活動報告・レポート
2026年5月11日(月)

保育園の現状と課題

保育園の現状と課題

私立保育園を訪ねて理事長、副理事長と意見交換を行いました。丁度、理事長が遠足から園に帰ってきたところで「片桐さん、来てくれたのですね。今朝の占いが当たりました」と歓迎してくれたので「占いって何ですか」と尋ねてみると「今朝の占いで『逢いたいと思う人が訪ねてくれる日』と出ていました。私は『片桐さんかな、でも忙しいから来てくれるはずはないと思う』と一人で納得していたのです。ところが遠足から帰ってきたところ、事務の職員さんから『片桐さんという方が訪ねてくれていますが』と言ってくれたので『えっ』と思い驚きました」と挨拶をしてくれました。

本保育園には随分前のことですが、園庭につつじの花を植樹しました。その後、新園舎が完成したので旧園舎から移転したため、残っているつつじは一本だけになりましたが、植え替えてくれています。理事長から「今年もピンクの花を咲かせてくれましたよ。子ども達にピンクの花でレイを作って飾ってもらいました。本当にありがとうございます」と話してくれました。

当時、園庭につつじの花を10本ほど植えたのですが、確か地面が硬くて「根が張りにくいので大きく育ちにくいかもしれません」と植樹後に話した記憶があります。あれから年月が経過していますが「毎年、きれいなピンクの花を咲かせてくれています。花が咲くと片桐さんのことを思い出しています」と伝えてくれました。

とても嬉しい話を聞かせてもらって、二人とも笑顔になりました。

さて、理事長が「片桐さん、少し時間がありますか」とお誘いしてくれたので意見交換をすることになりました。副理事長も加わって、和歌山市内の私立保育園の課題を聞かせてもらいました。

  1. 保育士が不足しています。全く足りていないので採用したいのですが、資格者がいないので採用できない状態が続いています。残念なことは信愛短期大学が募集停止をしたことです。保育科を養成してくれる大学がなくなることで、さらに保育士不足に陥りますから私立保育園にとって大きな問題です。採用したくても資格者がいないことを知って下さい。

    また4年制の信愛大学ですが、3年生の保育科は16人が在籍しているだけです。定員は60人なので定員割れの状態です。2年生と1年生はそれよりも生徒は多いのですが、定員割れとなっています。

    また保育科を卒業しても全員が保育士になるとは限りません。資格だけを取得して会社に勤める生徒もいるので、保育園を希望する生徒の実数は定員よりも少ない人数となります。公立の保育園は保育士が足りていますが、和歌山市内のほとんどの私立保育園は足りていないと思います。

    だから0歳児の受け入れを停止している園もあります。0歳児の場合、3人に1人の保育士が必要となるからです。1歳児には6人に1人必要なので、保育士不足の現在、0歳児と1歳児の受け入れは難しいのです。

  2. 開所時間と勤務時間の問題があります。開所時間は11時間と決まっているので、ローテーションの面でやりにくさがあります。保育士の勤務時間は8時間、開所時間が11時間なのでローテーションを組んでいます。保育士が足りていると問題はないのですが、不足しているのでローテーションが組みにくいのです。さらに私の園では当たり前ですが、有給休暇を完全取得してもらっているので、どうしても勤務を組むのが大変です。

    できれば開所時間を10時間にしていただき、保育士の勤務時間の8時間を子どもと接する時間を7時間でも良いと緩和していただき、後の1時間は教材研究の時間に充てたいと思います。保育士にも日々、勉強する時間が必要なので、この子どもと接する時間も緩和してくれるとありがたいです。

  3. 和歌山市として「保育士になったら楽しいよ」とアピールできる方法を考えて欲しいと思います。今は勤務時間が長い、体力と精神力に負担がかかる、給与が安いなど課題があります。これらの条件改善は必要ですが、仮にしんどい仕事であっても、やりがいがあり格好良いと思える環境整備をしてください。保育士は格好良いと思うなら、保育士の希望者は増えていくと思います。

  4. 和歌山市で検討してくれていると思いますが、無資格の人を補助業務として採用できる和歌山市方式を採用してください。保育士不足や保育士の仕事の緩和につながります。かつては子どもに接する時間と報告書作成や掃除の時間なども仕事として考えてくれていましたが、現在は、子どもと接する時間以外は保育士の仕事だと思ってくれません。雑務はやらないと考える保育士が多くなっています。これは個人の考え方がおかしいと言っているのではなくて、社会が変わっている問題です。だから無資格者を採用して、仕事ができるようにして欲しいと思います。

保育園の現状と課題について勉強の機会となりました。今日の意見交換の意見が市政に反映できるように取り組みます。

その他

  • 無量光院にお悔やみに伺いました。お世話になっていた住職さんがお亡くなりになったためです。
  • 高野山でお世話になり続けている食堂を訪ねました。
  • 高校生ダンスコンテストの案内のため、和歌山市内の公立高校を訪ねて校長先生と懇談したこと。趣旨を説明して出場依頼を行いました。