6月30日(金) 「市議会最終日」
【議員定数問題】
 本日、市議会最終日です。ところで、和歌山市議員定数削減に関して協議がされているところですが、結論として定数問題に関する協議会を設立し定数問題の見直しについて検討されることになりました。
 話し合いでは現在の議員定数42人を40人に減らすべきだとの提案がありましたが、協議会を設けて議論を尽くした上で結論を導きたいとの意見が多数だったため、今6月議会での定数削減案の提案はなくなりました。

 なお和歌山市議会の定数は平成9年6月に44人から42人に削減され、現在に至っています。また、昨日のテレビ和歌山のニュースでも定数問題に関して報道されています。報道内容は次の通りです。

「和歌山市議会の多くの議員が定数削減の動きを強め、今議会に削減議案を提出したいとしている問題で、今日も朝から各会派の幹事長らが中心に調整を行いました。しかし、早急な動きに難色を示す議員も多く、結局、専門の協議会を設けて引き続き議論することで決着しました。
 この問題は、和歌山市議会の多くの議員が、現在の42から定数を2人減らして40にするため、議員発議で削減のための議案を提案しようとしていたものです。現在の定数42は、人口に応じて法律に定められた46より4人少なく、平成9年に決められました。削減すべきとしている議員らは、去年の夏以降、動きを示してきたもので、人口減少を主な理由とし、現在の定数にすることを決めた平成9年より、およそ1万5000人人口が減っていて、中核市の中でも減り幅が大きく、この減少率からすると2人を削減し、定数を40とするのが適当だとしています。
 また、国が示している行政改革の指針にも沿うとして、今議会で削減の動きを強めていたもので、議案を提案し、明日の最終の本会議での採決を目指してきました。しかし、その他の複数の議員は、「民意の反映の機会も減少する」、「人口減少を理由に簡単に多数決で削減すべきでない」などとして、早急な削減の動きに反発、結局、今日の議会運営委員会で、専門の協議会を設置して引き続き議論することを決めました。来年春に選挙を控える和歌山市議会、設置が決まった協議会での議論が注目されます」

【打ち合わせ】
 朝一番で、来週月曜日の会合に関する打ち合わせを実施。その後、子どもの英語教育に関する提言を市に対して行いました。引き続いて和歌山市内の事業者間での契約行為に関する問題で、市が監督官庁として指導を行う権限があるのか、また仲介は可能なのかについて協議を行いました。どちらの問題も重要なものなので、慎重に、そして急ぐ必要性を感じています。

【市議会採決】
 市議会最終日は議案の採決です。提案議案と採決結果は次の通りです。
○承認案件(7件)→承認されました。私も賛成しました。
 承第1号 市長専決処分事項の承認を求めるについて
 承第2号 市長専決処分事項の承認を求めるについて
 承第3号 市長専決処分事項の承認を求めるについて
 承第4号 市長専決処分事項の承認を求めるについて
 承第5号 市長専決処分事項の承認を求めるについて
 承第6号 市長専決処分事項の承認を求めるについて
 承第7号 市長専決処分事項の承認を求めるについて

○議案関係(29件)→全て可決されました。私も賛成しました。
 議案第1号 平成18年度和歌山市一般会計補正予算(第1号)
 議案第2号 平成18年度和歌山市老人保健特別会計補正予算(第2号)
 議案第3号 平成18年度和歌山市下水道事業特別会計補正予算(第1号)
 議案第4号 平成18年度和歌山市水道事業会計補正予算(第1号)
 議案第5号 和歌山市手数料条例の一部を改正する条例の制定について
 議案第6号 和歌山市乳幼児医療費の支給に関する条例の一部を改正する条例の制定について
 議案第7号 和歌山市障害者自立支援法に係る地域生活支援事業に関する条例の制定について
 議案第8号 和歌山市児童福祉法に係る費用に関する条例の一部を改正する条例の制定について
 議案第9号 和歌山市身体障害者福祉法に係る費用に関する条例の一部を改正する条例の
制定について
議案第10号 和歌山市知的障害者福祉法に係る費用徴収条例の一部を改正する条例の
制定について
議案第11号 和歌山市難病患者等居宅生活支援条例の一部を改正する条例の制定について
議案第12号 和歌山市営住宅条例の一部を改正する条例の制定について
議案第13号 和歌山市改良住宅条例の一部を改正する条例の制定について
議案第14号 和歌山市非常勤消防団員に係る退職報償金の支給に関する条例の一部を改正する
条例の制定について
議案第15号 市道路線認定について
議案第16号 市道路線変更について
議案第17号 市道路線廃止について
議案第18号 物品購入契約について
議案第19号 財産の無償譲渡について
議案第20号 訴えの提起について
議案第21号 損害賠償の額を定めるについて
議案第22号 工事請負契約の締結について
議案第23号 工事請負契約の締結について
議案第24号 工事請負契約の締結について
議案第25号 工事請負契約の締結について
議案第26号 工事請負契約の締結について
議案第27号 工事請負契約の締結について
議案第28号 工事請負変更契約の締結について
議案第30号 平成18年度和歌山市一般会計補正予算(第2号)

○請願関係(1件)→取り下げ承認されました。私も賛成しました。
 請願第1号の取り下げについて(「就学前までの乳幼児医療費無料制度創設」を求める意見書提出についての請願) 
              
○追加人事案件(2件)→承認されました。私も賛成しました。
 議案第31号 監査委員の選任について。伊藤 隆通氏
 議案第32号 固定資産評価審査委員会委員の選任について。一色 武彦氏
  
○発議関係(1件)→承認されました。私も賛成しました。
 発議第2号 道路整備の促進と財源確保についての意見書案

 以上が本日の採決結果です。
6月29日(木) 「有田市から」
【有田市から】
 観光と医療に関する取り組みに関して、本日、有田市の方が取り組み内容や体制について話を聞きたいと申し入れがあったため懇談しました。有田市は人口約34,000人のまちですが、毎年人口が減少していることから、新しい産業、特に雇用を生み出す産業の創造が最大の課題となっています。

 若い人達が働けるまちづくりにするための施策を考えて、有田市にも提案しているようですが実現に至っていないため観光医療産業について学習しているようです。全国的に共通事項ですが、有田市も観光をまちの売り物にしています。観光産業は既存の資源を基にすれば良いので取り組みやすい一面があります。しかし既存の資源だけで情報化が進み、好みの多様化が図られている現代において、あるものを料理しないで観光客を呼び込むことは不可能に近いものです。

 ただ、まちの特長とかけ離れた観光施策を講じても観光客を呼び込むことは出来ません。既存の資源、つまり不遜資源をベースとして何かと組み合わせる施策により、まちを誇りに思って持って売り出せることが大切です。和歌山県の場合は、世界文化遺産「熊野」がありますし、万葉の時代から癒しの地として存在している「和歌浦」があります。自然環境としての山と海、文化的意味のある山と海という恵まれた不遜資源があるため、ここに健康や予防医療の取り組みを付加させることで地域としての可能性は高まります。
 和歌山市を都市化させるのでは地域としての特長が無くなりますから、自然環境と地元医科大学がある環境を生かした取り組みに将来を託せる訳です。和歌山市に関する観光と医療に関する現在に至るまでの取り組みと今後の考え方について紹介し、連携出来る部分では連携するように呼びかけました。

 有田市には有田みかんや太刀魚など全国的な産品がありますから、これらの資源を観光資源に変換することで健康サービス産業への取り組みは可能な筈です。和歌山県で成功事例を作り出すことで県全域に展開することが出来ますから、情報連携を図りたいと考えています。

【懇談】
 引き続いて来和してくれた方と懇談を実施。和歌山市の状況をお話したところ、環境施策の重要性を示してくれました。この方は1992年に開催されたブラジル・リオデジャネイロの地球環境サミットにも参加していて、現在に続く環境対策の理念を持っています。
 その理念とは、環境施策と言っても環境だけを課題としてまちづくりを進めることではなく、環境施策を核として、子どもの問題、就労の問題、交通の問題などにも取り組むことを指しています。

 例えば、まちの中心部に大規模公園を整備することで、市として自然を守る気持ちを表明します。公園が整備されると人が集まる環境となり、公園の周囲の地価は上昇します。地価が上がるとそこは良い住宅地になりますから人は移り住むことになり、人が集うことで付加価値産業が生み出されます。付加価値産業とは工業デザインなどの知的財産に関する産業を指しますから、住居と職場が近接または同一でも仕事は可能だからです。
 まちの中に良い住環境を形成すると人が集まり知識産業が生まれますから、まちとしての品格が保たれます。和歌山市には恵まれた自然がありますから、このような環境に配慮したまちづくりを指向して欲しいと要望を受けました。
 また現代人は考える時間が不足していることから、一日の内に何時間かは考える時間に充当すべきだと提言をいただきました。忙しくしている人である程、考える時間が少なくなりますから一人の時間を作りだすことが大切です。100先のまちのあり方や地域づくり構想を練る時間を持ちたいものです。
 長い時間を基準にすると何時、何をしたら良いのか分かるような気がします。

【和大教員メッセ】
 和歌山市のビッグホエールにおいて、和歌山大学による「和大教員メッセ」が開催されたので参加してきました。この催しは和歌山大学の全教員が有する知的資源である教育や研究成果を公開し、教員の活動を認知してもらうための企画です。開催内容は次の通りでした。

・全教員の教育・研究・社会貢献についての教員自身による説明。
・和大の将来計画紹介(観光学部、サテライト)
・代表的教育・研究プロジェクトの成果発表
 (和大オンリーワンプロジェクト発表会)
・教育学部・経済学部・システム工学部の取組みの紹介
・先端教育・研究のデモ実演
・ミニおもしろ実験教室
・わかやまシニアエキササイズ実演
・産官学連携・共同研究相談コーナー

【懇談】
 「来春の統一地方選に関して、県議会補欠に出るのかと思っていただけに、来春の意向を確認したかったところです」とある方と面談し意見をいただきました。和歌山県発展のために期待しているので活動を続けて下さいと励ましてくれました。

【相談】
 優先事項として位置づけている問題について山場を越え、本日である程度の目処がつきました。暴力と虐待行為などの被害を被り逃げ出してきた方が無事保護され、法的に解決を図ることが出来ました。関係していだたいた皆さんのチームワークの賜です。今日の夕方、本人とお会いしたところ顔色が良く元気に話してくれました。
 後は、加害者に対する社会的制裁についての案件が残っています。後始末に関してはもう少し時間がかかりそうですが、きっちりと対応しています。
6月28日(水) 「市民相談」
【懇談】
 いつもお世話になっている方と懇談しました。懇談テーマは人。人には会ってみないと分からない場合があります。先日、この方が仕事の関係である人とお会いしたところ、表面的には何の問題もなかったのですが、気持ちの中にパートナーを組むのに少し違和感があったそうです。面談が終わって帰ってから数日、ゆっくり考えた結果、やはり自分の直感を大切にしたいと思い、パートナーとして仕事を進めることを断ったのです。

 そうしたところ相手は、突然今までとは態度が変わり「私と組んで仕事をしたいと希望する人は沢山いるのに断るとは大したものだ」と言う主旨の捨て台詞があったそうです。
 余りの態度の変化に驚いて気分を害したのでその後何人かの人と相談したところ「あの人と一緒に仕事をしない方が良いと思っていた」「一緒にいるだけでも印象が悪くなるから訪問することさえ良くないと思っていた」という、断った相手に対する周囲の評価があったようです。

 「最初から教えてくれたら行かなかったのに」と言う問い掛けに対して、周囲の方からは「会わないで断っていたら人物を鑑定する目が養うことが出来ないから、直接自分で会って相手がどんな人なのか評価する力を持った方が良いから、自然に相手の評価を伝えなかった。自分で会って一緒に仕事が出来ないと感じたのは正解ですよ」と答えがあったのです。
 何を持って人物評価をするのは明確ではありませんが、直接会うことで相手のことが何となく分かるような空気を感じる場合があります。これは多くの人に会って自分で空気を感じ取る能力のようなものを身につける必要があるのですが、場数を踏むことで習得出来る勘のようなものです。人は会ってみることで何となく、その人に関する何かを感じることが出来るものです。自分が感じる直感や感覚は重要なもので、後々の判断に役立つことがあります。

【市民相談】
 年金世帯の方から相談を受けていた件に関して、回答するため訪問いたしました。相談内容は、年金受給額が年間約200万円。従来の非課税世帯だったのが、平成18年度から県民税と市民税が加算されることになったため、影響が出ているというものです。納税額は県民税300円、市民税が1,000円なので問題はないのですが、非課税世帯から課税世帯に移行することによって、介護保険料増額や国民健康保険の利点を享受出来なくなるなど多大な影響が発生しています。

 「私達高齢者には早く死ねば良いという施策ですね」と訴えかけてくれました。この問題は先の教育民生委員会でも問題提起していますが、年金が生活の主な収入となっている方にとっては、税金や介護保険料など公的な支払額が倍増する場合もあり大変厳しいものです。受け取る年金の額は変わらないのに税金などの支払いだけが増えています。税金などの支払いが増えることは銀行への振込み金額が減っていることを意味しますから、即、毎日の生活が厳しくなっているのです。
 税制改正とそれに伴う介護保険料が増加したこと説明し理解をしてもらいましたが、「痛みの分からない政治家や市役所はいらない」。これが本音なのです。
 社会を支えてくれた人達のこと敬う気持ちを忘れてはいけません。

【暖かい申し出】
 国道沿いに家屋がある方から、来春に向けて家の壁に大きな看板を設置してくれたら良いからと声を掛けていただきました。しかも永久に設置してくれたら良いと言ってくれました。ありがとうございます。
 他の方からは、是非、頑張って欲しいので集会をする場所を提供するから、いつでも呼び掛けて下さいと提案してくれました。
 今日は他にも、周囲の友人達は口を揃えて会って話を聞きたいと言っているので、いつでも仲間を集めるから声を掛けて下さいと連絡をいただきました。皆さんからの暖かい提案、本当にありがとうございます。

【報告と懇談】
 午後からは、いつも大変お世話になっている3名の方を訪問し、現在までの市議会での取り組みと今後の考え方について報告を行い、それに対する意見をいただきました。主な意見は次の通りです。
活動の主体を確固たるものにして動くことが大切です。軸をぶれないようにすれば、活動の領域を大きくすることも小さくすることも可能ですが、軸がぶれてしまうと活動の領域も変化するので何をしたいのかが分からなくなります。母体からの支持を得ることで活動の領域はさらに拡がりますよ。
市議会の一般質問を拝見していますが、地域全体の活性化に努めていることが伝わってきます。地域活性化は和歌山市だけの問題ではなく広範囲に及ぶものですから、今の活動を発展させることには賛成です。
活動の姿や狙いが明確ですから舞台を変えることに関して賛成です。ただ支持者を今まで以上に増やすことが必要ですから負荷がかかりますよ。健康や体調管理はしっかりと行って下さい。
活動を知っている人だったら誰もが来春に向けての決断を支持すると思います。ただその輪を拡げることは大変なことなので主体を担ってくれる人を集めることが必要ですね。
 前向きでやりがいのある夢への挑戦ですから今から楽しみです。
同じ活動で苦労をするのであれば、苦しまないで楽しく活動するようにして下さい。お祭りと一緒で本人達が楽しむ気持ちがないと周囲は苦しいだけです。明るく、そして地域を変えるんだという気概を持って挑戦して下さい。

【会合】
 観光医療産業の取り組みに関して会合を持ちました。既に今年から来年以降のあるべき姿を描いた活動と周囲にも視野を拡げています。そして地域開発のための戦略構築の重要性も感じています。誰かがこの和歌山市の進むべき姿を描かないと、特徴のない地域づくりが進んでしまう危険があります。宅地やマンション、商業施設などの計画も大切ですが、和歌山県として必要な機能を地域に持ってくることは更に重要です。折角描こうとしている地域再生計画を大切にしたいと再考する会合になりました。
6月27日(火) 「環境保全対策特別委員会」
【環境保全対策特別委員会】
 本日の環境保全対策特別委員会の議題は、和歌山市が取り組んでいる環境月間行事と住友金属工業和歌山製鉄所の上工程更新プランについての説明と質疑がありました。

【植樹】
 6月は国の環境月間です。本日は委員会終了後、和歌山市内にある和歌山キンダースクールにお邪魔して、園児達と先生と一緒にサツキツツジの植樹を行いました。場所はキンダースクールの運動場で、縦一列に25本の苗木を植えました。園児からは「さつきさん早く大きくなって下さい」と大きな声でコメントがあり、可愛い子ども達と一緒に、本日植樹した苗木が大きく育ってくれることを願っています。

【最後の出張】
 今週、長年勤務していた会社を去ることになった方の、現役最後の出張の日が日曜と月曜の二日間ありました。出張先は大町から黒部、そして黒部ダムを通り抜けて宇奈月に向かいます。今日は明日からの行程に備えて大町に宿泊しています。
 日曜日の朝、和歌山を出発し大阪から名古屋、そして松本へと辿り着き、午後4時に大町に到着しています。途中、メールで会話をしたのですが、現役最後の出張は一人での旅路となっています。途中、電車から元気なメールが届きました。
「松本へ向かっています。ホテル着予定4時です。弁当に缶ビール飲んで最高です。現役最後の旅をさせてもらって有難いです。一人旅も良いですよ」
 約30年の会社生活に別れを告げることのホッとした感じと、この出張を最後に会社に戻ることのない寂しさを感じさせる言葉です。
「弁当に缶ビール。最高ですね。一緒に行きたかったところです」と返答。
 ホテルに到着した後の会話です。
「ホテルのレストランで食事をしています。一人で飲んでいますが寂しいです。一人ですので酔いが早いです」
 現役が続いていると感じないような、一人だけの夕食の寂しさが伝わってきます。複数の人での出張だったら賑やかで楽しい夕食になるのですが、一人だと少し物足りなくて、そして会話がないことからアルコールの酔いの速度は早くなりそうです。長年の現役生活での出来事を想い出しているのではないでしょうか。
 私の思い出も蘇ってきました。
「今までどれだけご迷惑をお掛けしたのか分かりませんが、長い時間のつながりがあったので、思い切って飛び込めたのかも知れません。もしあなたが当時の責任者でなかったら、私は今の活動は出来ていなかったと思います。本当に感謝以外の言葉がありません。明日気をつけて黒部案内をお願いします。まさか黒部が最後になるとは思いませんでした。何かの予感があったのかもしれません」
 2週間前に黒部出張をお願いしたのは私だったのですが、まさかこれが最後になるとは夢々思いませんでした。
 最後の時を迎えようとする日々は何を感じるものなのでしょうか。長いか短いかは人それぞれですが、会社に勤めた経験のある人には会社と別れる日は何時か訪れます。定年定職、出向、途中での退社、会社がなくなるなど理由は様々ですが、会社を去る日の寂しさは誰しも感じるものではないでしょうか。
「新しい職場でも皆んなのために頑張りますよ。頑張る者に周囲が理解して支援の輪は限りなく拡がっていくものです」
 会社を退職した後の残りの人生は、経験を請われて別の会社に勤めることになります。それでも、今までと変わらないで応援してくれると暖かい言葉を掛けていただきました。
「雨と寒さに気をつけて下さい。つかの間の休息と良い旅を」
 長年の勤務に別れを告げるための休息と、疲れを洗い落せる黒部出張になるように、心を込めて返事をお返しいたしました。
 長年お疲れ様でした。そして、これからもいつものスマイルで元気な姿を見せ続けて下さい。
6月26日(月) 「教育民生委員会最終日」
【教育民生委員会】 
 本日は教育民生委員会の最終日です。採決の前に、和歌山市冬野にある児童養護施設旭学園における職員が入所している児童を虐待したことに関する報告を求め当局から説明があり、この問題に対する質疑を行いました。

