5月31日(水) 「総合型地域スポーツクラブ」
【総合型地域スポーツクラブ】
 総合型地域スポーツクラブに関する打ち合わせを実施。総合型地域スポーツクラブとは、子どもも大人も高齢者も、気軽にスポーツを楽しめるためのしくみを地域で構築する計画のことです。生涯にわたってスポーツを楽しめる環境を作ることで、健康で元気な人生を過ごそうとするものです。そのために年齢や体力に関わらず、また競技選手を目指さない人でもスポーツを楽しめる環境を地域に設置するように全国的に拠点作りを進めています。

 もっと簡単に話すと、競技選手を目指す人やジュニア教室は地域にクラブがありますが、日頃はスポーツに親しんでいない大人がスポーツを楽しめるクラブや教室がないのです。仮にクラブがあったとしても、競技選手の育成が第一にしているため健康づくりを目的とした大人の居場所がないのが現状なのです。健康で生きるためには生涯スポーツに親しめる環境が周囲に必要です。理想は中学校区に一箇所、スポーツを楽しめる環境があることです。スポーツを楽しめる場所とスポーツのメニューを取り揃えることが、総合型地域スポーツクラブ構想です。ここで組み入れるスポーツのメニューとは、器械運動や水中ウォーキング、ダンス運動を始め、空手やフットサル、ソフトバレー、テニス、卓球などの競技も含まれます。つまり競技の未経験者でも気軽に参加出来る環境を作っていく取り組みです。

 全国的に設置に向けた取り組みが進められていますが、和歌山市には未だ設置されていません。和歌山県内で設置済みなのは、田辺市の「会津スポーツクラブ」、紀美野町の「野上スポーツクラブ」、橋本市の「
げんき倶楽部はしもと」の三箇所だけです。日本体育協会では設置を進めていますが、和歌山市では中々進展していません。
 話し合いの中で、設置出来ない幾つかの問題点が浮かび上がってきました。推進体制の問題、体質の問題などがありますが、問題を突き破る活動が必要です。体制や体質の問題ですから根っ子は深いものがあり、例えば和歌山県が国体で下位に低迷しているのは、これらが原因かも知れません。
 問題点が見つけられた後は、現状打破するための行動があるだけです。週末に和歌山市の所管箇所と話し合うことにしました。

【和歌山スポーツアカデミー】
 総合型地域スポーツクラブに絡めて、平成19年4つき開校予定の和歌山スポーツアカデミーに関しても関連があることが判りました。日高川町の廃校とグラウンドを利用してこのアカデミーを設立する計画ですが、野球科目に加えて他のスポーツを開講することで総合型地域スポーツクラブとして認定出来る可能性もあるようです。
 更に平成19年度から日本体育協会の指導者の資格制度が変更されることもあり、和歌山スポーツアカデミーのグラウンドや宿舎が活用出来るかも知れないのです。この点に関しては来週、関係者と会合を持つことにしました。

【打ち合わせ】
 観光立県和歌山の取り組みに関しての意見交換を行いました。和歌浦に関しても熊野古道で行ったのと同じように、ストレス度や免疫の変化を計って効果測定を行うことで癒しの裏づけを取ることが必要ですから、検体と実施方法について確認しました。

【打ち合わせ2】
 大手コンサルタント会社と懇談、引き続いて別のコンサルテント会社とも懇談しました。
 協議項目はいくつかありましたが、例えば入札に関して三重県では談合を防止するしくみを取っているようです。聞いてみると防止策は極めて簡単で、公開公募制度を採用するだけで良いのです。公共工事を公開して公募すると、100社程度が入札に参加してくる上、誰が応募しているのか判らないため談合を防止出来ているそうです。このしくみのようにトップのやる気しだいで談合が防止出来るのです。他にもありますが、入札に参加している当事者から確認出来た事項です。

【日台野球】
 夏休みに予定していた日本と台湾の大学による親善野球ですが、日程の都合が折り合わなかったため延期となりました。折角お互いの交流がかれる絶好の機会と捉え計画を進めてきただけに残念な結果となりました。
 ただ野球を通じて和歌山県のある地域と台湾との交流は続いているため、楽しみは次回に取っておけたと考えることにします。

【風力発電】
 和歌山市内の個人宅で風力発電を設置している方が話題になっています。本日も所用があり訪問したのですが、このお宅では風力発電だけではなく、太陽光、太陽熱、雨水の活用など、エネルギーの自給自足を達成しているのです。総費用は約450万円を要していますが、環境保全設備に投資することで低金利の時代に経済的にも効果があると言います。それは電気代や水道代が安くなるため、定期預金にしておくよりもエネルギー購入コストと自然エネルギーが生み出すエネルギーの差額の方が金利よりも大きいからです。
 初期投資に高額の資金を要しますが、差額で設備投資資金を回収出来ますし、何よりも地球環境に役立っていることが、社会で役立っていることを実感するそうです。本日も風力設備が風で勢いよく回っていました。投資した設備が活躍してくれている姿を見るのが楽しみでもある幸せな毎日を過ごしています。
 エネルギーを自給自足させる設備を設置することで、経済性、環境性、社会貢献、幸せを成立させています。

【福祉打ち合わせ】
 市役所内で福祉施策に関して打ち合わせを行いました。福祉施策は理想がありますが、実態が伴わない場合もあり現実は本当に難しいものです。それでも事業の停滞は許されず利用者の利益を最大にするための取り組みをする必要があり、制度運営上困ることがあるのです。今日の話し合いでは、社会的正義を貫くことが福祉制度を維持するために絶対必要なこととして私の意見を述べました。後は市役所の判断を待つことにします。

【ボーリング大会】
 夜は約50名の方とボーリング大会を開催しました。仕事の後でしたが、沢山の方が集ってくれての開催となりました。
 冒頭の挨拶では、皆さんに和歌山県が誇る世界文化遺産の熊野を楽しんでもらえるために「癒し処からす屋・熊野本宮」を昨日開店させたことを報告。また地域活性化施策としてイオンクレジットサービス株式会社初の地域カード紀ノ國戦隊紀州レンジャーイオンカードを発行していることも報告いたしました。
 どちらも皆さんの生活に関係している取り組みで、和歌山県に暮らす皆さんにとって利益のあるしかけを今後とも行っていくことを話させてもらいました。

【会合】
 さらに夜、後援会長宅で会合を行いました。和歌山市の幾つかの問題点を確認し合った後、来春の統一地方選に向けた取り組みに関しても確認を行いました。

【その他】
 ライオンズクラブの予算案に関する最終の打ち合わせを、理事会の前に実施することになりました。来週月曜日に会合を持ちます。
 今年7月に開催予定のコブクロファンフェスタに関するボランティア活動に関して参加者確定と日程調整を図りました。
 来春統一地方選に関する新しい動きについて連絡をいただきました。和歌山県議会も変われるのか、楽しみな動きです。
5月30日(火) 「からす屋」
 いよいよ田辺市本宮に「癒し処からす屋・熊野本宮」が誕生しました。場所は熊野本宮大社の鳥居前という絶好のところです。この施設は田辺市本宮行政局内に開設している「熊野で健康ラボ」と共に、熊野健康村構想の拠点施設となるものです。新組織「有限会社きのくにや本舗」です。NPO法人和歌山観光医療産業創造ネットワークが事業コーディネートを行いました。

 昨年来、開設準備を整えてきましたが、建物の竣工と関係者の調整が取れたため、本日5月30日、午前11時から開所式を執り行いました。

(開所した「癒し処からす屋・
熊野本宮」)
 式典では、最初に熊野本宮大社から神事を執り行い、引き続いて、主催者を代表して「癒し処からす屋・熊野本宮」の設立主体であるきのくにや本舗の鈴川社長と、からす屋の松本社長から挨拶がありました。来賓を代表して和歌山県北田審議官と熊野本宮大社の九鬼宮司から挨拶をいただきました。
 主催者挨拶では、熊野本宮の地元の皆さんの協力と暖かい出迎えがあったことから完成した感謝の念を伝え、地域の発展に貢献出来るよう情報発信と交流拠点になれるよう取り組む決意を述べました。

 来賓の皆さんからは、熊野健康村構想拠点施設して、観光客と地元の皆さんとの交流施設として活躍して欲しいこと。熊野は身体だけではなく心の癒しの場所として存在している地域であるため、観光に訪れた皆さんが足湯などを通じて癒しを感じ取って欲しいことなどの挨拶をいただきました。
 熊野本宮大社の鳥居前の位置で、大斎原への進入路となる場所に設立しているため、観光に来ていただいたお客さんの情報拠点、観光案内所、語り部との交流拠点、地元の飲食と熊野に関係した物販販売、そして足湯で疲れた身体を癒してもらえる施設になっています。「癒し処からす屋・熊野本宮」は1階と2階を合わせた延べ床面積89uで、入り口を入って直ぐのところに足湯を設置しています。足湯は6人が一度に楽しんでもらえる広さがあり、温水は循環式、温度は摂氏42度に設定しています。少し高い目の温度設定なので、熊野古道を歩き疲れた足を一気に解してくれる感触が感じられます。

(足湯施設の様子)
 また熊野古道を紹介したモニターを楽しんみながら休憩してもらえます。
「癒し処からす屋・熊野本宮」は基本的に年中無休、営業時間は8時から19時までとしています。2階の畳部屋は10名から15名程度の団体様用の食事場所として利用することにしています。


(癒し処からす屋・
熊野本宮の前で。)
 飲食メニューや物販には、炭うどんや炭ラーメン、熊野牛コロッケなどからす屋独自の商品も取り扱っています。足湯利用は一回200円、時間は無制限です。本日は開所式のため足湯利用を無料開放したところ、沢山の観光客と地元の皆さんに利用していただきました。一泊二日で訪れていた方から、明日の足湯と炭ラーメンの予約をいただくなど評判は上々でした。
 訪れてくれた方々の意見を取り入れてのメニューの見直しや取り扱い物販の拡大などを図りますが、熊野健康村拠点施設として本日から「癒し処からす屋・熊野本宮」は開店しました。地域の皆さんと観光客に利用してもらい、末長く熊野で活動出来るような取り組みが期待されています。
 営業時間の夜7時まで店を開いた後、後片付けをして明日に備え和歌山市に戻りました。
5月29日(月) 「風力発電」
【風力発電】
 個人宅で風力発電設備を設置し、電力会社と系統連携を行った方と同じく自宅の屋上に風力発電設備を設置している方と懇談を行いました。関西電力の供給管内において、個人で設置した風力発電設備を電力会社に系統したのは初めてのケースです。和歌山市内でそれが実現したことは、市の環境保全意識が高いことの証明でもあり好ましいものです。風力発電と言うと大型のプロペラを廻して工場や地域の電力を賄うようなイメージがありますが、小型風力発電設備では自宅の電力需要の一部を賄う規模のものです。小さくてコストも安価ですから、環境保全意識が高い方なら設置することが可能になっています。
 系統に連携しないで自宅用で風力発電設備を設置するだけでも良いのですが、系統連携することにより小型風力発電設備が社会のために役立っていることを実感出来るだけでも遣り甲斐があると言ってくれています。

 また風力発電設備設置コストの回収は難しいのではないかとの問いに対して、預金を低金利のまま放置しておくよりも太陽光発電や風力発電に投資して、環境保全につなげることや電気代の節約、そして省エネコスト意識醸成などの観点からも効果があると言っています。経済よりも地球環境と言われることがありますが、実践している人は少ないのではないでしょうか。本日の懇談の中からは、個人の経済性よりも環境保全と地球に貢献している実感を優先させていることが伺えます。懇談の中から、まだまだ活動の輪が拡がりそうです。エネルギー自給住宅とも言える家屋からのメッセージがあります。
 
【熊野健康村構想】
 熊野健康村構想に関して打ち合わせを行いました。和歌山県を挙げて自然治癒力を高める力がある熊野という地域資源を活かした取り組みを実施していますが、北海道から沖縄までの観光支援を行っている方が、地元の観光資源を活かすために協力したい旨の話があり打ち合わせを行いました。
 観光案内、外国人観光客と外国語による案内、地域振興などがキーワードとした活動を展開出来ないか検討しました。

【癒しの拠点】
 熊野地域は癒しの拠点としてハードもソフトも設備されつつありますが、和歌山市においての拠点づくりはそれと比較して遅れています。そこで和歌山市内においても癒しの拠点を形成するため、観光施設のオーナー、全国で癒し系機器のコンサルを行っている経営者の方に福岡から和歌山市に来ていただいて、適正な設備と運営面について打ち合わせを行いました。
 和歌山市でも各種の癒し系の店舗が増加していますが、和歌山市を拠点として和歌山県内を結ぶ取り組み、そして和歌山市内での健康サービス産業の取り組みに発展させる取り組みまでは至っていないのが現状です。将来の方向性までも描いた健康サービス産業に発展させる取り組みを行うことが和歌山市のためになることを自覚しての打ち合わせ結果を導きました。

 和歌山県、和歌山市で取り組む新健康サービス産業は、流行性のものではなく持続可能なものにする必要があります。自然の中で体験する健康サービスは都会のビルの中で体験するものとは効果が違う筈です。優れた自然装置の存在する和歌山での健康サービス施策を新産業に発展させるための活動を開始させています。
 観光事業者と輸送サービス事業者、医療関係者、行政機関、そして地域コーディネートできる組織が協働することで健康サービス産業の将来像が描けています。
 
【防災打ち合わせ】
 防災対策に関しての打ち合わせを行いました。防災時に私達が冷静な行動を行うためには、防災施策に取り組んでいる行政機関から迅速で適切な情報を発信してもらう必要があります。かつては警報装置などが主でしたが、現在ではコミュニティラジオ、携帯電話でのワンセグなど、活用出来るものが増加していることに注目したいものです。
 情報は一元化して発信は様々なツールで行うことが地域の防災対策つながります。技術の進展と共に防災施策も変化すべきですが対応が遅れていることが気掛かりです。民間の技術と知恵と協働して欲しいものです。

【まちづくり勉強会】
 夜は同僚議員とまちづくり勉強会を行いました。幼稚園、小中・高等学校などが集積している和歌山市砂山地域を文教地区にして地域計画を構築する取り組みを紹介してもらいました。この地域での取り組みを、地域再生計画として提案していると報告を受けました。
自治会で提案している事例は珍しいのではないでしょうか。都市計画は誰が描くのかとの問いに対して、建築家が基本デザインをするのではないだろうかと一応の結論を出しました。
5月28日(日) 「からだにいいこと博覧会2006」
 大阪マーチャンダイズ・マート(OMM)で「からだにいいこと博覧会2006」が開催され、和歌山県から熊野健康村で出展したため、県、和歌山健康センターと一緒に和歌山県の広報活動を行ってきました。熊野健康村構想とは、世界遺産熊野への癒しの旅と健康ウォークにより、熊野古道や温泉、食などの自然の力を取り入れ、訪れた皆さんに自然治癒力を高めてもらうことを目的にしています。これらの検証と実行主体として熊野古道には田辺市本宮行政局内に「熊野で健康ラボ」が設立されています。熊野で健康ラボでは、熊野をフィールドとした健康づくりに有益な調査研究を継続的に実施しています。熊野健康プログラムには、滞在プログラムの企画と
(「からだにいいこと博覧会2006」
会場にて。)
実施。企業や各種団体との健康ツアーの共同企画と実施。熊野健康ウォークの開催。団体、旅行会社と連携したツアーの企画と実施などを行っています。

 既に毎月第三日曜日と月曜日に熊野古道ウォーキングと健康ラボ企画ウォーキングを企画、実行しています。企画ウォーキングは、あじさいお花見ウォークや秋の薬草探訪、秋の収穫祭ウォーク、紅葉ウォーク、冬のミニ大峯奥駆ウォーク、どんぐりウォーク&餅つきなどウォークと体験を加味したウォーキングとなっています。
 そしてこれらのウォークの基礎となっているのが、熊野古道の癒しの効果を検証した実績にあります。(@からBは「熊野で健康ウォーキング」パンフレットから引用)

@ 体に優しい環境。しみや皮膚がんに影響するといわれる紫外線ですが、熊野古道の発心門付近の測定値は和歌山市内の公園の日向と比較すると約50分の1です。更に語り部と一緒に歩くことでウォーキング時の心拍数は安全な範囲で推移し、心肺機能への過度な負担もありませんでした。
A ストレス軽減、免疫力アップ。ストレスホルモンの一種、コルチゾールの変化を熊野古道ウォークの前後に測定した結果、平均値で約30%低下、平地公園での同じ検査では有意な変化はありませんでした。和歌山市からの参加者の免疫物質(lgA)は、熊野本宮に到着した時点で増加し、熊野古道ウォーク後も高い水準で維持されていました。
B 気分も爽快、熊野で健康ウォーキング。感情プロフィール検査(POMS)という心理テストの結果では、うつや怒りの気持ちが減少し、活動性が増加するなどの影響が確認されています。心身再生の地、熊野では健康づくりの専門スタッフがサポートする「熊野で健康ウォーキング」などで安心した楽しいプランを行っています。

 会場の反応から、大阪でも熊野古道の知名度は高いものがあると感じました。熊野古道を歩いたことがあると話してくれた人の印象は良くて、熊野健康村構想に関して説明すると再び訪れたいと好意的でした。また未だ訪れたことがない人にとって熊野はいつか訪れたい地となっていて、そのイメージは神秘、秘境、自然、守るべきものなどがありました。
「熊野には自然治癒力を高めるちからがある。」健康に関する博覧会で広く認識してもらえました。
 熊野健康村構想では熊野において健康ラボ設立とウォークの企画と実行に引き続いて、まだまだ次の段階に進む企画があります。和歌山県には熊野があります。これからの熊野の存在にも期待が高まります。
5月27日(土) 「教育民生委員会三日目」
【広島市視察】
 広島市にある広島平和記念公園を訪れました。日本人なら忘れたいけれども誰もが知っておくべき月日があります。昭和20(1945)年8月6日、午前8時15分。世界で初めて原子力爆弾が広島市に投下された日です。平成8年に世界文化遺産に登録された原爆ドームがあります。丁度このドームの約600メートル上空で原子力爆弾が爆発して爆心地から2キロメートルが焼き尽くされました。原爆ドームは今も当時の悲惨さを訪れた人に語ってくれています。
 さて広島平和記念資料館に入りました。ここで展示された展示物や解説から知ったことが幾つかあります。
 日本に原子力爆弾が投下されたのは何故か。アメリカは戦争を終結させるために、日本本土上陸やソ連への対日参戦の要請、天皇制存続の保証、原子力爆弾の使用という選択肢がありました。その選択肢の中から、原子力爆弾を使用すると戦後、ソ連の影響力を抑えられることなどから爆弾の使用を決定したものです。

(原爆ドームにて)

