市内の方から「eスポーツ」について問い合わせがありました。
今ではeスポーツはスポーツ競技であり、学校教育であり、社会人教育、そして世界大会も開催されているなど世界で認知されているスポーツです。国内でもeスポーツの先進県があり、高校生や社会人大会を行っています。民間が主催している大会もあれば、行政が主催している大会もあります。
ところが和歌山県はeスポーツ後進県であり行政の支援する意識も低いと感じています。先に和歌山県の高校生が出場するeスポーツ大会が開催されました。参加校は少なく「どうしてだろう」と思ったほどでした。県内の高校でeスポーツクラブは少ないこともありますが、出場の呼びかけをしていなかったのではないでしょうか。他のスポーツであれば県や高校から出場を促しますが、そうではなかったと思います。
その理由として、未だに和歌山県ではeスポーツがゲームであり、遊びであり、もしかしたら博打だと思っているように感じます。今では教育であり、大阪の阪南大学では学科があり研究されているところで、優れたエンターテイメントとして企業も人材確保に乗り出しているにも関わらずです。
この阪南大学総合情報学部では学生がeスポーツ大会の運営を行っていますが、これはeスポーツを学問として探求する教育にも力を注いでいきます。これにより、学生たちはeスポーツの実践だけでなく、その理論やビジネスの側面についても学ぶ機会を得ることができ、将来の多様なキャリアパスを切り開く力を養っています。そして令和6年春にはハイスペック機能を装備したパソコン教室が完成し、eスポーツを学ぶ環境を整えているほどです。和歌山県内では私立慶風高校にeスポーツクラブがあり、教育の一環として指導、人材育成に努めています。全国からeスポーツを学びたくて阪南大学や慶風高校に進学する学生もいるほどですから、すでにeスポーツは社会で認知されています。
ところが和歌山県では先に記述したように古い考え方が支配しているのか分かりませんが、eスポーツに消極的です。いやeスポーツに関しても消極的というべきでしょうか。
これでは学生は県外に進学しますし、どうせeスポーツを核としたエンターテイメント産業も誘致できないでしょうから、若い人の流失は新産業も生まれないと思います。教育も企業誘致も新産業創造も、行政の理解と熱意、そして働きかけが重要です。
「和歌山県は消極的だ」と噂が広がれば、進出も人材も来てくれません。県の積極的姿勢が人を呼び込み、企業も和歌山県に関心を示してくれるのです。現在の和歌山県に関心を示してくれる大手企業や大型投資案件はありません。積極姿勢で働きかける必要がありますが、どうも姿勢が弱いのです。これではせっかくの機会を逃してしまいます。
和歌山県のeスポーツに対する関心のなさと理解のなさに呆れ、怒りも感じたので片桐さんに聞いてもらいました。どうか若い人たちがeスポーツに取り組んでいること、高校生が全国大会や世界大会への出場を目指していることなど、若者文化、新しい文化に関心を持っていることを和歌山県に知らせて欲しいと思います。
と意見をいただきました。
eスポーツについては、私は令和7年2月県議会定例会で岸本知事と質疑を交わしています。その時の答弁について一部記します。
eスポーツというのは限りない可能性があります。日本のeスポーツの市場規模は2022年で125億円とそんなに大きくありませんけど、さっきおっしゃった札幌の話もありますし、世界的にはすごく大きなマーケットになってますし、それから、これもよく申し上げるんですけれども、アメリカの良い大学なんかは、野球とか、あるいはバスケットボールとかアメリカンフットボールとかできる子は特待生で採りますよね。5、6年前からeスポーツのできる子は、その特待生で大学に行けるそうなんです。おそらく日本もそうなってくると思います。そういう意味ではeスポーツをきっかけとしてですね、若者達が活躍できる、そういう和歌山を作っていきたいと思っておりますので、どうぞご指導よろしくお願いいたします。
そして片桐先生もおっしゃいましたけれども、少し前はね、こどもがゲームばっかりしていると、和歌山のお母さんは「こら周平、お前、ゲームばっかりしとらんと勉強しなさい、宿題しなさい」と言うてたと思います。私はこれを変えたいと思います。これからは和歌山のお母さんは「こら周平、お前教科書見てどないすんねん、意味ないぞ。ゲームしなさい。」こういう和歌山にしたいと思います。
ここまで答弁してくれました。この時の熱量や知事の意思はどこに行ってしまったのでしょうか。今回、話に聞いた県の姿勢を残念に思います。また問い質す必要があると感じています。


