向陽中学校卒業式
向陽中学校卒業式
向陽高校を訪ねたところ、ちょうど向陽中学校の卒業式を終えた直後でした。そして松本校長と学校教育について懇談していたところ、校長室のドアにノックの音がしました。「どうぞ」と案内したところ、本日卒業した中学3年生が入ってきて「校長先生、一緒に写真を撮ってもらってよいですか」と言うので、私は「カメラを貸してください。みんなの写真を撮りますから」と応じたところ「いいんですか」と元気な声でスマホを出してくれました。卒業生と校長先生が笑顔で並んでポーズを取ってくれました。
私は「生徒も校長先生も素晴らしいなあ。日頃から接しているから、卒業式の後に校長先生を訪ねて記念写真を撮りたかったんだろうな」と思い感動しました。担任の先生と記念写真を撮影しても、校長先生と写真を撮る場面はあまりないように思うからです。
校長先生に「卒業生が訪ねてくれるなんて素晴らしいですね。日頃から接しているので慕われている証拠です」と話したところ「そんなことはないですよ」と謙遜してくれました。
中学生に「では私は校長先生と一緒の写真を撮ってください」とお願いして並んだところ中学生は「めちゃ、かわいい」と笑顔でシャッターを押してくれました。これも卒業式の一場面なので二人で喜び合いました。こんなことがあるから楽しくて嬉しいのです。
松本校長は「先日、今年、中学校を卒業する生徒に2時間の講演を行いました。2時間あるので『生徒はどんなことを聞きたいのだろう』と思い事前に聞き取りました。そうしたところ『挫折したこと』だったのです。そこで生徒に中学校時代にたくさん挫折した経験を交えて講義しました。そして『どう感じたのだろう』と知りたかったので、生徒に感想文を書いてもらいました。
次のような感想がありました。『私は、校長先生は凄く立派な人だと思っていたので挫折なんてなかったと思っていました。でも校長先生も中学生のときにたくさんの失敗と挫折を繰り返していたことを知りました。校長先生も私たちと同じ生徒だったんですね』という感想文がありました。私は嬉しくなりました。普通の生徒でも頑張れば校長先生になれることを分かってくれたからです。これは校長が偉いと思っていることではなくて、自分の進みたい道で努力をすれば成長できることを生徒が分かってくれたと思うからです。
向陽の生徒には感謝の心を伝えています。両親への感謝、教えてもらっている先生への感謝、同級生への感謝、そして向陽同窓会が在校生のために尽力してくれていることも伝えているので感謝しようねと伝えています。私たちは一人で生きられないので、たくさんの人や支えがあって生きていることを伝えたいと思っています。勉強は専門の先生方に任せていますが、人間教育を担当しなければと思っています」と話してくれました。
私も感じていることですが、向陽生は挨拶の中で「感謝」の言葉をよく用いています。
昭和の時代は「私は一人でやっていける」と思う生徒が多かったように感じていますが、今の生徒は「感謝」の氣持ちを言葉で表わしています。卒業式はもちろん、日常の場面でも笑顔で挨拶をしてくれますし、感謝の氣持ちを伝えてくれます。立派だなと思いますし、向陽の教育は素晴らしいなぁと思います。
校長は「人生において当たり前のことはなく、全ては有り難いことです」と話してくれました。そう全ては有り得ることが難しいことなのです。当たり前なんてなくて有難いことに包まれて生きています。だから感謝なのです。このことに中学生の頃に氣づくことは人生を豊かにしてくれます。良い言葉を発していると良い人に出会い、良い出来事に遭遇します。
悪い言葉を発すると良くない人に出会い、良くない出来事に遭遇します。どちらの人生が素晴らしいのかは歴然としています。
「生徒は誰でも自分だけの素質を持っています。素質を元にして幸せな人生を過ごすために、社会や周囲に対する感謝の氣持ちを持って欲しいと学校生活で伝えています。脈々と受け継がれているものです」と話してくれたように、向陽の生徒指導は素晴らしいと思います。これがつなぐべき伝統であり継続する力だと思います。
「向陽生はどこででもやっていける」。そう思っています。
その他
- 東京とオンライン会議を行いました。毎週、定期開催していますが、知恵と経験からのアドバイスをいただいています。
- お世話になった方の告別式に参列しました。笑顔の写真を拝見して尚更、寂しさを感じました。
- 経済人と「和歌山IR」と和歌山県の発展について話し合いました。「和歌山県には絶対に必要ですよ」と強く主張してくれました。
- 木曜会を主宰するマスターの誕生日会に参加しました。お馴染みの三人のシンガーが参加して誕生会を盛り上げてくれました。