 それでは何故広島市に投下したのか。アメリカは投下目標を原子力爆弾の効果を正確に測定出来るよう直径4.8キロメートル以上の市街地を持つ都市の中から投下目標を選定、広島、小倉、新潟、長崎のいずれかに投下命令を下したのです。広島市が選ばれたのは、目標都市の中で連合軍の捕虜収容所がないと思われていたためでした。
 展示物を観ると背中に寒いものが走りました。若くして亡くなった皆さんの無念さ、ケロイドや発病の人達の苦しさなど、戦後に誕生した私達は想像出来るものではありません。
余りにも自由を謳歌している私達は、平和のために尽くしてくれた先人達の想いを受け継がなくてはなりません。戦争の傷跡も、日本から戦争体験者が少なくなっていることから、徐々に忘れ去られようとしています。しかしこの資料館を訪れることにより、戦争は二度と起こしてはならないことを強く感じることが出来ます。戦争の記憶がなくなる頃に、再び過ちを起こしてはならないのです。
 一度はこの地を訪れて、戦争の悲惨さを感じ取ることが日本人であることの義務のような気がします。平和へのメッセージを発信し続けている都市広島市の存在感は、政令市であること以上に強いものを感じます。それは日本人と同じくらい外国からの訪問者を見かけたことから分かります。外国からの訪問者は、外国語案内を耳に熱心に展示物を見入っていましたし、強い眼差しがありました。
 大切なものは健康と平和だと同僚議員と確認しましたが、この二つを維持することが人にとって最も大切です。

【ウェイクボード大会】

(ウェイクボード和歌山大会に
登場した紀州レンジャー)
 和歌山市紀ノ川河川敷の公園せせらぎ公園でウェイクボードの全国大会が開催されました。この和歌山市での大会を皮切りに全国をサーキットで周ります。大会関係者は今週初めから会場設営など大変なご苦労をされていました。
 さてウェイクボード協会が理念に掲げている競技を通じた青少年の健全育成に共鳴して、紀ノ國戦隊紀州レンジャーも出動しました。ウメレンジャーとクジレンジャーが会場に登場し賑わいを演出しました。紀州レンジャーの踊りに合わせて踊る参加者達の光景も見られましたし、表彰式ではプレゼンターを務めました。
 全国から集ったウェイクボーダー達に、和歌山の紀州レンジャー
を強く印象付けることが出来ました。紀州レンジャー、お疲れ様でした。
5月26日(金) 「教育民生委員会二日目」
 教育民生委員会二日目は広島市と広島光明学園総合施設を訪問しました。
 広島市では幼稚園と保育園を一体化した総合施設モデル事業の導入を平成17年7月から国の指定を受けた保育園「広島光明学園保育所」に委託しています。
 モデル事業は、3歳から5歳までの児童を対象とした教育と保育サービスの提供と、地域の親子交流の場の提供と子育て家庭への相談と支援を行っています。委託期間は平成18年4月1日から9月30日までとなっている点が課題で、平成18年10月以降の事業委託に関して体制が整っていないのです。

(広島光明学園総合施設にて。)
モデル事業を展開していますが、本格的に就園奨励補助金を継続して交付するのか中止するのか決定していない不安定な状態で、施設経営者や児童保護者が不安に感じているようです。施設運営を継続するためには補助金継続が必須ですから、広島市では国と協議しながらモデル事業のあり方を継続して検討していくこととしています。

 また広島市役所での説明を受けた後、広島光明学園を訪問させていたただきました。園長先生自らが説明と案内を行ってくれました。この施設の収容人員は保育園部370名、幼稚園部50名となっています。教育方針は「本物をやろう(Lets work searching for the truth)」として幼児期から本物を体験させることを目標にしています。その背景には、国際化、情報化、少子高齢化、技術革新の時代を生き抜く優れた知性と創造力と困難に立ち向かう勇気と強い体を作ることが不可欠だとする考えがあるからです。
 そして他人に優しく「ありがとうございます」「ごめんなさい」と素直に言える感謝の気持ちを持った子どもを育てることを方針にしています。学園では毎日、国連旗、国旗、園旗を掲揚し、世界の中の日本、日本の中の学園を意識させ国際感覚を養っています。


(運動会練習中の子どもたち。)
 授業では、裸マラソン、体操、乾布摩擦などを取り入れ、心身の健康づくりを行っています。過去、風邪引きが流行した時も、この学園では風邪引きの児童が少なかったようです。学園の上層階には高齢者福祉施設を併設していることから、児童と高齢者が自然に交流する機会が誕生していることも特徴です。
 他にも特徴的なところでは、クラブ活動を充実させている点があります。英会話、中国語、茶道、サッカー、そろばん、習字、ソフトボール、詩吟などの授業やクラブがあります。英語と中国語はアメリカからと中国の方に指導してもらっていますが、それ以外はク
ラブ活動で地域との連携と言う観点から、地域の高齢者の方に先生になってもらって指導してもらっています。高齢者の方にとって児童に自分の身につけた技術を伝えることは生き甲斐になっていますし、児童にとっても高齢者との交流は貴重な、世代を超えて知識を受け継ぐ体験になっています。地域の中に存在する社会福祉法人が運営する学園としての意味もあり上手く連携出来ている好事例となっています。

 また国際化の時代、英語が話せるか話せないかで生き方が大きく異なってきます。このことから学園では児童に英語に親しめるように20年前から授業に取り入れています。私が見聞したところで英語教育に熱心なところは国語力強化にも取り組んでいますから、語学に熱心な教育機関では国語学力の向上にもつながっているようです。
5月25日(木) 「教育民生委員会」
 和歌山市教育民生委員会が開催、本日から岡山市と広島市の視察です。岡山市では、岡山市における不登校児童生徒への対策について、広島市では市立幼稚園と保育園一体化モデル事業についての研修を行ないます。
 岡山市では「生きる力をはぐくむ生徒指導」子ども達が愛されていると実感できる家庭・学校・地域社会の実現を目指した取り組みを行なっていることから、不登校児童が減少傾向にあります。重点目標は、支援を必要としている子ども達と家庭への具体的支援の促進と子ども達の居場所づくり、そして不登校への支援体制の強化を図ることとして、各校とも不登校児童を1名減少させる数値目標を掲げています。
 また長期欠席と不登校へ対応に当たっては5つの視点を持っています。

(岡山市立岡山後楽館中学校と
高等学校にて。)
 将来の社会的自立に向けた支援。連携ネットワークによる支援。将来の社会的自立のための学校教育の意義と役割を認識させる、働きかけることや関わりを持つことの重要性を知らせる。保護者の役割と家庭への支援を行うこと、の5つで、不登校を生まない体制を確立させようとしています。
 学校で大切な視点として、心の居場所と絆づくりの場であること、安心して通える学校であること、学校と社会のつながりを強めた開かれた学校であること、学ぶ意欲を育む指導を行なうこと、学級活動、児童会、生徒会活動、学校行事など特別活動を充実させることに重点を置いています。
 仮に不登校児童が発生した場合、不登校の要因ごとに教育委員会がサポートチームを組んで対応しています。

@不登校対応チーム。適応指導教室に在籍または家庭にひきこもりがちな児童への支援。
A家庭問題対応チーム。被虐待、非行型長期欠席や不登校児童への支援。
B軽度発達障害対応チーム。軽度発達障害に起因する不登校傾向児童への支援。


(自由な服装での英語授業の様子)
 これらのチームは学校と家庭、保護者、医療機関などと連携して問題解決に向けた対応を行っています。
 連携に当たっては「情報連携から行動連携へ」「くれない族からの脱却」「アンテナは高く敷居は低く」「連携のコーディネート機能とコーディネーターの養成」「目標の明確化と指導計画の作成」「モニタリング機能とフィードバック機能」などを基にしていることが参考になります。
 これらの姿勢行動から岡山市は「教育市を自負している」と力強く言い切ってくれました。強い姿勢を持った行動から結果は生まれますから、不登校児童が減少しているのも頷けます。

 引き続いて、中高一貫教育を行なっている岡山市立岡山後楽館中学校高等学校を訪問しました。この中高一貫教育を行なっている市立学校は平成11年4月に誕生しています。学校の特長は次のようなものがあります。

・主体的な教科・科目選択による中高一貫教育
自主・自律を尊重して、自分で創る学校生活の基礎となる教育方針です。中等部では,苦手の克服や得意分野の伸長を目指し、基礎基本の習得や主体的・意欲的な学校生活を支援しています。具体的には、自分で選ぶ習熟度に応じた学習を第1学年から数学で、第2学年から英語で実施しています。高等部では、国際文化,情報科学,健康福祉,工業技術の4系列からなる教科・科目群から,生徒の興味や進路目標,就学条件等に応じて学習したい教科・科目を選び各学期とも自分で時間割を作って学習しています。

・国際理解教育、外国語学習の充実
 英語、中国語、ハングルの外国語指導助手を各国から招聘しています。中等部では,第1学年から日常会話の習得をめざした「英会話」を開設するとともに,選択教科で中国語とハングルを開設しています。

・ホームステイや海外修学旅行
 高等部では,アメリカ合衆国サンノゼ市の高等学校とホームステイでの交流、2年次に実施する修学旅行では中華人民共和国洛陽市コースと韓国ソウル特別市コースで現地友好提携校と交流しています。韓国ではホームステイも一部実施しています。

・自主・自律の精神に基づく教育
 自主、自律の精神を尊重し自分で創る学校生活が、岡山後楽館の大切にしている基本的な考え方です。中高一貫教育の最大のメリットであるゆとりを最大限に生かし,生徒がのびのびと主体的かつ意欲的に学校生活を送り、個性や創造性のより一層の伸長を図ることができるような学習環境としています。細かな規制を設けず「校則は社会のルールとマナー」「自由な服装」「授業の始業・終業を告げるチャイムなし」となっています。

・シティキャンパス
 岡山カルチャーゾーンの一角に立地という恵まれた環境を生かし、地域社会に開かれた学校として街全体を学びの場とするシティキャンパス構想による体験を重視した学習を行なっています。
 高等部の「世界史」古代メソポタミアの授業では、隣接する市立オリエント美術館に出かけ、展示物を生きた教材として学習を深めたり、書道ではデパートの催し物までも教科指導の場としています。中等部では,「総合的な学習の時間」を「シティキャンパス」として学校内外での自由研究を実施しています。
これらの特長を持った自由な学校になっています。学校内で出会った生徒達は礼儀正しく、ほぼ全員が「こんにちは」の挨拶をしてくれました。
5月24日(水) 「観光立県和歌山」
【観光立県和歌山】
 経済産業省に対して提案したサービス産業創出支援事業(観光・集客交流サービス分野)の「観光立県和歌山」が採択されました。この事業提案は、和歌浦と熊野古道を結んだ観光医療サービスを地域に提供していく計画となっています。平成18年度事業としての進め方に関して県と会合を行いました。
 熊野では熊野健康村構想が先発していますから、和歌浦振興をどのように絡ませて全県レベルの取り組みに仕上げるのかが課題ですし、全体像としては、全県横断的な取り組みにすること、教育機関との連携を図ること、産業としての魅力をつけることが大きなテーマです。
 熊野と和歌浦。山と海。内と外。精神面と外面を高めることを対とした取り組みを和歌山県として実施していくことを確認しました。和歌浦の環境では、心と体をきれいにする美容系、アンチエイジングの拠点とすることで価値を見出すことが可能です。いよいよスタートラインについた和歌山県の可能性を追求し、高める取り組みとなる観光立県和歌山の取り組みに期待して下さい。

【懇談】
 昼間、飲食関係者と懇談を実施。先の研修会の実施結果確認と今後の活動に関して意見交換を行いました。ただ寂しいことは、長年飲食事業に尽くされた協会の専務理事が平成18年6月末をもって退職することが決定したこと、事務局の女性1人も退職することになったことがあります。知っている方が所属する組織を去られることは本当に寂しいものです。改めて功績に感謝する機会を持つことにしています。

【取材】
 昼に時間が食い込んだのですが、約束していた取材を受けました。テーマは議員定数問題と議員報酬に関するものです。議員定数問題については、県議会の定数が上限に張り付いている都道府県は和歌山県だけになっていること、地域の区割りに疑問があることに関しての意見を求められたものです。併せて和歌山市議会の定数問題が議論されているとは聞こえてこないことに関して問いがありました。
 県全体の人口が減少している中、議員定数が見直しされていないのは疑問です。県の人口が減少していることから、県の代表である議員定数の見直しは必至です。県議会議員定数の削減と見直しを求める署名が一定数に達したため、県議会臨時議会が開催されることになりそうですが、是非署名した皆さんの意思を反映させた結論を出して欲しいと期待しています。

 また議員報酬に関しては、就労者の所得が減少していることから議員報酬額の見直しがされないことに疑問を感じるという質問です。
 報酬の考え方は人によって様々ですから正解はありません。しかし活動している議員にとっては少ないと感じている場合もありますし、多いと感じている議員もある筈です。ですから定量的な報酬を減額する代わりに、議員活動の使途を明確にさせた上で政務調査費を変動させたら良いのではないかと答えました。
 つまり議員としての活動をしたことに対して、政務調査費を支払いすれば良いのです。ここで議員としての活動の範囲をどこまで認めるのかが不透明になる恐れがあります。この点に関しては情報公開すれば解決します。活動に要した領収証を公開するようにすれば、不透明なものは排除出来るからです。
 議員活動と報酬は情報公開することにより透明感が増します。

 また和歌山市議会の定数に関しても皆さんから定数が多いと意見を聞いています。和歌山市の人口が減少しているのに定数が見直されないのはおかしいとする意見です。和歌山市の人口は37万人台に落ち込んでいますから、民意を反映させる議員定数も減少させるべきだと言うものです。
もうひとつは和歌山市が財政難なのは周知の事実なのに、市議会議員の報酬をカットしないで議案を審議しても、コスト低減を叫んでも迫力がないと言う意見があります。
個人的には和歌山市の人口は37万人ですから、議員定数も37人が妥当ではないかと答弁しています。ただ議会における意見の一致が必要なため、定数がどの数値で落ち着くのかは現時点では未定です。
 来春の統一地方選には新定数を定めることが民意であると指摘をいただきましたが、同感です。

【打ち合わせ】
 ある高校の同窓会に関するお手伝いを行いました。卒業後50周年を記念して全学年の同窓会を計画している方達がいます。住所を調べたり案内状を印刷、封入など大変な作業を伴っていますが、本日は発発送のための宛名書きなど最終工程となりました。同窓会が成功することをお祈りしています。

【献血活動】
 ライオンズクラブによる献血例会に出席しました。市内のスーパーイズミヤ前で買い物に来たお客さん達に献血を呼びかけました。当然私も400CCの献血を行いました。献血の途中、看護婦さんから医学界に関する意見交換を行い学習することが出来ました。

【打ち合わせ】
 今年もコブクロファンフェスタが和歌山市内で開催されます。月日は平成18年7月8日、場所はビッグホエールです。例年コブクロ渋滞が起きるほどの盛り上がりを見せています。地元大学生がこのイベントに絡んで、まちの活性化の一部分を担えないか、オフィスコブクロで企画を相談させてもらいました。
今年のファンフェスタをスタートと考え、来年のファンフェスタでフィナーレを迎えられる活動を1年間継続させることで何かが生まれるかも知れません。若い和歌山市内の大学生達の活動と感性に期待しています。オフィスコブクロには、考えに同調していだたいたので企画を進めています。

【相談について】
 虐待を受けた方に関して法律問題に関する打ち合わせを行いました。ある法律家の方が物心とも親身になって相談を受けてくれることになりました。明日面談することで調整しました。これで被害者の心理面でのサポート体制を確立、被害届けの提出、法律面で契約関係を整理する体制を整えること出来ました。
 今が踏ん張り時です。峠を越えるまでが苦しいのです。峠を越えると後は解決に向かいますから、勇気を出して頑張りましょう。

【日台野球】
 台湾のある大学野球部の学生と和歌山大学野球部による親善試合を実施する企画を検討しています。今年の夏休みを利用して和歌山市内で親善試合を行い、大学間や都市間の交流を深めようとする企画です。日程の絞込みは行えたので後は詳細を詰めています。

【ウェイクボード】
 ウェイクボード全国大会に関する最終の打ち合わせを行いました。この大会への参加と応援のため全国から和歌山市に集ってくれますから、絶好の機会として和歌山の良さを訴える予定です。大会をサポートするため、紀ノ国戦隊紀州レンジャーのショーや紀州レンジャーブースを設けて皆さんを歓迎します。開催は平成18年5月26日金曜日から28日日曜日までの三日間です。会場は紀ノ川と隣接する和歌山市せせらぎ公園内です。

【懇談会】
 夜は気の許せるメンバー達と懇談会を実施。あっという間に時間は経過していました。仕事は人によって決まること、リーダーの資質について、和歌山市長候補に期待することなどが話題になりました。いずれも共通することがあります。それは擦り寄ってくる人ではなくて、部下を含めて周囲から信頼されていることです。会社組織なら部下、市長なら利害関係のない市民の皆さんからの信頼を得られることです。
 仕事もまちづくりも、関わる人によって全く違う仕上がりとなりますから気をつけたいものです。

【その他】
 風力発電について、福祉問題について、生活道路の安全対策について、和歌山市との業務取引に関しての問題点について、医師免許について、介護保険の適用についてなどに関する取り組みを行いました。
5月23日(火) 「子守唄」
【懇談】
 朝から応援してくれている方々との懇談。いよいよ和歌山市長選の候補者が出揃うことになったこと、県議会の補欠選挙が同日で行われそうになっている状況があること、来春の統一地方選への対応も考える時期に来ていることなどについて意見交換を行いました。
 来春、市議会か県議会かどちらかの表明時期は後しばらく考えてからにすることの助言をいただきましたので、今月一杯は考えることにします。市長選に関しての状況は読めないとのことです。

【懇談】
 引き続いて応援してくれている方の訪問を受け懇談を実施。市長選に関しての見通しを話してくれました。また次回どの立場の候補者になるのかに関しては、前向きに進む方が良いと助言をいただきました。市長選に左右される必要はないとのことです。

【安全対策】
 生活道路の安全対策に関して2件の問い合わせを受けました。狭い道路でも自動車が通行している状況があるため見通しを良くする必要があり、改善方法について調整を行い、現場確認の必要がありますが、基本的に改善出来る状況となりました。早速現場調査を行うための条件を整えています。

【シャンソン】
 和歌山巴里祭の開催に伴いパンフレットの挨拶文作成の依頼を受けました。出来るだけ早く作成します。

【打ち合わせ】
 ある地域で静かに発生している問題に関して打ち合わせを実施。表面化してくると大きな案件のため地権者と関係者とで協議することにしました。

【最優先課題】
 虐待問題に関して、迅速にそして時間をかけて最優先に取り組んでいます。本日は関係箇所の皆さんに丁寧な応対をいただきました。内容は繊細なものですから触れませんが、被害を受けた方のこれからの人生をしっかりと応援しています。今から人生の再スタートです。負けないで頑張りましょう。
 明日は次の段階にアプローチします。また今回関わっている事例は調査する中で不審な事実がたくさん出てきました。考えられないような意外な事実があり、どう対処すべきか考えています。

