく接することで笑顔が湧き出ると思っています。

Tさんとの懇談。「建設業界は厳しい事態が続いています。年度末を乗り切れないところが、かなりあるように思っています。県の公共投資には期待していますが、国には期待していません。特定のところと結びついているとすれば、地方の会社まで仕事は回ってこないからです。体制が変わることを望んでいます」。

Kさんとの懇談。「談合事件についてですが、その定義が難しいですね。例えばA建設会社の近くの仕事があるとすれば、A社と話し合いをしなくても、その場所には進出しないというのがルールのようなものだと思います。その代わり、こちら側の会社付近の仕事があれば、逆にA社はそこには進出しないとの暗黙の協定のようなものがありました。今では秩序よりも何でも低入札でとろうとする会社もありますから、一概には言えなくなっています」。

Yさんとの懇談。「飲食業界は景気が悪いですね。全く回復の兆しはありませんから、この先どうなるのかと思います。どこまで耐えたら良いのか、見通しが分からないので心配ですね。県議会からの情報発信に期待しています」。

Tさんとの懇談。「政府は家庭にお金を蒔いてくれるようですが、総額2兆円も支出する余裕があるのだったら、地方都市の中小企業対策に活用して欲しいと思います。それほど県内の中小企業は厳しい状況ですが、中央にいるとこの現実が分からないようですね。現政権にはもっと期待していたけれども、今は早く変わって欲しいと思うばかりです」。

Sさんとの懇談。「平成20年12月議会で問題になった入札制度の不備の問題はもう終わったのですか。可決されるともう議論されないので中身は分からないままで終わった様ですね。疑わしい事案は待ったをかけて慎重に審議すべきだと思います。結果、何も問題がなければ県民として納得するのですから。短時間の話し合いの結果、やや不透明だけれども問題なしと判断するのは県民の代表者の集まりとしては不誠実だと思います。一体どれだけの議員が現場にヒアリングに行ったり、設備業界の事情に詳しい人に聴き取りをしたのか疑問です。県当局の説明を聞いて納得してしまうようであれば、誰でもできるのですから議員の存在価値はないと思います。透明感を感じる議会に改革して下さい」。

その他、多くの会社にご挨拶に伺ったところ、執務室で挨拶をする機会を提供してくれた皆さんに心から感謝申し上げます。皆さんの意見を伺いながら、議会活動に努めたいと考えています。今年もよろしくお願い申し上げます。

【エフエムバナナ】
 街中の商店街でバナナエフエムのバナナカーと遭遇しました。同エフエムの山口理事長は正月休みもなく走り回っています。少人数で自主製作番組を放送し続けるのは大変なご苦労だと思います。地域の期待に応えてくれて、和歌山市に誕生した地元エフエム局ですから地域から育てて欲しいと思います。
 音楽と番組トークで和歌山市を元気にするために活動してくれています。バナナカーは車体全

(バナナカーの前で山口理事長と)
体が黄色で、街中で目立っています。現在バナナカーは2台あり、和歌山市内を走っています。
1月4日(日) 「年初め」
【年初め】
 早いもので、つい先日年末を迎えるところだったのに、もう新年のお休みも終わりで明日から仕事始めです。本当に早いものです。
 午前中に訪問したTさんは室内装飾の仕事をしています。年末の仕事を終えたのですが、仕事の依頼元からの支払いがないので年末の資金繰りに困ったそうです。従業員さんへの給与支払いは責任ある経営者として絶対にしなければならないものですから、自己資金から給与支払いをしています。経営者が約100万を支払って、従業員が年末年始を過ごせるお金を支払ったのです。従業員の皆さんはこの資金繰りの事情を知らないと思いますが、知っていたら心ある対応に感謝している筈です。

 このように約束の期日に支払うべきものは支払うことが経営者の仕事だそうです。支払いを怠ると従業員さんの生活にも影響を及ぼしますし、関係者にも迷惑をかけます。それよりも信用が失墜するので、支払いが遅れた日以降の取引関係や対人関係が悪化するか途絶えるのは間違いありません。一度なくした信用を回復するのは容易ではなく、特にお金の支払い期日を守らないことは信用をなくす最も簡単な方法だそうです。

 Tさんによると、昨年秋以降の仕事の支払いが止まっている事例が多くなっているようです。仕事をしたのに支払い期日を守らない依頼元があり、かなりの金額が滞っているようなのです。勿論、そんな会社との取引は、それ以降行っていませんし、請求書を送り続けているのです。しかし反応はないようです。曰く「お金の支払い期日の約束を守らない人は厚かましいので、何とも思っていないようです」とのことです。

