4月30日(月) 「都市開発」
【河川対策】
 水質に関する対策について協議しました。水の安全確保は生命と環境を守るために絶対に必要なことですから、チームを構成して取り組むべき問題です。情報の集積している東京や水質の専門家の意見を取り入れられるしくみを確立して、対策を講じたいと考えています。施策は効率性を考えるだけでは上手くいきません。そこには心が宿っていることが大切だとの意見がありました。
 
【都市開発】
 地域開発に関して協議を行いました。大阪市から専門家をお迎えして話し合いましたが、和歌山市の地域開発は体をなしていないと映っています。それは中心市街地活性化基本計画が策定されていますが、単発的なマンションなどの建設計画があるだけで地域開発と言えるものはないからです。和歌山市中心市街地のシンボル的存在であるフォルテワジマに続く地域開発計画はありませんから、地域全体としての仕上がり感は感じられません。

 また和歌山市の玄関口であるJR和歌山駅周辺の地域開発計画も全くありません。本来であれば、首長がJRや商店主と協議して開発計画を示したいところですが、形となって現れていないことなどからその気配はありません。地域開発を抜きにした中心市街地活性化基本計画はあり得ませんし、それでは都市再生も難しいのです。

 道路問題が議論されていますが、道路問題は都市計画と地域開発と共にあるべきで、まちづくりの根幹が示されていなかったり都市計画の見直しがなされていないのに、道路の必要性を訴えても説得力がありません。和歌山市の都市計画を示して、そのためにこの道路が必要だと示して欲しいものです。

 和歌山市は経済力の停滞や人口の減少など、現状が良くないのです。ここから脱する施策を待望しているのに首長は方向性を示さないで、ひたすら道路では理解を得られません。
 法律によって郊外の大規模商業施設の開発は制限されていますから、地方自治体が都市計画を策定して誘致しないと地方都市には来てくれない状況です。大規模商業施設においても、既に採算性の良くない商業施設は閉鎖するなど再編成の時期に入っていますから、他地域に勝る魅力のある地域でないと、中々進出してくれません。まして非協力的な姿勢だったり、他都市の評判次第で進出は国難だとの見方があります。

 地域開発は事業者、地権者そして地方自治体の支援体制が揃って初めて実現に向かうものなのです。無秩序な都市形成に任せるのではなく、地方自治体が主導して実効性のある都市計画の策定を期待しています。

【全国大会】
 世界大会や全国大会に関して打ち合わせを行いました。全国大会などで和歌山県内に宿泊してもらうと、宿泊人数に応じて補助施策があります。コンベンション誘致に関する施策ですが、何年に一度か十数年に一度の大会もありますから、物心とも歓迎の意を示したいものです。ただ支援施策はあるものの予算との兼ね合いがありますから、早い段階での誘致と大会発表を行って欲しいところです。

【懇談】
 国体に向けてあるスポーツ競技の施設整備計画と地域開発に関する打ち合わせを行いました。併せて家庭用太陽光発電システムの補助施策の説明も行い協力を行いました。
 引き続いての懇談は、明日、和歌山ゴールドライオンズクラブ5周年行事に関わる会合を実施することにしていますが、先だって記念冊子や役割分担について話し合いました。

 本日の最後は、県政と団塊の世代の生き甲斐に関する意見交換を行いました。「地方自治体は国政とは異なり、政党の対立に左右されないで生活者に即した施策を実施して欲しいし、偏りは良くない」と意見をいただきました。首長は県民、市民の代表ですから中立の立場が望ましいと考えている人が多くいます。本音とも言える意見を伺いました。

【道路特定財源】
 本日、衆議院で道路特定財源の暫定税率の再可決が行われました。国会で決められた結論ですから、再び暫定税率が継続されることになりました。そのこともあり、この問題については朝から夜まで意見が寄せられました。

 また昨日、今日とガソリンスタンドは長蛇の列となっています。ガソリンスタンドで給油するのに並んだことはありませんでしたが、二日続けて並んで給油してきました。この光景を見ると、これが生活者の行動様式であり世論だと感じ取ることができました。世論は作られるものではなく現場から感じ取るものなのです。ガソリンスタンドの長い列と待ち時間を体験すると、何を欲しているかを伺い知ることができます。これを世論と言わずして何を世論というのでしょうか。余りにも有権者とかけ離れた決議をすることが民意を反映しているのか考えさせられます。

 皆さんからいただいた意見のいくつかを紹介します。
ガソリン価格が160円になるとも聞いています。生活の維持が大変なのに値上げは如何なものかと思います。

道路の必要性は理解しています。しかし現在の生活が大変厳しいのに値上げを再可決することは世論を無視しています。現在の生活を破壊して道路を建設するよりも、現在の生活を優先させて欲しいと思います。

郵政選挙の是非を問われた衆議院での議席に基づいて、暫定税率を再可決することは支持しません。この問題に関して有権者の意見を聞くべきです。郵政民営化の時と同じように。「暫定税率の延長の是非を問う」と宣言して解散し民意を確かめるべきです。郵政に関する意思表示はしましたが、暫定税率について衆議院に委任した覚えはありません。

夜、ニュースを見ていると道路特定財源を作った田中角栄元総理の報道がありました。当時の道路事情と将来の日本の発展を考えると導入は正解でした。
しかしテレビに登場した、田中角栄元総理の側近はインタビューで「もし田中角栄が生きていたなら、お前たちはまだそんなことをやっているのかと驚く筈です」と答えていました。その時代は必要だったし発展の基礎を作ったのは事実ですが、今は時代も変わっています。日本列島改造論と同じ発想の施策は不必要です。列島改造の時代から変わり、今は環境保全の時代ですよ。

暫定税率再可決の行進を見て来ました。行進に参加していた人数を数えたら、多く見積もっても約300人でした。そして行進しているその殆どの人が見たことのある人ばかりでした。県や市に動員が掛っていたと思います。

 以上のような意見でした。私のところに来た現場の意見ですから、これは世論の一部かも知れませんが真実の声だと認識しています。議員は現場の意見を聞いて真実を知ることが原点です。現場の意見は大切にすべき意見です。そこには生活があるからです。
4月29日(日) 「シャンソン演奏会」
【シャンソン演奏会】
 和歌山シャンソン協会会員によるシャンソン演奏会が開催されました。会場の和歌山市民会館小ホールは満員で盛り上がりを見せました。この演奏会は会員の皆さんが一年に一度、練習の成果を披露する場面で、誇らしく、そして緊張の一瞬でもあります。
 何でもそうですが、漫然と練習を続けるのと発表会や試合の予定があり、それを目標と励みにして練習を続けるのとでは、練習の効果は全く違います。発表会に出場することは緊張するもので、できれば避けたいと思う時がありますが、飛び降りるつもりで思い切って経験すると意外と楽しくなります。

 この舞台の緊張感を味わうために、また一年、研修を継続できるのかも知れません。練習では味わうことのできない、本番だけが持つ威力です。本日のお客さんは会員の応援団ですから、同じように緊張しながら声援を送りました。
 舞台の最後は出演者全員が並びました。この瞬間は自分の登場する場面とは違って緊張感が解け、舞台を楽しめているようでした。一年間の成果を披露して精神が解放される瞬間の気持ちの良さは格別です。恐らく打ち上げを行っていると思いますが、楽しい会話に花が咲いていることでしょう。

 次は平成20年7月13日の和歌山巴里祭です。和歌山シャンソン協会が主催して10周年を迎える節目の巴里祭ですから、会員の皆さんは気合が乗っています。前哨戦は成功を収めたので、早速、次に向かってスタートしました。

【懇談会】
 5人での懇談会。観光に来た外国人の通訳ボランティアのことや、ライオンズクラブによる外国との交流活動などに話題が及びました。今から30年前、ライオンズクラブ主催の交換留学制度により、当時高校三年生の生徒が60日間、アメリカにステイする研修に参加して、その後外国語にはまって、今では数ヶ国語は話せるようになっていますし、挨拶程度なら10ヶ国語以上も話せるようになっています。何かのきっかけで人生が変わることはあるのです。

 先日もロシア人と出会ったので声を掛けてお話しすると、ロシア人が驚いたそうです。それは、和歌山市に来て初めて和歌山市の人からロシア語で話しかけられたことによる驚きです。この会話で和歌山市の印象は随分良くなっていると思います。
 少しのことで印象は全く違ったものになりますから、小さな出会いを大切にしたいものです。それにしても外国語を習得しておくことは大切なことです。学生時代に外国で生活した経験のある人は、そのことを知っています。

【入院】
 大切な友人Tさんが来月、5月1日から入院することになりました。入院先は大阪府立成人病センターです。入院の原因は、治療を続けている眼底の癌細胞が肺に転移していることから、肺に関して抗がん治療を行うことになったからです。
 眼底の癌治療も困難なのですが、それに肺の癌腫瘍の抗がん治療を加えることは大変な精神的打撃です。聞いた相手の私でさえ辛くてがっかりする程ですから、本人の心中を想像することもできません。

 ただ必ず助かると私は信じていますし、Tさんもそのつもりです。再び闘病生活に入りますが、元気になって一緒に仕事ができることを今から楽しみにしています。私にとってTさんは失ってはならない友人ですから、何が何でも助ける覚悟です。
 それにしても眼底の癌細胞が発見されたのが、平成19年のゴールデンウィークでしたから、1年後、再び同じことが繰り返されるとは思っても見ない出来事です。これからの人生で物事を達成する前に訪れる試練のひとつなのでしょうが、それにしても辛すぎます。身体が耐えられるのか、精神が耐えられるのか。これ以上、もう止めて欲しいと心底、思っています。
4月28日(土) 「新入札制度」
【新入札制度】
 建設工事に関して和歌山県では、平成20年6月から新しい入札制度が導入されます。このことに関して関係者と懇談の機会を持ちました。全国で最先端を行く制度といわれていますが、実際に導入されてみないと制度の検証はできないと話してくれました。不正防止の観点は重要ですが実務面からすると、地元事業者が不利な状況は防いで欲しいとのことです。

 つまり建設事業に携わっている事業所が多い和歌山県の特徴からして、地元での仕事がないと死活問題になるからです。実は構造改革は産業構造の変化をもたらすものですから、急激な変化に対応できない会社は淘汰されていくことになります。しかしその業界で生活をしている人がいる中において、急激な変化は生活基盤を崩してしまう恐れもあります。

 既に形成されている秩序を変える場合、緩やかにしくみを変えたいところです。そこで収入を得ている人と家族がありますから、一方では生活を守る視点も大切です。必要な公共工事は残りますから、全て県外の大手企業に落札されると県内事業者は下請けの役割になってしまいます。仕事を創造しても県内で廻る資金は減少し、県外企業が元請けとなると事業所税も減少します。事前に十分な事業者向けの説明を行い、中小規模の事業者の体制が整うまで時間は必要かも知れません。一気に行くと秋口には県内事業者は厳しい事業者は事態になる恐れもありそうです。

【道路特定財源】
 昼間の懇談では、国で議論されている真っ只中の道路特定財源に関して意見をいただきました。和歌山市の施策である和歌山城のライトアップや市長が売り込んでいる城フェスタ事業の一部も道路特定財源が使用されていることが判明し、「どうなっているのか」と活用方法が疑問視されています。夜間ライトアップや和歌山城に関するイベントが果たして道路特定財源なのかと思えます。

 道路は必要なのは分かっていますが、その使われ方が不透明なことから全面的に賛成できないのが世論なのです。まず用途と予算を明確に示して、道路に活用してくれたら問題はないのです。
 同じように、和歌山市内のある区間の道路工事に関して、「人通りが少ないのに工事をする意味はあるのかなぁ。これも道路特定財源かと思うと確かに無駄があるように感じます」と話してくれました。
 両院で与野党が逆転したことから、白日の下に曝されているのが道路特定財源や年金の使途などです。現状を見ていると、予算の不適切な活用を止めたら必要な政策に回せる予算は相当でてくるように思えます。二院制は不必要との意見もありましたが、ようやく二院制の持つ意味が感じられるようになりました。
 
【来客】
 京都市からお客さんが訪ねてくれました。普段は時間が取れないのですが、休日の合間を縫って出掛けてくれたのです。
 各議会を周って不思議に思ったことがあると話してくれました。それは予算委員会のない議会があることについてです。予算とは施策そのものですから、予算の審議は議会にとって最も重要なものです。「それがないのは意識の欠如か職場放棄ではないでしょうか」との意見です。
 和歌山県議会では予算特別委員会を設置して当初予算の議論を行っています。

【ジャズフェスティバル】
 昨日開催された「和歌の浦スチューデント・ジャズ・フェスティバルin片男波」の結果報告のため主催者が訪ねてくれました。お客さんも多かったですし、片男波で三回目の開催ですから地元での認知度も高まってきました。何よりも参加する学生達の励みと目標になりつつありますから、今後とも継続させたい事業です。

 演奏者にとってお客さんの前で演奏することが励みになりますし、実力向上の絶好の機会になります。練習は大切ですが、本番の演奏経験もまた大切なのです。
 兵庫県から参加してくれたジャズで有名な高砂高校の生徒は「和歌山の海がきれいなことに驚きました。海を見ながらの演奏は気持ちが良かったです」との感想があったそうです。今年も参加した和歌山県立粉河高校では新入部員が26名も入部し、総勢約70名のクラブになっていると聞きました。層も厚くなることで更なるレベルアップが図れると期待感が高まっています。
 主催者は5回目、10回目の開催を視野に入れ、参加各校のレベルアップに努めたいと話してくれました。

【ライオンズクラブ】
 和歌山ゴールドライオンズクラブの結成5周年記念のための準備を行いました。記念冊子の原稿と広告の整理と式典での準備物の調査を行いました。連休の最中に確認のための会合を持ち、連休明けには記念冊子の校正と最終確認作業に入ります。

【準備】
 来月実施する予定のエネルギーと環境問題などに関する見学研修会の行程確定と準備を行いました。飲食関係者の皆さんにも参加してもらう計画ですが、毎年最低一回は研修の機会を持つことで、知識と技能の維持向上を図りたいと考えています。地方都市にいると最新の情報と設備に接することを、能動的に図ることが大切です。自分から進んで研修の機会を持つ姿勢がある人とそうではない人とでは、実務や業績にレベル差が付いていくことになります。
4月27日(金) 「一周忌」
【一周忌】
 和歌山市にある紀州徳川家縁の寺院、報恩寺。平成19年4月28日が命日のAさんの一周忌が執り行われました。親族の皆さんと共に御参りをさせていただきました。本堂の雰囲気は清らかで、言うところの無心にさせてくれる空気がありました。その無の状態にある空気が御経を、力強くそして優しく心に沁みわたらせてくれました。約1時間経過するのがとても早く感じられました。

 高僧からは、一周忌にこのように大勢集まってくれるのは、お人柄と生前の活動の凄さにある、との主旨のお話をいただきました。去る人を形容する言葉はたくさんあるように、いつまでも他人の心に残ることは簡単なようで本当に難しいことです。Aさんは、本業を通じて和歌山県に尽くしただけではなく、政治活動や経済界の活動にも積極的役割を担っていましたし、ボランティア活動にも熱心でした。私も何度もボランティアでご一緒させていただいたことを思い出します。

 Aさんとお話をした最後が、平成18年夏のボランティア活動の時でした。子ども達を支援する活動の途中、「腹減ったな。食べに行こうか」と近くのマクドナルドに一緒に向かいました。Aさんは「今日は時間がないから早く食べられる店にしたけれども、終わったら、食事会をするので待っておいて。今日はご苦労さん」と話してくれました。

 そして秋が過ぎ、季節は移り変わって冬。不思議なことにAさんからの連絡はありませんでした。そんな冬の一日。Aさんが入院していることが伝わってきました。風邪を拗らしただけなので、直ぐに治ると思っていたのですが、そのまま言葉を交わすことなく、この世を去ったのです。何度も食事をして和歌山県のことを話し合ったAさんとの最後の場面がボランティア活動でしたし、最後の食事がマクドナルドだったことも、全く飾らないAさんらしいと微笑みそうになりました。

 あれから二年が経過しました。時の過ぎ行く早さに驚くばかりです。春の季節、Aさんがまいた種子意思は確実に次の時代に受け継がれています。
 会社は素晴らしい後継者が守ってくれています。政治活動においても、今日数名の議員が駆けつけていたように、Aさんが和歌山県を思う気持ちを受け継いでいます。そして恵まれない子ども達を支援するボランティア活動は、今年の夏も開催されます。Aさんのいない夏ですが、しっかりと活動を行います。今度はスタッフとマクドナルドを食べながら、子ども達が大きくなった次の時代の話をしたいと思っています。

 時代は今を生きる私達が創っています。手引書や教科書が作っている訳ではありませんから、これから始まり、そして何度も繰り返される毎日の出来事は、私達が刻んでいくのです。もしかしたら平成の時代の一部分を構成するかも知れません。
 悠久の歴史であっても、人類の一日一日の積み重ねの結果であることは間違いありません。宇宙人がやってきて突然、歴史を刻んだ筈はないのです。そう考えるなら、平凡に見える今日の一日が歴史の一部分を構成しているのですから、無駄に過ごす訳にはいきません。無駄な一日の積み重ねでは、後に書き記すことはないから歴史にはなりません。大きなことではなくても、自分が大切に過ごせたと実感できる一日を過ごしたいものです。充実した一日の積み重なり、それが歴史なのです。

【ジャズフェスティバル】
 和歌浦で「和歌の浦スチューデント・ジャズ・フェスティバルin片男波」が開催されました。残念ながら開会式には出席できませんでしたが、しばらく学生の演奏を楽しみました。毎年、この場所で開催されているジャズフェスティバルは年々参加校が増え、県内の中学、高校生が目指すべき大会になっています。更に回数を重ねることで、関西に全国へと、このジャズフェスティバルが拡がって欲しいところです。
4月26日(木) 「メーデー」
 主催者が連合和歌山の第79回メーデーが和歌山城の砂の丸広場で開催されました。働く環境や条件に関しての問題が続出しているので、連合会長からのアピールも強いものがありました。現在の労働環境で問題となっているのは、正規雇用者の減少、低賃金化、組織力の低下などが挙げられます。
 正規雇用者は減少の一途で、企業はパート、アルバイト、派遣労働者などで労働力を確保しています。人件費を低減させることで企業業績が改善されているのか、企業業績改善のために人件費を削減しているのか分かりませんが、いずれにしても人件費の削減はイコール正規雇用の縮減につながっています。

