6月30日(月) 「新エネルギー」
【新エネルギー】
 新エネルギー利用促進に熱心に取り組んでいるIさんが訪ねてくれました。和歌山県の日照時間は全国でも上位ですから太陽光発電システムに適した地域であるといえます。そのことから、和歌山県では家庭用太陽光発電システムの設置に対して補助施策を講じているほどですし、環境先進県を目指すと公言しています。

 Iさんは紀北地域の用地を確保する計画があり、そこに太陽光発電システムを導入することによって、環境保全と和歌山県から自然エネルギーの利用促進を訴えたいと夢を話してくれました。事業者もいますし具体的な採算計算も行っていますから、後の問題は初期費用と採算面です。どうしても初期費用が嵩むので、電力会社への売電だけでは採算が取れないのです。単純計算で早く費用の回収ができると見込んでも20年超ですから、この状態では投資は困難です。
 地球環境問題は国策ですから、事業用としての初期費用の支援や、自然エネルギーの発電電力量に対する環境価値を認めた施策を講じて欲しいと要望を受けました。地球環境問題とエネルギー問題は密接し不可分ですから、環境立憲県を目指している和歌山県が先導役を果たすべきだと感じています。

【紀州レンジャーズ】

(紀三井寺球場に揃った紀州レンジャーズ)
 Kさんに、紀州レンジャーズを支援していただくための説明に伺いました。以前から紀州レンジャーズの応援をしたいと話を伺っていましたが、時間が確保できたのでお話してきました。野球王国和歌山県に誕生したプロ野球チームには、是非とも成功して欲しいと強い期待を持ってくれています。平成21年度からは関西独立リーグも発足しますし、その中に和歌山県のチームが参画したことに期待してくれています。
 そして今日の毎日新聞に土曜日に開催した「NPOおはなしカフェ」の記事が掲載されていたページを見せてくれました。「木村君も頑張っていますね」と嬉しそうに話してくれました。そして「紀州レンジャーズの皆さんに頑張ってと伝えて下さい」と応援のメッセ―ジを預かりました。Kさんの応援は心強いものですから、心から感謝しています。

【バイオ】
 わが国の現在の食糧需給率から考えると将来、食糧危機の危険性を感じることがあります。バイオ先進県とも言われている地域では新しい水耕栽培システムを導入し、二期作どころではない、二十三期作を行っている事業者もいるほどです。そのシステムの説明に三重県から和歌山県に来てくれました。三重県のある地域では既このシステムを導入していて、年間安定した出荷と収益をあげています。食糧危機に備えることと食の安全の確保、そして第一次産業世帯の収益の安定にもつながるもので、都会から第一次産業の経験のない方達もやって来て新しい農業、バイオ産業に従事しているほどです。
 和歌山県にある休耕地を活用すれば、地産地消の安全で安定した収穫が図れることから、導入のお手伝いも検討してくれることになりました。
 今年初め、京都市の株式会社フェアリーエンジェルを訪ねた時も、これからの食糧需要を支えるのは安全で収穫の安定している水耕栽培だと伺いましたが、先進地の先進的な事業者の皆さんは、既にバイオ事業として取り組み成果を挙げています。

【水質管理】
 水を扱う全ての施設の水質管理の必要性が言われています。水の安全確保は勿論のこと、福祉施設などで水を循環させて使用する場合のレジオネラ菌発生などの可能性を取り除くことが管理者にとって不可欠なものです。水質管理を訴える全国大の団体も発足していますが、まだまだ地方までは浸透していません。
 安全な水の確保や健康管理の観点からも事業者の水質管理は見逃せない問題です。これから考えていきたい課題です。

【その他】
 県内の雇用情勢について打ち合わせ。セクハラやパワハラなど職場での問題点について意見交換。太陽光発電設備についての打ち合わせ、などを行いました。
6月29日(日) 「新世界より」
「新世界より」。誰でもが知っているドヴォルザーク交響曲第9番」です。これを西本智実さんがタクトを振ったらどうなるのか。こんな夢のようなコンサートを観ることができました。本日、大阪のフェスティバルホール西本智実「新世界ツアー」が、モンテカルロ・フィルハーモニー管弦楽団を率いて開催されました。

 今月初めのある日、先輩とクラシックの話、特に西本智実さんの話で盛り上がったのですが、その時「西本智実さんが今月日本に来るよ」と伺いました。そして先輩は東京サントリーホールでのコンサートに行くことになっていましたが、大阪公演のチケットの確認をその場でしてくれました。西本智実さんのコンサートは即日完売が当たり前で、国内公演のチケットを確保することは困難なのです。
 そこで驚いたのは、先輩は西本智実さんと交友関係にあったからです。あり得ない??ような事実で、これはホントに驚きました。

 西本智実さんは紹介をするまでもなく日本を代表するマエストロで、我々の中では既に世界一だと思っていますが、やがて名実とも世界一のマエストロになると思っています。
 そして大阪公演が今日だったのです。しかもコンサート前の緊張する時間帯でしたが、楽屋に入れていただく幸運までプレゼントされました。本番前の緊張が高まる時でしたが、楽屋では握手で歓迎してくれました。この後、指揮をする

(日本が誇る、世界の西本智実さんと。
素晴らしいコンサートでした。)
ことになっているマエストロに会ったことで、余韻を持ちながらコンサートが始まりました。

 いきなりの迫力で静寂と喝采が渦巻きました。東京の先輩からは「関西は天気が荒れているらしいけれど彼女のタクトが吹き飛ばしてくれることでしょう」とメッセージが寄せられましたが、行く時は雨模様でしたが帰りには雨が上がっていましたから、やはり彼女が吹き飛ばしてくれたようです。
 「新世界より」が生き生きと繰り広げられました。作曲された1893年当時、ヨーロッパから見た西の新しい世界がアメリカでしたが、古いヨーロッパの世界とは違う新しい世界がアメリカだった様子が浮かんできます。見たことのない時代を現代に蘇らせてくれるのですから、西本智実さんの力量には感嘆するばかりでした。見たこともない光景を楽譜から想像し、音として現代に呼び寄せるマエストロの力は凄まじいものです。

 ダイナミックな身のこなし、飛び散る汗、振り乱した髪など、全てが音符を躍らせています。男性の世界であったマエストロの世界が西本さんの登場で新世界になりました。そうです。彼女の挑戦する舞台が新世界なのです。いつの時代も未知の領域に挑戦し、辿り着くのが新世界だといえます。ドヴォルザークもチェコからニューヨークに向かったのは未知の世界に挑戦するためでした。「新世界より」は歴史上の挑戦者を迎え入れ、そしてまた新しい世界に送り出している装置のようなものに感じました。

 私達は人生において「新世界」を目指した航海を続けています。目指す場所に辿り着く人もいれば、そうでない人もいると思います。しかし辛くても航海を続ける過程に価値があり、生きている誰もが、未だ見ぬ新世界を目指しているのです。1893年のニューヨークは、ヨーロッパの人にとっては文化的に遅れた地であったかも知れませんが、今では世界の中心地となっています。
 私達が目指す場所が現在からすると何もない新世界であったとしても、将来はそこが世界の中心になっているかも知れないのです。自信を持って新世界に挑戦したくなる。そんな気持ちにさせてくれました。
 コンサートの終わりには、万雷の拍手が鳴り止まず、出演者が何度も舞台に登場してくれました。観客と出演者が一体となったフィナーレ体験は震えるものでした。このようなコンサートを演出してくれた西本智実さんの素晴らしい世界に浸れた時間もまた、新世界体験でした。
6月28日(土) 「紀州レンジャーズ」
【ジャズ】

(慰問活動。ジャズの演奏がありました。)
和歌山市内の福祉施設を訪問しました。本日は友人のジャズバンドが慰問活動を行っていたためです。施設長に挨拶をすると「このような本格的なジャズの演奏を聴かせてくれる福祉施設はないと思いますよ。素晴らしい奏者が集まってくれました」と話してくれました。サックスは明和さん、ピアノは岡本さん、ベースは和田さん、そしてドラムは長藤さんで、一同に集まっての演奏は珍しいことです。


 演奏会では皆さんが知っている曲で構成していため、リズムと手拍子に乗りながら元気をもらえた演奏会となりました。「お昼のミニコンサート」と題した演奏は、昔を思い出させてくれたこと、音楽で元気をもらったこと、そしてライブの楽しさを味わえたことなど、福祉施設はライブハウスの様相となり大いに賑わいました。

【紀州レンジャーズ】
 紀三井寺競技場を訪れて、紀州レンジャーズの木村監督と選手たちと懇談してきました。
 選手は熊井選手会長、野田キャプテン、女性の山崎選手で、みんなの現状と夢を伺いました。
 木村監督は、プロ野球選手の時代から指導者の時代を迎えていますが、これからは地域の野球文化の普及を図るための活動まで領域を拡大し、野球を通じて育ててくれた地域に恩返しをしたいと考えています。「野球が好きなので生涯、野球に関われていることは幸せです」と自信を持って話してくれたことから、来年春に開幕する関西独立リーグでも和歌山県の紀州レンジャーズを成功に導いてくれると信じています。
(紀州レンジャーズの木村監督) (木村監督のサインボール)

 熊井選手会長は27歳。営業の仕事をしていましたが、年齢的に最後の挑戦をしたいと紀州レンジャーズのセレクションを受けました。セレクションに合格して来年の関西独立リーグ参画を目指していますが、チームとしては関西独立リーグで成績を残すことであり、個人としての最終目標は日本プロ野球に入ることだそうです。会社員の立場を投げうって好きな野球に人生を賭けた選手生活としての最後の挑戦をしている最中です。野球を始めたのは8歳の時ですから、もう20年も野球が中心の人生を過ごしていることになります。ひとつのことを20年も継続することは大変なことで、好きなだけではなく人生を掛ける気持ちがあるから今まで続けられていることを感じました。選手生命を考えると27歳は決して若いとは言えませんが、続けている限り可能性は無限です。

 紀州レンジャーズの目標は「チームで地域活性化に貢献すると共に、個人としてはプロ野球です」と返事は明確に返って来ました。咄嗟に目標を話すことができる人は、それに向かって進んでいることですから幸せな人生を過ごしていると言えます。

 野田キャプテンは宮崎県出身です。高校卒業後、大学でも野球を続け、その後社会人として札幌、名古屋で仕事をしながら野球に関わっていました。会社都合で名古屋に転勤した時は、クラブチームなどで野球をする環境が無くなったため、野球を諦めるか続けるかの岐路に立ち、最後の決断をするために紀州レンジャーズのセレクションを受けたのです。
 記憶では、セレクションに合格した選手の中で野田選手の回答が一番最後だったように覚えています。それだけ製薬会社の安定した仕事と好きな野球を天秤に掛けて考えたのです。

 最後に決めたのは、人生は一度きり、自分の人生の行く道は自分で選ぶことを最大価値とし、紀州レンジャーズに参画してくれました。真面目な人物像と黙々と練習をして他の選手を引っ張る姿勢から、早い段階で野田選手が参画してくれたらキャプテンを依頼しようと話していました。
 年齢層も幅広く、野球経験もバラバラの選手たちをまとめ上げてくれている姿勢に感謝したいところです。そして関西独立リーグ開幕は平成21年春ですから、現在のところ目標は時間的に遠く、練習試合を続けている状態なので、モチベーション維持も大変だと思いますが、抜群のキャプテンシーで選手を引っ張ってくれています。

 選手会長もキャプテンも嬉しいことは「野球ができること」、「プロチームとして勝利することは今までとは違って格別であること」、「独立リーグに参加できる目標があり頑張れること」、「プロ野球を目指す夢を追い掛けられること」などを挙げてくれました。

 最後に女性の山崎選手です。小学生時代はリトルリーグに所属していましたが、中学生になるとソフトボールクラブに入りました。しかし野球の方が好きだったので、女子硬式野球部のある東京の駒沢学園に進学しています。一人暮らしで三年間、野球部に所属して頑張り抜きました。好きな野球ができたので厳しいとは感じなかったそうです。現在、女子硬式野球部がある高校は全国で5校だけだそうです。

 紀州レンジャーズには女子選手が二人所属しています。男子選手と体力的な差がありますが、最初はノックも緩いものでしたが、今では男子選手と同じレベルのノックも受けられるようになってきました。「女子選手ではなく、他の選手と同じ扱いをしてくれることが嬉しい。ですから硬式は怖くありません」と話してくれました。
 好きな硬式野球に参加できている現在の環境を心から楽しんでいます。将来の夢は看護師だそうです。「女子のプロ野球選手は規則の壁があり難しいので、看護師の専門学校に通っています」と話してくれましたが、野球と共に看護師を目指しているのは野球チームには同行する医師と看護師が必要だからです。
将来、彼女が紀州レンジャーズの医療を支えてくれているかも知れません。
 ところで野田キャプテンは「人生は一度だけ。だから夢を追い求めることの大切さ」を強く訴えてくれましたし、山崎選手は「境遇は恵まれなくても頑張ること」の大切さを話してくれました。
 夢を追い掛けている選手は元気に輝いています。夢は人生の原動力であることを教えてくれているようです。頑張れ、紀州レンジャーズ達。

(紀州レンジャーズのメンバーと。左から
野田キャプテン、熊井選手会長、山崎選手)

【おはなしカフェ】
 その後、紀州レンジャーズと和歌山からJリーグを目指している「NPO法人和歌山からJリーグチームをつくる会」から報告を受ける「NPOおはなしカフェ」があり参加しました。和歌山県からプロ野球独立リーグ参画を目指しているチームと、Jリーグを目指しているチームが存在することは単純に嬉しいことです。地域に野球とサッカーでプロを目指すチームが発足し活動を続けていることは、地域の元気の源であり、発展の可能性を感じさせてくれるものです。

(NPOおはなしカフェの会場)
 どちらも大きな目標ですが、目標を掲げることで実現の可能性が誕生するものです。目標がなければ、和歌山県にプロ野球チームもJリーグを目指すサッカーチームも発足しなかったことは間違いありません。
 二つのチームがあることは和歌山県として誇りにしたいものです。他府県に行って地域スポーツの話題になっても、この二つのチームのことを話せることができるからです。
それだけでも大きな違いだと感じることになります。どちらのチームも目標達成に向けて頑張って、それを実現させて欲しいと心から願っています。

【紀州子ども語り部コンテスト】
 先週末で終了した、本年度の紀州子ども語り部養成講座の仕上げとなるコンテスト。「和歌山市の歴史を学ぶ機会を毎年提供してくれていることは嬉しいことで応援していますし、今年の活動を見てもっと応援しなければと思っています」と、いつも関心を持ってくれているMさんは感想を話してくれました。今年も和歌山市内でひとつの事業を仕上げることができ、その達成感を感じています。

【打ち合わせ】
 夜は打ち合わせを行いました。内容は、地域への福祉施設の設置について。札幌での環境展から学ぶ環境問題とエネルギー問題と和歌山県での水平展開について。紀州子ども語り部コンテスト実施結果の評価について。今秋の食のイベントへの参画について、などについて打ち合わせを行いました。
6月27日(金) 「県議会最終日」
【県議会最終日】
 平成20年6月県議会定例会の最終日を迎えました。最終日は提案され審議を行った議案の採決となります。本会議では提案された議案は全て賛成多数により可決されました。私も全議案に賛成しました。

 さて本会議は午前10時に開会しましたが、終了は日付が変わり6月28日の午前0時6分頃となりました。この理由は、議長を初め副議長、監査委員、常任委員会の委員長と副委員長などの役員改正があったためです。午後10時45分に再開した本会議では全ての議案と議長以下の役員のポストが決定しました。

 さて平成20年2月県議会定例会で継続審査となってい

(県議会最終日。終了したのは
翌日の午前0時6分となりました。)
た議案第66号「権利の放棄について」は、県が民間事業者に貸付けた債権、約26億4,200万円を放棄する議案です。
 これに関して先に開催された経済警察委員会では附帯決議を付して賛成していましたが、本会議でも可決されました。附帯決議の文面は以下の通りです。

 「権利の放棄について」に係る附帯決議
 県当局は、中小企業高度化資金及び中小企業設備近代化資金における回収不能となった債権の放棄について、かかる事態に至った責任を強く認識し、猛省するとともに、今後の貸付実行及び債権回収にあたっては、次の事項について特段の注意を払い、適切に執行すること。
1.新規貸付実行について
 貸付にあたっては、審査体制の透明性、客観性を堅持し、融資要件、事業計画の妥当性、予算額の正当性はもとより、自己資金の内容及び保有資産の状況等償還能力についても厳正に審査を行い、貸付実行の適否を専門的な観点も含めて慎重に判断すること。

2.債権の回収について
 債権管理については、今後新たな管理瑕疵を生じさせないよう万全を期するとともに、主債務者及び連帯保証人の償還能力を見極めながら、考え得る最大限の債権回収措置を今後も講じること。

3.今後の債権放棄案件について
 上記2による措置を講じてもなお、今後、やむなく債権放棄せざるを得ない案件が生じた場合は、貸付時及び債権回収過程における問題点について徹底的に調査、分析し、県民の理解が得られるよう充分説明を行うこと。
 以上、決議する。

 また意見書で、皆さんから強い要望のあった身体障害者の方への駐車規制と駐車許可制度の見直しについても採択決議されました。文面は以下の通りです。

 身体障害者に対する駐車規制及び駐車許可制度運用の見直しに関する意見書
 近年、障害者を取り巻く環境は大きく変化し、障害者基本法、障害者の雇用の促進等に関する法律、障害者自立支援法、高齢者、障害者等の移動等の円滑化の促進に関する法律等、障害者施策の核となる法律が改正、成立、施行されたところである。

 これにより、公共交通機関、建築物、道路等バリアフリーの対象施設としてその整備促進が図られており、身体障害者の就労をはじめ、社会参加を促進するためのハード・ソフト両面で施策が講じられているところである。
 このような中、歩行困難な身体障害者にとって、日常生活全般での移動手段として自動車は重要な位置を占めており、駐車規制除外措置は日常生活を送るうえで必要不可欠なものとなっている。

 しかしながら、平成19年2月、警察庁より各都道府県警察本部長あて「駐車規制及び駐車許可制度の運用の見直しについて」の通達では、駐車規制除外措置による標章交付の対象者が下肢不自由については、身体障害者福祉法施行規定別表に定める級別における3級の1までとなった。
 山間部の占める割合が多い和歌山県では、移動手段としての自動車は公共交通機関よりも利便性が高く、この対象範囲では日常生活にも大きな支障を来たしている者も多い。
 よって、更なる身体障害者の移動支援を図るため、下記の必要な措置をとるよう国に要望する。

 駐車場規制除外措置による標章交付の対象者を下肢不自由については、1級から4級までとすること。

 そして地球温暖化対策の推進に関する意見書は、各会派で協議した結果、修正された文面で採択決議されました。

「地球温暖化対策」の推進を求める意見書
 京都議定書が採択されて10年が経過し、第一約束期間が始まり、2012年までに日本の温室効果ガス6%を削減するという目標達成に向けての正念場を迎えている。
 昨年末のバリ会議で、2050年に世界全体で半減以上、また、先進国は2020年に1990年比で25〜40%の削減が必要ということを共通認識として2009年末にポスト京都議定書の削減目標を決める道筋が合意された。しかしながら、日本においては、温室効果ガスの排出は未だ増加傾向を続け、京都議定書目標とのギャップは13.7%(2005年度)もあり、このままでは第一約束期間の目標達成が危惧される状況にある。
 第一約束期間がまさに始まった今夏、洞爺湖サミットが開催されるこの時期に、日本が率先して世界の先頭になることが大変重要なことであると考える。
 ついては、持続可能な日本社会を構築していくため、削減目標を確実に達成するための温暖化政策を法制化し、早期実現をめざすことを要望する。

 それ以外に「紀の川市東山田地内の林地開発申請に伴う残土処分場建設に関する林地開発許可を与えない旨の請願に係る意見書」、「ジストニアの難治性疾患克服研究事業対象疾患への指定を求める意見書」および「青少年育成のためのインターネットの有害情報規制に関する実効性のある法整備を求める意見書」が全員一致で決議採択されました。
 以上、全国に対して県議会として意見書として提出を行います。

【ピンクリボン活動in和歌山】
 今年も秋に「ピンクリボン活動in和歌山」のイベントが開催されます。会の代表者である中本さん達が議会に来てくれ説明をしてくれました。紀三井寺へのピンク色の光のライトアップや和歌山城の城壁をピンク色にライトアップしたり、和歌浦ベイマラソンwithジャズでの3,000本のピンクリボンの配布などにより認知度は高まっていますが、まだまだ拡げたいところです。
 紀ノ川市では、ピンクリボンのバッジを作成して活動を普及させ意識を高める取り組みに着手しています。さらに内容のあるものとして、紀ノ川市民は乳がん検診を無料で受診できる施策を取り入れています。このような取り組みを全県下に広げて欲しいと生命を掛けて欲しいとの要望がありました。利益や売上ではない、自らの生命を掛けた活動ですから強い意志が感じられます。
6月26日(木) 「議会本会議」
【議会本会議】

(和歌山県議会にて)
 平成20年6月県議会もあと二日となりました。本日は人事案件の決議を行いました。提案された人事案件は、和歌山県公安委員会委員の任命、和歌山県監査委員の選任、和歌山県収用委員会委員の任命、和歌山県収用委員会予備委員の任命に対する同意を求める議案でした。

 結果、全議案とも出席議員全員が賛成で可決されました。
 和歌山県公安委員会委員には、株式会社オークワの大桑会長が新たに任命されました。
 和歌山県監査委員には、楠本隆元和歌山県生活環境部長が新たに任命されました。
 和歌山県収用委員会委員は提案された全員が再任されました。

 以上が本日提案された議案の決議状況です。
 その後、会派会合を持ち、意見書に対する意見統一などを行い終了しました。

【打ち合わせ】
 昼間には、和歌山市内の土地の動向に関して打ち合わせを行いました。和歌山市内の土地価格は依然として変化がありませんが、収益性の高いと思われる物件は少ない状況だそうです。考えられる理由として、都市部ではファンドが所有している物件が多く、サブプライムローン問題から穴埋めするための資金を引き上げているため流動化し、変わりにオイルマネーを初めとする新興の資金が流入しています。そのため取引の動きがあり、それ程土地価格の下落はしていませんが、和歌山市の場合、ファンドが所有している物件は極端に少なく動きが少ないのです。そのことが、流動性が少なく価格変動も少ない要因のひとになっているようです。
 土地本位制ではありませんが、土地が動かないと経済も動きにくいものです。

【紀州レンジャーズ】
 紀州レンジャーズに関して、NPO法人紀州レンジャーズの木村理事長を初め役員と意見交換を行いました。チームは練習試合を重ねていて現在のところ勝ち越しているなど実力向上に努めています。課題は平成21年春の関西リーグ発足までの選手の住環境整備を初めとする環境整備です。これに関しては役員の皆さんが仕事の合間を縫って交渉を続けています。何事も設立の時やスタート時の資金繰りが苦しいのですが、この時期を乗り越えて実りある開幕シーズンを迎えたいものです。

【マリオン】
 懐かしい顔と会いました。平成15年の和歌山市議会選挙に出た時に仲良くなった、ラブラドールの「マリオン」です。とてもやんちゃで元気な性格で、人を見ると吼えまくります。今日も部屋に入った途端に吼えまくっていました。慣れない時は近づけないのですが、マリオンは相棒の顔を覚えてくれていたようで、吼えていても優しい表情で尻尾を振って出迎えてくれました。
(マリオンと久しぶりの再会)
 頭や顔を撫でてあげると、マリオンは吼えながらも歓迎(?)してくれている様子が感じられました。
 相変わらずやんちゃですが、黒く素敵なボディは変わらないままでした。お腹が空いていたようなので、またの再会を約束して分かれました。