 昨年秋以降、極端に資金調達と支払いについての話が増えています。Tさんは、年末は乗り切れたけれど、1月からの仕事の見込みが例年よりも目処が立っていないので、心配感があるとのことでした。
 年末を乗り切った会社でも、新年から急激に仕事が増加するとは考えにくいため、年度末の決算が心配です。そして明日年末の手形などの決済が待っています。今年の地域事情を占える日になりそうです。

【懇談】
 建設業の方と懇談をしました。こちらも厳しい話でした。運転資金に関して銀行はなかなか貸付をしてくれないので経営は厳しいようです。尤も銀行からすると、担保価値のある物件の保証と将来性を確実なものにしないと将来焦げ付く可能性がありますから、簡単には事業者側からの要望に応えてくれないのは当然のことなのですが・・。
 新年の明るい日から、明日抜け出ることになります。明日から現実の社会が動き出しますから、知力も体力も経済力も充実させておきたいものです。

【懇談2】
 Kさんと懇談。この方は法律の専門家です。最近の資金事情やお金の貸し借りの話が中心となりました。基本的に、友人、知人にお金の相談に来る人には疑問がつくそうです。お金のことは金融機関に相談に行けば良い話ですから、友人知人にお金の相談に来るのは明らかに不自然だそうです。銀行や金融機関からの借り入れができないか、与信枠が限度いっぱいになっていることから新規借り受けができないので、そんなことになるのです。ですからそれだけで人間の信用度が分かるというものです。
 可能であれば、信用度の高い人とつきあうことを勧めてくれました。お金の相談に来る人は、自分に信用がないので信用度の高い人の信用を借用しようとするようなものですから、他人の力で仕事をしているようなものです。そうではなくて、できれば自分の信用度と自分の力で仕事をやり遂げることが望ましいのです。
 以上の話し合いから、何となく新年ムードがなくなり、明日からの現実の壁が迫ってきたように感じました。
1月3日(土) 「同窓会」
【同窓会】
 1977年に東和中学校を卒業した同窓生が集まっての同窓会が開催されました。平成19年12月に一度60人くらいで集まったことがあったのですが、全クラスの同窓生に声を掛けて105人も集まったのは卒業以来、初めてのことです。会場は和歌山ロイヤルパインズホテルで、当時の先生方も数名参加していただき花を添えてくれました。

 第一部は12時から午後4時まで、第二部は午後4時30分から午後7時までの会で構成し、今回お世話をしてくれた幹事の皆さんのお陰で懐かしくて楽しい、そして活力をもらえた同窓会になりました。
 大半の同窓生は卒業以来、初めて再会する人が多く、15歳から47歳まで、実に32年間のブランクがあって、流石に顔と名前が一致しないケースもありました。しかし時間の経過と当時の話を交わす度に思い出と記憶が蘇り、大いに盛り上がっていきました。
 同じ道を歩いていたクライメイトですが、卒業後の進路に違いますし働く環境も違います。そして今では生活の場所も過ごす時間も、一緒にいる友人も違っていますが、それは同窓生の凄いところで、友人関係が復活してしまうから不思議です。以外と和歌山市内にいる人も多く、携帯やアドレスの交換をするなど、今後ともの交友に発展させたいとそれぞれが思っていたようです。

 嬉しい話もいくつかありました。「卒業以来会っていなかったけれども、ポスターや新聞を見て、同級生の片桐君が立候補していることを知っていたよ。勿論、過去の二回とも応援していたから」だとか「選挙掲示板のポスターを見て、面影があったので直ぐに分かりました」。そして「インターネットで議員名簿を検索したところ片桐君の名前と写真を見つけました。生年や出身校を見ると同級生だったことを確認して応援しています」、「ホームページは時々見て活動を確認しています。凄い範囲で活動していることに感心しています」、「同級生の中から新聞に載るような人が誕生していることはとても嬉しいものです。これからも、もっともっと上を目指して下さい。ずっと応援しています」などの言葉をいただきました。