【取材対応】
 和歌山県内の子守唄に関して取材を受けました。和歌山県には全国七大子守唄の一つ、根来の子守唄がありますが、これは地域の財産です。後世に引き継ぐべき子守唄ですが、新しい子守唄の歌詞を和歌山で募集し、曲をつけて全国に21世紀の子守唄として発信していく取り組みを考えています。時期は今秋を予定していますから、岩出市が11月2日と3日の両日で計画している全国子守唄フェスタや、平成19年2月20日と21日の両日、和歌市内で開催される予定のイベントなどと協調しながら、和歌山県から子守唄を発信させていけるように調整します。

 さて和歌山児童合唱団のレベルは高く、合唱で子守唄を取り入れています。過去の世界大会では必ずメダルを獲得しているばかりか、2000年にオーストリアで開催された合唱オリンピックの民謡音楽演奏では根来の子守唄を披露し、飛びぬけた評点を受けています。日本の民族性を評価されたものとして誇れるものです。
 かつて日本の合唱と言えば、モーツアルトやベートーベンなど洋楽以外のものを取り入れることはなかったそうですが、現在では民謡が合唱に取り入れられています。その中でも根来の子守唄は力強く、強いエネルギー感じるメロディとなっています。日本人が民族性を表現出来る音楽として子守唄を広めたいものです。

 何よりも、かつては子どもが生まれて初めて聴く音楽が母親から聴かされる子守唄だったのですが、最近では子守唄を聴かせるのは珍しいようです。子どもの情緒や感性に訴えるのが子守唄だと言う話を聞きます。子守唄を聴いて育った子どもは素直に成長しますが、そうでない子どもは、切れやすくなったり情緒不安定になるかも知れないと聞くことがあります。子どもに良い影響を与えるかもしれない子守唄、日本人の民族性を感じることが出来る子守唄、この子守唄を消えさせることなく引き継ぐことは私達の世代の責任です。
 そして子守唄を守るだけではなく、21世紀に生き残る明るい子守唄を創作し世に送り出したいと考えています。
 和歌山県から守るべき子守唄と新しい子守唄を全国に発信させる取り組みを開始しています。

【挨拶】
 本日も励ましのご意見をたくさんいただきました。本当にありがとうございます。いくつ紹介させていただきます。
「○○さん(市の幹部)と懇談した時にとても心配してくれていたよ。出来たら市議会に残って欲しいけれど、別の舞台に行くのであれば上手く行って欲しい。出来たら一緒にやりたいけれども。市長選や補欠選の結果に影響されないかが心配」

「改選期まで後1年になりましたね、少し寂しくなります。市のためにも絶対に残って欲しいのですが、次のステップにも行ってもらいたい気持ちもあります。懇談の機会を作って下さい」

「まだまだ市に対して提言して欲しいことがたくさんあります。でも市長選の立場が難しいので心配しています。絶対につぶれないで下さい」

「あなたのことが心配で様子を見に来ました。活動していると、どの立場に立たされても難しい問題が起きますね。自分のことも心配して下さい」

「体が心配で会いに来ました。大丈夫ですか、無理をしないように。本当に色々の分野で活動しているので少し控えても良いのではないですか」

「残り少なくなりましたね。元には戻らないのでしょうか。皆さんが寂しがっていますよ。まさか次の議会が最後ではないですよね」

「噂を聞きました。本当なら体制を組んで応援しますから教えて下さい」

「色々な噂が聞こえてきますが、それに関して悪いコメントが聞こえてきませんから、期待している人が多いのではないですか。噂になることは良いことです」

 皆さんのご意見、本当にありがとうございます。温かい言葉、心配してくれる言葉の数々、表に出しませんが内心とても感激しています。これらの言葉は、励まされ、勇気付けられ、背中を押してくれるものです。温かい言葉の力を感じています。

【会合】
 和歌山市長選に出馬すると言われていた候補者が本日夜の会合で、本日市長選への出馬を表明しました。現場に立ち会いましたが熱気溢れるものでした。志のあるところに人は集ることが分かりました。
5月22日(月) 「都市政治研究所勉強会」
【打ち合わせ】
 和歌山市長選と来春の統一地方選に関して会合を行いました。市長選に関しては各候補の推薦状況と支持団体の確認、統一地方選に関しては現状確認と立ち位置をどうするのか意見交換を行いました。初回の話し合いのため結論は出ませんでしたが、早い目に意思決定するつもりです。

【問い合わせ】
 市議会議員の海外視察に関して問い合わせをいただきました。公式訪問団を結成して首長と市議会議員が姉妹都市などを視察するのは、両都市の文化交流などが図れるため問題ありません。本日指摘があったのは、個人で海外視察をした際に職員さんが同行している事例があるかないかの確認です。個人の海外視察に職員さんが出張で同行することは考えにくいのですが、噂があるため市の名誉のためにも確認いたします。

【打ち合わせ】
 体育振興策に関しての打ち合わせ日程を調整しました。和歌山市内では国体を目指して各競技関係者達が熱心な活動を開始し始めています。基礎体力づくりや楽しみながらスポーツをなど楽しむ人口が増えることで競技人口の底辺拡大につながりますから、それも勘案した取り組みを行おうとする計画を立てています。楽しみな活動が展開されそうです。

【調整】
 昨日お会いした虐待を受けた方の身辺と将来の安全確保を第一に考えて各方面と調整を行いました。メンタル面での早期対応と安全な社会生活を過ごせるまでの道筋をつなげるための方法を模索しています。早速、いつも助けてもらっている方達の協力を得て本日の第一歩を踏み出しました。
 人の生命や安全に関わることは何よりも優先事項ですから、道筋をつける取り組みを行っています。

【都市政治研究所勉強会】

(都市政治研究所研修会にて、
代表の長谷川さんからの挨拶)
 本日の懇談テーマは「腐敗した地方政治とどのように闘うか」です。全国的に話題になっている神戸市の市議会議員の親子が逮捕されたことを受けて神戸市での汚職が発覚した事件に関して、現役の神戸市議、高山晃一市議会議員が説明をしてくれました。
 神戸市役所と悪徳議員との癒着の構図と、神戸市としての対応策に関して神戸市議会議員から話を伺えたことは貴重なものでした。
 神戸市の市議会議員逮捕と神戸市政に関しての問題点は以下のようなものです。

 汚職疑惑として犯罪捜査が行われているのは、大手産廃処理業者の参入妨害、資源リサイクルセンター管理運営への参入、市有地を安い価格で売却したことなどです。

○大手産廃処理業者の参入妨害に関しての経緯は次のようなものです。
@ 大阪の業者が六甲アイランドに産業廃棄物処理施設の建設を計画。
A 神戸の産廃業者が村岡市議に、大阪の業者に設置許可を出さないよう依頼した。
B 神戸市が環境保全審議会に「廃棄物施設の許可ルール」について議論を依頼した。
C 環境保全審議会が「4車線道路を挟んだ隣接者の同意は不要」とした答申案に対し、一部の議員が「産廃施設要綱をもっと厳しくし、ルールを明確にせよ」としつこく発言したため内容の変更に向かった。
D 環境保全審議会が、「4車線以内の道路を挟んだ隣接者の同意が必要」という最終答申を行った。
E 神戸市が産廃施設要綱を「28メートル未満の道路を挟んだ隣接者の同意が必要」と変更した。
F 大阪の業者の進出予定地と25メートル道路を挟んだ隣接者が同意せず、計画は白紙となった。
G 村岡市議が神戸の産廃業者から現金300万円を受け取った。

○資源リサイクルセンター管理運営への参入に関しては次のようなものです。
 今回逮捕された神戸市議会議員が、神戸市が知的障害者雇用の場として検討していた福祉工場を建設する計画を撤回させて、産廃処理会社を管理運営に参入させました。このことで、神戸市民が分別したリサイクル品の売却益は産廃処理会社の利益に変化させています。

○市有地を安い価格で売却したことに関しては次のようなものです。
 布引車庫跡地とコンテナバース跡地、御影工業高校跡地の市有地の売却に関して、神戸市は価格だけではなく土地の利用計画内容を合わせて評価するコンペ方式に変更したことにより、神戸市は約45億円を損することになりました。
 具体的には、布引車庫跡地の落札価格20億円に対して最高入札価格は31億円。コンテナバース跡地の落札価格は17億円、最高入札価格は19億円。御影工業高校跡地の落札価格は84億円に対して最高入札価格は116億円となっています。3箇所の最高入札価格と落札価格の差額は45億円になっています。果たしてこれらの差額は誰の元に渡っているのか、現在調査中です。

(報告者の高山神戸市議と。)


○神戸市政の課題は次のようなものです。
@ 市役所と議会とのもたれあいの構造があること。予決算がスムーズに承認されるための与党対策としていること。議員個別に便宜を図り、見返りに議案の承認を得る構造となっています。
A 市役所職員は問題点を分かっていても、見て見ぬふりをしいることが問題
B 審議会や選定委員会など、市議会のチェックが行き届かないところでルールを作っている現状があります。また条例ではなく要綱や内規によりルールを作ったりコンペ方式を決定していることが問題です。

○神戸市としての予防策について検討されています。
@ 民主主義の先進国イギリスでは「政管分離」が図られ、政治家と官僚が接触することを禁止しています。
A 市職員と市議会議員が接触する場合は音声録音を課すこと。ICレコーダーが普及していることから交渉記録を残すことが容易になっているとこから、抑止力につながることが期待出来ます。
B 談合や汚職に厳しい罰則を設けること。
C 議員が誓約書や宣誓書に署名すること。議員としての地位や議会発言を利用して特定の業者や神戸市民に便宜を図った結果、金品を得た場合は辞職することを誓約させることで抑止力が発生します。
 現状では、今回の汚職問題に関してこのような対応策が検討されています。

【協働を考える】
 夜間は和歌山市内の主なNPOメンバーと県と和歌山市の職員さんとが集り、協働を考える会合を開きました。約2時間の会合は内容のお互いの立場からの本音の意見を出し合ったので濃い内容の話し合いとなりました。
 今回の会合の主旨は、先の平成17年度和歌山市民提案事業の結果報告会の場において、和歌山市長から「協働は嫌いです」の発言があったことに衝撃を受けたNPO活動家達が、「では協働の意味を考えてみよう」と呼びかけ集ったものです。
 結論からすると、NPO活動家と行政関係者が協働の意味を真剣に考えた和歌山市で初めての機会となり、お互いの立場を理解出来たことで、これからの活動が有効になることが確認出来たことに意味がありました。

 そして、和歌山市において協働のルール作りブックを行うことが決定したことが一番の成果です。
 このことに関しては、本日参加していた市役所職員さんが話し掛けてくれました。「協働の市長発言に関しての問題点は、(私の)ホームページを見て確認させてもらいました。実はこのホームページの内容は波紋を呼びました。ここに端を発して市長から、和歌山市としてNPOと協働出来る仕組み作りをするよう指示があったのです。部長と相談した結果、企画部ではなく、NPO・ボランティア推進課のある市民部で作成することになりました。
 市長が任せてくれたことに関して誇りに思いますし、市役所だけで協働のしくみを作成するのではなく、本日集ったNPOメンバーと市役所職員で協働して作成していくことにしています」と言うものです。
 NPO活動を行っている人達にとって問題発言となった協働発言ですが、これを前向きに捉えて改善する意向を示してくれていることは嬉しい成果です。問題提起を行った結果、早々と成果が表れています。1年程時間をかけて、和歌山市のNPO法人と行政機関が協働出来るような全国に誇れる「協働のルール作りブック」を完成させて欲しいものです。
 協働活動に関して大きな前進を見せています。

 協働に関してどう考えているのかの質問に対して、私の回答は次のようなものです。
 協働とは、行政機関とNPO法人が対等の立場で事業を行うことを言います。しかしNPO法人のレベルが行政機関とパートナーを組めるほどのレベルに達していないことから協働出来ないと言っても、NPO法人は行政のように歴史を通じて確立された機関でなはなく、発足してまだ期間の短い組織ですから、直ぐに対等の活動が出来ている訳ではありません。しかし誕生して成長している子どもを親が育てるように、親の立場にある行政機関は子どもであるNPO法人の活動を、事業を通じて育てる義務があります。それは子どもであるNPO法人であっても行政機関が行うべき一部分を担っている場合があり、早く一人前になってもらう必要があるからです。
 子どもであっても、国語が得意な子どもや算数の得意な子どもがいるように、福祉分野が得意なNPO法人や観光施策に通じているNPO法人などがありますから、行政機関はこれらの組織を信頼して立ち上がりを支援して欲しいものです。子どもが自立するまでに支援する必要があるのと同じように、NPO法人の自立も同じことが言えます。組織が活動を開始する時は、初期の事業資金調達が問題となっています。最初の立ち上がりをクリア出来るとビジネスモデルを構築することでランニング費用を捻出することが出来ますから、そうなると行政機関からの援助は必要なくなり、事業において対等の立場で協働活動をすることが可能となるのです。
 一方が優位な立場で協働するのは本当の協働でないとしても、自立したNPO法人と対等の立場で事業を行うことは協働以外の何者でもありません。行政機関には、協働出来るまで初期の支援をして欲しいのです。それは資金提供、ノウハウ提供、行政関係者との道筋をつけてもらうことなどが考えられます。最初はこれらの支援は絶対に必要なものと捉えてもらいたいものです。最初から対等に協働出来るNPO法人など存在しませんから、まだ子どもの段階にあるこれらの組織を大人である行政機関が成長させて欲しいのです。

 大人から見ると頼りなく映りますが、NPO法人は構成員が専門分野の活動を行っていますから確実に成長しているのです。やがて人事異動や組織改正を行っている行政機関よりも専門的なノウハウを保持するに至ります。その時に行政機関が、専門知識を身につけて活動しているNPO法人に業務委託を行うなど、真の意味で協働活動が出来るのです。
 それまで過程を長い視点で導いて欲しいものです。
 そこで、和歌山市の施策にある市民提案事業は協働のために必要な施策です。NPO法人が市の活性化のために実現したい企画を市に提案し、行政機関がそれに関するアドバイスと資金補助などの支援を行うことは協働活動への第一歩となります。この施策で改善すべき点を挙げるとすれば、審査と結果報告の場面で行政機関が関与している現状から、活動の中に行政機関当該部署の方がNPO法人の企画や活動に参画したりアドバイスを加えたりして欲しい点があります。
 入り口と出口だけ協調している現状から進歩して、真ん中にも参画することで全ての工程で行政機関が関わってくれたらNPO法人の成長は早くなりますし、行政機関の職員さんも理解が深まります。お互いの立場を理解することも協働活動に必要なことです。
5月21日(日) 「提言・相談」
【風力発電】
 和歌山市内の個人宅敷地内に小型風力発電設備を設置している方がいます。風力発電を通じて和歌山県の環境保全に役立ちたいとすることの連絡をいただきました。6月は国の環境月間に入りますからマスコミに取材依頼を行ったところ、時期を得た活動のため取材を了承してくれました。
 和歌山市内には他にも個人宅で小型風力発電設備を取り付けている方がいるため、二人に集まってもらって懇談と取材対応をしてもらうことで調整しました。強く環境保全に取り組んでいる和歌山県ですから、個人レベルでの活動は心強いものがあります。

【提言】
 昼間、意見提言がありました。住宅地の中にあるカラオケ店舗が深夜まで営業を行っているため、週末になると深夜2時頃でも歌声が近隣に聞こえてくるので、一度歌声が気になると眠れないそうです。このカラオケ店は通常の住宅にカラオケ設備を設けているため防音力が弱く音が漏れているようです。
 住宅地での騒音が発生する業態の深夜営業に関して規制や条例がないのか調査することにしました。

【太陽光発電】
 太陽光発電に関しても意見をいただきました。家の屋根に太陽光パネルを設置しているのですが、時々うねり音が聞こえてくるそうです。一体何の音なのか気持ちが悪いので調べて欲しいと依頼がありました。専門家でないので即答出来なかったのですが、調査してみます。

【相談事】
 世の中色々な出来事があるものです。心から信頼しているある住職さんから連絡をいただいたので、住職さんが相談を受けている女性、つまり夫から虐待を受け続けている女性の方とお会いしました。
 心身とも困憊している様子でしたから、良く勇気を出して、頑張って夫から逃れてきてくれたと思うばかりです。彼女からは信じられない話を伺いました。
 ここでは内容には触れませんが、強い立場の人が弱い立場の人に対して、立場を利用した許せない行動をしていることに憤りがあります。社会的地位がある人は、言うまでもなく社会の規範となる行動が求められています。医者や教師、政治家や僧侶達は、人格的に人から尊敬される人であり続けなくてはなりません。それが出来なくなるとその位置から降りていただく必要があります。尊敬されると言うことは、自我を抑制して社会規範を守り社会的に正しい行動を行うことが求められるのです。

 自分の立場が立派だから、何があってもそれに従うのが当然とするのはおかしな考え方ですし、相手が逆らえないことを知っていて威圧的態度に出るのは非人道的です。虐待を受け続け数日前、やっとの思い出脱出してきた勇気があれば、これから道は必ず開けます。
 人は帰る場所があること程幸せなことはありません。人は悩んだり、苦しんだり、困ったり、精神的に落ち込んだりするとこは多々あります。そんな時、帰ることが出来る精神的に温かい場所があれば、羽を休めて傷ついても再び立ち上がることが出来ます。世間体があることから人は、社会では弱音を見せないで頑張り続けます。でも時々本音を見せて休める場所が欲しいのです。

 配偶者や両親のいる場所がそれに該当します。ところが、そこで気を休めることが出来なかったら人は追い詰められていきます。長い時間それが続くと誰でも精神的に不安定になるものです。精神的不安定から脱出する方法はただ一つ。安心出来る人と安心出来る場所を求めることです。受け入れる側は、どんな経緯があろうとも心を開いて相手を受け入れることです。それが自分の子どもであれば何も心に引っ掛かることはありません。子どもが20歳になっても、30歳でも50歳でも60歳でも、生きている限りは親と子です。子どもは親に甘えたいものですし、親は子どもが可愛い筈です。いつまでもその関係を大切にしたいものです。
 しかし相談出来る人がいることは救われるものです。相談の扉を開くことで問題の半分は解決出来たものだと聞くことがあります。問題だと分かってその場に立ち止まれなくなり、勇気を出して解決の扉を叩くことが第一歩であり、問題解決に大きく前進することになります。後は信頼出来る人達が最善の方法を導いてくれます。

 人は毎日の中で大切なものを忘れてしまいます。明日の仕事、大切な会議、大事な商談など直ぐ前にあることに視覚も心も向かっています。でも楽しく仕事が出来るのは、自分を含めて家族が健康であること、信頼出来る人に囲まれていること、温かく守ってくれる人達がいること、帰れる場所があるからです。
 これら一つでも崩れると仕事どころではなくなります。崩れても仕事を優先させる考えも否定もしませんが、納得も出来ません。まず精神的に安定していることで良い仕事が出来るのです。通常の状態なら人は信頼出来る人達に見守られながら安定した道を歩くことが出来ます。しかしほんの些細なことで狂うことがあります。その場合、引きこもっていないで信頼出来る人に相談することです。全てを打ち明けた時、問題は解決に向かいます。心の傷は消えないでしょうが、確実に時間が心の痛みを和らげてくれます。

