117.目標
 年頭に誓いを立てることは在り来たりですが、目標を持つことで成果が必ず現れます。
 昨年は一日一日も一年も嵐のように過ぎ去りました。自分でも充実した一年だと思っていますし、今年もそうありたいと願っています。
 昨年のテーマを挙げるとすれば「行動」でした。何事も目標を持って行動に起こすことで実現に向かいます。その気持ちを持っていたので、最初の一歩を踏み出すことが出来ました。一歩を踏み出せたのは大勢の人と一緒になってのことです。皆がそれぞれに一歩を踏み出せたのですから、今年はそれを継続させたいと願っています。
 最初の一歩を踏み出すりは勇気が要ります。でも一人では出来ないことでも一緒なら勇気が持てます。
 最初の一歩が踏み出せたら二歩目、三歩目は歩くことが出来ます。そのことで可能性は大きくなりますから、踏み出した後は確実に歩き続けることが大切です。でも五歩目も十歩目も歩き続けるのは困難が伴います。
 物事に取り組む最初は新鮮で、新しい発見があるため好奇心で前に進むことが出来ます。しばらくすると前に進むのが難しくなる、発見も少なくなる、壁にぶち当たるため熱意が低下してきます。他でもない物事を成し遂げるのに最大の障害は自分の中にあります。次第にさめる情熱とあきらめの気持ちです。この二つを乗り切ることが、自分を次のステージに登らせるために絶対必要なことです。
 英単語を覚えるのにAから始まる単語集を活用すると、Aから始まる単語を少しは覚えていますが、Bから始まる単語になるともう覚えていないという記憶はあります。新しい単語集を買った時は、よしマスターしてやろうと覚悟をしていますが、時の経過と共に意欲が低下する経験を持っている方は多い筈です。それ程一つのことを継続することは難しいものです。

 そこで今年は「継続心」を目標にします。最初の一歩は情熱がありますから、勇気を持てば踏み出すことが出来ます。それを継続するのは同じ位難しいものです。それは最初の情熱を持ち続けないと継続は出来ないからです。初心を何時までも持ち実現に向けて保ち続けることが第二段のステップです。最初の情熱を保ち続け、次々に向かってくる困難に負けない気持ちを持ち達成までの期限を区切ることを「継続心」と私なりに定義します。
 継続する秘訣はありませんから自分で周囲の環境を作ることが大切です。書き出したやるべき項目を身近にしておく。公言する。同じ思いの人と一緒にいられる環境を築く、などが考えられますが、いずれにしてもあきらめない心を持つことです。
 他人は絶対に自分の内心に入って来ることが出来ないため、継続心を邪魔するのは自分の気持ちだけですから自分で制御することが可能です。
 目標を持ち行動を起こす、そしてそれを継続することが、高い頂に到達する唯一の方法です。目標が定まりました。

コラム トップページに戻る

前のコラムへ   /  次のコラムへ