 旭学園の児童虐待に関する内容は平成18年6月24日、テレビ和歌山で報道されていますので、以下状況を引用します。
 テレビ和歌山報道内容は「弁護士会が社会福祉法人に警告。和歌山市」と題したニュースです。
「和歌山市の児童養護施設で、職員が子どもへ体罰を加えたり子どもの間のいじめを放置していたとして、和歌山弁護士会は、今日までに、施設を運営する社会福祉法人に子どもの人権を守るよう警告するとともに、施設を監督する県と和歌山市に適切に対応するよう勧告しました。

 これは、今日、和歌山弁護士会の岡田栄治会長らが、会見で明らかにしたものです。 弁護士会の調べによりますと、和歌山市の児童養護施設で、去年6月末までの過去20年にわたって、一部の職員が、入所している児童や学生を素手でなぐったり、髪の毛を引っ張るなどの体罰を加えていたということです。また、一部の児童に対しては、服を提供しなかったなどとする差別的処遇や、入所する子どもの間でいじめがあったにも関わらず、施設側が放置していた疑いもあるということです。弁護士会では、去年4月、当時入所していた児童の父親からの相談を受け調査を開始したところ、県などが去年までに行った調査で、職員による子どもへの体罰やいじめの他、子ども間のいじめが頻発していたことがわかりました。

 さらに弁護士会で、施設の職員から聞き取り調査するなどした結果、「子どもの人権を擁護するための適切な対応がなされていない」として、今日までに、施設を運営する和歌山市の社会福祉法人、「和歌山社会事業協会」に対して警告書を送付するとともに、施設を監督する県と和歌山市に適切な対応をとるよう勧告しました。この法人の理事長は、「今回の和歌山弁護士会の警告については、真摯に受け止めより一層改善することにしています」と話し、県と和歌山市は、「再調査の結果、現在は、運営体制や処遇が改善されていて、今後もこうしたことがないよう指導に努めたい」とコメントしています。児童養護施設は、保護者のいない児童や環境上養護を必要とする、原則18歳以下の子どもを入所させるもので、施設側の説明によりますと、昨日現在で91人が入所しています。この問題を受け、施設の前園長と前理事長が去年退任している他、施設の職員3人が、減給と譴責の懲戒処分を受けました」

 また毎日新聞でも平成18年6月24日の朝刊で次のように報道されています。
「体罰:和歌山市旭学園の職員が児童・生徒に 弁護士会、抜本的改善を求める」
「和歌山市冬野の児童養護施設「和歌山市旭学園」(中村通雄園長)で過去20年間以上にわたり、職員による入所児童・生徒への体罰などが繰り返されていたことが23日、分かった。施設側と監督に当たる県や同市は「改善された」とするが、和歌山弁護士会は人権侵害と認定、22日付で同学園を運営する社会福祉法人「和歌山社会事業協会」(大森啓充理事長)に警告、県と同市に勧告を出し、再発防止や監督強化などを求めた。
 警告書などによると、昨年6月末に園長が交代するまでの間、複数の職員が子どもの頭を殴るなどし、子どもの間のいじめや暴行などにも適正な対応をせず放置されてきた。また、前園長はほとんど出勤せず、職員に対する指導監督を怠った。同弁護士会は「体罰やいじめが長く放置されてきたのは、重大な人権侵害」と指摘している。

 同学園は66年4月に同市が設置し、同協会に運営を委託。県が04年5月、小学3年生以上に聞き取り調査をして体罰などが判明し、改善を求めていた。昨年、園長と理事長が替わり、同協会は体罰をしていた職員3人を、減給などの懲戒処分とした。
 県と同市、同協会はいずれも、状況は改善され、現在は子どもたちへの処遇も適正に行われているとしているが、同弁護士会は「体罰をしていた職員を解雇するなどの抜本的改善がなされていない」などと訴えている。」

 状況は上記の通りです。旭学園は、社会福祉法人和歌山社会事業協会、理事長は大森啓充氏、施設長は中村通雄氏で、所在地は和歌山市冬野155です。平成18年6月1日現在87名の児童が在籍しています。
 問題の発端は、旭学園の運営に関して組織的な運営が出来ていないため指導の必要があると検討会が開催されたことから始まります。平成15年4月30日には、県と和歌山市、旭学園理事長以下で協議が行われ、行政機関から理事者に対して改善申し入れを行っています。

 次の項目に対して改善申し入れを実施しています。
・施設児童の進路、就職指導がなされていない。
・実習生の評価書類の提出が期限までになされていない。
・権利ノートが作成されていない。
・園だより1、2、3月が作成されていない。
・保護者会が開催されていない。
・園長が不在勝ちであるため、連絡が取れないことが多い。
・厚生労働省の児童福祉施設児童実態調査表が提出されていない。
 これらの問題点に関して至急改善するように申し入れています。

 しかし再々の改善指導にも関わらず一向に改善されないため、平成17年4月27日、県と和歌山市が改善に関して共同で、しかも強い態度で望むことで合意しています。
 同年5月15日、県と和歌山市から理事長に対して、適切な運営体制をとるために速やかに園長交代を依頼、7月1日までに新体制を構築すること、園長の交代と新体制での児童の処遇を見て、状況が改善されていないようであれば和歌山市は運営委託者の変更を考えると期限を区切って伝えました。
 そのため同年7月1日、新園長として中村通雄氏が就任し、9月30日、改善指導に対しての回答が提出されています。また11月30日をもって理事長が退任し、新理事長が就任するなど体制の変更も行われています。
これに対しての主な質疑は次の通りです。
Q. 形の上では理事長が変更しているが、実態としては同族経営で何も変わっていないのではないですか。
A. 確かに、全理事長の息子の大森氏が理事長に就任していますが、理事長に就任するに当たって、本人の就任するに当たっての意向や熱意を確認しています。社会福祉にも関わっている経験があり十分運営出来ると判断しました。

Q. そもそも大阪在住なのに理事長が務まるのですか。
A. 大阪在住であり医師でもあることから、理事会には出席してもらえるかも含めて本人に確認しています。その結果、理事会への出席は可能だと確認しています。

Q. その新体制で改善されていると思っているのですか。
A. 新理事長の意思や体制一新により運営面で改善されていると認識しています。

Q. 旭学園が運営する他の施設は大丈夫なのですか。
A. 今回、新体制になったことから大丈夫だと認識しています。

Q. 他の施設とは城北保育所と片男波保育所を指しているのですが、このような問題を引き起こした事業者が市の施設を運営して大丈夫なのか確認しているのですが。
A. 問題はないと認識しています。

Q. 今回の事件は新聞だけではなく、テレビのニュースで全国放送されていること、和歌山弁護士会から警告書が出されているという異例の事態でもあり、全国的な影響はかなりあると認識しています。和歌山市として重大な問題であるとの認識を持っていますか。
A. 最も重大な問題であると認識しています。長期間虐待行為があったのに指導が遅れたことは反省材料だと認識しています。運営に関しては、理事会で決定する事柄ですが、このような問題が再び起こらないように、出来る範囲で市が指導していきます。指導の確認と状況把握を行っていく所存です。

Q. 覚悟は分かりました。再びこのような問題が起きないように監視をお願いいたします。
A. 分かりました。今回の事件の詳細な状況と経過に関して次の委員会で報告いたします。

報告と質疑の後は採決を採りました。結果、本委員会に提案された議案は全て可決されました。

【打ち合わせ】
 観光医療に関して今後の拠点などについて打ち合わせを行ないました。課題はありますが、一歩一歩着実に進んでいると認識しています。

【統合医療研究会準備委員会打ち合わせ】
 今秋発足予定の和歌山統合医療研究会とJACT(日本代替・相補・伝統医療連合会議)和歌山支部準備委員会の打ち合わせを行いました。会場を白浜町のラ・フォーレ白浜に確定したことと、学会誌の紙面構成と原稿依頼に関して最終的な詰めを行いました。
 折角和歌山支部を設立するのですから、熊野に関しても造詣を深めてもらえるような紙面構成にすることにしました。7月初旬に案内状を発送し一般発表の演題などを決定していく予定です。

【委員会決議】
 来春の統一地方選に関する意思決定について決議をいただきました。市議会での活動の報告とこれからの抱負、特に活動のフィールドを変更させて取り組みを仕上げたい主旨の報告を行いました。
 委員会の議長からは「報告を聞いて勇気と元気をいただいたような気がします」とこちらが勇気付けられる言葉を頂戴しました。皆さんの思いを託していただき身が引き締まる思いがしています。

【送別会】
 長くお世話になった飲食関係団体の専務理事が平成18年6月末をもって退職するため、構成役員と親交の深い方達が集って送別会を行いました。約60人が集っての会合で専務理事に別れを告げました。毎年、必ず何かの行事を一緒に行っていただけに寂しさを感じます。少し体調を崩されたことから退職となったのですが、健康に留意され、これからも私達の活動を見守っていて下さい。お疲れ様でした。

【懇談会】
 不撓不屈。大きな力に向かって行く姿勢を持ち、若い頃から正義感を貫き通して来た経営者と長い時間懇談する幸運に恵まれました。人は経験者から話を聞いて未体験の事柄や、これから遭遇する可能性のある人生の壁の乗り越え方などを学ぶことが出来ます。人生の先輩から話を聞く姿勢を持つことが何よりも大切な態度です。素直に聞く姿勢があると、必ず相談事に対しての示唆をしていただけます。

 草花を育てるためには水を与えすぎてもいけないけれど、全く与えないのはもっと駄目なことです。草木に水を与えることを人間関係に置き換えると、最初に受けた恩人からの恩を決して忘れてはいけないと言うことです。人が社会的に大きくなる過程においては、他の風に当たったり、風を受ける旅に出る必要もありますが、たまに故郷に帰った時位は恩を受けた人の元に近況報告をする必要があります。人間関係は挨拶と報告に始まって終わる位の気持ちを持つことです。

 年齢が上の先輩に対しては敬う気持ちを持って接することです。その気持ちを持っていると先輩達は後輩に貴重な経験を伝えてくれます。ただし素直な気持ちを持っていることが条件です。
 濁った水を入れたコップに澄んだ水を注いでも、直ぐにはきれいになりません。きれいになるまでは、コップが溢れる位に何倍ものきれいな水が必要となります。最も素早く濁った水が入ったコップの水をきれいにするには、まず濁った水を捨てる行為が必要で、空になったコップにきれいな水を注ぐとコップの中の水はきれいになります。

 疑いの気持ちや人の話なんか聞いても仕方ないと思う気持ちは濁った水と同じで、先輩達がきれいな水を注ごうと試みても、聞く側が濁った水を捨て去らないと先輩達の教えから学ぶことは出来ません。人生の先輩達から学ぶためには、素直な態度で人に接することが何よりも大切です。
 さて懇談したこの方は素晴らしい経営者なのですが、長い年月に亘り組織の長と接した経験から、組織をまとめるためのトップの条件があると言います。それは成果を部下や構成員に分配することです。形の上では組織としての成果はトップのものとして評価されます。例えば構成員が望んでいた建物を建設したり、構成員に配布する情報誌を初めて発刊したりする行為は、トップがやったこととして評価されます。

 しかし実務を行ったのは構成員なのです。トップとして取るべき態度は「この仕事が出来たのは建築担当の△△さんがいてくれたからです」。或いは「情報収集能力の高い○○さんが編集してくれたから発刊出来たのです」と実務に関わった構成員を褒めることです。成果を自分だけのものにしないで関係者の行動の結果であることを周囲に示すことで、余計にトップの評価が上がるそうです。
 人の評価は自分で作り出すものではありません。周囲から自然に評価される人物がトップに立つ人に必要な条件だと聞きました。しかし周囲からの評価は作れるものではありません。信頼を獲得するまでには長い時間と謙虚な姿勢の継続が求められますが、長い時間同じことを継続出来る姿勢が評価につながるのかも知れません。
 人生、一足飛びにはいかないものです。
6月25日(日) 「仕事の問題点解決方法」
【懇談】
 仕事を改善していく上での注意すべき事項についての話があり、参考になることがありますので以下でお知らせします。
あれもこれもは何もしないことと同じなので、まずは一点に絞って仕事を仕上げることです。ひとつの仕事を仕上げて成果が見られると自信がつきます。
仕事を空理空論にしないで現場に赴くことが大切です。現場でどうしてだろうと感じたら、それが改善のヒントになります。
自分の問題は自分から一歩踏み出さないと何事も解決しません。誰かが助けてくれるのを待っているだけでは事態は進展しません。
原因が分からないことがあれば、自分に原因があると考えることです。自分に原因があると思うことで行動や接し方が違ってくる筈です。
小さな事柄でも実際に仕事をしている人に話を聞くことで改善することが出来ます。
人は権限だけでは動いてくれません。仮に動いてくれたとしても一過性ものに過ぎません。人と協働した仕事が出来る人は耳を良く動かす人で、関係する人との信頼関係、そして価値観を共にすることが最も重要です。
自分の1分間をケチってはいけません。相手は10分待たされたと思うものです。
難しいことは易しく話すこと、易しいことは繰り返して話すことです。自分のことを理解してもらうのは難しいことだと認識しておくべきです。
成功を出発点にするのは自信で、成功を到達点と思うのは過信となります。昨日より良くなったと思うと現状に満足してしまい、明日やろうと先送りにすると知恵が出てこなくなります。
どれだけ深く時間をかけて考えても見えないものがあります。そんな場合はまず行動してみることです。ある程度考えてやってみると仕事の質はレベルアップします。
百聞は一見にしかず。百見は一行(行動)にしかず。分かったということは、実行することなのです。
誰かがやると思った瞬間から誰もやらなくなります。何か変えることが必要だと思ったら、自分のやれることから取り掛かることです。
報告しなくても良いかと思う時、相手ほど、確実に報告するように心掛けましょう。知識と心の壁が出来ると流れは阻止されますから、報告することが大切です。
平均点は合格点ではありません。平均点はようやくスタートラインですから、何故平均点になったのか何故を追求する必要があります。
指示通りで済む仕事であっても指示通りで終わらせないで、後少しの工夫をするように心掛けましょう。少しの工夫が大きな力となります。
自分が正しいと思っていると何も改善されませんから、他人の知恵を借りて思い込みから脱出しましょう。

【収集車の音楽】
 和歌山市のゴミ収集車が朝、家庭用ゴミを回収に来る際「赤とんぼ」の音楽を鳴らしています。以前から皆さんから、この音楽は朝の音楽ではないので変更して欲しいと要望があるところです。市役所では市民の皆さんにアンケートを取るなどして朝の音楽に何の曲が相応しいか検討していますが、中々改善されていません。
 本日も、朝からゴミ収集車の音楽を聴くと一日の終わりの感じがするので違和感があると要望をいただきました。出来れば曲の変更または和歌山市独自の音楽を鳴らしたら良いのではないだろうか、相応しいオリジナル曲なら作れますと申し出もいただきました。身近なところから市政に関心を持ってもらうことはありがたいことです。早速、市の環境政策課に曲変更に向けた検討の進捗状況確認と曲作りの申し出を行います。
6月24日(土) 「トップの条件」
【懇談】
 先輩方と懇談している中で、トップの条件についての意見交換がなされました。トップに立つ人の条件には色々がありますが、変わったところでは感性が重要であるとの意見がありました。
 トップに立つと対面している相手や周囲が何を思っているのか、何を実行して欲しいのかを感じ取る能力と、本人が感じ取ったことをその相手に伝える態度が必要なのです。例えば、問題が惹起して引くに引けない状況に陥った場合は、検討して善処するとか責任の所在を明確にしますなど、相手が納得しないばかりか結論を長引かせるような応対をしているようでは資質に疑問符がつきます。

 相手の怒りの原因を話の中から掴み取って、振り上げた拳を下ろせるように対応をしなくては問題の解決はありません。怒っている原因が、物事を隠していることにあるのか、応対する担当者の態度に問題があるのか、制度やしくみの改善を求めているのか、など本質を掴んで対応する能力が求められます。
 怒りや求めていることの本質が分からないでは問題の解決につながりません。この場合、相手のことを分かって応対出来る感性が必要なのです。感性があれば問題の本質を把握し、その部分を解消するための行動を取ることが出来ます。

 相手の気持ちを思い把握し、人間味のある応対が出来ることがトップに求められる資質のひとつです。現代社会では、ひとりの人間が全てを把握し、課題解決に向けて実行出来る時代ではなくなっています。周囲の人と協力しながら課題解決に努めていく人が優れていると言えます。
 ところが複数の人が関与してくるにつれて人間関係が難しくなってくるのも事実です。人は同じ事象に直面した場合でも考えることや思うことが異なりますから、トップの一言で全員が本心から納得する訳ではありません。周囲の人の思いを汲み取る感性を持つことで納得してもらえることがあります。

 問題解決に関して賛同してくれるにしても相手方の態度は色々です。問題解決に向けて共通の意識を持つ大切な人ですから、とりあえずスタートさせるためにはトップに感性が必要です。
 例えば、本当に賛同してくれた方に対しては「課題解決に向けて一緒に難局を乗り切りましょう」の一言。
 渋々賛同してくれた方には「問題が残るかもしれないけれど大筋で了承してくれてありがとう。皆さんの思いを取り入れ修正しながら問題解決を図りましょう」の一言。
 不満の残った人に対しては「あなたの思いと違う決定をして本当に申し訳ない。この件ではひとつ借りを作ったので、何かの形でお返しさせていただくので、今回は協力して欲しい」の一言が欲しいところです。
 進むべき方向性が決定したら人の気持ちはどうでも良いと考えるのは、明らかに間違いです。トップには、決定に際して少し不満の残る人の気持ちを汲み取り、協力体制を整えられる感性と協調性が必要です。

【打ち合わせ】
 観光医療産業に関する打ち合わせを行いました。来週、再度打ち合わせを予定していますが、本日は方向性について確認をしたところです。

【通夜式】
 夜はお二人の方の通夜式に参列いたしました。ひとりは市役所幹部職員の方で、仕事にも市民活動にも熱心に参加していた方で、しかも50歳代の現役職員だっただけに突然の訃報は衝撃でした。同世代の方が亡くなるのは大変つらいと、参列で一緒になった市役所職員の方が話してくれたように、同じ職場で働いていた方の訃報は信じられない思いがします。
 またもう一人の方は、市政報告レポートなどを持っていくと、いつも声を掛けてくれている方の身内の方でした。式場はお隣の海南市だったため通夜式に少し遅れたのですが、お参りすることが出来ました。お二人のご冥福をお祈りいたします。