【ガンの患者学研究所】
 横浜市にNPO法人ガンの患者学研究所があります。川竹文夫さんが立ち上げた法人ですが、今週末の日曜日、和歌山市に来てくれるそうです。来和の理由は、和歌山市に同法人の支部が設立されるからです。
 癌と闘っている人は全国で128万人います。表面に現われていない人も含めると倍に膨れ上がるのではないかとも言われていますが、これだけの人が自らの生命を掛けて癌と闘っているのです。川竹さんは「ガンをはねのけ生きる力 すべては、あなたが治るため」を冊子にして全国に配布しています。目標は128万部を配布し読んでもらうことにあります。自らが肝臓がんを克服した経験を持っていることから、癌は助かる病気であることを知ってもらうために自費で印刷しているのです。現在、約40万部を配布していますから、素晴らしい実行力です。
 配布目標の128万部は全国のがん患者の数と同じ数で、全ての人に「治ってほしい」との願いから活動を続けています。
 今日もHさんと、私達の周囲にも癌と闘っている人が大勢います。一人でも助かる人が増えるように話し合いました。

【その他】
 新しく建物を建築するオーナーと建築確認に関して、進入路確保の問題や福祉のまちづくりに適用する建築方法などの打ち合わせを行いました。問題をクリアできたので、後は測量と設計に着手することにしています。
 県や国の設備投資資金の融資に関して情報を集めました。和歌山市内の中小事業者が、環境への配慮と耐震性増強のために設備投資をすることにしています。和歌山市の経済状況からすると、売り上げの増加の見通し予測が困難な中ですが、会社として地球環境問題への参画とお客様の安全性を高めるため、そして将来の事業発展に備えて設備投資を検討しています。しかし億単位の資金が必要となることから、中小事業者向けの貸付資金について調査しました。和歌山県の場合、事業用建築物で耐震性に関しての貸付制度はなく、設備投資や運転資金に対してのものがあります。設備投資に有利に働くように制度活用したいものです。
6月25日(水) 「意見書」
【県議会】
 県議会6月定例会も二日間の本会議を残すのみとなり、会派として意見書の整理などを行いました。そのうちの一つは地球温暖化対策に関するもので、削減の数値目標とその法制化などを求めるものです。参考までに意見書案を記します。

 「地球温暖化対策」の推進を求める意見書(案)
 京都議定書が採択されて10年が経過し、第一約束期間が始まり、2012年までに日本の温室効果ガス6%を削減するという目標達成に向けての正念場を迎えている。
 昨年末のバリ会議で、2050年に世界全体で半減以上、また、先進国は2020年に1990年比で25〜40%の削減が必要ということを共通認識として2009年末にポスト京都議定書の削減目標を決める道筋が合意された。しかしながら、日本においては、温室効果ガスの排出は未だ増加傾向を続け、京都議定書目標とのギャップは13.7%(2005年度)もあり、このままでは第一約束期間の目標達成が危惧される状況にある。
 第一約束期間がまさに始まった今夏、洞爺湖サミットが開催されるこの時期に、日本が率先して世界の先頭になることが大変重要なことであると考える。
 ついては、持続可能な日本社会を構築していくため、次の項目について要望する。

1. 中長期にわたって温室効果ガスを大幅に削減する具体的な目標を早期に設定すること。
2. 上記削減目標を確実に達成するための温暖化政策を法制化し、早期実現をめざすこと。
3. 北海道洞爺湖サミット開催初日の7月7日を、クールアース・デーとし、地球温暖化防止に向けた行動日と定めること。


(県議会に登庁した時には、
登庁ランプをつけます)
 また家庭用太陽光発電システムを普及させるための補助金について経済産業省が発表したことも話題となっています。新エネルギー政策として家庭用太陽光発電を本格的に普及させるための補助金制度や優遇税制を検討している件に関してのものです。これから3年から5年にかけて家庭用発電システムの価格を半額にする目標を示しています。また、石油やガスの供給事業者にバイオ燃料や太陽熱などの新エネル
ギー利用を義務化する制度を創設し、新法を来年の国会に提出するというものです。

 これは、総合資源エネルギー調査会の新エネルギー部会の提言として発表されたものです。また福田康夫首相は平成20年6月9日に地球温暖化総合対策を発表し、2020年までに「新築持ち家住宅の7割以上が太陽光発電を採用しなければならない」と発言したことから、経済産業省の新エネルギー施策が具体化されると期待が集まっています。和歌山県では全国に先駆けて、平成20年度から家庭用太陽光発電システムへの補助施策を講じていますから、環境先進県としての先進性があったといえます。

【ライオンズ例会】
 お昼休みにはライオンズクラブ例会があり出席いたしました。今例会が現体制での最終例会となります。次回からは新年度に移りますから新体制での例会運営がなされることになります。一年間の社会奉仕活動は本当に早いものです。海辺のクリーンアップや献血活動、地球環境保全のためのアースディの活動、ピンクリボン活動in和歌山への支援など。そして結成5周年記念式典の実施など活動が盛り上がった一年でもありました。
 新年度は、地区レオ委員とレオ顧問の役割をいただき、クラブ活動と地区での活動が重なりますが、引き続いて社会貢献活動に努めます。

【懇談】
 ある企業の経理担当の方と懇談しました。子どもさんが高校三年生なので将来のことにも話は及びました。大学進学を希望していますが、もう数年もすると就職の季節を迎えます。その時には和歌山県内に戻って欲しいとの親と子どもの希望がありますが、残念ながら、県内で就職可能な企業は少ないのが現状です。親子の希望は、働く場所の確保を県政の最優先課題として取り扱って欲しいというものでした。

 子どもが地元で働きたいのに故郷にその選択肢がないことは寂しいことです。出来れば大学での知識と経験を持って和歌山県に帰って来て欲しいものです。若い人が知識と他府県での経験を地元に持って帰ってくれることが、故郷を元気にしてくれます。卒業後、地元にUターンしてくれるのと、そうでないのとでは、地域力の差は大きくなります。卒業生の受け皿を確立させたいものです。
 引き続いて日本舞踊の師匠と懇談しました。日本舞踊では伝統を守りつつ時代に応じて新しいものを取り入れる勇気が必要だそうです。日本人は政治に関しては保守的ですが、古いものが保守ではありません。既存の権力を持つ政党が古いだけの体質であれば、それに変わる保守政党の台頭を期待していると話してくれました。

 また戦後の日本を支えてきた世代の人を蹴飛ばすような、官僚が描いた政策をただ掲げているだけの政党には、速やかに退場してもらいたいとの意見もありました。生活者の現状を知っているのであれば、生活とかけ離れた政策は打って来ない筈で、現在の政治の良い点は、政治への無関心層にこのままではいけないと分からせたことにあるとのことでした。地域にも変わる要素が充満し始めていることを感じています。

【ばったり】
 ライオンズクラブの例会のため和歌山商工会議所に行ったのですが、その行き道で市役所の元幹部職員さんに会いました。嬉しいことに先方から声を掛けていただきました。その方は全くお変りはなく、今も元気に関係機関に勤めています。
 そこで「県でも頑張っていると聞いています。もう一度だけでも、片桐さんの一般質問を本会議で聞きたいですね。しっかりと聞かせてもらっていましたよ」と話してくれました。先輩から本当に有り難い言葉をいただき感謝するばかりです。

 その後に別の幹部職員さんにもばったりと会いました。会いだすと会いますから、毎日訪れる新しい日は不思議なものです。その方は「指定管理者制度に関して市議会での一般質問は時代を先取りしていましたね。今でも記憶に残っていますし、やり取りが良かったので、今もあの時の質疑の原稿は大切に保管しています。和歌山市でも指定管理者制度を本格的に導入する方向に向いています。あの一般質問で、三年後には競争する方向で検討すると答弁したことが契機になったと思いますよ。答弁したことは責任がありますから、時間をおいてかも知れませんが動き出すものです」と話してくれました。

 これも本当に有り難い言葉をいただきました。人生の先輩として、そして幹部職員であった先輩方から、このようなお声を掛けていただけることは幸せなことです。去った後に忘れられてしまうのではなくて、思い出してくれる機会があるだけでも幸せです。
 昼間、とても幸せになれた瞬間でした。嬉しいことがあると一日は愉快に過ぎて行くものです。

【その他の活動】
 地球環境問題と高齢化社会における交通安全の観点からの、公共交通に関しての打ち合わせ。
 中心市街地の土地動向に関する打ち合わせ。
 中小規模の会社の事業用資金貸付制度に関しての打ち合わせ。利益率が減少している中で、設備投資コストや整備改修コスト負担ができなくなっていて、事業継続に支障を来たす恐れもあることから、県は金融施策にも力点を置いて欲しいとの要望を受けました。

 和歌山市内での某自治会の地域防災訓練について、テレビの近畿版の放送で放映されたことに反応があり、三重県伊賀上野市のある自治会が和歌山市の某自治体に来ることになりました。自治会と和歌山市防災担当箇所が防災対策に関して説明を行い、意見交換を図ります。また週末にはこの自治会の防災訓練の模様が全国放送でオンエアーされますから、この反応も楽しみです。東南海・南海地震の到来が指摘されている和歌山県の地域防災訓練が注目されるのは嬉しいことです。
 和歌巴里祭に関しての打ち合わせ。今年の取り組みと次年度の日程に関しても打ち合わせを行いました。
6月24日(火) 「経済警察委員会」
【経済警察委員会】
 一般質問が終わり今日から常任委員会に入りました。常任委員会では経済警察委員会に所属していますが、今議会で一巡するため見直しの時期にとなります。経済警察委員会委員としてこの委員会に臨むのは最後になるかも知れませんので、諸課題に関しての質疑を行いました。

 主な質疑内容は以下の通りです。
Q. 和歌山市中心市街地活性化基本計画に基づく、美園町のけやき大通り市街地再開発事業について説明して下さい。
A. JR和歌山駅前にある昭和倉庫の用地を再開発する計画です。総工費は38億円だったものが最終的には41億円の事業になると聞いています。その内、共用部分の費用12億円の内8億円を国と県、和歌山市が助成金として負担することになります。県の負担は和歌山市と同等の6分の1で2億円となります。
 今回の計画は事業者の日本レイトが平成22年の夏にオープンする計画として、県に申請があり平成20年6月17日に施行認可を出したものです。

Q. 都市開発法に基づく再開発は初めてのことだそうですが、この計画が認可された場合の事業者メリットは何ですか。
A. 国や県、市から共用部分に関して割合がありますが、一部補助金が受けられることが挙げられます。

Q. 都市開発法の補助を受けるための条件はどのようなものですか。
A. 今回のケースは国土交通省の補助施策の適用を受けたもので、規模や内容によって異なりますが、認可されると共用部分の内、国が3分の1、県と市からそれぞれ6分の1の補助が受けられます。認可の適用の主体は市町村ですから、そちらが決定します。市町村から事業計画が上がってきた時に個別に検討することになります。

Q. 中心市街地活性化基本計画に記載されていないと、この補助施策は受けられないものなのですか。
A. 国土交通省の施策ですから、中心市街地活性化基本計画に組み込まれている必要はありません。

Q. ところで和歌山市中心市街地活性化基本計画の進捗状況はどうなっていますか。私見ですが、人通りと売上の伸びなどから、何となく街づくりか進行しているような感じを受けないのですが、今後、海南市と田辺市も活性化基本計画を策定する動きがありますから、和歌山市の計画成功は絶対条件です。県の評価はどんなものですか。
A 和歌山市のこの計画は5年後の平成23年度に完結するもので、計画の途中であるため評価は難しいところです。ただ十番丁ビルとフォルテワジマが完成するなど計画が計画通りに進展しているものもありますし、計画通りに進捗していないものもあります。

Q. かつて商業地で一番土地価格の高かったフォルテワジマ前の時計店が7月末をもって閉店します。中心市街地の角地であり、利益を生み出す価値が最も高いと評価されていた土地での商売が成り立たない状況をどう考えていますか。計画に実効性がなかった、或いは市や県の指導性に問題があったのか、評価を聞かせて下さい。
A. フォルテワジマは全館オープンしていない状況で、これから更に店舗整備が進むと考えています。まだ和歌山大学観光学部のキャンパスのお話もないです。和歌山市と共に計画の動向を見守っているところです。

Q. 活性化基本計画では触れられていない地域に関しての動きはどうなっていますか。例えば、野村不動産が取得した用地。旧ビブレ跡地。有田交通タクシー乗り場だった用地などの活用状況を教えて下さい。
A. これらの用地の活用計画に関しては何も聞いておりません。

Q. .商業施設だけでは中心市街地活性化基本計画とは言えない筈です。またイベントの大切ですが、それだけではまちづくりは成り立たないと思います。併せて整備すべき、まちなか居住、公共交通の整備、福祉美病院施設などが必要ですがこれらの計画はどうなっていますか。
A. 商業施設だけではなく各方面に働きかけています。和歌山大学のサテライトキャンパスもできたことから、同施設で毎月「観光カリスマ講座」を開催するなど、活用を図っているところです。また県庁内にプロジェクトチームも結成し、まちづくりの支援体制を整えています。先日も東急インで事例発表会を実施するなど、イベント開催も含めた活性化の支援を行う予定です。

Q. この問題の最後ですが、先ほどのお答の中に、和歌山大学観光学部が中心市街地へ来るお話があるとありましたが、まだこの計画はあるのですか。
A. 和歌山大学は中心市街地に教室を持ちたいとの希望があると聞いています。あきらめたとは聞いていません。

Q. 企業誘致を促進するための基本計画「紀ノ川企業集積ベルト地帯構想」の状況を教えてください。今年度の企業立地も好調な様子ですが、本年度の見通しについて教えて下さい。
A. 紀ノ川筋を中心に企業立地が図れています。実績で見ると平成17年度は4件、平成18年度は10件、平成19年度は17件と倍々のスピードで立地が図れています。中規模の会社もありますし規模の大きい会社もあるなど、成果は出ていると考えています。
 企業立地の特徴は、ひとつは和歌山県の北に立地が集中しているため、南の地域が事後に位置していることがあります。本年度は紀中、紀南地域の企業立地計画を策定し、計画の認定を国に申請していきたいと考えています。
 二つ目は、和歌山県にゆかりのある企業の進出が多いこと、そのため製造業の立地が多いことです。ものづくりの企業に関しては順調に進んでいます。
 三つめは、製造業の比率が高くサービス業の誘致が図れていない面もあります。これは和歌山県だけではなくて地方都市共通の問題ですが、地域を活性化させるためにはサービス業を誘致する必要があると考え、この方面にも力を注いでいるところです。

Q. 企業進出に伴って人材の確保が必要となります。何件か訪問したところ地元で人材が欲しいとの意見もありました。和歌山県の高校卒業者の県外へ転出する率は全国一高いようですが、何か良い手段、考えはありますか。
A. 企業の望んでいるものを挙げると、人材、初期コスト低減、収益性の判断などが挙げられます。地元での人材確保と雇用は企業の関心事であり、県としては「きのくに人材バンク」「Uターン」や「Iターン」フェアの開催による企業と学生のマッチングなどを行っています。ただ特定の企業に向けては、就職あっせんと捉えられるため、その領域の取り扱いは困難です。
 特に紀南地域ではUターンやIターンの希望者が多いことから、企業に見合った人材確保の方法を検討しています。現在1〜2の方策を検討しているところです。

Q. 太陽光発電の補助金制度が復活する見込みですし、地球温暖化の総合対策の発表時に福田総理は2020年までに新築持家住宅の70%以上が太陽光発電を採用しなければならないと話していることから、太陽光パネル需要が増大すると思われます。この産業を誘致できる可能性はないのでしょうか。
A. 可能性はないとは言えません。関西には三洋電機やシャープなどこの分野のトップ企業がありますから、今後の展開次第ではそういう状況の可能性もあるかも知れません。太陽光発電を専門に取り扱っている商社もあるなど、この分野には1,000以上の会社があるほどです。情報収集に努めていきます。

Q. 今回の条例による不動産税制の優遇に関して、和歌山市の直川用地は対象となるのですか。
A. 「紀ノ川企業集積ベルト地帯構想」計画は随時見直しを図る予定です。市町村や民有地で計画に乗せて欲しいと希望があれば、見直しを図っていくことにしています。和歌山市の直川用地は未だ造成中で、企業用地として未完成の状態です。和歌山市から要請があれば計画に組み込みますから、計画に組み込んだ段階で固定資産税などの減免の対象になります。

Q .継続審査になっている高度化資金に関して。債権の放棄を何故この時期に実施しなければならないのですか。
A. 平成16年7月に中小企業基盤機構の貸付準則が改正されました。県議会において債権放棄が議決していただくと機構からの借入金、3分の2の負担額が免除されることになっています。そのため不良債権化しているものの調査を詳細に行い、回収不可能なものについて洗い出しましたので、平成20年2月議会でお願いしたものです。

Q. 全国で債権放棄をした事例があるのですか。
A. 平成16年度の貸付準則改正後、平成16年度は4県で45億円。平成17年度は3府県で7億円、平成18年度は4県で15億円、平成19年度は6県で35億円になっています。合計金額は102億円の債権放棄の実績があります。

Q .これらをこのまま不良債権として抱え得ておくと県はどうなるのですか。
A .組合資産の売却も進み、その後連帯保証人や相続人との償還交渉、資力調査、資産売却を実施するなど、最大限の回収措置を講じてきました。そのため今後の回収見込みはありません。特別会計上は未収金として計上された状態が続くことになります。

Q. 特別会計上は未収金として計上された状態が続くと、県として私たち県民として、何か不具合は生じるのですか。
A. 中小企業基盤機構と県との間の債権債務関係は継続されることになりますから、機構に対して違約金が発生します。

Q. 違約金とはどの程度発生するのですか。
A. 年8.75%の違約金が続きます。平成20年2月末と5月末で比較すると、三か月で3,900万円、違約金が増加しています。

Q. それが私たち県民の間接的な負担となる訳ですね。違約金の総額はどの程度まで膨らんでいますか。
A. 平成20年5月末で13億3,400万円となっています。

Q. 県議会の議決がないと、13億3,400万円は不良債権として残り続ける訳ですね。その場合元金と増え続ける違約金を最終的に中小企業基盤機構に返済しなければならないことになる訳ですか。それでは県議会議決の期限はあるのですか。具体的には中小企業基盤機構貸付準則の改正は時限立法なのか恒久的なものなのかも示して下さい。
A. 準則改正は恒久的なものですが、何時まで続くかどうかは不透明です。機構では不良債権処理の目標を定めていますから、ある程度の処理が済んだ時点で、取り扱いが変更になることも考えられます。その時期としては平成21年度の可能性があります。

Q 審査会が開催されていなかったようですが、この点は手続き上の瑕疵行為に該当しないのですか。他の要因に関しては、おかしなところがありますが、当時の規定に基づくと手続き上の問題はないとしても審査会開催は規程に定められているものですから、開催していない点は規程違反だと思いますが如何でしょうか。
A. 審査会と同じメンバーによる懇談の機会を持ち、手続き上は決定しています。

Q. 議事録や公文書が残っていない事実は、その正当性を証明できないのではないですか。
A. 公文書は残っていませんが、当時の職員への聞き取りによって確認しています。

Q. 総括の部分の記述で、「審査等が比較的柔軟に行われていたことに起因するものであり」とあり、先ほど報告を受けました。これは貸付をすべきであるから審査過程は甘くても良いとの含みがあるように感じました。つまり柔軟な審査とは、将来、回収できないことも見込まれ不良債権化する予見可能性があったのではないですか。
A 審査においては規程に沿った業務処理を行っているため、そのようなことはなかったと思います。

Q. 株式会社ワカヤマコンピューターセンターの関係書類が保存されていないと報告がありましたが、保存期限はあるのですか。
A. 長期保存文書ですから20年となっています。

Q. 結局、全ては過去の出来事であり真相は闇の中のような感じを受けます。プラスパフーズに関して客観的に見ると、それほどの価値のない土地に巨額の融資を行った結果、現金がなくなり融資額に見合うだけの担保価値のない不動産だけが残されているようです。土地売買と建設工事にお金が消えてしまい、今では当事者がいなくなっているようですが、悪は眠らせない観点からすると納得できない部分がそこにあります。
責任を負うべき人が自己破産や相続放棄などでいなくなっていますが、欠損することで眠り続ける悪は存在しないのでしょうか。関係した人物の追跡調査はしていますか。
A. 再調査を行う中で居所を突き止めた人もいますが、アパート暮らしであったり豪華な自動車に乗っていないなどの状況で、資産はないと判断しています。

Q. 反省事項と今後の歯止め策はあるのですか。
A. 今回の件に関しては深く反省しており同じ様なことが発生しないように歯止めをはけています。審査会メンバーには外部の審査員を加えるなどして、今後融資の申請があった場合の再発防止に努めています。

Q. 地域若者サポートステーション事業について、LFC東京リーガルマインドは各地で不適切な業務をした結果、指導勧告を受けています。しかも応募用紙の企画書には「法令その他の重大な違反の有無」のに記載が義務付けられていますが、これらの事実は記載されていませんでした。この点、地域若者サポートステーション事業の委託を県から受けるのは不適切ではないでしょうか。
A. プレゼンの時にはその事実は知り得ませんでした。また参加資格の欠格事項となるような重大な事実とは考えなかったため、委託者として選定しました。

Q. 応募段階の企画書への記載がなかったことの事実ではなく、委託する時に疑問を抱かなかったのですか、という意味で再度お伺いします。
A. 委託の時にもその事実は知りませんでした。

Q. LEC東京リーガルマインドの違反事項を順に列挙します。
 2006年3月、大学と同社の予備校生が混在する授業が多数あることから、文部科学省から改善指導を受けています。2007年1月、多数の専任教師に勤務実態がない法令違反があり文部科学省から学校教育法に基づく初の改善勧告を受けています。2005年2月、予備受講生の司法試験合格者を水増ししてパンフレットに掲載したことから、公正取引委員会から排除命令を受けています。そして千代田区から厳重注意と一ヶ月の指導停止処分を受けています。そして2006年11月、新潟県長岡市のジョブカフェで国からの委託費を大学パンフレット製作に不正流用したことが発覚しています。
 この事実を受けて選定したことをどう考えていますか。
A. 欠格事項となるような重大な事実とは考えなかったため委託者として選定しました。

Q. 事実関係を整理すると、委託を受けた事業者が過去にそれらの違反があったと分かったのは何時の時期ですか。
A. 平成20年3月の契約を交わした時点でもその事実は知りませんでした。その後にインターネットに掲載されていることから、過去に違反の事実があったことが分かりました。

Q. つまり企画書への記載がなかったこと、プレゼンの時でも知り得なかったこと、契約時でも知らなかったこと。これらの事実から、委託先として適切ではないと考えないのですか。
A. この地域若者サポートステーション事業は国と県との共同事業であり、他府県ではLEC東京リーガルマインドに委託契約をしている事例があり、国が不適切としていないことから、和歌山県としても重大な違反とは考えていませんから契約は適切だと判断しました。

 私からの質疑は以上です。質疑終了後に議案の採決を取り、委員全員の賛成で議案は可決されました。
 ただし議案「権利の放棄について」に関しては経済警察委員会として附帯決議を付けました。
「権利の放棄について」に係る附帯決議(案)
県当局は、中小企業高度化資金及び中小企業設備近代化資金における回収不能となった債権の放棄について、かかる事態に至った責任を強く認識し、猛省するとともに、今後の貸付実行及び債権回収にあたっては、次の事項について特段の注意を払い、適切に執行すること。

1.新規貸付実行について
 貸付にあたっては、審査体制の透明性、客観性を堅持し、融資要件、事業計画の妥当性、予算額の正当性はもとより、自己資金の内容及び保有資産の状況等償還能力についても厳正に審査を行い、貸付実行の適否を専門的な観点も含めて慎重に判断すること。

(経済警察委員会
委員会室前にて)

