コラム
コラム
2012/8/20
1094    始まり

答えは自分の中にある。答えが見つからない時に言われる言葉です。でも自分で見つけられないのは事実ですから、見つける方法が必要です。自分の中の答えを引っ張り出すためには、波長の同じ人と話をして相手から答えを出してもらうことも方法のひとつです。自分の夢や思いは自分で表現し難いものです。それは実現させていないこと。実現させる自信がその時点でないこと。そして自分の内なる声を自分で認めることには抵抗があることなどが原因です。

自分の夢を自分で話せない経験は多くの人が持っていると思います。でも誰かに聞いてもらいたい、そして相手から「あなたはそれが出来るよ」という答えを引き出して欲しいと思っています。

自分が持っている自分がやり遂げたいことの答えをストレートに表現することは難しいけれども、夢の周辺部分なら波長の合う相手に話をすることは可能です。波長のあう相手であれば、その夢の周辺部分から本当の夢を察してくれて、「それは達成可能」であることを伝えてくれます。しかも気持ちの良い言葉でもって伝えてくれるのです。人は自分を持ち上げてくれる気持ちの良い言葉を聞くと「自分はできる」と思ってしまいます。その気持ちを引き出してもらって自分が行動を起こすべきなのです。

言って行動するまでが一つです。言うだけで行動を伴わなければ、最初からやらないのと同じです。言うだけで人の行動に期待しているのもやらないのと同じです。思いを誰から伝える、そして行動に移して思いを持ち続けることが大事なことで。夢を現実のモノにすればそれを続けることができます。夢を形のあるものにすることが続けるために必要なことです。形のあるものにするということは現実のモノに仕上げることです。形のないものを信じ続けることは簡単なことではありません。ないものを信じることは、それを目指して継続する強い意思の力が必要です。

夢は逃げていくことはありません。常に自分の意思の力が弱まるか、現実のものにできないと諦めてしまうかです。自分の意思の力が弱まって夢を形にすることを諦めた瞬間に、夢は消えてしまいます。でも自分の意思の中から消えただけで、自分が思った夢は世界のどこかにあるのです。そして適えてくれる人の出現を待っているのです。誰かが自分の思い描いた夢を現実モノにしてくれます。それでも良いのですが、夢を描いて生きている限り、自分で夢を現実にしたいものです。

ある歌の歌詞です。「夢のほうからはそっぽ向かないよ。勝手にこちらから背中を向けてしまうもの」。心に届くメッセージです。夢は離れていくものではありません。夢は現実になる瞬間を待ち続けているのです。それが適わないのは、自分がその夢を諦めてしまうからです。

夢はそっぽ向かないものですから、やっぱり自分の力で実現させたいものです。内心がそれを現実のものにしたいと思っているのであれば、最初の一歩を踏み出しましょう。その一歩とは思いを言葉にすること、そして行動に移すこと。それが始まりです。