【懇談会】
 海南市から帰って懇談会に参加しました。通夜式の少し前に、会合があるからと電話をいただいたものです。少しの時間でしたがゆったりと出来ました。
6月23日(金) 「教育民生委員会二日目」
【丸正ビル活用案】
 昨日午後4時から、和歌山市の中心地に位置する丸正ビルについて、和島興産がその一部を取得し活用する案が発表されました。
 丸正ビルは今後テナントビルとして活用される計画で、平成18年末または平成19年初めまでに1階と2階をオープンさせ、全館オープンは平成19年5月の予定です。

 各階の活用案は次の通りです。
 B1フイットネスクラブ、エステなど健康といやしの施設を予定。1F食料品店で高級品を扱う予定。2F日用品。3F島精機ニット博物館。4F各種カルチャーセンターなどの文化施設。5F公共公営施設で県や市と連携する予定です。6Fイベントフロアー。7F飲食店となっています。
 また平成19年度に開設予定の和歌山大学観光学科についても、大学から正式に要請があれば検討するとしています。
 
【教育民生委員会】
 教育民生委員会二日目は教育委員会の議案審査です。議案は、安全・安心メール配信事業に要する諸経費の補正予算などで条例の提案はありませんでした。
 安全・安心メール配信事業とは、現在も行っている不審者等連絡網に加えて、保護者の皆さんや教職員に対して不審者情報や災害情報などの緊急情報を携帯電話に配信するしくみを構築するものです。
 学校や地域社会、そして警察からの不審者情報は、教育委員会と和歌山市少年センターに伝達されていますが、この情報を登録してもらっている保護者の皆さんなどの携帯電話に対して、「不審者情報があります」とのメッセージを配信します。情報を得た保護者の皆さんは、携帯電話から和歌山市の不審者情報を掲示さしてるホームページにアクセスしてもらうことになります。

 また現在行っている学校を通じての不審者情報チラシの配布は継続されますので、二重の情報提供体制が確立出来ることになります。
 このシステムの対象は和歌山市の幼稚園、小中学校の保護者約30,000人と教職員、地域の自主防犯組織の代表者などとなります。配信希望の方は学校を通じて意向を伺いますので、希望者の方には登録してもらうことになります。
 経費は437万円で全額国から予算が配分されます。システム構築はコンペによるものとし、システムの運営維持費用は年間約50万円から60万円を見込んでいます。
 実施時期は平成18年度事業のため平成19年1月頃からとなりますが、安全、安心のまちづくりのために携帯電話による情報配信が行われる予定です。

 また不登校問題にも触れられました。和歌山県の不登校生徒の割合(全校生徒に対する不登校生徒の比率。不登校は30日以上学校に来ていない生徒を対象としています)は、平成16年度では全国でワースト4位になっていることが判りました。平成11年度はワースト2位だったそうですから、少しは改善されたようですが、依然として高位に位置しています。
 平成17年度、小学校の不登校生徒は116人で不登校生徒の割合は0.57%、中学校の不登校生徒は443人で不登校生徒の割合は4.6%となっています。全国の実績は平成16年度のものですが、小学校の不登校生徒の割合は0.32%、中学校の不登校生徒の割合は2.73%となっています。
 不登校の要因やそれに対する対応策を講じるのは難しいのですが、スクールカウンセラーを各校に設置するなどの施策を行っています。

【紀州おどり】
 今年も8月に紀州おどりが開催されますが、本日、お隣の紀の川市から連として参加を希望してくれている団体の方と待ち合わせて、参加申し込みをしてもらいました。団体は日本南京玉すだれ協会で、今までも神戸祭りや御堂筋パレードにも参加している団体です。和歌山市の紀州おどりにも参加したいと希望を持ってくれていたのですが、きっかけがなかった様で今回が初参加となります。
 玉すだれを利用した踊りを考案してくれているため、曲は新バージョンでの踊り参加となります。

【懇談】
 ある組織の幹部職員と話し合っている中で少し驚くことがありました。その幹部の方が平成18年6月末で退職するのです。突然のことなので驚いたのですが、実は幹部に登用された4年前の時点で腹を括っていたと言います。責任ある立場に起用されることはそれ程重大な決意を持って就任することを意味します。

 その決意を胸に秘めて組織のために尽くしてきたのですが、固執することなく50歳代の若さなのにわずか4年で幹部の座を降りることになりました。当初の意思を貫いた見事な決断です。
「まだこれから指導してもらうことがあるのに、考え直すことはありませんか」との問いに対して、「この職を任命された時から4年間と決めていました。特定の人が権限を持ち続けることは好ましくないし、既にあとに続く人が育っています。十分能力のある後輩にバトンを受け渡す用意は出来ています」と囁くように話してくれました。
 権力は必ず腐敗するのは、長期に亘って同じ人が権力の座にいることから発生します。組織においては常に人が流動化していることが活気を保つために必要なことです。特定の人に長期間権限を与えるのではなく、後に続く人を育て数年のうちにいつでも交代出来る体制を整えておくことが組織を健全に保つことにつながります。

 また「他の数人の幹部もいつでも退任する覚悟を持って仕事に取り組んでいる。彼らも私と同じ覚悟を持ってその職位を受けた筈」であることも話してくれました。
 幹部職を受けると言うことは相当の覚悟を持っているのです。この方達の決意を伺うと、組織として素晴らしい遺伝子が受け継がれていることを感じます。
 最初の一人の幹部が、その地位を4年間と決意して仕事に取り組む姿勢を見せることで、後に続く人達は、その仕事に対する必死さや後輩育成の重要性を肌で感じることになります。そして秘めた決意の通り4年後に幹部を辞し、後輩に譲る行動を目の当たりにした後輩は同じ決意を抱くことになります。これが組織の文化になるのです。

 権限を持つと居心地が良くなるので放したくなくなることは、浅野史郎前宮城県知事もその経験から自らの著書で記していますが、放したくないと執着する気持ちが芽生える時が潮時なのかも知れません。前に向かって進んでいる時なら、執着する気持ちはないと思いますが、その立場で安定してくると守りの気持ちが芽生えてくるような気がします。特に後に続く人達の妨害を行うような行為が見られるようなら、それは老害と言えます。
 それにしても4年で幹部職の地位を退く決断は素晴らしいものです。その年齢と能力からするとそこに居ても誰も文句は言わない筈ですが、見事な引き際の美学です。生きたお手本から確かに、人として学ぶべきことを受け取りました。
 アメリカ大統領は慣例から最大二期8年となっているのは、初代大統領ジョージ・ワシントンでさえ二期で大統領を辞したのだから、それを超えることは出来ないからだと聞いたことがあります。感覚的ですが、巨大な権限を持つ地位にいるのは8年が、権限を持つ同じ地位にいるのは12年が限度のような気がします。

【懇談】
 ある経営者、そして和歌山県串本町から来てくれた方と幸運にも懇談の時間を持つことが出来ました。前回行われた串本町長選挙では、新人候補が現職候補を破り新町長になりましたが、その時の態度で人物評価されてしまったそうです。敗れた候補は敗戦のあとの挨拶で「次は県議会だ」と支持者に対してこの町長選のお礼も言わないで、しかも相手候補へのエールも贈らない態度に多くの支持者が離れたと聞きました。
 自分の身勝手な行動について行けずに心が離れているようです。トップに立とうとする人物には、人の立場や心を理解する大きさが必要です。

【会合】
 来春の統一地方選に関して会合を開きました。今までの市議会などでの活動とこれから数年間の抱負を報告いたしました。和歌山市の活動から県全域の活動に発展させることが、支援していただく皆さんの期待に応えられることだと考えていることをお話しました。
 これから諸手続きに入っていきます。

【懇親会】
 会合終了後、懇親会に入りました。同僚の母親が経営している場所での懇談でしたから、丁寧な応対で気持ち良く過ごすことが出来ました。
6月22日(木) 「教育民生委員会」
【紀州レンジャーカード】
 紀州レンジャーカードへの参画を検討したいとの依頼があり、議会前、朝からカードに関して打ち合わせ。和歌山県でこのようなカードがあるのは興味深いことから、参加して盛り上げたいとの意見をいただきました。

【教育民生委員会】
 本日から常任委員会の審査に入ります。本日は教育民生委員会で福祉保険部と市民部の議案審議を行いました。私からの主な質疑は次の通りです。

【障害者給付について】
Q. 第7号、和歌山市障害者自立支援法に関わる地域生活支援事業に関して、日常生活用具への給付項目が決定されていますが、この品目決定は国が行ったものですか。
A. 定められたものです。

Q. 和歌山市が選定できる余地はありませんか。
A. 基準ですから難しいところです。

Q. これらの品目を定めた理由は何ですか。
A. 障害者の方が自立、訓練、在宅療養などで必要な器具の本体に対して給付を行うことになっています。
Q. 例えば、ネブライザー吸入器や電気式たん吸引器は給付対象ですが、実際問題としてこれらの機器があるだけでは活用できません。周辺機器は給付対象になりませんか。
A. 機器は消耗品だと思いますが、国の基準では本体だけ給付されることになっていて、消耗品は給付対象外となります。

Q. バッテリーは給付対象に入りませんか。
A. バッテリーは国の基準によると消耗品扱いとなっていますから難しいところです。

Q. 病院などから要望もあると思いますので今後検討して下さい。
A. 当局としては、現在のところ病院から要望は聞いていません。

Q. 了解しました。今後あればよろしくお願いいたします。

【介護保険料について】
Q. 介護保険料に関して確認します。本年度から税制改正と介護保険料の改定により、年金世帯の負担額が増えています。特に問題となっているのは、平成17年度、第2段階であった市民税の非課税世帯の方が、平成18年度は一気に第5段階の市民税課税世帯で合計所得200万円以下の所得段階に移行されたことです。
 年間の負担額は約2倍になっていることから、生活費に対する介護保険や税金などの負担増で苦しんでいます。
 税制改正により年200万円前後の年金世帯の介護保険の所得段階が第5段階になることは十分予測出来た筈です。福祉を指向している和歌山市なのに、この年金世帯の皆さんが非課税から課税に変更となる層は負担が増えることが分かっているのに負担軽減は検討出来なかったのでしょうか。年負担額は和歌山市で決められますから調整出来ませんでしたか。
A. 金額は市町村で決定していますが、各段階の年額の係数が国で決められているため調整は出来ませんでした。

Q. つまり和歌山市に裁量がなかった訳ですね。前回の教育民生委員会でも介護保険料の改正については国が決めてきたことだから議論になりませんでしたが、特定の層の方々に影響が出ています。昨日も大勢の方が市役所に来ていましたね。
A. それに対しては所管で応対させてもらっています。

Q. ただ問題は市民の方からの問い合わせに対して、介護保険料の年額が増えたのは国の法改正に伴うものですと回答している例もあるようで、昨日、市役所で相談の後に訪ねてくれる方がありました。法改正に伴うのは仕方ないことだとしても、心ある応対をお願いしたいところです。相談に来ているのは、年金世帯で非課税から課税に変更となった70歳前後の方が多いと思いますから、今まで社会のために尽くしてきた方に対して、丁寧に答えてあげて欲しいのです。法律が変わったから、の理由で納得してもらおうとする応対では心ある市役所とは言えません。
A. 今週応対窓口に出ていますが、きちんと応対をさせてもらっているつもりですが、十分心ある応対をしていきます。

Q. 社会で頑張ってきた70歳を超えた方から相談を受けるのは本当に心が痛みます。年金で生活している、しかも、年収200万円前後の世帯の方の悲しい顔を見るのは、本当に悲しいことです。
A. きちんと説明させていただきます。

Q. 最後に要望です。今年の所得段階に対する年支払額は決定していることからこのままで仕方ありませんが、平成19年度もこの状態で良いのか検討していだたき、特に市民税が非課税だったのに課税に変更なって介護保険料が倍増している層の負担経験を図ることを是非とも考えて欲しいと要望しておきます。
6月21日(水) 「市議会本会議」
【市議会定例会】
 本日の本会議で追加議案が提案されました。平成18年7月30日に予定されている県議会2議席の補欠選挙に関する補正予算5,732万円が計上されています。一回の選挙を実施するのには沢山のお金がかかります。
 何故これだけのお金が必要なのか、補正予算案の内訳を示します。
 管理者や立会人の報酬1,384,000円。職員の時間外手当てや休日手当てなどが2,040,000円。賃金が4,369,000円。報償金が17,452,000円。出張旅費が69,000円。消耗品や印刷製本費などが4,042,000円。通信費や広告費が4,547,000円。公営掲示場製作などの委託料が20,171,000円。会場、自動車、機械などの借上料が1,309,000円。備品1,214,000円。個人演説会用施設交付金が723,000円となっています。

 引き続いて4つの議員連盟の総会が行われました。
 日中友好和歌山市議会議員連盟総会、森林・林業・林産業活性化促進和歌山市議会議員連盟総会、全国大会誘致和歌山市議会議員連盟総会の三つの総会と、新しく発足させる紀の川大堰建設に関する和歌山市議会議員連盟設立総会です。
 紀の川大堰建設に関する和歌山市議会議員連盟を設立するのは、平成21年度の紀の川大堰完成時に利水効果が得られるような対策が講じられるようしっかりと確認するためです。市議会としてこの計画を完成まで見届けていきます。
 また全国大会誘致和歌山市議会議員連盟では、3年前から全国大会を和歌山市に誘致する活動を行っているところで、着実に効果が見られています。
 平成17年度の全国大会誘致は50件、参加者は約45,000人、経済波及効果は10億円と推定されています。平成18年度の誘致見込みは本日の報告では49件で30,000人となっています。引き続き誘致活動により和歌山市に全国大会を来てもらうと共に、アフターコンベンションによる観光誘致も図りたいところです。

【介護保険料】
 介護保険料の支払額が増えていることから主に年金受給家庭の方から市役所に問い合わせが殺到しています。これは介護保険料の決定通知が先週末に各家庭に郵送され、年金から天引きされる予定額が明示されているのですが、8月からの天引き額が約2倍以上に増加しているのが原因です。年金の受取額は増加していないのに、何故介護保険の支払額が増加したのか分からないと疑問があることからの問い合わせです。
 介護保険料の支払額が増加しているのは、介護保険料所得段階が見直しされたことと税制改革があったことが要因です。
 所得段階で問題となるのは非課税世帯の場合です。かなり大まかな分類ですが、年金支給年額が266万円以下の場合には市民税が非課税だったのですが、平成18年度から65歳以上の方で合計所得が125万円以下の場合の住民税非課税措置(老年者)が廃止されたことから、従来の非課税世帯が課税世帯に移行しているのです。

 条件によって異なりますが、例えば年額170万円以上の年金を受けている世帯は非課税世帯から課税世帯となり、所得段階があがって介護保険料が増加することになります。平成17年度まで世帯全員の市民税が非課税だった場合には、第2段階で介護保険料の年額が34,130円だったのが、平成18年度は一気に第5段階にあがり介護保険料の年額は71,400円に増えています。第5段階が適用されるのは、本人が市民税を課税されていて合計所得金額が200万円未満の方となります。
 ただし平成18年度から2年間税制改正の経過措置が講じられることから、介護保険料も2年間激変緩和措置が講じられ初年度は年額61,690円、2年目は年額66,260円となっています。

 これらについて説明が十分ではなかったため、問い合わせが殺到しているのです。年収が全て年金でその受取額が約200万円前後の家庭は、本当に生活を切り詰めて頑張っています。欲しいものの購入を我慢し、子どもやお孫さんのためにお金を支出しているのですが、その切り詰めて自由になるお金も、法改正により税金や介護保険料の天引きが増えたことから減少しているのです。さらに生活が厳しくなっていると意見が寄せられています。

 法律改正に伴うものだから、やむを得ないの一言ですむ問題ではありません。各家庭の意見を聞いていると、年金世帯を追い詰めるような制度改正に疑問を感じます。
 ところで和歌山市の介護保険料が高いのではないかと言われます。実態としては和歌山県内では上から5番目の高額に位置していて、中核市と比較すると高い方から数えて6番目から8番目(6番目から8番目までは同額)に位置していますから高いと言わざるを得ません。
 介護保険料が高い主な理由は、介護保険の給付額が多いことが原因です。
 暮らし易い和歌山市でいて欲しいのですが、年金世帯にシワ寄せがあることは何とも心が痛みます。非課税世帯から課税世帯に変更となり、厳しい生活となっている方達の顔を思い浮かべると何も出来ない無力さを感じるばかりです。日本の戦後から高度成長時代を支えてくれ、現役を退いて年金を主な所得としている方達に今も尚、つらい思いをさせるのは如何なものでしょうか。こんなことをしていると、現役世代の私達にも必ず利息がついて仕返しが来ます。本当につらいところです。まだまだやらなくてはならないことがたくさんあることに気づかされています。

【黒部打ち合わせ】
 議会終了後、来週に実施する黒四見学研修会の打ち合わせを実施。現地で初顔合わせになるよりも、一度お会いしておいた方がお互いに安心出来ます。

【ライオンズ会合】
 夜はライオンズクラブ例会に出席しました。本日は夜間例会で、平成17年度体制の最後の例会となりました。次回7月の会合からは新体制での例会運営となります。役員の皆さん、お疲れ様でした。
6月20日(火) 「市議会開会中」
【打ち合わせ】
 朝一番から、来春の統一地方選に関しての打ち合わせと報告を行いました。これから正式な協議と手続きに入っていく予定です。

【市議会】
 市議以下定例会が開催されています。昼間には、第二阪和国道・京奈和自動車道建設促進和歌山市議会議員連盟と紀淡連絡道路建設促進和歌山市議会議員連盟の総会があり、平成18年度予算案と活動方針が承認されました。

【観光医学に関する報道】
 昨日、和歌山県立医科大学の記者会見があり、テレビ和歌山のニュースで放映され、また毎日新聞にも掲載されています。発表は観光と医学に関するもので、和歌山県での新産業創造が期待できます。それぞれの内容は次の通りです。

○テレビ和歌山(2006.6.19)ニュース
 「和歌山県立医科大学は、全国で初めての「観光医学講座」の開講について、産官学連携で共同研究していくことを、大学で行われたきょうの記者会見で明らかにしました。
 県立医科大学の産官学連携による共同研究は、今年4月から公立大学独立法人化に伴う取り組みで、和歌山県の恵まれた観光資源や柿酢など特産品の共同研究を通じて、県民の健康増進と地域産業の推進に貢献していこうというものです。 
 記者会見で南條輝志男学長は、「個性ある大学づくり、社会に貢献できる大学づくりの一環として、全国初の「観光医学講座」や「機能性医薬食品探索講座」を産官学連携の下で開講し、県民の健康と地域産業の振興に貢献していくことになりました」と設立の趣旨を説明しました。
 また、「観光医学講座」を担当する竹下達也教授は、「ストレス社会や自殺者が増加する時代にあって、観光による癒しがどれだけ効果を発揮するのかを科学的に検証していくと共に、添乗員の健康管理教育プログラムの作成や海外旅行時の感染症対策マニュアル、さらには、障害者をサポートする観光企画などを重点目標に研究開発を進めていきたい」と話していました。
 このほか、県や和歌山市の受託研究をはじめ、国土交通省や経済産業省の支援を受けて、外部資金の調達にも努力をしていくとしています」