2.債権の回収について
 債権管理については、今後新たな管理瑕疵を生じさせないよう万全を期するとともに、主債務者及び連帯保証人の償還能力を見極めながら、考え得る最大限の債権回収措置を今後も講じること。

3.今後の債権放棄案件について
 上記2による措置を講じてもなお、今後、やむなく債権放棄せざるを得ない案件が生じた場合は、貸付時及び債権回収過程における問題点について徹底的に調査、分析し、県民の理解が得られるよう充分説明を行うこと。
 以上、決議する。

【手術】
 県立医科大学付属病院で母親が手術を受けました。3時間に及ぶ手術を受け、成功しました。ホッと安心を感じています。誰でも手術を受けるのは嫌なものですが、母親は覚悟を決めて今日に臨みました。昨夜は不安と心配で寝付けなかったようですが、手術後は麻酔の影響もあるのでしょうが寝付いていたので安心しました。
 あと約一週間入院した後に退院する予定です。順調な経過で過ごせることを祈っています。

【その他】
 地球環境問題に関しての打ち合わせ。プロ野球チーム紀州レンジャーズについての打ち合わせ。オイルマネーの動向について。水素自動車と風洞発電の可能性についての説明。癌治療に関しての打ち合わせ、などを行いました。
6月23日(月) 「一般質問最終日」
【県議会】
 県議会一般質問の最終日で、三人が登壇し今議会定例会の一般質問が終了しました。一般質問終了後に、和歌山大学の小田学長に議会へ来ていただき、議会として観光学部の現状について話を伺いました。
 観光学部では世界に通用する「おもてなし」の気持ちを持った学生を育てたいと考えています。「おもてなし」は日本人が持っている心でホスピタリティとは少し感覚が違います。
 この精神を身につけるための茶道や着付けなど8科目の授業は、基礎科目の必修科目として学んでいます。

 そして和歌山大学から「おもてなし」の精神を持った学生を世界に送り出すことが最終目的であるように感じました。それは学長から「卒業生はJTBや旅行会社への就職だけを目指すのではなくて、国際機関に就職することも目指して欲しい」と話したことから感じたものです。国際機関とは国連ユネスコなどの機関を指しますが、これらの国際社会の連携を保ったり世界貢献活動には「おもてなし」の精神は欠かせないものです。
 パワー対パワーの力勝負ではなくて、パワー対「おもてなし」の構図に変化させると、紛争も少なくなると思えるような講義でした。そんな学生が観光学部から旅立つことを期待しています。

 また学長の教育感も披露してくれました。観光学部といっても無から有を生み出すことは天才でもない限り難しく、知識から知恵を生み出すことから始める必要があります。知識を定着させるためには繰り返しの連続です。頭と身体に定着するまで繰り返すことで、知識も文化も身につき始めます。日本人として大切な文化を身につけることと英語力で、世界を舞台に活躍する日本人となります。
 夢を描ける観光学部が和歌山県にあることを誇りたいものです。

【企業立地】
 和歌山県では企業誘致を促進するための基本計画「紀ノ川企業集積ベルト地帯構想」があります。県から国に申請して平成20年2月1日に認定を受けています。この計画に組み込まれているのは紀ノ川筋の市町村で、今議会では、この計画に沿って企業立地が図れた場合、不動産取得税と固定資産税三年間を免除する条例案が提案されています。

 紀ノ川筋は紀北地域と呼ばれていますが、この地域は大阪府と隣接しているため、経済環境は大阪府と深い関係があります。つまり大阪府の経済が上向くと和歌山県の紀北地域の経済も上向きますし、反対の場合も同様の動きとなります。つまり大阪府の経済環境が良くないのに、和歌山県の紀北地域だけが景気が上向くことは考えにくいものです。そのため自主努力はするものの経済は外的要因に左右される可能性があります。
 ところが和歌山県南部の紀南地域は、全く経済環境は違っています。文化の違いと地理的条件によって和歌山県でも紀北地域と紀南地域は全く違った経済発展を志向する必要があります。

 紀南地域に産業がないと言っているのではありません。むしろ自然資源と産業資源は紀南地域の方が勝っています。梅や白浜温泉、本宮温泉に代表される資源は富を生み出す地域に密着した大切な産業です。
 問題なのは、社会構造の変化に伴い、以前の産業構造と違ってきたことです。生産者と大手小売店が直接結びついたため、地域と共にあった中間事業者の生き場が失われ、域内の経済循環から排除されてしまったのです。

 以前の域内経済は、生産者→卸売店→配送→小売店→消費者の構図で、域内で利益が生み出されるしくみが確立されていました。ところが現在は、生産者→大型小売店となり、地域の中間事業者の出る幕がなくなっています。
 消費者にとっては中間事業者が消滅したことによって小売価格は低下していますから歓迎すべきことですが、生産者の所得は以前と全く変わりません。つまり中間の利益は大手小売店のものとなっています。利益は大手小売店の所在地に存在することになりますから、域内経済で利益を生み出す構造は成り立たなくなっています。

 今では全ての産業がこのしくみに変化していますから、生産者以外の地域の方々に利益配分され難くなっているのです。生産活動は変わっていないのに、地域産業が衰退している原因はここにあります。そこで、紀伊半島の経済を支えてきた産業を行政が外部産業をマッチングさせることによって、再び経済を支える構造を築く施策が必要なのです。
 生産者は技術力と価格競争力が、小売事業者は商品化の良さと低価格が、それぞれ決め手です。これらを有している生産者や事業者はどこの地域にいても生き残れますから、気格と販売のパートナーと連携することで活路は見出せそうです。

【オラン座】
 和歌山県内にオラン座という劇団があります。舞台もありますし福祉施設への慰問活動を行っています。お客さんに与えているものは、夢と笑いそして感動です。年代や性別に関係なくどんなお客さんでも、施設の環境やテーマに沿った舞台を提供してくれます。舞台づくりから小道具、衣服に至るまで劇団が用意してくれますし、欲するテーマがあればシナリオも描いてくれます。
 オラン座の舞台を見たことがある人に聞くと、「心から笑える」公演だそうです。笑うこと、笑えることは楽しい日常と健康の秘訣です。大人になると大声で笑える時が少なくなりますから、私達に欠けているものを提供してくれる舞台が楽しみです。
 座長とプロデューサーを紹介していただき、早速来月にも和歌山市内で公演を計画しています。

【岩手地震】
 平成20年6月14日午前に発生した岩手県南部を震源とする震度6強の大型の地震「平成20年岩手・宮城内陸地震」から一週間以上が経過しました。被災者の皆さんには苦しい避難所生活をおくられていると思いますが、何卒、安全であり健康でいられますよう、心からお祈りいたします。

 さて6月14日の夕方に岩手県入りし、その日のうちに被災地を訪れた友人が和歌山市に帰ったので、現地の報告を伺いました。現地の状況は現地に行った人でないと分かりませんし、現地に行っていない私達は現地に行った人から直接話を伺うことで、その様子を知ることができます。残念ながら、報道や間接的に話を聞いても迫力は全く違いますから、その意味からも大変貴重な体験談でした。
 それにしても素晴らしい行動力です。午前8時43分に地震が発生したのですが、直ぐに航空会社にチケットの手配をして、午後6時30分には花巻空港に到着し、奥州市には午後8時30分に入りました。休む間もなく、被災地と対策本部のある奥州市役所などを訪問し、被災者の支援と情報収集に努めています。

 被災地を見て感じた事は、安全空間の確保が絶対必要だということです。室内の安全空間は意外と少ないのです。テレビやタンス、ベッドや壁の絵、蛍光灯や窓ガラス、ピアノ、仏壇までが、地震発生時は凶器となって吹っ飛んできます。
 ピアノが飛んでくるとは信じられないのですが、現地の小学校の音楽室に設置されていたピアノがひっくり返っている写真をいただきました。自然の猛威である地震の結果です。
 そして学校の職員室や市役所、家屋に至るまで、写真に写された画像では全てのテレビがひっくり返っていました。これらのモノの下敷きになると怪我と生命の危険にさらされます。安全空間の確保は日常から準備できる対策ですから、少しの防災への心掛けで生命を守ってくれます。

(現地の貴重な写真と資料を確認しました)

 また被災現場を見て、家庭や職場での事前の備えが必要で、自分と家族でできることはできるだけやり、難しいところは専門家に見てもらうのが良いそうです。専門家の現場経験と技術、そして取り扱っている道具は、私達が知っているよりも深いものがあるからです。

 ところで防災対策以外に興味深い話もありました。
・2日から3日前に、急にカラスが異常な鳴き方をしていたこと。
・地震の直前に飼い猫が突如いなくなったこと。
・一か月前から家屋の柱の中から蟻が出てきて外に飛び出して行ったこと。


(平成20年岩手・宮城内陸地震に
関して意見交換)
 動物や昆虫に地震予知能力があるのかどうか分かりませんが、複数の証言があり興味深く感じました。
 さて友人によると、奥州市役所の災害対策本部の対応は素晴らしいものだったそうです。当日の応対やテキパキした指揮系統、そしていち早く奥州市役所のホームページに被災状況を掲示していました。掲示した写真は、市役所内部の事務室のボードや本棚が崩れ落ちたものでした。
市民の皆さんが危機感を抱いて行動してもらえるための地震直後の一枚でした。
 友人が持ち帰ってくれた被災地での体験を和歌山県でどのように活かすのか。私達の課題です。
6月22日(日) 「和歌山再発見」
【和歌山再発見】
 京都から和歌山市に移り住んで事業を起こしている方がいます。生まれた京都も素敵な地域ですが和歌山も素敵な地域だと思ったことから和歌山市で起業しました。主に広告業を中心にしていますから、作成した冊子を拝見すると和歌山市に住んでいる人とは違った視点で表現していました。ここの従業員は和歌山市出身者で占められているのですが、地元出身者が気付かないところが新鮮に映り、画材として取り上げているのです。

 この冊子では、見慣れたJR和歌山駅周辺やレジャー施設のポルトヨーロッパが違って見えるから不思議です。写真、ライターの感じ方などによって、同じものでも違って見えるのです。「和歌山県には素材が揃っているから面白い」と話してくれましたが、地元の私達が気付かないものを発見し続けているようです。どんなものが飛び出すのか楽しみです。

 ところ自然環境や街並みの素材の良さは感じてくれているのですが、ソフトや知的財産の価値については違った意味で感覚が違うそうです。それは形のある財物には金銭的価値を付けてくれるのですが、デザインやウェブデザイン、アイデアや企画書などは無料と思っている人が多いことです。企画や提案の依頼があり、時間とスタッフと費用を掛けてアイデアを提案資料として仕上げても、余り振り向いてくれないそうです。中には出来や不出来があると思いますが、依頼に基づく初期の提案書は無料なので、大切に思ってくれないところに原因があります。

 人はお金を支出すると大切に扱いますが、お金を出していないと粗末に扱う傾向があります。アイデアや企画、デザインの素案などは、契約前だと無料のように思っていますから、真剣に見てくれる人は少ないようです。つまり仕事にならない仕事が多く、ソフト事業の経営者は仕事と事務所を維持することが大変なのです。形のあるモノを持って行き、受け取ってもらえると、代金を支払ってもらえることが多いのです。形あるものは経済的価値があると自然に思うからです。ところが形のないものは受けとった感覚に乏しく、その段階では価値は発生していないと思い勝ちです。やがて形のあるモノとして仕上がっていくと仕事を遡ってデザインにも価値を付けてくれますが、形にならなかったらデザインは没になり対価は発生しないのです。

 知的財産やソフトウェアが価値を持つものだと考えてくれないと、優れたデザイナーや事業家は和歌山県に集まりません。それどころか県内にいるこれらの方々が県外に転出する恐れがあるのです。幸い、京都から来てくれた人は和歌山県を気に入ってくれていますが、良い意味での和歌山再発見と、そうでない意味での和歌山を再発見しています。
 しかし考えてみると、和歌山県は自然や癒しなど形のないものや従前は価値がないものと思われていたものに価値を見出そうとしています。つまりソフト的なものに価値をつけようとしている県なのに、ソフトに関係する仕事の一部ではそうなっていないのです。改善すべき事項だと思います。
 県外からの視点を大切にしたいものです。再発見があります。

【Tさん】
 昨夜、関西空港からTさんに電話をしたところ、声に元気がなかったので心配していました。今朝から自宅にお見舞いに行ったところ、状況は芳しくありませんでした。痛みを抑えている薬の効果が薄れていることから、気だるさが体中を襲っているようです。二週間前に土地測量の現場で会った時には元気さを取り戻していたのですが、今日の様子は違いました。

 気だるさに加えて手術で治った筈の右目の視力も低下してきたのです。つまり左目の奥に潜んでいる癌細胞が次第に大きくなり、右目の視神経に影響を及ぼしているようなのです。顔の輪郭は何とか確認できるものの文字は読めない程に、そして車の運転も厳しくなっています。見え方は白内障のように目の前に白いカーテンがかかっているような感じで、光って見えないようなのです。このショックも加わって精神的に落ち込んでいるのです。

 次々に襲ってくる病魔の鋭い牙に言葉はありません。試練と呼ぶには余りにも厳しい試練です。言葉を発すると頬に熱いものが零れそうになったので励ます言葉は見つかりませんでしたが、心から回復を祈るばかりです。「きっと大丈夫」。信じる以外にありませんが、治って元気になることは信じています。

【入院】
 県立医科大学付属病院に母親が入院しました。火曜日に手術をするのですが、同室には先に手術をして元気になった方がいるので話を聞かせてもらいました。一番いけないのは不安感を持つことです。不安感は不安を増大させますから、必要以上に不安が膨らんでしまいます。不安を打ち消すには安心感を持つことで心から不安を押し出すことです。手術の経験をしている同室の方の経験談は安心感を与えてくれるものでした。
 入院治療中や病気と闘っている全ての人が良くなりますよう、心から祈っています。
6月21日(土) 「環境総合展」
 北海道洞爺湖サミット記念「環境総合展2008」が札幌市で開催されました。昨夜に札幌市入りして今朝から終日、会場の視察と関係者との懇談を行いました。
洞爺湖サミットは環境問題への対応が大きなテーマですから、この時期にこの地で開催することは意義深いものであり、友人の能登左知さんがプロデュースしているコーナーがあったことから、呼んでいただき行ってきました。会場では能登さんと中小企業大学校東京校のむ藤間輝雄さんが案内してくれました。
 参加した感想は、実際に現時点での最高レベルのもので実用化を待つ段階の環境技術や、

(案内してくれた能登左知さんと)
開発途上にある環境技術に触れられたことが成果であり、技術の進歩は予想以上のものでした。

(実用化が間近の水素自動車)
 例えば水素で走る自動車は、まだまだ先の技術で直ぐの実用化、商品化は難しいだろうと思っていたのですが、もう実用化の段階に来ています、行く手を阻んでいるものはコストだけなのです。これには驚きでした。水素自動車が街中を走る光景が間もなく見られるかも知れません。

 水素自動車も種類があります。ひとつは、既存の自動車に水素反応器を搭載するだけでガソリンと水素のハイブリッドとして走行させるものです。
燃費が30%程度向上しますから当然、二酸化炭素排出量は抑えられます。そして液体化した水素を燃料として活用出来ることから環境問題にも貢献します。この水素反応器の取り付け費用は約20万円ですから、もう市場に出てもおかしくありません。何よりも、水素自動車という製品化されたものだと思い込んでいたのですが、今ある自動車に取り付けるだけですから、私達の自家用車にも搭載可能なのです。商品化は未だですが、もう直ぐ市場に出てくる段階に来ています。

 同じ水素を活用した技術でも違うものがあります。水素吸収体のMgH2の工業生産が成功していることです。この固体物として加工した水素化マグネシウムを加水分解することで、高純度水素を取り出すことが可能となり、水素を安全で経済的に、貯蔵、輸送、供給することが可能となっています。この技術を研究しているのが上杉浩之さんです。上杉さんは川崎製鉄を退社した後にバイオコーク技研株式会社を設立し、この技術の研究に着手しています。
(水素吸収体のMgH2を開発中の
上杉工学博士と一緒に)
(水素吸収体のMgH2です。
水素が固体化されています)

 用途は様々ですが、自動車にも適用できます。水素吸収体(以下MgH2と記載します)を燃料とすることでガソリンは使いません。このMgH2に水を加えると水素ガスが発生し、それを燃料として自動車を動かすのです。加える水は特殊なものは必要なく、水道水でも良いので取り扱いは容易です。つまり水で走る自動車なのです。水で走る自動車を研究していると聞いたことがありますが、もう実用化手前の段階です。
 400kmを走行するためには4kg水素が必要だそうですから、MgH2なら容積も小さくて済みますし、軽量、安全です。気体であれば貯蔵するための大きなタンクを自動車に搭載しなければならないため走行距離が伸びません。固体化させているMgH2なら長距離の走行も可能なのですし、水がエネルギーで環境負荷が少ない自動車は画期的です。

 そして実験も見せてもらいました。MgH2の入った容器に水を供給すると水素が発生し、つながった管を通して燃料電池に送られライトが点灯しました。自動車の場合、エンジンの回転を抑えると、水の供給が止まり水素の供給量も減少させるように制御しています。
 しくみを簡単におさらいすると、水素化マグネシウムを水で分解して水素が発生させるものです。水素を取り込むマグネシウムは地球で8番

(水と混ぜて水素ガスを発生させる実験装置)
目に豊富な資源で、海中にも存在していますから日本で実用可能ですし、化石燃料よりも長い年月使用することができます。

 もう水素エネルギー利用の技術はここまで来ているのです。何故、日本で知られていないのか疑問が沸きます。その理由は簡単です。これらの環境技術は外国からの問い合わせや引き合いが多いのですが、国内からの問い合わせや依頼は極点に少ないのです。日本人と企業の地球環境保全のための意識は世界の中でも相当低いレベルにあるそうです。ある出展者の言葉を借りると「圧倒的な後進国」となります。

 本日、出展しているのは北海道の企業が多いのですが、これらの小さな事業者の環境技術は世界一のものだと自信を持っています。そして小さいけれども世界一の技術を持って北海道から世界に向けて地球環境問題への挑戦を発信しています。
 そしてこれらの事業者を支えているのが、HVC(北海道ベンチャーキャピタル)の松田一敬社長です。世界を目指す事業者を支援し、北海道の底上げと道外から資金を呼び込む仕掛けを行っています。松田さんは道内の銀行や企業を廻ってベンチャーキャピタルを立ち上げ、若い起業家を育てています。松田さん達の挑戦は始まったばかりですが、もう成功が見えているようです。

(北海道ベンチャーキャピタルの松田社長と
松田社長は医学博士でもあります)
(案内していただいた中小企業大学校東京校の
藤間さんと)

 さて洞爺湖サミットの前夜祭的な位置付けであるこの取り組みに呼んでもらえたのは幸運でした。最先端の環境技術の取れ組み触れられたこと、しかも研究者や起業家本人から話を聞けたのですから。
 現場に行って確認すること、聞くことが、新しいものを受け取れるための第一歩であり足腰の土台になります。土台のある議論からその次は生まれます。
 本日は16度の涼しい北海道でしたが、熱い北の大地でした。
6月20日(金) 「一般質問三日目」
【県議会】
 県議会定例会一般質問の三日目です。私達の会派「真わかやま」として意見書の協議を行いました。提案したい意見書は「地球温暖化対策に向けての意見書」と「青少年健全育成のための、児童ポルノ規制及びインターネットの有害情報規制に関する実効性のある法整備を求める意見書」の二件です。これらの二件を意見書として提出するために内容の精査と協議を続けています。

【観光学部】
 和歌山大学観光学部に中心地が位置に進出して欲しいと意見をいただきました。観光学部がまちなかに来ることを待望しています。フォルテワジマに続いて観光学部がやってくると人の往来が増え、更に活気づくとの期待感を持っています。今が機会なので逃さないようにして欲しいとの意見でした。

【和歌山城】
 城フェスタの影響があってか和歌山城への観光客を良く見かけます。お城付近でお店を経営している方から意見と要望をいただきました。

和歌山城を見た後、和歌浦に行こうとバスを待っているご夫婦がいました。和歌浦行きバスの表示がなかったので、反対方向のJR和歌山駅行きのバス停で待っていました。バス停を通りかかったところ、そのご夫婦から乗り場を聞かれたので和歌浦行きの正しいバス停にお連れしたのですが、市内の観光地の表示看板がないので取り付けることが観光客への親切だと話してくれました。
 同感です。JR和歌山駅から和歌山城へ行くための表示も少ないような気がします。観光都市和歌山市を志向するのであれば、親切で分かりやすい観光地の案内板が欲しいところです。

最近は中国からの観光客も多くなっているので、「観光案内版には中国語の表示も必要ではないでしょうか」との意見です。今年4月姫路城に行った時のことを思い出しました。姫路城付近の案内板には英語と中国語、そして韓国語が日本語と合わせて併記されていました。外国からのお客さんが多い観光都市姫路市とは同じには行きませんが、外国人観光客のためにも親切な応対です。和歌山市でお迎えするに当たっては、その気持ちも大切にしたいものです。

【紀州子ども語り部】
 明日に迫った第三回紀州子ども語り部コンテスト。既に準備は整っていますが、審査員をお願いしている紀州語り部活動を行っている松浦光次郎さんと最終の話し合いをしました。明日、札幌市への視察が入ったため、私は紀州子ども語り部コンテストを欠席するため、漏れのないように打ち合わせを行ったものです。松浦さんが和歌山城の案内や解説を行ってくれているのでこの講座は成功しています。
 和歌山市と和歌山城の歴史を観光客に伝えてくれる松浦さんを初めとする紀州語り部の皆さんがいるから、地域としてのおもてなしにつながっているのです。毎週、土曜日と日曜日には城内で観光客をお迎えして、案内をしてくれています。観光和歌山市を支えてくれていることに感謝するばかりです。
(和歌山市観光協会を訪ねました) (紀州子ども語り部育成講座で
松浦さんと打ち合わせ)

【移動】
 議会と本日の活動が終了した後、明日の環境総合展への視察に備えて札幌に移動しました。直前まで地域活動を行っていたため関西空港行きのバスへの乗車を一本遅らせてしまいました。その次のバスへの乗車もぎりぎりで危ないところでしたが、何とか滑り込みました。
 洞爺湖サミットの前哨戦として札幌ドームで環境に関する展示会が開催されていますが、案内をいただいたので視察することにしました。
6月19日(木) 「一般質問二日目」
【視察研修会】
 食の勉強を行っている女性会による見学研修会が実施されました。参加者38名がバスで紀南地域に移動し、地元の食材を使った料理方法について、地元食材の利用に関して学習を深めました。朝9時の出発に際して、出発地まで見送りに行き挨拶をさせていただきました。この研修会は後二回実施して、更に食の安全確保と地元食材を使った料理に関しての知識を深めることにしていますから、ご一緒させてもらうのが楽しみです。
 夕方には研修会が有意義な内に終わったことの報告を受けました。皆さんが楽しみながら学習できたことを報告してくれました。

【意見交換】
 バスをお見送りした後、スポーツ店経営者を訪ねて意見交換を行いました。主に競技用のアイテムの素材に関してのものでした。小学生の時代から競技スポーツのアイテムは専門化しているので、メーカー品からの代替利用は実際のところ難しいそうです。最近の話題ではスピード社の水着レーザー・レーサーに代表されるように、今までは選手の補助的役割だと思っていたものが、主役級の役割を果たすようになっています。
 その波は小学校の競技スポーツにも影響は及んでいます。アンダーウエア、ソックス、シューズなども競技性が強くなっています。スポーツと競技用アイテムは進化を続けています。

【和歌山巴里祭】
 和歌山巴里祭のプログラムに関する打ち合わせを行いました。掲載原稿と写真などを揃えて準備に取り掛かっています。来週に全ての原稿を揃えて仕上げに取り掛かります。今年の開催は10周年のため、和歌山シャンソン協会会員の皆さんは力が入っています。例年以上の盛り上がりが期待できます。

