活動報告・レポート
2026年10月22日(木)

Sくん

挨拶と懇談

今夏、応援してくれたKさんを訪ねて懇談しました。これまでの人生で得た教訓を伝えてくれたので、その一部を記します。

  1. 人生の旅においてあなたのところに船がやってきます。訪れた大きな船に乗るか、それとも小さい船に乗るかは自分の判断次第ですが、決して大きい船が良いとは限りません。大きな船は沖に出ることができますが、外海に出ると嵐に遭遇するなど危険がいっぱいです。
    そう考えると小さな船の方が安全な旅ができるかも知れません。ですから小さな船であっても、大きな船よりも成果を得られる場合がありますから、どちらの船を選ぶのかを自分で考える必要があります。
    人生において船が訪れる機会は2回か3回です。船が訪れる機会は、度々訪れるものではありませんから、自分でしっかりどの船に乗るかを選ぶべきです。
  2. 今は大きくなっている会社を立ち上げるときから約3年半お手伝いをしたことがあります。その会社の社長は今も年末になると挨拶に来てくれています。会社が順調に動き始めたので私が辞めたのはもう8年も前のことなので、「もう挨拶に来てくれなくても良いですよ」と伝えたのですが、社長は「苦しいときに支援してもらったご恩は一生忘れることがありません」と言って、今も年末に挨拶に来てくれています。恩を忘れないことが成長の秘訣だと思います。
    中国に「井戸を掘った人のことを忘れないように」という諺があります。多くの人は成功すると苦しい時に支援してくれた恩人のことを忘れてしまいますが、苦しいときに助けてくれた人が大事な人です。この社長は心のある人なので会社が成長していると思いますが、恩人に対する敬意を持ち続けていることは素晴らしいと思います。

約1時間30分、人生の旅路から学んだ経験を素敵な話として聞かせてくれました。とても良い時間になったことを感謝しています。

Sくん

向陽高校の同級生であるSくんが訪ねてくれました。彼は大学の中国語学部に進学し、卒業後は商社などに勤務して、通算20年以上、台北、北京、上海などで働いていました。

あの当時、中国は開発途上国で「中国語を学んでも使える場面はないのでは」と心配していたのですが、もはや言うまでもなく、彼の選択は正解でした。今、中国語は武器になっていますし、中国、台湾との経済交流なくして日本の経済はありません。当時、中国が今日のような経済大国になるとは思ってもいませんでしたが、彼の慧眼に「凄い」と言わざるを得ません。

同級生なので今年65歳の年を迎えることになりました。彼は「65歳を区切りとして仕事を辞めて和歌山市に戻ることにしました」と話してくれました。私にとっては親友の言葉は嬉しいことですが、「それはもったいない。語学を生かしてできることはたくさんあるのに」と話すと「仕事はいくらでもありますが、受けていたらキリがないので仕事を辞めて、できたら中国語を生かしたボランティアをしたいと思います」と話してくれました。

今の時代、中国語は武器になりますし、なにしろ彼の会話はビジネス中国語であり、ほとんどネイティブなので、和歌山市にはなかなかいない人材だと思います。果たして和歌山市で需要はあるのかなと思いますが、彼は「別に仕事で稼ごうとは思っていません。日本語教師でもして、和歌山市在住の外国人にボランティアで教えたいと思っています。二人の子どもは就職して県外にいますから、もう心配はいらないのでゆっくりと生きたいと思います」と伝えてくれました。

続けて「男性の寿命が80歳だとすると、残りの人生は15年になりました。まだまだ体は動きますし頭も冴えているので、残りの期間はできることをしたいと思います。例えは良くないのですが、犬の寿命はおよそ15年なので、残りの人生は犬と同じだけだと思うと、愛おしくなります」と話してくれました。

残りの時間はおよそ15年だとすると、ゆっくりと好きなことをして人生の旅を生きたいと思うのは同感です。

17歳、18歳で出会ったSくんとのつきあいは、もう48年ほどになりました。まさか65歳の彼とこんな話をするとは想像もしていなかったことです。人生の旅は短いけれど、歩いた後を振り返れることは楽しいことです。良い時間になったこと感謝しています。