○毎日新聞(2006.6.20)の記事
「県立医大:観光医学講座発足へ 癒やし効果を検証−−全国初、来月1日
 県立医大(和歌山市紀三井寺、南條輝志男学長)は19日、和歌山の観光資源を健康増進に役立てる調査・研究をする「観光医学講座」を来月1日、発足させると発表した。同医大によると、「観光医学」と銘打った研究部門は全国初。癒やし効果の科学的な検証、医療サービスを付け加えた観光企画の立案・実行などに取り組む。【最上聡】
 南條学長は「和歌山には温泉や熊野古道など豊かな観光資源があり、関西国際空港からも近く訪れやすい。その地元の医大として、医学面から観光振興を支援したい」と話す。産官学の連携を図って、民間企業との協力態勢も整える。
 癒やしの検証では、だ液中のストレスに関係するホルモンを調べたりして、医学的なデータを集める。観光企画は、障害や病気などで、旅行しづらかった人たちにも安心して楽しんでもらえるよう、県内の病院と連携したり、学生やボランティアの協力を得るなどしながら進める計画だ。
 また、添乗員に健康管理の一般的な知識を身につけてもらったり、新型インフルエンザなど新しい感染症についてマニュアルを作成したりする。部門の責任者、竹下達也教授(公衆衛生学)は「現代社会にはストレスが多い。関空を使う外国人観光客も見据え、研究を進めたい」と話している。
 今年度は、外部講師などを招いての特別講座や、10月中旬に東京で「観光医学シンポジウム」の開催を予定している」

【和歌山巴里祭会合】
 平成18年7月2日に開催される和歌山巴里祭に関して、スタッフが集って、当日の役割分担決定とプログラムの校正などを行いました。まだまだ先だと思っていたのですが、もう二週間後に迫っています。準備と役割は万全を期していますので当日を迎えるのが楽しみです。

【市政報告】
 夕方、市政報告をさせていただきました。今までの活動については市政報告書を配布して一読してもらうこととし、観光と医学に関する全国で初めての取り組みについての説明を行いました。
 和歌山県が持つ自然環境を活かすためには観光と医学、医療を組み合わせた新産業の創造以外には有り得ないと思っていますが、ようやくそれに取り組む体制が整いました。計画を進めるためには医学関係者の理解と参画が絶対的に不可欠ですから、和歌山県立医科大学と連携を図れることで推進への弾みがつきました。
 県立医大内に、健康増進・癒しの科学センターが設置され、選任の教員も配置されることになる他、平成18年10月には観光医学シンポジウムを開催するなど、観光立県和歌山を目指した活動が進展することになります。
 これから本格的にスタートする和歌山県での新しい取り組みに注目して下さい。

 報告会の後、参加者と懇談の場を持ち、様々な意見を聞かせていただきました。
日本全国の就労者の年間所得は平均300万円程度であること、平均で300万円と言うことはそれ以下の人も大勢いることを示すものです。和歌山県の置かれた立場は各種統計を見る限り平均値以下ですから、平均所得が全国平均を上回っていることはないと思われます。所得が少ないと可処分所得は必然的に少なくなりますから、和歌山県内にお金が循環しません。お金が循環しないと経済は好転することはありません。
 現在の和歌山県で大規模企業立地や事業所の活性化は望めませんから、自前の産業を育成する必要があります。観光医療産業は観光客を増加させる意味でも、産業創造の意味からも有望であると認識しています。観光により交流人口が増加すると経済効果がありますし、ビジネス化が図れたら観光医療産業への就労も可能となります。
 和歌山県の所得が低いからと言って、所得を低いところに合わせるべきなどの世論を形成するよりも、高いところを目指す地域でありたいものです。
ホームページを開設してくれているので毎日の活動内容が良く分かります。継続していることは積み重なっていることなので活動には納得しています。
議員の話を聞く機会は今までなかったので役立ちました。仕事以外に関心を持つことで視野が拡がるので今日は良い日となりました。

【ご意見】
 夜、嬉しいご意見をいただきました。
「忙しい最中、色々みんなのために活動している片桐さんの姿が、遠くにいても活動報告を見れば伝わってきます。次期(統一地方選)まで、もう一年を切りましたね。早いものです。妻が言っていました。あなた、片桐さんを信じてよかったねって!!また一度、ゆっくり話したいですね」
 実は毎日のように色々な出来事があるのですが、心に染み入るような意見をいただきました。本当に活動をしていて良かったと思える瞬間です。先日のにこにこ新聞のように、今日の言葉の暖かさを表現することは難しいのですが大変嬉しいものです。
 人は言葉によって傷つけられますが、言葉によって元気をもらったり立ち直らせてくれたりもします。私達の思いを他人に伝えるためには言葉で伝えるしかないのです。
 時に人は、先の見えない暗闇を歩いたり、起きたくないような朝を迎えたり、人と会うのが嫌になったりすることがありますが、そんな状態から脱出させてくれるのは、心ある人からの言葉なのです。
6月19日(月) 「各種懇談」
【打ち合わせ】
 市議会前、ある企業の方と朝から和歌山巴里祭と紀州レンジャープロジェクトに関する打ち合わせを行ないました。紀州レンジャープロジェクトの話を聞きたいと依頼があり、後日、日程調整をして説明をすることにしました。

【市議会】
 市議会定例会が続いています。本日は一般質問で三人が登壇しました。一般質問終了後、市議会だより編集委員会があり、平成18年6月定例会号の発行スケジュールについて確認を行いました。

【会合】
 市議会終了後、会合を持ちました。そろそろ来春の統一地方選に関して態度を決定する時期に差し掛かっています。今までの活動や今後の抱負などを含めて報告と相談を行いました。何事でもそうですが大きな決断するのは勇気と思い切りがいるものです。それは一度立ち向かうと引き返すことは出来なくなるからです。
 判断するのが難しいのは、志と支持を受けることの関連性が分からないことです。今回の市長選でもマニフェスト選挙にすべきだと言われていますが、現時点ではその空気は感じられないように感じます。公約を掲げて実現することが可能な市長選でもそうですから、議員選挙においてはどうなるのか不明です。
 ただ現在に至るまでの活動内容を評価してもらい、次に向けて期待してもらえることが大切なことです。そのための報告はしっかりとさせていただく予定です。
 人が一度決めると、その方向に舵は切られ進み始めますから、もう戻ることは出来ません。どのように受け止められるのか現時点では分かりませんから、期待と不安が入り混じる瞬間です。
 ただ言えることは、最終的には自分で決めないとどの方向にも進まないのです。思えば適うことを信じて進むだけです。

【懇談】
 前回の統一地方選で大変なご苦労をお願いした方と懇談。今回の決断に関して意見を聞いていただきました。しっかりと聞いてくれた後、「次の段階に進んだら良いと思っていた。今がタイミングなので思い切って挑戦したら良い。良い決断をしたと思う」と励ましてくれました。
 人は岐路に立たされた時、何を思うのでしょうか。自分の行く先なのでしょうか。後に残すべきものを考えるのでしょうか。それとも後に続く人達への期待なのでしょうか。早いか遅いか分からないけれども、誰にでも人生の決断の時期がやって来ます。
 恐らく大きな決断において感じることは野心や欲望ではなく、無に近い形の澄んだ心ではないでしょうか。邪心があったなら自分の進む方向に向かうことは適いません。純粋な気持ちが原動力になるのです。
 
【打ち合わせ】
ライオンズクラブ会員の方の身内に不幸があったため打ち合わせを実施。また7月に懇談会を開催することも確認しました。
紀州おどりについて打ち合わせ。平成18年の紀州おどりは8月5日に開催が予定されていますが、新しく連を組んで参加したいとの依頼がありました。参加申し込みは平成18年6月23日までとなっています。一緒に和歌山市の夏を盛り上げようとの主旨で参加してくれることは有難いことです。
夜は急な相談事が一件ありました。電話の雰囲気から急ぎの様子が分かったので、急遽お会いすることにしました。約1時間かけて話を伺ったので内容は良く理解出来ましたから、明日から調査に入ります。
6月18日(日) 「自治会研修会二日目」

(白根山の河口を背景に)
 昨夜は草津温泉に宿泊したので、本日は、草津を出発して白根山から長野県を通って和歌山市まで岐路に着きました。
 白根山の山頂は火山の河口になっていて、硫黄分で白く濁った水で池になっています。現在は活動期に入っているそうです。
 その後、長野県の善光寺に立ち寄り、和歌山市に到着したのは午後9時になりました。
 さて、観光地のサービスとして考えさせられることがありました。和歌山市も観光地を指向していますから同様の過ちをしないように記します。

 ひとつ。日本有数の温泉地であり老舗旅館に宿泊したのですが、サービス提供に参加者の不満がありました。
 温泉は気持ち良かったのですが、繁忙期だったことから狭い部屋に多人数が一緒に宿泊する状態になりました。多分3人部屋なのに5人が詰め込まれて、布団を敷くと身動きが出来ない状態になりました。

 ふたつ。夕食時、味が薄口だったため参加者からポン酢や調味料を求めたところ、「料理長がこのままで召し上がって欲しいと言っています」と拒否されたのです。参加者は「料理長には申し訳ないのですが、私にとっては味が薄いので何か欲しいのですが」とお願いしても、「料理長がそう言っています」と要望に応えてくれなかったのです。 同じく夕食時、午後6時30分に始まった夕食なのに、わずか30分後の7時に、ある人は料理を引き上げられたのです。まだ一口も食べていなかったのに引き上げられたのは初めての出来事で気分が悪くなったそうです。料理を引き上げたのはアルバイトのような若い男性。多分、食べたと思って引き上げたのですが、アルバイトであっても老舗旅館が雇用しているのですから責任ある対応をして欲しいところです。
(白根山の眼下に美しく
広がる平野)

 みっつ。60人の夕食に対応したのは旅館から3人だけでした。内1人はアルバイトのような男性ですから実質2人。配膳と注文を受けるのが3人でしたから夕食の場に誰もいない時間帯が多く、飲み物の要求や部屋の温度調整などに応えてくれない状態でした。夕食が進むと各人から飲み物の要望がありますから、答えてくれない不満は増大しているのが分かる程でした。飲み物を注文して持ってくれない場合や、頼んでから30分経過してやっと持って来たケースもあり夕食会場は盛り上がりに欠けることになりました。
 接客サービス提供は上手く行っている場合は気づかないものですが、サービスレベルが低いと、たちまち楽しい筈の夕食の雰囲気が低下していくことを感じます。接客業では如何にサービスが大事なのかが分かる出来事でした。

 良いサービスを受けるためには良い施設を選択すべきですが、良い施設は費用が高価なものです。それは高いレベルのサービス料が含まれているからに他なりません。設備の良さや料理の質なども満足度に影響しますが、サービスレベルも満足度に強く影響するものです。
 草津温泉は温泉の質は良いのですが、本日宿泊した感じではもう名前だけでは通用しないことが分かります。名の通った草津ですから施設云々よりもサービスレベルの高い旅館がある筈です。
 和歌山市の観光地の旅館には設備の古いところもありますが、お客さんに満足を与えられるような高いレベルのサービスで補うことが可能なのです。
6月17日(土) 「自治会研修会」
【自治会研修会】

(雲海が広がる志賀高原。
絶景でした)
 一年に一度の宮地区自治会連合会研修会に参加しました。今日から二日間、行き先は群馬県の草津まで約600km、参加は各自治会の三役約60名です。有家自治会からも会長以下3名で参加しました。午前7時に宮地区連絡所を出発して到着が午後5時までバスでの移動となりました。草津は日本の三大温泉地のひとつですから、首都圏を中心として全国からの温泉客で賑わっていました。

 草津温泉の中心には湯畑といわれる場所があります。草津温泉の温度が高すぎるため一旦外で約45度まで冷ましてから各旅館などに引き込んでいて、旅館の温泉は42度から43度と高い目に設定
されています。熱い温泉は気持ちが良く何度でも入れます。かつては湯治場として現在は温泉を楽しむ人達が訪れているようです。

 ところで草津が温泉地として始まったのは、戦国時代、甲斐の武田信玄の軍が上杉謙信との戦いのため遠征した際、山中にある草津温泉を見つけて活用したと言う説もあるそうです。尤も武田軍が見つけるまでも地元の人達が温泉を見つけていたようですが、この説によると温泉地として広まったのは武田軍からだそうです。
 湯治場としての原点がここにあります。

【経験者採用】
 和歌山市役所では初めて民間企業に勤務経験のある方だけを対象とした採用試験を行う予定です。目的は、民間で培った専門知識や実務経験を活かして行政でも即戦力として仕事をしてもらえる期待があること、既存の職員と異なる発想で前例にとらわれない仕事が期待出来ることから採用を行うものです。

 採用区分は事務職、5人を予定しています。受験資格は昭和41年4月2日から昭和46年4月1日までに生まれた人で、平成18年4月30日現在で民間企業での職務経験が通算10年以上ある人となっています。年齢制限を設けているのは、市職員の年齢構成が30歳から40歳の層が少なく、将来的に幹部職員の登用に支障を来たすことから年齢構成を是正するためです。

 受験案内は、平成18年7月3日から配布、受付は8月18日まで郵送で受け付けます。試験日は平成18年9月17日、試験内容は教養試験、論文、面接となっています。
 民間企業にお勤めの方から問い合わせがありますのでお知らせいたします。

【美容と健康】
 美容と健康の取り組みを和歌山で取り入れて欲しいと依頼がありました。現在の女性にとって、美容と健康は切っても切れないものになっていることから、和歌山でも拠点があれば各地から利用者が来るのではないかと提言がありました。

 例えばシミ取りにおいても、病院に行く場合、シミをとって欲しいと言うのではなく、癌ではないですかと医者に相談する形で診療に行く場合があるようです。シミひとつをとるのでも、信頼出来る医療機関で相談して除去する方法が最も安心出来るからです。医療機関による美容とエステを組み合わせた健康サービスがあると、女性の人気を集めることになりそうです。

 この分野でも、和歌山が持つ自然と地形を活かすことで集客・交流につながると考えています。都会にはない本物の美容と健康サービスを提供するための活動も検討しています。
6月16日(金) 「市議会三日目」
【市議会】
 市議会定例会一般質問が開催されています。定例会の会期は6月30日までとなっています。

【カラオケ騒音】
 カラオケの騒音規制に関して相談がありました。住宅地の中にカラオケ店を営業しているところがあり、深夜まで営業をしているため大勢のお客さんが来ると騒音で眠れない時があるそうです。騒音を規制する条例について調査したところ、和歌山県条例で定めがありました。条例は、和歌山県公害防止条例施行規則(規則第57号)で、昭和47年4月18日に制定されています。
 以下に関係部分を引用します。

(深夜の飲食店営業等における騒音の規制)
第39条 飲食店営業その他の営業であって規則で定めるもの(以下「飲食店営業等」という。)を営む者は、午後10時から翌日の午前6時までの間においては、当該営業を営むことにより、規則で定める区域の区分ごとに規則で定める規制基準を超える騒音を発生させてはならない。

2 深夜における騒音の防止を図る必要がある区域として規則で定める区域において飲食店営業等を営む者は、午後11時から翌日の午前6時までの間においては、当該営業を営む場所において、規則で定める音響機器を使用し、又は使用させてはならない。ただし、当該音響機器から発生する音が当該営業の場所から外部に漏れない場合は、この限りでない。

3 深夜における飲食店営業等の施設を利用する者は、その利用に伴い発生する騒音により、周辺の生活環境が著しく損なわれることのないようにしなければならない。

4 第20条第5項の規定は、第1項及び第2項の規則で定める区域を定め、変更し、又は廃止しようとする場合について準用する。

(改善勧告及び改善命令)
第39条の2 知事は、飲食店営業等を営む者が前条第1項又は第2項の規定に違反することにより、当該騒音を発生する場所の周辺の生活環境が損なわれると認めるときは、当該営業を営む者に対し、期限を定めて、その事態を除去するために必要な限度において、騒音防止の方法を改善し、又は音響機器の使用の停止等必要な措置をとるべきことを勧告することができる。

2 知事は、前項の規定による勧告を受けた者が、その勧告に従わないときは、その者に対し、期限を定めて、その事態を除去するために必要な限度において、騒音防止の方法の改善又は音響機器の使用の停止等必要な措置を命ずることができる。

第60条 第34条、第35条の4、第35条の5又は第39条の2第2項の規定による命令に違反した者は、6月以下の懲役又は20万円以下の罰金に処する。

 以上のような内容です。深夜飲食での騒音の規制と、音響機器使用の制限があることが分かりました。相談を受けた場所に関して調査を依頼します。

【送別会】
 本日は会社を退職し独立するTさんの送別会を行いました。約20人の参加があり、これで永遠の別れではないのですが、別れの寂しさと独立の喜び、そしてこれからの新しい生活への激励が入り混じった会合となりました。Tさんの人柄からか、橋本や新宮からも同僚と後輩が参加するなど思いのこもったものになりました。

 会の終わりには寂しさから涙を溢す後輩もいて、改めて慕われているTさんの人柄が分かるものでした。私も本当に複雑な感情が入り混じっています。自分の人生を歩むことを激励する立場なのですが少しの寂しさがあります。本人が一番期待と不安を持っているのは事実ですが、私も同じ様な「期待>不安」を感じています。但し、期待が上回っているのは言うまでもありません。

 Tさんの人柄と実行力からすると自立して成功しない筈はありません。私に何も出来ることはないかも知れませんが、小さな力を結集して全てを持って支援を行おうと決めています。激励の会は深夜に大阪からも先輩が駆けつけるなど、終了したのは午前2時を回ってしまいました。新宮から参加した後輩から「乾杯」と「しあわせになろうよ」の2曲が贈られ、明日へ期待を込めました。
 明日から始まる自分が主体となる生活、苦しくても仕事と両立させながら勉強を続けた厳しさと比較すれば大丈夫です。
6月15日(木) 「市議会」
【微笑み】
 今朝起きたら「これを読んで」と子どもから手紙を渡されました。「これは何かな」と聞くと「にこにこ新聞を作ったの」とのこと。最近、帰りが遅く、夜に顔を合わせることがなかったので手紙を書いてくれたのです。尤も、毎日のように手紙を書いてくれるので、今までもらった手紙はファイルしていて、もう3冊にもなっているのですが・・。

 今日の「にこにこ新聞」は本当に微笑ましいものでした。紙面にイラストを書いてくれていてこの内容には、心が和むと共に忘れてはいけないことを教えられました。イラストは三人の顔が書かれているものです。一人は泣いた顔、もう一人は怒った顔、真ん中にいるのは笑っている顔です。そして笑っている顔のところには○印が、泣いている顔と怒っている顔には×印が付けられています。
 いつも、にこにこ笑えることがどれだけ大切なことか教えられました。活動していると日々色々なことが起こりますから、どうしても笑っていられない場合もあります。でも人として健全な精神を保つための基本は笑顔ですし、怒ったり腹を立てたりすると精神衛生上良くありません。怒りは怒りを呼ぶだけですし、相手も傷つけることになり、また自分も傷つく結果になるだけです。