 採用当初は正規雇用でもパート労働でも賃金格差はそれ程ではありませんがも年月と共その差は拡大していきます。家庭を持つべき年代になっても賃金が増えないと結婚ができないこともあり、晩婚化にも影響を与えているような気がします。20歳で20万円を稼いでいたパート労働者が10年後の賃金も20万円だとすると、家庭を持つどころではありません。そしてそのままその職場にいても、40歳でも20万円の賃金であるかも知れませんし、企業業績次第では正規社員と違い解雇も容易なので身分も不安定です。これらの賃金や身分の違いは生涯を通じて大きな格差となります。労働力を正規雇用に変化させることは、社会で主役を担うことになる若い人にとっても大きな課題ですから、関心を持って欲しいところです。

 何も知らないと損をするのは知識と知恵のない方です。
 低賃金化の問題は、企業業績が上昇しているのにその配分が株主配当や内部留保に重点を置かれ、労働者への配分が軽視されていることです。以前は企業と労働者は表裏一体の関係がありました。企業に忠誠心のある従業員は自身のことと同様に会社発展に貢献し、質の高い労働力が企業業績を上げることにつながりました。従業員は企業の業績が上昇することによって所得が増加し、豊かで安定した生活を享受してきました。企業内組合は家庭的な側面を持ち合わせ経済発展に資していたのです。

 ところが株式数を保持し発言力を持ったモノ言う株主により、現在は株主配当を重視するようになり、企業は賃金を下げる方向で調整しています。勿論、資本金を提供している株主の存在があるから株式会社は成り立っていますから、大株主からの意見は聞き入れる必要があります。
 しかし従業員の忠誠心は会社を支えている大きな要素であり、低賃金化による忠誠心の低下は企業価値と品質の低下を招くことになります。賃金と考えると従業員の生活を考えることになりますが、人件費と考えると会計上の経費と捉えられ、思いやりは消え去ります。かつて経営者は賃金を同じ企業を構成している身内であると考えて従業員に利益配分を行っていましたが、現在はコスト削減のひとつの科目として人件費を削減しようとしています。

 人を人として考えるのか、人を会計上の数字として考えるのかで企業のあり方と従業員の生活は違ってきます。
 そして組織力の低下についてです。経営者と労働者の発言力の差は歴然としています。嘘と思うなら、従業員の一人として会社に、例えば賃金をあげて欲しいと意見具申しても聞いてもらえることは稀です。もし組合組織がないとすれば、労働条件の改善のためには交渉が難航し、改善されるとしても相当の時間を要します。個人の存在は弱くても団結力が資本家との差を縮めてくれます。

 資本に対抗するのは団結力です。その団結力が組織力の低下に伴って弱まっていますから、従業員の立場は弱まっているのです。全ての人が市場主義の中で世界と対抗できる能力があれば、それで問題は生じません。しかし能力差はあるのが普通ですから、弱い立場の人が生き抜くためには団結力という力が必要なのです。働く人の組織力の確保も大きな課題です。

 ところでメーデーには知事も和歌山市長も欠席でした。知事は他の公務があるようですが、市長は他の公務はありません。働く人に関わるこれらの問題は、誰が受け取ってくれるのでしょうか。

【懇談会】
 懇談会ではスポーツによる和歌山県活性化について話し合いました。来年、和歌山市に世界レベルの卓球大会の誘致が決定しています。そして国体やオリンピックを目指すために民間で卓球場を建設する動きもあります。文化はその成果が見えににくく浸透するまでに時間はかかるものですが、スポーツは優れた指導者が存在することで、文化活動と比較すると短期間(それでも相当の時間が必要ですし、達成できない場合もあります)でレベルを上げることも可能です。
 人生を卓球にかける思いが伝わってきました。和歌山県の卓球界は、この先大丈夫だと思わせてくれる懇談となりました。
4月25日(水) 「地域開発」
【地域開発】
 近畿で唯一地価が下落しているのが和歌山県です。驚くことに17年連続下落しているのです。下落している原因は明らかではありませんが、県内の人口減少や収益性が期待できないことなどが考えられます。更に深く考えると、進学校の周辺は土地価格が上昇するのが普通ですが、和歌山市内の場合は必ずしもそうなっていない状況にあります。

 文教地区の指定など都市計画が見直しされていないことも、土地の価値を上昇させていない要因です。社会基盤が確立されてくると、権利意識の高まりなどによって地域開発は益々困難になります。
 都市計画は当該地方自治体が主導すべきものですが、自治会や開発事業者、地主による発展性の議論が必要です。本日は自治会長と開発事業者との協議の場を持ちました。地域の価値を高めることの同意は見られましたが、開発の方向性の部分では一致しないところもありました。思いは同じでも、ある程度裕福になっている状況からすると、今直ぐ同意をする緊急性はなく、結論は先送りになります。

 富山市や青森市はコンパクトシティの成功例として全国的に有名ですが、現状を何とかしないとこの先はないとの市民の思いがあり、まちづくりの速度は加速されただろうと思います。
 和歌山市には危機感は全くありません。何とかなると思うことも大事ですが、県民所得や潜在成長率などの統計からしても全国と比較して地位は下位にあることを認識したまちづくりを指向したいところです。

【クラブ会合】
 県議会からの外国への議員派遣の問題が報道されています。外国に赴き見聞を拡げることは意味のあることだと考えていますが、道路特定財源の再可決の時期の問題や後期高齢者医療制度の不具合の問題など、解決すべき課題は山積していますから、この時期視察に行く正当な理由は見当たりません。そこでクラブ全員が集まり外国への視察に関して、その意義と是非について話し合いました。

 議員として外国の事情を知り議会などで提言する姿勢は必要ですが、民意の同意を得られるタイミングが大事です。空気を読めないで退陣を余儀なくされた内閣がありましたが、県議会も同じで県民の皆さんが思っている空気を読むことも議員の感性の問題です。時流を誤ると取り返しがつかないことになりますから注意が必要です。

【太陽光発電】
 和歌山県では家庭用太陽光発電システムの設置に伴う補助施策が話題になっています。概ね好評で問い合わせが多数あります。主な質問項目としては、補助対象、申し込みの時期、家屋の耐震性に疑問がある場合の取り扱いについてなどがあります。
 いずれにしても全国で最先端を走る施策ですから、皆さんから受け入れられる施策として活用を図りたいと考えています。

【地域の挑戦】
 風光明媚な和歌山市和歌浦。世界から見ると自然に囲まれた観光地として魅力的に映っているようですが、県民の観光に関する意識は低調だと思っています。統計やシンクタンクのデータに基づいて報告があるだけで、現場を知らないで施策を講じる場合が多々あります。
 表向きの観光客が増加していても、実態が伴っていないと、観光産業として持つ意味は減退します。和歌山県の売り物は景観と自然です。しかし人が維持管理していない自然にはそれ程の価値はありません。

 自然を産業にするためには自然のまま放置しているのではなく、人が管理することが必要なのです。人工のものが観光客に受け入れられている事例は、ハワイのワイキキビーチです。ありのままの自然ではなくつくられた自然ですが、仮に造りものだとしても人が集まる地域になることは歓迎すべきことなのです。
 観光地の成功事例から学ぶことは大切ですが、私達のまちの観光施策にもより一層の予算投下を図って欲しいところです。

【懇談会】
 夜は懇談会の機会を持ちました。懇談内容は県政のあり方について、道路特定財源の再可決の問題、そして持続可能な地域振興についてなどのテーマについて話し合いました。一人ひとりの思いと、全体の総意見では方向性が異なることか多く、意思の統一されないことがあります。しかし全体の流れに流されるままは良くないので、自分の考え方を持って賛否の意思表示を行いたいものです。
4月24日(火) 「中心市街地と大学」
【中心市街地と大学】
 和歌山市に位置するフォルテワジマには和歌山大学観光学部の一部が入ることになっています。常時活用する訳ではありませんが、観光学部の学生が中心地で学ぶ機会があることは、即ち、授業の合間に街中に繰り出すことにつながりますから、賑わいを創出することになります。京都市にあった大学が滋賀県に移転し始めた頃から、京都市の中心地にかつての賑わいがなくなり、変わって滋賀県が活性化したと聞いたことがあります。そして学生のいるまちの印象も良く、滋賀県人口が流入したことも考えられます。

 和歌山市内中心部には大学がありません。市内で学生を見掛けることはなく、高齢化したまち、或いは高校生、中学生が立ち寄るまちの印象があります。和歌山大学観光学部が中心地に来ることで人の層や賑わい感に違いが生じる筈です。それに伴って数年は必要ですが店舗の形態も変化すると考えています。

 長期的に見ると大学が存在することは、賑わい創出と活性化にもつながるのです。
 本日の和歌山大学での協議の中で、和歌山大学があることによる経済効果は約200億円から300億円であると数字を示してくれました。これは主に学生生活と消費などによるものですが、地域にそれだけ影響を与えているのです。学生と教職員の人数が約1,500人ですから、一つの産業のような存在です。

 市内中心地にフォルテワジマに続く商業施設の進出は図れていませんが、それは民間事業者の市場調査に基づいての結論だと思われます。中心地を初めとする周辺人口が増加し、学生が滞在するまちに変化すると、事業者の考え方も変わりますから、現状通りではなくなります。中心市街地の現状が良いのであればそれを変える必要はありませんが、現状に満足していないとすれば変化を求めるべきです。

 ただ改革派と保守派が対立すると、保守派に有利な結論が出されることが多いのです。人は本質的に急激な変化を嫌いますから妥当な結論ですが、停滞しているまちがそれでは話になりません。
 観光学部が発足し中心市街地への進出も未だ考えられる状況ですから、諦めることなく、この問題は追い掛けたいと考えています。

 ところで平成19年秋、小田学長が中心市街地への観光学部開設を断念したと記者発表した際に、和歌山市から、観光学部が中心市街地に留まってくれるために市が協力できることの提案が大学側にありました。ところがそれ以降、市からは何の接触もありませんし、これに関する話し合いもなされていません。中心市街地の活性化を本気で図りたいとするなら大学側と協議を継続している筈なのですが、不可解な態度です。
 和歌山大学のキャンパスの中に観光学部が定着してしまうと中心市街地への移転は困難ですから、ここ数年が大事な時期となります。まちづくりと大学との関係について、もう一度、考えてみたいところです。

【教育】
 教育に関する意見交換を行いました。小学生には学力は大事ですが、生きる力を植え付けることも大事です。生きる力とは知識を詰め込むことではなく、得た知識を組み合わせて考える力を身につけることです。自分で考えてどこの世界や国においても、競合に打ち勝てるだけの企画力と行動力を発揮できる人材に育てる教育が大切なのです。

 世界を舞台に逞しく生き抜いているのが中国人でありユダヤ人です。日本人は世界の国と比較して生き方は甘く、個人としては競争力に欠けるところがあります。これからは益々世界の強豪と競い合う時代に突入します。世界を相手に生き抜く力を身につける教育を目指して欲しいところです。
 和歌山大学観学光部では英語に力を注いでいますが、半数以上の生徒が習得できていないようです。小学校時代からの英語に割く時間が不足していることに起因していますが、観光学で世界を生き抜くためには、外国人とビジネスができる程度の英語力習得は必須です。生き抜く力とは、世界を相手に戦える生命力を持つことでもあり、考える力と行動力、そして語学が三本の矢のようなものです。
 
【和歌山県のお茶】
 和歌山県のお茶「高野」があります。このお茶の成分は竹の繊維から成っているもので、珍しい飲み物です。お茶の分野で括ると競合相手は無数ですが、竹で作られたお茶の分野では競合相手はいないのです。お茶というよりも健康のための飲み物と捉えた市場を見据えた戦略を練りたいところです。経営者を初めとするスタッフで、和歌山県発の飲料水として発信する機会を検討しました。
 
【観光】
 平成19年度に和歌山県を訪れた観光客は3,000万人を超え、観光業界は活況を呈していると報告されています。そこで早速、観光事業者と話し合いの場を持ち意見交換を行いました。
 県の観光施策には感謝しているものの、観光客数だけでは観光産業を図ることはできないのです。観光客が100人あったとしても観光地での消費が10万円だとすればそれ程の経済効果はなく、観光を産業と捉えると厳しい状態といえます。観光客が10人であったとしても、観光地での消費が100万円あれば、経済効果も観光産業も良いと評価できるのです。

 つまり観光客で観光力を評価するのではなく、経済効果で評価すべきものなのです。行政としては観光客で施策の効果を図っているかも知れませんが、民間事業者からすると数値と効果は金銭なのです。ボランティアでは生きていけませんから、経済効果を見込めるものでないと観光産業とは呼べません。そこにギャップが生じています。

 例えば和歌山県内を走っているJR西日本の「特急くろしお」。在来特急として観光客とビジネス客を運んでくれている地域にとって欠かせない交通手段です。ところが昨年度の乗車客はマイナス30%を超えています。新幹線を除く在来特急は道路整備などの影響もあって交通手段に変化が見られ軒並みマイナスなのですが、それでもマイナス10%以内に収まっています。JR西日本管内でマイナス30%も落ち込んでいる特急はなく、原因と対策を探しています。

 京阪神から和歌山県に入るのは自動車でも特急電車でも移動時間に大差はなく、目的地内での移動と仕事のしやすさを考えると、自動車を選択することが多いと考えられます。大阪市内から和歌山市内への移動は自動車でも特急でも約1時間。和歌山市内から白浜町までの移動時間は自動車でも特急でも約1時間ですから、移動時間に大差はありません。他の地域だと特急の方が自動車で移動するよりも目的地に早く着く場合が多く、時間短縮が図れています。

 もうひとつ考えられるのは、観光客が減少していることです。単純に「特急くろしお」の乗車客が約30%も減少している事実は、自動車で和歌山県内の観光に来るお客さんに変わっているとしても他地域の10%以内と比較して大きすぎます。ですから観光客がある程度減少していると考えるのが自然です。それに主観ですが、熊野古道が世界文化遺産に登録された当時は、「特急くろしお」にリュックサックを背負った観光客を数多く見かけましたが、最近は明らかに少なくなっています。また春休みや夏休みを除いて客席は埋まっていません。

 ですから和歌山県への観光については、観光産業の視点で見ると停滞しているとも考えられます。そこを認めて対策を講じなければ、表向きの数字を以た施策で観光産業振興にはつながりません。
 誘客キャンペーンやチラシ配布は実施しないよりは「まし」ですが、鉄道会社や観光事業者と組んだ旅行商品開発の方が施策としては優れています。既に鉄道会社では、地域の産業と組んだ新しい商品開発を開発しています。例えば岡山県倉敷市児島は日本のジーンズ発祥の地ですが、電車で児島に旅行してオリジナルのジーンズを製作する体験を組み込んだ旅行商品が発売されています。

 これなどは他地域では真似のできないもので、基本的に現時点では競合相手は存在しません。児島のジーンズ産業への経済効果や周囲への経済効果も見込めますから、このような旅行商品を開発することで地域の観光資源を発掘し観光産業として位置付けることができます。

 和歌山県にも、倉敷市児島のジーンズ製作体験のような旅行商品を開発できる地域力があります。それらを組み合わせた企画を商品化することで、地元産業も観光事業者も潤います。そして観光とはホテルや飲食業などの周辺にも経済効果をもたらしますから、地域を元気にしてくれます。

 鉄道や特急は存在して当たり前と思っていますが、JRは民間会社です。通常マイナス30%の市場を何の手当てもしないで存続させる経営判断はしない筈です。当たり前のように存在していて撤退は考えられないと私達は思っていますが、鉄道会社の経営判断によって将来はどうなるかは分かりません。地域が停車駅の増加の要望や協力ばかりを求めていても、地域発展には結び付きません。各地域が観光客を増加させることをすれば、自然に鉄道のダイヤや停車駅は利用者に便利な方向に向かうのです。

 地域が良くなり鉄道会社に不採算を押し付けるような関係は長く存続しません。どちらにも利点があり利益がある関係を構築することが共生です。観光でも共生の考え方が必要なのです。
 その他、JR和歌山駅周辺の人の流動化について。JR和歌山駅周辺の商業施設中心市街地との共存関係について。和歌山県への観光客に来ていだく方策の話し合いなどを行いました。
4月23日(月) 「早朝懇談会」
【早朝懇談会】
 お忙しい皆さんと話し合うのは朝が一番です。それぞれの分野でご活躍の方々と時間を調整して朝一番で懇談会を実施しました。一日の活動のスタートにひとつのメインイベントを持ってくることは張り合いになります。話し合いは地域からの文化発信について、違った考え方のベクトル合わせをする方法について。そしてテーマは人の生き方にまで及びました。

 地域からの文化発信について。東京以外から文化を発信することはとても難しいことです。中央からの情報発信と比較して地方からの発信力は弱いので、同じ分野であれば中央と比較しても劣らないばかりか余程の実力差を付けていること、または自分流と言えるものを確立していて中央からでも注目を集める位になることが求められます。いずれの場合も地方にいると厳しいことには変わりがなく、個人の活動や当該事務所だけでの活動では、中央まで届かないことがあります。
 違った分野の人の力も借りながら発信力を強化すること、そして関心を持ってくれる人を増やすことなど、時間を要しますが、あきらめないで粘り強い活動を行える力が必要となります。

 違った考え方のベクトル合わせについて。人はそれぞれ違った考え方を持っていますから、狭い心の持ち主が同じ土俵に立つと意見の相違から、同じ方向に進めませんし、時には対立する場面が生じます。ところが大きな視点を持つと違って見えます。意見の違いがあるけれども、目的地は人生を持ってしても到達出来るかどうか分からない程に遠いので、
 目指すべきものを見失わなければ多少間違いは笑って過ごせるのです。大は小を包括しますから、小さいところに合わす必要性は全くなく、悠然と進むべき道を目指せば良いのです。小さい論点で争うようでは目的地に立つことは敵いませんから、「それもあるしこれもある」、全てを包み込んでしまえば問題は生じません。

 人の生き方について。人として生きる方法は自由ですが、他人に迷惑を掛けたり社会に反することは自由の範疇ではないのです。もっと言えば、天道に背くことは許されないことを肝に銘じておきたところです。他人に迷惑を掛けることは、自分のために他人の気持ちと時間を犠牲させることですから、歓迎して受け入れてくれる場合を除いて極力、お互いが良くなる方向で調整したいものです。

 社会に反することも同様の考えで行うべきことではありません。社会とは人と人の約束と信頼で成り立っていますから、一人が社会規範を無視すると混乱が生じます。今日もありましたが、自動車で交差点に差し掛かると、前方左から赤信号で平然と横断している歩行者がいました。自動車側の信号が青でも歩行者を撥ねる訳にはいきませんから、ブレーキをかけて渡り終えるのを待つことになります。そうしたら、後続車も含めて本来一回の信号で通過できる筈の自動車が通過できなくなり、結果として渋滞を招くのです。