【県議会】
 県議会定例会一般質問の二日目です。福祉従事者の処遇改善や紀美野町の裏金問題での県職員の関与、そして後期高齢者医療制度などに関しての質疑が交わされました。その間、「和歌山県スポーツ振興議員連盟総会」も開催されました。前年度の決算と平成20年度の予算案などの議案は全て可決されました。また第70回国民体育大会に向けてのスケジュールの確認も行いました。

 主な経緯と今後のスケジュールは次の通りです。
 平成18年度、和歌山県での国体開催が内々定。平成19年度に県庁内に国体準備委員会を設立。平成20年度には仕事量の増加に伴い国体準備室に昇格。平成22年度に内定、平成24年度に正式決定することに伴い、国体実行委員会設立。平成26年度にリハーサル大会を行い、平成27年度、西暦2015年に第70回国民体育大会が開催されます。和歌山県では男女総合優勝を目指しています。

 また「議員定数等検討特別委員会」も開催されました。本日の議題は、県内市町村議会議員の定数の状況と県内の合併の動きについてでした。また既に定数を削減している他県の動向についても確認しました。昨年の統一地方選以降、次回の壮一地方選に向けて既に定数削減を議会で決定しているのは三県です。
 福井県は法定数が42人、現在の定数は40人、平成23年度の定数は37名です。
 香川県は法定数が46人、現在の定数は45人、平成23年度の定数は41名です。
 宮崎県は法定数が48人、現在の定数は45人、平成23年度の定数は40名です。
 いずれも5名程度の議員定数を削減しています。県内の人口の状況と全国の動きを参考にしながら引き続き定数問題を議論していくことにしています。

【飲食組合総会】
 和歌山県飲食業生活衛生同業組合の総代会と式典が開催されました。場所は和歌山市にあるワカヤマ第2富士ホテルで、県内各ブロックから代議員が集まりました。お招きをいただいたので出席いたしました。

 今回の総代会をもって理事長を五期務められた牧野理事長が退任され、新しく西廣副理事長が理事長として選任され全会一致で承認されました。今後は新しい理事会を構成した活動が展開されることになります。このように組織は新陳代謝を図ることで活性化が図れ、将来に亘って栄え続けます。牧野理事長の健康状態とお人柄からすると、まだまだ理事長職に留まって欲しいと思う人が多いのですが、牧野さんは以前から元気なうちに後継者を見つけて譲りたいとの意向を持っていたので、今回勇退し西廣真理事長に和歌山県の飲食業を任せることになりました。ただ牧野さんは顧問として組織運営を高いところから見守ってくれることになっています。

 西廣理事長は行動派であり改革派です。今までの良さを活かしながら新しい観点を持って会を運営していくことだと思います。西廣新体制での船出を心からお祝いし、これからも交流を深めたいと願っていますので、新年度の活動に関しても少しの時間ですが話し合いました。
 牧野理事長におかれましたは、長きに亘ってリーダーとしての活動、本当にお疲れ様でした。牧野理事長の存在からご縁をいただいたことを感謝していますし、忘れることはありません。これからも末長いお付き合いをお願いいたします。

【紀州子ども語り部コンテスト】
 今週末に開催する紀州子ども語り部コンテストのトロフィが仕上がってきました。形になるとそのイベントが近づいてきたことを実感しますし、誰がカップを受賞するのかも楽しみです。子ども達の部屋にカップが宝物のように飾られる日が楽しみです。

【和歌山巴里祭その二】
 来月に迫っている和歌山巴里祭に関して某企業に協力をお願いしました。この取り組みは社会貢献活動に資していることから、気持ち良く協力してくれることになりました。皆さんの文化への理解と思いやりの気持ちが、このイベントを支えてくれていることを実感する瞬間です。
6月18日(水) 「県議会」
【県議会】
 今日から県議会一般質問が始まりました。今日の一般質問で交わされた主な議論を紹介します。
 紀伊半島沖にあると言われているメタンハイドレード。次の世代のエネルギーとして注目されていることもあり、今後の新エネルギー計画に基づいて検討を図ることとしています。
 太陽光発電システムに関しては、民間事業者の意思に基づくものであり、和歌山県内で事業化を図りたいという事業者が現れたら支援を検討します。また旧白浜空港を太陽光発電の集中基地として活用する案については、他の活用案も検討する必要があり早急の結論は出ませんでした。

 和歌山市内に地域若者サポートステーションが平成20年6月2日にオープンしています。総予算約2,000万円の県事業のため、プロポーザル方式により委託事業者が決定されました。応募事業者の中から選定され委託を受けたのはLEC東京リーガルマインドです。県は地元事業者に頑張ってもらいたいとしながらも、公平性、透明性、客観性から委託先を選定したとの答弁がありました。

 公平な審査に基づいて選ばれたLEC東京リーガルマインドですから、地元事業者でなくても問題はありません。ところが応募記載要領に記すべき一部の項目が記載されていなかったのです。他の地方自治体で委託を受けた事業や司法試験に関しても、国から注意勧告を受けていたのです。

 また地元との関係の項目については、和歌山県内の事業者よりも東京の事業者の評点が良かったのも不思議な感じがします。
 この事業は社会的ひきこもりやニートと向き合う事業ですから、信頼関係や地元とのサポート関係が絶対に必要です。地元でこれらに関する支援の事業経験がある事業者が評価されていない点に不思議さがあります。この事業者は社会的ひきこもり支援では名前の知れているところです。

 ただ資本力や規模からすると東京の大手事業者が勝りますから、安心力や全国レベルの経験が審査員から評価されたのかも知れません。ただ当局の答弁は、コンプライアンス違反とも思えるような事実が応募様式に記載されていなかった点に関して納得できるものではありませんでした。犯罪の経歴ではないため欠格事項ではないとの答弁がありましたが、現在の社会ではコンプライアンス違反とも取れるような事象でも社会的に納得されるものではなくなっています。公的機関の事業委託受けるのですから、コンプライアンスは順守して欲しいものです。一般質問時間の制限時間から、これ以上の追及はできませんでしたから、続きは常任委員会に引き継がれることになります。

 中学校と高校の運動部の連携については、拡大を図る方向で検討していると教育長から答弁がありました。現在、箕島高校の相撲部と空手部では中学校と高校が連携していますが、専門の指導者がいない場合以外でも拡大を図るそうです。対象競技と学校は市町村の教育委員会と協議することになっています。

 最後は「中小企業高度化資金」債権放棄に関してのものでした。この質問は平成20年2月県議会で議案と提案されましたが、可決されずに継続審査に入っています。貸付の手続きの経緯や県の情報公開と県民への説明責任などの観点から継続審査になりましたが、その点の解明を求めた質問でした。この問題に関しても、議論は常任委員会に引き継がれることになっています。

【ユビキタス社会】

(ユビキタス社会に関する打ち合わせ)
 ユビキタス社会について話し合いました。全国の六大都市に拠点を設けて社会に浸透を図るための事業活動を行っている方が県議会を訪ねてくれました。この分野を含むデジタル化社会は国家予算に匹敵し、さらに上回る規模の経済活動になることが予測されています。私達は生活の場では快適性と豊かさを求め続けていますから、情報の入手し易さと活用の便利さから、ユビキタス社会は拡大すると予測できます。
 和歌山県のデジタル化の進展速度は全国と比較しても遅く、デジタルデバイドも危惧されていますから、全国レベルの活動に触れることは有意義でした。平成23年度はデジタル元年とも言われていますが、そこまでには底上げを図りたいところです。


【ライオンズ理事会】
 ライオンズクラブ新旧理事会が開催されました。現体制の例会は次回が最終となり、その次からは新体制に移ります。そのため決算案と次年度の予算案、行事計画そしてチャーターナイト5周年記念式典の決算などが提案され承認を受けました。
6月17日(火) 「ソックス」
【ソックス】

(和歌山発のガードソックスを横に)
 和歌山市の事業者が開発したのが、紀州備長炭を繊維に刷り込んだ素材を活用したガードソックスです。備長炭がソックスに刷り込まれていますから、消臭効果や遠赤外線効果があります。和歌山県産で、しかも健康に資する素材を使った世界特許出願中のソックスですから県産品として発信したいところです。
 朝日ソックスの社長は開発や営業活動に熱心で、この和歌山県らしいソックスを全国に広げ、
皆さんの健康維持に貢献したいと話しています。織物業は中国産品に押されていますが、日本の先進的な技術と素材を活用することで独自の製品を生産しています。

 どこででも生産できるものではなくて、地域の特産品を活かした製品が大手に対抗できるのですから不思議なものです。大に立ち向かうのは大ではなくて小なのです。「小よく大を制す」の精神が息づいています。

【国を思う】
 国を思うことがナショナリズムとかなんだとか言われるため、全般的に議論を避ける傾向にあります。国旗や国歌もそれに該当するテーマですが、間もなく始まる北京オリンピックで日本人選手が三位までに入ると国旗が掲げられますし、優勝すると国家が演奏されます。その場合、私達日本人は母国を思う気持ちが支配し、そこには変な気持ちが入る余地はありません。素直に日本人選手の健闘を湛え、選手と国旗と国歌に感謝の気持ちを伝えたくなります。世界レベルのスポーツ大会では国旗と国歌は私達が一体となるシンボル的存在になりますが、政治の世界になると何故かおかしくなり勝ちです。

 ところが他国の領空や領海に入る局面になると、そこを航行する飛行機や船舶は国旗を掲げる必要があります。もし国旗を掲げなければ国籍不明の侵入者として攻撃されても国際的には文句は言えないのです。
 つまり好むと好まざると、国家が私達の安全を守ってくれているのです。現在の国家の存在を肯定することなく、国旗もまた否定する思想家であっても、一たび国外に出ることになると国旗が身を守ってくれますし、パスポートが日本人であることを証明してくれています。つまり国家の存在なくして日本人は存在し得ないのです。

 自分の国を愛することは純粋な気持ちであり、それを歪めても何の意味もなさないのです。式典において国旗の掲揚や国歌演奏の場面で、そこに敬意を払わない国民が多数存在している国は少ないと思います。
 自国を愛することから自国の政治や経済、文化やスポーツが存在し得るのです。
 少し前のことですが、ある人がペルシャ湾におけるタンカーを自衛艦が護衛することに反対していました。仮に攻撃されたとしても、自衛艦は強度が確保されているためある程度の攻撃には耐えられますが、タンカーに弾丸が命中すると、忽ち炎上の危険性があるのです。それでも民間の船を自衛艦が守ることに反対をした人がいました。

 いかなる場合であっても自衛艦の派遣に反対する考えのこの人に、次のような質問をしたそうです。自分の子どもが大人になって海運会社に入り船舶に乗っていたとします。その船が何らかの原因で襲撃の危機になった時、それでも自衛艦による防御に反対するのですか、と聞いたところ、「それはちょっと」との返答だったのです。
 自分の子どもが危険にさらされると国が守るべきだと考えるのに、他人が危険にさらされても守る必要がないと考えるのは、正義や特定の思想に基づくものではなく単なるエゴです。

 そんな人が現在の国家の存在を悪く言うのは論外です。誰が国民を守ってくれているのか。誰が快適な生活の社会基盤を維持してくれているのか。それを考えた時、安全の中で守られている立場の人が、危険の場面に立ち向かう人やエネルギーやインフラを守ってくれている人を批判することは適切ではありません。
 国を思う人と話をしたところ、国を思うことは思想や立場を超越して、国民として自然なことに気付くのです。

【意見交換】
 司法書士、宅建主任者の方々と、和歌山市の地域事情に関して意見交換を行いました。
 当然のことですが、土地価格が下落し続けている和歌山市においても収益性の高い土地価格は値下げに歯止めがかかっています。おカネ余りのファンドを除外すれば、土地価格は見込まれる収益率に左右されますし、収益物件も収益率が全てです。その観点からすると和歌山市には魅力的な物件は少ないと言わざるを得ません。意見を総合すると、本当に限られた地域だけが投資の対象となっています。

【Tさん】
 左目奥の癌と戦っているTさん。抗がん治療第一クールの検査結果が出ました。まだ治療の効果が分からないので、引き続いて抗がん治療を継続することになりました。検査結果を聞いた後、一旦、自宅に帰り、月末の6月26日に入院し6月30日から一週間、抗がん治療を行うことになりました。

 治療方法がない言われることを思うと、今の段階では良かったとすべきかもしれませんが、効果測定が図れないことは厳しい結果とも言えます。しかも抗がん治療は体力を奪い、気力も奪いますから、相当厳しい入院治療が待っています。

 Tさんは「抗がん治療中の一週間は話す気力も体力もなくなるので、来てくれても十分かなお出迎えはできない」と話してくれました。ベッドと洗面所を往復する時間が続くそうです。厳しい抗がん治療が待っていますが、必ず勝って戻ってくれると信じています。
6月16日(月) 「タクシー」
【投資先】
 サブプライムローン問題が収束期に入っていますが、影響を受けた欧米の投資家がその穴埋めをするために日本から資金を引き揚げています。東京や大阪では投資家が所有する物件を処分し始めています。そのため市場に出回っている不動産価格が下落しています。
 優良物件は下落していませんが、それ以外の物件は東京でも大阪でも影響を受けています。東京だと銀座2丁目から4丁目そして表参道。大阪だと御堂筋沿いで淀屋橋からその南までの地域が高水準を保っていますが、それ以外は下落傾向にあります。

 市場に出ている不動産でも優良物件以外は買い手が少なく、従来の投資家ではない新興勢力と言われている投資家が買いに入っているようです。何故なら、従来であれば金融機関は、信頼できる投資家や企業に対しては、物件の売買価格の約10%の資金力があれば貸付をしていたのですが、今は約50%の自己資金を調達しないと貸付してくれなくなっています。そのため市場に優良物件が出たとしても、資金力のない投資家は購入できない状況になっているのです。

 ただそろそろ頭打ちの局面に入り始めているとも伺いました。安全で有利な投資先が限られている中、投資家の資金は原油に流れています。そのため原油価格は上昇の一途ですが、サブプライムローンに類似する投資は魅力的だそうで、原油価格が上昇していることから利回りの期待が薄らいでいることから、他に向かう可能性もチラホラしているようです。

 また原油以外の代替燃料であるバイオマスやサウジアラビアの草木が有望との話もあり、長期的には投機的要素の強くなっている原油から、より有望な投資先に資金移動することも考えらえるので、落ち着き始めるとの観測があります。
 今日は専門家の方に東京と大阪から和歌山市まで来ていただき、懇談の機会を持ちましたので、日本経済の厳しい状況の一端を知ることができました。

【商業施設】
 小売業は依然として元気で、各地のスーパーは新規出店を継続させています。新規出店はスーパーにとって利益拡大の原動力になりますし、従業員士気向上にもつながります。地域に小売店が出店すると地域活性化と雇用の拡大が図れますから、好ましいことが多いのです。そしてスーパーの出店は、その地域で単発に終わるのではなくて、面で進出する傾向にあります。一ヵ所の物流拠点を設けると、何店舗かを設置しないと採算面で不利に働きますから、物流拠点が補える範囲で有望な市場に出店する方が効率的なのです。

 まちの規模からして既存店舗があり市場が既に飽和状態であっても、仕掛けていくことも戦略だそうです。既存店が流行っていることは、即ち有望な市場であることを意味していますから、競合覚悟で出店することもあり得ます。これが自由競争であり、消費者にとっては選択肢の増大と価格抑制になりますから歓迎すべきことなのです。

 ところが、まちづくり三法によって大型商業施設の郊外出店は規制されていますから、小売店にとって思うような出店が図れないので今後の展開に苦慮しています。規模を変える、業態を変える、価格帯を変えるなどして、地域事情に応じた出店計画を立てています。 
 元気な小売店の出店を規制するような規制は自由を奪うことになりますから、地域の活性化と雇用を制限させる役割を果たしてしまっています。実は元気な企業が地域を引っ張ることは好ましい姿なのですが・・。
 頑張れ。地域の小売店。

【タクシー】
 ガソリンの値上げと同時にLNGやプロパンガス価格も値上がりしています。タクシー会社の方と話したところ、和歌山市内のタクシー料金は各社一斉に値上げをしているようです。初乗り運賃は従来550円だったところ600円になっています。東京では初乗り運賃が720円だそうですから、やや低い目の設定ですが、それでも地方都市に暮らす者にとっては厳しいものです。さらに運賃の加算料金は変わっていませんが、距離だと5m短くなっているようです。実質、値上げになっています。

 しかし乗務員さんの所得やタクシー会社の経営を考えるとやむを得ない措置でもあり、エネルギー価格の上昇分をタクシー会社だけにしわ寄せさせる訳にはいきません。このように生活用品や周囲の経済環境は値上がりしていますから、私達にとっては厳しい家計となっています。

 所得が頭打ちしている地方都市の現状からすると家計の負担は増大していますから、余力が少なくなっているのが現実です。そうではないと思っている人もいますが、それは所得水準の高い層で決して多くはない筈です。可処分所得の減少と支出の増加による生活の厳しさを実感しています。

【懇親会】
 夜には懇親会に出席しました。参加者は約15名でしたが、地方自治に関して皆さんからの話を聞けた有意義な会となりました。ある方の意見です。民間企業だと10年間もトップが居座り続けるとその企業は腐敗することから考えると、行政のトップも三期12年が限度だと話してくれました。それ以上は続けるべきではないし、それまでに後継者の育成と課題の整理をしておくことが好ましいとのことでした。
6月15日(日) 「頭山満翁」
 アジアの巨人と言われているのが頭山満翁。ここで詳しく記すことはしませんが、近代日本が生んだ巨人の自筆の書を拝見しました。頭山家にあるものが和歌山県に来たのです。外に出ることが決してないこの自筆の書に出会うことに驚いていますし、想像とは違う柔らかい筆跡に、強さと思いやりを併せ持った方であると感じました。リーダーに必要なものは強さと優しさですから、正にその王道を行ったのが頭山翁だったと思います。

 書を所持しているゆかりの方に話をある出来事を伺いました。インド独立運動のラス・ビバリー・ボースの話です。

(頭山満翁の観音菩薩
の書)
日本から国外退去命令を受けていたボース氏を頭山翁が自宅に匿っていましたが、国家権力に自宅を囲まれたことからボース氏を連れ出します。その先は新宿の中村屋でした。多くの方がご存じのように新宿中村屋にインドカリーを伝えることになりますが、国家からボース氏を守ったのが頭山翁だったのです。

 これだけでだと世に知れた話ですが、頭山翁の人物を国家は当然評価していますから、翁の信頼している人物を本気で国外追放すべきかどうか、その実は今も尚不明です。
 ただ言えることは、当時の国家権力をもってすると頭山翁の自宅に踏み込むことは容易ですし、自宅から外に出る時に身柄を拘束することも、また容易だった筈です。つまり頭山翁の信頼する人物を見逃したと考えるのが自然だと話してくれました。その国家における存在の大きさが分かります。

 個人的ですが、頭山翁のことを知ったのは哲人中村天風氏の仕えた人物だということからです。東京に行って時間のある時には、天風氏のいる護国神社のお墓にもお参りしていますし、天風会館に立ち寄ることもあります。
 中村天風氏の思想と行動は尊敬するに値する素晴らしいものです。この一冊と聞かれたら、間違いなく中村天風氏の著書を挙げます。この思想は現代社会に生きる私達が身につけておくべきものだと思います。

 頭山満翁が「巨人」と呼ばれているのに対して中村天風氏は「哲人」と呼ばれています。日本が生んだ巨人と日本が生んだ哲人の思想と行動力は誇るべきものであり、日本人として継承しておきたいものです。
 中村天風氏を知ってから20年が経過していますが、20年後にその師である頭山翁の自筆の書に出会うことを驚いています。時代や地域を超えて、出会うべきものには必ず出会うのものなのです。頭山翁を知らない人にとっては、驚くに足りない書ですが、翁を知っている人にとっては感動的なものです。

 そしてこの「観音菩薩」の書は、筆ではなく竹で書かれたものです。もうひとつ。翁は他人に依頼されて書いた書は数多くあるようですが、自宅に置く目的で書いた書は少なく、この「観音菩薩」がそれだそうです。それが和歌山県の個人宅にやってきたのは、頭山翁のお孫さんが保管していたものを先般預かったからです。

 お孫さんからは「あなたは頭山満本人の考えと精神を受
け継ぎ伝えるべき人です。 私が持っているよりもあなたの処にあるべきものです」と託されました。書を託されたのではなくて、国士でありアジアの巨人の精神を今の時代に伝えることを託されたのです。その責務の大きさを感じていると言いますし、その大事なことを和歌山県から伝えられる喜びに震えていました。
 和歌山県にアジアの巨人頭山満翁の書と精神がやってきた。これは凄いことだと一人感じ入っています。
6月14日(土) 「岩手県地震」
【キックベースボール】
 確か小学校の時にやった競技のひとつにキックベースボールがあります。グラウンドを借りてキックベースボール大会が開催されました。大会実行委員の皆さんが企画してくれたもので、体力測定コーナーや模擬店も出店されました。参加したのは8チームでトーナメント方式でした。子ども達も参加して続出する名プレーで楽しみました。
(キックベースボール大会)
【お悔やみ】
 キックベースボールの大会後、関君宅に立ち寄りました。早いもので6月6日の命日から一週間が経過しています。時間の過ぎゆく早さに驚きます。自宅に戻った関君の写真の表情は変わらないままですが、この世に存在していないのが現実です。お母さんと妹さんと話しましたが、早すぎる死を受け入れながらも「残念」の言葉が出てきます。改めてご冥福をお祈りいたします。

【ライオンズ諮問委員会】
 次期ライオンズクラブ335B地区レオ委員に就任することになっているため、海南市や有田市、岩出市など8つのライオンズクラブが所属している2ゾーンのガバナー諮問委員会に出席しました。場所は岩出市の「ホテルいとう」で、議事の報告に加えて新旧理事、委員長、幹事の皆さんと顔合わせを行いました。

 一年間の地区役員を終えた役員の皆さんは、大役を終え一様に安堵感を持ち、次期役員は緊張感が漂っています。自分のクラブ以外に地区全体のクラブ運営にも関わることは、ライオンズクラブに要する時間も役割も増加しますから大変なものです。勿論、会員の皆さんは社会奉仕活動だけをしているのではなくて、会社経営や仕事も抱えていますし、また他の団体にも所属していることが多いのです。そんな中、社会奉仕活動のために時間もお金も拠出していることは素晴らしいことだと考えています。


(ライオンズ諮問委員会)
 同じライオンズクラブに所属している貴志八郎さんと一緒の自動車で岩出市までを往復したので道中話し合いました。貴志さんは「色々な社会を見て来ましたが、ライオンズクラブに参加している人は皆、心が清らかで真面目です。素晴らしい団体だと思います」と話してくれました。貴志さんは和歌山市議会議員、和歌山県議会議員、そして衆議院議員を歴任された方ですから経験も人脈も豊富です。その方がライオンズクラ
ブに参画していることとその活動の評価をしていることからも、社会での存在意義は分かると思います。
 今日の諮問委員会では本年度の最終報告を行い、次年度に向けた活動をスタートさせました。

【報告】
 岩手県などで平成20年6月14日午前に発生した岩手県南部を震源とする震度6強の大型の地震。このマグニチュード7.2の地震は「平成20年岩手・宮城内陸地震」と名付けられました。
 さて本日の夜に、和歌山市在住の知人から電話が入りました。「いま岩手県にいます」。凄い行動力に驚きました。被災現場に入っての支援活動と状況把握に努めています。地震対策は机上で計画してもそれだけでは十分効果を発揮するものではなくて、被災現場の状況を把握しておきそこから学んだことを計画に入れる必要があるのです。それが震災を経験したことのない地域の実践的な防災対策になります。

