活動報告・レポート
2026年1月26日(月)
お正月の光景

令和8年も1月の後半に入り、新春ムードから日常の和歌山市に戻っています。和歌山県の活性化を考える会議の中で「お正月は和歌山市内のお店はどこもここもお客さんで賑わっていて、お店の前に行列ができるなど満員でした」と話しました。

続けて「お正月らしい光景だな、と思っていたのですが、よくよく考えると人が増えただけでこのような光景になっていたことが分かりました。大学生や会社員など和歌山市出身で、今は県外で生活している方々が帰省したので、和歌山市のお正月人口が増えたのです。和歌山市にいる人が増えたのです。つまり日常から帰省した人の人数がいたなら、若干の差し引きがあるにしても市内が賑わうことになるのです。単純化モデルですが、お正月、和歌山市に入る人数がそのまま残ってくれたら、まちに賑わいが戻るということです。
証拠になるか分かりませんが、お正月明けになって和歌山市から人が去ると、元の日常の光景に戻っています。お店も空いていますし、道を歩く人の姿も少なくなっています。だから人が増えたら和歌山市に賑わいを取り戻すことができるのです」と話しました。

余りにも当たり前すぎる話ですが、会議の中で出てきた答えです。つまり産業を創り出すこと、仕事を増やすこと。つまり企業誘致を行うことで和歌山市に人が増え、賑わいが出てくることになります。和歌山市が地域活性化のために取り組むべきことは、産業、企業を誘致することに尽きます。

国土交通省の方と話していた中で「和歌山県に不足しているのは産業です。産業が少ないので人が少ない、まちに賑わいがないのです。産業を誘致すること、創り出すことで仕事ができますから人が増えます。賑わいは人と共に発生します」と言ってくれたことがあります。

産業があれば人が増えますし、職場の近くが生活の拠点となります。人が住み始めると賑わいが出てきます。ところが和歌山県では産業がない、会社が撤退していくため雇用が失われる、会社の移転と共に従業員は県外に行ってしまうので、人口が減少する循環にあります。

和歌山県の再生として、どうしても産業を創り出すこと、企業を誘致することが命題となります。

年末年始に出逢った人と挨拶と意見交換を行いましたがほとんどの人から和歌山県の低迷と期待できる施策についての意見をいただきました。

「和歌山県の経済は何とかなりませんか」

「働く場所がないので県外に出て行った子どもが戻ってきません。これからも同じことが繰り返されると思います」

「大阪IRができるのは羨ましいです。大阪・関西万博に続いて『大阪IR』ができるのですから雇用も経済も、賑わいも続きますね。では和歌山県の将来に何があるのですか」

「和歌山県でも大阪と同じようにIRを実現させてくださいよ。以前は誘致しようとしていたのにどうしてできないのですか」

「若い人はエンターテイメントやAIエンジニアなどの仕事に興味を持っています。和歌山市にいると、このような仕事がないので、大阪や東京に行くことになります。地元にこのような産業があれば地元で働きたいと思います」

「大阪IR開業に向けて採用につながる案内が始まっています。興味がある仕事なので、大阪に行ってみようかなと思っています」

などの意見です。昨年から和歌山市に希望が感じられない意見が増えていることを感じています。このままでは衰退を止められないのは分かり切ったことですが、では「和歌山IR」が進んでいるかと言うとそうではありません。今、現在では、「やる」と言えば出来る環境にありますから、意思表示をすれば話は進みます。意思表示をすれば進みますが、意思表示をしなければ進みません。今は「どちらでもない」というところなので事態は動いていないだけです。動かすために必要なことを考えています。