令和6年2月定例会一般質問 / 質問内容

4.都市空間の再構築戦略について

一般質問

JR和歌山駅周辺の再整備についての質問です。現在のJR和歌山駅は開業してから55年が経過しています。関西の県庁所在地の代表駅としては最も古い駅舎になっています。老朽化と駅周辺の再整備の必要性から、令和6年度は「JR和歌山駅周辺整備構想策定等支援事業」に着手する予定だと聞いています。

言うまでもなくJR和歌山駅は県庁所在地の駅で県内交通の結節点になっていますし、若者が県外流失をしていることの歯止めと交流人口を増やすためにも、再整備が必要だと思います。これまで何度も地元や県、和歌山市でそれぞれ検討されてきましたが、残念なことに結果が伴っていません。

さて現在、JR和歌山駅の課題は次のようなものがあります。

ひとつ、駅舎が老朽化しているため建て替えが必要なこと。建て替えに当たっては、保留床をどの程度確保して、どのように活用するのか。例えば駅マンション、ホテル、商業施設の誘致なのかオフィスビルにするのかの検討が必要です。

ひとつ、再整備の範囲はどこまでにするのか。駅舎と百貨店を含むエリアに限定するのか。みその商店街や駅前商店街もエリアに加えるのかの検討が必要です。

ひとつ、JR和歌山駅は東西に改札口があるので、東西の駅周辺再整備は必須です。東口の再整備もエリアに含める視点を外してはいけません。

ひとつ、現在の東西の地下連絡道は人通りが少ないので、夜間の歩行は不安があります。東西の連絡道は高架にして新しい駅ビル内を通行できるように検討が必要です。

ひとつ、鉄道を高架にすることも検討すべきです。JR和歌山駅によって中心部が東西に分離されていることが街の発展を阻害しているように感じます。

ひとつ、地元商店街の参画が必要です。テナントに入るのか。事業への出資も含めて事業主体の一員となるのかはこれからの構想次第ですが、再整備事業への参画は必要だと思います。

ひとつ、資本を持つデベロッパーの参画も不可欠です。将来は「活性化会議」のメンバーに加わって、資本参画も検討してくれることを期待しています。

ひとつ、JR和歌山駅のホームは1番線から9番線までありますが、運行本数から考えると、ホームのあり方についても検討が必要だと思います。合わせて和歌山電鐡貴志川線をJRのホームと共に、どのように共生させるべきかの検討も必要です。

質問1:JR和歌山駅周辺の再整備に向けた考え方について

令和6年度の予算案にある「JR和歌山駅周辺の整備」に向けた考え方について、知事に質問いたします。

答弁者:知事【都市政策課】

片桐議員の御質問にお答えをいたします。

JR和歌山駅は、私が落選中も含めて18年間、雨の日も風の日も立たせていただいた場所であります。朝は午前6時から8時半まで、それから選挙が近づきますと夕方も6時から8時まで東口・西口合わせて18年間立ってまいりましたので、今、片桐議員が御指摘のあった点は、本当によくわかります。肌で感じております。職場の一つでありましたので、今の御意見に大賛同いたします。

その上で、まちづくりは市町が担当ということでありまして、これまで和歌山市が、和歌山駅、それから和歌山市駅、それから和歌山城の周辺、この辺を結ぶまちなかの中心拠点区域ということで、市街地再開発事業を実施してこられました。まちなか居住を進め、コンパクトな都市づくりを図ってきておりました。この間、片桐議員もいろんなプロジェクトで御参画をいただいたことも承知しておりますし、県としても、これまで和歌山市の施策に必要な支援を行ってまいりました。

本来、先ほど申し上げましたようにまちづくりにつきましては、市が主体となって進めるものではありますけれども、JR和歌山駅や周辺の整備は、その効果が、これも片桐議員御指摘のとおり県内全域に及ぶ大変重要なことでありますので、和歌山県といたしましても、今般、和歌山市及びJR西日本と連携し、整備構想策定に向けてしっかりと協力してまいる所存でございます。

質問2:「JR和歌山駅周辺整備構想策定等支援事業」の今後の進め方について

知事から答弁をいただきました。JR和歌山駅東口の整備も忘れてはいけない視点です。東口には関西空港のリムジンバスが発着する拠点であり、県外のお客さんが最初に到着する場所だからです。リムジンバスや車の場合は和歌山市、和歌山県の玄関口が東口なので再整備の範囲に含めて欲しいと思います。県外からのお客さんをリムジンバス乗り場に送ることがありますが、時間待ちの時に待機する場所がない、カフェもない、立ち寄る場所もないなど恥ずかしい思いをすることがあります。県都のリムジンバス発着場でこんな寂しいところはないと思いますので、玄関口にふさわしい再整備をお願いします。

本来であれば中心地となる駅を核として円を描くようにまちは広がるべきですが、和歌山市の場合は西に半円を描くような広がり方をしています。駅を中心にして円のようにまちが広がることが活性化につながると思いますので、よろしくお願いいたします。

さて、JR和歌山駅周辺の整備を進めることは、和歌山市のみならず和歌山県の玄関口として必要なことだと思います。JR和歌山駅の再整備に向けた今後の動きについて、県土整備部長の答弁をお願いいたします。

答弁者:県土整備部長【都市政策課】

JR和歌山駅周辺の再整備につきましては、2024年度に県、市、JR西日本の三者により「(仮称)JR和歌山駅周辺活性化会議」を設立し、課題等について議論を重ね、「(仮称)JR和歌山駅周辺活性化基本構想」を策定することとしております。

その後の進め方につきましては、基本構想をたたき台とし、事業実現に向けた基本計画や、具体的な施設整備に向けた事業計画の策定、そして事業着手へと進んでいくものと考えております。

県としましては、和歌山駅西口及び東口を含む駅周辺の整備構想策定が重要であると考えており、今後とも、市やJR西日本と協議を重ね、賑わいのある拠点づくりに取り組んでまいります。