 苦い経験をした後に立ち直ってからが本当の人生です。同じ過ちを繰り返さないように強く、そして優しく歩き始めることです。何事が起きても絶対に大丈夫。この気持ちを持ちたいものです。
 今回の件に関しては、チームを結成して立ち向かうことにしています。
 それにしても素晴らしい方達です。困っている人を助けるために日曜日でも相談を受けている住職さん、昼間の講演会講師を終えて駆けつけてくれた心理カウンセラーさん。お二人とも私が心から尊敬して信頼している、言葉にならないくらい素晴らしい方達です。 陰湿な虐待そして背後に潜む影に立ち向かっているのに、相談を終えた後は何故か清清しい感覚に浸りました。

 本日の相談を解散した後、心理カウンセラー宅にお礼に赴きました。丁度、その方が帰宅した時に会うことが出来てのですが、そこで話して驚いたことがありました。それは心理カウンセラーになるまで20年間、育て導いてくれた恩師の方が本日午前2時に亡くなられていたのです。本当は直ぐにでもお悔やみに行きたいところだったのに、今朝、恩師の奥さんに電話を入れてくれていました。「直ぐにでもお悔やみに行きたいのですが、大変な虐待の相談を受けているので、それが終わってからにして下さいね」
 それに対して恩師の奥さんは「あなたは困っている人を助けるのが使命でしょう。主人も人を助ける行為を優先させることを望んでいる筈ですよ」
 こんなやり取りがあって、私達の相談場所に駆けつけてくれていたのです。突然の相談だったのに本当にありがとうございました。明日から第一優先で行動開始です。
5月20日(土) 「囲碁ボール」
【囲碁ボール】
 囲碁ボールってご存知ですか。兵庫県で開催される「のじぎく国体」のデモンストレーション競技として採用される新しいスポーツです。平成18年9月30日と10月1日の二日間、予選と決勝トーナメントが開催されます。ルールは10個の白玉と黒玉をスティックで交互に打ち、5メートルと2メートルの人工芝のコート上にある49個の穴に五目並べのように上手く並べていきます。イメージとしては、カーリングのように、自チームのボールを並べるだけではなく、穴に止まった相手チームのボールを弾き出すことも戦略として考えられます。
 現在、和歌山市で囲碁ボールのコートがあるのは、わかやま創造倶楽部だけです。ここではカルチャースクールや子どもとの交流機会の創出などの事業を行っていますが、今回は囲碁ボールを3階に設置し世代を超えた交流活動を展開しています。
 わかやま創造倶楽部では、兵庫県での国体への出場するためチームを結成して練習を行っています。新しい競技で国体を目指そうとしています。
 更にこの3階スペースを有効活用するために改装を検討しています。改装とともにソフトも装置することで、皆さんに集っていただける楽しい空間作りのお手伝いをさせてもらっています。

【打ち合わせ】
 環境・エネルギー研修会に参加した方からお礼と、これを契機に同窓会を開催するので協力して欲しいとと連絡をいただきました。出来ることだったので協力させてもらうことにしました。明日打ち合わせを行います。

【取材対応】
 和歌山市の現状をどう見ているのか、そして何が市長選での課題となるのかに関して取材がありました。
 平成16年に実施された国勢調査によると和歌山市の人口は375,718人で減少傾向にあります。但しこの人口減少に関しては、日本全体の問題でもあることから同じ傾向での現象なのか、それとも和歌山市に特別な要因があるのか分析結果を得ていませんから分かりません。考えるべきことは、和歌山市の将来についてです。日本経済新聞の予測では平成27年の和歌山市の人口は337,937人となっています。

 更に子どもの数が減少していることも問題です。昭和55年の小学校入学者は約7,000人だったのが平成18年では約3,500人になっています。和歌山市の課題は人口減少だけではなく、若い人達が極端に減少していることにあります。現在の子どもの数は確定事項ですから将来予測は大きくずれることはありません。つまり確実性のある将来予測ですから、これらの現状を踏まえると、現在の和歌山市のまま、或いは延長線上で良いとするのではなく、将来の和歌山市がまちとして成り立つために何を改善すべきか考える必要があります。これは和歌山市をリードしていこうと考える人達が示す必要があります。市長選の候補者は、将来の和歌山市のあり方をどう描いているのか私達に示す義務があるのです。
 しかも当然、まちの将来のあり方は公約の中に含めるべき事項です。何も描ききれない候補者は候補者にはなり得ませんから、私としてはこれらの視点を持っている候補者であることで判断します。
5月19日(金) 「取材対応」
【打ち合わせ】
 和歌山市から新しいスポーツを発信しようとする取り組みがあります。この責任者の方と懇談を行い、協力出来ることは協力していくことを確認しました。まず活動の拠点となる施設のリニューアルに関して協議を行ないました。来週も再度打ち合わせを行ないますが、現地を見させていただきました。皆さんが活動しやすい環境作りを目指した構想を検討していきます。

【懇談】
 和歌山市内で文化活動を実践中の方と懇談を行いました。和歌山市で文化活動を実践するのは容易ではなく、参加してくれる方を拡大させるのが大変な様子です。まずは伝統文化に親しんでもらえる機会を作ろうと、文化活動後援会を結成することにしています。先生自身は東京でも演奏活動をしているのですが、和歌山市活性化を目的として文化活動普及のため県内の学校や福祉施設での活動を行ってくれています。

【懇談その2】
 市長選に関して打ち合わせ。市長選を取り巻く状況が急変していることから、各方面から心配してお声を掛けてもらっています。本当にありがとうございます。今日も早くあって伝えたいことがあると何度も連絡をいただいていた方とお会いいたしました。
 ひとつ。立場が微妙なだけに本当に心配していること。先日もある有力者の方と話した中で、話題に上っていたと教えてくれました。投票の結果は出るものですから誰が勝つか分かりませんが、誰が市長になっても協力体制を取って欲しいと要望を受けました。
 併せて、来春に向けてどの立場で活動する予定なのかの質問もいただいたので、考え方を述べた上で返答を返しました。これに関して全力で応援すると回答をいただいたこと感謝申し上げます。
 今後のことに関しては、近いうちにはっきり報告させていただきます。

【取材対応】
 市長選に関して地方紙の取材を受けました。主な質疑の要旨は次の通りです。
Q. 市長選での立場はどうするのか。
A. 地方自治体の市長選となると、今では全国的に公約選挙です。まだ候補者の皆さんの公約を拝見していないので何とも言えませんが、ある候補者の公約は和歌山市の将来をしっかりと見据えたものに仕上がっていてとても良く出来ていますからこの点を重視します。

Q. 支援すると決めたのは何時からか。
A. ひとつには候補者が市議会へ出る際に掲げた理想を実現させるために、市議会と県議会時代に活動してきた点は評価出来ますから、交友関係の中からの支援という考えが一つあります。
もうひとつは、良い公約があるなら施策を市民の皆さんに問いかけるべきだと考えていますから、折角良い仕上がりの公約が策定出来たのなら、公にしないで埋もれさせることは出来ません。世に問いかけを公約の是非を問いかけることは市議会にかかわっている者としての責任であると考えています。理想の実現を具体化させた公約を掲げ実現するために行動することは市長候補者として評価すべきものですから、この時点で支援すべきだと考えたのがひとつです。

Q. 特定の候補者を支援することに関してどう感じているのか。
A. 和歌山市を良くするための強い意欲があり、それを実現するための具体的公約があるか否かで決定します。

Q. あくまで公約が鍵となるのですね。
A. その通りです。今までのような後援会チラシのような抽象的な公約ではなく具体的公約を掲げることが先決で、しかもその施策に期待感がある必要があります。

Q. 例えば支援する候補者に良くない噂が聞こえています。市長選で当選しなかった場合、もう一度県議会へ戻るというものです。この点に関しては如何ですか。
A. 本人の考えがありますから何とも難しいところです。しかし市長選のような大きな挑戦ですから候補者は誰でも背水の陣を敷くのか当然です。現職の市長は、落選したら和歌山市から去る覚悟を持っていると聞いています。またある候補者は、市長選への協力を求めるに当たって負けても決して県議会に戻らないと確約していると聞いています。
 候補者の皆さん方はそれ程の覚悟を持っての挑戦です。ですから、候補者本人も今回の市長選には背水の陣となる決心をしていると思います。仮に敗れた場合は県議会に戻ることはないと思います。破れた結果、本人が再度市長選に挑戦するのであれば、浪人生活で辛酸を味わって自身を成長させ、それでも和歌山市のために役立ちたいとの意欲が消えていなければ4年後に出馬すべきです。
 負けたから県議会へ戻ってやり直しますでは納得性はありません。政治生命を賭けた挑戦らなることは候補者本人も分かっている筈です。

Q. 同感です。市長選に負けたから再挑戦するために県議会に戻るのでは支持者が離れます。県議会を市長へのステップと思っているようなら、何のための県議会活動なのか理解出来ません。昨年の衆議院選挙に破れた岸本周平さんは浪人をしながら活動を続けていますが、この姿勢が評価されているのです。色々な噂を聞きますが、方向性が定まらない態度は慎むように話して下さい。
A. 勿論です。今回、市長選に出馬するのであれば県議会には戻れないことを覚悟すべきだと、最初に本人に話しています。周囲のことも考えた態度をとると思いますよ。

【ウェイクボード】
 来週に迫ったウェイクボード大会に関して何点かの調整を行いました。和歌山市としては、国体種目にも予定されているウェイクボードの大会が和歌山市で開催されることは好ましいことだと考えています。今回の大会を契機に市内での盛り上げと継続的な開催を期待しています。

【打ち合わせ】
 教育問題に関して打ち合わせ。学校の備品が老朽化しているのですが、学校に予算配分がされていないため、授業で支障になりそうな事例があります。購入するのは難しいので修繕で対応が可能か検討しました。

【福祉問題協議】
 事業者と和歌山市福祉関係者と事業運営に関して打ち合わせを行いました。福祉事業者としてのあり方、経営方針について、社会における社会福祉法人の役割に関して意見交換を図りました。社会的公器である法人は、社会の要請がある限り基本的に事業を継続させることが使命です。地域にとっても利用者にとっても大切な考え方ですから忘れていけないことです。

【同窓会幹事会】
 夜は、海草・向陽同窓会常任幹事会が開催されたので出席しました。議事は、平成17年度の活動報告と会計報告、および平成18年度の役員体制と活動計画案、そして予算案の審議です。本日提案された議案は全て常任幹事会で承認されました。
 近いところでは、平成18年6月17日に海草・向陽同窓会総会を開催する計画があります。場所は華月殿で、向陽中学校と向陽高校の現状報告と懇親会が予定されています。また平成20年度の同窓会名簿発刊に向けた作業を開始することになりました。

【会合】
 市長選や統一地方選などの当面の課題への対応に関して会合を開きました。候補者の公約が出揃っていない状況では、誰が適切な候補者か判断が出来ないと言う意見がありました。従って、明日開催される市長候補者の集会への参加は見合わせることになりました。
 また一件、大変ショッキングな報告を受けました。全員言葉がありませんでした。
5月18日(木) 「研修会2」
【研修会開催】
 昨日に引き続いてエネルギー・環境研修会のため、飲食関係者の皆さん約130人の皆さんと一緒に会場のある大阪市内に出掛けました。本日参加してもらった県内で飲食業を営んでいる皆さんは、経営と環境問題の関連性に関心があります。環境対策を講じると費用が掛かると考えてしまいますが、環境に優しいお店作りをすることはユーザーに好意的に受け入れられる上、省エネを図ることでランニングコストを抑えることにつながる利点があります。経営と環境保全を両立させることを目指して研修会を行いました。

 研修会では神戸市も訪れました。早いもので阪神・淡路大震災からもう11年も経っているのですね。現在のまちを歩くと震災があったことを感じることは出来ません。当時を知る人から話を聞くと、震災の後、インフラでは電気が一番最初に届けられて、あるビルの壁面に「がんばれ」「FIGHT」の文字が映し出されたことで明日を目指す勇気をもらったそうです。言葉で元気がもらえるし、言葉で傷つけられることがあります。そんな人の気持ちを揺り動かせる言葉を大切に扱いたいものです。

 尚、本日の研修会で使用したバスは紀州レンジャーバスです。遠足シーズンでもあり、注目を集めましたし、ドライブインなどで出会った子ども達には大人気でした。また一緒に行った方の中に紀州レンジャーのファンの方がいて、「子ども達と一緒に乗車したい」と話してくれました。キャラクターショーで見ることが出来ない「キンザンジミソレンジャー」や「メハリズシレンジャー」の大きなイラストは特にお気に入りの様子でした。

 一際注目を集めた紀州レンジャーバス。ただ今のシーズンは活動真っ盛りです。

【車中にて】
 最近の若い人達はコンビニの前で意味もなく座ったり、地面に座って話したりしています。この様子を嘆かわしく思っている方が大勢います。将来を支えてくれる若い人達がコンビニで座っている姿は似つかわしくありません。注意をしても聞き入れる人は少ないので、最近は声を掛けることも少なくなっているようです。大人が注意も出来ないタイプの若い人達。一体誰が道筋をつけるのでしょうか。結論は出ませんでした。

【その他活動】
・紀州レンジャーバスのラッピングのリアルさを見て、一体どのような技術なのか問い合わせをいただきました。世界遺産熊野古道バスも凄い迫力ですが、紀州レンジャーバスはカラフルで明るい印象が伝わってくると評判です。

・平成18年4月1日から和歌山駅と貴志駅を走っている和歌山電鉄貴志川線の車両にも、このような楽しいラッピングを施して欲しいと依頼を受けました。貴志川線はイチゴ列車で売り出し中ですが、新車両は1台だと聞いています。他の車両に関してはイメージ向上と和歌山電鉄の収入増加の意味でもラッピング列車は有力な手段です。和歌山らしい列車に仕上げて欲しいと依頼することにします。

・6月は環境月間です。そのため植樹活動や慰問活動の打ち合わせを行いました。地域で出来ることは確実に実施することで全体的な流れが出てきます。

・福祉関係の打ち合わせに関して日程調整。明日、行政機関を交えて適切な運営方策について協議をすることにしました。

・ある飲食協会の専務理事が平成18年6月末で退職することになりました。長年お世話になっていただけに残念です。送別の会合を行うことが決定し、関係者で送別とこれからの人生に祝福することにしました。当面、後任は設けませんが新人職員さんが事務所に入ることになりました。今まで以上の活力を生み出して欲しいものです。

【懇談】
 統一地方選や市長選の争点について懇談を行いました。市長選に関しては、4年前に東京から和歌山市に来てくれた現職市長の評価についてです。市長職は初めての経験なので行政面での運営に関して、1期目は厳しいものだから、もう一期様子を見てあげたら良いという意見がありました。
 逆に行財政改革を進める大切な局面だから、市長には運営能力を求める意見もありました。
 話題となったのは、和歌山県の経済成長力が全国最下位の47位だと発表されたことの衝撃についてです。地方自治体の経済成長力は先の日経新聞に掲載されたもので、このような実態を知らされた和歌山に暮らす人にとっては衝撃です。この状況を打破することが第一だと考えて、改革派の登場も期待されています。
5月17日(水) 「研修会1」
【研修会開催】
 エネルギー・環境研修会のため、この問題に関心のある皆さんと一緒に会場のある大阪に出掛けました。朝から降り続く雨の中、参加していただいたのは41名の皆さんでした。
 バス車中では環境問題の研修の他、皆さんの関心ごとの中からテーマを取れあげました。ひとつは、団塊の世代の方々が退職することに起因する諸課題とそれに対応するための「わかやま団塊フォーラム」の開催について。もうひとつは、県議会の議員定数問題についてです。定数46人の定数削減を主張した県議会の会派があったのですが、採決の結果、現行通りの46名体制を維持することが決定したうえ、定数配分の格差が最大2.3倍になるような区域割りがされたことに関して疑問の声が上がっていることについてです。どちらも和歌山県で生活する方にとって考えるべき問題と言えます。
 県議会の定数問題に関しては、多くの人が知らない内に議会で採決されたことを知り、おかしいとの意見が占めました。署名活動を行っていることから、それに賛同する動きがありました。

【一日の出来事】
・和歌山巴里祭開催に関して、主催地の和歌山市役所に挨拶。今年も成功させるための活動を開始しています。

・防災放送設備に関する調整を実施。短期間のものではなく将来でも有効活用出来る形でスタートさせる方が好ましいところですから、更に詳細を詰めていきます。

・将来有望なシンガーの方が市内の音楽スタジオを見学する段取りを実施。東京だとスタジオでの録音費用は約2,000万円を要しますが、ここでは1/4程度で協力してくれることが可能となりました。
 和歌山市内にもCD制作も可能な素晴らしい音楽スタジオと技術者がいるのです。今後の活性化のために活躍してくれそうです。

・和歌山の物産センターで、和歌祭に関する冊子を販売してくれることになりました。地域の祭りを市全体で盛り上げてくれています。

・和歌山市でフルマラソンを実施する可能性に関して打ち合わせ。毎年ホノルルマラソンに参加している和歌山県以外の方達が、和歌山市の温暖で海のあるコース取りが出来る環境と地域活性化の手段として考えてくれています。和歌山市で開催して全国レベルの大会にする可能性は十分。6月に専門家を交えて意見交換をすることにしました。

・個人で自宅に風力発電設備を設置している方がいます。私が二人を知っていることから環境問題と自然エネルギーに関して意見交換会を実施することで調整しました。和歌山市の環境を個人レベルで守るために経済的価値観を超えた取り組みをしている方達ですから、交流を行うことで拡がりが期待出来ます。補助金や行政機関に頼らないで、環境保護を考えて個人で活動している環境問題への取り組みの後押しをしたいと考えています。

・子守唄イベントに関する問い合わせをいただきました。このイベントを更に充実させるために検討を加えているため、開催時期を今年秋まで延期しています。詳細決定次第、報告させていただきます。

・有田川町での紀州レンジャーイベントに関する打ち合わせを実施。ファンも増えてきているため、和歌山市以外のイベントに関しても和歌山市在住の方からの問い合わせをいただいています。
 今週は時間的に厳しい日が続いています。皆さん方には連絡が遅れていることお詫びいたします。

【理事会】
 ライオンズクラブ理事会がありました。私は新年度では会計を担当することになっています。本日の議題は平成18年度の予算案、行事案、組織の役割案などでした。大筋了承ですが、最終的に行事案と予算案をもう少し突き合わせた形で修正することにします。

【懇談会】
 夜は、他人のことを自分のことのように思って活動している方との懇談会。そこまで面倒を見ている理由は明瞭でした。相手も社会に役立てるようになってもらうことで、和歌山市は良くなりますし、何よりも縁あって関係した方には成長してもらうことにより、いつか自分もその人達を誇れるようにしたいと言うものです。つまり今は面倒を見てもらっているとしても、将来、その人達が立派になった時、困っていた時代に恩を受けたことを思い出してくれることで、自分が受けた親切と同じように他人にしてあげる人になってくれると信じているのです。