 赤信号で渡っている歩行者は、赤信号で渡った位と思っているのでしょうが、一人のために多くの人が迷惑することになります。それ以上に社会のルールを守れない大人の存在がその周囲に及び、一定以上の数に到達すると「100匹目の猿」の例えのように、社会規範が崩壊することになります。秩序の乱れた地域社会は犯罪多発地帯となりますし、教育なども荒廃します。人の気持ちと社会規範を守ることは連動しているので、心のきれいな人が住む地域は安全で心の日当たりの良い地域形成ができますが、反対の場合、日陰となり、人が見ていないところでは何をしても良いとの思いが増殖し、益々地域は乱れていきます。
 人の気持ちが形となって現れるのは必然です。

 人として。人は自分の生まれ育った環境を土台として生きています。両親、学校の先生、会社の上司、習い事の師匠などに導かれて現在があるのです。ですから子どもとしての自分が、後輩としての自分が、生徒としての自分が、弟子としての自分が、仮に社会的立場や技能の面で先輩を追い越すことがあったとしても、敬う気持ちは決して無くしてはいけません。何故なら、自分を育ててくれた人がいたからこそ成長できたからです。両親が、先生が、上司がいかなったら、現在の自分は存在しないのです。一人で成長したかのような、一人である程度の地位を獲得したかのような思いは錯覚か奢りに過ぎません。

 両親と先輩、そして師匠など自分を導いてくれた人は、いつまでも敬う気持ちを持って接するべきなのです。そのことが更に自分を成長させてくれますし、例え後輩に追い越された先輩であっても活動を陰で支えてくれるのです。裏切りからは発展はありません。信頼から発展は生まれるのです。

【地域開発】
 和歌山市は道路開通などに合わせた都市計画の見直しが出来ていないようだ、との意見をいただきました。今日、和歌山市北部のスーパーイズミヤが開店して国道が渋滞していましたが、今までこの地域には大型店はなかったのです。和歌山市北部から数分北に行くとお隣の岩出市に入りますが、岩出市に入ると国道沿いの光景は一変します。道路沿いには大型店舗やサービス施設などのロードサイド店が立ち並び、全国に共通する都市の光景になっています。和歌山市の北部は田園地帯ですが、岩出市に入った途端に都市型の光景になっていることは不思議です。まちとしての発展を願うのであれば、道路整備に伴い都市計画や用途変更などの見直しをすべきですが、現実はそうなっていないようです。道路ばかりに注目が集まっていますが、それに伴う都市計画がないと健全な発展にはなりません。
 例えば、高速道路が延伸することに伴う通過都市の商業施設のなど衰退対策も、大きな検討課題です。

【県政報告会】
 夕方からは某企業にお邪魔して県政報告会を実施しました。仕事を終えたばかりの時間帯でしたが約20名が参加してくれました。お疲れのところ最後まで聞いていただきありがとうございました。

 今日の報告会は、皆さんと議会との関係について、議会では何をしているのかについて、そして地域を元気にする活動についての三点を主に説明しました。
 今の国会のあり方を見ていると、議会は私達の意思とは関係のないものに思えますから、どうしても政治への関心は薄くなります。自分達の思いが反映されないと思ったり、私達の生活に関係のない議論には関心を持てないのは当然のことです。議員や官公庁は遠い存在で遠い星の議論をしているように思えますが、そうではありません。政治は私達の暮らしに深く関係しています。

 国会や県議会、市議会で議論され可決されたことは法律や条例として効力を持ちますから私達の生活に直結します。そして予算案が通過すると、その予算配分の通りにまちづくりが進みますから、「関係ない」と思っていて地域の思いを伝えていないところは改善されません。当然のことです。必要なところに必要な施策を講じることは行政の基本であり、意見がない、必要とする声のないことに予算がつくことはないからです。「地域に聞いても何の意見もないけれども、気の毒だからここに○○を作ってあげよう」とは誰も思わないのです。特に財政状況の厳しい和歌山においては、無関心でいても勝手に予算配分がなされ地域が良くなることは考えにくいのです。

 思いを伝える相手がいること、私達の意見を背負って議論の場に持ち込んでくれる人が近くにいるだけでも、議会や地方自治体はグッと身近な存在になります。身近になるということは、実現する、しないは別として、私達の意見が届けられる機会は少なくともあることを意味しています。自分の意見を届けられること自体が、大切なことであると認識しておいて下さい。政治に無関心でいると知らない間に、政治参画している人達の意見に左右された方向に進むこともあり得ますから、是非とも関心を持って議員の活動を監視して下さい。

 議会とは議員個人の考え方を披露する場ではありませんし、思いつきで物事が進められる場でもありません。地域の皆さん、有権者の皆さんの意見を持って議会に臨んでいるのです。後ろだてのない議論は希薄なものになりますから、豊富な情報と地域の隅々までネットワークを張り巡らせた行政当局に議論で敵うことはありません。議会で自信を持って議論できるのは、地域の皆さんからの意見が複数あり、自分なりに調査した結果、それがその地域に必要であり他都市と比較しても遅れているか改善の必要性があるなどの結論を導いているからです。

 ですから皆さんの意見を無視して、議員が反対の意見を述べることは基本的にありません。今は道路の問題が分かりやすいので様々な条件を捨象して記述します。
 皆さんが、例えガソリンが高くなっても道路は必要だから、暫定税率を継続して欲しいと訴えているのであれば、議員は道路建設が必要であると主張することになります。
 逆に、会社が持ちこたえられているのは燃料費が軽減できたことに起因しているので、今の時点でガソリンの値上げをされると経営が圧迫され持ちこたえられません。何とか今の生活を維持したいと思う意見が多ければ、基本的に議員はその方向で議論をすべきなのです。

 勿論、国家存続や外交、防衛に関する最重要課題に関することであれば、世論とは違う方向になっても守るべきものは守る判断は必要ですが、そうでない場合は世論を重視すべきです。積み重なったみんなの意見は正しいことが多いのです。世論調査やアンケート、そしてインターネットでの調査結果は、本質をついているように思います。それらの積み重なった声に重きを置かないで、何が民主主義なのでしょうか。皆さんの意見を聞くことから始まるのが民主主義の基本です。政治が生活とかけ離れたものになっているとすれば、政治家が反省すべきだと思います。

 今日のように直接話をさせていただく機会は大切なのです。無関心からは風は起こりません。関心を持つことから情報が集まり知識になるのです。集められた知識は皆さんの意見として発信され積み重なり、それが世論を形成します。議会において皆さんの代表である議員は、世論を無視することは出来ないのです。
 今日を機会に政治に関心を持っていただき、何でも結構ですので意見を頂戴できたら、その結果、まちは動き出すかも知れません。まちが動き出すと思っただけでも楽しくなります。本日は、仕事を終えた直後で大変お疲れのところ、最後までお付き合いいただきまして、ありがとうございました。

【その他】
 エネルギー施策について、県内企業立地の現状について、環境月間に関しての話し合いを行いました。
4月22日(月) 「アースデー」
【お見舞い】
 市内の病院で検査入院している方をお見舞い。最近疲れやすいので検査入院しているのですが、経営者ですから何百人もの従業員さんを抱えていますから、ここは健康体であることを確かめる意味からも暫くゆっくりして欲しいものです。走り続けていても、時には休息時間が必要です。ゴールデンウィーク過ぎから再び走り出すことだと思っています。
 地域の元気のためにも向かっていく経営者がいて欲しいところです。

【懇談】
 先週、お約束したFさんと懇談の時間を持ちましたが、実に充実した約1時間の話し合いになりました。話題は地方自治体のあるべき姿と現状の乖離に関して。子どもの教育と先生のあるべき姿について。過去と比較して、最近の和歌山市の状態はどの程度に位置しているかについて、などでした。

 何となく感じた事は、方向性の違いはあるにしても私達の思いと現実との乖離が大きいほど、現体制のままではいけないということです。思いと現実の差が縮まっているのであれば、現在の進んでいる矢印の方向に向かうと良いのですが、その差が徐々に拡がっていると感じている人が多いのであれば、矢印の力強さに欠けているか、指し示す方向が誤っているかです。修正するよりもやり直す方が、方向性を転換させるには容易かも知れません。但し、方向性の転換に舵を切りたいと思っても行動に移すことは意外と困難なのです。

 自分の進むべき方向を転換させるだけでも大変な事は、大人であればその体験から理解している筈です。波を切って進んでいる時は推進力がありますから前に進みやすいものですが、方向を変える時は減速させる必要がありますし、波風によって揺れが起きます。困難を予測できるのに、そこに向かうには強い精神力が必要なのです。

【告別式】
 昼間は先輩の告別式に参列いたしました。普段見たことがない表情で、父親を亡くした悲しみに俯き加減だったのが印象的でした。誰にとっても父親は越えるべき大きな存在なのです。その存在が無になることによる喪失感があるような気がします。越えるべき存在はイコール人生の目標でもありますから、その長く遠い目標を失うことの空虚さは想像を超えるものだと思います。
 目標の人物は、いつまでの高くそびえ立っていて欲しいものです。

【アースデー】
 4月22日はアースデーと言われています。かつてアメリカで初めて環境問題が公式の場で提唱されたのが今日の日だったことから指定されたようです。
 和歌山市内の9つのライオンズクラブ主催でアースデーの地球環境を考えるイベントを開催しました。昨年までは和歌山城の周囲を行進していたのですが、今年から実質的な内容を訴求するために研修の意味を持たせたものにしています。

 京都議定書で決められた温室効果ガスの削減目標を達成することが地球環境を守ることにつながると思っていましたが、実際は批准しているのは全世界の国の1/3に過ぎず、その国々の目標が5%削減ですから、実態としては地球全体の約2%を削減させるだけなのです。
 削減しないよりはマシですが、温室効果ガスの最大の排出国のアメリカと二番目の中国が参加していないことで削減効果が少なくなっているのです。アメリカは京都議定書に同意していませんし、中国は先進国と位置づけられていないため削減目標はないのです。環境問題への取り組みは全世界共通の目標であるべきだと思うのですが、各国の思惑の違いから、重大な問題なのに目指すべき方向が違っているのです。これでは環境問題の解決は遥か遠くなのです。

 今回の取り組みは初めてのことでもあり、周知期間が短くて参加人数は少なかったのが残念でした。環境問題を考える契機となっただけに、知識から行動に移したいものです。

【喜び】
 すい臓癌の疑いが持たれていたKさん。精密検査結果が出て、癌ではないことが判明しました。喜びの連絡をいただきましたが、その声でこちらまで嬉しくなりました。生き返ったかのような弾んだ声を聞くことができました。Kさんは今日から元気に働き始めています。

【懇談会】
 夜は懇談会を実施。元気な和歌山県のための話し合いを行いました。良くないと言われている和歌山市ですが、若い人達を中心に飲食の分野では活気を取り戻し始めているようです。味と店舗作りによって流行している店も登場していることから、お客さんを呼び込んでいるのです。

 ただ県下の金融情勢が改善されていないことから、残念ながら経済環境の改善は見られません。事業は投資によってお金を生み出しますから、最初の資金と運転資金を確保することが何よりも重要です。投資しないと生み出すものは小さくなりますが、県内では大きな投資機会が少ないようなので市場は拡大していないようです。市場に膨らみがないので、ゼロサムから抜けきれないでいるのです。共生の時代だったら共に成長するのですが、奪い合いの中では一方が膨らむともう一方は萎む関係になります。これでは市場が拡大しないばかりか、より縮小に向かいます。
4月21日(月) 「まちの姿」
【和歌山巴里祭】
 今年も和歌山巴里祭が迫って来ました。平成20年7月13日、和歌山市民会館で開催する計画です。和歌山シャンソン協会主催による和歌山巴里祭は丁度10周年ですから、何としても大成功に導きたいと話し合いを行いました。出演者も決定し役割分担を決めて活動を開始しています。

 和歌山市にシャンソン文化を定着させたいとの思いから始まった活動も、シャンソン教室から数えて15年、和歌山巴里祭を始めてから10年が経過したように実績を積み重ねています。今年のゲストは、車椅子ダンスや紀北地域の大太鼓、フラメンコの森久美子先生の協力も得て舞踊団の皆さんも出演してくれることになりました。
 文化を愛する人たちが団結してくれていることに感謝していますし、文化活動の厚みが出てきていると感じています。

【市内の仕事】
 和歌山市内で室内装飾をしている事業者の方と懇談しました。地元である和歌山市での仕事は少なく、最近は大阪市や神戸市にも仕事で出掛けています。市場規模の違いはあるにしても、最近は和歌山市の仕事は極端に少なくなっていると話してくれました。辛うじて中心市街地のフォルテワジマの室内の仕事を受けているようですが、これも和島興産が中心市街地に進出してくれたお陰です。公共事業が減速している中、民間事業への期待感がありますが、中心市市街地以外では積極的な動きはないようです。
 口を開けば予算がないと言われるので、和歌山市の先行きに不安感を持っているようです。既に仕事の占める比率は市外の方が多くなっているようです。

【まちの姿】
 夕方から懇談会に出席しました。冒頭、最近の議会や地域活動について報告させていただきました。
 和歌山県内での明るい動きは余り報道されていませんが、実は今までにない活動が開始されています。今日の読売新聞や先週末の朝日新聞にも、地域で発足している独立リーグのことが大きく取り上げけられていますが、この中に関西独立リーグのことが記載されています。和歌山県で発足した紀州レンジャーズも関西独立リーグへの参画が決定していますから、この分野では遅れを取っていないのです。この取り組みは誇りたいものです。

 また県庁所在地で最後発となったのですが、和歌山市ではコミュニティエフエムワカヤマが誕生しています。平成20年4月1日に放送開始して以来、あちらこちらで話題に昇っています。今まででは考えられないことです。それは地域にエフエムがなければ話題になる筈はないからです。これだけでも明るい話題が聞こえるようになってきたことを実感しています。
 ただ県内ではシャッター通りがあることは事実ですし、まちづくり三法が法制化された後も地域ではシャッターが開いていない現実があります。市場原理は、行政が介入したとしても世界を駆け巡っていますから、採算性の見込めない地域には投資を控えるのです。郊外への規制があり中心地への民間投資がそれ程見込めないとすれば、地域間格差は益々拡がることは必至です。

 財政力は勿論大切ですが、域外から資本投資をしてくれる地域に変革させなければ生き残れないのです。何十年も都市計画が見直しされていない地域や、調整区域の見直しをしていない地域には大規模な民間資本が入ることはありません。
 他に他都市の話を伺いました。関西で人口増加が著しい市の事例が参考になります。
 その市では、旧市内の人口よりも三倍以上の人が移り住んでいる新地域があります。しかし市内のインフラ整備は、旧市内が断然進められています。人口比率からすると新地域へも市の財政出動も数倍すべきでしょうが、現実はそうなっていないのです。

 理由は簡単です。市長選挙の投票率は旧市内が高く、新しい地域は投票率が30%前後で低いことも要因だと話してくれました。政策は政治に関心のある地域に施されることもあるようです。政治に関心がある地域の方から市政に関する意見や要望が届けられると、それらの課題に対して施策を講じることは当然で、無関心な地域からは意見も寄せられないし、政治参画も行われていないことから地域の声が市政に反映されないことも有り得るのです。いかに無関心が地域力を低下させているかが分かる事例です。
 自分達のまちのことに関しては、まず政治参画から始めたいものです。最初の行動は投票行為から始まります。
4月20日(日) 「議会報告会」
【議会報告会】
 市内の某地区の集会所をお借りして議会報告会を行いました。日曜日の昼間にも関わらず約60人の方が集まってくれました。幹事役を担ってくれた方、そしてお集まり下さいました皆さんに感謝いたまします。ありがとうございました。
 報告会では議会で取り組んで来た主な内容を紹介し、本日初めてお会いした方が大半だったため、民意と議会の関係について説明させていただきました。報告会の容旨は次の通りです。

 最近の報道によると、道路特定財源の問題や年金問題など、国政で議論されている内容は、必ずしも私達の意見を反映したものではないことによって、新聞のアンケート調査結果によると政治への不信感が露わになっています。政治の基本は民意をできるだけ汲み取ることです。何故なら議員は特別の地位にあるものではなく、民意を開かれた議会の場で議論し意思決定を行うことが役割だからです。そのため日頃から皆さんに議会報告をする機会を持つことは大切なことであり、その報告会の場で意見を聞かせてもらったり、皆さんの思いを受取ることが最も大切なことのひとつです。それは、民意を反映させる役割を担った議員が、民意を感じ取れなくなると意思決定の場での話し合いが民意と乖離したものになるからです。

 やはり多くの人の課題をお聞きして、公式な話し合いの場に持ち込むことをしなければ、真の民主主義とは言えないのです。ただ議会は議論を交わした後に結論を導くのは多数決によりますから、結果として議員に託した思いが実現しないかも知れません。もしかしたら実現しないことの方が多いのが現実かも知れません。それでも議員に皆さんの思いを託して欲しいと思いますし、その思いを受け取った議員は議会活動の場面で取り上げることが役割なのです。もし、皆さんが議会では何も変えられないと思って、その思いや地域の課題を議員に話さなければ、それは永遠に叶えられることはありませんし、地域の課題が解決に向かうことも困難になります。運よく行政関係者が地域の課題を知って、厳しい財政状況の中で予算化されることがあるかも知れませんが、それは極めて受動的であり、地域の夢が実現するまでには相当の時間を要することになります。

 ゼロからは何も進みませんが、少なくとも、ひとつの行動からは何かが生まれる可能性が生じます。是非、その差の大きさと違いを認識しておいて下さい。何かのご縁をいただき本日話し合いの機会をいただきました。これも地域に課題があれば取り組みを始めるきっかけのひとつです。
 議員は感性を高めて地域に入っています。例えば、一人の方、仮にAさんから地域のある課題について意見を伺いました。また別のBさんからも地域に同じような課題があることを聞きました。そのため地域に入って皆さんの意見を伺うと、CさんとDさんも同じ考えでした。そうなると議員は、これらの地域の問題は個人的な問題ではなくて、地域として解決すべき課題であると認識することになります。そしてさらに調査することにより、それらはまち全体の問題であり、市として、或いは県として取り組むべき問題であると考えるなら、本会議の場で取り上げ地方自治体の共通の課題であるとの認識を持ってもらうように働き掛けます。市全体の問題ではないとしても地域の大きな問題であるなら、委員会で行政課題として取り上げます。実は委員会では、本会議よりも深く突っ込んだ議論を行っています。

