278.ローマの休日
 突然信じられないことが起きたたった一日の出来事。オードリー・ヘップバーンとグレゴリー・ペッグ主演の映画ローマの休日は名作として愛され続けています。
 名作として残っている理由はいくつもあるのでしょうが、誰でもが持っているけれど誰にも話さない秘密の出来事が、時と共に宝物になる気持ちを表していることも要因のひとつだと思うようになりました。二度とは訪れることのない特別な日、それは映画と同じように月日は流れても輝き続けるものです。

 例えば女優の藤原紀香さん。世界の子ども達を支援するための活動を継続しています。女優としての活動だけでも大変なのに、社会的活動に参画される姿勢と気持ちは素晴らしいものです。その気持ちがあるからこそ、内面から外に向けての輝きを放っているように感じます。勇気を出して行動する、簡単な言葉ですが実践している人はそれ程多くないのではないでしょうか。
 危険、批判など他者からの攻撃力は厳しいものがありますから、それに向かうための武器は希望と勇気です。和歌山市で平和への願いを記した常設写真展を設置してくれるのは、私達に希望と勇気の大切さを残してくれるものです。

 どんなことでも、全国で初めて設置することに意味があります。何事においても二番手、三番手の位置にいることに安定している和歌山市だから、後追いの施策や追従する考え方が大勢を支配しているように感じます。どの分野でも良いので最初の位置を占め、一番になることで話題になり自信にもつながります。
 いつも二番手にいるとその位置で安定してしまい、仮に一番に行くと居心地が悪くなってしまいます。最初は居心地が悪くても勇気を出して一番を目指すと、今度はそこで安定し始めます。意識の中で一番にいることが心地よくなると地域は良くなります。

 さて、他人に夢を与えることは自分も夢をもらうことにつながります。和歌山市の私達がアフガニスタンの子ども達へ間接的にでも夢を与えることは、彼ら彼女達から夢を受け取ることにもなります。それは自分のために仕事をするばかりでは、社会的には評価されないからです。他人の評価を気にする必要は全くありませんが社会から受ける評価は大切です。誰も見ていなくても天は見ているというのは、社会があなたの行動を見ているということです。

 世界中で上映される映画のように、誰に見られても誇れる行為を心掛けたいものです。観る人に感動してもらうためには、他人に夢を与えることだと気づきます。多くの人に夢を与えた人は社会から正当に評価されるのです。
 私は経験がありませんが、社会から評価を受けること、これは何よりも増して幸福なことではないでしょうか。
 和歌山市で常設写真展設置という、映画ローマの休日にあるような一日を体験したからには、特別の一日の思い出に恥じないように心の中ではいつも一番を目指したいものです。
 期待してくれる人に応えること、それが夢を与えてくれた人に対する恩返しになります。

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