南海電鉄貴志川線の廃線問題
南海貴志川線が廃線の危機に直面している問題で、和歌山市は、南海に代わって鉄道輸送を行う民間企業について、来年1月にも公募することを、13日の市議会総務委員会で明らかにした。さらに、線路などは同市と県、貴志川町が共同で保有する「上下分離方式」での運営を目指していることも表明。負担割合については、「参入企業の意見も聞きながら具体化していきたい」としている。
また、市は同委員会で、県と貴志川町、南海、国交省の五者で試算した今後10年間の運営収支を報告。人員削減や人件費の見直しなどで、赤字額を現在の約5億円から、1年目で約1億8000万円にまで減らせるとした。市交通政策課は「1社も名乗り出なかった場合は、三セク運営も視野に検討したい」と話している。 |
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