コラム
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2024/4/10
1912    ライオンズフェスタ

令和6年3月31日、年度末の和歌山城は桜の開花が遅くて花はありませんでしたが、ライオンズフェスタに参加した皆さんの笑顔の花がたくさん咲きました。午前8時からの準備と出演者のリハーサルから始まり、午前10時の開会式からフェスタはスタートしました。各ライオンズクラブが飲食店などを出店してお客さんを迎えます。事前に子ども食堂や児童養護施設などを訪問してフェスタで使える「ライオンチケット」を渡してきたので、子ども達の来場を心待ちにしていました。

開会式からお昼の時間帯になると、大勢の子ども達が先生や保護者と一緒に来てくれました。持参したチケットと引き換えに串焼きやコロッケ、焼き鳥など受け取り、笑顔で満開になりました。

そんな中、いつも訪問している児童養護施設の先生と子どもが声を掛けてくれました。

「片桐さん、子ども達と一緒に来ましたよ。会場は賑わっていますね。これから場内を周って楽しみます」など伝えてくれました。

またこのフェスタのために東京から坂本つとむさん、大阪からHoney GOLDと門松良裕さん、地元からは神谷柊伍さんがステージに出演して会場を盛り上げてくれました。皆さん の友情出演のお陰で来場者、そしてスタッフも楽しい時間を過ごすことが出来ました。

お陰様で、出店したお店で用意した商品は全て完売することができました。受け取ったチケットの数だけ笑顔と接することができました。閉会式を終えた後に片付けを行いましたが、疲れを感じながらも身体は軽く「やって良かった」と作業をしている中で誰かれなしに交わされました。思えば半年前から実行委員会で準備に着手し、企画や出店計画、予算案、そしてゲスト出演の依頼など決めていきました。初めの頃は「果たしてやれるのかな」「来春に間に合わないのでは」などと不安な声がありましたが、会議を重ねていくうちに形になっていき、イベント当日を迎えたのです。

ゲストの皆さんは「和歌山県に呼んでもらってありがとうございます」「ステージを盛り上げるために頑張ります」と気合を込めて来県してくれました。リハーサルから気持ちが入って来場者を笑顔にさせてくれました。

このイベントで招待したいと思った施設の子ども達にチケットを配布した時からフェスタはスタートしていたのです。顔の見える関係になることで、チケットの受け渡しを通じて笑顔になれたのです。全く関係性のない人であれば、単に商品の受け渡しとなり、集客と売り上げを見込むイベントと同じだったと思います。社会貢献を指向しているライオンズクラブはお互いに顔の見える関係を築くことで、地域を支援したいと思っています。

お客さんからお金をいただいて商品を提供するのがライオンズではなく、交流を通じて出会った皆さんに笑顔になってもらうのがライオンズです。

今回のテーマは「青空こども食堂」だったので、子ども食堂の皆さんに趣旨を説明してチケットを配布、春休みの一日を楽しんでもらうことを目指しました。その目的を達成できたので、メンバーは充実した時間を過ごせたのです。