 何事も「現場に答えがある」と言われているように、現場から学ぶこととそれを持って発想することで物事の改善につながります。どちらも達成することで真の要因の改善につながるのです。知人の素早い行動には感服していますが、帰ってから報告をいたたけることになっています。他山の石とすることなく、この知人の経験と状況から学んだ知恵を和歌山県の防災対策に活かしたいと考えています。

【懇親会】
 夜は同じライオンズクラブ会員のお店で、和歌山ゴールドライオンズクラブ結成5周年記念実行委員の反省会を行いました。無事に行事を終えたことから、会計報告を含めて報告を受け懇親の機会を持ちました。次回、クラブ理事会と例会で承認を受けた後、実行委員会はその役割を終え解散することになります。
 一年間をかけて企画を行い実施した実行委員会の皆さんお疲れさまでした。
6月13日(金) 「教育の本質」
【風洞発電】
 昨日、久留米市まで風洞発電システムの説明を受けるために、先輩のIさんが行ってきました。日帰りで帰った今日、現状報告を受けました。実証のための装置を計画中で、平成21年3月を建設目標に掲げて取り組んでいます。世界特許クラスの画期的なシステムですから、地球環境のためにも実用化が楽しみです。

【防災情報】
 防災対策に関して問い合わせがありました。紀伊半島を南下する二桁国道と三桁国道にあるトンネルに入ると、AMラジオが聞こえなくなることや、携帯電話がつながらなくなることの指摘がありました。東南海・南海地震の危険性が言われ続けているのに、紀南地域を自動車で走る場合の防災情報入手体制に不安があるとの意見です。私が走った経験から来るものではありませんから確認はしていませんが、午前中にこのことを聞いたばかりなのに、夕方にも同様の指摘がありました。県議会が開会したとこから、意見を聴いていますが、たまたま同じ日に同じ意見提議がありましたから、課題として認識しておきたいと思います。

 その観点からすると、和歌山市のコミュニティエフエムも防災エフエムの役割を担っていますから、行政機関との連携を期待しています。それが市民の安全確保と危機管理のためにつながります。

【教育の本質】
 小学校教育は子どもの人格形成と社会生活への適応のために、とても大切な時間です。ですからこの時期の教育は、地方自治体が本気で人材を育てる気概を持って取り組む必要があります。その時、その時のベストの選択をすることは言うまでもありません。小学校教育は大人の社会のように、今回は上手くいかなかったとしても次に期待する考えはありません。仮に現在小学校5年生の生徒は、来年も小学校5年生ではいないのです。「今年のカリキュラムは良くなかったから、反省して次年度に活かせるように努力をする」ことは通用しないのです。毎年が真剣勝負の舞台で、研究や稽古の場ではないのです。

 小学校教師の皆さんには尊敬の念を抱いています。子どもを育てる教師の仕事は大変なものですが、反面、子どもの成長に触れあえる素晴らしいのです。4月に子どもに出会って翌年の3月に子ども達と分かれることの繰り返しですが、きっと同じことの繰り返しではないと思います。毎年、違った個性と出会い、違った成長に出会っている筈です。

 繰り返し巡ってくるように思う季節ですが、その表情は毎年違います。その季節のように小学校の子ども達は毎年違った個性が集まり、春から成長して翌年の春にそこを旅立ちます。
 市立宮小学校の松山先生の授業を拝見する機会を得ました。国語の授業でしたが、月並みですが感動しました。答えに当てはめようとするものではなくて、個人個人の考え方を、発言を通じて引き出そうとする進め方で、子ども達は間違いを恐れないで自由に発言していました。
 そうなのです。文章を読み取る力に基づいて自分の考えを持つことが考える力なのです。社会において、正解はありませんし間違いもありません。自分の考えでは多分、この方向が正解だと思うからその方向に向いて歩きますし、その結果が正解とかどうかは誰にも分かりません。考えがあるから行動があり、結果があるのです。何かの考えを持つことが大切なのです。

 その考えは自由奔放な発想に基づくものではありません。先人の考え方を国語や詩歌などから学び、先人の優れた思想に触れ、自己を形成していきます。その中から自分の考えを確立し、言葉として表現し、行動するのです。それが国語の力で、社会人として、日本人として、世界に通用する人としての考え方の基になるものです。読むだけ、覚えるだけではない、考える力と発想力を引き出し自分の言葉で表現できる力を発揮させている授業は、「全く素晴らしい」の一言でした。

 見る人に感動を与える授業は本物の授業です。
 そんな松山先生の考え方をお聞きしました。
 小学校高学年の一学期の重点は、集中力を身につけることです。授業を聞くこと、相手の言葉を聞くこと、他の生徒の発表を聞くことなどによって、集中することを覚えます。
 そして一行日記です。その日の出来事で一番心に残ったことを連絡帳に一行の日記として書き込みます。たった一行書くことを継続することで考える力と表現力などの実力がつきます。そして後で振り返ると、その日の出来事を明確に思い出させてくれます。一度だけ訪れる小学校5年生の時代の日々の出来事の集大成は、未来の自分への贈り物になり宝物になります。

 もうひとつ、「いいなぁ。こんなとこ」ノートがあります。まず自分の長所を自分のノートに書き込みます。次に約6人の同じ班の仲間の長所をそれぞれ書き込みます。仲間の長所に関しては毎月ノートに書き込むのです。仲間の素敵なところが見えてきます。そして同じ班の仲間は、仲間が書いてくれた自分への評価、褒め言葉を読むことになります。他人から褒めてもらった言葉は、自分の自信になります。他人からの批判には傷つきますが、他人からの褒め言葉は嬉しくて自信を確立させてくれます。

 子供の感想の中に「良いことを書いてくれた文章は光って見える」とあったそうです。褒め言葉は浮き出て光って見えるのです。それが嬉しくて自信になります。先日の講演会でも指摘がありましたが、みんな自分の長所に自信がないから、人前では照れて言えないのです。小学校の時代に毎月、仲間が長所を見つけてくれて言葉で表現してくれる経験は、大人になった時、大きな成果を実らせると思います。

 褒められた経験のある人が圧倒的に少ないのです。褒められて育った子どもは他人を褒めることをします。批判されて育った子どもは他人を批判します。ここから育った子どもは自分の長所を見つけられますし、褒められた経験は社会に出ると大いなる自信になることは確実です。
 教育の本質とも言えるような小学校の授業に触れさせていただきました。授業で感動する経験を大人になって味わいました。大人が感動する授業を、子ども時代に体験できていることは幸せなことです。

【茶道文化】
 和歌山市に裏千家の茶道の先生がいます。越川先生がその人ですが、本日ご縁をいただいたので会う機会がありました。格式ある茶室で約2時間、懇談を行いましたが、豊富な話題で、時間の経過は著しく速く感じました。

 先生はご縁を大切に考えている方です。私もそうですが、人のご縁は生きていく上で最も大切なもののひとつで、ご縁を大切にすることが幸福を招いてくれます。人の縁は不思議なもので、お互いが知っている周囲の人との関係があったり、出身地や生誕地が同じだったりすることがあります。前世や後世があるのかどうか分かりませんが、ご縁は世代を超えて影響を及ぼすものだと考えています。今を大切にすることが、
(裏千家教授の越川先生達と)
ご先祖を敬い、子孫の繁栄につながっていくと思います。

 茶道の世界の知識はありませんが、一期一会の精神は今を大切に、そして世代を超えるご縁を大切にすることを教えてくれているようです。
 そして越川先生のおもてなしの気持ちは素晴らしいものでした。お客さんをおもてなしする精神は、茶道から来ているものか人格から来ているものなのかは別として、本当に感動させてくれる心配りがありました。

 お金や損得ではない、今日のご縁を大切にする気持ちこそが、おもてなしの精神だと思いました。いまここにいるお客さんとの会話を楽しむことに心掛けていると、自然におもてなしの気持ちになります。そこにはテクニックや駆け引きなどは介入する余地はありません。
 相手を思い、お互いに今を楽しむ気持ちこそが、おもてなしの精神です。そして上質のおもてなしとは、気品と風情を感じられる空間で、季節感と上質のものを楽しめることだと感じました。上質のものとは形がありません。味でも会話でも、器でも絵画でも良いのです。いつもと違う感覚に落し入れてくれるものが上質の時間なのです。

 日常を駆け巡っている私達は、たまには上質の時間を味わう余裕が欲しいものです。それは人生を豊かにしてくれ、精神を落ち着かせてくれます。

【レオクラブ】
 夕刻からはレオクラブ育成協議会に出席しました。ライオンズクラブは今月が年度末で、7月から新体制に変わるため、新旧の役員が出席する会合となりました。新体制の中で私は、地区レオ委員とレオクラブ顧問を兼任することになりましたから、レオクラブ会長以下三役との初顔合わせの機会を得ました。和歌山大学の学生がレオクラブ会員に多くいますから、連携を深めて楽しいクラブ運営を図りたいと考えています。

 レオクラブの三役と話をすると、経済学部や観光学部の二回生の皆さんでした。和歌山県を元気にするために、そしてライオンズクラブと連携を取りながら、楽しい活動になればと思っていますから、各ライオンズクラブのレオ委員で援体制を整えたいと考えています。レオクラブ三役は明るくて元気いっぱいでしたから、新年度の活動が楽しみです。
 クリスマス慰問活動やバザーへの出展、キャンプやスキーツアーなども計画しているようです。
6月12日(木) 「植樹」
【公園】
 市内の公園を訪れました。市の管理する公園は市民である私達全員のものです。気持良く使うために、使用するに当たっての決められたルールがあります。言わばローカルルールですが、誰にでも使ってもらえるルールを決めていますから、守って使用したいところです。ところが連日のように公園ではなく、市役所に苦情があるそうです。市役所に苦情がくると公園管理箇所に照会することになります。苦情と現場の対応には乖離があり、それぞれの思いの違いのズレが苦情になって現れるのです。

 公園管理者から注意されたことによる代表的な苦情は「私だけではなくみんなやっているのに、何故私だけ注意されるのか」。「少しくらい良いではないですか」。「みんなの公園だから自由に使って良いと思います」などです。
 「みんながやっている」と言うのは責任転嫁です。自分の悪さを棚に上げて、特定できない「みんな」という言葉を使用して正当化します。実は「みんな」の正体は分かりません。一人かも知れませんし、仲間内の人だけが言っているのかも知れません。もしかしたら誰もそんなことは言っていないことも考えられます。「みんなが言っている」と言った苦情の正体は不明です。

 「少しくらい」も曲者です。少しの範囲が明確ではなく、公の決め事の範囲を超えた少しを認めると、その決め事は崩れていきます。その次の苦情は「前はやってくれたのに」につながります。例外の「少しくらい」が前例となり、範囲が拡大していくことになります。
 杓子定規な判断はいけませんが、それこそ「みんなのため」の公園利用のルールも守れないで、周囲と協調した社会生活を過ごせる筈はありません。
 「みんなのもの」だから私のもの。この理由も良く聞きます。しかし私のものではないのです。逆は真ではありませんから、主体をひっくり返してはいけません。みんなのものだからこそ、気持ち良く使いたいものです。

【植樹】
 今月は環境月間です。そのため和歌山市内の福祉施設を訪問してツツジ30本の植樹を行って来ました。梅雨の合間で空が晴れ渡り入居されている皆さんも外に出てくれたので、一緒に作業を行いました。穴掘りと肥料のかき混ぜ、そしてツツジの植え込みに入ります。少し日差しがきつい中でしたが、皆さん楽しんでくれた様子が伺えました。今日、植樹作業をすることを福祉施設側でも周知してくれていたため、楽しみに待ってくれている方々がいました。外に出てくれてお手伝いをしてくれましが、そこに笑顔があり植樹を楽しんでくれていました。
 来年の五月にはきれいな花が咲くと思いますが、一年間は入居者の皆さんにお世話をしていただき、自分達で植えて育てたツツジの花を楽しみにして待って欲しいと願っています。与えられたものよりも自分達で汗を流したものの方が愛着はありますし、いつまでも大切にするものです。来年に向けての皆さんへのプレゼントになれば、本日の植樹は嬉しいものになります。
 植樹活動に参加してくれた皆さん、ありがとうございました。
(福祉施設での植樹活動。皆さんと一緒にツツジを植えました。)

【中心市街地活性化】
 中心市街地活性化に関するセミナーに参加しました。和歌山県内の活性化のための取り組みの紹介と、全国で中心市街地活性化基本計画を立てている市の事例の紹介がありました。活性化のための方策は、極めて一般的ですが関係者のやる気と熱意だそうです。最後は関わる人の問題になります。そうするなら、和歌山市がいまひとつ活性化していないように感じるのは、やる気と熱意が欠けているとなります。これは反省材料にしたいと思います。

【議会報告】
 本日も県議会報告会を開催しました。参加者は約20名でしたが、お仕事でお疲れのところ集まっていただいたことに感謝する次第です。ありがとうございました。
 主な報告内容は、平成20年6月定例会の議案の説明と議会と私達との関わりに関してのものです。条例については、ふたつを説明しました。
 ひとつは「議案第81号、和歌山県同意集積区域における県税の特別措置に関する条例の一

(県議会報告会を行いました。)
部を改正する条例」。もうひとつは「議案第82号、ふるさと和歌山応援基金条例」についてです。

 条例とはその地方だけに適用される規則のようなものです。国での取り決めは法律ですが、条例は県や市、町や村が制定します。それだけに私達の地域での生活に直接関係するものです。ところが条例のことは余り知りません。理由は国会と比較すると、地方自治体の議会で審議されている内容は報道されていないからです。報道されていないことから知らない内に条例が決められていることもあります。勿論、代表者である議員が関わりますから、私達の思いと違った方向の取り決めをすることはありませんが、身近に感じてもらう工夫が必要だと感じています。

 条例に関しても、聴いて思ったことや感じたことを知らせて欲しいと思います。「和歌山県同意集積区域における県税の特別措置に関する条例の一部を改正する条例」とは、和歌山市から岩出市、紀ノ川市、そして伊都から橋本市までの地域に工場や事業所が立地してくれた場合、当該不動産の県不動産取得税の免除と、土地と建物などに関わる固定資産税を取得時期から三年間免除しようとするものです。

 私は賛成する意思を有していますが、賛成意見としては、企業が来てくれると働く場所の確保と地域活性化などに効果があると考えるからです。雇用が生まれ、正規雇用の従業員が増えると経済活動が生まれます。企業立地はない場合と比較して確実に雇用創造と経済効果が発生します。これがメリットですから、企業立地を促すと考える今回の条例案には賛成したいと考えています。

 ところで皆さんもこれを聞いて反対意見もある筈です。個人の不動産は情け容赦なく固定資産税を課せられるのに、何故、企業に優遇措置を講じる必要があるのか、疑問を持つ人もあると思います。結局、減免すると県民税の収入が減少しますから、そのしわ寄せが個人に来るのではないでしょうか、とも思われます。だから反対ですとの意見もあって良いと思います。
 こうした対抗意見を戦わせるのが議会であり、このような意見の背景には皆さんの考えがあるのです。その考えを託す先が議員なのです。ですから条例の審議や今回の場合は補正予算もありますが、これらは遠い世界の議論ではなく極めて身近な問題であり、私達の考え方を、議員を通じて議会に反映させることも可能なのです。

 如何でしょうか。議会活動が身近なものに感じてもらえると思います。是非とも皆さんから意見を頂戴した上で議会に臨みたいと思います。この後、時間を取りますので考えを聞かせていただけたら幸いです。ありがとうございました。

 なお本日の報告は、道路の問題と和歌山市で策定され、県内では田辺市と海南市でも策定の動きがある中心市街地活性化基本計画の考え方についても行いました。
 出された意見として、「企業立地の効果は理解するものの、何でも優遇措置は問題だと思います。経済効果がそれほどないと思われる立地に対しても措置を講じることは止めて欲しいと思います」というもの。及び「他府県との競争によって固定資産税などの値下げ合戦をすれば地域の体力を消耗させると思います。誘致のための値下げスパイラルは考えものです」。そして「和歌山市に限ると、売り物は紀ノ川の豊富な水です。きれいで豊富な水を供給できることを企業誘致の売り物として訴えて欲しいと思います」というなどが提案されました。
 真剣に県議会報告を聞いてくれたことと、その中から意見をいただいたことに感謝しています。
6月11日(水) 「県議会開会」
【県議会開会】
 県議会の平成20年6月定例会が開会しました。本日から6月27日までの会期となっています。本日は知事から議案提案とその説明がありました。主な議案を以下に説明いたします。
「議案第82号、ふるさと和歌山応援基金条例」。これは「ふるさと納税」制度に関するもので、元気な和歌山県を創造するための事業を実施するために基金を設置し積み立てるものです。基金の具体的な使途については次の通りです。

1.世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」の保全や活用。
和歌山の世界遺産をかけがえのないふるさとの宝として、人類共通の宝として保全・活用し、継承していきます。
熊野古道・富田坂(大辺路)の保全整備をすすめます。
高野・熊野古道のトイレの整備をすすめます。
熊野古道中辺路全ルートにスタンプ押印所を整備します。
熊野古道中辺路ルート(滝尻〜湯の峰温泉区間)の誘導板や解説板の整備します。

2.わかやま国体の開催に向けての準備。
平成27年に第70回国民体育大会が和歌山で開催されます。県内外からの幅広い協力を得て、和歌山らしい魅力あふれる国体の開催を目指して準備を進めます。
国体開催のための施設整備をすすめます。

3.わかやまの美しい海づくり。
景勝地「片男波」。和歌山市近郊の磯ノ浦、片男波、浜の宮などを整備し、和歌山の海をより美しくして海のレクリエーションを盛んにします。
磯ノ浦、片男波、浜の宮の海水浴場の整地やトイレの整備をすすめます。
プレジャーボートの係留地の整備をすすめます。

4.わかやまの文化財の保護。
和歌山県には重要な歴史資産は、全国で国宝は6番目、重要文化財は7番目に多いところです。また、全国で2番目に古い県議会議事堂の一乗閣もあります。これらのふるさとの大切な文化財を保全して未来に伝え、郷土の活性化に寄与します。
和歌山市の特別史跡岩橋千塚や紀の川市の名勝粉河寺の保存・活用をすすめます。
高野町の重要文化財金剛三昧院や絹本着色愛染明王の保存修理をすすめます。
岩出市の一乗閣(旧和歌山県議会議事堂)の移転・復元・活用をすすめます。
湯浅町の重要伝統的建造物群保存地区内の民家の保存修理をすすめます。

5.学校図書館や県立図書館の蔵書の充実。
学校図書館や県立図書館の蔵書を整備し、和歌山の未来をになう子どもを育成するとともに、県民の読書文化の向上に努めます。
県立学校の図書館の蔵書の充実をすすめます。
県立図書館の蔵書を充実して県民や市町村への貸し出しをすすめます。

6.大切なふるさとの森を守り育てる。(トラスト運動)
和歌山は古くから「木の国」と呼ばれ、県土の77%が森林です。森林は洪水や渇水の緩和、水質浄化、生物多様性の保全、地球温暖化防止と限りない恵みを与えてくれる県民のかけがえのない財産です。大切なふるさとの森林を守り育て、次の世代に引き継いでいきます。
貴重な自然生態系を持つ森林や世界遺産周辺の森林の公有林化をすすめます。

「議案第81号、和歌山県同意集積区域における県税の特別措置に関する条例の一部を改正する条例」。これは和歌山県内に企業立地を押し進めるため、県が企業立地を促進する地域に施設や建物、用地の取得に対する不動産取得税は課さないことにするものです。
 またこれらの用地に企業立地を図った場合、県固定資産税については三年間に限り課さないことにしています。

 この前提になっているのが、「企業立地の促進等による地域における産業集積の形成及び活性化に関する法律」(通称:企業立地促進法)で、平成19年4月に企業立地促進法が国会で成立しています。
 企業立地促進法は、国が策定する基本方針に基づき、都道府県と市町村が地域産業活性化協議会での協議を経て基本計画を作成し、主務大臣に協議し同意を得ることができます。同意を得た基本計画に基づいて実施する事業については一定の支援措置が受けられることになりました。

 事業者は、企業立地又は事業高度化を行う場合、それぞれ企業立地計画、事業高度化計画を作成し、都道府県知事に対して承認申請することができ、当該計画に基づいて各種支援措置が受けられます。.

 なお、和歌山県では、「企業立地促進法」に基づき作成した「紀ノ川流域地域基本計画」が、平成20年2月1日、国の同意(第5号同意)を受けています。この計画は、和歌山市から橋本市までを「紀ノ川企業集積ベルト地帯」と定め、和歌山市のコスモパーク加太、橋本市の紀北橋本エコヒルズを中心に、情報家電関連産業や新エネルギー関連産業の集積を目指しています。
 そのため県税の優遇措置を受けられるのはこの「紀ノ川流域地域基本計画」にある地域となりますが、平成20年度には紀伊半島の南の地域の計画も策定する予定があり、これによって和歌山県内の企業立地が加速することを期待しています。

【ご心配に感謝】
 有り難いことに、先週末から姿を晦まして(??)いたため、心配する連絡をたくさんいただいています。特に土曜日と日曜日の行事への参加をキャンセルしたため、心配した皆さんから連絡を受けています。 和歌山大学60周年記念式典では会場で姿を捜してくれた方からは、「どこに行ったのだろう」と心配してくれていましたし、多くの皆さんから「体調を崩していないのか心配していたよ」と電話をくれました。

 ご心配いただき感謝申し上げると共に、改めて一人ではないことを実感しています。心から感謝申し上げます。
 理由は活動報告に掲載しているとおり、先週金曜日に親友の関君が突然お亡くなりになったため他の同級生と一緒にお悔やみとお手伝い、そして通夜式と告別式の段取りなどをしていたためです。事情が事情であったことから、お許しいただきたいと思います。今週から再び走り回っていますからご安心下さい。ありがとうございます。

【報告会】
 夕方からは、今日開会した県議会定例会の報告会を行いました。参加してくれたのは30名でした。報告は、企業誘致のための新しい施策に関してお話いたしました。これは和歌山市から橋本市までの「紀ノ川企業集積ベルト地帯」に企業が進出してくれると、不動産取得税の免除と三年間固定資産税を課さないという条例改正案です。これによって県外からの企業立地の進展を図り、また紀南地域へも企業進出を図るために同様の施策の必要性を示しました。
 企業が来ることによる雇用機会の拡大と雇用の確保は和歌山県にとって最重要課題のひとつですから、今議会ではこの点に注目して欲しいと考えています。
(県議会報告会)

【講演会】
 そして講演会では、古川カウンセリングルームの古川淑子先生にお越しいただきました。参加してくれたのは30名。結論からすると参加してくれた30名の方は、今日、とても幸せな夜を過ごしていると思います。幸せな気持ちにさせてくれた講演会だったことから、参加した私達が幸せになりました。

 古川先生は4年前に病んだ和歌山県内の社会の歪に迷い込んだ方々を救うために、安定した地位を投げ打って独立、開業しました。和歌山県内でカウンセリングを受けに来る人は果たしているだろうかとの内心もあったようですが、開業してみると予想以上に病んだ社会であることを実感しているようです。当初は不登校や社会的ひきこもりの子ども達のために、と思っていたのですが、4年間経過がして、社会人、それも責任
(古川先生の講演会「自分らしく生きる」。)
ある立場の人が悩んでいる現実に直面しています。つまり世代や立場を超えて、どの層にもストレスと精神的悩みが浸透しているのです。「ここは和歌山市ですよ」と思った位だそうです。

 それらの方々の精神的支えになっているのが古川先生です。そのカウンセリングの仕事は自分の心が安定していることが絶対条件ですから、誰でもが出来る仕事ではありません。その大変な重責を担ってくれていることに感謝しています。

 「人生は妄想である」
 講義は、人生は妄想であることから入りました。私達の不安は全て自分の心が作り出しているものです。周囲の状態は同じであっても心の持ち方で自分の置かれた状況は変わってきます。
 例えば、会社において上司から「もっと頑張れ」と言われた言葉を冷たくて突き放されていると感じたとします。その後、「自分が何か悪いことをしたのかなぁ」と思いを巡らせることがあります。これは自分の心が作り出した妄想です。その時の上司の内心は他人には分からないのですから。