 30年間会っていなかった人でも応援してくれていたことに、ただただ感謝するばかりです。励ましの言葉の数々、本当にありがとうございます。
 同窓生の中のNくんは、中学校の時から「将来は医者になる」と話していたことを覚えています。その後、医科大学に進み医者になっていることは知っていましたが、今日は卒業以来、初めて会いました。中学校の時に掲げた目標を実現させ、今は夢に描いた活動を行っているようで逞しさを感じました。念じて行動すれば叶うものなのです。
 Iくんは教師を目指していましたから、この方も今では教師になっています。当時の家は道路拡幅のため新しい道路になっていますが、家屋がなくなっても志は失っていないことに安心しました。

 同じように教師になっているUさんは小学校1年と2年の時の同級生です。「同窓会に呼ばれる先生はとても嬉しい筈です」そして「担任した生徒はいつまで経っても覚えているものですよ」と話してくれました。担任する生徒との関係はわずか1年間ですが、それが大人になっても消えない絆になりますから教師の仕事は素晴らしいものです。小学校、中学校の時の教えと指導はその後の人生に大きな影響を与えるに違いありません。長い年月を経て、人を育てる仕事が聖職と言われている理由が分かるような気がしました。

 中学校3年生の時に新規配属されたS先生は、今では市内中学校の教頭先生になっています。「あの頃は若かったので周囲のことが分かっていなかったように思います。新任の先生で迷惑をかけたかな」と話してくれました。でもその経験があるからこそ、今では教頭先生として、今も人材を育て続けてくれているのです。和歌山の人材を育ててくれていることに感謝したくなりました。
 多くの同窓生と話をしましたが、時間が早く流れてしまったような気がして、まだまだ足りない気持ちでした。

 最後に一年間をかけて皆さんの所在を調査し連絡を取ってくれた幹事の皆さんに心から感謝いたします。幹事の皆さんのお陰で新年にタイムスリップ体験をさせていただけました。これは誰かが動かないと実現できないようなことを実現させてもらった素晴らしい体験でした。ありがとうございました。

【新年会】
 引き続いて二つの新年会に参加させていただきました。午後7時から午後12時過ぎまで、楽しい会話を楽しみました。
お招きいただいた先の先生からは、「人間には修行の期間が絶対に必要です。精神的に苦しい時期を体験して、それを乗り越えて人の役に立てる人間になるものです。厳しい時代は、後に花を咲かせるために絶対必要な時期であることを覚えておいて欲しい」とご指導をいただきました。この先生は書いてしまうと誰もがご存知の方ですから、名前は伏せておきますが、毎年、新年会に呼んでいただけることに感謝しています。
 新年の話題は明るいものばかりです。ずっとこんな時間が続きますようにお祈りしています。今日の日に感謝しています。
1月2日(金) 「ありがとう」
【告別式】
 昨日の通夜式に引き続いて告別式にお参りしてきました。新年二日目に告別式が執り行われるのは不思議な感じがします。新春と告別式の組み合わせは余りにも不自然で、本来、お互いの健康を確認しお祝いする日なのに、永久のお別れの日となっているからです。

 新春の雰囲気の中で厳かな告別式となりました。今日、何となく分かったことがあります。故人の思い出は直接的に関係のある人、つまり子どもや相方の心に残るだけですが、その人がいたことで周囲に及ぼした影響は絶えることなく生き続けるということです。その人が存在したことで、それは小さな地域の中での出来事だったかも知れませんが、その時々の言葉や行動によって何か結果が導かれたものが確実にあった筈です。それは歴史に名前を残した人の陰には、無名の人達の言動があったに違いないからです。どれだけ力のある人でも一人で歴史を作ることはできませんから、その周囲にいた無名の人の存在が歴史を作ってきたのです。

 歴史の陰に、無名だけれども歴史を生き抜いた人の存在があるのです。アメリカの首都ワシントンにあるアーリントンミリオンの中の無名戦士の墓を思い出しました。民主主義で自由の国アメリカは、歴史を築いてくれた戦士を永遠に称えています。例え子孫が絶えはてても国が彼らの存在を認めているのです。
 小さなまちの商店街で商売をしていた松二さんですが、地域の活力を支え生きるための知恵を子ども達に残してくれたのです。これからの残された子ども達の行動の中に、その知恵と記憶が無意識のうちに反映される筈です。生きた証は、姿がなくなっても波動のようなエネルギーを放ってくれるような気がします。

