平成16年 3月 8日(月)和歌山放送より内容抜粋

「南海電鉄の方針に疑問、大橋市長」

 南海貴志川線の廃線問題で和歌山市の大橋市長は南海電鉄の姿勢に対して「利用者の利便性を考慮しない公共性、公益性を放棄したかのような態度は誠に理解しがたい」と不信感を示し、今後、経営状況など詳しい説明を求めていく方針を示しました。
これは、きょう(8日)開かれた和歌山市議会の一般質問で民主クラブの片桐章浩議員の質問に答えたものです。この中で大橋市長は「貴志川線の人件費などの営業費用はほかの鉄道路線と比較して非常に高いと思う。人件費についての経営努力や集客増の取り組みをあまりせず、赤字だからの一点張りで廃線しか頭にないような南海電鉄の姿勢には大変がっかりしている」と述べました。
そして、貴志川線を守っていく姿勢で南海電鉄に対して経営の取り組みについての説明を求めるとともに経営努力を求めていく方針を示しました。

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