 同じ「もっと頑張れ」の言葉でも、元気にしてくれる場合があります。それは「自分のことを思って励ましてくれている」と思ったからです。これも自分の内心の出来事ですし、上司の本心は分かりませんから、妄想とも言えます。
 同じ妄想であっても自分の心の持ち方によって、これほど違いがあるのです。前者の場合は、会社に行くのが苦痛になりますし、後者の場合は、会社に行くのが楽しみになります。妄想から現実が作り出されていくのです。
 同じ妄想であるならば、良い方向の考えを持ちたいものです。

「長所に変える」
 ところで自分の性格について次のように尋ねられました。「あなたの長所はどこですか」、もうひとつが「あなたの短所はどこですか」の二問です。講演で二人の方が質問を受けましたが、実際に答える時間は二人とも同じでした。長所を答えるまでの時間は数秒要しましたが、短所を答えるのに要した時間は短く、所謂、即答でした。

 多くの人は同じ傾向にあると思います。自分の長所は答えにくく短所は答えやすい。理由があります。それは他人に自分の長所を認めてもらっていないことから自分の思っている自分の長所に自信がないからです。自信のないことを人前で答えることはできないのです。
 他人に認めてもらうことで初めて自信を持てます。自分が優しいと思っていても、他人が思っていなかったら、自信を持って人の前で優しい人とは答えられないのです。ですから他人から常日頃から「あなたは優しい人ね」と言われていたら、自信を持って「私の長所は優しいところです」と言えるのです。

 でも言い方次第で短所は長所に変化します。短所として「性格が固い」と答えた人がいました。「固い」ことを自分で短所と思っているのは、恐らく他人から「あなたの考えには幅がない」だとか「融通がきかない」などと言われてきたからです。つまり他人から短所として指摘され続けてきたために「固い」ことを自分で短所と思いこんでいるのです。
 ところが他人から「あなたのような固い性格が、この仕事に絶対必要なのです」だとか「固いところがあるので信頼できる」と言われたとしたらどうでしょうか。
 褒められたことで「固い」性格は長所に変わりますから、次に「あなたの長所は何ですか」と聞かれたら自信を持って「固いところです」と答えられるようになります。
 このように長所とは他人から言われて自分で自信を持っていることですし、自分で短所と思っていても実は捉え方によっては長所に変化するものです。自分の性格で悩むことはありません。

「嘘をつく」
 人は嘘をつくものです。嘘をついたことのない人はいないと言いますから、やはり人は嘘をつくものです。何故、」人は嘘をつくのか。それは事実から逃れるためです。まずい事実が発生した時に人は、自分で自分を守ろうとする気持ちが強くなりますから、事実から逃れるために嘘をつくのです。
 例えば、約束の時間に遅れてしまった時。待っている相手に対して、「ごめん。道路が混んでいて遅れました」。などの理由を述べます。その理由は本当かもしれませんし、嘘かも知れません。もしかしたら「約束を忘れていた」ことや「軽い約束だと思っていた」かも知れません。ですが、そんな理由を相手に言うことはできません。

 遅れた時に待っている相手に向かって「忘れていたよ」とか「たいしたことがないので遅れたよ」と言ったらどうでしょうか。相手は立腹して帰ってしまうこともあります。事実を隠して正当化するために人は嘘をつくのです。
 それは悪いことばかりではありません。事例のように、相手を傷つけたくないことから、嘘で事実を隠すこともあるのです。この嘘は優しさでもあります。
 事実から逃れることや自分を正当化すること、そして相手を傷つけないように、などの思いが嘘に発展します。但し、騙すための嘘は避けたいものです。

「認めてもらう」
 私達は自分の生き方が家族の生き方を決めているのです。比喩的表現ですが、言葉遣いが子どもの毛孔から入り込み子どもの性格を形成させます。両親が優しい言葉を子どもにかけていると優しい子どもに成長します。両親が励まし続けると、子どもは期待に応えようとする強い性格になります。両親から愛情のシャワーを受け続けると愛情いっぱいの子どもに育ちます。
 逆に暴力的な言葉を与え続けると、子どもは暴力的な性格になりますし、凶暴になります。このように特に両親の言葉は子どもに強く入り込んでいき性格を形成していくのです。
 ですから子どもを始め家族や周囲の皆さんに対しては、言葉で存在を認めることが必要なのです。人が生きていけるのは「認めてもらえること」「受け止めてくれること」「支えてくれること」の三つの「こと」が絶対に必要です。この「こと」があるので、人は社会で生きていけるのです。

(講演会終了後。古川先生と関係者と一緒に)
 自分の周囲の人に対しては相手を「認めること」をしたいところですし、周囲から認めてもらうことで自分の存在意義を感じ、自分の性格や他人への接し方が安定するのです。の結果、自分らしく生きられるのです。短い人生ですから自分で納得できる生き方をしたいものです。
 他人を認め、他人に認められると自信を持てますから、自分の思ったとおりの人生を過ごすことができます。

【懇親会】
 夜は懇親会にお招きいただき出席させていただきました。また挨拶の機会も頂戴し、先に宮内庁歌会始委員会参与の中島宝城さんからお聞きした知識の話をいたしました。

 日本人は自然の音を感じ取る能力があり、虫の声、木々の音、風の音、雲の流れる音などを内心に取り込み自分の中で消化し、それを言葉で表現します。短歌や和歌が代表的なもので、日本人独特の季節感の感覚は素晴らしい文化を生み出してきました。
 参考までに西洋人は、これらの自然の音は雑音としか感じられないそうです。民族の違いと文化の違いを認識した上で、わが国の文化を守り継承していきたいと考えています。

 しかし人が聴くことができる音は20kHz以下の低い音で、それ以上の高い音は聞き取ることができません。しかし聞き取れない高い音も意味を持っているのです。

 さてもうひとつ。人が聞き取れるのは20kHz以下の低い音だけです。人工の音や街の音、デジタル音声はこの範囲で成り立っています。それに対して20kHz以上の高い音は超音波で、遠くまで聞こえる音は強い力を持っています。これを古代の声と言います。
 人の声は聞こえる領域の音だけでは快適に伝わらないのです。大勢の人に訴える時の言葉は、遠くまで響き渡る古代の声が効果的なのです。天皇陛下が式典などで発する声は古代の声で、強く相手に響く声となって届いているそうです。

 思うに、古代の声は周波数だけで相手に届くのではなく、気持ちのこもった声だからこそ相手に届くのです。表面だけで思っていることは言葉になっても軽いものですから、相手に伝わったとしても心に伝わりません。反面、強く思っている気持ちを言葉に乗せて発すると相手の心に伝わります。この思いが古代の声だと思うのです。
 相手に気持ちを伝えるためにも、ここだと思う時は古代の声で言葉を届けたいと思います。今日の挨拶の声が古代の声になっているかどうか分かりませんが、皆さんに大切な話をご紹介し、挨拶とさせていただきます。ありがとうございました。
6月10日(火) 「英語教育」
【健康】
 十数年、健康関係の仕事をしていた方がお嬢さんと一緒にパソコン教室を初め、さらに多重債務者の救済活動を行おうとしています。その覚悟と活動に関して話を伺いました。

 健康に関しては、思いと身体は連動していると話してくれましたが興味深いものでした。
 ダイエットで体重維持をしている人がいると思いますが、思いが強すぎると身体に悪影響を与えるというものです。体重を維持するために「食べないでおこう」と思ったら、脳から胃に信号が出されます。例えば、「食べたら駄目だから」と思うと脳は「食べることは悪いことだ」と判断し、胃に活動を控えるように指示がいきます。胃は胃酸を出すことや収縮運動を止めてしまいます。その結果、食事を摂取しても胃が消化活動をしなくなってしまうのです。ある人は胃の不具合を感じて吐き出したところ、三日分の食事が消化されていないで胃から出てきたそうです。

 つまり胃が活動を停止したため食べたものが胃袋の中で、そのままの状態に置かれていたのです。強くダイエットを思い過ぎると、身体が危険な状態に置かれることもあるようです。
 思いは叶うものですが、身体を危険に晒すような思いを願わないことです。適度に食事を摂る代わりに適度な量と身体に良いものを摂取すれば良いのです。

 多重債務の救済に関しては、次回話を伺うことにしました。東日本では多重債務者の救済運動も広がっているのですが、和歌山県では本格的な取り組みがなされていないと伺いました。和歌山県でも金融に関する知識がないばかりに多重債務者になっている人もいると思いますから、今後の取り組みに注目したいと思います。

【英語教育】
 早期の英語教育に関しては是非論がありますが、国では2010年から学校での英語教育の時間数を増やすとしています。つまり早い時期からの英語教育の必要性を国が理解し、進めようとしているのです。現在の子どもが大人になる10年から15年後には、英語による外国人とのコミュニケーションを図れる能力を持っていることが当然のことになっていると思います。ビジネス、芸術、スポーツの各分野では若い才能が言葉で臆することなく、対等に亘りあっている光景が浮かんできます。早い時期からの外国語教育は、国際競争力をつけるにも不可欠です。

 日本人ですから母国語で考える力を身につけ自国の歴史と文化を知ることが大前提ですが、その上に立って、外国語で自国のことを話す、仕事をする、そしてコミュニケーションを図れるようになりたいと思います。
 語学に関して、留学支援・サポートセンター ジールズから、日本人が外国語を習得しにくい理由の一端を伺いました。非常に興味深いものです。

 英語は元々狩猟民族の言葉です。狩りによって食べ物を調達していた人達は、仲間との意思表示は素早くする必要がありました。「あっ、羊がいる」など、主語と動詞を先に持ってきて仲間に知らせる必要があったのです。生命の維持に直結する情報に無意識のうちに優先順位をつけて言葉にしていました。狩猟民族の子孫にはこのDNAが受け継がれているのです。ところで中国人も狩猟民族です。

 ところが日本人は農耕民族ですから食料を収穫する期間が長く、そのため言葉も結論を先に言わなくても良く、状況を先に説明する言葉が使いやすかったのです。「今年は気候が良かったし、みんなが力を合わせたので、とてもおいしそうなお米が収穫できました」など、最後まで話を聞かないと結論が分からない言葉になったのです。
 その代り言葉の中には季節感や情緒を表す単語も挿入され、奥ゆかしい趣のある言葉となったのです。日本人にはそのDNAが受け継がれています。

 このように言葉の起源が違いますから、フランス人やドイツ人、中国人は、狩猟民族の言葉である英語を比較的容易に習得しますが、日本人は習得するのに時間がかかるのです。
 ですから日本人が英語を学ぶためには、日本人の思考に合った学習方法が必要なのです。
 オーストラリア在住の日本人教育家が、日本人のための英語学習方法を開発しました。長い年月を費やしてそのメソッドを見出したのです。現在、この方法はオーストラリアで学べるだけですが、日本にやってくるのは今年9月の予定です。ジールズからこの話を伺い、メソッドの導入を今から楽しみにしています。

 和歌山市内の子どもの英語力が向上している、子ども達の英語の発音がとてもきれいだと噂されるような地域にしたいものです。和歌山県から英語学習の新しい取り組みを全国に発信できる日が来ると感じています。発信する力とは感動と熱意が源です。熱意のあるジールズの皆さんがオーストラリアから来たYokoさんから日本人のためのメソッドの伝達を受け、その力に感動を受けたそうです。感動は人の心を揺さぶります。揺さぶられた心は、その感動を他人に伝えるための行動に変化します。行動を起こせば周囲に伝播することは必至です。感動の力を得た熱意ある集団が力を持つことは当然のことであり、全国まで発信するだけの強さも持ち合わせています。

【その他】
 関西独立リーグへの参画が決定した紀州レンジャーズ運営に関する打ち合わせ。和歌山巴里祭に関する打ち合わせ。風洞発電に関する打ち合わせ。和歌山市内の大型商業施設に関する打ち合わせ。そして最近の金融情勢と投資家の動きに関しても話し合いました。
 また明日開催する講演会の講師を依頼している古川淑子先生の事務所を訪問し、打ち合わせとお願いに行ってきました。テーマは「自分らしく生きるために」で、参加できない方からは後で観たいのでビデオ撮影の依頼があったり、話して欲しい内容の希望があったりと事前から反応をいただいています。
6月9日(月) 「文化への理解」
【文化への理解】
 舞台の裏方として38年間仕事をしてきた方が今春、定年退職しました。定年後も和歌山県で文化活動を後方から支援したいと考え、自ら事務所を設立しています。大きな舞台も然ることながら、学生のイベントや小規模な舞台にも協力するための活動を始めました。

 その根底にあるのは和歌山県の文化が遅れているという評価を振り払いたいこと、若い人たちの文化活動を支援したいこと、そして舞台作りに賭けた人生の集大成を行うことにあると思っています。ひとつの仕事に賭けてきた人生は素晴らしいと感じています。裏方の役回りでしたが、それは誇りを持てる仕事です。

 それはすべての文化活動に精通していないと仕事が出来はないからです。舞台を作り上げるには、能、歌舞伎役者、歌手や舞踊家などの大家とも話し合う必要があり、その道の専門家や一流芸人の言葉や思いを理解し、舞台で表現しなければならないからです。専門用語の意味が分からないと言って聞く訳にはいきません。相手は舞台のプロと思って話をしていますから、知らないと分かった段階で除外されてしまうからです。まして和歌山県の文化レベルがその程度だと思われることは、和歌山県のを代表しているプライドが許しません。

 主役が映えるのも大道具を初めとする舞台設定がきちんと出来ているからです。演劇などが始まるまでに完璧に仕上げて、後は主役に舞台を委ねます。舞台の素晴らしさをお客さんが気付くことは少ないのですが、気付かせないことがプロの仕事なのです。
 第一線を退くことなく、そんな経験を活かして仕事を再開してくれています。和歌山県の文化活動のために頑張ってくれることは嬉しいことです。約1時間の懇談の時間をいただきましたこと、感謝申し上げます。

【ライオンズクラブ】
 ライオンズクラブ新旧合同第四回地区ガバナー諮問委員会に出席しました。この会は、ライオンズクラブでは来月7月から新役員体制に変更なるので、今の役員と新役員が顔合わせを行う意味を持ったものです。旧役員からはそれぞれの分野からの報告があり、一年間の活動を締めくくりました。

 報告によると本年度の辻地区ガバナーの活動方針は、正に改革ともいえるもので、通常は10項目程の活動方針を掲げるのですが、辻ガバナーは20項目もの今までにない活動方針を掲げ、1年間を通じて実現させたそうです。その精神は、世界で一番の社会奉仕団体としての自覚を持ち、その中でも日本最大のブロックが大阪府と和歌山県のある335B地区であることの誇りを持つことから出て来ています。自覚と誇りは思いを具体化させ、達成させるだけの力を持っているのです。
 新年度、私はレオ委員に就任する予定で、来月から一年間、若い会員との活動が待っています。旧委員の皆さん、1年間の活動、お疲れさまでした。

【その他】
 紀州子ども語り部研修会の最後を飾る紀州子ども語り部コンテストの入賞者に渡すカップを選定しました。最優秀賞を初めとして7個用意しました。第三回目の講座もあと一回を残すだけになりました。
 久しぶりにMさんと会う機会がありました。ほとんど事務所にいない程、県内を走り回っています。お聞きすると、後2年9か月で60歳を迎えるそうです。定年まで走り続け、後は仕事から離れて家族との時間を過ごす予定だそうです。
6月8日(日) 「告別式」
【地引網イベント】
 ふれあい行事として片男波海岸で地引網イベントを行いました。本日は総勢116名も集まるイベントとなりました。参加者で地引網を引いて採れた魚を浜辺で調理してバーベキューを楽しむ内容です。採れた魚の中には蛸もあって子ども達は大喜びでした。吸盤に触れたり掴んだりと、子ども達にとってはどんなことでも新鮮に映ります。地引網を引く体験は中々出来るものではありませんから、今日の家族と一緒の地引網体験も心に残ってくれると思います。
(日曜日 地引網イベントで楽しみました)

【告別式】
 午後1時から同級生の関良規君の告別式が執り行われました。受付は12時からなので他の同級生と一緒にお手伝いのため早い目に会場入りしました。繰り返しになりますが、本当に残念なことです。

 出棺の時には思わず涙が頬を伝いました。一番元気な関君が旅立つなんて信じられないことです。斎場までお見送りした後、同級生達と思い出話に浸りました。なんでもないことが思い出として蘇りますから不思議です。先生のことや科目のことなど、何十年振りに話題になったのですが覚えているものです。
 現代国語の最初の時間で自分の名前の発音を説明するだけで終わってしまった先生のこと。英語の最初の授業で五文型についていきなり指名されて、冷や汗をかいたこともありました。忘れていてもこれらの出来事は、今の自分に何かの影響を与えてくれているようです。

 さて関君は生命の最後が来ることを知ってから最後の1年間。自分の好きなことに貪欲に挑戦していました。人生の最後まで生き抜いていたのです。
 大型二輪車を購入してツーリングに行っていました。若い頃は北海道までもツーリングしていましたが、最近は仕事と両立するため和歌山県内を中心として走っていたそうです。
 そして白浜にあるリゾートマンションを買って、そこから仕事場である病院へ通勤していました。住環境を良くして24時間快適な暮らしを求めたのです。若い頃には病院内の一室を自宅として暮らしていたくらい苦労をしていたのですが、最後は温泉付きで窓からの景色が良い環境に身を置いたのです。

 そして外車のボルボを購入して走りを楽しんでいました。とても高価な自動車ですが、最後に好きな車を購入して生活の中での走りも楽しみのひとつとして取り込んでいました。
 そして美食家であったことから、美味しいお店があれば毎月のように食を楽しみに行っていました。
 このように限られた時間と与えられた最後の一年間は死を待つのではなくて、大型二輪、外車、リゾートマンション、グルメなど。そして人生を掛けようとして選択した仕事である獣医師としての仕事は最後の一日前まで看護士に指示を出していました。自分の人生の中で価値観の高いものから順に楽しんでいたのです。正に「最高の人生の過ごし方」を実践した同世代でした。

 ただ待つことも死と向き合う恐怖との闘いで相当厳しいと思いますが、それを乗り越えて人生でのやりのこしを無くするために、楽しむことで死と向き合おうとしていたのです。
 それでも最後の二ヶ月は身体が苦しくて、自宅から外に出られなかったそうです。家族が「苦しみを和らげるために入院して」と頼んでも、最後まで「自宅で最後を迎えたい」として首を縦に振らなかったそうです。

 高校時代から頑固者でしたが、その生き方も最後まで貫き通していたのです。好きなことを実践した人生だった点が私とっては救いです。決して長くはなかった人生ですが、本当に生きた時間の長さは、周囲の誰にも負けていなかったと思います。苦しい闘いに最後まで立ち向かったこと、本当にご苦労様でした。
 関君と出会っていなかったら、違う人生を過ごしていと本気で思っています。高校時代からの30年間。楽しい思い出を作ってくれて、本当にありがとうございました。
 最後に贈った言葉です。「心からお悔やみ申し上げます。あなたのことを忘れることはありません。永遠に」

 告別式終了後、関君のおじさんでボクシングコーチの経験のあるMさんと話しました。「いつも期待しています。これからは良規の分まで頑張って下さい」と告げられました。その通りです。今は30年が崩れ落ちた感じがして精神力が低下していますが、明日からは大丈夫です。関良規君のこれからを背負って一緒に生きたいと思っています。いつか会う日が来ると思いますが、その日まで見守っていて下さい。今まで本当にありがとう。
6月7日(土) 「出棺」
【出棺】
 朝、同級生だった関君宅に行き出棺準備のお手伝いをしました。同級生の梅田君も来てくれて、最後のお別れを言いました。昨日、亡くなったことの真相を伺いました。原因は盲腸の癌が大腸へと転移していたのです。二年前、腹痛の原因であった盲腸の癌を手術した時には、もう手遅れとの宣告を受けていたのです。それまで腹痛が続いていたのですが、我慢して仕事をしていたのです。その間に癌は進行し取り返しのつかないことになってしまったのです。

 その手術後、関君はお見舞いに来てくれた親戚に対し、「遅かった。大変なことになってしまった」と話していたのです。手術が成功したのに浮かない顔をしていることを不思議に思ったそうですが、今思うと「死を意識していた」ようなのです。その時、担当の医師から「余命一年間」と宣告されていて、入院治療よりも好きな仕事を続けることを覚悟したようなのです。

 その後の仕事振りは素晴らしいものでした。獣医師を目指していた高校生の受験指導を行いました。その後、高校生の彼はある大学の獣医学部に合格、現在は北海道で学んでいます。関君は「今まで動物が好きで何人もの高校生が見習いに来たけれど、本当に獣医師になったのは彼が初めて」だと嬉しそうに話していたそうです。
 訃報を聞いて北海道から駆け付けた彼は、いまは仏様となった関君の前で、ただ涙を流し続けていました。

 関君は三年前に父親を亡くしたので、残された母親を頻繁に食事に連れ出していたのです。美味しいものを食べて元気になって欲しいとの思いから来たものでした。母親思いの彼の気持ちが滲んでいます。

 棺桶に入れる遺品が枕元に運ばれてきました。ボクシング評論家のジョー小泉さんのサインが入った著書がありました。「関さんへ。ジョー小泉」と書かれた著書が棺桶に入れられました。就職の時の話し合いを思い出しました。獣医師になるかボクシングに関するライターになるのかを決め兼ねていました。行動派の彼は東京にいるジョー小泉さんに連絡を取り、ボクシング関係のライターになるための方法を聞きに行ったのです。今思っても凄い行動力だと思います。ジョー小泉さんから「簡単なことではないよ。文章を書く練習を続けて下さい」とアドバイスを受け、記事を書く練習をしましたが、当時の本人曰く「文章を書く才能がない」ことで、その道を諦め獣医師の道を選択したのです。

 一冊の本から当時のことを思い出しました。
 余命一年間と宣告されてから二年。とういとう最後の時が近づいてきたことを悟りました。自宅で療養しながら看護師への仕事の指示を電話で行いながら、最後の時を迎えました。
 生命の最後を迎えるに当たって同級生のことを思い出しながら「みんなこれからどれだけ偉くなって行くのだろう。楽しみだな」と話していたそうです。

 以前、話し合ったことを思い出しました。5年前は「片桐はいま市議会だけれど、将来の目標はどこに持っているのですか。勿論国政を目指すと思っているけれど、そうなるまで応援しているから、自分達の代表として頑張って欲しい」。と言われました。
 1年前の県議会に当選させてもらった時は、「おめでとう。やったね。私達の代表として将来どこまで行くかを楽しみにしているから。応援し続けます」とメッセージをいただきました。

 自分のことよりも人のことを大事に思ってくれる彼でした。この一年は自由な時間が少なく、関君と会ったり話したりする時間が以前よりも少なくなっていました。お互い、充実期を迎えていることから、連絡がないのは元気な証拠と思っていました。それが間違いだったのです。
 時間は瞬く間に過ぎ去ります。後で「こうしておけば良かった」は通用しないのです。それでも「関君に途中で連絡を取っておけば」と思います。
 瞼を閉じた眼が開くことはありません。昨日まであった生の気配が消えています。16歳の時に出会ってからの30年間の道程が消えました。通夜式と告別式で本当のお別れになります。

【打ち合わせ】
 和歌山ゴールドライオンズクラブ結成5周年記念行事が終わり、次回に向けた反省会の日程調整を行いました。クラブ実行委員の皆さんから反省会開催の要望があり、実施することで決定しました。