 そして怒りは血液の性質をも変えてしまうと聞きます。怒りで変化した血液は毒素のようなものを持つことから肉体的にも良くないのです。
「宇宙には因果律という法則が巌として存在している。まず、心を積極的にすることに注意深くし、終始自分の心を監督していかねばならない。もう一つは常に心の中に感謝と歓喜の感情を持たせるよう心がけることで、宿命は自然に統制される。
 卑劣な気持ち、弱い心持ち、憎み、嫉み、悔みの気持ちや、また、怒り、悲しみ、怖れという心持ちや言葉は、その人々の血液に毒素を生じ、生理的な不調和をきたす」と言われています。(中村天風著『運命を拓く』)

 中村天風師が記しているように、社会には卑劣な気持ちや憎み、嫉み、怒りや怖れが充満しています。決して見えないことからその害悪は気づかないのですが、それらの人の気は確実に健全な私達の心身を崩しています。
 毎日が悔やんだり怒りの状態にあると精神も肉体も破壊されますから、やはり笑顔でいられることが一番です。これは簡単なことのようですが、大人にとって決して簡単ではありません。でも子どもにとって毎日が笑顔でいることは空気を吸い込むように簡単なことなのです。いったい人はいつから笑顔を意識しなくてはならないように変化するのでしょうか。

 子どもから謙虚に学べることがあります。子どもと一緒にいられる時間はそれだけで素晴らしいことなのです。社会の中で、そして大人の中でだけいると、人が持つべき本来の姿を見失う危険性があります。
 素直な気持ちは、子どもと話をしたり接することから持ち続けることが出来るのです。子どもから元気をもらえるのです。大人は、子どもがいつまでも素直なままでいられるような未来への道を築くために存在しているような気がします。
 笑顔が少ない社会なんて存在して欲しくありません。まして小さな和歌山県ですから、笑顔で満たされたまちにしたいと思うのです。朝から子どもに元気づけられました。

【市議会】
 本日の本会議では、午前中に「紀の川大堰建設計画に関する決議案」が前会一致で可決されました。これは平成18年2月議会において国土交通省や和歌山県に対して、当初計画通りに作業を進めることを確認したことを遵守するように求めることを決議したものです。
 確認事項は次の通りです。
・国土交通省は当初の計画どおり新六箇井堰の完全撤去と河道の掘削を行なうこと。
・国道交通省は平成19年度概算要求に上記計画を盛り込むこと。
・紀の川大堰完成時の平成21年度末を目途に工事を完成させること。
 決議案に関しては以上です。
 午後から一般質問が始まりました。6月は補正予算も少ないため通常は登壇者が少なくなります。今回、一般質問を予定しているのは11名です。

【打ち合わせ】
 平成18年度、日中友好和歌山市議会議員役員会がありました。次年度の役員と諸議案の打ち合わせを行ないました。引き続いて、環境保全対策特別委員会の打ち合わせを行いました。協議事項は、和歌山市環境月間の取り組みと住友金属工業和歌山製鉄所における上工程更新プラン変更点についてです。本委員会は6月27日に開催する予定です。

【懇談会】
 夜は4人で懇談会を実施。関西各地と比較して和歌山市の小学校校舎の耐震診断が遅れていると指摘がありました。ある都市ではかなり計画的に耐震診断を行ってきているようだと聞きました。
6月14日(水) 「調査」
【告別式】
 自治会の方が亡くなったため告別式のお手伝いをしました。まだ60歳代でしたから、人生の後半戦が待っていただけに残念なことです。自治会の皆さんがお手伝いに駆けつけるなど共助の精神を発揮しました。

【調査】
 市内道路の調査を行いました。道路の排水が悪く少し雨が降ると道路が水に浸かる状態になります。この道路は舗装されていないため、長年の自転車などの通行により砂が削られているのです。道路の高さが排水溝よりも低くなっているため雨水が流れ出さないのです。ただ問題は他にもあるようなので、砂を入れるだけだと浸水は解決しないと思われます。
 それは、排水溝を開けてみると配水管の口径が小さいため、十分な排水機能を持っていないのです。配水管を入れ替えないと砂を敷き詰めても問題は解決しない状況でした。ここである問題があることが判明し、現状ではこれ以上進展させることは難しいことが判りました。この道路沿いで生活をしている皆さん全体が快適になるようなことでさえ、全員の同意を得ることは難しいのです。人が関わる問題は本当に難しいことを痛感しています。

【会合】
 御坊市にエネルギーパーク構想があり発表されています。環境とエネルギー問題の研究をするため、新エネルギー設備を設置して研究開発を進めるための構想です。太陽光は勿論、マイクロ風力発電、バイオマス発電など、自然エネルギーを活用した発電システムを公園内に設置するものです。エネルギー問題を考える契機になって欲しいものです。

【懇談】
 半年振りでしょうか。今年の新年会以来、ご無沙汰している心から信頼している方と懇談したところ、最初にアドバイスをいただきました。「和歌山市内では色々な噂が飛び交っていますが気にしないで突き進んだら良い。大した力はないけれども応援するし、どんどん私達の期待を背負って活躍して欲しい。舞台を変えるとなると色々と言う人がいるけれど、心のない意見ですから気にしないように」と励まされました。
 3時間も取材を受けた直後でお疲れの様子でしたが、懇談させていだたき暖かく包んでくれました。話をすることでどれだけ心が満たされるか、立ち寄れる場所が身近にあることは何事にも変え難いことです。

【打ち合わせ】
 道路と駐車場の配置に関して打ち合わせを行いました。既に改修の設計を完了させていることから、工事日程を調整することになりました。問題意識を持つことと少しの工夫で、仕事環境が改善されるのです。

【ライオンズクラブ理事会】
 ライオンズクラブの会計年度は7月1日から翌年6月30日までとなっているため、夜は新旧役員が集って理事会を開催しました。私は新年度の会計に就任することになっているため出席しました。本日の理事会では、新年度の行事計画と予算案が無事可決されました。7月から新体制で活動することになります。

【その他活動】
・飲食関係団体の総会が6月に開催されるため案内をいただきました。議会中のため出席は難しいのですが、資料を提供するなどして協力させていただきます。
・JACT設立総会の会場と宿泊施設に関して簡単に打ち合わせを実施。
・大規模マンション建設問題に関して、弁護士名で要望書を出すことを通告したところ、事業者が条件面で交渉したいと折れてきました。今までの話し合いでは進展しなかったのに急転しています。
・民間同士の契約に関して、例えば5年間契約を解除出来ない旨の条項が契約書に記載されている場合、一方から申し出をしても解約出来ないようです。解約しようとした場合は違約金を要求されるなど、消費者に不利な契約条項が折り込まれている場合があります。   
 特に中長期の契約を締結する場合は、余程気をつけておかないと解約出来ない場合がありますから、その物が家庭で不必要になった場合にトラブルが発生することになります。
 契約行為をする場合、条項は細かいので読まないことが多いのですが、一読して気になる点は確認すべきです。
6月13日(火) 「市議会定例会開会」
【市議会定例会】
 本日6月13日から6月30日まで平成18年6月定例会が開催されます。今回の一般会計補正予算案の2億4,000万円など28の議案が提案されています。主な議案は次の通りです。
 議案第6号「和歌山市乳幼児医療費の支給に関する情景の一部を改正する条例の制定について」。語彙として乳幼児を乳幼児等に変更した上、乳幼児が入院した場合の自己負担分の3割について市が全額負担することに変更するものです。従来は就学前の6歳までの乳幼児に対して入院費を負担していたのを、小学校卒業の12歳までに変更するものです。これは子育て支援事業のひとつです。

 議案第18号は「物品購入契約について」です。災害に対する意識向上を目指して地震体験車を和歌山市として購入するものです。契約金額は31,426,500円、契約先は、和歌山三菱ふそう自動車販売株式会社です。
 
 議案第20号は「訴えの提起について」です。これは和歌の浦石泉閣事業に関する不法行為による損害賠償等請求の訴えと、予備的に必要費などの返還請求の訴えを提起するものです。
 具体的内容は次の通りです。
 訴えの相手方は川野ひろこ氏、川野桃太氏、川野嘉津美氏の3名。所在地は和歌山市和歌浦東3-2-29。
 請求の要旨は、和歌の浦石泉閣事業において石泉閣の建物賃貸借契約に関して不法行為により和歌山市に損害を与えたため、遅延損害金を含む損害賠償金の支払いと訴訟費用の負担を求めるものです。
 損害賠償金額は2億5,000万円。内訳は賃借料5,200万円、市の出費した改良工事費1億3,000万円などとなっています。

【元気な声】
 家庭内暴力で精神的、肉体的に追い詰められていた方ですか、状況が好転していることから、随分と元気になってきました。本人の立ち直ろうとする意思が事態を好転させています。彼女を救うために各界の多くの方がサポートしてくれています。もう少しで社会的なものは改善されそうですから、後は安心な日常生活を過ごせるような環境を作ることと、精神的ケアを受ける体制を整えることです。
 しかし一人の人間を継続的な暴力行為で追い込む人がいることは腹立たしい限りです。誰にも触れることないよう家庭内で日常的に暴力行為を繰り返す行為は、人として許されるべきものではありません。
 追い詰められた人を立ち直らせるまでに、本人の苦しんだ時間の何倍も時間がかかります。更にどれだけ多くの人の協力が必要なことを、暴力行為をした人には分かっていないのでしょう。本人の精神的苦痛から立ち直る勇気と時間がどれだけ必要なものか、そしてどれだけの社会的損失を与えているのか、それを考えると弱者に対する暴力行為をする人に対しては法的な社会的措置を講じるべきです。
 ただ救われるのは、比較的早期に対応出来たため立ち直れることが出来たことです。これも最初に相談を受けた方が素晴らしい方だったから、直接的にも、そして関わる方が全力を尽くしているからに他なりません。
 人のために尽くす、簡単なようですが実は強い信頼と絆が必要な大変なことなのです。今回の事件を通じて、他人のお役に立つ仕事をしている人はそれだけで尊敬に値することが理解出来ました。

【懇談】
 議会終了後、女性経営者を訪ねて懇談。人材派遣業を行っている方ですから経済動向に敏感です。和歌山市では一時期よりも人の動きがあるようですが、まだまた本格的な回復にはほど遠いように感じています。
「和歌山市はどうなっているのだろう。どれだけまちづくりを志向しても元気にならないのだから、もうこのままで良いのではないだろうか」との意見がありました。
 これに対して和歌山市の現状をお話し、このままの状態でいると益々人が寄り付かない地域になり活気は失われると説明しました。現状でさえ、全国規模の会社の和歌山支店や和歌山事業所が廃止または縮小されていますから、働く世代の人口流失となっています。これ以上事業所が少なくなると、益々働く場所がなくなり現役世代の男性人口は減少することになります。
 一度、市外で仕事をすることになると余程の好条件の職場がない限り、定年するまで和歌山市に戻ることはありません。それどころか市外で住居を構えると、定年後もそこに居住しますから帰って来てもくれなくなります。
 現役世代の男性が少なくなると若い女性も少なくなります。結婚や転勤に伴い和歌山市外に出て行くことになるからです。事実、この人材派遣会社に登録している若い女性たちも減少しているそうです。理由は男性の転勤や和歌山市出身の男性が首都圏などで就職しているため、結婚を機に転出しているのです。
 仕事を通じた視点で、和歌山市には若い女性も男性も少ないことを指摘してくれます。
 
 和歌山市がこのままで良くない理由は他にもあります。課題は残すものの将来的に道州制への移行の動きがあります。和歌山市は関西州に位置することになりますから、州の中で存在価値を持たせる必要があります。
 現在の和歌山市は県庁所在地としての存在感はありますが、それ以外の特徴は少ないのです。観光ガイドブックでも和歌山県の見所は白浜や那智勝浦、熊野古道や高野山が掲載されていますが、和歌山市は取り上げられませんし、取り上げられても隅に少し掲載される程度です。これでは観光都市とは言えません。

 では経済の中心地と言えるのでしょうか。和歌山県があることから和歌山市は県庁所在地として経済の中心地と言えますが、全国の都市と比較するとそうとは言えません。州に移行すると県庁所在地ではなくなりますから、経済の中心地でもなくなる訳です。
 観光都市でもなく経済都市でもない都市では、交流人口も定住人口も見込めないため、まちの活性化どころではありません。益々若い世代が和歌山市からいなくなる循環に陥ります。

 これらのことから、和歌山市に新産業を誕生させる必要があることが判ります。ただ幸いなことに多額のお金を投下してまちを改造する必要はなく、都市と自然が隣接している利点を活かして健康サービス産業を創造出来る可能性があるのです。ここから観光と経済性を両立させた新産業が有望なのです。
 長い時間を掛けては意味がなく、少なくても5年以内に実現させないと、全国で初めての取り組みではなくなる恐れがあります。何故なら、和歌山市が健康サービス産業に関心を持たないとしたら、他都市でもこの分野が有望だと考えていますから先行されてしまいます。先行されるとその途端に情報は集まらなくなります。何でもトップランナーでいると情報は入ってきますから、まず和歌山市が健康サービス産業を全国初の取り組みに仕上げることが重要なのです。

 それを成功させて初めて、将来に向けて和歌山市の存在価値が発生します。現状においては、子どもが首都圏や大阪に出て行くのは仕方ないものです。
 数年後、今の子ども達が成人して就職の時期を迎えた時に首都圏か大阪だけが人生の選択肢であっては駄目なのです。例え、結果として和歌山市に帰ってこないとしても、就職する際に東京か大阪かそれとも和歌山か、選択肢に入る都市にするのが私達に課せられた役割です。
 子ども達が大きくなった時に、仕事でも住居においても選択肢になり得る新産業の創造と、活気のあるまちを作る必要性を感じます。
 和歌山市がこのままでは良くない理由はここにあります。
 
【JACT準備会】
 今秋誕生させる統合医療学会、JACT和歌山支部の準備委員会会合に参加しました。参加者は医療関係者、鍼灸関係者、県関係者、観光事業者と私達NPO法人です。設立大会兼全国大会の開催日程はほぼ決定しましたが、会場と参加費用に関して課題が残りました。
 また開催主旨として、統合医療と熊野の関係を全国の方に分かってもらえる内容に仕上げることも必要ですから今後詰める必要があります。
 ただ課題はあるものの設立に向けた取り組みに意義がありますから、今後の活動のためにも良い形でテイクオフさせるために意見交換を行いました。

【懇談会】
 夜は懇談会。議題は政治、経済、まちの活性化、新しいビジネスモデル創出、英語教育の問題など多岐に亘り、活動の参考になりました。

【その他】
・地域検定に関する意見交換を実施。東京検定が始まって以来、京都検定、沖縄検定など各地で検定試験が開催され、地域の誇りを呼び覚ますと同時に全国的にも話題を呼んでいます。和歌山でも検定試験の動きがあり打ち合わせを行いました。
・環境月間に呼応して、今月中に植樹活動を行うため場所と日時を調整しました。子ども達と一緒に苗木を植樹して参加者の環境意識を高めると共に、幼木を守り育てることで施設の環境保全に役立つことを目指しています。
6月12日(月) 「各種打ち合わせ」
【打ち合わせ】
 今秋、開催予定の和歌の浦アート・キューブでの書道展に関して打ち合わせを行いました。書は心画なりと言われることから、今回のテーマは心に決定しています。書の道と経石の心の融合を図った展覧会となりそうです。
 今回の展覧会は会場となる和歌の浦アート・キューブと近接する県公館も、舞台の一部として活用させていただくことになりました。展覧会の主な内容は、環境問題を考えたリサイクル用品を活用した書作品の作品と展示、経石の展示と来場者の皆さんに書写体験をしてもらう、経石調査のビデオ上映などを計画しています。
 県に対して開催の主旨を説明したところ、快く協力してもらえることになりました。本当にありがとうございます。
 
【打ち合わせ2】
 その後、県教育委員会にて打ち合わせを実施。和歌祭の絵本に関するお礼と同時に、書の展覧会について説明を行いました。その場で和歌山県らしい企画も誕生しました。世界文化遺産熊野の間伐材を活用した書作品の作成。世界文化遺産熊野と万葉の地、和歌浦の石を素材にした諸作品の作成なども行えそうです。書の文化を通じて和歌山市と熊野の交流を図ることは人の交流を図ることにつながります。
 例えば披露宴や告別式などにおいて、毛筆で芳名録に氏名を記入するのが苦手な方がいます。今回展覧会を主宰する書道の先生が熊野の方に書道で氏名の書き方を教える代わりに、間伐材を提供してもらうなどの交流が実現するかも知れません。書が苦手な方にとっても有益ですし、書の先生にとっても世界文化遺産熊野の素材を活用した書道展につながりますから、今までにない展覧会になる要素が生まれてきます。
 和歌山県で活動している方々が和歌山県にある素材を活用することで、文化と産業の交流が生まれ、今まで価値を生まないと考えられていた素材も、文化の息吹を吹き込むことで価値を生み出させることが可能となります。日本の社会から熊野、そして和歌山県を認めてもらうためには、お金を生み出すしくみが必要です。
 展覧会の企画を通じて交流が生まれようとしています。

【打ち合わせ3】
 和歌山市では城フェスタが開催されていますが、和歌山城内だけのイベントに終わっているため、道を隔てた県立美術館と県立博物館まで人が流れて来ないと指摘がありました。和歌山城周辺の観光資源を全て活かしきることが城フェスタ成功の鍵ですが、道を挟むだけで観光客の皆さんが、和歌山県が誇る美術コレクションを鑑賞していないのは勿体無いことですからもう少し導線が必要です。
 和歌山市として検討して欲しいと依頼を受けました。

【打ち合わせ4】
 午後直ぐに先月開催した研修会の精算を行いました。ここでも相手の方に文化活動に理解をしていただき、和歌山巴里祭に協力をいただけることになりました。活動を継続していることで支援の輪が拡がります。

【レディスプラン】
 ある女性と懇談。女性向けの月刊誌の特集記事で、関西ビューティに関するものがあり、美容に関しては話し合いました。この方は、旅行や仕事で宿泊が伴う場合、ホテルでの宿泊プランでは絶対にレディスプランを利用するそうです。レディスプランとはエステがセットになった宿泊プランで、これ以外の宿泊は考えられないそうです。曰く「今では多くの女性はレディスプラン」だそうです。
 普通の宿泊プランでステイすることはなく、ホテルは心身とも癒される場所に変化しているようです。女性が望む宿泊施設は、トイレと洗面所が清潔できれいなことは最低条件。
 そこにエステがセットになっているコースがあること。そしてご当地だけの食材を活用した食事があることです。
 和歌山市にはエステがセットになったホテルがあるのですかと聞かれたように、あるのかないのかもはっきりしません。他府県から女性客を呼び込むためには、快適なホテルと美容と健康をセットにしたしくみが必要だと感じました。
 余談ですが、レディスプランには他にも快適なしくみが付加されていて、午後2時にチェックアウトが出来るレイトアウトなどもセットされています。