 このように行政当局とやり合いする中で、やり合いと言っても喧嘩をするのではなくて議論を交わすことで私達の地域がより良くなるように向かわせるのです。そしてここが議員の腕の、口の見せどころなのです。皆さんの思いを託してもらえることで議員は仕事をすることができますし存在意義があるのです。
 今日、良い機会をいただきお互いを知ることができました。人を知ると知らないとでは、これも大きく違います。誰と話し合うのか、誰を信頼するのかによって、その後のあり方は違ってくるのです。

 民意と議員との関係について考えて見てください。民意を議会に持ち込むためには日頃からの連携が大切なのです。議会で議論していることは、私達の生活や地域とかけ離れた議論をしているのではないのです。本日の議会報告会が連携の第一歩となることを心からお願いして報告とさせていただきます。ありかどうございました。

【留守番電話】
 ある経営者Aさんの携帯電話に知らない会社の人から三度も電話が入り、メッセージが録音されていたと話してくれました。留守電の内容は、「無理なお願い事があるので一度会って欲しい」というものでした。Aさんは、この人とは一度も会ったことがないことと、誰からの紹介か分からないのに携帯電話に掛ってきたことに関して不審に感じています。
 私は、この案件は大きなものであることを知っていますから、Aさんは慎重に進めようとしているのも知っています。話し合いは電話ではなく、直接する必要性があるのは当然のことなのです。

 通常、何か大切な頼み事をする場合は紹介者があり、一緒に訪問して説明するのが本筋です。Aさんの携帯電話の番号を教えた紹介者からは一言も連絡がなく、直接知らない人から重要な案件にも関わらず留守電に入っている今回の事例は、Aさんの立場からすると、その案件が進まないことを意味しています。

 人に物事を頼む場合には最低限の礼義が必要です。今回のような場合や、頼み事をするのに、「待っているから来て下さい」と平気で言う人がありますが、それらの懸案事項は決して進展しないことが明らかです。
4月19日(土) 「高野山の自然を守る」
【高野山の自然を守る】
 第五回高野山の自然を守るボランティア活動が実施されたので、今年も参加してきました。和歌山市からも多数の参加があり、高野町の皆さんと交流を深めながらのボランティア活動となりました。朝9時高野山の高野龍神スカイラインの料金所跡に集合し、開会式のあと地域分担をして一斉に清掃活動に入りました。

 開会式では後藤高野町長からも挨拶がありました。高野山は外国、特にフランスからの観光客を多く受け入れているようです。そこで気をつけていることは、おもてなしの気持ちです。おもてなしの本質は、何かをしてくれたと感じさせないことが最大のおもてなしだと聞かせくれました。つまり観光客が要求して、それに応えることも良いサービスですが、それよりも観光客が何の要求もしないことが最大のおもてなしだというものです。

 私的な考えですが、観光客が高野山を歩いている途中、少し疲れたなぁと思ったところに椅子があること。のどが渇いたなぁと思った所に湧水がありコップが設置されていること。行く道が分かり難くて迷いそうになる箇所には、山中のガイドマップがあるなどのサービスは、観光客が要求しなくても提供されることになります。
 これらの対応が最大のおもてなしと言えるのでしょうか。
 さて私も挨拶の機会をいただきました。挨拶の内容は次のようなものです。

 おはようございます。今年も昨年に引き続いて清掃活動に参加させてもらっています。今年で五回目ですが私は二回目の参加です。来年以降もご一緒させていただきたいと思いますので、何卒よろしくお願いいたします。
 さて昨日、和歌山市内で議会報告会を行いまして、その時に「明日高野山へゴミ拾いの清掃活動に行きます」と話をすると、「高野山は世界遺産ですし和歌山県内で最も美しい町だと思いますが、そこにゴミ拾いに行くのですか」と質問がありました。

 それに対して昨年のボランティアの経験から次のように回答しました。「確かに高野山はきれいな町ですし、和歌山県が世界に誇る世界遺産であり観光都市、文化都市ですから、山中はきれいに保たれています。
 同様に、高野龍神スカイラインも自動車で走るときれいな風景だけが見えますからゴミはないように感じます。しかし道を歩くと全く違う光景があります。道の脇には自動車で通り過ぎると分からない無数のゴミが捨てられています。昨年の清掃活動では、ペットボトルや空き缶、弁当の空き箱などがたくさん捨てられていました。酷いものになると介護用の紙おむつや注射針なども固めて捨てられていました。歩いて初めて見える光景がありました。世界遺産の高野山は県民が守るべき財産ですから、本日は一緒になってここで清掃活動をさせていただきます。寒い中大変ですが、どうかよろしくお願いいたします」。

 そして清掃活動を始めましたが、高野山の気温は和歌山市よりも約10度低くなっていましたから、作業中は相当冷え込みました。
 ただ今年は高野龍神スカイライン沿いのゴミの数は昨年よりも少なかったのです。一緒に清掃した人も同じように感じていました。ペットボトルなどの数も少なかったし、介護用紙おむつや椅子や便器などは捨てられていませんでした。観光客のマナーが格段に良くなっていることと、地元の皆さんがより強力に清掃活動に取り組んでいるからだと思います。

 清掃ボランティアが終了後、会場を移して参加した皆さんと昼食懇談会を行いました。会場の会館は熊野古道小辺路沿いにあり、山からの湧水や樹齢約1000年といわれている杉の木や神社が存在していました。この場所での食事は精神衛生上、とても良いものになりました。ボランティアの結果は自分に戻ってくると言われることがありますが、山中からのおいしい水と天然素材の食事、そして願いを報告できる神社がある環境は、もうお礼をいただいたようなものです。

【外国人観光客】
 高野山に行った時には必ず立ち寄るのが和歌山県飲食業生活衛生同業組合の牧野理事長のお店です。今日も立ち寄りましたが店内は観光客で賑わっていました。やはり外国からのお客さんが多いように感じました。
 この光景を見て、後藤町長の挨拶の中に、フランスの観光客からの手紙の内容についての話があったことを思い出しました。それは、「成田に着いて最初に東京に行くとこれが日本かと思った。次に京都に行くと日本から拒否された感じがした。最後に高野山に行くと迎え入れてくれた」というものでした。高野山という土地も外国人観光客を迎え入れますし、お店の人にもおもてなしの精神が宿っているので受け入れていることが分かりました。
 
【その他】
 和歌山市に帰ってから紀州レンジャーズなど、野球に関しての懇談を行いました。熱心な野球指導者の方との懇談の機会は楽しいものでした。前向きな話題があると元気になります。
4月18日(金) 「姫路市での研修会」
【研修会】
 一緒に視察研修を行っている関西地域の議員の皆さんと研修会を行いました。参加したのは関西各府県の地方議員で、研修会の内容は意見交換と情報の共有です。
 主な議題は道路特定問題について、後期高齢者医療制度について、防災対策について、これからの連携した活動についてなどです。

 道路特定財源については各府県とも議会内で意見が対立しているようです。それは国の世論を二分するような議論ですから当然のことです。ある府議会議員は、「国を二分するような問題に関しては、地方議会として多数決で意見を統一することは好ましくない。例えば反対30人、賛成35人で意見が分かれた場合でも、意見書などは賛成意見として国に提出することになりますが、その場合本当の世論を表していないのに、それが府としてのまとまった意見だと捉えられることには疑問を感じる」と話してくれました。

 つまり民意として大多数がそう思っていることなら、多数決で決することは適していますが、どちらを選択すべきなのか意見が拮抗している場合は、多数決で強行することは民意に沿っていないのです。十分議論を交わした上でお互いに歩み寄る、意見調整をする、民意を確認することが必要なのです。多数派が強行すれば歩み寄る機会が失われ、話し合うことがなくなります。地元の民意を反映させる機能を持った地方議会ですから、国の動きに必要以上に左右されることは避けたいものです。

 防災対策についてですが、姫路市のように住民基本台帳と防災のための地図をリンクさせている地方自治体は少ないとの意見でした。災害弱者の救助を優先させることは当然のことですが、使い方によっては誤解を招くので住民基本台帳の情報を地図にリンクさせていないように思います。つまり情報管理ができていると問題はないのですが、仮に漏れたとすると災害弱者イコール社会的弱者とも考えられるので、入手した人が悪意を持っているとすれば犯罪に利用される可能性があるからです。情報の管理体制と市民を守るためには情報のリンクをするとの、首長の強い自信を持った決断が必要です。首長が責任を持つならこの施策の実行は可能ですが、そうでないと導入は困難です。

【菓子博】
 姫路市の姫路城横で「ひめじ菓子博」が開催されています。議員研修で経済活動として菓子文化を学んで来ました。菓子博は四年に一度開催されているもので、通算24回開催されていますから既に100年の歴史があります。明治時代から開催され続けている訳で、姫路市での開催は25回目の節目となります。

 昨年、菓子協会の方々から来年姫路市で菓子博があると聞いていましたが、今回、谷内姫路市議会議員の手配で視察することができました。この博覧会には約800の菓子メーカーや菓子店が参加しています。また洋菓子と和菓子合わせて6,000点以上に及ぶ菓子の作品が出品されています。期間中の入場予想は60万人ですし、姫路城の横が会場になっていることやゴールデンウィークを挟むことから、相当な経済波及効果が期待できます。会場運営のために大阪市から来た人と話をすると、昨日は姫路市内のビジネスホテルは満室だったようですし、明日からも一杯と伺いました。その方達は、そのため今日の朝5時から準備のために大阪市から会場入りしたそうです。

 一緒に会場を廻った議員とも話したのですが、地方自治体が博覧会を開催できる体力があることに驚きます。博覧会を誘致、開催することは地域が元気になり経済波及効果もありますが、開催までの投資や企業などからの協賛金集めなど、その地域自体に博覧会をやろうとの盛り上がりと活力、そして経済力が必要です。

 基礎体力があって博覧会を誘致できますし、活性化と経済効果が期待できるのです。かつて和歌山県では世界リゾート博や南紀熊野体験博を開催したことがあります。どちらも1990年代でしたが、10年の間に二度もジャパンエキスポの認定を受けた博覧会を開催したのは和歌山県だけですから、当時の県の財政力や企業からの支援体制は今よりも遥かに体力があったことが伺えます。

 現状からすると、もう一度同等の取り組みをやろうとしても難しいと思われますから、全国規模の博覧会を開催する都市の力は相当なものだと推察できます。JR姫路駅から会場までは徒歩で約15分。駅前から会場に続く商店街には人の流れができ、活気と明るさを感じることができました。県外からのお客さんや遠足の学生もいましたから、人の流れを創造することで地域が元気になることの確認ができました。何も実施なければ、今日のお客さんは姫路市に来ていない訳です。

【報告会】
 夕方からは議会報告会と意見交換会を行いました。皆さんの時間をいただきましてありがとうございました。議会報告は、昨日と本日の姫路市の取り組みと和歌山との比較を中心に行いました。姫路市に会って和歌山にないものを導入することや水平展開するなど、先進事例に学ぶことも大切であることを伝えました。立場上、他府県や他都市の事例に接することがありますが、そのことを議会活動で活かすと共に皆さんに伝えて自分達のまちの評価に関しての判断材料にしてもらうことも大切なことです。その視点から姫路市の防災センターや防災対策について報告しました。

 意見交換会でもたくさんの意見をいただきました。やはり多かったのは道路特定財源について、後期高齢者医療制度についてのものでした。道路特定財源に関しては、道路は我慢できるので、将来にわたっての生活の安定を優先して欲しいというものでした。確かに道路に関わる公共工事が減少すると和歌山県にとっては打撃を受けますが、サービス業へと業態を変化させている今日においては、むしろ良い機会と捉えて、全国レベルの産業構造に変化させる方向に向かうべきだとの意見もありました。

 また、道路にお金を使うのであれば一般財源化して、導入した後期高齢者制度により困っている高齢者の負担軽減をする方向に財源を向けて欲しいと意見をいただきました。
 道路の問題はそれ自体が問題ではなく、使われ方に疑惑があればそれを放置させることはできないと言うものです。つまり全体としては正論だとしても、一部に不正があれば、その制度は見直ししなければならないのと同じです。民間事業者で製造過程において食品偽造が見つかれば見逃してくれないのと同じです。何らかの製造工程の変更や経営者の更迭などの制度変更や社会的制裁が伴います。国の問題でも不適切なものがあれば改善させるのが筋なのです。
 このように皆さんの考え方や意識は様々で、特定の意見が全てではないことも分かってきました。

 また励ましの意見として、「政治活動はドロドロした部分があると思いますが、交ることなく、迎合することなく現在の活動を継続して欲しい」と頂戴しました。政治家も当選回数が長くなると私達の考え方とズレが生じるので、青臭い論議ができる議員が必要だと話してくれました。
 支持者は、応援した政治家が大勢に迎合することを望んでいる訳ではなく、意見を吸い上げて地方議会に届けてくれることを望んでいるのです。またある議員の報告会の感想として「その議員は時事問題など新聞が報じているような報告ばかりをしてくれたので、全く関心を持たなかった」と話してくれました。時事問題の解説的なものはマスコミが報道してくれているので、議員から改めて聞く必要がないのです。国政に関しての話題は、むしろ地方議員よりも皆さんの方が良く知っているのです。

 ですから支持者からの民意を聞き届けて議会で反映させて欲しいことと、政府がいっていることと見解が異なったとしても地元の本当の意見を貫いて欲しいと要望をいただきました。
 また昨日と一昨日の全国版のテレビで和歌山県のことが放映されたと聞きました。
 ひとつは、JR和歌山駅前から繁華街にかけての区域でナンパをすることを禁じた条例が和歌山市にあるとのことです。この条例の存在は聞いたことがありませんが、テレビ放映されたので確認して欲しいと依頼を受けました。

 もうひとつは、和歌山県警察では銀色のバイクを導入していて、特殊な活動をしているとテレビ放映されたことに関してのものです。銀色バイクは、銀行強盗の通報を受けた時などに出動します。犯人や犯人の自動車を見つけると、バイクからボールのようなものを発して相手や自動車のボディにペイントするそうです。
 どちらも和歌山が全国で初めての取り組みをしているので、テレビで取り上げられたようなのです。どちらの事例も承知していませんので、この二点について来週確認することにしています。
4月17日(木) 「姫路市防災センター」
 姫路市防災センターを視察のため訪れました。姫路市役所の南側に位置する防災センターは、消防防災と危機管理機能と防災意識を高めるための学習機能を持っています。

 主な機能として、防火防災指導実技室と災害対策本部、消防指令センターなどがあります。消防指令センターでは消防車の出動状況がリアルタイムで分かりますし、地図を拡大すると住宅表示もできます。住宅表示で特筆すべきは、災害弱者といわれる方々の住居が分かるように表示されていることです。独の表示は独居高齢者、障の表示は障害者、安の表示は、心臓などに疾患があり安心ペンダントを身につけている人を示しています。つまり非常時には優先して救助できる訳です。市役所の住民基本台帳が入力されていて、データは年に一度更新されています。

 また電話で119番をかけてくるとその発信場所が特定でき、カメラによる現場表示がなされるので消防指令センターで状況が把握でき、出動が迅速化されています。考え得る市民の安全を守るための機能が装備されています。
 この建物の建物費は25億円、システムはリースで7年間のリース費は15億円です。地下に入ると基礎免震装置が29基ありました。これは防災センターが震災による被害を受けないようにしています。

 そして一階にある「ひめじ防災プラザ」では、過去の災害からの教訓を学ぶ展示や体験コーナーがあり、災害時に必要な行動を体験することができるようになっています。普段は体験できないことの事例として、消火器の使用方法、煙の充満した部屋からの脱出体験、浸水により重くなったドアを押し開ける体験などがあります。これらは知識として知っていても体験していないと非常時には行動できません。消火器にしても、使った経験がないと非常時で慌てている時などは上手く使うことは難しいのです。一度使用方法を体験しておくだけでも感覚としては全く違います。

 また地元コミュニティFMの「エフエムGENKI」、周波数79.3MHz、とも連携して、防災に関する情報を提供しています。防災情報は市防災センターで毎週月曜日に収録し、週に3回エフエムで放送しています。そして万が一、大災害が起きた場合、エフエム放送に姫路市防災センターから割り込むことになっていて、防災センターから直接情報を市民の皆さんに提供することになっています。コミュニティエフエムの持つ地域密着性と放送エリアが限定されている特性をうまく活用しています。つまり、放送エリアが姫路市だけなので、地元に必要な防災や災害情報を発信できるのです。例えば「姫路市内の△△避難所に飲料水が到着しました。周辺の皆さんにも提供できます」などの被災生活に必要で重要な情報が放送できるのです。

 姫路市は地元コミュニティエフエムと情報と予算措置を含めて協力関係を確立しているので、「エフエムGENKI」は地元で防災エフエムとしての役割を担っています。
 地元から発生した文化を育てることや、公共電波を活用した防災情報の伝達体制を整えることは地方自治体の役割だと再認識しました。市民の皆さんの安心と災害時の安全確保のためを第一に考えて姫路市はコミュニティエフエムと連携しているのです。そしてこの方が、地方自治体が自前で放送局を立ち上げて運営するよりも遥かに予算が少なくて済むのです。
 対応してくれた消防局長や次長は、質問に対して自信に溢れた言葉を聞くことができました。これだけでも安心感がありました。
4月16日(水) 「全員協議会」
【フォルテワジマ】
 和歌山市の中心市街地に立地している百貨店フォルテワジマ。平成20年3月31日に新たに2階から4階までがオープンしています。地下にある温泉施設のふくろうの湯には一日700人の人が訪れるなど賑わい感を創出しています。残り7階までの全フロアのオープンが待たれますが、本件に関して午前9時から話し合いを行いました。

【語り部】
 和歌山県熊野古道などを中心に観光語り部による観光案内が盛んです。全ての活動は把握していませんが、和歌山市には和歌山城や和歌浦、加太の友ヶ島、熊野古道の紀伊路など、海南市には藤白神社から南に延びる熊野古道で観光語り部の皆さんが活動を行い、観光立県和歌山県の一役を担ってくれています。勿論、本宮地域の熊野古道での観光語り部の皆さんの活躍は聞くことがありますから、語り部の活動を熱心に取り組んでくれている皆さんが、観光地でのおもてなしを支えてくれていることに気付きます。

 本日は語り部の活動をしているお二人の方と意見交換を図りました。知識も必要ですが、
 和歌山県を誇りに思う熱意と案内方法の工夫などが、お客さんに強く訴えられるのです。語り部の皆さんは自信を持って活動を続けてくれています。熱意を持った人同士の意見交換から、新しい活動のための何かが生まれる予感がしました。