 現実は他人に親切にしても、その結果その人が自立した途端に、「あなた誰」と言った態度で返される場合があるようです。親切をしても分かってくれない人がいるのも現実ですが、逆に親切には親切で返してくれる人もいるのです。そんな人が増えることを願って今日も活動しているようです。
 その考えが金銭的見返りもないのに他人のために時間を割いているのです。誰かから相談事の依頼があるのは頼りにされている証拠ですし、社会で有用だと思われていることでもあるため、頼まれ続けられるように更に実力をつけたいと話してくれました。
5月16日(火) 「各種懇談」
【準備】
 明日から3日間連続で開催するエネルギー・環境研修会の準備に取り掛かりです。旅行社との打ち合わせと積み込みなどを行っています。

【懇談】
 市長選に関する意見交換を実施。今回の争点の一つに候補者の人物としての魅力が挙げられています。人を惹きつける魅力がある人物が残るのではないかと予想しています。候補者に魅力があると周囲の人を巻き込み熱気が溢れますが、逆の場合は冷めた雰囲気になります。
 さて今のところ世間の人物評判では横一線とのことです。誰が抜け出すのか、候補者による議論の機会が望まれています。

【連絡】
 大変お世話になっている社長が、私の願いを聞き入れてくれて平成18年6月に京都の会社の方と会う機会を創出してくれました。社長には、早速当たっていただき本当に感謝しています。是非、今年実現させたいことがありますから熱意を持って体当たりします。

【打ち合わせ】
 福祉関係の問題を話し合いました。法改正やそれに伴う事業運営方法など経営的には難しい局面が発生する場合があります。出来たら、当事者間と行政関係者とで協議を行いながら解決を図りたいものです。
 来週に再度、懇談の機会を持つことにしました。

【打ち合わせ】
 風力発電設備について、防災放送設備について、紀州レンジャー出動について、音楽スタジオについて、順次打ち合わせを行いました。

【打ち合わせその2】
 行政関係者と福祉施策に関する打ち合わせを行いました。相談に乗ってもらっているところ、親切で心のある応対をしてくれています。話し合いで結論を出す場合、最も大切にすべきなのは当事者の気持ちです。福祉サービスを受けている当事者、サービス提供者の気持ちなどが該当するのですが、併せて法改正に対応して熱心に仕事を行っている行政関係者の気持ちも大切にすべきものです。

【懇談】
 有識者の方々と、和歌山市長選と県議会補欠選挙に関する懇談を行いました。市長選挙は平成18年7月30日投票が決定していますが、県会議員の補欠選挙になるとすれば同日選挙になる可能性が高くなります。両方の動向が注目させていますが、現状の動きについて意見交換を行いました。
 認識は次の通りです。
 時代を進められる人物に出て来て欲しいこと。決して時計を逆戻りさせるような動きは市民の皆さんは許さない状況にある。
 退路を断って臨んでいる人物である必要がある。仮に負けたら県議会議員や次の機会があるので大丈夫という意識を持っていては全く駄目。全てを傾注する人物が望ましい。
 無投票は避けたいところ。何人かの候補者の中から有権者が選択することが基本。

【不思議】
 不思議なもので、本日午後、和歌山市役所のエレベータで某銀行のある方と偶然一緒になりました。丁度、そのエレベータに乗る少し前に某銀行方から電話をいただき、今度私の支店から市役所支店に○○さんが転勤になったので、よろしくお願いしたいと依頼を受けたばかりでした。その後、エレベータに乗り込んだところ途中から○○さんが乗ってきたので本当に驚きました。
 不思議なことがあるものです。偶然か必然か判りませんが、言葉に発したことは現実になるものです。

【懇談その2】
 和歌山市長選に関する懇談を実施。先日、ある市長候補者が事務所開きを行いました。最初の事務所開きとなり、徐々に機運が高まろうとしています。候補者の名前はほぼ出揃っていますが、どの候補者が市長に相応しいのか未だ決定していない人が大半ではないでしょうか。決定する要素の一つに公約があります。まだどの候補者のマニフェストも見ていないため、選びようがないと言います。何を公約にしているのか、何を実現させようと考えているのか、示すことが首長選挙の最低条件です。首長になろうかとする人だったら、公約を示した上、説明責任を果たして欲しいところです。

【懇談その3】
 夜は懇談の機会を得ました。少し体調を崩していた方ですが、体調が回復傾向にあるため連絡をいただいたのでお会いしました。心身とも大変な状況を乗り切ったのですが、その過程において疲れがピークに達したようで血液成分のバランスが崩れたのです。数ヶ月治療に専念したため体調は回復しています。
 来春に向けて体調を整えておくからと笑顔で話してくれました。
5月15日(月) 「週明け。慌しい一日」
【打ち合わせ】
 今週、環境・エネルギー研修会を開催しますから非常に慌しい週となります。その準備に時間を費やしました。約600人の方を案内する予定ですから準備に念を入れています。上手く行って当たり前ですから万全を期しているところです。21世紀は環境の時代ですが、普段はあまり意識することがありません。その意識付けのため和歌山市在住の方に研修会に参加してもらうことは意義があります。

【ウェイクボード】
 ウェイクボード全国大会の打ち合わせを行いました。ウェイクボード協会の和歌山代表と和歌山市の関係箇所と一緒に大会構成の打ち合わせを行いました。全国から約2,500人も参加する大規模な全国大会ですから、和歌山市にとっても大切なイベントになります。競技への参加者は約190人と過去最大規模ですし、和歌山市の物産展に10店舗が出展を予定しています。国体正式種目採用を働きかけていますから、今年の大会はぜひとも成功させる必要があります。成功させないと次に続かないと言う意識を持って取り組んでいます。
 和歌山市の全国大会に認定を受けたため、市外からの参加者を迎える体制が整いました。

【シャンソン】
 今年も和歌山巴里祭が開催されます。平成18年7月2日に雪村いづみさんをゲストにお招きして開催する計画ですから、昼間を利用して打ち合わせを行いました。この巴里祭は本当にシャンソンを愛好している方が実施主体になっているもので、和歌山市から文化を発信させたいと懸命に取り組んでいます。和歌山シャンソン協会が素晴らしいところは、シャンソンを心から支援してくれるところには案内をしているのですが、単に協賛してくれるとか義理で参加すると言った意識レベルの方々に対しては協力を求めていないところです。
 そのような皆さんの仲間に加えていただいていることを誇りに思っていますし、それに呼応出来るような活動を行いたいと思っています。お忙しい中、協会役員の皆さんには市役所に集まっていただき感謝の言葉以外にありません。また私事で心配をかけてばかりで申し訳なく思っています。皆さんが真剣に心配してくれて、それでも応援してくれることに対して本当に感謝しています。ありがとうございます。

【打ち合わせ】
 和歌山市役所付近で店舗営業をしたい方がいるため一緒に物件を廻りました。中心地で良い条件の物件は中々見つかりません。コンパクトシティに向かうと余計に物件が見つからなくなることを懸念しています。まだ賃貸物件はありますが、買い取って営業したい意向を持っている方にとってはぶっけの絶対数が不足しています。早くも需要と供給のバランスが取れていない状態になっています。
 今日は見つからなかったため、改めて探すことにしました。

【打ち合わせその2】
 和歌山市を取り巻く状況についてある社長とじっくりと懇談を行いました。私が心から信頼している方ですから本音を語り合いました。保守的な和歌山市において先を急ぎ過ぎるとつぶされることを心配してくれています。経験からのアドバイスで、それ程慎重にして丁度良い位だそうです。心から心配してくれていることが伝わってきて、その気持ちに対して心から感謝しています。

【問い合わせ】
 マスコミ三社から問い合わせがありました。和歌山市を取り巻く状況が急展開を示していることから、このまちの方向性について話し合いました。マスコミの視点はまた違うものがあり、関心毎に関して参考になります。

【懇談】
 新しい事業に関して懇談を行いました。和歌山市でスポーツ振興が停滞していることからスポーツ振興で事業展開の可能性について意見交換をしました。意見で出された取り組みに関して、全国で行っていなのは和歌山だけだそうです。可能性があれば和歌山市で取り組みを行いたいものです。

【作業】
 環境・エネルギー研修会に関する作業を行いました。約600人の参加を予定していることから準備が大変です。何とか研修会が実現する準備を整えました。残りは明日となります。

【懇親会】
 夜は懇親会に参加。和歌山市、岩出市などを取り巻く状況について意見を伺いました。価値観が多様化している時代ですから、何事もひとつの方向性に向かうことはないので気をつける必要があります。白浜町や九度山町では新しい風が吹いていますから、次は和歌山市に期待しているとのことです。
 しかし今日の懇親会参加者とは自由に意見交換出来るので安心して話し合えました。気を使わない懇親会では暫し心が休まります。

【打ち合わせ】
 夜は打ち合わせ。何人もの方から意見をいただいています。その意見とは私の今後の方針に関して心配してくれるものです。精神的に厳しい状況に置かれているため、実は大変厳しいプレッシャーを感じています。そんな状況にあることを分かってくれている方から有難い意見をいただけることに感謝する以外の言葉はありません。
 たった3年間市議会を経験させてもらっているだけなのに、沢山の方から心配してもらっていることは涙が溢れる位有難いものです。皆さん方の期待がどこにあるのか、しっかりと受け止めさせていただきます。夜遅くまで、心配していただいたり、貴重な意見をいただいたこと感謝申し上げます。
5月14日(日) 「和歌祭」
【大阪から】
 大阪市から和歌山市に来てくれた社長にはいつもお世話になっています。大阪市で仕事をしている社長ですが、最近2つ和歌山市のことが話題になっていると教えてくれました。
 ひとつは和歌山市長選の話題。和歌山市のトップが誰であっても他都市からの関心は低いのですが、前回と同様、今回も誰が新市長になるのか関心毎となっているようです。何故話題になっているのか、皆さんお分かりになりますか。
 ふたつは和歌山城に架けられた御橋廊下についてです。社員から、和歌山市に行くのだったら是非とも御橋廊下を見て来て下さいと言わたそうで、現地を見てもらいました。御橋廊下が何故話題になっているのか、お分かりになりますか。これも考えて見て下さい。

【打ち合わせ】
 京都市にある出版社を紹介してもらうよう依頼しました。社会貢献活動に熱心なところと付き合いがあることを知っていたので、早い機会にお会いさせてもらえるようにお願いしました。是非実現させたいことがあります。

【和歌祭】
 和歌祭当日。昨日の雨が嘘のように晴れ上がり和歌祭が開催されました。午前11時に和歌浦小学校体育館に集合し、武者姿に着替えて出発地の紀州東照宮へ向かいました。ここで和歌祭本部関係者と話をしたところ、昨夜は準備と天候の動向が気になって午前3時まで起きていたようです。関係者の熱意が本日の晴天を呼び込んだ気がします。
 さて本日の武者役は3名、重さ約30キロの鎧兜を身に着けて行進に参加しました。紀州東照宮から和歌浦漁港、片男波海岸から万葉館、アートキューブ、玉津島神社を経て紀州東照宮に戻ります。帰着は午後4時です。鎧兜を着用すると最初は頭、次に肩、最後は腰が痛くなってきます。
時間の経過と共にズッシリと重量がかかってくるのです。
 この重みは和歌祭400年の歴史の重みでしょうか。しかし昔の人は、このような重い鎧兜を着用して刀を振り回せたものだと感心します。歩くだけでも大変なのに、走る、馬に乗る、敵と戦うのですから想像も出来ません。「昔の人は偉かった」は何かと良く聞くセリフですが、この厳しさを体感すると本当にそう思います。
 行列参加者は約1,000人、その何倍もの観衆が江戸時代に想いを馳せた一日でした。和歌山市に和歌祭あり。来年は更に多くの方の参加と来和を期待しています。それ程素晴らしい行列が繰り広げられています。


【懇談】
 和歌祭終了後、今朝、シンガーの佐野安佳里さんが東京から帰ってきたので懇談の機会を得ました。5月29日の渋谷でのバンドを入れたライブを行う予定ですが、昨夜、ライブの打ち合わせを終えたので朝からの新幹線で和歌祭のために和歌浦に帰ってきたのです。一段と逞しさを増した歌唱力と表現力、今からライブが楽しみです。

【風力発電】
 和歌山市内の自宅の屋上に小型風力発電を設置している方がいます。ここは地形的に良い風が吹くので風力で発電した電気をバッテリーに蓄え、事務室の電灯はこの電気で全て賄えています。自然エネルギーで事務室の電気が点灯しているところを見ると、小さい力で頑張っているようで微笑ましくなりました。

【打ち合わせ】
 夜は和歌山市で是非実現させたい取り組みの打ち合わせを行いました。実現させるために活動しているメンバー達が本日、構想地の視察を行っていたので現状の報告と課題整理を行い意見交換しました。対象とする場所を約9万uに絞り込み、ここへのアクセス方法も含めて今後の進め方を検討、次回までにまとめることとしました。
5月13日(土) 「衝撃のデータ」
【経済成長力】
 先日報道されたニュースが話題になっています。和歌山県の経済成長力が全国で最低だと言うもので衝撃が走っています。記事と調査に関するコメントを以下に記します。

 報道されたタイトル「1位は沖縄、2位福岡…」過去10年間の経済成長力 ≪大阪周辺など低迷、新たな地域間格差≫
 この10年間で経済成長力が最も高かったのは沖縄県、最も低かったのは和歌山県−。こんな調査結果が、法政大大学院と経営コンサルティング会社のアタックス(名古屋市)が1日まとめた共同研究で明らかになった。それによると、自動車産業が集積している愛知県とその周辺や、九州・沖縄地方の県が高成長を示す一方、大阪周辺や瀬戸内海沿岸の県は低迷し、新たな地域間格差が浮かび上がってきた。
 共同研究は、企業の新たな立地や営業戦略の指標とする目的で初めて実施した。各都道府県の人口▽県内総生産▽工場立地件数▽新設事業所比率▽地方税収など20項目の社会経済統計について直近と10年前のデータを比較。成長率の高い方から順に10点から1点の評点を与え、総合的な成長力を割り出した。
 沖縄県に続く2位は福岡県、3位は滋賀県と宮崎県。下位グループには46位に山口県、44位に秋田県と大阪府が名を連ねた。
 法政大大学院の坂本光司・中小企業経営革新支援センター長は、トップの沖縄県は「起業など内発的要因で成長した」、最下位の和歌山県は「重厚長大の従来型産業に依存し、新産業が生まれていない」と分析。
「大都市に近い県が高成長するかつての構図は覆った」としたうえ、企業は地域戦略を見直す必要があると指摘している。

■都道府県の経済成長力。見方→順位/都道府県/平均評点
(1)沖縄/8.8 (2)福岡/7.5 (3)滋賀/7.4
(4)宮崎/7.4 (5)愛知/7.2 (6)鹿児島/7.2
(7)熊本/7.1 (8)茨城/7.0 (9)千葉/7.0
(10)栃木/6.7 (11)埼玉/6.6 (12)三重/6.6
(13)群馬/6.5 (14)神奈川/6.5 (15)北海道/6.4
(16)奈良/6.4 (17)宮城/6.3 (18)大分/6.3
(19)東京/6.2 (20)佐賀/6.2 (21)青森/6.1
(22)岩手/6.1 (23)静岡/6.1 (24)徳島/5.9
(25)高知/5.5 (26)山形/5.3 (27)長野/5.2
(28)山梨/5.1 (29)兵庫/5.1 (30)石川/5.0
(31)福島/5.0 (32)島根/4.9 (33)鳥取/4.8
(34)愛媛/4.8 (35)岐阜/4.8 (36)広島/4.6
(37)香川/4.6 (38)岡山/4.5 (39)長崎/4.5
(40)京都/4.3 (41)新潟/4.2 (42)福井/4.2
(43)富山/4.1 (44)秋田/3.8 (45)大阪/3.8
(46)山口/3.7 (47)和歌山/2.9


なお、今回のランキング結果を平均評点が6.5点〜を「高成長県」、平均評点5.0〜6.4点を「中成長県」そして平均評点が4.9点以下を「低成長県」と、3つにグルーピングして日本の地図上にプロットしてみると、「高成長県」は千葉県、埼玉県、神奈川県、茨城県、栃木県そして群馬県等、関東内陸部、とりわけ北関東に位置する県や愛知県、滋賀県そして三重県等、愛知県の西地区の県、さらには福岡県、宮崎県、鹿児島県そして熊本県等、長崎県を除く南九州地区の県と沖縄県である。
  一方、「低成長県」は和歌山県、大阪府そして京都府等、大阪府とその南北に位置する県や中国地区の全ての県と四国地方の瀬戸内海に位置する県、さらには山形県と石川県を除く日本海側に位置する県に集中しているのが分かる(下図)


 総合ランキングが第1位となった沖縄県は、製造品出荷額増加率が第29位、工場立地件数が第43位、労働者現金給与総額増加率が第47位と伸び率が低かったものの、第1位となった項目が12あったのをはじめ、他の大半の項目が上位にあり、この10年間の総合的な伸びが示されている。
総合ランキングが第2位となった福岡県は、県内総生産増加率が第41位、製造品出荷額増加率が第31位そして労働者現金給与総額増加率が第40位と低位であったが、他の項目は総じて高位にあり、やはりこの間の安定した高い伸びが示されている。さらに総合ランキングが第3位となった滋賀県は、農業産出額が第39位、サービス業事業所増加率が第32位そして労働者現金給与総額増加率が第31位と低位であったが、人口増加率と民営事業所増加率がともに第1位であることをはじめ、総じて項目が高位であった。

 一方、総合ランキングが第47位と最も低かった和歌山県は、県内総生産増加率が第12位、製造品出荷額増加率が第14位と中位であったが、他の大半の項目は30番台〜40番台と低調であった。また総合ランキングが第46位であった山口県は、製造品出荷額増加率が第4位と高位であったが、他の大半の項目は低調であった。さらに総合ランキングが秋田県と並び第44位であった大阪府は、有効求人倍率が高まり第5位、新設事業所比率(開業率)が第4位と高位であったが、他の大半の項目は低調であった。