【コブクロファンフェスタ】
 フェスタ関係者の皆さんと、平成18年7月8日、和歌山市のビッグホエールで開催予定のコブクロファンフェスタに関して、前日の準備事項と当日の行動、そして翌日の三日間に関する準備に関して打ち合わせを行いました。
 このフェスタに来場してくれるファンは和歌山県外からの方が多いため、受け入れ窓口となるJR和歌山駅と南海和歌山市駅に和歌山県への歓迎の意を表する取り組みをします。JR和歌山駅においてはフェスタ前日、最終列車の出発を待って歓迎の看板を設置する作業に取り掛かります。またJR和歌山駅から会場のビッグホエールまで徒歩で行くファンのために、電柱へ歓迎垂れ幕100本を取り付け会場までの目印にする予定です。この作業も前日に行います。
 当日は、ふたつの駅と会場で来場者の歓迎と案内を行います。ファンの印象を良くするのも悪くするのも第一印象が大切です。ですから本日の打ち合わせを最初に来週も会合を持ち受け入れ態勢に万全を喫します。
 準備には地元和歌山大学の学生達が協力してくれます。やる気のある学生達なので、垂れ幕の取り付けや案内だけでは勿体無いので、本日の確認事項の他に和歌山県をアピールできる、或いは和歌山県を気に入ってもらえる受け入れ体制について、学生達で企画してもらうことにしました。
 来週の会合までに企画を立案してもらい会合で提案してもらいます。良い企画があれば採用し今年のフェスタから実行することになりました。学生達の和歌山市の活性化に対するやる気とコブクロを活かした企画が今から楽しみです。

【打ち合わせその他】
・和歌山巴里祭の当日のプログラムに関して打ち合わせを実施。最終案は今週末を目処に調整することにしました。
・子ども達が育てたあやめ園のあやめが開花しています。公開は6月15日迄なので鑑賞してもらえるよう依頼しました。
・駐車場用地の有効活用のため電柱と街路樹の位置に関して調整を図りました。設計は完了していることから、後は最終的な判断を残すだけになりました。
・来春の統一選に関して嬉しい動きがありました。保守的な和歌山ですが少し変化の兆しが見られ始めたと感じています。
6月11日(日) 「思いを適える」
 平成18年3月、東ティモールの子ども達を訪問し、5月に国連で東ティモール写真展を開催した藤原紀香さん。本日アフガニスタンからの一連の活動についてお話を伺う機会がありました。藤原さんの子ども達への支援活動を応援しているチーム和歌山として、本日活動のお手伝いをさせていただきました。


(藤原紀香さんの海外活動
報告会をお手伝い。)
 藤原さんの国際的な活動は勇気を与えてくれるものですし、何か行動を起こすことの大切さを感じることが出来ます。話の内容を私なりに解釈してその一部を紹介させていただきます。
 藤原さんがボランティア活動を決意した原点は阪神淡路大震災の経験にあります。当時モデルをしていた藤原さんが関西空港に帰国したその日が阪神淡路大震災当日だったのです。出発した時と様変わりした神戸のまちを見た時に、両親や友人への思いと同時に、人生の明日は何が起きるか分からないので、失敗しても良いからやりたいことをやるべきだと思ったそうです。全てを掛けて芸能活動に反対する両親を説得して神戸から東京に向かいました。

 その思いの一つに、無名である自分が困っている人達へのボランティアの活動を訴えても、誰も集ってくれないし話を聞いてもくれないから、芸能界で生きていくことが出来たら、マスコミでも取り上げてくれるなど影響力が出る筈だから、何としても世に出なければならないと内心誓ったようです。
 同じ内容を訴えるにしても、社会的に影響力がある人が発言するのと残念ながら無名の人が発言するのとでは、社会への浸透度合いは全く異なります。影響力がある人が社会で求められている内容について発言すると、新聞やテレビで取り上げられ全てではないにせよ全国に伝わります。今だったらインターネットにより、重要なニュース扱いで世界へ発信することも可能です。

 現実問題としてボランティアをするには、まず経済的に自立した自分があって初めて他人の支援活動が可能となります。経済的に自立していない立場で他人を支援する活動はとても困難です。生活が成り立っていない状態では活動するためのお金の問題がありますし、それよりも社会的に自立出来ない人が他人の役に立てるとは思えないからです。
 まず経済的に自立すること、そして社会で認められることがボランティア活動につながります。社会で認められた後、それ以上に影響力を与えるためには、自分の仕事で認め続けられる必要があります。
 そうしてようやく社会貢献活動に向かうことが出来るのです。それは経済的にも精神的にも自立した自分がいて他人の役に立てるとも言えます。

 藤原さんは芸能界で成功して、兼ねてから考えていた行動を起こそうとしました。阪神淡路大震災がボランティアを意識した最初のきっかけだとすれば、第二弾はニューヨークのワールドトレードセンターへのテロ攻撃です。第二の家族と呼べる方達が住んでいるニューヨークに向かい、跡形もなくなったグランドゼロに立った時、アメリカ国民から報復の対象となっているアフガニスタンを意識したようです。
 起こしたテロ行為は非難されるものですが、アフガニスタンに住んでいるテロと関係のない子どもや女性達の生活はどうなっているのだろうかと思うと、居ても立ってもいられなくなったそうです。早速、アフガニスタンの状況を日本に伝えるための企画を立ててテレビ局などに提案したのですが、女優がアフガニスタンに行く企画は危険すぎるため採用されませんでした。

 それでも事務所の説得とアフガニスタンに精通している団体の理解を得て、アフガニスタンに行くことが現実のものになったのです。アフガニスタンへ行く目的は、戦争に関係のないアフガニスタンの人達を励ますこと、現状を自分の言葉で伝えることにより平和を訴えることだと推測出来ますが、目的を達成するには自分の生命を危険に晒すことに他なりませんから命を掛けた決断をした訳です。
 アフガニスタンで見たものは現実と思われないものでした。機体が真っ二つに折れた飛行機が横たわっているカブールの国際飛行場。少し道を逸れると地雷が埋まっている場所になっている危険な

(カンボジアの写真パネルを後に)
道路。地雷を踏んで足を失くした子ども。地雷に触れて手の指を失くした子ども。両親を目の前で殺害されたショックで眼球が裏返ってしまい視力を失くした子ども。

 それでも明日を見つめる子ども達がいたのです。地雷の埋まっている危険な道を往復3時間も掛けて通学している子ども。折れた飛行機を直すための技術者になりたいと目を輝かせる子ども。足を失くした人達に義足を作って歩けるようにしてあげたいと願っている子ども。日本は平和な国だと言いながら、アフガニスタンが好きだからこの国に残ると未来を見つめている子ども。人の希望から国の希望が見えるようです。
 大切なことは自分が出来る範囲で行動を起こすこと。自分が今までの行動から脱皮すれば少なくても周囲に変化を起こすことが出来ます。少しの揺らぎが振動を起こしてやがて確実な変化につながります。
 変化は期待するものではなく自分から作り出すことにより起こすことが出来ます。
 世界を舞台に活躍している藤原さんと接すると大きな気持ちになれます。 
6月10日(土) 「決断の年」
【昼間】
 昼間は告別式に参列、その後、お世話になっている方と懇談。普段から何かと助言をもらっているところですが、本日も親身になったアドバイスをいだきました。

【決断の年】
 今年決断の年を迎えているのが友人のTさんです。彼とはもう20年以上のつきあいをしていますが、今回、心から祝福すべき決断をしています。5年ほど前から、仕事をしながら、そして時には単身赴任をしながら土地家屋調査士の資格勉強を行っていたのですが、諦めることなく勉強を継続し、平成17年の試験に合格したのです。単身赴任はどうしても生活が不規則になりますが、強い意思で夜間に勉強を続けていました。

 大阪市内にある資格試験予備校にも土日を利用して通学するなど、実力を養成していました。仕事をしながら、休日である土日に学校に通うことは容易なことではありません。かつて私も3年間、資格試験勉強のため毎週土曜と日曜に大阪市内の学校に通った時期がありますが体力的にも精神的にも、そして時間を確保するのも本当に大変でした。一回休講すると継続性のあるものだと次の授業が分からなくなりますし、単発の講義であれば二度と聴くことが出来なくなりますから補習が困難なのです。
 今ではDVDやインターネットを活用した勉強方法がありますが、デジタル世代に育っていない人間にとっては、知識を頭に入れるのは生講義に優るものはありません。何よりもテキストだけでは感じ取れない行間の意味が分かるのも生講義です。またDVDのように再生出来ませんから真剣勝負となります。それだけに集中力と継続する力が必要なのでやり遂げるだけでも大変なことなのです。

 さてTさんは念願の土地家屋調査士の資格を習得したのですが、この資格をどう活用するのか悩んでいました。それはこの資格は独立系の資格でもあり、現在の会社業務で活かすことが難しいからです。何よりも、独立して自分の人生を歩きたいと思う気持ちがあり、安定した生活と決別する決断を下したのです。
 決断に至る苦悩は想像出来るものではありません。果たして独立して生活出来るのだろうか。仕事はあるのだろうか。資格と実務は違いますから一人でやっていけるのだろうか。限りなく発生する不安に朝まで眠れない日々もあり、長考した末に独立する意思を固めたのです。時に44歳の決断です。

 安定と不安感を比較すると誰でも安定を志向してしまいます。ただやっかいなことに、本当にやりたいことは安定の先ではなく不安感の向こう側にあるのです。不安感という壁を乗り越えないと人生の果実は得られないものなのです。目指すべき果実を獲得するのは更に先のことになりますが、少なくとも最初の一歩を踏み出したことで、それに近づくことが出来ます。
 まだまだあります。現在ある大学の通信教育過程で学んでいる学生でもあり、夏休みには東京までスクーリングに通っているのです。学ぶ意欲と姿勢は見習うべきことが一杯です。高い志と強い意思があれば、思ったことは何でもチャレンジ出来ることを示してくれるものです。しっかりと人生のゴールを見据えると困難も突破出来ます。

 ただ不安感に打ち勝った末の決断ですが、決して不安定なだけではありません。44歳ですから、仮に会社生活を過ごすにしても定年の60歳まで後16年です。最近は終身雇用制が崩れていますから、職位によっては55歳までに会社の本体から離れることを余儀なくされる場合もある訳です。そうすると就職した会社でいられるのは後11年と言うことになります。
 何かにチャレンジするのに遅すぎることはありませんが、55歳の出発よりも44歳で出発する方が気力も体力もありますし、やりたいことが出来る時間をたっぷり取ることが出来ます。何よりも開業する土地家屋調査士に定年はありませんから、生涯現役でいられるのですから、もしかすると安定に向かっているのかも知れません。世の中に絶対的な安定はありませんから、困難な決断を下した人の方が苦しくても充実した人生を過ごせるのではないでしょうか。

 時には逃げ出したいことも弱音を吐きたいこともありますが、身近なところで大きな勇気に接していると再び立ち向かう勇気が湧き出てきます。人間とは不思議なもので、やる気のある人と接しているとやる気になりますし、人の心の火を消すような人と接していると意気消沈するものです。短い人生ですから、挫けながらでも燃えるような心を持って生きたいものです。
6月 9日(金) 「会合」
【依頼事項】
 今年秋に開催を計画している和歌の浦アート・キューブでの書道と経石展に関して、千人を超える県内外からの来場者を見込んでいるため、十分なおもてなしをするために県公館を活用させていただけないか、県にお願いに伺いました。開催月日と主旨を話したところ、県に来てくれるお客さんへ心のこもった対応をする場所として公館を利用してくれるのであれば貸し出しも可能と理解を示していただきました。
 和歌山市での文化活動を成功させると同時に、訪れてくれた皆さんに和歌浦の良さを味わってもらうために県公館を利用出来ることで、素晴らしいおもてなしを提供することが出来ます。素晴らしい設備を貸し出してくれることになれば、後は主催者側の気持ちで歓迎するだけです。来週、主催者と県と一緒に再度調整に入ります。

【懇談】
 つい先日まで体調を崩して50日間入院していた方が、体が回復したので訪れてくれました。市役所で待ち合わせて商工会議所へ、後一人を交えて計3名で最近の状況に関して意見交換を行うことが出来ました。
 後1年後に迫った統一地方選に関しての情勢、和歌山巴里祭、紀州レンジャーカードなどについてお話しさせていただきました。報告を聞いてもらって一言「熱心に活動している様子が良く分かる」と励ましの言葉を頂戴しました。どのような段階に進んでも支援体制を取ることを話してくれました。
 来月、7月に入ると一度後援会で集って懇談する機会を設ける予定です。

【打ち合わせ】
 来春は統一地方選ですから、全国的に地方選挙が挙行される都市が多くなります。本日、政令市となって堺市からお客さんが来てくれました。理由は堺市で新人を擁立するので、何でも良いから経験談を聞きたいというものでした。新しい人が登場してくれるのは歓迎すべきことですから、私もわずか1回の経験ですから大して参考になるものはないですが、喜んで話をさせてもらいました。
 既に後援会の体制が敷かれていて万全の準備をしていました。後は政策ビラ作成とホームページを設けることを話させていただきました。動きがあることが大切です。

【ホームページ】
 ホームページを読んでくれているとご意見をいただきました。人づてに聞いて私のホームページを見てくれているそうです。嬉しいことに「活動の様子から和歌山市の様子が分かるし、まじめに取り組んでいることが伺い知れるので愛読しています」とのご意見でした。日々の活動更新に注目していただけるのは有難いことです。

【会合】
 夜は52名が出席した会合に出席させていただきました。組織の歴代役員の皆さんが一同に介する機会でしたので、様々な角度からの意見やアドバイスをいただきました。私からは市議会での活動に関して報告させていただきました。
 さて、噂になっているとされる県議会への転戦に関して、皆さん方から貴重な意見をたくさん頂戴出来ました。
「一期やって続けて次に行くのは喜ばしいことです。支援体制が心配ですが、思い切って挑戦したらどうでしょうか」
「行く気があれば勢いをつけて行くのが良いのではないでしょうか。チャレンジする姿勢を忘れないでいてくれて安心しました」
「市と県では支持層が違うと思いますから、決定した後は転戦することを伝える必要があります。結構時間がかかるのではないですか」
「舞台を変えるのは賛成。全県下の活性化が必要ですから、是非挑戦して下さい」
 先輩方からのご意見は大変貴重なものです。十分に検討して結論を出します。ありがとうございます。
6月 8日(木) 「PHP」
【会合】
 和歌山市出身で現在大阪心斎橋に事務所を構える経営者の方、そしてその方と交友のある皆さんと懇談する貴重な機会を持ちました。全て経営者の皆さん達でしたから、懇談の中で学べることがたくさんありました。従業員の立場から独立して経営者の立場になると見える風景は異なります。人一人雇用して会社を運営するのは大変な労力が伴います。雇用した人の人生を背負う訳ですから、しっかりした経営で大袈裟に言うと未来永劫、会社を存続させる義務があるのです。
 会社を存続させるのと同時に更に重要な課題は従業員を育成し、次の経営者に育て上げることが大切なことです。

 ところが人を雇用すると様々な問題が惹起します。お金の問題、雇用条件の問題、仕事の質の問題など、雇用した当初は考えられない問題が発生することがあります。従業員にとっては会社の収益が上がらなくても給与を貰うのは当然だとの思いがありますから、長く従業員でいさせるとトラブルが発生することがあります。従業員から責任のある立場に引き上げることで課題は解決しますが、それまでの過程は大変です。
 会社は民法上では法人格を要していますが、実務面でも会社は人と同じような存在になります。すると対人間関係と同様の問題が発生するのです。社会でやっかいな最大の問題は人間関係です。経営者にとってお金で解決出来ることなら未だましだそうですから、人間関係の苦労はどれだけ大変なことかうかがい知ることが出来ます。

 それにしても、このような交流の機会を持ってくれたことは嬉しいことです。市長選や県議会の問題で苦慮しているのではないかと思ってくれて、本日の機会を創出してくれました。「何事があっても、生きている限りあなたを守りますから」と本当に有難い言葉を頂戴しました。それ程思ってくれていることに感謝すると同時に、地域を良くする活動が恩返しになることだと思う次第です。
 本日の会合は感謝以外の言葉が見当たりません。人生に恵まれているとしか言いようがありません。仕事でも議員活動においても、最も大切なことは人間関係です。利害があっては信頼関係を構築出来ないと思われますが、実は仕事を通じてでも信頼関係を構築することが出来ます。それは仕事でパートナーを組んでいる間は誰でも親密になりますが、仕事を離れても交友を図ることが、後々の信頼関係を更に強化することにつながります。良い仕事とは金銭的な関係だけではなく、後々まで続く人間関係を構築することです。それは人生の大切な財産になります。
 例え時代がどれだけ進歩しても、仕事でも教育でも社会貢献活動でも、基本は人間関係と信頼関係にあり続けると信じています。そして生涯に亘って継続する人間関係があることは至福の喜びです。
 
【PHP】
 PHP研究所の方と懇談する機会を得ました。PHPの社会貢献活動に関しては今さら記載する必要はありませんが、松下幸之助翁が創立した精神を今尚、引き継いでいます。PHPは何を売っているのか、それは学ぶ時間を売っているのです。商品が学びという企業は類を見ないのではないでしょうか。
 本日お会いした目的は改めて記すことにしますが、意見交換した時間は貴重な時間となりました。PHPでは政策提言するとこが真の目的ですが、それを支える活動が出版活動です。社会を変えるためには言動の力が必要です。少しでもその一端を担えたら、これ以上の幸せはありません。
 市議会やNPOの活動を通じて蓄積した知識や経験を、自分一人のものにしないで後に続く人達のために社会に広く還元することが大切です。形のないものを形にして共有することは経験を積んだ人の責任だと認識しています。経験を引き継ぐことが人類を進歩させると言っても過言ではないと認識しています。
 本日のような機会は、望んでもそうそうあるものではありません。この機会を活かして発言する機会を増したいものです。

【マラソン談義】
 和歌山市で毎年開催されている和歌浦ベイマラソン・ウィズ・ジャズは、30都道府県からランナーを集めているイベントです。平均すると毎年1,000人も参加者が増加するイベントはそうそうありません。和歌山市で定着したマラソンイベントを、大切に育てる必要があります。
 ただひとつ残念なことはフルマラソン競技がないことです。フルマラソンを実施する難しさは理解していますが、やろうと思えば出来ることもまた理解しています。

 2007年の東京マラソンは、7時間も東京都内でコースとなる道路を通行止めにして実施する予定です。都内では批判もあると聞いていますが、批判があっても開催するとの決断は素晴らしいものです。この東京マラソンのコースは、新宿を出発して都内の名所を廻った後、幕張がゴールとなります。スタートからゴールまで往復するコースではなく、ワンウェイコースとなっています。
 マラソンランナーにとって走るコースは、参加するための大きな要因となっています。往復よりもワンウェイの方が景観を楽しめますから人気があります。奈良県でも歴史を巡るマラソンコースは人気を博しています。