 さて告別式終了後の故人との最後のお別れの時に、恐らく一生忘れることのない光景を間近で見ました。
 長女が背中を曲げ棺の窓を覗き込みながら父親の顔を見て、最後の言葉を言い放ったのです。
「ありがとう」。
とても澄み切った、悲しくて愛情のある温かい一言でした。
 今までどれだけ多くの「ありがとう」の言葉を聞いたかも知れませんが、この時に聞いた「ありがとう」の言葉は、そのどれよりも美しい「ありがとう」でした。こんな素敵な心に響く「ありがとう」を聞いたことがありません。

 日本語の中で一番美しい言葉は「ありがとう」だと思いますが、その中でもこれほど美しい「ありがとう」の言葉があったのかと思いました。
 育ててくれた意味の「ありがとう」。
 愛情を注いでくれたことへの感謝の気持ちの「ありがとう」。
 大人になっても、いつも見守ってくれたことに感謝する「ありがとう」。
 永遠にお別れする人の旅立ちの瞬間に添えた最後の言葉「ありがとう」。
 そしてあなたの子どもに生まれて良かったことを告げる「ありがとう」。
数えきれないくらいの感謝の気持ちを込めた「ありがとう」だったのです。

 色々な場面で「ありがとう」の言葉を使いますが、今日の「ありがとう」のような美しい「ありがとう」の一言を言い放ってみたいものです。この一言で、ここにいた故人の魂が安心して、翼が生えて天高く飛び立ったのが見えたような気がしました。天使は人の心に存在していると信じられるようになった出来事でした。

 そして私達が、全ての人に対して美しいありがとうの言葉を使うようになったなら、この社会は確実に変わっている筈です。
日本語で一番美しい言葉を、最も清く美しい心で言った「ありがとう」の場面は、私の心を光の矢のように突き抜けました。今の私の中には「美しいありがとう」が宿っています。生きていく上での大きな優しい武器をいただいたような気がしています。そして、この言葉が使えるような美しい場面に数多く出会いたいと期待しています。
 
【バナナエフエム】
 新年も休まないでバナナエフエムが放送されています。特に昨日の元旦は9時間ブッ続けての放送で聴き応えがありました。塩屋スタジオとダイワロイネットホテルのスタジオ、そして新年の雰囲気が漂う場所からのバナナカーによる現場中継を組み合わせた立体的な放送でした。コミュニティエフエムでこれほどの自主製作番組ができるところは少ないのではないでしょうか。
 そして新年二日目の今日も塩屋スタジオから生放送を続けていました。夕刻に塩屋スタジオを訪問してきました。理事長以下のスタッフが新年ムードの中で和歌山市内の最新の情報を流していました。発足後1年も経過していませんが、今ではもうすっかり地域に密着した欠かせない電波になっています。休みのない毎日がイベントのようなスタジオから、和歌山市の明るい話題が毎日のように放送される一年になることを祈っています。

【お年玉】
 偶然、母親の同級生に会いました。母親は73歳ですから、余りにも当然ですが、この同級生の方も同じ年です。長い年月が経過していますが母親を覚えてくれていて、「息子さんが議員になっていると聞いていたよ」、「写真で見て知っていたけれど初めて会うと大きいね」と話し掛けてくれました。「どんどん大きくなって、今の衰退している和歌山県をしっかり立ち直してね」と激励してくれました。70歳を超えても故郷を思う気持ちは強いものがあります。故郷が停滞している姿を見たくないものですし、このまま衰退していく姿を見たくないのです。現役世代に再生を期待していることに、応えなければならないと思います。親の世代がここで暮らし人生の大半を過ごしてきました。嫌いになってはいけませんし、故郷は守り続けるべきものです。
 世代を超えたバトンを受け取ったような気がしました。新春のお年玉のようなものだと思います。
1月1日(木) 「新年の抱負」
【新年の抱負】
 新年に当たって毎年目標を掲げて、それを目指した活動を心掛けています。新しい目標を掲げるためには今までを振り返る必要があります。継続性のない目標に発展性はないと考えるからです。積み重ねることの力を感じる人と、単発で成果を発揮させることの難しさも感じる人は多くいると思います。突然、成果が現れたように思える出来事でも、その裏には継続の力が宿っています。継続性がなければ何事も成し遂げることは困難だと思うべきです。
 2004年(平成16年)からの年度目標は次の通りです。
 2004年「行動する」。
 2005年「継続する」。
 2006年「一段高く」。
 2007年「挑戦」。
 2008年「昇る」でした。
 自分では曲がりくねった状況であっても、納得できるだけの活動を続けられてきたと自負しています。5年間の継続を積み重ねてきたことは紛れもない事実ですから、この点に関しては自信を持って新しい2009年に挑みたいと考えています。目標の力、継続の力を信じて活動を行います。