【Tさん】
 夕方からTさんをお見舞い、懇談してきました。Tさんは一時退院して今日は現場に立っていました。第一クールの治療を終え、今月、6月17日の検査結果が出るまでは自宅待機です。
 抗がん治療はとても苦しいそうです。病院のベッドの横に洗面所があるのですが、吐き気との闘いで、一日に何度もベッドと洗面所を往復するそうです。苦しくて耐えがたいものがあるそうです。それでも、左目奥の癌は消えることなく存在し続けているので、抑えるための抗がん治療を行っていますが、大きくならないように閉じ込めるのがやっとの状態なのです。癌細胞の場所が左目の奥ですから、これ以上の放射線照射はできないのです。これ以上の放射線照射は脳の血管を傷つける恐れがあり、危険すぎてその方法はとれないのです。

 癌細胞を抑えられるのか、抑えられないのか、結論は検査結果を待つ必要がありますが、良い結果を信じています。これから実現すべきことが残されていますから、この時期にリタイアする訳にはいかないのです。
 「あと5年は生きたい」と話していましたが、そんなに短いことはありません。あと50年の間違いだと思います。大丈夫です。退院して数日後には仕事をする喜びを感じて測量の現場に立っている程ですから、そんな前向きな人を神様は招集することはないのです。
 任された仕事は責任を持って行うため、そして現場感覚を錆びさせないため、今日も現場に立っているのです。無理をしては絶対に駄目ですが、家にいても塞ぎこむことが多くなりますから、適度に現場の空気に触れることは大丈夫だと思いたいところです。

 厳しい状態は続いていますが、奇跡は起こすものです。奇跡は突然に起きるものではなくて、日常からそれに向けて積み重ねておくことから実現するものです。
 キラキラ輝く未来が待っているのに途中下車することは許されません。

【通夜式】
 関良規君の通夜式のお手伝いを行いました。各地から同級生が集まってきました。一番遠いところから来たのは斉藤君。香港の現地法人の社長をしていますが、今朝、香港から飛行機で和歌山市に戻ってきました。大雨で飛行機が飛ぶのか分からない状態だったそうですが、飛行機は遅れながらも夕方には到着しました。斉藤君とも久しぶりの再会です。

 奈良県から戻ってきた谷君は都市銀行勤務です。二年半前に賞与がなくなり、それ以降支給されていないそうです。インセンティブに形態を変えて業績に応じて支払われる制度は残っていますが、その後の支払い実績はありません。
 高校時代から約30年が経過。性格は変わっていないけれども、社会での役割は異なっています。お互いこれからどうなるのかは分かりませんが、神様に召された関君は知っているかも知れません。今日、ここに集まった同級生は久しぶりの顔ばかりです。関君が「お前たち、仲良くしなさい」と言いたいために集めてくれたようです。

 関君は家族に対して最後に「一年と言われていたのに二年も生きられた上、好きな仕事を最後までできた。こんな良い人生で良かった」と話したそうです。そう言える人生を生きられたことは素晴らしいことです。
 でも最後に一言。「関よ。早すぎるよ」。
6月6日(金) 「バナナエフエム」
【衝撃】
 朝から衝撃が走りました。高校時代の同級生が今朝、死亡したと連絡を受けたからです。このことは一瞬、何を言っているのか分かりませんでした。「関が亡くなった」との一報は胸を突き刺すような衝撃でした。午前の予定をキャンセルし、和歌浦にある自宅に向かいました。100kgを越していた体重が残念なことに、すっかり痩せてしまっていました。
 元気な時の姿からは想像できない姿で出てくる言葉がありませんでした。

 彼の名前を記します。関良規君です。
 思い起こすと、向陽高校に入学して初めての教室1年H組で隣の席になったのが彼との出会いでした。左を向くと関が座っていました。それから長い付き合いが始まり、同級生で最も仲の良い友人のひとりが彼でした。豪快で優しいな性格の持ち主で、16歳の時から本当に長い長い付き合いでした。東京、青森、台湾、一緒に行ったところですが、旅行もしましたし、一人旅の情報交換もしていました。「深夜特急」と混ぜ合わせてお互いの旅の話をしたことが思い出されます。ギリシア、イタリア、フランス、スペインそしてニューヨークなど、お互いが旅した時の情報交換の時は楽しいひと時でした。彼が開業している病院名の「アルル動物病院」は、フランスのアルル地方を旅した時の印象が余程良かったのか、その地方の名前が由来になっています。勿論、炎の画家ゴッホの「アルルの女」からも来ていることを付け加えておきます。

 高校時代に読んで感動を受けた和歌山県出身の作家稲田耕三氏の「高校放浪記」に関して話し合ったことが思い返されます。またプロボクシングの黄金時代と言われている1980年代に高校時代を過ごした二人はボクシング談義もスパーリングも良くしました。今も直ぐに言えるボクサーはロベルト・デュラン、アレクシス・アルゲリョ、トーマス・ハーンズ、シュガー・レイ・レナードなどですが、今では歴史に残る選手達です。

 「30歳までにはやりたいことを実現させたい」と夢を語り合ったことを思い出します。人生は甘くなくて、振り返ると30歳までにやり遂げたことは余りありませんでした。人生でやり遂げていることの多くは30歳代以降になってからです。40歳を超えて、これから益々実現できることが多くなって行く人生の途中なのに、道半ばにして永遠に時間が止まってしまったことは残念で仕方ありません。
 まさかこんなに早くに付き合いが終わってしまうとは想像もしていませんでした。本当に残念でなりません。

 平成20年2月から闘病生活が始まっていたことを初めて知りました。盲腸の手術だと思っていたのが、実は癌だったと聞きました。その時、既に手遅れで治る見込みはないと医師から宣告されていたそうです。6月までの間、自宅で抗がん治療と点滴を続け、癌と戦っていました。治る見込みがないのであれば病院でいるよりも、自宅で最後を迎えたいと家族に話していたそうです。そして闘病生活が始まってから亡くなる前日、つまり昨日に至るまで、自分の動物病院の看護婦さんに患者さんに必要な薬や、すべき注射について電話で指示をしていたようです。午前中は自分の抗がん治療を行い、午後は病院で患者さんのための仕事をしていたことも聞き、正に仕事が人生とも言うべき凄まじい生き方だったのです。

 1年365日、一日も休んでいなかったと思います。一応、休診日の木曜日でも患者さんがいると開けましたし、患者さんがいない日は勉強会に出掛けていました。その姿を知っていたので、生前に「少しくらい休まないと駄目だよ」と話したこともあります。毎年の12月31日も1月1日も仕事を行っていたことも知っています。
 残念なのは、昨年5月に話してから彼に会っていないことです。連絡がないのは元気に仕事をしている証拠だと思っていたのですが、こんなことになっているとは夢想だにしませんでした。こんな状態になってからではなくて、せめて生きている時に会って話をしたかったと悔いるばかりです。

 関君の母親曰く「同級生にも誰にも言わないで欲しい」と言われていたそうです。人一倍体格が良くて元気だっただけに、弱っている姿を見せたくなかったのでしょう。男のプライドだと思いますが、同級生全員が残念に思っています。何の力になれなかったとしても、励ませたと思うからです。今日の日が教えてくれたことがあります。

友人であっても、長い期間連絡をしないことはいけないことです。「元気にしている?」の挨拶を交わすことが大切なこと。
何かを達成するための時間を神様は決して待ってくれないこと。限られた時間を意識して、いま、すべきことに向かうこと。
やりたいことをやらない人生ほど後悔するものはありません。人生の最後に後悔しないためにも、真にやりたいことから始めることです。やりたいことに挑戦することが人生であること。
過去は積み重なり、今を生きる以外のものはないのです。確かに生きた過去があり、やりたいことをやっている今があれば、それは幸せな人生なのです。
自分の意思の種は蒔いておくことです。いまは発芽しなくても、意思は友人や家族、そして影響の及ぶ範囲で生き続けますから、いつか思いは実現するのです。

 朝からの大きな衝撃は今日を支配しました。彼の時計は平成20年6月6日で止まってしまったのです。享年46歳。余りにも早すぎる旅立ちです。
 明日は出棺と通夜式、明後日は告別式。止まって欲しい時間は確かにあります。

【バナナエフエム】
 12時30分から午後1時30分の約1時間、和歌山市のコミュニティエフエムのバナナエフエムの番組「Friday world cafe」に出演しました。ディスクジョッキーは梶谷さんで、留学サポートセンタージールスが番組提供をしています。番組では和歌山県の可能性や観光医療産業について、そして外国旅行などに関してお話させさていただきました。

(金曜日の「バナナスタジオ」)
 梶谷さんのテンポの良い番組進行は話しやすく楽しい番組でした。

和歌山観光医療産業創造ネットワーク副代表としての自己紹介をお願いします。
 こんにちは、片桐章浩といいます。まだまだアンノーンですが、会社勤務と公的な仕事、そしてNPO法人での活動と、複線型の毎日を過ごしています。このNPO法人は、和歌山市の活性化を目指して発足させたもので、過去、内閣府の和歌浦地域再生の調査事業、国土交通省の「観光医療立県和歌山」を目指した事業の採択を受け、調査を完了させています。和歌山市は持ち前の資源を活かした観光と、美容や健康、そして医療を組み合わせた産業を創造することで再生が可能だと考えています。

・観光医療とはどういうものですか。
 和歌山市が持っている観光資源、それは海であり山でありますが、この地域が持っているこれらの資源を最大限に活かすために、健康と美容と組み合わせて産業を興そうとするものです。
 例えば、大阪市内のビルの一室で美容施術を受けることも良いのですが、それよりも自然の中で、もっと言えば和歌浦の海を一望できる一室で、美容施術の施しを受けるほうが気分的にも精神的にも効果があります。
 女性なら医療関係者のアドバイスを受けながらのエステやビーチヨーガなど、男性なら健康ウォーキングやヨーガによるメタボ対策など。これらを和歌山県で行える環境を整えたいと考えています。

 観光と言うと自然の中に飛び込むことか都市を楽しむことにあります。確かに自然体験は素晴らしいものですが、いつまでも自然の中でいることはできないのです。自分の体験ですが、自然観光の最大級のものの一つとしてグランドキャニオンがあります。この歴史の建造物というか神の造形物というか、地球が作り上げた自然の美しさは息を飲み込むものです。ここを訪れるとどれだけいても見飽きないと思うのです。しかし不思議なもので、ここに滞在して二日目になると初日の感動は薄らいでいくのです。それどころかグランドキャニオンには大変失礼な表現で恐縮ですが、ヒマになってくるのです。つまり自然の中にいることはヒマなことで、自然を見ているだけでは長く滞在できないのです。

 逆の事例もあります。銀座一丁目のマンションに住んでいた人が一ヶ月後に千葉県に引っ越しをしました。東京のど真ん中である銀座に住んでいるのに、何故一ヶ月で引っ越しをしたと思いますか。それは都市の中で住むことは不便なのです。最初の頃は刺激があって楽しいでしょうが、息が詰まってくるのです。自然環境がない都市で、生き物である人が四六時中いることを身体は求めていないのです。
 和歌山市の場合は自然と都市部が近接していて、しかもそこに観光医療の産業があると、双方の良い部分を兼ね備えた地域となり、飽きのこない地域であり産業のあるまちとなり得るのです。

・観光医療の魅力、必要性とは何でしょうか。
 お金も社会的地位も大切ですが、健康はもっと大切なものです。健康にお金を費やすことがステータスになりつつあります。お金持ちが医療の先進地や保養所に移動して豊かな時間を持っていることが証明してくれています。和歌浦に豊かな外国からのお客さんがきてくれて、交流を深められることや、世界の国にWAKAYAMA JAPANの名前が知れると、和歌山県で暮らしていることに誇りがもてます。いま、「和歌山県です」と胸を張れない空気もありますよね。
 和歌山市の観光は、残念ながらそれだけではお客差を呼び込めないのです。長い間、行政機関や観光関係者が取り組み続けていますが、効果を感じられません。従来の視点からではなく、人として自然な欲求である美と健康を提供する場所であり自然空間を持つ和歌山県で、これらのサービスを提供できたら、観光のお客さんに来てもらえますし、地元の私達にも利点があります。
 生活しながら空き時間を活用して健康できれいになれるのですから。産業としても自立できると思っています。

・和歌山市の魅力について
 コンパクトなまちなのに生活に必要なものは何でも揃っていること。病院、学校、行政機関、スーパーなどが収まりの良い関係で位置しています。そして少し郊外、自動車で10分程度も走ると海や山に触れられます。外国の住みやすいまちは和歌山市と同様の環境にあるまちであり、世界レベルのコンパクトシティである点が売り物です。

・海外へ留学する人や海外で活躍する人たちが自信を持って、自分達の生まれ育った和歌山の魅力を語ることができる。というは、とても重要なこと。そういた観点でこれから海外に向けて出発される方に何かアドバイスをお願いします。
 日本で知られている都市は東京と京都くらいかな。後はどこでも一緒ですから、思い切り、都市と自然が隣接している素敵なところと訴えて下さい。そしてここでは、美容と健康に力を注いでいるので和歌山県の観光医療ツアーもあるし、セレブな健康サービス産業として美容と健康体験ができるよ、と話して欲しいですね。
 刺激と買い物なら東京。日本の歴史を知るには京都。美容と健康体験なら和歌山。と言いたいですね。

・人生で大切なものは。
 日常ではない体験を積み重ねることです。若いころは良く外国を旅しました。旅行好きの人なら知っていると思いますが、「深夜特急」に触発されて外国に出掛けた人もかなりいると思いますし、私もその一人です。一人で外国を旅する経験は自身の内面に深く刻まれます。勇気、度胸、感動、親切などの言葉が実体験として心に積み重なっています。普段は気にしなくても、その後の人生や考え方に深い影響を与え続けるものです。
 私の心の中には外国を旅した体験は形となって沈んでいます。初めてパリ市内に入って見えてきた絵のような凱旋門は焼きついていますし、マルマラ海峡の夕日は世界一の光景として刻みこまれています。これらの感動体験は無意識のうちの行動や判断に必ず役に立っています。ですから、犯罪以外のことは体験してみることが大切です。

・若い人達に伝えたいことは。
 今やりたいことをやるべきです。その年代、その年代でやれることや担うべき役割は違います。やりたいことや巡ってくるチャンスには旬というものがあり、それを捉えると生涯に亘って身になりますが、逃すと再び巡ってこないのです。人生の不思議ですが、そうなのです。やりたいことをやるべき時期にすることを大切にして欲しいと思います。
 お金や生涯の生活設計は勿論大切ですが、人生でもっと大切なものは、命と健康、そしてやりたいことをやった経験です。
 いま挑戦したいと思っていることがあれば、躊躇しないでいまやるべきです。チャンスが訪れている今は、今の瞬間しかありません。「後でやろう」「そのうちにやろう」「定年なって時間ができてからやろう」と思っていては、永遠に思っていることを実現できません。「そのうちに」はやらないこと、やれないことと同義語だと考えた方が良いのです。
 今、やりたいことをやって下さい。時は待ってくれませんし、瞬く間に過ぎて行きます。

 感想。和歌山市にエフエム放送があって本当に良かった。

【飲食懇談会】
 夕方からは飲食関係団体の懇談会に出席しました。場所は和歌山県内でチェーン店を展開している「信濃路」。飲食関係者約80人が集まった会合となりました。

 飲食店の課題を三つ挙げてくれました。
ひとつ。食の安心と安全をお客様に提供すること。
ふたつ。人材の育成を図ること。飲食業界のレベルアップと食の世界を目指す人材を輩出するしくみを作ることです。二年後には飲食大学院の計画もあるそうです。
みっつ。組織力の拡大です。組織構成員が増えると活力が生まれます。飲食の分野も同じで、組織力を増すことが業界の活性化につながりますから、参加店舗の拡大を目指しています。

 また飲食店のにおけるお客様満足度については、次のような考え方があるようです。
 『期待=現実』の店舗の場合、約20%のお客さんがリピーターとして戻って来てくれる結果を示してくれました。『期待>現実』の場合は、お客さんの満足度よりも嬉しいという思いが強くなり、よりリピート性が高まります。そして『期待>>現実』の場合になると、お客さんは感動体験を味わいます。そのためリピート率は約55%にもなります。満足を上回る感動をお客さんに提供する店舗が繁盛店となるのです。

 これは飲食店だけに留まらない法則かも知れません。相手に満足感を与えるよりも、感動体験を与えると再び会いたいと思ってくれます。感動体験を共有することが絆を深めるのです。8時過ぎに懇親会は終了しました。
 今日は衝撃の一日で、長い一日となりました。
6月5日(木) 「経営者」
【懇談】
 朝の懇談では、成果主義による職場の問題点とチームワークが疎かになることによる成果の停滞について話し合いました。個人の力はあるところに到達すると頂点を迎えますが、チームの仕事では到達点をより高くすることも可能です。チーム力をもって仕事を進めることが成果を挙げられる方法の一つですから、試してみる価値があるかも知れません。

【経営者】
 調理師から身を起こして飲食店舗、数店を経営している経営者の方と懇談しました。一代でチェーン店化を図っているだけに、現場から離れても現場感覚をしっかりと身につけた経営を行っています。飲食業界は垣根を越えた闘いを繰り広げていて、和食と洋食の垣根が下がっているため、同規模のライバルがひしめき合っています。

 「料理は作品でありお客さんに感動を与えるもの」であければならないとの考え方の下、創意工夫を行っています。料理は最初に見て楽しむものであり、次に味覚を楽しむものです。両方兼ね備えておかないと商品にはならないのです。ですから商品のデザインにも資金とアイデアを注ぎ込んでいて、新製品は資金力と技術力が必要であることが分かります。新製品を社会に送り出しお客さんに喜んでもらうことが使命であり、遣り甲斐を感じる部分です。その新製品の開発には資金力が必要ですから乱発する訳にはいきませんし、大手飲食店と違って出す限り失敗は許されません。

 包装品、パッケージ、輪ゴムのひとつに至るまで、製品の味とイメージに合わせたオリジナルですから、新製品をお客さんにお届けするまでの経費は数百万円にも及びます。
 デザインは製品の魅力を大きく左右しますから、一流のデザイナーの力をお借りすることになります。ここで金銭を節約すると製品力が落ちることになるのです。

 そして勝負どころの味です。味は力であり、この力の有無が製品力に直結しています。デザインや広報力でお客さんに食してもらえても、味の満足感を与えないと次につながりません。ひとつの製品が仕上がるまでには、かなりの数の試作品を作っています。新しい試みの製品は、従業員と信頼できるお客さん数百名に試食してもらいます。その全てをアンケートに記入してもらい改善を加えます。何度か改良を加えて、凡そ約80%の人が満足する段階になって初めて製品化を図るのです。ここは経営者の勘と度胸です。勘は現場経験から来るもので、度胸は字自分を信じることから生まれます。そしてアンケートに書かれた製品を評価する言葉と数字は、経営者の決断と自信の裏付けになります。

 決断の裏には充分な意見の裏づけがあるのです。最後に決断するのは責任者一人となりますが、そこに至る過程において何十人、何百人という人の意見を素直に聞き、そして製品に自信を持てるまで何度も改善を加えているのです。他人の肯定的な意見とかけた時間が決断を支えているのです。

 この経営者の修行時代は、いくつもの飲食店舗を廻り修行を受け入れてもらったそうです。店舗を変えたのは理由があります。「ある店舗は味噌の使い方が上手い」「別の店舗は醤油の使い方に特徴がある」「またある店舗は鰹節に秘密がある」など業界の評判があるそうです。名人、達人と呼ばれる調理人の下で修行をすることは技術と技を良い意味で盗み、自分のものにすることなのです。そうした繰り返しの中で自分の技を確立していきます。自分で身につけたものは自分の意思によるものですから、独立した後も自分の意思に基づいた店舗経営が可能となるのです。その経験から「職人は自分の意思を持つべき」だと話してくれましたが、これは調理人の世界だけに限らないものです。

 自分の意思に基づいて判断し行動することは、凡そ多くの分野に共通するものです。但し現在は、コントロールされシステム化されているので自分の意思が入り込む余地が少なくなりました。調理の世界でもマニュアル化と厨房のシステム化によって苦しい修行を重ねなくても、ある程度の料理は可能な時代になっているそうです。
 しかし料理人は自分の意思を持って調理することが生命だそうです。コントロールされている限り、自分の意思で新しい製品を社会に送り出すことはできませんから、お客さんに自分の存在を問うことができないのです。それでは職人として寂しいことです。
 自分の仕事には責任を持ち、この仕事が自分の意思によるものだと主張できる人間になりたいものです。

【その他】
 ガソリン代や原料価格高騰による経営圧迫に関しての打ち合わせ。小規模の会社はエネルギーコストや原材料が高騰しても、競争力と取引先との関係から容易に価格に転換することが出来ません。相談に見えられた方の会社は次第に経営が圧迫されつつあります。行政としての支援について調査しました。

 平成21年度の雇用情勢について懇談を行いました。改善の兆しは見られていますが、厳しさは変わりません。特に和歌山県の場合、職場が少ないことから若い人の受け皿が少ないのです。企業誘致活動への期待は最も強い皆さんからの要望です。
 福祉関係者との打ち合わせ。介護に従事している従業員の所得が低く、将来の生活設計が出来ないとの相談です。一般的に現在でも所得水準が低く、将来への明るい展望が見られないことから若い人達が介護職場を希望しないケースもあるようです。ヘルパーの研修を受けても、そのまま介護の仕事に従事する人の数は、数年前と比較すると少なくなっていると伺いました。介護の仕事に従事するには、人のお世話をすることが好きであることが前提ですが、それをクリアしても所得が低いと理想だけでは長く続かないのが実態でそうです。この問題に関しては引き続き調査していきます。

【議会報告会】


(議会報告会)
 夕方からは昨日に引き続いて県議会報告会を行いました。主な議題は、今月開催される定例会の考え方、そして政府要望の説明でした。和歌山県の課題は高速道路や府県間道路そして企業誘致に福祉と多岐に及んでいますから、重点項目に絞って説明致しました。
 報告会の後、懇親会の場を設定し意見交換を行いました。
 主な意見は、府県間道路の整備が遅れていること。特に橋本市かに大阪府に入る道路は、和歌山県内の区間は整備されているのに大阪府に入った途端に狭くなり、また曲がりくねっているので走る気持ちにならないとのことでした。

 同様に岩出市から大阪府につながる道路も、岩出市側は片側二車線と拡幅されているのに大阪府に入ると片側一斜線で狭くなっています。また逆の場合として、和歌山市の警察学校のあるところから岬町に至る道路が大阪府下では片側四斜線となっていますが、和歌山県側は未整備で自動車の対向も出来ない状態に置かれているようです。高速道路の整備も必要だと思いますが、府県間道路の必要性も訴えて欲しいと依頼を受けました。人が行き来する地域は活性化しますから、県境の道路整備は大切なのです。
6月4日(水) 「交通安全」
【企業進出】
 朝から企業進出に関する情報交換を行いました。他の都市では企業立地や商業施設の進出の情報がたくさんあります。受領した関連レポートを見ると、関西でも和歌山県以外では分厚い資料群となっていますが和歌山県の場合はほんの数件です。その差は歴然としているので寂しい感じがします。その中でも進出の可能性のあるものの確率は低くなりますから、地域としての企業誘致活動は最重要課題のひとつです。
 今後の活動に関して意見交換を図りました。

【交通安全】
 有家自治会会長は7年間も継続して通学路で子どもの安全を見守っています。朝は7時から1時間、夕方は3時から1時間、地域の児童の登下校を一日も欠かさないで見守ってくれています。先日、市内のある小学校校長から感謝状が届きましたし、女子生徒から花束が届けられたりしました。どちらも、長い間、安全を見守り続けてくれていることへの感謝の気持ちの表れです。1年間や2年間では、相手をこのような気持ちにさせることは困難です。7年間も継続した活動をしていることが相手の気持ちを動かしたのです。物事は如何に継続することが大切なことかが分かります。