 自分の所属する組織の意見が全てで他の考え方を取り入れない人には発展性は感じられませんが、活動領域は広域で他人の意見を聞いて受け入れる度量があり、そして地域や組織を超えた活動ができる人こそが地域を元気にしてくれると感じました。勿論、全体の発展を見ることができない狭量の活動家もいますが、それを上回る大きな懐の人がいることが、その組織や活動を発展させる可能性を秘めていると言えます。

【全員協議会】
 議長の招集で全員協議会が本会議場で開催されました。議題は「道路特定財源の暫定税率失効の影響等について」で、県議会議員全員が出席しました。知事も出席し、和歌山県での道路整備の必要性について思いを述べてくれました。

 和歌山県は高速道路の空白地帯であり、国道と県道の改良率は全国ワースト2位であることなどから、道路特定財源の暫定税率の維持は今後とも必要だとの発言でした。また和歌山県道路懇談会の議論の中で委員の方からは「道路はチャンスを保障するもの」「選択と集中」が提言されているなど、和歌山県にとって道路は生活の手段であり、安全と安心を提供するものであることが提議されています。

 問題なのは、和歌山県の平成20年度予算で110億円の減収となることから、起債の償還などの義務的経費を差し引くと、新しい道路整備の投資が殆どなくなってしまうことです。
 そのため知事からは、「地方の道路財源の十分な確保」、「道路特定財源関連法案の速やかな成立。あるいは参議院で成立しない場合の再可決」、「法案成立までに生じた歳入欠陥に対する国による特別な財源措置」、「地方道路整備臨時交付金制度の継続、拡充」の4項目を求める決議への支援依頼がありました。

 知事からの依頼を受けて私の所属する会派「真わかやま」では議論を交わしました。その結果、「地方の道路財源の十分な確保」、「法案成立までに生じた歳入欠陥に対する国による特別な財源措置」、「地方道路整備臨時交付金制度の継続、拡充」に関しては和歌山県が置かれて状況から同意するものの、「道路特定財源関連法案の速やかな成立。あるいは参議院で成立しない場合の再可決」については同意できないと考えました。

 何故なら、道路特定財源関連法案については国会で審議されようとしている最中であり、法案の審議と採決については国会議員の役割であり、地方議員が意思決定に関与することは適切でないと考えたからです。分かりやすく言うと、国会議員に対して道路特定財源関連法案を成立するように求めることや、参議院で成立しない場合に再可決すること求めることは越権行為であると考えたのです。

 そこで三つの論点に賛同する決議案「国民生活や地方行政の混乱回避に向けた責任ある対応を求める決議案」を全員協議会に提出しましたが、賛成少数で否決されました。結果、知事のいうところの四項目を全て網羅した「道路特定財源関連法案の早期成立を求める緊急決議案」が賛成多数で採択されました。
 
【ライオンズ理事会】
 和歌山ゴールドライオンズクラブ理事会に出席しました。次年度の理事会の役員の承認や結成5周年記念式典の内容、そして社会貢献としての献血活動について承認しました。

【その他】
県内のスポーツ施設について。スポーツも景気と関係があるようで、スポーツ人口が増えつつあったのが、少し頭打ちの状態になっている様子を伺いました。
防犯灯の設置により地域を明るくすることによる地域防犯活動の推進について。和歌山市への企業進出についての意見交換。
和歌山市内工業用地に進出する企業がありますが、地域での経済効果と雇用への期待について話し合いました。今月、東京製鋼の分工場の和歌山市の雑賀崎地域への進出も決定しています。

【懇談】
 平成19年秋に癌との闘病の末、お亡くなりになったYさん。亡くなる四日前だったと記憶していますが、Yさんから最後の頼みがあると聞いていた案件がやっと仕上がり完結しました。そのことについてYさんの奥さんからお礼の言葉を伺いました。早いものでYさんがお亡くなりになってから半年余りが経過しています。その時がやってきたのは秋でした。冬の季節が過ぎ、季節は春から夏に移り変わろうとしています。季節は何事もなかったように私達にその訪れを告げてくれます。人の喜怒哀楽は季節の中で舞い上がり、全て記憶の中に封じ込めてくれます。ある時、季節の風が不意に過去を思い出させてくれるようになります。

 三つ目の季節がYさんの奥さんの言葉を運んでくれました。Yさんからの依頼については私から奥さんに伝えていませんでした。しかしYさんと私の話を、Yさんの奥さんが隣で聞いてくれていた様なのです。約束から半年後、約束通りの結果が出たことをYさんの奥さんが仏前に報告した時、私との会話を思い出してくれた様なのです。「主人との約束を忘れないでいてくれて、それを実現させてくれたことに感謝しています。覚えていてくれてありがとう」の言葉をいただきました。Yさんとの約束を果たせて良かったと今、静かに感じています。
4月15日(火) 「ドラマ」
【企業立地】
 和歌山市内の工業団地に工場立地の話があります。このまま進展すると思いますが、新規立地を期待したいところです。雇用面からも工場新設への期待が大きく、卒業した学生が県内に残れる機会を多くして欲しいとの意見が多々あります。近々の発表になると思われます。

【ドラマ】
 全国規模で活動しているMさんと懇談の機会を得ました。懇談の時間は約7時間で、大変お忙しい中でしたが十分な時間をいただき懇親を深めることができました。元々東京で仕事をしていたのですが、地元和歌山市に帰ってきてくれました。人生の仕上げを和歌山県で行いたいし、経験を次の世代に伝えたいと考えて戻ってきてくれました。

 人生に登場してくれる人は、みんな自分に影響を与えてくれます。友情出演もあれば、友人の役や悪役での登場もあります。それでも全てに意味があるのです。友情出演の場合、ギャラは要りませんから、長く関わってくれることになります。出来れば自分の人生の中に悪役は出てきて欲しくありませんが、悪役の登場にも人生において意味があります。

 悪役にはお金がかかっているかも知れませんが、悪役のいないドラマは成り立ちませんし、悪役は主役に次いで重要な役柄でありギャラも高いのが普通です。ですから悪役の登場は自分を成長させてくれるもので歓迎すべきものだと思いたいものです。人生で関わっている人は全員、自分が主役のドラマにおける登場人物ですし、長く関わる人には出演料としてお金が必要となるのは当然のことです。人とお金は人生で欠かせないことが分かります。

 生きている毎日がドラマだとすると、毎日のように悪役も脇役も登場してくれますし、一年単位で見ても、一年を通じてその中には悪役や名脇役が登場してくれます。全てがドラマを引き立ててくれるために必要なキャストです。そう思うと出会う人は全て大切にしなければと思います。

 またMさんは、これからの残された人生の一日一日が真剣勝負の舞台で、課題や人間関係を翌日に繰り越すことはしないように心掛けています。仮に40年間付き合ってきた人と比較して同じ密度の付き合いをしようとすれば、例えばこれからの10年間を密度の濃い付き合いにする必要があります。密度の濃い付き合いとは、話し合う時間や今日一緒にできる仕事を明日に繰り越さないことです。

 Mさんのこれからの10年間の登場人物との付き合い方は、密度の濃い付き合いにする覚悟ですから、こちらもそれに応える責務があります。またMさんはこれから人生の仕上げに入る時期との認識を持っていますから、これからの登場人物は人生を無駄にしないために厳選する意向を示しています。私達の故郷とこの国を支えていくのは現役世代です。そして今の現役世代もやがて引退する時期が訪れますから、今受け継いでいるものを早く自分のものにして次の世代に伝える役割も一方では担っています。

 次の世代に伝えるものは断片的な情報ではなくて、時代を生きた人間ドラマなのです。人はひとつの時代だけを生きられるだけですから、その時代の空気は次の世代には分からないのです。そして歴史は継続していますから空白の時代があってはなりません。両親がいて私達が存在しているように、前の時代があって次の時代が存在しています。突然、平和な今の時代が歴史上に登場した訳ではありません。戦後、平和な日本の到来を願った人々の歴史が、今の平和な時代を連れてきてくれたのです。

 私達は歴史上の登場人物から学ぶことは大切ですが、それ以上に人生に登場する人物からも学ぶ必要があります。恐らく歴史で学ぶ人物よりも自分の人生で出会う当時要人物の方が多い筈です。主役はひとり。友人や脇役、悪役や適役もいるから起伏に富んだ人生のドラマが成立します。

【その他】
 国民健康保険の取り扱いについて。入札制度について。家庭用太陽光発電システムの支援対策について。来週の県政報告会に伴う事前打ち合わせについて。生活用品の値上がりについて。和歌山県内の津波予測による危険地域の土地価格の下落について。格差社会の問題について。道徳と法律の乖離の問題について、などに関して順次、意見交換を交わしました。
4月14日(月) 「太陽光発電」
【役員会】
 きのくに屋本舗の役員会が開かれました。昨年度の決算と新年度の体制の確認を行いました。世界文化遺産の拠点施設としての役割を担っていると考えていますが、地元に密着するように今後の活動方針を固めました。次回の役員会で最終の人事案を提案し決定する見込みです。

【エフエムワカヤマ】
 早いもので平成20年4月1日に開局したエフエムワカヤマも二週間が経過しました。番組に関しては皆さんから好評を得ています。スタジオではスタッフがより良い番組作りのために全力を傾けています。番組は生放送が原則ですからスタジオには真剣勝負の空気が充満しています。昼間の番組では今年大学を卒業したばかりのスタッフが奮闘している姿がありましたが、初々しい放送に仕上がっています。

 エフエムワカヤマは24時間放送ですから、長時間と仕事と緊張感からスタッフには疲れの色も見受けられました。しかしここでは疲労以上に充実感が漂っています。今まで誰も成し得なかった和歌山市初の民間エフエムですから、スタッフは何としても良い番組に仕上げる覚悟を持っています。社会的に認知される事業で、初めてのことに関われる体験はそれ程多くありません。経験が不足する立ち上がりは心労が重なりますが、スタッフがこの体験を糧にすれば、やがて大きな花が咲くのです。何しろ52名のパーソナリティーですから、皆さんが経験を積むとこれほど強いものはありません。一気に底上げする時期はもう直ぐそこまで来ています。

【太陽光発電】
 平成20年度の和歌山県の新施策のひとつに家庭用太陽光発電システムへの補助があります。明日、知事が定例記者会見で発表される予定ですが、一家庭当たり5kWを設置した場合に最大125,000円を支援することと聞いています。地球環境問題な端を発して新エネルギーに関心のある人は多く、身近な取り組みから始めようと思っている人が多いのです。新施策の導入により、早くも平成19年度の家庭用太陽光発電システムの設置を上回ると予想している関係者もいます。
 支援対象となるのは平成20年4月1日以降に設備を導入し、電力会社と系統連携し契約締結をしていることが条件です。

【慰問活動】
 昨年12月のセラヴィ神前へのクリスマスの慰問がきっかけとなり、今年1月から原則毎月第一月曜日に慰問活動を継続しています。今月は今日が慰問の日でしたから、今年、既に四回目を数えます。入居者の皆さんも楽しみにしてくれていますし、周囲の皆さんも集まって楽しんでくれています。

 音楽演奏はフルートの前田さん、ギターの山本さん、ハーモニカの加門さんの三人です。皆さんのリクエストを伺いながら、グループを組んでいる三人で毎月の演奏曲を決定しています。原則、誰でも歌える親しみのある歌を演奏することにしています。今日も演奏に合わせて元気よく歌う姿がありました。ギターの山本さんは「以前の慰問では演奏を聴いてもらうのが中心でしたが、今では歌ってもらうことに変わっています。皆さん歌うことが好きですしカラオケなどで慣れているので、演奏に合わせて歌ってくれます。歌う方が健康になりますし、言葉を発することは若くなる秘訣です」と話してくれました。
 会場と一体となった1時間の演奏会は今回も盛り上がりました。次回の慰問も心待ちにしてくれています。

【その他】
 知人の酒店では、今月からビール価格が値上げされていると聞きました。日本酒と焼酎は価格を抑えていますが、それ以外のビールやウイスキーなどは原料の値上がりにより価格が上昇しています。サラダ油なども値上がりしている様子で、ジワリジワリと生活に必要な商品の価格が上がり家計を圧迫し始めています。それ以上に事業者の経理が圧迫されています。競争が厳しいため、どの事業者もお客さんへのサービスのために利幅を薄くしているため、仕入れ値が上昇すれば利益は圧迫されているのです。極力お客さんへの価格転嫁は止めていますが、もう限界に達しているようです。インフレ傾向に向かっていると感じます。

 防犯灯についての打ち合わせ。犯罪抑制の効果があるとされている青色防犯灯に切り替えている自治会があります。青色球の単価は高いのですが、地域の犯罪抑制のために出費をしています。また暗闇を少なくするため、防犯灯の数を増やすなどの取り組みも行っています。協力できる部分に関して打ち合わせを行いました。

【懇談会】
 夜は懇談会を実施。研修会の計画や国体に向けた取り組みについて話し合いました。県外の活動家との交流機会を持つことや国体に向けてスポーツ施設の充実の必要性に関して意見交換を図ることができました。
4月13日(日) 「サービス業」
【サービス業】
 若い人達が希望する職種はサービス業だそうです。和歌山県も例外ではなく、新卒の希望を聞くと約80%の人がサービス業を第一希望にしているようです。GDPの約70%はサービス業が生み出しているように、価値や労働力の源泉となっています。和歌山県でもサービス業の比率は高く約60%と思われます(サービス業の総生産の比率に関する統計がないので実際の数値は分かりません)が、全国と比較すると低くなっています。勿論、サービス業は都市優位ですが、和歌山県はこのように産業構造の転換が進んでいないことから、サービス業で若い人を労働力として受け入れられていないのです。

 そして収益を生み出す主力となっているサービス業の比率が少ないことから経済力が弱く、そして働く場所が限られているのです。サービス業で労働力を増やすことが和歌山県の課題です。私達の日常生活においては、毎日のようにサービスの提供を受けています。暮らすことがサービス業の役務を受けていることなのです。生活へのサービスを提供するサービス業が収益を生み出すことは当然のことですから、私達への満足を提供してくれる優れたサービス業が周囲にあることを期待したいものです。

 お隣の奈良県でも新しく策定中の長期計画ではサービス業の振興が書かれているように、地方都市でもサービス業の振興を図るべき時期に来ています。
 このように地方自治体においては、まちづくり計画に合わせて進出してくれる企業などの事業所向けのサービスを提供できる支援策も必要です。製造業などの企業進出に対しては、企業立地の奨励金を支出する補助施策がありますが、サービス業が進出しても補助施策はありません。例えば、小売業やホテル、娯楽産業、教育産業などの非製造業の進出にも補助施策があれば産業構造転換が図れるのです。思い切って施策の見直しを図ることも検討すべきかも知れません。

 また、和歌山県にはビジネスホテルの客室の絶対数が少ないのです。全国大会や国際大会、そしてコンベンション開催などで最大値になった場合は、お客さんが客室数を上回りますから収容しきれません。和歌山県を訪れる観光客は年間約300万人ですが、ビジネスで訪れているお客さんは約500万人です。ビジネス客が観光客よりも多いのですから、それに対応できるホテルの客室数が必要なのです。ですからビシネス用にホテルの進出も欲しいところですから、この部分に支援策があっても決して無意味な施策とはなりません。

 ところでここに来て、JR和歌山駅周辺にビジネスホテルの計画が出ています。JR和歌山駅東口付近にはアーバンホテルとホテル東横インが、西口付近にはホテルル―トイン他のホテル立地の計画があります。現にJR和歌山駅に位置するホテルグランヴィアサンホテルの稼働率が良いと聞きますから、数字にも表れているようにビジネス客が多くなっているようです。ビジネス客を仕事が終わってからの時間にホテルから外に引っ張り出すのは、周辺の小売店や飲食店の役割です。地元の素材を使った料理と温かいサービスでのおもてなし、和歌山市の歴史などを語れる知識も必要です。

 「また来るよ」は果てしない先の、果たすか果たさないか分からない約束ですが、その言葉を発した時の気持は間違いのないものです。「また来るよ」と思わせるだけのおもてなしを、まちとして提供したいものです。

【道路問題】
 福田総理の提案により政府与党が、道路特定財源を平成21年度から一般財源化にする意向を示しました。道路特定財源の用途に関して不審な点が続出していることなどから、道路特定財源の存続は国民の理解を得られないと考えたのではないでしょうか。以前は参議院不要論もありましたが、これほど参議院が注目を集めたのは初めてのことだと思います。議論する中から今まで隠されていた問題点が浮かび上がって来ましたが、これが二院制の意味だったのです。違う観点から論じることが、どれだけ必要なことなのか理解できるものです。

 さてその道路特定財源道路と都市計画についてです。地方にとって高速道路の必要性は高く、経済活動や観光交流、そして生活圏内にある道路としての役割は大きいものがあります。しかし一方では、高速道路が開通し他都市と結ばれると商圏が拡大することから、比較優位にある一方のまちがお客さんを吸引し、もう一方のまちの小売店や商業施設の荒廃を招きます。若い人を中心に他都市に流失することも考えられますし、経済活動や人口流失などの歓迎されない一面も発生するのです。

 そのため道路の問題と都市計画は一体として論じられるべきなのです。今は道路の必要論だけが言われていますが、それだけではまちの発展はないのです。高速道路が完成した後のことを考えた都市計画を策定しておくことが首長の役割です。
 中心市街地の役割は何か、まちの玄関口となるJR駅との関係をどう構築するのかなど、考えるべきことはあります。それらの課題を放置して道路の必要性を説いても、いざ開通すると過疎化と経済活動の停滞を招くだけです。

 実は一体となっている道路問題と都市計画ですが、両者を論じている首長は少ないように思います。高速道路だけではバラ色の未来を運んでくれる訳ではありませんから、道路と都市計画を合わせた議論が必要です。
4月12日(土) 「せんたく」
【道路】
 道路特定財源暫定税率等関連法案の早期成立を求める和歌山県総決起大会が開催されました。主催は和歌山県知事、和歌山県議会等でした。午前10時からの大会は知事、和歌山県選出の全国会議員、和歌山市長を初め経済団体の皆さんも出席されていました。政府では一般財源化の方針が打ち出されているように、来週から国会では動きが予想されています。国政では現場の意見を聞いていただき判断してくれることを期待しています。

【懇談】
 和歌山県経済に関して懇談を実施。大阪府から来てくれた人からは「和歌山県民所得が上がっていると聞いているけれど、大阪府南部では実際はもっと所得が高いですよ」と話してくれました。和歌山県は大手鉄鋼が力強く経済を引っ張ってくれているので所得は上向いていますが、中小規模の事業所は依然として厳しい状況なのです。一方、大阪府の南の地域ではシャープに刺激されるように雇用が生まれ、新しくある程度の所得が発生していますから、広く行き渡っている感があるようです。「早い目に和歌山市に入ったので、久しぶりにぶらくり丁を歩いたけれど人通りは少ないね」と感想を話してくれました。賑わい感の創出は私達の願い出もあり、他府県から来てくれた人に対して好印象を与えるものですから、まちに人の賑わいか欲しいものです。