まとめは次の通りです。
@ 過去10年間の47都道府県の経済成長力は、近年の企業の業績と同様、一様ではなく大きくばらついている。
A この10年間の経済成長力の格差は、かつてのような三大都市圏と地方圏、とりわけ 東京圏と東京圏から遠く離れた地方圏といった格差ではなくなってきている。
B この10年間、総合成長力が高かったのは、東京圏及び北関東地区、愛知県及びその 西地区の県、そして長崎県を除く九州・沖縄地区の県である。
C 逆にこの10年間、総合経済成長力が低かったのは、大阪府及びその南北地区の県、 中国・四国地方の瀬戸内海地区の県、そして山形県と石川県を除く日本海側に位置す る県である。
D 高成長県、中成長県そして低成長県と各項目との相関をみると、労働者1人当たり 現金給与総額増加率を除き20項目中19項目で明確な相関が示されている。
E 高成長県に共通してみられる特徴は、事業所、農業、製造業、小売業、卸売業、飲 食店、サービス業従業員100人以上企業、高額所得法人そして有効求人倍率といった産業に関する項目の増加率や減少率あるいは水準値が中成長県や低成長県を大きく上 回っている点である。
F 高成長県と中成長県そして低成長県のとりわけ決定的な違いは、製造品出荷額増加 率や工場立地件数といった工業関連項目や飲食店増加率、サービス業増加率、従業員 100人以上企業増加率、高額所得法人増加率そして有効求人倍率増加率等である。
G つまり近年の地域間格差・都道府県格差は規模やロケーションではなく、地域の産業活力とりわけ魅力的な企業・就業空間の有無や、そのレベルといえる。
H 近年、47都道府県の経済成長力は、これまでのイメージを覆す、またかつての構図ではない新しい動きがみられ、中堅中小企業の拠点戦略や営業販売戦略の見直しが必要である。
I 近年、農業については沖縄県・栃木県そして鹿児島県、工業では大分県・三重県そして山形県等、小売業では沖縄県・長崎県そして熊本県等、飲食店では沖縄県・熊本県そして鹿児島県等、サービス業では沖縄県・愛知県そして東京都等、そして従業員100人以上企業については沖縄県・埼玉県そして奈良県等が注目県である。

【回想宇宙】
 和歌山東急インで開催されている個展「回想宇宙」を観て来ました。和歌山県出身の芸術家で、現在滋賀県で活動中の「もりみ なお」さんの作品展です。自ら創作活動を行うと同時に滋賀芸術学舎を立ち上げ子どもから大人まで美術教室を開催しています。
 若い芸術家の活動は地域活性化に欠かせないものです。

【懇談】
 ある女性会の会長と懇談しました。会長は日頃から活躍中の方で慌しい時間を送っています。
 今日は温かく励ましてくれました。和歌山市では今夏の市長選が話題になっていますが、複数の有力候補が出馬するとあって、また今日もある候補者が事務所開きを行ったこともあり情勢は徐々に激しさを増しています。
「立場上、態度を表明する必要があるでしょうが気にしないで頑張ったら良い。色々言われるでしょうが、あなたが市長選でどのような選択をしても、普段の行いを見ているから信頼を裏切らないことを分かっています。今までどおりに変わらずに人と接したら良いから」と話してくれました。
 温かい言葉をいただいたことで、瞬時に心が暖かくなれました。

 また別の方々からも気に掛けて励ましの言葉をいただきました。
「市長選に巻き込まれてとても心配しています。あなたの評判が他の候補者によって妨げられることを気にしています。フォローをしますが変な場面に巻き込まれないように注意して下さい。将来があるのですから」
「今回の戦いは心配しています。今回の市長選では候補者がいないから応援出来ないけれど、来年のあなたの戦いは任せておいて下さい。傷つかないようにね」
「自分の立ち位置を意識して置くように。これからのことを良く考えておくように」
 皆さんありがとうございます。

【その他】
 情報を活用した防災対策に関する打ち合わせ、ウェイクボード全国大会打ち合わせ、市長選に関する情報交換などを行いました。
5月12日(金) 「打ち合わせ」
【打ち合わせ】
 和歌山県の問題点に関して打ち合わせ。定数削減が課題となっています。現在の定数は46人ですが、人口減少や市町村合併による選挙区見直しなどにより定数見直しが議論されています。ところが平成18年3月県議会において定数削減はゼロの議決がされています。 
 問題点は、47都道府県議会で定数削減されていないのは和歌山県だけ(定数削減されていない徳島県では平成18年6月議会で検討される予定です)であること。定数配分の最大格差が2.3倍あることです。問題とされている選挙区は三箇所。伊都郡は29,817人、橋本市が68,525人なのに定数は2人である点と、有田郡の人口が51,452人なのに定数3人になっていることです。
 この区分けに関して、納得出来る説明は難しいのではないでしょうか。定数削減に関して県下で県議会議員による署名活動が展開されています。

【打ち合わせその2】
 和歌山市の動向に関する打ち合わせを実施。土地取引の流動化や中心部での活性化の動きがあったのですが、5月に入ってから動きが止まっています。それでも夏場からの動きが期待出来る向きもあり、全国と比例するように活性化の動きがありそうです。

【内閣府説明会】
 構造改革特区と地域再生計画に関して内閣府の説明会があり出席してきました。構造改革特区は地方自治体が窓口にならなくても、任意団体やNPO法人からの申請でも内閣府が受け付けてくれます。申請した特区に対して二ヶ月以内に検討して回答を示してくれるようです。

【打ち合わせその3】
 飲食関係者との打ち合わせ。域内の経済情勢は改善されていると言いますが飲食まで波及していないようです。新しい体制を築くことで打開しようと努力されています。

【打ち合わせその4】
 わかやまの底力・市民提案実施事業の締切日が本日です。各種団体がアイデアを実現させるために応募が殺到しました。斬新なアイデアが沢山あり実現出来たら面白いと感じています。災害への対応、地域活性化施策、虐待防止など市の課題に対応する提案があり、提案したNPO法人などの活動は的を得ているもので民間活力が活性化していることを実感します。

【提案事業】
 平成17年度市民提案実施事業に採択された事業が、1年間の準備期間を経て5月から実施する予定になっています。実施するのは「わかやま団塊フォーラム」で、企業などを退職する皆さんが第二の人生を歩み始めることに際して、その経験と技術を和歌山市で活かしてもらえるよう、団塊の世代で地域再生を図るための取り組みです。1年間を通じて地域との関わりについて学べる講座となっています。
 開催は平成18年5月27日、場所は和歌山市民会館小ホール、講師に元松下電器産業の三和清明氏を迎える予定です。和歌山市と民間の協働事業で、和歌山市が元気になって欲しいと願っています。本日はライオンズクラブと何箇所かの企業を回りました。

【日台親善】
 日台親善野球大会に関する調整を行いました。開催月は今年8月下旬で検討していますが、野球を通じて今後、和歌山市と台湾が交流を図れるように仕向けたいと思っています。
 人と文化交流により地域活性化に資することが出来ます。

【打ち合わせその5】
 観光事業者と打ち合わせ。5月の団体旅行は好調だそうです。気候の良い季節であることも要因ですが、昨年よりも人の動きが見られると言います。観光バスが不足する位稼動しているようです。

【懇親会】
 夜は懇親会を実施。和歌山県政の課題や和歌山市長選が話題となりました。約3時間の会合の中で先輩達から学べたことが沢山ありました。

・大会や集会での挨拶は自分の言葉で行うこと。挨拶で挨拶文を広げて読んだり代読したりしては、実態として聴衆は誰も聴いていません。どのような内容の挨拶でも、自分で考え自分の言葉で行うこと。文章の達人が書いた文章であったとしても、読むだけでは人の心に響きません。
 かつてある大会において首長代理で出席した方が、その挨拶の場で首長からの挨拶文を代読すべきところを、代読しないで「首長からのメッセージはここに書かれています。後ほど入り口に掲示しておきますのでご覧下さい」と冒頭に挨拶した後、会場の雰囲気を見て自分なりに挨拶したところ非常に好評だったそうです。
 挨拶は会場の雰囲気に合わせて自分の言葉で行うことです。

・時代が人を呼ぶこと。歴史や和歌山域内の出来事から学べることは、時代が人を登場させることです。絶妙のタイミングで歴史は必要な人を必要な舞台に登場させてくれます。
自分から望んで登場するのではなく、歴史は時代や場所の設定に合ったように必要な人物を舞台に立たせます。世に出るべき人物は、名乗りを挙げなくても自然に待望論が発生します。

・目策の損得で動くと信頼を失くします。何事も長い視点に立ち行動したり判断すべきです。短期的な視点に立った行動をすると先がありません。その場は良かったとしても、自分の利益に通じるような行動をするようでは信頼を勝ち取れませんから、周囲のことも考えた行動を心掛けたいものです。

・機運を逃さないこと。チャンスと度々訪れるものではありません。チャンスが拡がったら躊躇しないで掴みに行くことです。チャンスは一度通り過ぎると、次は何時巡ってくるか分かりません。後で気付いても遅いのでチャンスの前髪を掴むことです。
5月11日(木) 「各種懇談」
【アスベスト問題】
 地方自体を初め企業でもアスベスト問題に対して即座に対応しています。扱い方を慎重にすべきですから、取り扱い資格を保持している専門家の存在は心強いものがあります。本日は専門家方と一緒に、アスベストを扱ったことのある方々へのフォロー活動の必要性も含めて、地方自治体と対応を協議しました。

【政策勉強会】
 和歌山市の課題に関する政策勉強会を実施。教育と福祉を中心にまちづくりや経済施策まで議論は及びました。労働人口と子どもの減少や財政問題が課題ですが、具体的数字を用いると和歌山市の現状に対して危機感を感じます。
 コンパクトシティの考え方導入や新産業の創出、中核市最低のレベルにある経常収支比率の改善など大きな課題が横たわっています。また、まちの人口を減らしているのは和歌山市だけではありませんが、関西の県庁所在地と比較して極端に減らしているのが気掛かりです。

【懇談】
 来客をお迎えして和歌山市長選などに関する懇談を行いました。
 和歌山市内では最大5人の候補者が市長選に出るとの噂が高まっています。この現象を不思議だと感じている方が多いようです。理由は次のようなもので簡単です。平成18年初めに横浜市長選がありました。中田宏横浜市長が大差で二選を果たしたことは皆さんご存知の通りです。1期4年で実績を残した現職市長であれば、中田横浜市長のように2期目は有力な対抗者が出てこないか、候補者が現れたとしても大差で現職が勝つのが通常です。
 大半の地方自治体は行財政問題を抱えていますから、そのような地方自治体において市長に求められているのは、例外なく強いリーダーシップと1期目から成果を出すことです。成果を現した首長の2期目は対抗者が出現しない程の強みを見せています。

 ところが本日の懇談の中で、強みを発揮する筈の2期目を迎えようとする現職和歌山市長に対して4人も候補者が現れるのは変わった現象だと感想を漏らしてくれました。
 推測ですが理由が出されました。それは際立った政策がなく、全国的に評価を受けている市長がいる他都市と比較すると成果と言えるものがないからだと言うものです。数字で示されると分かるのですが、平成17年度決算の経常収支比率(人件費や扶助費などの義務的経費の比率を示す数値で財政健全化の指標となります)は98.9%で、中核市35市中35位の最下位となっています。また和歌山市の借金は、平成15年度当初見込み額は3,325億7,300万円であったものが、平成18年度当初見込み額では3,427億600万円に増加しているように改善されていません。和歌山市が返済すべき借金の額は1日当たり3,000万円となっているのです。
 これらの数字から見ると和歌山市の状況が改善されていないことが分かります。このままの延長線上でいることが良いとは思わない人が多いことも要因となって、複数の候補者が現れているのではないかと意見です。
 
 別の方は和歌山市の予算書で補助金を調べたそうです。それによると毎年同じような補助金が支出されていて、改善された様子がないことを指摘してくれました。行財政改革の先進市では補助金にもメスを入れています。時代と共に市が支援すべき項目は変化しているのに、補助金は継続しているものが多いことに関して不思議だと感想を漏らしてくれました。しがらみのない市長なら抜本的に見直すことが可能だったのに出来ていないことから、2期目になると余計に見直せないだろうと危惧しています。

 また別の方は、この3年間、和歌山市政に関して取材してみようかと思った施策は一つもなかったと話してくれました。市に動きがないので、関心の対象外だと言うのです。和歌山市に動きが欲しいと切望います。

【法律相談】
 弁護士と税理士と一緒に法律問題に関して話し合いを行いました。レアケースの問題にも即座に反応して解決方法を導いてくれます。プロの仕事とは依頼者を安心させてくれるものです。
 相手に不安感を持たせたり頼りないと思わせるようではプロとは言えません。即座の対応と疑問に対して応えてくれる姿勢が依頼者に安心を与えてくれるのです。

【その他】
 飲食店の立地に関する打ち合わせ、和歌浦での仕事の相談、旅館と病院での移送に関する打ち合わせ、指定管理者制度に関する相談、NPO活動に関する打ち合わせ、日台親善交流に関する意見交換、和歌山市でのコンサートの可能性調査、和歌山市の課題に関する取材対応などを行いました。
5月10日(水) 「打ち合わせ」
【予算案】
 私が所属しているライオンズクラブの平成18年度予算案を編成しました。クラブの会計年度は前年の7月から今年の6月までとなっているため、5月の理事会と6月の例会で予算案を提案するために作業を行いました。予算編成は収入を低く支出を多く見積もるのが基本ですから、平成17年度の決算目処を計算しながら予算案が策定出来ました。
 
【営業】
 昼間の会合にて。優れた営業員ならどこの会社でも欲しています。幾つかの事業所から営業が出来る人の要望を受けますが、中々適した人材と遭遇出来ません。営業のノウハウは短期間で身につくものではありませんから、企業で揉まれた人材は各方面から望まれています。
 余りにも当然のことですが、事業コストの内人件費の占める割合は結構大きなウェイトです。人が動くと費用が発生するのですが、地方公共団体と話をしていると人件費を忘れている場合が多くあります。これは地方公共団体の予算は事業別になっていないため、人件費は計上されていないことにも起因しているようです。つまり人件費は当該部門の給与として年度計上されていて、事業費用の項目には携わる公務員の人件費は含まれていないのです。それが予算書の見方を分かりにくくしている要因なのですが、何故かそうなっています。
 例えばイベントを実施する計画がある場合、当該イベントに関係する公務員の人件費は除かれています。民間事業者と一緒に仕事をする場合、役所ではこの感覚を持っているため打ち合わせや現地視察に要した人が動いた費用は事業費用としてカウントされないのです。事業を遂行して初めて収入が得られる感覚と、最初から収入を得ているので事業を遂行してもしなくても関係がないとする感覚の違いは言葉にすれば少しの違いです。しかし少しの感覚のズレが民間事業を圧迫する場合があるのです。
 営業は直接事業とは関係がないように思えますから、これに要する費用は総事業費としてカウントされないのはおかしいのです。

【健康サービス事業】
 各地で健康サービス産業の可能性について調査が行われています。和歌山市は健康サービス産業の適地だと認識しているため各方面に提案活動を行っているところですが、早く事業化を図らないと決して先進市とは言えなくなります。全国で一番になることで情報や人材が集まります。二番では駄目だと言うことに気付いて欲しいところです。
 本日の打ち合わせによりこの問題を前進させることが出来ました。

【交流試合】
 台湾の野球チームが和歌山市に遠征することを検討してくれています。夏休みを利用して、野球を通じてお互いの文化交流を図ろうとするものです。文化活動と地域活性化、そして海外との交流など合わせて幾つかの利点がありますから実現に向けて活動していきます。

【打ち合わせ】
 子守唄イベントに関する打ち合わせを実施。和歌山県岩出市には根来の子守唄があります。全国に誇れる子守唄ですから、今年11月2日と3日の両日に岩出市に全国子守唄フェスタが開催される予定です。
 私達NPO法人和歌山観光医療産業創造ネットワークでも、この優れた子守唄を核として21世紀に残すべき子守唄を和歌山から全国に発信したいと考えています。生まれて最初に聞いた音楽が子守唄という人がいるように、私達は子守唄を聞いて育っている筈です。子守唄を聞いて育った子どもは、大きくなっても心の中に子守唄が懐かしさと共に残っていることがあります。子どもの頃を思い出させてくれる子守唄と、21世紀に誕生させ残して行きたいと思えるような子守唄の創造を織り交ぜた、今までの概念を打ち破る子守唄イベントを発信させる予定です。

【懇親会】
 夜は15人で懇親会、会場はイタリアレストランのセンプレ・コンテです。カジュアルであり品格もあるこのレストランは、雨にも関わらず多くの人で賑わっていました。味も去ることながら丁寧な応対が気持ち良いとの意見がありました。和歌山市内で気持ちの良い雰囲気のレストランが増えています。
5月 9日(火) 「コミュニティFM」
【コミュニティFM】
 防災FM可能性を調査するために、音響のプロフェッショナルと一緒に、京都三条ラジオカフェを訪問しました。京都市でNPO法人が運営している京都コミュニティ放送が開設されて3年が経過しています。スタジオは京都市下京区三条通御幸辻角1928ビル1階にあります。喫茶・軽食のラジオカフェとスタジオが併設されているのが特徴です。この古いビルは1920年代に建設され、毎日放送ビルとして活用されていたのですが、放送局が移転した後は一階にラジオカフェとFM放送スタジオ、アンテナショップ、芸術家のための展示スペース、カフェ&レスト、そしてペントハウスは舞台演劇の会場となっています。
(ラジオカフェ入り口)
1920年代の建物が現代仕様に生まれ変わって存在感を示しています。


(FMスタジオ)
 そして開設後3年が経過した現在、FM79.7の京都三条ラジオカフェは約90の番組を持つに至っています。通常だと放送局は編成部が番組編成を行うのですが、ここでは全く逆転させて番組を持ちたい人を募り、自由に番組を作ってもらって番組として取り上げたそうです。ここで生まれた個性豊かな番組は視聴者からの厳しい意見に耐え残ったものばかりです。
 かつては一人の天才が番組を作っていましたが、現在は誰でもブログを作成する時代に入っているためラジオ番組も誰でも作れるようになっています。
 そのためディレクターの元で一つに統一された番組は個性的だったのですが、多くの人が集って個性を散りばめた番組も一つにまとまると個性的になっています。既に一人の個性で人々を納得させられる時代ではなく、一人の方向性だけを維持するだけでは番組が持ちこたえられなくなっているのです。

 電波を開放した結果、参加した方々の個性が築き上げたものが、今までにない新しい世界を作り上げています。パソコンはブログで開放されたようにFM局は番組作りを参加者に任せたことで電波を開放しているのです。
 初期投資さえ出来れば、ランニングコストは地域の支援とやり方次第で継続させることは可能です。FM局を支援してもらえる正会員やアソシエイト会員を募集したり、ミキサーには大学生のアルバイトを募ったりして番組作りをしています。

 本日説明してもらった理由は、東南海・南海地震に備え、和歌山市でコミュニティFM局を開設することで危機への対応が可能となるか否か調査するためです。地域にFM局があると災害時にはきめ細かい対応と迅速な危機への対応が可能となります。非常用備品のひとつにラジオを携行することは皆さんが知っている通りです。これは情報があることで冷静な行動を取ることも出来ることに由来しているのですが、ソフトがないとラジオを携行する意味はありません。
 普段は音楽や地域情報を放送するのですが、非常時には災害情報や助け合い情報を放送することで地域の事情に対応することが出来ます。警報装置を設置するよりも経費が安くて汎用性のある防災用コミュニティFM局を開設する意味はあります。
 それに加えて、県庁所在地でコミュニティFM局がないのは和歌山市だけだという事実を知ることになりました。ここでも遅れている和歌山市を実感させられました。
 今回の訪問で、京都三条ラジオカフェとの連携も図れる方向性が見出せたため和歌山市で開設し、防災対策とコミュニティFM不在地区から脱出したいものです。