 和歌山市内でも不審者情報があるように確実に安全な地域というところはありません。しかし学校で登下校を見守ってくれるのは学校周辺地域に限定されますから、自治会やPTAの皆さんの協力が不可欠です。学校の手が届かない地域の児童の安全を今日も変わらないで見守ってくれています。そして明日もこの活動は続きます。
 本人が何も言わなくても、この行為は周囲の皆さんの気持ちを揺り動かしますし感謝状や花束を贈りたい気持ちを芽生えさせるのです。
 朝、自治会長が訪ねてくれて地域の安全対策に関して話し合いました。会長さん、健康と安全に留意されて今日も元気に頑張って下さい。

【水資源】
 水資源への注目は年々高まっています。既に水の単価はガソリンよりも高くなっています。かつて産油国では水の価格が油よりも高いと聞きましたが、今では水資源の豊なわが国でも同じ状況になっています。水は生活する場に比較的豊富に存在しているのに不思議なものです。私達が思っている以上に、飲料水として利用できる安全な水が少ないということでしょう。それだけ安全で健康に資する水への需要が高まっていますし、重要の多さに比例して価格は上昇していきます。

 紀ノ川の流れる和歌山市でも水資源は貴重なものです。紀ノ川の水を水道水としていますが、市内の皆さんと水の話をした経験から、直接飲料している人は以前よりも相当少なくなっていると思います。安全な水であることを強調する意味からも水道水を販売している地方自治体があるように、和歌山市が誇る紀ノ川の水道水も市販できる程に安全性と品質を高めて欲しいと思います。

【懇談】
 市内の女性経営者との懇談会を実施しました。女性経営者は男性経営者と比較すると、しがらみはありません。そのため本音で自由な意見を述べてくれます。これから訪れる衆議院選挙のこと、市長選挙のこと、道路問題や福祉問題に関しても本音を話してくれます。
 ある経営者は、「有権者の役割は私達を代表してくれる候補者を議会の場に送り出すことで、送り出した限りは国政、県政に尽くしてくれることを期待しているのです。応援した議員だから使わなければ損といった扱いをするのは間違っています。当選したら個人のためではなく全体のために働いて欲しいと思います。私はそう考えています。こんな難しい地域で立候補してくれていることに感謝している程です。余り個人的な用件ばかりを頼んでいると誰も立候補してくれなくなると心配しています」と話してくれました。

 また別の経営者は「政治家はほどほどで良いと思うと駄目です。ほどほどで良いと思うのは大衆だけです。政治家は困難でも理想を追い続けなければなりません。理想を追い続けてくれる人がいるから今よりも前進するのです。あきらめやほどほどで良いと考える政治家がいても地域は発展しません。政治家はあきらめたら駄目ですから、大変な仕事だと思います。そんなことに頑張ってくれる政治家を支援したいと思います」との意見をくれました。
 どちらの意見も勇気付けられるものでした。しがらみや馴れに左右されないで理想を考えてくれる人がいることは心強い限りです。

【議会報告会】
 夕方からは短時間でしたが県議会報告会を行いました。今日は6月議会と政府要望のポイントに関して報告しました。報告の内容を要約します。
 平成20年度が始まったばかりですが、昨日、本日の二日間、早くも平成21年度予算に関して政府要望を行っています。政府要望は和歌山県として最重要課題に関して予算化してくれるよう国に依頼するものです。全ての項目が認められる訳ではありませんが、要望することで県の実情を分かってくれることにつながります。

 平成21年度の和歌山県の政府要望は道路問題から入っています。如何に和歌山県にとって道路問題を重要視しているかをうかがい知ることができます。仕事や伺い書、りん議書は重要な項目から並べますし、決裁するに際して重要な順番に案件を並べます。政府要望もそれと同じで、重要な順に並べて予算化を依頼するものだと思います。
 ですから6月議会は通常、補正予算の案件は少ないので、政府に跨る大きな県政の課題について議論を深めることになると考えています。皆さんの意見を聴かせていただき、議会活動に反映させたいと思います。

 引き続いて約2時間、意見交換会を行いました。和歌山県として道路の必要性はあるのか否かについて。高速道路が和歌山県白浜町まで延伸したことによる弊害について。中間の市町村は過疎化したり、商圏が拡大することで消費が地域から奪われていることについて。観光客が増加しても経済効果が伴っていないことに関しての評価について。物価が上昇しているのに所得が上がらないことについて。ガソリンや生活用品が値上げしていることから生活者の立場での政策について、などの意見が多くありました。将来も大切ですが、現在の生活の厳しさが浮き彫りになったと思います。

 20歳代から30歳代前半の参加者が多かったのですが、みんな自分達と周囲の生活と、この地域のことを考えています。皆さんは立場によるしがらみがないので、本音を聞くことができました。公で言われている内容と思っていることは、かなり違うのです。本音から来る現状に対策を講じることが現状を変えることに直結します。フィルターに掛けられた現実からは現状打破はできないのです。
6月3日(火) 「交通問題」
【懇談】
 仕事をする上で最も大切なものは信頼です。立場によって違いますが、利潤やコスト削減、安全性や機能、環境保全など重視する価値がありますが、それ以上に、その根底にあるものは相手に対する信頼なのです。一般的に、信頼できない相手とは取り引きしようとは思いませんし、交渉の途中でこの相手はおかしいと感じた場合は交渉を中断することになります。どれだけ魅力的な取り引きでも、相手に対する信頼がないと成立しないものです。

 逆に相手を信頼している場合は、信頼に基づいた話し合いを行います。信頼度にもよりますが、「この人の頼みなら引き受ける」または「この人の頼みなら断れない」という事があります。この場合は利潤や機能以上に相手への信頼が勝っているのです。つまり信頼は仕事の上で最も重要なポイントなのです。
 そして人の信頼は評判によって人の間を流れます。信頼できる人との仕事は自分への信頼にもつながりますが、評判の良くない人との仕事は、自分の立場も悪くするものです。できるだけ信頼でき評判の良い人と仕事を行いたいものです。

【交通問題】
 交通問題に関する確認事項を協議しました。道路の問題は利便性も大切ですが安全性の確保が第一です。特に生活道路から県道や市道などの幹線道路に出る場合は、地元の皆さんの安全性確保が必要となります。新しい道路計画がある場合は道路管理者と警察が協議をすることになります。信号機の取り付け要否、必要となる標識の協議など、安全確保のための作業が伴います。何事においても安全確保は最重要の価値観と考えて仕事を行いたいものです。

【懇談】
 市内の若手建築家の方と懇談。建築家が設計する建物は建築家と施主の個性が表れていて作品を見ていると楽しくなります。建築家Kさんの作品を拝見したところ、それぞれの建物にはテーマがあります。建築家とオーナーが話し合い、統一的なテーマを貫いた設計を行い具体化させているのです。建築家Kさんは「設計の話をし始めると一日中でも説明してしまいます」と話してくれたように、自分が生み出す作品への愛情と仕事を愛していることが伺えます。
 そして建築家の仕事は単に家づくりをするのではなくて、まちづくりに参画するものです。そのため和歌山県の活性化には関心があります。県民球団の紀州レンジャーズへの協力もしてくれました。

【環境月間】
 今月は環境月間です。毎年恒例となっているつつじの幼木の植樹先を決定し、施設長と日程と植樹場所の打ち合わせを行いました。施設長はつつじの寄贈と植樹作業を大いに歓迎してくれました。
 施設への植樹を通じて交流機会を持つことと地球環境問題への関心を喚起したいと考えています。

【活性化のための懇談】
 和歌山県だけではなく、どこの地域でも企業誘致や商業施設の誘致活動に熱心です。他の県の事例を出して、まちづくりに関する話し合いを行いました。商業施設や病院、学校をどの場所に立地させるのかでまちづくりは異なってきます。ただ、立地したい施設があっても地域に魅力がないと来てくれませんから、開発の前に地方自治体が当該地域の魅力を作る必要があるのです。他のまちの取り組みは参考になります。

【訪問】
 6月議会開会を控え某企業を訪ね、県政の課題などに関して伺ってきました。要望であがったのは、企業進出をもっと図って欲しいというものでした。企業進出や地域開発などまちに動きがあると、まちの元気が増します。各部署を周って話し合いました。

【協議】
 今年5月に発生したある問題への対応を協議。問題発生の基は相手の思い違いから来るものですから論点を時系列に整理して説明することにしました。但し、問題が起きるのは感情的な部分も絡んでいますから、論点の説明だけでは対処しきれないところもあります。それこそ最後は信頼関係に基づいて納得してもらえるかどうかです。協議を終え明日に備えました。

【Tさんのこと】
 平成20年5月8日に入院して抗がん治療を継続しているTさんが今夜、自宅に戻りました。治療の第一クールを終えたので次の第二クールまでの間、自宅に戻ることを許可されたのです。抗がん治療を行うと白血球の数が減少する場合があるので、その場合、帰宅は無理なのですが、Tさんの場合は血液検査の結果、正常な範囲内の数値を示したので帰宅することができたのです。

 退院できたことで声に張りを感じました。入院前は頭痛やけだるさなどから顔色が冴えなかったのですが、抗がん治療続けた結果、頭痛とけだるさが消えたので、体力的にも精神的にも随分と楽になったと言います。抗がん治療の効果が見られていることで少しだけ安心しました。

 しかしあくまでも第一クールを終えたばかりで、効果があったかどうかの検証はこれからですし、第一クールの効果が薄れてくる頃には痛みが再び襲ってくるかも知れないのです。治療は体力的な問題もありますが、不安感との闘いという精神的な不安定さがあります。病院のベッドでいるよりも自宅の方が安らぎますから、次の検査日である6月17日まで精神的にもゆったりと過ごして欲しいと願っています。

 ところで第一クールを終えて今後の治療方針について伺いました。抗がん治療の効果があり、癌細胞が小さくなっていたり現状維持であれば、第二クールの治療に移ることになります。ところが癌細胞の大きさが変わらなかった場合には抗がん治療の効果がないので、抗がん治療を継続しても効果がないと判断されるそうです。その場合は次に行うべき治療法がないという場合も想定されています。

 「その場合はどうするのですか」と聞くと、「抗がん治療を継続しても効果がないので、治療で苦しむよりも、苦しまない方法を選択した方が良い」との回答でした。
 「その場合は治療法がないと言うことですか。それは絶対にないと思います。確実に治ると確信していますから大丈夫ですよ」と話しました。

 勿論、Tさんも治ると確信しています。私もTさんが完治して一緒に仕事をする日を、今から楽しみにしています。早速Tさんは、今週末には仕事の相手先のへの挨拶を行う予定です。内心、「余り無理をしないで欲しい」と思っていますが、気を紛らすためにも、元気を取り戻すためにも、外に出る方が良いかも知れません。治った後のことを考えて、今取るべき行動をすべきことは何よりも大切です。

 実はもうひとつ心配なことがあります。左目が塞がっていますから自動車の運転が大丈夫かという問題です。本人は「大丈夫」と言いますが、左方向の死角や左折時の安全確認の不安を感じます。安全第一で行動して欲しいと願っています。
 とにかく一旦退院しました。暫く自宅で療養して、第二クールに入る6月17日からの厳しい闘いに備えて下さい。今日も会社の同僚や同期入社の仲間と話し合いました。みんながTさんの復帰を信じていますし、心の底から声援を送っています。

 「とにかく頑張れ」。治療行為に関しては何もできませんが、声援は一日も忘れないで送り続けています。もう一度言います。「絶対に大丈夫。頑張れ」。世の中には困難に打ち勝つ「絶対」があると信じています。
6月2日(月) 「速度」
【先月】
 月日の経過は本当に早く感じます。今日から6月ですが、朝の会合で参加した全員が先月の活動した結果を振り返りました。一か月の自分の行動を振り返ると気付くことがあります。「自分が思っていた程、多くの人と会えていなかった」、「仕掛けた結果を刈り取るまで至らなかった」など、月間単位で行動を見ると日々の中で気付かなかった行動の弱点を見つけることができるのです。そしてこの時に併せて当月の行動計画も策定します。先月の反省を基にして今月はもっと飛躍するための計画を練る。それが行動力が伴う仕事になります。
 活動計画を立てた上で結果を見つめ直すことが先月よりも今月、今月よりも来月、前進する秘訣です。

【速度】
 友人がその友人を連れて訪ねてくれました。本日のことを約束したのは二週間前。その時、なかなか時間が取れなかったのですが「空いた時間ができる時で良いですよ」との問い掛けに、本日の午前11時に会うことを約束しました。

 中国で教わった諺、「人の友人もまた友人である」素晴らしい友人が訪ねてくれたことに感謝するばかりです。良い友人との話し合いは、目の前にある出来事を全て意味のあるものに変えてくれます。そして異分野の人と会うことは自分の周囲に化学変化を起こさせてくれます。違う分野の仕事をしている人に接点ができると、ふたつの速度がぶつかりあって、より速く、より高く、そしてより広く、行動する速度を加速させてくれるのです。

 加速はエネルギーを増してくれますから、仕事の早さも質も異質化させてくれる要素を持っています。利点を挙げると、加速は到着地への到達時間を早めてくれます。間違えても乗り換える時間の余裕があります。高速で行動すると低速のものをゆっくりと眺めることができます。お互いの速度の速さと向きが同じようなものであれば、仕事での利点が多くなります。

 それにしても友人との出会いは不思議です。友人Tさんが本日会った新しい友人達の会社の敷地でパーティをしていた時に、思いついて電話をしてくれたのが二週間前のことでした。「この二組の人を会わせたら面白いことになるかも」と思ったのがきっかけです。人はインターネットなどで調査することができますが、その人柄や性質は会ってみないと分かりません。人と会った時の雰囲気と印象が今後を占う決め手です。

 再び会ってみたいと思わせる人は一概には括れませんが、暖かさと優しさで包み込んでくれる大きさのある人、笑顔と元気を発散させていて分け与えてくれる人、ゆったりとした時間を感じられるのに気がつくと1時間があっという間に経過しているような人、などを挙げたいと思います。
 これらの人と会う機会が訪れたら幸運が舞い込んできてくれたようなものです。混ざることのないそれぞれの原色も見事なものですが、どんな色に変化するのか分からない混ざり合いもこれからの期待があって楽しみです。

【ランチタイム】
 ゆっくりとランチを摂れたのは久しぶりのような気がします。いつもの昼間は、午後の予定のために移動しているか、電話で済ませられる仕事を行っているか、午前からの仕事を継続しているかなどの時間で塞がっていますが、今日は何としても会わなければならない人と用件が発生し、12時から1時間のランチタイムミーティングを持ちました。

 組織改革の真っただ中で活躍している人が、その組織改革の難しさを語ってくれました。立ち塞がる最大の問題は、現状を変えると不利益になる人の静かなる妨害です。静かなる妨害とは、表では反対の意思を表すことはなく水面下で改革の速度を減速させることです。  
 速度とはエネルギーの強さですから、改革に必要な速度が減速させられると改革することができなくなります。改革が上手く進展しているつもりでも、必要なエネルギー量を得られないため失速するのです。

 エネルギーを失うことは、高く飛ぶことや壁を乗り越えることを困難にさせてしまいます。行動を起こしている私達は、高いエネルギーレベルを保とうとしています。やる気へと気持の持ち方を切り替えるのですが、このやる気が行動の推進力となってくれています。
 エネルギーの減速の危機を感じたら、一時その場を離れて、高いエネルギーで行動している人と会うことです。再び気持のエネルギー指数は高まり、行動する力を蘇らせてくれます。本日のランチタイムミーティングは、エネルギーミーティングのようでした。

【食育打ち合わせ】
 平成20年11月に計画している食育に関して講師と内容と進め方の話し合いを行いました。進め方の基本は、楽しく明るくです。そしてテキストはいらないことで一致しました。 
 その理由は、以前、この団体が食の講義を実施した時に、お堅いテキストが配布され講師はそれを読むだけ状態になってしまい、2時間受講者が固まってしまったことがあるのです。それを繰り返さないためにも、一押しの講師を依頼しました。
 考え方が一致しているので講師との話し合いは簡単でした。
 「進め方は」
 「気楽に堅苦しくない内容にしましょう」
 「テキストは」
 「要りません」
 「食に関する法律の解釈は要りますか」
 「要りません。楽しく安全な食生活になる方法を提案しましょう」
 「講義中の冗談はOKですか」
 「大歓迎です」
 以上の打ち合わせで内容は決まりました。如何でしょうか。良い講義になりそうな気がしてくるでしょう。

【相談】
 家庭内で揉め事を抱えている人の相談案件がありました。誰でも多少のイザコザは抱えていますが、飽和量を超えると取り戻すことができなくなります。一度溢れた水を器に戻すことは意外と困難です。そして全てを元の状態に戻すことはできませんから、当事者間ではなく第三者の意見を聞くことが大切なのです。
 約1時間、状況整理をした上で再度話し合うことにしました。

【復活】
 一昨年、家庭内暴力で苦しみ、どん底にいた方がいます。仮にAさんとしますが、Aさんは家庭内暴力を揮う夫から逃れ、裁判所に接近の禁止を求め、そして離婚訴訟。長い苦しい戦いに勝って自由になりました。しかし傷ついた精神は簡単に元に戻りません。カウンセリングと苦悩の日々。立ち直ったかと思ったら、また不安感に襲われる。その繰り返しの中から徐々に自分らしさを取り戻していきました。

 自分との戦いは約1年間に及びました。過去の自分を振り切り社会に復帰したのです。そしてAさんが選んだのは福祉の仕事です。自ら傷ついた体験を無にしないために、他人に優しく接する仕事を選んだのです。そのため福祉関係の資格を取り、他人のお役に立つ道を選んでいます。
 その二年間、Aさんが元気にしていることを私は知っています。理由は簡単です。半年に一度、Aさんが近況報告してくれているからです。

 半年後。
 「仕事が見つかりました。人のために頑張ります」
 「良かったね。大変な経験をした分、みんなにその経験を分け与えることができると思うよ。慣れるまで大変だけれども頑張ろうね」

 一年後。
 「福祉の資格を取るために学校に通っています。大変だけれども楽しみです」
 「自分のことで悩んでいたのに学校に通うなんて成長したね。嬉しく思います。きっと良い福祉士になれるから頑張ろうね」

 一年半後。
 「資格を取りました。私でもやれると自信を持ちました」
 「頑張った甲斐があって良かったね。人の役に立ちたいと思って取った資格だから値打ちがあるよ。これからが楽しみですね」

 二年後。
 「訪問看護の仕事をしています。私を待ってくれている人がいるので遣り甲斐があります。私じゃなければ駄目だという人もいるのです」
 「社会で困っている人は誰が心の優しい人なのか分かるのですよ。心の優しい人に来て欲しいと思うのは当然のことだから、そのことは自信が持てる出来事です。社会で助けてもらった分、今度は困っている人達にお返しをしてあげてね。Aさんを待っている人がたくさんいますよ」

 会話が発展していることを分かってもらえると思います。立ち直って人生に前向きに立ち向かおうとしています。自分のことではなくて人のことを思いやる気持ちを持った今、もう過去には戻りませんから大丈夫です。
 どん底から立ち直って社会に貢献しているAさん。素晴らしい力を持って蘇ってくれたことを嬉しく思っています。

【写真展】
 和歌山県内で活動しているプロの写真家による写真展の案内をいただいたので、会場に行ってきました。今回の写真展のテーマは「自由」です。そのため写真家は、思い思いの作品を展覧していました。人物、花火、トンボ、ぶらくり丁などのテーマの風景を切り取った作品が並べられていました。
 人の分だけ作品があります。みんな違ってそれが良いのです。

【懇談】
 経営者の皆さんと懇談しました。多角化することと選択すること。どちらも経営者にとって大切な手法です。名経営者といわれたジャック・ウェルチ以降、選択と集中が王道のように言われていますが、多国籍企業や経営の多角化によって成長している企業もありますから、どちらの戦略が有効なのか、今も勝負付けは終わっていません。多分、時代に応じてこれらの手法は繰り返えされながら進歩していくのだと思います。

 和歌山県内での選択と集中、そして多角化について、企業によって進む方向が違うことも知りました。トップによって選択は違いますし、選択による成長の度合いも分かりません。やるべきことは自分の信じた道を進むことだけです。
6月1日(日) 「開店一日前」
【開店一日前】
 和歌山市の郊外にイズミヤ紀伊川辺店がオープンしていますが、その敷地内に「センプレコンテ川辺店」が明日から開店します。今日は明日からの開店に備えて坂田社長や北村専務が最終確認のため店舗入りしていました。センプレコンテは既に神前店をオープンさせた実績があり、ここは予約なしではすぐの食事が困難なほど流行っています。その二号店として川辺店を出店しました。

 坂田社長は「また心配の種が増えました」と笑って話してくれましたが、新しい事業や取り組みは先行きが不透明ですから確かに心配の種となりますが、大きく育つ可能性と期待がありますから、楽しみであることには間違いありません。初めての土地での事業展開は市場調査をしているとしても実際とは違いますから、開店に向けての不安感があると思いますが、何事も内心では不安と期待との葛藤があるものです。スタッフの気持ちが新しい仕事への期待が大きければ雰囲気は盛り上がって行きます。明るい店内はお客さんを呼び込んでくれる最高のものです。

 川辺店の店内を案内してもらったところ、明るいイタリアの雰囲気が浮かび上がっていました。二階にはVIPルームもあり特別な時間を演出してくれそうです。お客さんが飲食店に求めるものは最近では随分と違ってきました。味が良いのは当然のこととして、スタッフのサービスと店内の雰囲気作りなど、食事そのものに加えたプラスアルファが求められているようです。スマイルのサービスも食事に付加されたサービスとなっていますが、心からお客さんを歓迎してくれるスマイルは、通常のサービス以上の充足感を満たしてくれます。丁寧な接客態度や言葉遣いに加えて、お客さんの内心の要求やお客さも気付いて以内要望に応じたサービス提供のできるスタッフがいることは心強いものです。
 店内の整頓は午後からの仕事になりそうですが、スタッフも揃いお客さんをお迎えする準備に入っていました。

【新製品】
 新製品を発売する全ての会社の経営者は例外なく、市場調査とアイデア、熱意をもって自社の製品を社会に送り出しています。新製品は言わば自慢の子どものようなものです。マーケティングと営業活動を兼ねて様々な分野の人に意見を聴いています。意見を聴きながら改良を加えたり販売エリアを広げていくのです。

 さて、ある経営者が新製品を開発したので皆さんに知って欲しくて訪問している中での出来事です。新製品をある政治家に見せたところ、「こんなもの売れないわ」と、ひと言だったそうです。新製品の特徴や開発の経緯を聞く前に否定されたことで、この経営者はひどく傷つきました。また売れるか売れないかは市場が判断する前ですから、一政治家が売れないと断定するものではありませんし、その政治家はその分野の商品に関しては素人ですから、その分野ではプロの経営者の感覚とアイデアを否定するセンスは良く分かりません。その経営者は「新製品の価値や他の製品と比較した優位性も聞くこともなく、売れないと決めつける姿勢は納得出来ないものです。売れない理由や改善意見を言ってくれるのであれば納得できますが、何も知らないのに製品を否定されたことでその人の人格を疑いました」と悲しげに話してくれました。「開発に何年もかけてようやく生み出した新製品を真っ先に紹介しようと訪問したのにそれはないですよね。その政治家とはもう付き合うこともありませんが」、とのことでした。

 言葉は人を傷つけることがありますし、新製品などを額面だけで評価してはいけません。アイデアを実現する過程での技術的なご苦労やつぎ込んだ資金、専門家などに協力してもらうための人脈形成など、ひとつの製品が完成するまでには相当の時間と開発費が費やされているのです。新製品開発までにはストーリーがあります。ストーリーを完成させた経営者と、仕上がった結果だけを見て判断した政治家。何事もアイデアを実現させるために苦労をした人と資金をつぎ込んだ人が素晴らしいのであって、何も知らないで批評をするだけの人を偉いとは誰も思わないものです。

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