【せんたく】
 北川教授と言っても分からない人がいると思いますが、北川正恭前三重県知事と言えば分かるのではないでしょうか。現在は早稲大学大学院教授の肩書きとなっていて、本日は和歌山市で講演があったため参加しました。
 テーマは「せんたくの目指すもの」です。「せんたく」とは日本を今一度洗い流そうとする政治改革の志を示したもので、いま北川教授が最後の挑戦をしています。

 現在の日本は官僚支配国家で、これを政治が主導する国家へと変革する必要があります。
 官僚が支配する国の形式を社会主義と呼び、政治が主導する国の形式を民主主義と呼び変えたら分かりやすくなります。戦後63年間、途中政局の変化はありましたが、概ね一つの政党が支配している近代国家は世界中で存在していないので、わが国は極めて政治的には珍しい国だそうです。

 権力は批判され、チェックされ、そして行き過ぎたら交代するのが民主主義の機能ですから、その形が不完全であることが危うさなのです。わが国ではそれに慣れていないため、政権交代には不安感が付きまとっている様子もあります。それは国会でねじれ現象があるから国会運営に支障が生じ、何も決められないとの意見があることから明らかです。今までなかった現象ですから私達は不安感があるのです。しかし一度体験し、慣れてきた後は不安感の中から真実を見つけようとする筈です。

 民主主義とは速度が遅いものなのです。意思決定は多数決ですが、多数決に至るまでに議論を交わし、少数意見も良く聞いて多数決することが民主主義なのです。決定した精神の中に少数派の考え方も含めるよう心掛けることが大切なのです。数で押し切るやり方は民主主義とは言いませんが、私達はそれに慣れているため今の停滞に困惑しているだけなのです。目指すものは私達国民の幸せの実現ですから、そこに辿りつくまでの考え方に違いがあっても目的地は同じですから、私達の考えを伝えていけば、相当長い時間が必要ですが確実に理想に近づきます。民主主義は進行形で完結形はありませんから、初めての体験を繰り返しながら成熟していくものと考えています。

 北川教授は、1989年に政治改革を誓って、県会議員、国会議員、そして三重県知事としての活動を続けてきました。改革の志は今も持ち続けていて、いま日本を「せんたく」する活動を提議しています。志を持って20年が経過しました。三重県では改革派知事として活躍しましたし、政治家の公約をマニフェストとして公表することを定着させました。現在の政治改革の基礎を作ってくれています。そして過去を一掃し、政治が主導する国づくりのために立ち上がっています。

 でも北川教授だけがハリケーンを呼び起こす蝶々ではないのです。私達全員が微風なら起こせる蝶々なのですから、今日の話を聞いて「良かった、良かった」だけで終わってはならないのです。良かったと思ったら行動することが大事です。どれだけ「良い講演」を聴いても時間の経過と共に意識は薄れていきます。行動することだけが「良い講演」の内容を活かすことなのです。一人の決意と行動だけが周囲を変えられますし、その微風が全国に拡がり大きな風となるのです。

 北川教授はわが国の政治改革を行おうとしています。それと比較すれば「和歌山県改革は自分からできるでしょう」と話してくれました。そうなのです。人に任せるのではなく、自分から始めることが改革の一歩なのです。

 寝ている地域と行動する地域では差が出始めています。議会も同じです。民意の力の差によって地域間格差はこれから一気に広がっていきます。体制を破ることは反逆と看做されることがあり辛い思いをすることがありますが、古い体制につがみついていても地域力は後退するだけです。次の時代を築き上げるのか、時代の後に追従していくだけで遅れたままでいるのか、それは地域で判断することです。和歌山県が素晴らしくて今のままで良いと思う人が多ければ、いまの体制や、しきたりのままで良いのです。このまま寝ていても良いのです。でもそれではいけないと思うのであれば、起きて行動する必要があります。
 もう起きて行動する時期なのです。

【懇談】
 久し振りにあるお店を訪ねました。心から歓迎してくれる気持ちが現れていたので、嬉しく思いました。このところ、物理的にも精神的にも慌ただしく時間が経過しているので、こま切れの時間活用も図れてないことに気付いています。少しの時間、話をしただけですが安心感が充満しました。また明日に向かっていけます。
4月11日(金) 「懇談」
【日銀人事について】
 午前中は懇談の時間となりました。順に、日銀副総裁人事案件が否決された問題に関しての意見交換。金融と財政を分離するのは日銀を財務省の支配下におかないためにも当然のことだとの意見と、総裁人事は別として副総裁人事までもそれを求めるのかについて、皆さんの意見が分かれました。国会で決定された人事ですから、このことに関して意見する立場ではありませんから考え方を述べるのは控えますが、今までだったらすんなり通過して大切な問題でありながら私達が関心を持たなかったことを戒めてくれているように感じます。お互いの議論を交わすことが二院制の意味ですから、国民の前に課題を浮き彫りにしてくれたことに関しては評価されるべきものです。

【道路特定財源について】
 続いて、政府が道路特定財源の一般財源化の方針を固めたことに関する意見交換。この点については好ましいとの意見が大半でした。道路特定財源の使い方に不適切なものが出ている中、このまま継続させるべきではないというものです。一般財源化の方向が好ましいとの意見をいただきました。
 それに付随して和歌山市内で開催される明日、4月12日のアバローム紀の国における道路特定財源の問題に関する決起集会を開催する意味に関しての問い合わせへの対応を実施。

【ガソリンについて】
 続いて、ガソリンが値下げなっていることに関して地域では歓迎している意見が多いので、一ヶ月程度で値上げされることは国民の生活と意見を無視しているとの問題提起をいただきました。

 私達の生活でも恩恵がありますが、それとは比較にならない位に中小事業者の経営は助かっていると伺いました。和歌山市内のある製造事業者は、殆んど利益が出るか出ないかの線で商品の出荷額を決定しているので、ガソリン代が値上げされると運送コストが高くなり利益が吹っ飛んでしまうので、値下げは経営上からも大歓迎だとの意見です。「表立っては言わないかも知れないけれど、中小規模の大方の事業者は内心は歓迎している筈です。もう値上げはしないで欲しいのが本音です」との意見もありました。

 中小事業者は厳しい価格競争に晒されていることから薄利を得ている状態です。燃料費の上昇は、事実上、製品価格に転換できないので、唯でさえ薄い利益が飛んでいる実態があります。決算を乗り切って四月になって息を吹き返している事業者にとって、燃料費の負担軽減は神様からの贈り物のようなものなのです。地方で生活している人、事業を営んでいる人の意見を大切にすることが為政者の務めだと考えます。

【テニスコート】
 テニスコートが不足していると意見がありました。余暇を楽しむテニスと競技テニスがありますが、国体に向けて競技テニスのための施設が欲しいとの意見がありました。ただ施設設置と維持には費用が伴うものですから簡単に結論を導くことはできません。ただ和歌山県としては国体の開催年が決定しているため、準備は進めなければならないのです。対応策について懇談しました。

【建設事情】
 和歌山県内の建設事情についての話し合い。県内の建設工事は減少傾向にあり、唯でさえ仕事が少ない上に予算規模の小さい工事であっても県外からの侵攻が激しく、益々経営環境は厳しくなっているようです。本年度は、秋に掛けて県内で建設業の倒産は増加すると予測していることも話してくれました。インフレ傾向の中、事業所が減少し、今ある仕事が失われることで域内経済は益々縮小することも懸念されます。

【道路交通法について】
 平成19年度に改正された道路交通法改正の一部に関して、県警本部と意見交換を行いました。交通弱者への対応について、大規模住宅の造成に関して道路の流れが変わったことに関して信号の時間調整などに関して話し合いました。

【記念誌について】
 和歌山ゴールドライオンズクラブ結成5周年の記念誌の内容について打ち合わせを実施。
 掲載項目の調整とページ割、そして掲載写真を選出しました。記念誌の作成に関しては、和歌山県知事や和歌山市長からの祝辞も頂戴しています。

【飲食関係者との懇談】
 飲食関係者との懇談を実施。県民所得が伸びていることも関係して、市内のある飲食店ではお客さんが増えているとの意見かありました。実体経済では所得の伸びは、一部を貯蓄に回すものの大半は消費に回され地域経済を刺激してくれます。伸び悩んでいた飲食業界も元気を取り戻そうと全国の協会と歩調を合わせて、飲食関係者に利点のある新しい取り組みをスタートさせました。協会は構成員に対してサービスと情報を提供する責務があります。会費を納めている限り、何らかの恩恵を受けられるべきなのです。特典がないのに会費だけを支払い続ける構成員はいませんから、構成員から会の運営を委ねられた理事者は、恩恵を感じられるような情報発信を行うべきなのです。

 温泉入浴やゴルフなど家族や友人と一緒に休日や余暇を利用できる特典があれば、具体的な行動につながります。この業界では協会員の福利厚生のための動きが始まっています。

【懇談会】
 夜は懇談会に出席。最近の傾向ですが、今日も流れるように時間が過ぎていきました。川の流れが速いように仕事の流れも速くなっています。流れが速いと澱むことはありませんから、これは歓迎すべきことなのです。
 明るいところに虫は寄ってくると話してくれた人もいますが、人が集う明るい場所になることが理想です。
4月10日(木) 「新エネルギーと環境問題」
【新エネルギー】
 新エネルギーと環境問題を考えているIさんと懇談しました。和歌山県は環境立県を目指しているのであれば、エネルギーで自立しなければならないし、地球環境問題にもっと関心を持つ必要があると話してくれました。Iさんの家庭では家庭用の太陽光発電と風力発電を導入し、オール電化住宅にしています。また雨水を貯えて洗たくなどで活用しています。設置費用を除外すると、エネルギーコストは80%も軽減できていると言います。
 自らの取り組みを皆さんに紹介し県下で普及したいと考え、日曜日の地元テレビに登場する予定です。

【来客】
 引き続いてお客さんをお迎えしました。大阪府南部でも企業立地が進んでいて、道路が整備されて行くに連れて、将来的にも和歌山市への企業進出は困難になるとのことです。
 和歌山県の企業立地への取り組みは格段に進展していますが、他府県も同様に活動が活発化しているため、企業への接触機会の強化などを図って欲しいと要望を受けました。
 また最近慌ただしくしているため、健康に気をつけるようにと心配して話してくれました。来訪の目的のひとつは、健康第一の活動を心掛けて欲しいと伝えに来てくれたものでした。本当にありがたいことで感謝しています。
 お二人からの地域活性化の思いをお聞きしましたし、心配してくれていることを有難く思っています。

【小さな経済状況】
 昨日も記しましたが、本日も県内企業の倒産が話題になりました。最近の倒産傾向としては、業績不振による手形や小切手の不渡りによるもの、取引先の倒産による連鎖倒産、そして資産価値のある内に店じまいをするケースもあります。いずれにしても、当該企業に関わる人の生活に変化が起きますし、雇用が消失することによる経済活動の停滞が起きる訳です。
 手形を受け取る余裕のある企業は少ないですし、手形を持ち込んでも割り引いてくれるところはそれ程ありません。手形の割引条件の最近の動きとしては、手形の振出人が信頼できるところで額面は300万円以下、そして支払いは三か月以内のものに限定されています。極めて厳しい状況のため手形取引は減少しているようですし、受け取らない会社が多くなっています。

【繊維業】
 和歌山市は繊維業も主要な産業です。中国製品に押され続けているため、企業規模や取引量は縮小し続けています。しかし今月になって状況変化があると伺いました。中国の製造業の人件費が高騰し、今までのような低賃金での請負契約は困難になっているそうです。

 現在、この分野の中国の人件費は日本と比較して約1/20とのことですが、今月、大幅に賃上げなるそうです。この経営者は、中国からの繊維製品の供給は少なくなると予想していますし、衣料品の値上げと経済はインフレ傾向になると読んでいます。勿論、中国で賃上げが起きれば世界に影響を与えるもので世界的なインフレ傾向になりそうですが、製造業や食品加工を中国にシフトしている幅が大きい国の影響は計り知れません。

 もし日本経済がインフレに振れるとすれば、賃金が抑えられ消費が落ち込んでいる中のインフレというスタグフレーションの様相になります。所得が上がらないのに物価が上昇するため不景気下のインフレとなり、かつて1980年代のアメリカが苦しんだ経済状況とよく似た状況も考えられます。 
 地方の経営者が現地で感じたことを伺う貴重な機会となりました。

【環境問題】
 和歌山県が家庭用太陽光発電システムへの補助施策を実施することへの評価があります。
 全国的には、国の補助制度があった年度と比較して平成19年度は約30%も設置件数が減少していますし、和歌山県ではそれ以上に落ち込んだ数値となっています。このことは余りにも当然ですが、経済価値が環境価値を上回っていることを端的に示しているものです。
 国策で誘導しない限りこの傾向は続きます。ですから和歌山県が環境価値を評価して支援策を講じることは評価されるべきなのです。

 環境問題に関心のある方は県の施策が具体的に示されることを待っています。今日の話し合いでは、支援策の適用を受けられるのは、太陽光発電システムの設置が4月以降で電力会社との系統連係をしていても対象となるのか質問がありました。所管課に確認をする予定ですが、太陽光発電システムを設置した限りは系統連携をしなければ意味はありませんから、系統連係をしていても支援対象になるとは思うのですが・・。

【お見舞い】
 市内の日赤病院に見舞いに行ってきました。前葵会会長が腰の手術のため入院中で、現在リハビリを続けています。腰の手術は成功したのですが、おかしなことに膝の下からの感触がなくなり歩行困難になっているのです。いつも元気で写真撮影や音楽などを楽しんでいるのですが、ここ二か月程は活動が止まっています。もう顔色も良くなっているので、早く元気になって今まで通り元気に活動して欲しいと願っています。走り続けてきたので、ご褒美に少しだけ休息時間をくれたようです。焦らないでしっかりと治して下さい。

【その他】
和歌山県のスポーツ振興について、特にテニス競技に関して意見がありました。テニスコートが少ない点を解消して欲しいと要望がありました。国体開催に向けて整備されて行くと思いますが、本格的に競技参加したいと思っている若い人達の支援のためにも早い時期での実現を目指して欲しいところです。
和歌山ゴールドライオンズクラブ結成5周年記念行事に関する打ち合わせを実施。準備作業を進めています。
食糧需給問題についての話し合い。エネルギー換算で食糧需給率は39%まで落ち込んでいて、先進国中では最低の数字となっています。外国からの食糧輸入に頼っている現状を少しでも改善したいとの思いから、対応策について話し合ったのです
4月9日(水) 「クラブ総会」
【入学式】
 昨日の公立中学校の入学式に引き続いて、本日は公立小学校の入学式が挙行されました。市立宮小学校に伺いましたが、新入生は四クラスあり全校の生徒は市内で二番目に多い学校になっています。
 校長先生からは、挨拶をすることと人の話を聞くこと、友達をつくることの約束毎があり、新入生は元気よく「はい」と返事をしてくれました。この約束事は社会でも守るべき事柄ですから、小さい頃から身につけておくべきです。
 挨拶人間関係の基本ですし、人の話を聞くことは仕事の基本です。そして友達とは人脈を築くことですから、これも大切な事項です。
 小学校は人としての基本を形成する場ですから、約束毎を守る子ども達の成長が楽しみです。

【クラブ総会】
 昼間はクラブ会合が開催されました。主な議題は、クラブでの調査研修会について、道路特定財源の問題についてなどでした。クラブとして当局に提言活動をするためには、一年に一度は研修の機会を持ち、まとまった政策提言をすることを確認しました。

 道路特定財源の問題については国会で議論されている最中であり、福田首相は一般財源化を表明していますし、一度期限の切れ暫定税率に関しても4月末に衆議院で再議決することには抵抗感があり、現在のしくみのままで再議決することには違和感があります。

 多くの人はガソリンの値下げを歓迎していますし、所得が上がらず可処分所得が減少している中、ガソリンの値下げは生活の安定につながっています。ガソリンが値下げして不必要に車を乗り回す余裕のある人は殆どいないと思います。中古自動車販売の方に聞くと、大型自動車の売れ行きは変わっていないし、依然として軽自動車の人気は高いと話してくれました。国民の皆さんの意見を安心できる環境のある現場で聞くと、ガソリンの値下げは概ね歓迎している様子があります。建て前と本音は違うことが良く分かります。

 特に平成20年3月における和歌山県内の企業倒産件数は過去最大級ですから、企業経営環境は改善されていません。ひとつの会社が倒産すると取引先にも影響を与えますから、金融不安の連鎖が広がります。県内では約束手形を受け取る会社は殆どないと聞きますし、県内企業の信用力低下により、そこが振り出した約束手形を受取ってくれない状況もあるようです。また仮に約束手形で受け取ってくれるとしても、額面は300万円以下でないと難しいようです。つまり民間取引では現金か小切手が原則になっているようです。県内企業はそれほど危機的状況にあるのです。

 会社経営の安定のため、そして生活の安定のためにも出費の軽減は経済立て直しにつながります。自分達の今の生活を安定させることが将来の安定につながります。今も乗り切れないのに将来の健全な発展はあり得ません。将来のために今が大事なのです。

【コスモパーク加太】
 和歌山県の財政状況を圧迫しているコスモパーク加太について現状を確認しました。同用地は県土地開発公社の所有地で県が債務保証を行い存続させています。収益を生み出していない事業ですから、民間企業であれば倒産しているようなものです。コスモパーク加太の借金を減らすためには、企業誘致により企業に土地を購入してもらうことが最も効果的なのです。道路は整備されつつありますが、問題は工業用水がないことです。十分な水が供給されない土地に企業進出は難しいものですから、工業用水を通すことも大前提です。

【来客】
 大阪市内からお客さんが訪ねてくれました。女性の美容に関して挑戦を行っていて、現状を聞かせてくれました。女性向けの化粧品を製造している経営者は、子どもの時にアトピーで苦しんだ経験があるため皮膚に優しい化粧品を製造することを決意し、それを今、実行しています。
 ただ以前にも書きましたが、ブランド力がないと優れた商品でも浸透させることは決して容易ではありません。商品は品質と認知度合の総合ですから、老舗が蓄えているブランド力に対抗する取り組みを開始しています。

【桜】
 風が吹く中、桜の花びらが舞っていました。桜吹雪とはこのことで、春の季節にいることを実感できました。数人で話をしている最中でも、この光景の前には話が止まりました。
 この経営者はこの場所を美容と健康の拠点になれるしくみを考えています。無駄なものを取り除き自然を吸収することが健康の秘訣です。理想は、空気が無料であるように、自然の存在のように無料で吸収できるものがあれば良いのです。ここでは久しぶりの人にも会うことができ、桜が取り持つ縁を感じました。桜は人を呼んでくれる効果もあるようです。