 さて2009年、平成21年です。心掛けたいことはいくつかあります。思うままに列挙すると「初心を信じる」、「原点を忘れない」、「口先ではなく行動を」、「素直な気持ちで」、「受け入れる」、「元気をもって」、「一歩前進」などがあります。
 そこで組み合わせて「元気&前進」を目指すべき目標とします。経済も環境を打破するためには元気が基になります。同じ言葉を発するにしても、元気をもって「おはよう」と挨拶するのと、優れない気分で「おはよう」と挨拶するのとでは、周囲も自分も、その後に続く行動は違ったものになります。

 元気のある行動は、自分と周囲を一歩前に進ませてくれます。今よりも一歩前に出ることで見える風景は違ったものになりますし、達成すべきものが一歩近づきます。カメラのファインダーを覗くと良く分かります。風景を撮影するために、いま立っている場所からファインダーを覗くのと、一歩前に出てファインダーを覗くのとでは、写そうとする対象が自分に近寄ってくることを実感できます。自分が動かないでズームレンズで調整することも出来ますが、それよりも立ち位置を変えた方が自分の思うような絵が描けます。

 狙っているものをカメラで写そうとすればまず焦点を合わせます。そして遠くにある対象を引き寄せるためには、一歩前進すればズーム機能を使わなくても良いのです。誰かが環境を調整してくれるのを待っているよりも、今よりも一歩前に出るための行動を起こせば問題は解決します。そして前に出る時には、元気をもってです。
 そしてもうひとつ、今いる位置が永遠ではありません。明日を生きるためには、何があるか分からなくても、今の一から前に踏み出す勇気を持つことが必要です。一歩踏み出して明日を迎えることで、明日を待つのではなくて迎えることができるのです。

 初心に帰るとは昔を懐かしんで戻ることではなくて、明日も昔と同じような初心を持って迎えることだと思います。初心に戻るためには、元気を持って一歩を踏み出すことが求められます。初心をもった時の気持ちは、元気いっぱいだった筈です。そして今よりも前進しようと思っていた筈です。そんな気持ちを、2009年は忘れないように持ち続けたいと考えています。
2009年に掲げる目標は「元気&前進」。
今年も何卒よろしくご指導を賜りますようお願いい申し上げます。

【新年】
 和歌山市内の日前宮に初詣。大勢の人で賑わっていて活気が溢れていました。今年一年が、今日の皆さん方の表情のように晴れやかで澄み切ったままで過ごせると良いのですが。
 この日ばかりは新年の装いも新たに今年に賭ける思いが伝わって来ました。
 そして引き続いての懇親会では、金融関係者が同席したことから自然と金融関係の話題になりました。12月末日付けの手形などの決済日は、今年の仕事始めの1月5日となります。そのため正月明けに決済が出来ないで倒れる会社も相当ある様子が伺えました。また年度末に資金繰りが悪化して倒れるような気配も感じられるようです。但し、和歌山県内での会社の動きではなく県外の動向から、そう読みとっているようです。何故、和歌山県内は比較的大丈夫なのかというと、昨年はバブル的な投資や動きが見られなかったことから過大な投資は多くなかったので、この経済危機の影響は比較的少ない見込みだそうです。

【お墓参り】
 お墓参りに行ってきました。新年は神社参りの前にご先祖のお墓参りに行くことにしています。神様を敬いますが、その前にこの世に生を受けたことを感謝する意味からもお墓参りに行っています。和歌浦の墓地から見る和歌浦湾の光景は、いつも冬の空気が澄み切ってきれいに映っています。今日も新年の清々しさと透明な空気によって、和歌浦湾は輝いていました。
 今年一年を通じて常に元気で一歩前進したことを感謝してきました。遠いようで近くから、いつも見守ってくれているのです。

【通夜式】
 元旦に訃報が入りました。和歌浦の実家を守ってくれていた叔父の片桐松二さんが今朝、お亡くなりになりました。私の父が長男ですが、次弟の松二さんが実家の商売を継いでくれていたのです。一週間ほど前から容態が変化、大晦日の昨日、容態がさらに変化し今朝、この世を去りました。
 新年のお祝いの時に一人の遠尊い生命が失われました。新年の明るい光と、生命が辿り着く死という闇のコントラストを感じざるを得ませんでした。光があるところには影がありますから、人は生と死を持ち合わせていることは当然のことなのですが、元旦の日の死の場面は辛いものがあります。

