394.感謝と確信、
        志ある行動
 現在の社会で生きていくために必要なものを言葉で表すと「感謝と確信、志のある行動」となります。
 他人やモノに対する感謝の気持ち。自分ひとりでは何も達成することが出来ないので、より良い生活を過ごすためには感謝の気持ちを持っていることが第一の条件です。個人の例を挙げると、一般質問を行うためには一人で完成することは出来ません。正確に言うと、一人でも完成させられますが、それでは多くの人の意見や思いが詰まっていない意味のないものになります。まちの中にある様々な課題は、懇談や意見交換を行うことで、本質的な課題を知ることが出来ます。必要な資料やデータは今の時代、その気になればどこからでも入手は可能ですが、私が入手出来る程度の資料であれば誰でも入手が可能だと言うことです。その資料には余り価値感じられません。

 中心地活性化の問題であれば、中心地を再生させたいと願っている人や、中心地で活動している人、中心市街地活性化計画を本気で考えている人と懇談と議論を交わすことで、現在必要なものは何かを自分で察知し、必要なものを切り取って一般質問として表現必要があります。ですから同じテーマで一般質問をしたとしても、取り上げる人の感性によって全く違った仕上がりになります。

 一般質問の目指すべき最終型は自分で仕上げますから、発言者としての責任は自分にありますが、途中関わってくれた方々がいるからこそ、責任を持って一般質問を完成させることが出来るのです。
 多くの人が関わってくれたことに対する感謝の気持ちはとても大切です。これまでの仕事に対しても、これからの仕事に関しても、同様です。
 感謝の気持ちを持つことは、何かを提供してくれた人に対して、自分から親切を与え続けることが大切です。親切をどれだけ施しても減るものではないので、与えても、与えてもなくならないものです。感謝の気持ちを表現するためには、自分がしてもらった以上に他人に対して親切にすることが人としての基本です。

 確信。自分が考えたことや思ったことを、自分一人でやり遂げられると思うことは自信です。自分一人ではなく、知人や友人達と意見交換したり専門家と相談した結果、やはり社会で必要だと結論づいたものは確信につながります。
 確信のあるものは、信頼出来る人とチームを組んで実施体制を取ることで成果を導くことが可能です。

 最後に志のある行動です。感謝の気持ちと確信を持ちチームとして実施体制が確立出来れば、志を持って行動することで実現に向かいます。ただし志とは内心であり、もろいものですから志を同じくする人達とチームを組むか、定期的に絶対向き合える機会が必要です。議会の場合は三ヶ月に一度、定例会が開会されますから、自分の志と役割の原点に帰ることが可能です。自己表現の機会を定期的に持つことが志を忘れないための秘訣です。また同じ志を持ち続けるためにはチーム結成は有効ですが、NPO活動はお互いを補完しあえる優れた枠組みです。

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