 和歌山市のマラソンは、和歌山マリーナシティを出発して和歌浦の海辺を走る人気のコースです。比較的平坦な海辺を走るコースは日本では和歌浦のこのコース以外にないそうです。和歌浦ベイマラソン・ウィズ・ジャズに参加したランナーと話をしたところ、走っていても気持ちが良いコースで一度走ると翌年も走りたいと思うと言います。
 海沿いを走るだけでも魅力的ですが、フルマラソンにすると和歌山城もコースに入ることになり、海とお城を走れるマラソンは世界的にもないので、絶対に人は集り成功すると話してくれました。
 海とお城を含んだマラソンは、それだけでランナーを惹きつける魅力がありそうです。検討する余地があるかも知れません。
 本日懇談した方の中に、マラソンを初めスポーツ専門家で大阪国際大学、びわこ成蹊スポーツ大学で教壇に立っている植田真司氏もいました。和歌山市でフルマラソンを実施する気持ちがあれば協力をしてくれることになりました。
 さてマラソンを走る秘訣を教えてもらいました。最初は一日5分走ること。これを一ヶ月続けると10分走れ、三ヶ月継続すると10kmは簡単に走れるようになります。走る速度は苦しまないようにゆっくりと、継続することで自然に走れる時間は長くなりますし、速度は上がります。無理をすると苦しいので継続することは出来ませんから、決して無理をしないことです。
6月 7日(水) 「たくさんの懇談」
【懇談】
 朝一番で懇談、慌しい日になる予感がしました。今後の議員としての方向性に関してアドバイスをいただきました。当面しかも早急に結論を出すべき事項は、平成18年7月30日に予定されている県議会補欠選挙をどうするか、同日の和歌山市長選をどうするか、来春の統一地方選をどうするのかの三点です。
 色々と雑音が入っていることを大変気にかけてくれ、包み込むように励ましてくれました。感激、感動と言った言葉では表現出来ないような感情が溢れ熱くなりました。

 これから更にプレッシャーが掛けられるけれども、市議会に挑戦した4年前も同じような苦しい思いをしたことを思い出して乗り切って欲しいと励まされました。 自分の思いを貫き通したら良いのであって、心無い批判や中傷は取るに足らないことなので、自分の道を惑わされないようにして下さい、そして困ったことがあると何でも相談してくれたら良いと、何よりも有難い言葉です。
 前にある道は自分で選択したら良いもので、批判に惑わされないように。
 県議会を目指すのは良いことだから何も振り返る必要はなく全力を尽くしたら良い。
 チャレンジする気持ちを忘れたら駄目だから、市長選の動向に関わらずに県議会は当然目指すべきではないか。
 批判勢力はどこにでもいるし、どの道を選択しても出現するものだから、それで左右される程馬鹿げたことはない。
 堂々と挑戦することを訴えたら良い。
 心に芯を通してくれるような言葉の数々です。私にとっては闇を照らす照明のように一本の筋が見通せることにつながります。心底、行く末を心配してくれている人が存在していることに感謝すると共に、改めて自分一人の身でないことを実感させてくれるものでした。

【懇談2】
 引き続いて予定していた方の来訪がありました。以前から色々な噂の度に、私の決断を確認して心配してくれています。県議会について、補欠選挙について、市長選について現状の意見交換を行いました。結論として、判断した選択肢は正しいものだからその結果を支持するとの意見です。正式に結論を出すまでは大変だけれども、暫くたったら一緒に食事をしながら話しましょうとお誘いをいただきました。

【安全対策】
 小学校生徒の安全対策に乗り出そうとしている育成会があります。現在のところ安全確保のため通学路のポイント箇所に育成会の方が立っていないようですが、安全部会で検討されています。今後は学校と自治体と連携を保ちながら安全対策を提言する予定です。ただこれから開始する活動のため用具も揃っていません。例えば街角にたってくれる育成会の方用だと分かる目印となる帽子、黄色のジャンパーなど、生徒の安全確保のための警報ブザーや警笛なども配布されていない状況です。以前、教育民生委員会で小学校生徒の安全対策として警報ブザーを各小学校に配布して持ち周っていると回答があったように記憶していますが、学校現場ではそうなっていないようです。
 生徒の安全対策のための道具の状況と、育成会の方達用の帽子やジャンバーは各学校ではどのように揃えているのかを市教育委員会で確認して、小学校の安全対策を前進させていきます。

【環境月間】
 6月は環境月間です。環境月間の取り組みを確認し、福祉関連施設に植樹を行う計画を立てました。個人レベルでの環境への取り組みは地球環境保全につながることだから、思う以上に大切であることを共通認識としました。

【ライオンズクラブ】
 ライオンズクラブの例会に出席しました。本日から次年度の執行体制での進行となりました。いつでも新体制になると新鮮な気持ちになります。社会に貢献する活動を考えることで、気分転換が出来た会合となりました。

【会合後の懇談】
「いよいよ県議会ですかと、噂になっていますよ」と、ある方から声を掛けていただきました。早く県議会も入れ替えないと駄目だから、補欠選挙で行って欲しい位だと意見を頂戴しました。期待していただきありがとうございます。
 また別の方からは「早く次の統一地方選の意思表示して欲しいと思っていたところです。噂になっているような結論が出たら応援するので、早く知らせて欲しい。色々な会合で後押しをするから」と話してくれました。本当に出会う人から励ましの意見を受けているのは有難いことです。暖かい人に囲まれ、本当に恵まれていることを痛感しています。

【会合】
 ライオンズクラブの新会員候補の方が例会場近くに来てくれたため、4人で会合を持ちました。加入申込書を提出してくれたので、理事会で承認された後7月から新会員として活動してくれることになりました。
 また、ある方が計画を進めていた新サービスを付加したマンションが7月初旬に竣工することが決定したため、竣工式の案内をいただきました。早く体制を組んで役割を与えて欲しいと意見をいただきました。

【懇談3】
 その後も予定していた懇談を実施。市長選に関しての怪文書が送られてきたことに憤慨していました。「このような中傷ビラを送ってくるような陣営があることは腹立たしい限りで絶対に応援しない。そして名簿を出していないのに何故郵送されてくるのかも疑問。名簿も流用されているのではないか」と疑問を呈してくれました。
「このようなレベルの選挙前哨戦をしているような地域から脱出しないとレベルが低いまま。あなたは清く正しくまっすぐに、今までどおりにいて下さい」と強く要望を受けました。郵送されてきた怪文書の内容、気持ち悪いですね。
 そして、いよいよ中傷が始まった市長選に巻き込まれないか心配してくれています。現状を把握した上で、今後の方向に関して意見交換を行いました。
「周囲の方々があなたのことを心配している。状況がどうでも自分の道を歩いて欲しいから、意思を確認したかった」とした上で「市長選の結果はどうあれ来春はあなたを応援するから。そして他人ではない自分の道を切り拓いてくれることを期待しています。それは市長選では相対している陣営の人達からもあなたを心配している声があるし、私に対してもあなたをつぶさないように見守ってあげて、と意見があるのですよ。こんなのは初めてのことですし、相手陣営から変な事態に巻き込まれないように思われている人はあなた位ですよ」と励ましていただきました。
 この話も朝の懇談と同様、心に響くものでした。ここ最近、多くの方と懇談させてもらっていますが、過大な評価をしていただいていることは感謝以外の言葉はありません。ありがとうございます。
 噂話とは以外と聞こえてくるもので、話の内容によって暖かい心の人は判るものです。

【夏休みに向けて】
 ライオンズクラブで募集する夏休みの課題である、小学校5年生と6年生を対象とした平和ポスター作品提出に関して、市立宮前小学校を訪問し依頼しました。早速5年生と6年生の担任の先生に依頼してくれました。
 小学校の帰りには、元PTA役員を訪ねて依頼した旨の報告を行いました。

【旋律の風に抱かれて】

(旋律の風に抱かれてコンサート
会場にて。ヴァイオリン奏者の
古久保有亜さんと)
 気分一新。夜は市民会館大ホールで「旋律の風に抱かれて」コンサートにお邪魔しました。本日のコンサートのバイオリンは古久保有亜さん。ピアノは碇里佐さん。ダンスは岩下佳代さん。高野稔子さん達です。
 知り合いのバイオリンの古久保有亜さんは東京在住ですが、本日は和歌山市にやって来てくれました。1996年に渡英、英国王立音楽院音楽学士過に入学、音楽院ディプロマパフォーマンス科を卒業しています。2002年に帰国後、東京を中心にオーケストラで演奏活動を行うなど活躍しています。
 コンサートは、テーマにあったように今まで観たことがない創作ダンスと音楽の共演でした。バイオリンとピアノそしてダンスの共演は、現実を表しながらも幻想的な世界に導いてくれるものでした。

 バイオリンの導は心を開放してくれるものでした。激しく穏やかに、そして優しい音色の音楽は、心を癒してくれることに気づくコンサートでもありました。 このスタイルのコンサートは東京で上演されているもので、和歌山市で観られたことは素敵な経験となりました。今後観たくても観られないようなステージでした。
 コンサート後、疲れた様子も見せないで古久保さんと話が出来ました。ご両親やお姉さん達も素晴らしい方達で、心の安らぎが音楽に表れているような気がしました。平成18年12月には、再び和歌山市に戻ってコンサートを行ってくれます。これからの活躍を心からお祈りしています。
 芸術家の皆さんに一瞬の異空間に導いてもらえました。
6月 6日(火) 「本日は外ばかりでした」
【観光医療打ち合わせ】
 観光和歌山に関しての打ち合わせを実施。観光都市和歌山市を目指すためには、既存の観光資源に加えて健康サービスを付加する方向性はブレがありませんが、何を持ってくるかが課題です。和歌浦に付加すべきなのは健康と美容、アンチエイジングなどのソフトが適していると考えます。都会の一室で美容サービスを受けるのと、和歌浦の海の景色を見ながら、或いは窓からの潮風を受けながら美容サービスを受けるのとでは効果は違うのではないでしょうか。

 美容施術と内面を開放することによる美しさを保つ健康・美容サービスを和歌浦で提供することが新産業となり得ると考えます。美容サービスを受けた翌日は、心の癒しを求めて移動先を熊野へつなげます。熊野では既に企画出来ている健康ウォーキングを楽しんでもらって、心身とも健康に保ちます。内面も蘇ってもらってから皆さんに生活地に戻ってもらいます。

 観光立県和歌山で受けられる観光医療サービスの行程を示すと、各地から和歌山市和歌浦に来てもらい、初日は和歌浦では健康と美容サービスを受けていただき和歌山市内でステイしてもらいます。二日目は和歌山市から熊野へ移動してもらい、熊野の健康ウォーキングを体験していただきます。健康ウォーキングの終点は熊野本宮大社に向かい、足湯で一息ついてもらいます。そして二日目は熊野でステイ、温泉で心身ともくつろいでもらいます。三日目は熊野から各地に戻ってもらう行程です。

 関西空港やJR鉄道の駅と和歌山市、和歌浦を結び、そこから観光事業者による観光と健康サービスを付加した交通により熊野を結びつけます。既に熊野には、熊野で健康ラボと癒し処からす屋を中心とした観光医療の拠点施設が誕生しています。出発地と和歌浦、熊野を結ぶ交通体系は構築出来る体制がありますから、残るのは和歌山市内と和歌浦での交流、拠点施設の設置と健康、美容のサービスインだけです。
 本日は、和歌浦の拠点と検討している場所の所有者に提言するまでの打ち合わせとしました。

【打ち合わせ】
 市議会のホームページ改善に関する打ち合わせを実施。これは和歌山市議会のホームページにアクセスしても市議会議員の名簿も顔写真も掲載されていないので、一体誰が市議会議員をやっているのか判らないとの意見があったため改善するものです。以前から提案していましたが、改善される見通しがついてきました。
 参考までに和歌山県議会のホームページは、県議会議員の氏名と顔写真、そしてホームページを持っている議員のホームページにリンクされていますから、県議会議員について経歴や活動内容は簡単に判ります。最低限、この程度まで持っていって欲しいと意見があるのです。

【昼食での懇談】
 和歌山県立美術館内にあるアルテで昼食をとりながら懇談を行いました。懇談内容は来年の統一地方選ら関するものと和歌山県の将来の姿についてです。県議会の定数問題に代表されるように、比較的保守的な雰囲気があります。他都市が変わっている、または変わろうとしている状況にあるのに、和歌山市が依然と同じでだと差は開くばかりですから、兎に角、政界の改善が必要だとの認識の下、和歌山県全体として取り組みが必要であるとしました。
 他地域の県議会議員の候補者となり得る方を含めて、来春以降を目指した取り組みに関する懇談となりました。

【熊野の森】
 大手公共事業者と会合を実施。和歌山県を活性化させるためには、企業間そして企業と行政機関の協力体制構築が不可欠です。本日は、紀ノ國戦隊紀州レンジャーの取り組みを紹介し、協働した取り組みについて意見を交わしました。紀州レンジャーカードを活用することで、カード売上の一部は「世界遺産の森林(もり)を守ろう基金」へ寄付され、和歌山県の森林を保全するための活動に充てられますから、環境保全に熱心な企業にとっては企業イメージ向上などの利点があります。
 イオンは和歌山県内に企業の森を所有していますし、本日お伺いした企業も和歌山県内で企業の森を所有しています。お互いに環境保全意識が高いのが共通点で、環境保全意識の高い企業は、社会的イメージも社会的評価も高いのが特徴です。熊野の森林を守る紀州レンジャーカードが地域に果たす役割を理解してくれ、今後の新たな展開が楽しみです。

【スポーツ拠点づくり】
 総合型地域スポーツクラブの整備を進めたいと活動しているところですが、本日はクラブの拠点整備のために活動している方と、和歌山スポーツアカデミーを開校する計画を持っている方と一緒に意見交換して大きな枠組みの可能性を模索しました。お互いに交流出来るばかりか、協働することで利点が増すことも分かりました。
 さらに発展させると、日本体育協会の講義も受けることが出来る体制や施設の可能性もありそうな気がしてきました。和歌山県には日本体育協会が認定する学校もありませんし、本格的なスポーツドクターやアスレティックトレーナーを養成する機関もありません。国体で長期に亘り低迷している原因はここにもあるような気がします。
 幼少期は基礎体力作りとスポーツを楽しむことを目的にしたスポーツ振興を取り入れ、小学校高学年になってから専門分野に進むことが好ましいかも知れません。まだルールも分からない、しかも当該競技をしたことのない小さい子どもに、例えばボールを触らせて上手い下手を基準にクラス分けをすると、レベルの低いクラスに分けられた子どもはその競技に適正がないと思い込み、スポーツから離れることに為りかねません。このような事態を防止することが、スポーツを楽しむ人口と競技人口を増やすために必要です。
 子どもから大人までスポーツを楽しめる環境と設備づくり、指導者の養成が必要なことは共通した認識ですから、後は関係者の協力体制を整えるだけです。現状では、和歌山スポーツアカデミーは、平成19年4月に日高川町内に開校する予定で進んでいます。野球グラウンド、宿舎などが用意されています。
 関係者の交流から新しい構想の進展が期待出来ます。

【打ち合わせ】
 市内の事業所において、この付近で空き巣が多いため対処策について打ち合わせ。事業所の性質上、お客さんに来てもらうことが大切なのに、中には購入目的外の人が混じっていることが問題です。最初から誰か実行犯になるのか判らないので排除が出来ません。ただ防止のための対策を講じることで一致しました。防犯の性質上、対策について記載することは出来ませんが試してみることにしました。

【通夜式】
 お世話になった先輩の父親が亡くなり、有田市まで通夜式に出掛けました。和歌山市から片道約1時間、和歌山市の現状について話し合いながら車を進めました。ここで人間ドッグは受診した方が良いことを認識しました。

【打ち合わせ】
 頑張って食品店を経営している元同僚と懇談。楽しいアイデアを持って店舗作りを進めています。本日は、和歌山を活性化させるプロジェクト、紀ノ國戦隊紀州レンジャーを紹介し協働の可能性を模索しました。

【その他】
 和歌山巴里祭に関する打ち合わせ。慰問活動に関する打ち合わせ。マンション建設に関する日照権について協議。プレハブ建設について打ち合わせ、などを行いました。
6月 5日(月) 「週明けの活動」
【打ち合わせ】
 最近の事件に関して意見交換を実施。和歌山市でも詐欺行為や不審者情報が寄せられています。詐欺行為には、早急に書面や契約書にサインをさせようとする行為が見られます。長考されると、誰から相談されたり冷静に考えられるためサインには至らないことが考えられます。直ぐに結論を出させようとする行為には気をつけることです。
 また事件に巻き込まれる恐れがある場合は、表面化していなくても直ぐに警察に駆け込むことです。考えられない事件が何気なく発生している時代ですから、何か起きてからでは遅いので躊躇しないで署の扉を叩きましょう。
 関係者との話の中で分かったことは、不審に思えることがあれば、不審な行動が周囲にあれば、迷わずに警察に話をしておくことが身を守ることだということです。

【ライオンズ打ち合わせ】
 所属するライオンズクラブの平成18年度予算案を、現会計責任者と共に見直し作業を行いました。概ね予算書が出来ましたので、来週のライオンズクラブ理事会で図ることにしています。

【打ち合わせ】
 熊野本宮のからす屋に関しての意見交換と今後に期待してくれている話を伺いました。またデジタルデータからプリントする効率的な方法について教えていただきました。ただデジタル時代になっても、仕事の基本は信頼出来る人間関係にあることは共通認識となりました。

【イベント打ち合わせ】
 秋に開催予定の書道展に関して、県への協力をお願いしました。展示会の企画は未だまとまっていませんが、書道から和歌山市の文化までを含めた情報発信の機会になるようにする予定です。公の部分が多くなれば県の協力も得られそうです。

【会合】
 現在店舗を改修中の経営者達と懇談しました。改装店舗前の道路標識の取り付け位置を変更したため、店舗前が開けて見通しが良くなりました。完成後のイメージパースを拝見したところ、ショールーム的要素が増し地域の皆さんが交流出来る場所に変身しています。
 単に商品を陳列しておくだけではなく、展示品を使って調理体験や飲食、手芸教室など、集った仲間で活用してもらえるようなスペースに仕上がる予定です。そして広報にも力を入れていて、看板広告やカード会社との連携、和歌山市の情報発信を行うことなど、地域と新店舗活性化のための意見交換を行いました。
 物を売るだけの店舗から、地域の皆さんがここで交流でき、商品以外の情報も発信する機能を持たせた店舗にする構想です。店舗改装と機能充実の両方の改善と新施策を進めています。お手伝い出来る部分がありますので機能充実の提案を行いました。

【懇談】
 昼間はいつもお世話になっている方と懇談を実施。最近の動向を気にして声を掛けてくれていたもので、少し遅い昼食を取りました。話題は、熊野本宮でのからす屋事業について、和歌山市長選挙の動向について、来春の統一地方選についてなどです。全ての考えにおいて理解と支持をいただきました。
 これからの新しい動きに期待してくれていることに感謝しています。

【夏休み】
 少し気が早いのですが小学校高学年の生徒の夏休みの課題として、例年実施している「平和ポスターコンクール」の案内を、和歌山市立宮小学校と城北小学校を訪問、説明を行いました。この二校は毎年、コンクールに協力してくれている学校で、今年も生徒に呼びかけて参加協力をしてくれることになりました。
 
【打ち合わせ】
 和歌山巴里祭、からす屋の運営、紀ノ國戦隊紀州レンジャーなどに関する打ち合わせを行いました。紀州レンジャー名刺は、ウメレンジャーとミカンレンジャーのデザインシートが完売するなど好調です。また紀州レンジャーネクタイが登場しました。オンでもオフでも活用出来るネクタイです。クールビズに入りましたがネクタイもよろしくお願いします。
 もうひとつ話題、平成18年6月7日から近畿宝くじで紀州レンジャーのデザインも宝くじが発売されます。地域キャラクターが宝くじで採用されるのは珍しいことで、皆さんのご支援のお陰で活躍の幅が拡がっています。