 生命を燃やして生きていくことを2009年「元気&前進」の目標に刻んでいますが、いきなり初日に、この意味を噛みしめることになりました。人は誰も死を避けられません。一年時が進むことは、また一歩、死に近づいていることを意味しています。確実に死に至る過程を生きている私達ですが、その道は暗いものではなくて明るい道が続いています。日の当たる道がやがて薄暮期に入り、そして月明かりが照らす道へと向かいます。朝日を浴びて誕生した生命は、月の光に見送られてこの世を去ります。ずっと以前から続いている神聖な儀式はこれからも繰り返され続けます。私もやがて、この儀式に身を委ねる時がやって来ることを思いました。生命の輝きが消える瞬間、それは確実にやって来るのです。
 輝きが強烈であればあるほど生命の対照を感じさせます。

 松二さんがまだ元気な時、「議会に一度行ってみたいから登壇する時には声をかけて欲しい」と笑って話してくれたことを思い出します。当時は和歌山市議会でしたが、その言葉の直近の一般質問の登壇の日時を連絡したところ、約束通り議場に来てくれました。一般質問の場所から傍聴席ははっきりと見ることができます。当時でも少し身体が弱っていた関係で、松葉杖で傍聴席に来てくれたのです。

 その後、体調を崩して入退院を繰り返してきました。もし連絡が遅れていたら、議場に来てもらえる時は永遠に訪れなかったのですから、今振り返ると「来てもらっておいて良かった」の一言です。一度だけでも議場の姿を見てもらったことに感謝したくなります。
 松二さんの下から、過去と昨日まで存在した現在だけが残り、明日が消えました。私の小さい頃、松二さんは若くて元気に働いていました。和歌浦の家の一階が魚屋でしたから、二階でよく遊びました。店先での「いらっしゃぁい」の威勢の良い掛け声が耳に響いたように感じました。あの頃の明光通り商店街は本当に活気がありました。私が幼稚園から小学校の頃でしたから、当然背丈が低いので目線も低く、大人の合間に埋もれた目線で商店街を見ていましたから、多分、本当の商店街の姿よりもずっと人が大きく多く、見えていたかも知れません。それを差し引いても迷子になりそうな勢いがありました。しかしそれはもう40年も前のことです。

 和歌浦の実家の前にあったスーパーのゴトウ本店は和歌浦口に店舗を移転させました。その時朝から晩まで働いていた先代も今はいません。ゴトウ本店の横にあった洋菓子店の春栄堂も元の場所から移転しています。当時の人もお店も姿を消してしまっています。
 そんな全盛期の明光通りを見てきた松二さんも商売を辞めて、再び賑わいを見ることはなく、今日この世を後にしました。

 人に容赦なく時代は変わりますし社会も変わります。同じように見えても、今いる人の姿も変わります。今はここにいる私も、やがて向こう側からこの光景を眺める時が来るのです。その時に「もっと頑張っておけば良かった」、「あの時に決断しておけば良かった」などの思いを持たないように、今だけを生きられる人として強く思っています。
 今日後回しにした仕事は、多分いつも後回しにしてしまいますから、やり遂げることはありません。いつかやろうと思っていることを実現する機会は訪れません。明日ノートに書こうと思っていた頭に浮かんだ素晴らしいアイデアは明日になると消え去っているもので、具体的にノートに書くことは叶いません。

 つまり、やりたいことは優先順位を上げる。いつかやるのではなくて今から着手する。そして具体化させたいことは頭に任せないで、直ぐに具体的に書くことです。それがこの世にいる間に、自分がやりたいことを実現させる方向に向かわせるための秘密です。
 間違いなく40年前よりも今の方が夢を実現し易い時代に変わっています。人生を生きた先輩達が苦労をして、食べることや生活することに四苦八苦する状況から脱出させてくれたからです。
 その恩恵を受けている今を生きている私達は、もっと、もっと、もっと、夢を現実のものにすることが容易な時代に作り上げなければなりません。今のままで次の世代に引き継いでいたのでは、私達世代の名折れです。絶対に時代を前進させることを約束したお別れです。
 時代を切り拓いていただいて、ありがとうございました。もう苦しむことはありませんから、安らかにお眠り下さい。

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