【問い合わせ】
 5月7日の日曜日、和歌山市のある地域で市が主導している一斉清掃が行われました。そこに暮らす人達は清掃活動に参加したのですが、地域社会にある企業からは誰も清掃活動に参加していなかったそうです。地域で存在する企業なのに地域に無関心なのは問題があり、市が音頭を取っている限りは企業に対しても地域美化活動に協力してもらえるよう事前に働きかけて欲しいと要望がありました。毎年、和歌山市の一斉清掃で問題提起されていますが、一向に苦情や改善意見が減少することはありません。

 また外国から約300名の労働者を受けている体制を敷いている企業がありますが、居住が予定されている地域に対して説明はないばかりか、地域の中での外国人との共生問題や防犯対策に関しての方針も示されていないようです。一斉に外国人が地域社会で暮らす事態になることを和歌山市は知っているのか、知っているなら犯罪防止対策など講じようとしているのか、その対象地域の方は不安が増していると意見をいただきました。
 せめて外国人の方を迎え入れるのであれば行政機関から企業に対して、外国人と暮らした経験が少ない地域の方々に説明を行うよう指導するなど、地域の不安を解消するための方策を講じて欲しいとのことです。
 何事に関しても無関心な市の姿勢には不信感があると提言していただきました。市長に対して意見して欲しいと依頼があったため、この2件の意見を付すことにいたします。

【懇談会】
 夜は懇談会です。つくづく思うことは、人生とは難しいものだと言うことです。誰もがそれぞれの人生を生きています。それは自分一人だけではなく、家族や周囲の方々の期待とそれぞれの人生を背負っているとも言えます。30歳は一つ決断の時期でもあります。ここでの方向性は一生を大きく左右するような気がします。この時期、誰もが悩み傷つき、その中から生き方を見つけ出すのです。
 30歳代からの生き方を真剣に考えた人には大きく将来が開けて来ます。迷った末に出した決断の結果はどのようなものであっても、周囲の人は尊重したいものです。そして迷った末に決断した結果は、周囲の意見を聞くとしても最終は自分で決定したいものです。
5月 8日(月) 「連休明け」
【ミーティング】
 連休明けのミーティング。来週に予定している環境・エネルギー研修会に関して役割分担と行程確認を行いました。総勢約600人の参加者を見込んでいます。

【懇談】
 障害福祉に関わっている方と懇談。経営と福祉充実を成り立たすのは困難を極めているところがあります。利用者のためを考えると内容を充実させるべきですし、経営を優先させると利用者に今までよりも負担をかけることになります。ジレンマに陥っている様子が伺えます。これも真剣に福祉の行く先を考えているからこそです。
 連休も休みなしで働いている労力が実ることを祈るばかりです。

【写真ツアー】
 写真を楽しむことを目的として趣味の活動をしている方との懇談では、新しく写真クラブを立ち上げたことを伺いました。毎月一回は写真撮影ツアーを企画していて、先生を中心に会員同士でレベルアップに努めています。
 そして使用するバスは紀州レンジャーバスだと聞きました。和歌山県で活動しているので和歌山のPRの一助を担いたいと話してくれました。自分の趣味の世界に浸るだけではなく、和歌山県全体のことも考えて活動してくれています。

【新エネルギー】
 和歌山市内の自宅で風力発電設備を設置する方がいます。既に設備は設置しているので、後は電力系統に連携するだけです。個人宅が電力会社の系統に接続するのは和歌山市では初めてのことです。自然環境に恵まれた和歌山市は新エネルギーの先進市になるべきですから、個人で決して安くはない風力発電設備を設置する行為は素晴らしいものです。連携を行う日も決定しました。

【打ち合わせ】
 和歌山市内のコミュニティ誌と打ち合わせ。ひとつの分野を継続することが力になることが分かります。積み重ねたものを誰かが後から追いかけようとしても中々追いつけるものではありません。情報媒体の開拓者の取り組みに納得するばかりです。

【施策打ち合わせ】
 例えば5年先の和歌山市を活性化させるにはどうすべきかを考える会合を持ちました。人口減少と労働人口の減少が確実な見通しがある中、対策を講じる必要性を誰もが思っているところです。和歌山市に暮らす私達が最も大きな選択をする機会が間近に迫ってきた今夏の市長選です。連休明けから前哨戦はヒートアップしていくのでしょうが、関心の低さが気になるところです。懇談の中で言われていることは、候補者の名前は出ているけれど政権公約が発表されていないので選択肢がないと言うものです。
 若い世代にとって、これからの和歌山市の行く末は自分に降りかかってくる問題ですから、安易な選択をしないでおこうと考えている人が多いようです。具体的な政権公約を比較して誰に託すかを決めようと考えている人が多いのが今市長選の特徴です。
 他人任せではなく自分で判断するという市長選には主体的に関わろうとする動きは、このまちの将来を考えると好ましい状況です。

【熊野古道】
 首都圏から熊野古道に来てもらうこと。リタイアした後の団塊の世代に熊野古道に来てもらうことを目的にした取り組みが検討されています。そして訪れてくれた方に対しては、ゆったりと熊野古道を楽しんでもらおうと、順次熊野古道沿いに宿泊施設を設置しようと検討されています。勿論、世界遺産の主旨と景観を損なわないことを念頭に置いていることは言うまでもありません。
 重要視するのは環境負荷の低減とエネルギーコストの低減です。森林税を課そうとする程の環境先進県、和歌山県ですから環境負荷の低減を第一に考えるのは当然のことです。観光と環境、エネルギーコストを全て達成することが、熊野古道を観光資源にしようと考える人達の課題です。
 
【ホームページ】
 本日出会った方から「和歌山市に出張に来る電車の中で、ホームページをプリントアウトして読んできたから」と声を掛けていただきました。出張前に私のホームページにアクセスして、最近の活動報告のページをプリントアウトして鞄に入れて読んでくれたそうです。そして感想を聞かせてくれました。
「本当に活動内容が良く分かるので読み応えがありますが、読み手のことを考えてもう少し文字数を減らして下さい(笑)」
「私達が知ることの出来ない問題点もさらっと書かれているので驚くことがあります。私達が知ることが大切なように、議員は情報発信してくれることが大切です」
「ある用語を検索エンジンで検索していたら、片桐議員のページが引っかかってきました。課題を検索している時に、それに合った活動内容が呼び出されてくると色々な課題に取り組んでいることが分かります。継続した活動にして下さい」
 などのご意見をいただきました。ありがとうございます。

【便り】
 ニューヨークから帰ってきた元気な声で連絡をいただきました。5月5日、国連本部で東ティモールの写真展が開催されたことは先に記したところですが、国連から無事日本に帰国した第一報をいただきました。
 国連での写真展の場に立ったのは言葉にならない程の感激だったそうです。「平和」や「世界のために」と言う言葉は理想として良く使いますが、それを実践するのは難しいことです。継続して取り組んできた結果が国連での報告ですから言葉に置き換えられない気持ちだったことでしょう。
 現場にいなくて報道を読んだだけの私でさえ嬉しさが込み上げて来た位ですから、当人達の嬉しさは言うまでもありません。実践した人だけが味わえる感激の瞬間と場面。一度味わってしまうと、自分を取り巻く世界が変化するのは当然のことです。国連で報告すると世界観はどう変わるのでしょうか。是非、聞いてみたいところです。
 幸い平成18年6月に入ったら、東ティモールと国連での報告の感想話を聞く機会を持つことが出来ました。平和の尊さ、そして世界のために出来ることを学ぶことが出来る報告が今から楽しみです。

【ライオンズ会合】
 夜は新会員3名をお迎えしたライオンズクラブの会合に出席しました。夜間例会と呼ばれるもので、歓迎の時や年末など懇親目的の場合に夜間例会が開催されることがあります。会員さんの中に飲食店を経営されている方がいるため、会場を提供していただいての例会となりました。

【フランス】
 知らなかったのですが、与謝野晶子の会というものがあるそうです。与謝野晶子の人生から学ぶための勉強会ですが、勉強の成果を確認するために与謝野鉄幹を追ってフランスに向かった与謝野晶子の足跡を訪ねるために、会では平成18年7月、フランスに行くそうです。机上の成果を、現地実習で深めることは有意義なことです。行く前に一度、そして帰ってからも報告をしてくれると話してくれした。
5月 7日(日) 「連休中の読書」
 早いもので連休は今日で終了です。明日からは再び普段の生活に戻ることになります。
 連休中の夜、比較的時間が取れたので何冊か本を読みました。
「小さな人生論」「小さな人生論2」藤尾秀昭氏。月刊誌「致知」の巻頭に掲載されている名文の数々を一冊にまとめた贅沢に冊子です。小さくはない大きな希望を抱かせてくれるものです。

「中田主義」中田宏氏。現役の横浜市長の考え方がまとめられたものです。市を改革している途中のリーダである中田市長の意識の高さをうかがい知ることが出来ます。横浜市民が羨ましいという声も聞こえています。

「そう考えると楽ですね」岩井虔氏。松下電器創業者松下幸之助翁の考え方を紹介してくれています。経営の神様が生き方を教えてくれています。お陰様でと言う感謝の気持ちを持って人と接することが誰にとっても大切なことが改めて分かります。

「幸せを奪われた働き蜂国家日本」カレル・ヴァン・ウォルフレン氏とベンジャミン・フルフォード氏。「日本で最も政治力のあるはずのサラリーマン層が、最も政治に参加していない。官僚と政治家にそのパワーを預けている」ことが問題だと指摘されています。働いている人達が声をあげないで、誰が現役世代のことを考えてくれるのでしょうか。

「臆病者のための株入門」橘玲氏。橘氏の著書にはいつもあっと驚かされますが、これも期待通りの一冊。素人が株に投資する最も効率的な方法を教えてくれています。橘氏から素晴らしい結論が示されています。

「釣られない魚が大物になる」南淵明宏氏。人に釣られない魚が、結局その後大物に育つという格言があります。人に釣られない生き方とはどのようなものか。脳外科医の著者が体験を元に話してくれます。

「まがいモンたちの終焉」落合信彦氏。海外から見た日本の問題点を分かり易く指摘しています。ただ頷くだけでは駄目で、世界の動きが分かった上で後は自分でどれだけ実践出来るかです。

「こんな時代だからこそ心にとめておきたい55のことがら」広岡勲氏。著者は日本人初のニューヨーク・ヤンキース球団広報です。権力など何かの力によって、人の考えが変えられてしまうのは本当に恐ろしいことです。ヤンキースの松井秀喜選手や広岡勲さんの生き方から考えさせられます。「最後に決めるのは自分ひとりだよ」背中を押してくれるメッセージが込められています。

「君たちは偉大だ」百瀬昭次氏。人として知っておきたい事柄がたくさん表現されています。とても読み易くて為になるを絵に描いたような本です。

「働くということ」ロナルド・ローア氏。グローバル化する世界の中で価値を持つ労働とは何か私達が考えなくてはならないテーマですが、ひとつの考え方を示してくれています。結局、グローバルって何なの。一言で説明しなさいと言われたらどうしますか。その解答書でもあります。
5月 6日(土) 「ゴールデンウィーク」
【ゴールデンウィーク】
 今年のゴールデンウィークは長い方で9連休あったのですが、この休みも後半に入りました。連休は心身ともに復活出来る良い機会です。私も知り合いの方が連休の真っ只中の難しい中にも関わらずホテルを確保してくれたので、ひと時の休日を楽しみました。
 まちには多くの人が出ていて活気が溢れていますが、その中で物を購入する人も多いのですが、それ以上に楽しみという時間を楽しむ人も増えてきています。物を買うよりも、あっという間に過ぎていく、そして限られた時間の中で楽しむためにお金を使っている人が増加しているように感じます。

 親しい方たちと一緒に過ごす時間はかけがえのないものです。小学校低学年の子どもはこの休み期間中の出来事を作文に書きました。今までは1ページ書くのが精一杯だったのが、家族と過ごした時間を書き始めると4ページにも及ぶ作文となりました。子どもにとって大作で、一度長文を書いた自信は、これからの自信につながっていくことを確信出来る出来事でした。子どもにとっては接する全てが新鮮で成長する糧になる体験です。
 子どもの成長ははっきりと見えるものですから、接していて楽しいものです。
 目の前の階段を一歩ずつ確実に登るような姿勢で、これから無限に拡がる自分の道を登って欲しいものです。

【コブクロ】
 日本武道館でコブクロが初のライブを行いました。1998年9月に結成してから8年後に実現した夢となりました。オフィスコブクロの社長に聞いたところによると、日本武道館はコンサートホールではありませんが、歌手にとっては夢の舞台だそうです。
 奇しくも5月6日はオフィスコブクロ社長の誕生日でもあります。皆さんが長い時間かけて築いてきた思いが実現したこの日は、今までの活動の中で最高の一日になったのではないでしょうか。一ファンとして陰ながら声援を送りました。聞くところによると、「桜」の曲の途中では涙が詰まったそうです。夢を実現させた人が流す涙、本当に素晴らしいものです。

【国連本部】
 もうひとつの出来事。女優の藤原紀香さんが国連本部で、5月5日、東ティモールの写真展を開催したそうです。藤原さん達は今年3月に東ティモール入りして子ども達を励ますと共にその素顔を撮影して来ています。今回は2002年に独立したばかりの東ティモール復興を願ってその写真展が国連で開催されたのです。報道によると、ある日本の大使は「藤原さんは大使よりも何百倍も効果的」と挨拶があったそうです。
 日本だけでは納まらない藤原紀香さんの世界平和のための活動です。こんな素晴らしい藤原さんが、アフガニスタンやカンボジアの子ども達を撮影した写真を和歌山市内で常設しています。和歌山市で藤原さんの平和への願いを込めた活動を支援するためアバローム紀の国で常設展を設置しています。
 私達は藤原紀香さんの活動を全面支援するため、常設展会場に藤原紀香さん平和支援基金を設けているところです。和歌山市在住の方だけではなく全国からこの素晴らしい写真展を観に来て欲しいと願っています。平和な日本だからこそ国情不安定な国を支援出来るのです。常設写真展を通じて平和について一緒に考えていきたいものです。
 しかし国連で写真展を開催するほどの、藤原紀香さんの写真展を常設している和歌山市は凄いって思いませんか。
5月 5日(金) 「観光事業」
【観光事業】
 平成19年度、和歌山大学に観光学科が開設される予定です。その次には国立大学として初の観光学部開設を目指していますが、和歌浦や加太、そして白浜と那智勝浦、熊野古道などを観光資源にしている和歌山県にとって期待が高まります。
 ところが観光事業の社会的評価は、それ程高くないのが現実です。和歌山地域の観光業が人材募集を行っても関心を持ってくれないようですし、残念ながら飲食業の社会的地位は低いとお聞きしました。金融機関からの事業用に金融融資を受けようとしても、地域の会社で主業務が飲食業の場合は審査が厳しい事例も聞きました。

 その理由はいくつかあるのでしょうが、大きなところで考えると観光学が体系だった学問として和歌山の皆さんに認知されていないことが挙げられます。かつて福祉や情報も社会から評価されない時代がありました。福祉に人材が集まらない、情報産業とはどのようなものなのか形が分からないとされていたのが嘘のようです。しかし各地に○○福祉大学や、△△通信情報大学などが誕生したことから体系だった学問として認識されると共に、卒業生も社会に輩出されました。
 大学に学部があることは社会的な評価が高まります。和歌山大学観光学部が誕生し、和歌山県内外に観光学を学んだ卒業生を送り出すことで、観光事業で働こうとする人材が整います。直ぐにはレベルアップ出来ませんが、何年か経過すると観光学を学んだ人達が観光事業者として活躍している筈です。

 観光学がトップにくることで、事業の新しい枠組みが出来上がります。交通事業者、ホテル・旅館業、飲食業、医療関係者などが枠に入り、今までにない組み合わせの業態が出現する可能性があります。旅館と飲食、医療関係者が集まり、アロマを提供する旅館に宿泊し、地元で採れた自然食だけを活用した食事を提供してくれる飲食店で食事を行い、ストレスチェックと改善対策を具体的にアドバイスしてくれる体制が整うと、今までにない健康サービス産業が生まれます。
 交通事業者と医療関係者が組むことにより、空港や鉄道の駅でお客さんを迎えた後、バス車中で健康チェックを行うなど健康に関する実演をしながら観光目的地までお送りすることが出来ます。到着後はストレス改善ウォーキングなどのメニューに参加してもらうことで、より健康な体を取り戻して生活の拠点に帰ってもらうことが出来ます。

 観光学がトップに来ることで、新しい形態の事業を誕生させることが見えてきます。そして大学の学問として取り入れられることで人材が育ち、また社会的地位は上がり観光業界は活性化します。
 このように観光学部が開設されると、直接的な観光事業者だけに利点があるのではなく、他業種にも波及効果が期待出来ます。新しい動きがあると必ず、予期していなかった分野にまで波及があり、既存の事業者の活性化や新産業の創造、そして人材交流などが図れます。ひとつの波は次の波を作り、大きな波として私達の前に現れます。
 ところで和歌山市内の観光業では、ゴールデンウィークは好調を保っているように聞きました。

【通夜式】
 夜は通夜式に参列。身近な方の通夜式はいつもながら心が痛みます。
5月 4日(木) 「和歌山市今昔物語」
【打ち合わせ】
 和歌山市の課題に関する打ち合わせを実施。課題となっているのは少子化問題、そして小学校入学者の減少などです。20年前には約7,000人もいた小学校の新入学生は、約3,500人にも減っているのが現実です。この数字を課題と捉えずに教育問題への対応は出来ません。丁度、今春幼稚園に入学した子どもを持っている保護者の方と懇談したところ「昔は多かったけれど今は子どもが少ない。幼稚園の入園者も少なかったので子どもの将来に不安を感じる時があります」と話してくれました。
 数字を示して初めて、具体的に和歌山市の子どもが減少している現実を知ることが出来たので、保護者がどうすれば良いか考えたいとして「三人目を生まないとね(現在二人のお子様がいらっしゃいます)」と笑いながら解決方法(?)を示してくれました。
 まず現実を知ることから解決に向かいます。

【和歌山市今昔物語】
 和歌山市立博物館で、和歌山市の今と昔を写真で比較した展覧会が開催されています。一昨日、和歌山市の歴史を知るために良い展覧会を開催しているからと、職員さんから声をかけてもらっていたので本日観に行ってきました。思ったよりも多くの方が観に来ていたのですが、偶然、隣にいた人が知り合いの方だったので驚きました。
 明治時代の和歌浦には、当時、東洋一のエレベータがありました。この写真を見ると、建築物を改修する時の足場のような姿でした。夏目漱石も和歌浦を訪れこのエレベータに乗っていますが、この場所にそぐわない景観だと言うニュアンス感想を述べたようです。