【その他】
テレビの地上波デジタル化への対応について打ち合わせ。
エフエムワカヤマへの意見について。
スペインと和歌山県との交流について。
4月8日(火) 「入学式」
【入学式】
 和歌山市内の公立中学校では一斉に入学式が挙行されました。桜の咲く中、初めての学生服を着用して校門を潜った時の事は忘れられない思い出となります。月並みですが、新入生にとっては期待と不安がいっぱいの中ですから、一緒に校門を潜ってくれた保護者と一緒になって桜が励ましてくれるように感じるのです。

 中学生時代は、一気に大人へと駆け上って行く心身ともに成長する時期です。入学式では保護者と一緒でも、学校生活においては小学校時代ほど保護者が学校に来ることは余りないと思います。中学校は自立するための環境と友人を作る場所でもあります。昨日まで小学生だった子ども達が制服姿になると一気に大人の装いになり、今までよりも少し遠くに感じます。親から少しずつ離れて自分を確立していく時期が中学生の時代なのです。子どもにとっては旅立つ不安から自立の季節へと向かい、親にとっては次第にはなれていく寂しさと成長していく嬉しさを感じる時期なのです。着慣れていない、そして見慣れない今日の制服姿も、一週間も経過すれば見慣れた姿に変身している筈です。子どもはこの時期にぐんぐん成長していきますが、心は純粋なままで変わらないでいて欲しいと願うばかりです。

 そして本日の入学生は、本当に短い中学校の三年間を過ごすことになります。今日見た桜も中学校生活で見ることができるのは残り二回だけですから、中学校へ旅立つ日のことを忘れないで欲しいものです。
 いつの時代も変わらない光景に心が和むような気がしました。

【その他の活動】
和歌山大学観光学部に関して、地域の賑わい創出と関連させた方策について話し合いました。今春から学部が開設なりましたから、更に新しい取り組みを開始するのはここ一年が勝負の時期だと考えています。
和歌山市での語り部活動に関しての話し合いを実施。熊野古道を中心に語り部のボランティアをしている方が、和歌山市でも語り部活動に取り組みたいと申し入れがありました。
このことは大変有難いことです。活動の舞台が広がるように支援を行いたいと考えています。
防災対策として、ある自治会の地元にある非難場所の告示に関する方法について検討しています。関係箇所との協議を終えて、具体化させるための取り組みを行いたいと考えています。
新しい風力発電技術に関しての問い合わせがありました。和歌山県内で取り組めないかとの依頼です。平成20年夏の洞爺湖サミットのテーマは環境サミットでもあります。環境先進県を目指している和歌山県にとって可能性のある新技術に関しては、調査と研究を行いたいものです。
文化と学問のまちづくりに関して打ち合わせを行いました。住環境の整備と人材形成の観点からも歓迎したい事項です。
飲食関係者による地域活性化施策について話し合いました。会合や懇談会などの機会において、円滑な話し合いを進めるためにコーヒーやジュースなどは欠かせないアイテムです。ドリンクがあることで和やかになりますし、相手との空気の距離が計れます。
和歌山市中心市街地活性化に取り組んでいる事業者の方との懇談の中で、「インターネットで検索すると、和歌山市活性化やまちづくりの言葉の関連の中で片桐さんの名前が良く出てきます。ホームページの活動報告などを見て、職場でも内容について意見交換をすることもありますよ」と話してくれました。ホームページを見てくれていることに感謝しています。

【懇親会】
 夜の懇親会は、長く公職を務めた方のご苦労さん会でした。会社内での紛争が表に出る場合がありますが、解決するための手段として裁判を選択すると長期化しますし、費やす労力は相当なものになります。その前段で食い止めることができるのなら、労使とも歓迎すべきことです。その前段で主に労使間の紛争を解決するための役割を担っていたのが、本日の主役のIさんです。Iさんは長年の労務管理の経験を活かして問題を解決に導いてきました。今まで司法の世界は別世界と思っていたのが、身近に感じられるようになったことは全く新しい経験だったのです。

 司法の世界に生きている人も同じ人だということが分かっただけでも、経験した価値があったと話してくれました。私達は、本能的に知らない世界には恐れや不安を感じるものです。自分が知り得る世界を増やすことが、生きるための幅を持たせてくれますし充実感につながります。未知のことを未知のまま放置しておくことは、人生で損をしていることになります。反社会的行為や犯罪行為以外は、経験した方が後々役立つことの方が多いと思います。経験は決して後悔することではありません。

 経験した結果、その分野には近寄らないと判断することもありますし、興味を持って深く探ることもあります。その行動を起こすことは絶対に無駄にはなりません。無難に生きてこの世を後にする時に後悔するよりも、行動することによった得られる様々な経験が悔やむことの少ない人生を築いてくれます。

 会社生活を終えた後の司法の世界での公職も終えました。次にやって来るのはこれらの経験を活かせる未知の世界が待っている筈です。
4月7日(月) 「飲食研修会」
【飲食研修会】
 春の季節は多くの企業や組織にとって年度の始まりの時期です。飲食関係団体と本年度の研修会について日程と研修先の打ち合わせを行って来ました。和歌山県内の飲食事業者は新しいシステムや新製品の導入に関して熱心な人が多く、毎年一緒に研修会を企画しています。今年は5月29日に日帰りの研修会を実施する計画を立てました。また飲料メーカーの協力も得て、併せて施設見学も行うことにしました。

【品位】
 社会人には品位が大切であると話してくれました。ある経営者は父親がライオンズクラブ会員だったこともあり、現在は自分も同クラブに所属しています。父親の姿を見て、自分も経営者になった時に社会貢献したいと思っていたからです。父親の時代は会員には品位があったと思っていたのですが、自分で活動してみると全ての人がそうではないと感じているようです。そりことを残念に思っていると話してくれました。

 社会奉仕を行う人にとって品位は不可欠ですから、会員同士の切磋琢磨によって品位が磨かれることを期待していると言います。その品位を高められる絶好の機会がライオンズクラブの活動なのです。

 父親の時代のライオンズクラブと同じように、現在のライオンズクラブでも会員に品位があって欲しいと思っていますし、お互いの品位を磨かくことのできるクラブであって欲しいと期待してくれています。私達はその期待に応える必要があります。

【懇談会】
 夜はライオンズクラブ会長と懇談の機会を持ちました。組織運営のあり方やリーダーの役割について話し合いました。ライオンズクラブでは会長も会員も立場は同じですから、会長が組織を率いるためには人事権や金銭などの対価ではない何かが必要です。その何かとは、会長の人柄によって違いますから決まったものはありません。温かさや優しさ、強さや迫力などがそれに該当しますが、会長職が毎年変わることの意味は、様々なタイプの人が会長になることで、決まった形のクラブにしないことも目的のひとつかも知れません。

 一人の人がクラブの会長を継続することになると、そのクラブの個性は会長の色に決定付けられますから、固定化された組織になることも考えられます。社会奉仕団体としては、決まった形ではなくどんな姿にも対応できることが望ましいと考えます。

【その他の活動】
和歌山市内での新規事業所立地の打ち合わせ。市内の医院がホテルを建設するという情報が入りました。詳細は未定のため真偽は確認できていませんが、市内の景勝地に建設するとも聞きました。確認することにします。
地震による避難所への誘導看板の設置に関して確認と打ち合わせを行いました。昨年、和歌山市内のライオンズクラブから和歌山市に対して、災害から身を守るために海抜表示の看板、約130個を寄贈しています。この地域を支援する活動は継続事業ではないので、本年の予定はありませんが、地域によっては不足しているところもあります。避難所の表示案内を設置するなど、地域が安心できる環境を整えて欲しいと要望がありました。
和歌山ゴールドライオンズクラブ結成5周年記念行事に関して、記念誌の掲載内容と確認と招待のお客さんへの案内を行いました。
風力発電に関しての問い合わせがありました。新エネルギーの必要性はあるものの既存の風力発電では安全性と景観や環境保全の観点から今後の増設には疑問があり、新しい風力発電の可能性について話し合いました。
和歌山大学観光学部と中心市街地に関して協議を行いました。今でも中心市街地に学生が歩くまちを望む意見があり、次年度以降でも良いので進出を期待している様子があります。
4月6日(日) 「清掃活動」
【清掃活動】
 午前、和歌山市内のライオンズクラブ合同で片男波海岸の清掃活動を実施しました。通常の海水浴場の場所から約1.5km離れた先に和歌川の河口と海が交差していますが、この辺りに信じられないような大量のゴミが滞留しているのです。河川から流れ着いたゴミと海から打ち上げられた様々なゴミが、下の土が見えない程溜まっていました。ペットボトルとタバコの吸殻が溜まったゴミの双璧で、他には注射針や椅子、ゴルフセットなどもありましたから驚きです。

 ライオンズクラブ会員の清掃により海岸はきれいに蘇りました。また一年後には同じ状態に戻るのでしょうが、誰かが清掃しておかないと海岸にゴミが蓄積されるばかりですから、追いかけっこのような状態ですが意味のある活動だと認識しています。

 それにしてもこれだけ大量のゴミが海岸に蓄積されていることは、ここに暮らす人のモラルの問題です。自分の周囲がきれいになれば、後はゴミがどこに辿りつこうと関係ないと思う気持ちからのポイ捨て行為ですが、その結果、海や河川の汚染となってやがて自分のところに戻ってきます。それどころか子どもの時代に、水の汚染を引き継ぐことになりますから恐ろしいことです。ゴミの問題は気持ちの問題と大いに関係しています。人の気持ちがきれいになればその町はきれいになります。毎年行っているライオンズクラブによる海岸の清掃活動の時間が短くなる程、和歌山市に住む人の気持ちがきれいになっていくと思います。そんな日を楽しみにしています。

【ライオンズクラブ例会】
 清掃活動の後、指名例会に出席しました。指名例会とは、来年度のライオンズクラブの理事を承認する例会のことです。来年度、私は二年理事として活動することになりました。
 
【その他】
 その後、数人の方と和歌山県の課題について懇談しました。他府県と比較して企業立地が進展していない問題や福祉職場の問題点についてなどです。懇談に際して市内を移動する中、あちらこちらで見事に咲き誇っている桜が見えました。賑わい感は桜の色をさらに華やかにしてくれます。

【土地価格】
 平成20年の各都市の地価公示がありました。和歌山県は17年連続で土地価格が下落し、また関西では唯一下落しているなど厳しい状況が続いています。土地価格も需給によって上下しますから、和歌山県の土地が下落し続けているのは、需要が少ないことを意味しています。需要が少ないのは、それだけ和歌山県に移り住もうとする人や進出する企業が少ないことも意味しています。

 そして土地の価格は日本経済の基盤となるものですから、下落傾向にあるのはかなり問題です。不動産は資産ですしお金を借り入れる時の担保にもなります。そしてロケーションの良いところの土地は収益を生み出してくれます。収益を生み出してくれる土地は価値が高いものですから、当然土地価格は高くなります。土地価格が下落していることは、市場からは収益を生み出す可能性が低い場所だと評価されていることなのです。経済活動の基礎となる土地価格が17年も連続して下落していることは、相当危機感を持つべきことですし、宅建業の方に聞くと、和歌山の土地はまだまだ下落すると思うので、保有している土地は早く処分したいし、持ち過ぎると大変なことになると話してくれました。

 ところで少子化で人口が減少しているわが国ですが、都道府県の内、ふたつの地域で人口が増加しています。ひとつは東京都で、もう一ヵ所が滋賀県なのです。滋賀県でも琵琶湖の南部の人口増加が著しくさらに発展しています。企業立地が進んでいることや大学の滋賀県内への移転などによって人口が増加し、それに伴って土地価格も上昇している筈です。このように土地価格そのものを維持させようとしても無理ですから、経済活動を活発かすることや労働力増やすことなどの対策によって、土地価格は上昇するのです。土地価格は地域力を示す指標のようなものです。

 さて、平成20年度の和歌山県の地価公示に関しては、県の情報が分かりやすいので紹介します。和歌山県の発表文は次の通りです。
 県内標準地の地価の平均変動率は、住宅地、商業地とも17年連続して下落しているものの、昨年に引き続き下落幅は縮小している。県全体の平均変動率は、全用途では△2.7%(△4.1%)となり、住宅地、商業地ともに下落幅が縮小している。

 住宅地については、昨年に引き続き3年連続で下落幅が縮小している。市町別の平均変動率では、伊都郡高野町(±0 %)を除く市町でマイナスの変動率を示しているが、下落幅が縮小している市町が多い。主な市町の数値については、和歌山市 △2.0%(△3.3%)、海南市 △4.4%(△ 5.7%)、 橋本市△1.9%(△5.8%)、田辺市 △3.0%(△3.3%)、紀の川市 △4.6%(△4.5%) などとなっている。

 和歌山市の住宅地の下落幅は縮小傾向にある。市街地中心部では、良好な住環境と利便性を兼ね備えた、選好性の強い地域であり、上昇地点が2地点、変動率±0地点が6地点見られた。中心部及び商業施設への接近性が劣る市北部地域では、需要は低迷し、価格は下落傾向にある。
 その他の市町については、県北部は下落傾向であるが、下落幅は縮小。県南部は、引き続き前年並みに下落している。

 商業地については、平成17年地価公示以降4年連続で下落幅が縮小している。市町別の平均変動率では、伊都郡九度山町(±0%)を除く市町でマイナスの変動率を示している。主な市町の数値については、和歌山市△0.3%(△2.6%)、海南市△5.7%(△7.4%)、橋本市 △2.0%(△6.5%)、田辺市△7.0%(△8.9%)、紀の川市△5.3%(△5.6%)などとなっている。

 和歌山市の商業地域は、調査23地点の内、上昇が7地点、変動率±0地点が7地点となり半数以上の地点で下落傾向が解消された。
 その他の市町については、下落幅は全般的には弱いながらも縮小傾向にある。また、郊外大型店舗等の進出、地域経済状況等により、既存商業地への需要減退が見られる。

 県内の用途別平均変動率をみると、住宅地△2.6%(△3.7%)、宅地見込地△7.7%(△10.6%)、商業地△2.7%(△4.7%)、準工業地△1.2%(△3.5%)、工業地△6.3 %(△8.7%)、調整区域内宅地△4.7%(△5.9%)と、全用途でマイナスの変動率を示しているが、すべて下落幅は縮小している。
※( )内は、昨年の平均変動率です。

 その他の情報として、住宅地全体の平均価格は59,600円で、前年に比べて2,300円下落しています。主な市町村別の平均下落率は和歌山市2・0%(前年3・3%)▽海南市4・4%(5・7%)▽橋本市1・9%(5・8%)▽田辺市3・0%(3・3%)▽紀の川市4・6%(4・5%)になっています。
 商業地全体の平均価格は109,600円で、前年より1,800下落しています。下落率は和歌山市0・3%(前年2・6%)、海南市5・7%(7・4%)、橋本市2・0%(6・5%)、田辺市7・0%(8・9%)、紀の川市5・3%(5・6%)となっています。
4月5日(土) 「葵会総会」
【葵会総会】
 午前中から午後に掛けて葵会総会が開催され200人近くが出席したようです。今年も来賓として招待をいただきましたこと感謝申し上げます。今総会を持って四宮会長が退任され、渡部会長が新会長に就任することになりました。四宮会長は体調不良のため本日の総会は欠席となりましたが、長きに渡って葵会を支えていただいたことに感謝するばかりです。本当にお疲れ様でした。

 さて総会では次のような主旨の挨拶をさせていただきました。
 本日は第47回葵会総会にお招きいただき、挨拶の機会を与えていただきましたこと感謝申し上げます。お蔭様で県議会に送っていただいてから丁度一年が経過しました。企業誘致活動や地元産業の育成などの諸課題を議会で取り上げながら進展を図るように活動をしているところです。

 環境とエネルギー問題に関して世界的な取り組みが始まっています。本来、エネルギー問題は国策であり、国政の場で議論されるべき性質のものですから、地方自治体レベルで議論することは難しい問題なのですが、自然環境に恵まれた和歌山県で取り上げ全国に発信することも可能だと考えています。新エネルギーと既存のエネルギーを組み合わせた研究会的なものを発足させ、環境負荷の少ないエネルギーを地方の産業の柱に据えることなども検討課題として考えています。

 春になりまして和歌山県内では新しい取り組みを開始しています。先月紀三井寺球場で和山県初のプロ野球チーム「紀州レンジャーズ」が「富山サンダーバーズ」を迎えて初めての試合を行いました。既に平成21年春から独立リーグの関西リーグ発足が決定し、和歌山県のプロ野球チームである紀州レンジャーズも参画することが決定しています。プロ野球で和歌山県を元気にする取り組みが始まっていますので、是非とも皆さんのご支援をお願いいたします。

 二つ目は和歌山市に民間エフエムが開局したことです。全国の県庁所在地でエフエム局がなかったのは和歌山市だけでしたから、これで全国の都市並みに音楽文化を得られることになります。既に平成20年4月1日の午前10時から24時間放送を開始していますから、この時間も放送されている筈です。皆さんも車やご家庭で周波数をエフエムの87.7に合わせてお聴きいただけたら幸いです。エフエムわかやまの開局に伴い、新たに多くのパーソナリティーも誕生していますから地域の活性化につながっていますし、この先はもっと波及効果が現われる筈です。こちらでもご支援をいただきたいと思います。

 このように和歌山県と和歌山市を元気にする活動を展開していますから、皆様方のご支援をいただき、持つと地域と共に成長させて欲しいと願っています。最後になりますが、今回の総会で四宮会長が退任され、新しい役員体制で新年度がスタートするとお聞きしています。これまで同様、皆さま方と一緒に発展させていただきたいと思っています。本日のご盛会、誠におめでとうございます。

【ガイアシンフォニー】
 和歌山市内のお寺を借りて「ガイアンシフォにー第6章」の上映会がありました。葵会総会後、そちらにお邪魔してきました。土曜日の昼間でしたが会場は満員で、この動画への関心の高さをうかがい知ることができます。
 地球環境問題と精神文化は共通しているものがあり、人の精神が荒廃すると地球環境への影響を与えますし、精神を豊かに保つことができたら地球はもっと素晴らしい星になるのです。私達の心は地球へ、そして宇宙へと通じていることが分かります。
4月4日(金) 「ふじと台」
【ライオンズクラブ】
 和歌山ゴールドライオンズクラブ会長と5周年記念チャーターナイトのご案内のための訪問活動を行いました。和歌山商工会議所、和歌山市役所、和歌山県長そして市内各ライオンズクラブ事務局を訪ねて依頼を行いました。私達のライオンズクラブにとって初めての結成記念のチャーターナイトですから、実行委員会を結成し役割分担により準備を進めています。