【原稿】
 和歌山巴里祭の挨拶原稿を作成したので代表者宅に届けました。このパンフレットはコンサート当日に来場される皆さんに配布されるものです。皆さんの協力を得て今年の和歌山巴里祭を成功させたいと思っていますので、ご支援よろしくお願いいたします。

【懇談】
 何年もの間、朝と夕方、ある公立小学校通学路の踏み切り付近に立って子ども達の安全を見守っている自治会長がいます。元々安全確保のために見守ってくれていたのですが、最近の世相からか校区内でも不審者の目撃情報もあり、不審者から子ども達を守る任務も帯びています。雨の日でも寒くても冬の暗い朝でも、ボランティアで何年も子ども達の安全を見守り続けることは誰にでも出来るものではありません。やがて皆んなの知るところとなり、市から表彰されるのは当然のことです。先週末表彰を受けたので夜にお邪魔して子供の通学途上での安全確保に関する意見交換を行いました。
6月 4日(日) 「紀ノ國戦隊紀州レンジャーカード」
【案件】
 ある法的案件に関して、迅速な手続きが進展しています。人権を無視するかのような行為に対しては泣き寝入りや当事者間での話し合いに留めないで、法的手段を講じて解決を図る方法も時には必要です。そのような行為者に対しては、被害者に対する精神的、経済的償いと社会的制裁を受けてもらいたいものです。
 安心を脅かされることがどれだけ精神的に苦痛なのかを行為者には分かりませんから、自分を正当化し続ける姿勢に対しては、事件を表面化させることで非を認めてもらう他ありません。
 法的な手続きが進展している中、それでもまだ水面下で話をまとめようと、被害社宅に嫌がらせの訪問が続いていることに憤りを感じています。不安な日から脱して平穏な日々が来るように応援しています。

【書道展】
 平成18年秋に和歌浦にある和歌の浦アート・キューブで、今までの概念を打ち破るような書道展が開催される計画があります。構想段階なので現時点では公表出来ませんが、今から準備に取り掛かっています。

【紀ノ國戦隊紀州レンジャーカード】
 イオンクレジットサービス株式会社とNPO法人和歌山観光医療産業創造ネットワークが協働して紀ノ國戦隊紀州レンジャーをカードフェイスにデザインした「紀州レンジャーカード」が発行され会員を募集中です。
 個人的には、紀州レンジャーカードを所持することで、紀州レンジャーの活動趣旨に賛同いただいている企業や団体からの特典サービスが受けられます。
 和歌山県に生活している方にとっては、カード利用を通じて和歌山県の観光、物産の振興を推進することが出来ますし、カード売上の一部は「世界遺産の森林(もり)を守ろう基金」へ寄付され、和歌山県の森林を保全するための活動に充てられることになり、私達の消費生活が森林保全活動につながるのです。

 詳細は次の通りです。
年会費。無料(カード盗難保障も無料でついています)
カードデザイン・デザイナーの馬場淳夫氏が手がけており、財布に入れたくなる縁起の良いものをデザインコンセプトとし、七福神に変身した紀州レンジャーを歓迎している場面になっています。
特典。
紀州レンジャー隊員証を2枚送付
紀州レンジャーが出動するイベントに参加すると、隊員証の裏面にスタンプを1個押印します。スタンプがたまると素敵な紀州レンジャーグッズと交換できます。
和歌山県内のクーポン雑誌「Lism」掲載の店舗にて「e-ポン」と同様の割引・サービス(支払・呈示)が受けられます。
カメラの西本」(支払・呈示) カラープリント2,000円以上、スタジオ撮影30,000円以上お買上げの方に、お好みの写真1枚を引き伸ばしてプレゼントします。
下記のホテルでのご優待
和歌山マリーナシティロイヤルパインズホテル(支払・呈示)
宿泊代が一般利用料金の10%割引 ・宴会の会場料が50%割引 ・婚礼料理の総額5%割引又は付帯商品5万円分進呈
紀州黒潮温泉の入浴料。100円引
ポルトヨーロッパの入園料が50%割引
ホテルアバローム紀の国(支払・呈示)
ホテル内レストランで飲食代が10%割引・宿泊代が一般利用料金の20%割引・バンケットのご優待。会議20%割引、宴会2時間無料・ウエディングのご優待。披露宴代50,000円引、新郎新婦は当日宿泊無料、記念品贈呈
和歌山東急イン(支払・呈示)
ホテル内レストランでファーストドリンク1杯サービス・宿泊代が一般利用料金の10%割引
紀州鉄道ホテルチェーン(支払)
軽井沢ホテル山中プリンスホテル大阪梅田ホテル名古屋栄ホテルの宿泊代が一般利用料金から10%割引
マリンツアー(主催:中紀バス旅行)の旅行代金が3%割引(呈示)
その他。和歌山の情報をご利用明細書に同封してお届けします。
イオンクレジット共通特典
素敵な商品と交換ができる「ときめきポイント」をご利用金額に応じて付与します。
ETC専用カードを無料で発行(ETCゲート保険を自動付帯)します。
カードで購入した商品を購入日から180日間、最大50万円まで補償するショッピングセーフティ保険が自動付帯です。
 以上のようなものです。募集開始したところ好評をいただいています。
6月 3日(土) 「生ゴミ処理」
【家庭用生ごみ処理容器の購入費用補助】
 6月は環境月間です。新築計画のある方から環境に貢献するため、生ゴミ処理容器を設置したいのですが、行政機関からの補助制度について問い合わせをいただきました。
 和歌山市には補助制度があり丁度募集しているところですので、以下にお知らせします。

応募資格
 市内に住所を有し、かつ居住している方。購入した容器を適正に維持管理できる方。処理後できたものを自家処理または自らの責任で活用できる方。市税を完納している方(非課税の方も含みます)但し、過去5年間この補助金の交付を受けた方、およびその方と同世帯の方は応募できません。
申込方法 往復ハガキに次の1.〜5.を記載して平成18年6月30日(金)(消印有効)までに和歌山市役所一般廃棄物課リサイクル班あて応募してください。応募者多数の場合は抽選となります。お申し込みは、1世帯(同居の世帯は1世帯とします)につき1通です。必ず使用者の方がお申し込みください。名義を借りるなどの行為は禁止です。
1.郵便番号2.住所3.氏名(ふりがな)4.電話番号5.返信用に、御自分の住所、氏名、郵便番号を記入してください。
 抽選は平成18年7月7日です。当選者の方には、抽選結果と同時に補助金交付手続きの方法について詳しく通知されます。また、当選前の家庭用生ごみ処理容器の購入は当選無効になりますのでご注意下さい。

 補助対象となる機器の詳細は次の通りです。
補助対象容器→電気式および機械式生ごみ処理機。生ごみの堆肥化または減量化を目的に製造された機器です。しかし、電気式といってもチップ交換やごみの取り出し等のメンテナンスが必要となります。
(注)ディスポーザー方式、排水口接続方式は、対象になりません。
1世帯あたりの補助個数→1世帯(同居世帯は、1世帯とする)につき1台。
補助金額→本体購入価格(消費税を含む)の2分の1に相当する額(100円未満の端数は、切り捨てる)ただし、補助限度額まで。
補助限度額→18,000円
補助総個数→50台
購入先→和歌山市内に所在する店舗。

【マラソン】
 和歌山市でフルマラソンが出来ないものか打ち合わせを行いました。和歌山市で開催している和歌浦ベイマラソン・ウィズ・ジャズは平成18年で6回目を迎えるなど、マラソン大会の土壌が出来つつあります。このマラソンは和歌浦の風光明媚なコースを走るもので、参加ランナーは毎年増加していて、昨年は約9,000人を上回る方が参加した実績があります。
 この和歌浦のマラソンコースは、ハワイで行われているホノルルマラソンのような雰囲気があると両方に参加したランナーから伺っています。和歌浦にフルマラソンがないのはもったいないもので、海沿いのコース、さわやかな海の香り、自然と歴史の道を堪能出来るコースは日本でも屈指だと言ってくれます。
 来週に改めて、スポーツ生理学専門の方と懇談する機会を持つことになりました。和歌浦で世界レベルのマラソン大会を開催する、夢がある話です。

【ご意見】
 いつもホームページを見てくれているという方から連絡をいただきました。活動日記を拝見することで議員の取り組みが良く分かるので楽しみにしています。詳細に活動を紹介してくれていて、活動内容から、私達の代表としての役割を果たしてくれているので嬉しく思いますというものです。近いうちに、是非会って意見交換を行いたいと話してくれました。勇気づけられるご意見をいただきました。ありがとうございます。
6月 2日(金) 「マンション問題」
【マンション問題】
 和歌山市内で大規模マンション建設計画がありますが、地元との話し合いの中で折り合いがつかないのが問題になっています。事業者側は当然のことですが、建築許可を得ているなど手続き面、法律面では何の問題も発生していません。ところが地域で生活されている方にとって生活面での問題が置き去りにされています。

 自治会から事業者に対して地域の一員として共存するため何項目かの要望書を提出していますが、誠意ある回答がないのが現状です。問題を挙げるだけでも、日照権の問題、電波障害の問題、風圧の問題、深夜の静寂の問題、高層マンションが地元の家屋を見下ろすために発生するプライバシー権の問題、家庭用ごみの問題、駐車の問題などがあります。

 これらについて地元の要望を聞き届けて欲しいところですが、事業者にとっては不必要な経費をかけたくないのでハード面での対応はしてくれないようです。また完成後、事業者は引き上げますしマンション管理者も県外なので、何か問題が発生した場合の対応も困難な状況となっています。これらの問題を解決するために行政機関の力と知恵を借りています。話し合いは継続していますし、来週には法律家を交えて対応策を検討することにしています。

【総合型地域スポーツクラブ】
 市役所内で、所管箇所と民間の方を交えて総合型地域スポーツクラブに関する打ち合わせを実施。和歌山市での設置に向けた取り組みに関して、民間と行政関係者が集まって調整する良い機会となりました。
 総合型地域スポーツクラブとは、平成12年度に国が策定した「スポーツ振興基本計画」の中で謳われています。生涯スポーツ社会の実現に向けた地域におけるスポーツ環境整備のための重点施策として、10年間で全国の各市町村において少なくとも1つは総合型地域スポーツクラブを育成すると言う目標があります。

 この計画を進めていのるは日本体育協会で、これまでの取り組みとしては平成9年度からスポーツ少年団を中心としたクラブ育成モデル地区事業、平成14年度からスポーツ振興くじ助成によるクラブ創設支援事業とクラブ活動支援事業などがあります。また、国のスポーツクラブ育成計画に基づくクラブ育成のためモデル事業で培ったノウハウを活かし、地域住民の主体的な総合型クラブ創設に向けた取り組みを支援しています。

 ところで総合型地域スポーツクラブとは、多世代(ジュニアと成人、ジュニアと中・高年齢者、青年と中・高年齢者など)、多志向、多種目(2種目以上のスポーツ活動)により活動するクラブのことを指します。年齢や性別に関係なく、いつでも、どこでも、だれでも、いつまでも、スポーツに親しめるために、総合型地域スポーツクラブの育成と定着が必要なのです。
 ところが和歌山市では計画の進捗状況は良くありません。そこで現在ある諸団体の方と協力し合って地域としてスポーツ振興につなげられないかを協議しました。現在の問題点と描くべき姿を話し合い活動の方向性は確認出来ました。今後は民間の方の意識を同じ方向に持ち、実現するために活動することで和歌山市に総合型地域スポーツクラブを設置することが出来るかも知れません。早速、関係する民間事業者と行政機関に話をしたところ賛同する方も出てきました。

 さて総合型地域スポーツクラブの利点は何なのでしょうか。いくつか挙げられますが、代表的なものとして次のようなものがあります。
多目種。自分のやりたい種目を選択し楽しめること。
多世代。子どもから高齢者まで生涯を通じてスポーツを楽しめること。
多様性。初心者から競技者までレベルに応じた楽しみがあること。
一貫指導。子どもから高齢者まで継続した指導を受けられること。
拠点施設。地域のスポーツ施設を有効に活用出来ること。
地域コミュニティ。地域内における人間関係を構築出来ること。
 以上のような利点があります。和歌山市に総合型地域スポーツクラブを設置出来るよう今後も取り組みます。

【懇親会】
 夜は懇親会に参加、ゆっくりと懇談する時間を持ちました。来年の統一地方選について、将来の構想について、意見交換をすることが出来ました。
6月 1日(木) 「指定管理者制度」
【指定管理者施設】
 和歌山市内にある県営紀三井寺公園は、平成18年4月から民間の「はまゆうグループ」が指定管理者となっています。この公園施設は、陸上競技場と野球場、庭球場、相撲場、登はん場と会議室などを有していて、はまゆうグループではこれらの施設を管理、運営しています。県外郭団体が管理していた時と異なり自主事業を仕掛ける姿勢を持っているなど、管理者が変わると運営スタイルも変わります。

 所長と懇談する中で、力をいれるのは自主事業と地域の皆さんとのコミュニケーションであることが理解出来ました。自主事業により利用者の満足度向上と収益を上げようと考えていますし、地域の皆さんと共存するため交流する企画も検討しています。本日は交流のお手伝いをするための企画を打ち合わせしました。
 今秋には実現させるよう準備を進めて行きます。

【写真展】
 和歌山市のギャラリー白石で、和歌山を代表する写真家の写真展が開催されています。
 今年のテーマは自由で、各写真家の個性豊かな作品を拝見しました。街中の見慣れた風景も写真の切り口によって違った光景に見えますから不思議です。

【懇談】
 いつも可愛がってもらっている大先輩が東京から帰ってきて直ぐに連絡をいただき、隙間の時間で懇談出来ました。幾つかのテーマで懇談しました。今年の和歌山巴里祭について、海草・向陽同窓会総会について、統一地方選についてなどです。特に来年の統一地方選に関しては方向性を気にして心配してくれていました。
 どんな結論であっても自主性を重んじてくれていて、懇談の後は優しい笑顔で応援してくれました。この駆け引きのない心からの笑顔にどれだけ助けられることでしょうか。心の優しい神様のような、そして子どものような心を持たれた方です。
 実は色々心配してくれて毎日のように電話もいただいています。本当に嬉しいことで感謝しています。

【研修会】
 団塊の世代の方が社会の第一線から地域社会に舞台を移そうとしています。これらの方を対象に生き甲斐や地域社会での活動について研修会を実施している団体があります。本日は、これらの方を対象とした数々の研修会メニューを紹介していただきました。定例開催している研修会もありますし、地域や団体から要望があれば、講師と調整出来れば集会所などに出前研修会にも来てくれます。
 折角、研修会制度を紹介してもらったのですから、有効に活用していきます。

【打ち合わせ】
 子ども夏がやって来ました。この時期になると、福崎空中広場での「わくわく広場」の季節が近くなってきたことを感じます。このイベントは首都圏と関西圏の子ども達が交流する機会を創出しているもので、毎年、自閉症やひきこもりの子ども達を関西に招待して東西の交流を図っているものです。
 今年の開催は平成18年8月5日と6日の二日間と決定しました。イベント内容はこれから詳細を詰めることにしていますが、首都圏の子ども達に和歌山県が誇るキャラクターの紀ノ國戦隊紀州レンジャーに会ってもらって元気になる企画がひとつです。
 また恒例のアースオーブンを活用したピザ焼きや料理教室なども行います。そして脳科学者の茂木健一郎さんに記念講演をしてもらう予定で進めています。
 盛りだくさんの企画を持って暑い夏に突入です。

【課題への対応】
 所管箇所と協議をしていた二つの課題について打ち合わせを行いました。
 問題提起していた事例は次の項目です。
@ 5月7日の日曜日、和歌山市では市が主導している一斉清掃が行われました。地域の方達は清掃活動に参加したのですが、地域社会にある企業からは誰も清掃活動に参加していない地域がありました。地域で存在する企業なのに地域に無関心なのは問題があり、市が音頭を取っている限りは企業に対しても地域美化活動に協力してもらえるよう事前に働きかけて欲しいと要望についてです。
来年に向けて、市から自治会に発信する一斉清掃案内文に「地域にある企業の皆さんも一斉清掃に参加していただくよう協力をお願いします」という主旨の文面を挿入し、支所などを通じて協力を呼びかける対応を取ることになりました。地域と企業は共生していく必要があります。市役所はその仲介をしてくれる存在でもあります。
A 外国から約300名の労働者を受けている体制を敷いている企業がありますが、居住が予定されている地域に対して説明はないばかりか、地域の中での外国人との共生問題や防犯対策に関しての方針も示されていないようです。一斉に外国人が地域社会で暮らす事態になることを和歌山市は知っているのか、知っているなら犯罪防止対策など講じようとしているのか、その対象地域の方は不安が増していると意見をいただきました。
 せめて外国人の方を迎え入れるのであれば行政機関から企業に対して、外国人と暮らした経験が少ない地域の方々に説明を行うよう指導するなど、地域の不安を解消するための方策を講じて欲しいとの提言です。
外国人の人権問題にも関係する事柄なので、何も起きていない段階で対称を特定した対策は難しいのが現実です。そこで全般的問題として、市報わかやま6月号で周知を行いました。内容は次のようなものです。
「〜外国人の不法滞在・不法就労をなくしましょう〜
 法務省では、我が国の不法滞在者は22万人(H18.1.1現在)と推定しており、警察では治安に影響を及ぼす大量の不法滞在者を平成20年までに半減させるため関係機関と連携しながら、不法滞在外国人や不法滞在外国人に不法就労を斡旋するブローカー、不法滞在か外国人を雇用する悪質な事業主の取締りを強化しています。
 不法就労者を雇った場合は、不法就労助長罪(3年以下の懲役または300万円以下の罰金)により処罰されます。
 外国人を雇用する場合は、旅券、就労資格証明書等で在留資格と在留期間を確認してください」
 市から皆さんに対してタイムリーに呼びかけをしていただきました。また依頼者に対して報告を行いました。

【法律相談】
 夜は法律相談を実施。裁判所が絡んだ問題に関して最終の結論を確認しました。一応の決着を見ることになりますが、法的な解決が図れてもまだまだ精神的な問題は残ります。これからもケアが必要です。

【その他】
 地域における大規模マンション建設について打ち合わせを行いました。自治会とマンション会社の間で、地域での共生に関して話し合いがつかないので意見があります。来週、当該自治会の方々を交えて、法的問題も交えて話し合いをすることにしています。

 来年の統一地方選に関しての意見をいただきました。
議員定数問題など見苦しい圧倒的与党多数の議会に見切りをつけたいので、頑張って欲しいと励ましていただきました。
また、励ます会を持ちたいので6月中に調整すると申し出てくれた方もいます。是非、来て欲しいこと、そしていつでも事務所に立ち寄って下さいと意見をいただきました。ありがとうございます。
オーストラリアから帰ってきた方が6月5日まで日本に滞在しています。少しの滞在ですが、統一地方選に関して情報を得た様子で連絡をいただきました。早く行った方が良いと意見をいただきました。

 皆さんからたくさんの意見をいただけることは幸せなことです。ありがとうございます。

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