 この意味するところは、景勝地である和歌浦の海岸に巨大なエレベータが設置されているのは、文明が自然景観にマッチしていないとするものです。昭和初頭には、和歌浦は海岸美で全国一に選出されたこともある景勝地ですから、相当違和感があったのでしょう。
 このエレベータ建築は明治時代に当時のお金で1万円も要しています。今の価値に換算すると幾らになるか見当はつきませんが、進歩的な考え方も持ち主が和歌浦にいたことが分かります。当時和歌浦は、全国で10番に入る大都市だったと聞いたことがありますが、それを裏付けてくれるような写真の数々でした。

 また本町には芝居小屋が立ち並んでいた写真もありましたし、懐かしい丸正百貨店の写真もありました。丸正百貨店は、和歌山市に高島屋が進出してきたことに対抗して、和歌山市の呉服屋が百貨店を創業したことが始まりだったことを知りました。
 和歌山市の歴史を短時間で駆け巡ることが出来ました。

【懇談】
 トップの資質に関して懇談を実施しました。丁度和歌山市長選が、今夏予定されているためトップの資質に関しての専門家をゲストにお招きして話し合いました。
 トップになるべき人の資質の一つは、トップを狙う人は野心家であることが多いのですが、実は野心家では務まらなくて和を重んじる人が適しているということです。自分がトップにならないと駄目だと思っているような人は、まず支持されないと言います。周囲の方との和を大切にする気持ちを持っていることが重要です。
 二つ。他人の意見を良く聞く人物であること。自分と異なる意見を取り入れる姿勢や、例え一時的にライバルとなったとしても選挙が終わった後は協調し合う姿勢を持てるかどうかもトップの持つべき資質です。

 三つ。自分が自分がという姿勢は全く駄目。周囲から推してくれる人物であることが重要。自然に周囲から期待論が発生するような人物が理想です。

 四つ。バランス感覚を持っていること。権力者だけを向いているような人物は絶対にいけません。政策にはバランスがとれているかをチェックする必要があります。

 五つ。少し控えめの方が良い。権力を持つとどうしても他人の意見や助言を聞かなくなります。最初から自分が一番と思っている人物が権力を持つと、周囲の人にとって大変不幸な事態を招きます。

 六つ。ゲーム感覚で戦おうとする人は駄目。選挙は多くの人を巻き込みますから、どのような結果であっても周囲の人を救おうとする姿勢を持っている人物であって欲しいものです。勝つか負けるかといったゲーム感覚の人は、周囲に迷惑を与えるだけで責任を取りません。負けたら自分の責任ではなく周囲の責任だと考えて、臆面もなく統一地方選挙で県議会に戻ろうとする人がいるとしたら論外です。
 皆んなに迷惑をかけることを知っていたら、簡単に出戻りすることは出来ません。覚悟を決めている人であって欲しいものです。

 七つ。人と会う時の姿勢で資質が分かります。自分の主張だけ行って相手の意見を聞かない人は論外です。常に聞く姿勢を持っている人物がトップの資質です。一方的に話すだけ話して意見を聞かない人や、他人の意見を否定する人は好ましくありません。

 八つ。実力以上の大口を叩かないことです。自分の実力が分かっている人は、実力以上のことを話しません。理想を掲げてもその理想が他人の理想と一致しているのかは分かりません。実力の伴わない理想を掲げても見抜かれてしまいます。勿論、理想を掲げない人よりはマシとも言えますが、大口を叩く人と理想のない人のどちらがマシなのかは分かりません。

 九つ。運を見方にすること。物事には機というものがありますから、決断する時期は大切です。個人を超えた神の領域があることを思っておくことが必要です。自分が何でも出来ると考えるのは横暴です。

 最後に。今、生きているのは祖先がいて見守ってくれているからです。祖先を敬う気持ちを持つこと、そして年上の人を尊敬する姿勢を持つことが大切なことです。そうすると自然に自らの行動は変わってきます。
 如何でしょうか。トップでなくても心掛けたい事柄ばかりです。
5月 3日(水) 「マニュアル」
【おかしな発言】
 話を聞いて欲しいと連絡がありました。会って話を伺うと全くおかしな内容でした。
 先月、和歌山市長が地域に入って市政報告会が開催されたようです。お声が掛かって会場に行って市長から報告を受けのですが、報告内容よりも地域を馬鹿にした発言に立腹して収まらないと言うのです。その市長発言とは次のようなものです。
「この地域に来るのは久しぶりです。確か一年前にこの辺りに来てフランス料理店に行きました。ところが和歌山市のお店はよく潰れるので1年経ったら開いているかどうか分かりません。先ほど見てきたところまだこのお店があったのでホッとしました」
 これを聞いた参加者のある方は、一体何を言いたいのか分からないし呆れ返ってしまったそうです。和歌山市で飲食店を経営している方に聞こえると一体どう思われるのでしょうか。

【マニュアル】
 マニュアル人間はいけないと言われることがあれますが、マニュアルでさえ読まない人が増えていることで仕事の質が低下している場合があります。初めての仕事をする場合には目的や仕事の方法が分からないため、まずマニュアルから入ります。一通り仕事内容を頭で理解しておかないと何をすれば良いのか分かりませんから、白紙の状態で先輩達に聞くのは失礼です。
 マニュアルはその仕事に携わった人達が仕事の目的と手順と記したものですから、初めてその仕事に携わる人にとっては最低限知っておくべきノウハウが詰まっています。つまり仕事をする場合にはまずマニュアル通りに進めてみて、経験を積んだ後にマニュアルを改善するか、自分流に仕事のやり方を変えたら良いのです。

 改善するためには仕事の経験を積む必要があります。それは、自分でやってみないと本質部分は分からないからです。仕事をする中から改善すべき事項が発見することが出来ますし、お客さんからの意見や要望、苦情などから学ぶことが出来ます。お客さんから同じような要求がある場合はマニュアルが間違っているか、制定時から時代が進展しているためマニュアルが時代の要望に合わなくなってしまっているのです。
 ですからマニュアル通りにしたら自分の個性が発揮出来ないとか、お客さんのために仕事をしているのだからマニュアル遵守は必要ないと言う意見を聞きますが誤りです。仕事はまず基本があって応用があります。基本的なお客さん対応が出来て、初めてお客さんから信頼され、お客さんに応じたサービスを付加すべきなのです。
 挨拶がいい加減であったり、初対面の人にいきなり自分流の応対をすると信頼されることはありませんから、マニュアル以前の問題と言えます。自分に応じた仕事の邪魔になるためにマニュアルが不要だと考えてはいけません。マニュアルが不要なのではなく、マニュアルが不要になる程、仕事に精通すべきなのです。

 あるファーストフード店での出来事です。
 組み合わせたセットメニューを注文すると景品が付いてくる商品がありました。ここで2個セットメニューを注文したところ「用意していた商品は5種類なのですが、その内3種類の景品が品切れとなっていて2種類だけ残っています」、そしてマニュアル通りに「どの景品にいたしましょうか」との問いがありました。同じ景品を二つ欲しいと言うお客さんは、余程のマニアでない限り余りいないような気がするのですが、まだ不快感はなく大丈夫でした。
 そこで「どちらも一つずつ付けて下さい」と答えると、「すみません。二種類は無理ですので同じものを二個にしていただけますか」との回答。
 意味が分からなかったので「どういう意味ですが」と確認したところ「景品はあと2種類しか残っていないため、一つずつお渡しすると両方が少なくなってしまうので、どちらかを2個にしてもらえませんか」という回答。
 これも意味が分からない返答です。多分、どちらかの景品の在庫が少なくなっていて、私に一つずつ渡すとなくなる恐れがあるのでしょう。景品が一種類だけになると、今後セットメニューの売り上げ落ちると判断しての返答だと推測出来ます。

 後の人だけがお客さんで目の前にいる私のことをお客さんと思っていないような回答だったので、「二種類あるから一つずつ下さいと言ったのです。同じものは二つ要りません」と答えました。
 その店員は店長に相談しますと一旦、店の奥に下がり店長を連れてきました。しかし狭い店内ですから、相談している内容が聞こえてきました。店長が「一種類しかないと言っておいて」と指示しているのです。 店員は店長をカウンターに連れてきて「もう一種類だけしか残っていないのです」と回答がありました。余りの馬鹿らしさに、これ以上話しても時間の無駄だと観念しました。
 このような対応をする店には二度と来ることはないと思いながら「それでは仕方ないですね」と答えました。
 後の利益を考えてもう注文してしまっている今いるお客さんのことを考えない対応、そしてマニュアル通りの応対。お客さんよりも利益を優先した人達が作成したマニュアルだと感じる出来事でした。
 マニュアルは仕事を覚えるためのものですから整備は必要です。そして使うのは人です。
 マニュアル以前も、マニュアル通りも仕事には不適格ですから、マニュアルを読んで自分のものにして、そこにお客さんの視点が欠けていれば改善する、またはお客さんの要望に応じてアレンジする能力が必要です。
5月 2日(火) 「打ち合わせ」
【打ち合わせ】
 市長選と補欠選挙の可能性、そして来春の統一地方選に関する意見交換を行いました。和歌山市ではにわかにざわめきが増して来ています。状況と情報が入り混じっているため本質的なことは分からない部分がありますが、連休明けから動きが加速されそうです。最大の場合、今夏は和歌山市長選挙と県議会と和歌山市議会の補欠選挙があるかも知れません。そうなると和歌山市は大変な状況となります。各界でねじれ現象が現れると予想されています。

【和歌祭の冊子】
 和歌祭の冊子「WAKUWAKUわかやま和歌祭」が和歌山市内で評判になっています。和歌山市の歴史を学ぶ意味でも、子どもの教育に関しても活用を呼びかけている人が多くなっています。そのため和歌山市でも活用を検討してもらえるよう、発行者である野うさぎの森代表と共に和歌山市役所に協力依頼に周りました。事前に冊子を読んでもらっていたため、観光や教育で活用を検討していただけることになりました。
 
【子守唄】
 全国で子ども合唱団の指導を行っている方と懇談する中で、和歌山県岩出市の根来の子守唄の歌詞と旋律は素晴らしく世界に誇れるものであることを話してくれました。この方は世界各国からお呼びがかかり子どもの合唱普及のために活躍していますが、日本の子守唄、特に根来の子守唄の評価が高いことを教えてくれました。
 中には演奏を聴いただけで涙を流してハンカチで瞼を拭っている人もいるそうです。それだけ心に染み入る旋律で、専門家からすると特筆すべき子守唄だと評価されています。
 この方は和歌山から子どもの唄を発信するための構想を持っているように、子どもが健全に育つように、そして私達の世代で大切な子守唄が途絶えてしまわないように音と譜面を残す取り組みをしています。
 音楽は一度失われると復元するのは至難の業だそうで、オリジナルの譜面に基づいてCD化したり、子ども達に音楽指導するなど次の世代に継承する努力をしています。根来の子守唄は失ってはいけない音楽だそうです。

【和歌山の施策】
 和歌山市が取り組むべき課題に関して貴重な意見をいただきました。仕事で忙しい中にも関わらず、熱心に問題点を抽出して提案してくれることを感謝せずにいられません。
 最初はニート対策です。地方自治体でのニート対策はジョブカフェなどの就労支援と相談窓口を開設していますが、どうしても待ちの姿勢となっています。どれだけのニートがいるのか実数も不明確ですし、仮に所在が明らかになったとしても無理に引っ張り出すことは困難です。そのため受け皿を作っておくことだけでも前進ですが、抜本的な解決策とはなりません。
 ただ第一歩を踏み出していますから、ここから出発させたいものです。
 他の課題は地域における子育て対策です。地域が子ども達の保護者であるとの認識を持てるように施策が今こそ必要だと言うものです。共稼ぎの家庭では子どもの教育や成長と安全を見守ることが難しく、学校を中心とする地域で子育てをしているような環境作りが求められているのです。ただ言うのは簡単ですが具体的な施策を提示するのは難しいのです。それでも地域での子育て環境醸成に挑戦する必要があります。

【特区】
 内閣府が特区の相談を聞くためにキャラバンを行っています。和歌山市にも来てくれる計画があるため、早速相談会の申し込みを行いました。和歌山市の特徴を活かした特区申請について以前から検討してきましたが、前例から考えると実現性が乏しいような気がしていました。ただ黙っていても和歌山市において特区は実現することはありませんし、時代は進展していますから、過去認められなかった特区構想でも今だったら国に提案すれば検討の余地があるかも知れません。
 5月中に相談会に参加することにしていますから、少しでも可能性を見出せるように取り組みます。

【環境ツアー】
 観光事業者と環境ツアーの行程確認と打ち合わせを行いました。5月中旬に挙行するため行程を確定する時期に差しかかっています。立ち寄りちと時間割、そして食事場所など詳細の確認を行いました。

【打ち合わせ】
 中心市街地活性化対策についての打ち合わせと和歌山城から京橋、本町に至るまちの動向について状況確認を行いました。京橋に事務所を設置している方の意見として、和歌山城から京橋の間の往来は増加しているようですが、京橋から本町にお客さんを引っ張ってくる施策が必要であることを認識出来ました。
 現在、中心市街地活性化計画は構想の段階ですが、意見を取り入れることで活性化は図れる機運が感じられました。

【法律相談】
 法律相談を行いましたが、いつもながら法律問題に関することは解決方法を見つけにくいものです。歩み寄り始めると必ず一方から条件変更を求める動きがあります。一方が歩み寄ってくると、更に好条件が引き出せると思っての駆け引きです。こうなるといつまで経っても解決に至らなくなりますから、どんどん先送りとなります。どこでお互いが納得出来る位置なのか、調整の難しさを感じます。
 
【自治会総会】
 夜は自治会総会が開催され、平成17年度の決算報告と承認、そして平成18年度の活動報告案が全て可決されました。三役は昨年度と同じですが、先日ある班の区長が突然お亡くなりになったため、急遽引き受けてくれた新区長もいます。
 提案された課題は、ごみ収集の問題、町内を明るく、そして防犯対策にもなる街路灯設置の増強についてです。町内の暗い地域の指摘があり早速、街路灯取り付けることにしています。ごみ問題に関しては、町外からごみがゴミステーションに運び込まれるケースが増加していることが問題です。監視や注意を行っても、何故か無くなることがないのが問題です。残念ながらモラルのない人が増加していると言うことでしょうか。
5月 1日(月) 「コブクロ」
【福祉関係打ち合わせ】
 福祉関係者と打ち合わせを行いました。障害者自立支援法が施行されるに伴って自立した施設運営が難しくなるため、経営体質を強化する必要に迫られています。障害者の支援を行っている団体の中には、会社組織と異なり専門の経営者がいる訳ではなく、現場経験者の中から代表者や経理担当を配置している場合があります。団体を存続させるためには専門の経営者を配置することも視野に入れる必要があり、体質改善が大きな課題となっています。
 利用している障害をお持ちの方や保護者にとっては、このような施設を頼りにしていますから存続問題は由々しき問題です。既に社会活動を行っていて社会にとって欠かせない存在の施設は、社会的損失を発生させないためにも存続してもらうのが一番の方法です。
 関係者と話し合い解決策を見出していきます。

【現代組織】
 現代の日本社会において民間事業者は、企業の生き残りをかけて専門分野と経営資源を活かせるその周辺事業への進出を含めて事業の多角化を図っています。組織が持つ資源の有効活用と収益確保として活性化のために必要な施策ですが、行き過ぎると問題が発生します。
 それは多角化しすぎた組織は何の仕事でも受け入れられる代わりに専門性がなくなり、当事者間で課題解決を図ることが出来なくなるからです。従来の組織では当該分野の仕事に関しては判断できる人が存在していたのですが、新しい形態の組織ではフラット化が進展し、一人では判断出来ない状況が生まれています。
 このような事例を思い浮かべると分かり易くなります。新規飲食店舗開店に伴い会員募集をするための広報戦略を検討した際に、いくつかの案が出されたとします。
 例えば、携帯電話による告知。割引券の発行。インターネットの作成と更新。各地でのイベントへの参画などが挙げられます。この場合、広告専門会社など組むのですが、専門性の有する広告会社であっても一人の担当、またはひとつの会社で対応しきれない状況となっています。携帯電話会社との協議。コンテンツ作成。イベントの仕掛けなど、実施案は細分化されていますから一つの組織では対応が難しいのです。これは現代においては、基本的に大きな組織では仕事をアウトソーシングしているからです。

 広告会社でも仕事に応じた専門性を高めるため社内でも別組織または別会社にしている場合がありますから、複数の人が関わる必要が発生します。人や組織が介在することにより仕事の処理速度は低下します。決裁者が多くなり速度が減速されること、これが組織のフラット型の問題点です。
 そこで現代の専門性が高く細分化された仕事においては、ある程度全体像を分かった人がトップにいて、専門家を上手く活用することが出来ることが仕事の速度を落とさない秘訣です。
 しかしここでも問題点が発生します。そのような対応能力を持った会社と仕事をするとコストがかかることです。コストをかけるけれども仕事の速度を高めると共に信用という安心を受け取るのか、コストを抑えるために速度を落としても良いから複数の組織と仕事を行うのか、最後は責任者の判断となります。
 ピラミッド型組織では時代の速度についていけませんが、フラット化しすぎても安心感に欠けます。適度に組み合わせた組織が理想なのでしょうが事業に応じて割合が異なりますから、いつの時代でもどの仕事においても、絶対正解という組織はありません。
 社会でも事業においても安心、安全にはお金がかかるものですから、リスク軽減作用を適度に組み入れた事業展開が、結果を出す速度を優先に考える現代組織でも必要かも知れません。

【コブクロ】
 現代の音楽シーンを代表するアーティスト「コブクロ」。オフィスコブクロの社長とお話しさせていただきました。いつも私の自動車の中には「ここにしか咲かない花」や「さくら」のCDを積み込んでいるように、コブクロの曲には勇気付けてくれるものがたくさんあります。
 そのコブクロ。約6年前に関西電力の扇町営業所の窓口でミニライブを行ったことがあるそうです。当時はまだメジャーデビューする前でしたから実現したものですが、今にして思うと凄い企画です。電力会社の営業所ですから舞台も音響装置もありません。既存のマイクとスタンドを利用してのライブだったのですが、社長自らがオペレートを行い、長身の黒田さんが歌うにはマイクスタンドが低すぎて、最大限に伸ばすと倒れそうになったことからガムテープで止めて歌ったそうです。関西店力扇町営業所に先見の明があったのでしょう、今ではお願いしても実現不可能な企画です。
 その後、スター街道を駆け上がったコブクロですが、このライブのような苦労話を今でも胸にしまってくれているようです。コブクロファンフェスタを、今も第二の故郷と呼んでくれている和歌山市で開催してくれているのがその証拠です。
 今年のコブクロファンフェスタは平成18年7月8日、会場は和歌山市のビッグホエールです。また今年もコブクロが和歌山市に帰ってきてくれます。和歌山市の7月の名物になっているコブクロ渋滞と全国のファンの皆さんと共に。

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