【その他の活動】
市内の土地開発計画に関して打ち合わせ。基本は住民の方の意見を聞くことにありますから、調整も兼ねて話し合いました。
癌の疑いがある方の診断に関しての相談と、来週早々の診断受け入れの態勢を整えました。
地震や津波発生時の避難所を明示することに関して地域の方と打ち合わせを行いました。
地域活性化方策に関しての打ち合わせ。域外から進出してもらって和歌山県内での投資につなげる活動が必要であることの認識を共通にしました。
地方自治体の活動と民間の活動が競合する場合の対応について協議を行いました。
和歌山大学観光学部の今後のあり方に関して話し合いを行いました。
大規模災害に備えた室内対策に関しての打ち合わせと、和歌山県内で取り組めることに関しての話し合いを進めることについて確認を行いました。
来年度の就職事情に関して話し合いました。
エフエムわかやま開局に関する意見をいただきました。期待感が日に日に増していることが分かります。
薬物撲滅活動の支援に関して打ち合わせを行いました。

【ふじと台】
 和歌山市内北部にふじと台という大規模団地の開発が行われています。和歌山大学と隣り合わせた地域開発で文化の香りがする、ヨーロッパの風を感じるまちがテーマになっています。開発事業者の浅井建節会長に約3時間も時間をいただき意見交換を行いました。

 ぶじと台の最終形は約3万人が生活する都市開発を進めています。3万人というと県内だと御坊市に相当する人口規模ですから、ひとつの行政区ができる位の大きさとなります。また広さは東西2km、南北は1.8kmもあり、JR和歌山駅から和歌山県庁に至る和歌山市の中心市街地に匹敵する面積の開発です。

 公立の小学校は平成23年度に完成する計画があり、南海電鉄の和歌山大学新駅は平成23年度の末、つまり平成24年春に完成する計画となっています。着々と和歌山市の核となるまちづくりが進められています。
 また和歌山市の土地価格は下落傾向にあるものの、ふじと台の価値は上昇しています。販売開始当初は一坪17万円でしたが現在の価格は一坪27万円に上昇していて、資産価値は高まっています。

 そしてまちづくりのコンセプトは、親子で一緒に休日を楽しめることが特徴的です。つまり写生ができることや写真のシャッターチャンスが所々にあることです。まちの至る所にオブジェがあり最終的には100位を設置することを目指しています。つまり住んでいる空間自体が楽しい場所であり、旅行に行ったような感覚になれる場所なのです。この団地そのものをテーマパーク化させる計画で、ここで生活することの価値を生み出しているのです。シャッターを向けたくなる魅力的な場所があるところも、ふじと台の魅力になっています。
このような大規模開発と細かなところに気配りをしている空間、そして資産価値形成を可能にしていることが人口増加の要因です。

 現在のところ約30%の人が県外から移り住んでいますから、和歌山市の人口の純増につながっているのです。和歌山市は約37万人の人口ですが年々減少をつづけています。もし、ふじと台がなければ人口減少はさらに拡大している筈ですから、ふじと台の地域への貢献度は多大なものがあります。

 そして完成した暁には固定資産税は約10億円となり、和歌山市の財政にも影響を与えることになります。他府県からの移転による人口増加、資産価値確保による固定資産税の増加、鉄道の駅の誘致とふじと台から市内や県外に迎え道路整備など、将来に向けた心あるまちづくりが進められています。

 地元の人が魅力を感じない場所に観光客が来てくれることは絶対にありません。ふじと台は最終的に住宅地であり観光客が訪れても楽しい生活空間を目指しています。そのため住んでいる人が楽しいまちの形成に努めています。浅井会長は以前から思い描いている夢を現実のものにしています。描かれた夢は現実のものになっていますし、将来のあるべき姿も微修正はあるでしょうが思いの中では完成していますから、この計画は夢が原動力になっているように感じました。

 人は寝ている間に夢を見るのではないのです。起きている時間が夢を見ている時間なのです。生きて活動すること自体が素晴らしい経験を重ねていることですから、生きていることを楽しめることが夢を見ることなのです。
 夢を見るのは起きている時間だと思うと楽しくなります。だれでも夢を見ることは楽しい出来事ですから・・。

【懇談会】
 夜はまちづくりに関する懇談会を実施しました。会社経営者、鉄道関係者、行政関係者
 国政にかかわっている人など、部門が違う皆さんが集まって和歌山県をどう導いたら未来がやって来るのか話し合いました。具体的な夢を語り合うことでそれらは実現していきます。
4月3日(木) 「和歌山ダルク」
【和歌山ダルク】
 和歌山ダルクという団体があります。本日初めてお会いしたのですが、薬物依存症の人を救い自立するまでの支援をする団体です。ダルクとはDARCと書くもので、D(ドラッグ)A(アデイクション--嗜癖)R(リハビリテーション)C(センター)の頭文字から来ています。全国的に活動している組織で、和歌山市には平成17年5月に設立されて活動を継続してきました。「継続してきました」と過去形になっているのは、残念なことに平成20年3月末を持って和歌山ダルクの活動拠点がなくなったからです。

 元々医療と刑務所の合間にいる薬物中毒症の人を救うための入居施設であり、相談機能であり、支援するための事務局であったのですが、資金難のため閉鎖することになったのです。これだけでは事業が成り立たないため、殆んどボランティアに近い活動を行ってきたのが代表と施設長の二人です。支援の輪が広がらなかったため閉鎖して出直すことになっています。薬物中毒症の人が社会で職を見つけることは難しいことから収入は少ないため事務局運営費用も賄えないので事業化できるものではなく、本来であれば行政機関や各種社会奉仕団体からの支援があつた初めて成り立つ活動なのです。全国のダルクでは行政機関からの支援費や団体からの支援費によって運営できているのですが、和歌山市のダルクはどちらの支援も得られないまま懸命の活動を行ってきました。

 おふたりの活動資金も底を尽き、生活に支障が生じ始めたため3年間の活動を一時停止せざるを得なくなったのです。とは言っても、薬物依存症の人は誰かの支援が必要ですから、ふたりの活動は止まることはありません。電話やパソコンなどの手段を通じて、相談相手になったり助言を行ったりしながらの活動は継続しますが、それでも月に6万円程度の支出が伴います。そのダルクの活動を中心にしていることから、その費用の捻出も困難な状況にあります。ダルクの活動は、その相手が薬物依存症の人ですから365日、24時間を活動に費やす必要があり、他の仕事やアルバイトに従事する時間がないのです。

 既に和歌山ダルクに入居していた人たちは、お隣の奈良県のダルクに引越しをしてもらっています。誰かが関わりを持たなければ大変な事態になるからです。そして全国のダルクの活動拠点で廃止したところはなく、和歌山市での活動が廃止することになれば、青少年支援の領域で全国からの評価は著しく低下するものです。理解の無い地方自治体だと評価されることだけは避けたいと個人的には思っています。

 ただ地方自治体の認知度の低さと財政難から、新規施策として公費の出動は厳しいことは予想できます。この活動を和歌山市で継続するためには、社会と行政担当箇所の理解が必要なのです。そして薬物依存症の人を助ける活動は誰でもが簡単にできるものではありません。薬物依存症から強い精神力を持って脱却した人や支援の経験者が活動の主体を担ってもらう必要があります。私達や行政機関はあくまでも主体にはなり得ない問題ですから、ふたりの指導者を和歌山市から失うことは、今後、この分野での活動が和歌山市では行われなくなることを意味しています。
 資金難で拠点を失った今が和歌山ダルクの活動の正念場となっています。この地域には何かが必要なのです。

【福祉の問題】
 平成20年4月から介護保険法が改正されたようです。国から通達が出され、今月中ごろには各福祉関係の事業者に説明があるかも知れません。他の地域からの情報をいただいたものですが、「和歌山県では通知されていない様ですよ」と指摘されました。早速確認することにします。「和歌山県は、情報の流れが遅いのか止まっているのか分からないけれど、利害関係者にだけ先に流れることは避けないと駄目ですよ」とアドバイスをいただきました。また市内の事業者の方も来所され、改正介護保険法に関しての意見交換を行いました。問題点があれば整理して行きたいと考えています。

【懇談】
 中心市街地の土地価格に関して打ち合わせを行いました。平成20年度土地価格の評価が出ていますが、中心市街地の利用できる土地は限られているため、実際の取引では所有者の立場が強いため土地の流動化が図れていないようです。活用計画はないため放置しておく場合もあるようです。他地域の事業者は和歌山市の中心市街地の市場価格を調査した上で進出を検討していますから、折り合わない場合も多いのです。資本の進出の壁になっていることもあります。
4月2日(水) 「健康」
【健康】
 あるエンターテイメントの会社でトップを務めた人が50歳を迎えて、何よりも大切なものは健康であると感じて健康産業のトップに転身しています。お金や社会的地位も人生の要素としては大切ですが、それよりも健康の価値は上なのです。健康で長生きは人生で最も欲するものなのです。

 和歌山県の癌の発症率は全国で最も悪い数字となっていることや、身近な人達が癌で生命を落としていることが重なっていることから、その方に身体に良い水の研究所を紹介してもらい岐阜県まで視察に訪れました。身体に良い水は各地にたくさんありますが、今回の水はその製造過程において原理は異なっていました。

 知人の弟が胃の痛みを訴えて平成20年1月に医師に診察してもらったところ、末期癌と宣告されました。しばらく抗がん剤治療を続けていたのですが治癒力がないと思っていたところ、身体に良い水の存在を教えられ毎日飲用したのです。わずか三か月弱ですが胃の癌細胞は小さくなり、青白かった顔色の血色は改善され、痩せてしまっていた身体は体重が戻ってきました。先週の医師の検査でも胃の癌細胞は消えかかっていて、医師からは「もう大丈夫ですね。抗がん剤が効いていますね」と話してくれたそうです。しかし水は飲み続けていたのですが、抗がん剤は全く服用していなかったのです。

 本人と周囲の意見としては、その水が効いていると確信しているのです。このような現実に遭遇したことから、癌患者の治癒の可能性を見つけるため岐阜まで出掛けたのです。
 企業の研究所ですから、今までの研究成果について説明してくれました。水素は活性酸素を取り除き老化を防ぐ効果があることから、アメリカでは水素ブームになっているようで、全米に展開している大手病院でも、この研究所の水を採用することに内定していると伺いました。それは酸化還元電位がマイナス200mVからマイナス500mVの電子密度の高い、低電位水といわれるものです。参考までに基本的に水道水は塩素を加えて殺菌しています。塩素の殺菌とは酸によって滅菌することですから、水道水の電位はプラス400mVからプラス700mVになっています。ミネラルウォーターでもプラス100mVからプラス300mVの値となっていて、アルカリイオン水でもマイナス100mVからプラス100mVの範囲になっています。ですからこの低電位水は極めて低い電位を帯びていることから、細胞に電子を補給し細胞の電子密度を高める効果があることが分かります。

 人間の身体は酸素によって電子を奪われた細胞がその機能を果たせなくなることから、細胞の老化を招き病気の原因となり、健康に不安をもたらしています。その電位バランスを失った細胞に電子を与えることにより、電位バランスを安定させることで細胞をよみがえらせ、健康や美容の分野で効果を発揮するデータが蓄積されています。実用化前ですが、既に水を供した何人もの癌患者さんから、癌細胞が消えたと報告があるそうです。
 この低電位水は飲料として健康に資するだけではなく、化粧水やエステサロンで活用すれば肌からの浸透力を利用して美容と健康に役立ちますから、取り組みを開始しているところもあります。更に用途は広く、生鮮食品の鮮度維持、農業製品や海産物の鮮度保持などに効果を発揮しています。

 ホタテの品質保持期限は約5日といわれていますが、低電位水を加工工程で活用すると約7日も鮮度の保持が可能だそうです。また野菜が身体に良いと言われている本当の意味は電位が低いから身体に良いからです。細胞はどうしても酸化されていきますから、身体のケアをしないでおくと健康を害する方向に向かいます。参加した細胞を正常にするためにはマイナス電位を供給することが必要ですから、野菜は身体に良いということになります。ですから低電位水はさらにマイナスの電位を帯びていますから、身体の約70%を占めているとされている水を入れ替えることで、身体の健康促進につながるのです。

 健康保持と病気から身体を守るためにも、水を含めた食生活の改善は必須です。水と空気の美味しい和歌山県が、癌の発症率が全国一高いことは恥じるべきことだと評判を聞きますから、日常生活の中で自然に体質改善ができることが理想です。
 何も知らないとアイデアを具体的なものにつなげることはできませんが、最終形を知っておけば、そこに至る過程を工夫する余地が発生します。低電位水を知っておくことで、今後何かの役に立つことがあると考えています。

【懇談会】
 岐阜県から和歌山市に戻って懇談会に出席しました。選挙から一年が経過したことからいままでの激励とこれからの取り組みについて意見をいただく機会となりました。応援してくれている人は、見返りを求めないで応援してくれるものだと再認識できました。「忙しい中、一人では活動報告書も届けることができない場合もあると思うので、私達に持って来てくれたら良いですよ」との意見は有難いものでした。
 和歌山電鐵貴志川線の支援方策や地方都市と道路問題について、企業誘致にインフラ整備などの諸課題に関して意見交換が図れました。
4月1日(火) 「エフエムわかやま」
【地上波デジタル】
 2011年の地上波デジタル化に関しての協議を行いました。地上波デジタル化で関西地域の中で影響を受けるのは兵庫県、京都府、そして和歌山県です。デジタル化対応をしないとテレビが見られなくなる率が高い地域に和歌山県が入っています。平成20年度、この問題を解消するための予算化をしているのが兵庫県です。地域や状態によって異なりますが、デジタル化を図ることに関して県と市町村が1/2の負担割合によって、デジタル化を図ろうとする民間事業者に補助金を支出することに決定しています。

 関西地域でこの問題の支援方策に関して具体化しているのは兵庫県が先発になります。和歌山県の補助施策は具体化できていませんが、現状では県が難視聴区域の調査を行うことに関して予算化していますが、市町村地域での対応に関しては県予算ではなく市町村が予算化することになります。全体像を示すための予算は県で、それに基づいて難視聴区域を解消する施策に関しては市町村の施策になる方向になっています。勿論、県であれ市町村であれデジタル化を図る必要があることから予算化されると思いますから問題は生じません。テレビの視聴は生活の一部になっていますから、デジタル化に対応することが地方自治体の役割でもあります。

 まだまだ先と思っていた地上波デジタルの問題ですが、もう対応を考えないと間に合わない時期に差し掛かっています。設備を伴うことですから、もうデッドラインになっていることを認識しておきたいと考えています。

【紀州レンジャーズ】
 先週土曜日に初めての試合を行った紀州レンジャーズ。平成21年度の関西リーグ参画に向けて好スタートを切りました。関西リーグ発足までまだ1年の猶予がありますから、これから練習とチームプレイの連携を重ねると、十分に関西リーグで活躍できる素地があると思っています。

 それにしても和歌山県で初めてのプロ野球チームへの期待の大きさを実感しています。週明けの話題の一つに紀州レンジャーズ発足のことがあります。丁度、春の選抜高校野球で智弁学園和歌山高校や、プロ野球開幕から好スタートで発進した阪神タイガースと重なり合っていることもありますが、紀州レンジャーズのことが地域や職場で論じられているのです。

 関西リーグ参画とのチームの形が出来上がってきましたから、後はチームを支える応援団的な活動の枠組みをしっかりと整えることに傾注する必要があります。幸い、県内の皆さんから期待をいただいていますから、選手を支援する体制を確立させることが現在の課題となっています。その点に関して課題解決のための話し合いを行いました。

【エフエムわかやま発信】
 平成20年4月1日は和歌山市にとって記念すべき一日となりました。全国で47番目になりますが、県庁所在地で民間FMがない地域がなくなったのです。つまり和歌山市が全国最後発で民間のFM事業がスタートしたのです。

 全国の県庁所在地並みの地域になったことは歓迎すべきことです。後は地域として支援する他体制を整える必要があります。事業者だけに任せていては地域の力になりませんから、やっと誕生した地域のFMを私達で育てたと言える位の活動を行いたいと考えています。過去に和歌山県内で幾つか、FM局開局の計画が浮かんでは消え去りました。平成20年の春、ようやくFM局が開局できたことは自然に嬉しいことです。

 特別ゲストの芸能人の方が挨拶してくれました。「私が芸能界を志した21年前には地元のメディアに登場する機会はありませんでした。和歌山県にいると若い人たちが全国に飛び出す機会は殆どなかったのです。エフエムわかやまの誕生は、若い人たちの可能性を引き出すことにつながります。私も21年前に遡れるなら、今と違った姿で芸能界に入れたと思います。もし許されるのであれば21年前に和歌山市にFM局があって欲しかったと思います」という主旨のものです。

 正にその通りだと思います。地域にFM局があることの幸せと可能性を実感しています。地域の可能性は無限であることを示してくれていますし、24時間音楽がクリアに流れている環境は自分達ではどうしようもないことです。それを実現してくれたエフエムわかやまの理事の皆さん、取り分け山口理事長には地域のひとりとして感謝するばかりです。「よくぞここまで取り組んでくれました」と感謝の気持ちで溢れています。

 バナナエフエム。近い将来、このFM局が和歌山市の音楽シーンを支えてくれる予感がしています。エフエムわかやまを支えている皆さんと、ラジオを愛している52人のパーソナリティーの個性がそれを感じさせてくれます。
 和歌山市にFM局を立ち上げたいと思ってからの1年余り。ここまでの道のりは決して平坦なものではありませんでしたし、これからも困難が待ち受けていると思います。しかし困難に打ち勝って立ち上がったFM局ですから、和歌山市を変えてくれる力を持っていると思っています。

 今もバナナエフエムが流れています。今までの和歌山市にはなかった、何とも贅沢な空間を演出してくれていますし、誇らしい気持ちに浸っています。
 バナナエフエムの誕生パーティに最後までお付き合いしてくたれ皆さんがいたことに関して、感謝したい気持ちでいっぱいです。

【懇談会】
 夜は懇談会の機会を持ちました。道路特定財源の問題やエネルギーと環境問題に関して意見交換を図りました。そしてこれらの問題が発生したのも、人間関係が築かれていなかったことに起因しているような気がしています。社会で現れる課題の大半は人間関係に派生しているものだと思いますから、日頃が如何に大切なのか伺い知ることができます。

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