活動報告・レポート
2025年12月26日(金)
仕事納め
仕事納め

本日で仕事納めであり企業に挨拶に伺いました。そこで今年一年の出来事などを懇談しました。現代社会は変化しているので「激動の年」と話していますが、毎年のように激動が走っています。特にAI技術の進歩は想像を超えていて、激動を創り出しているようにも感じます。中国からすると「日本のAI技術は5年遅れている」ということなので、研究費の増加が必要だと思いますし、研究費の増加なくしてはこの先も更に世界から遅れることになります。AI分野で5年遅れだとすれば、これから先も追いつくことが難しいほどの大きな時間の差です。グラウンドの周回遅れどころか背中も見えていないので、どこを走っているのか分からないほどです。

しかも先端技術ランキングでは「日本は4軍」の位置にいると聞いています。オーストラリア戦略政策研究所報告書で扱われている全44項目のうち、37項目で中国が一位で、アメリカは7項目が一位となっています。日本が五位以内なのは原子力と量子センサーなど4項目だけとなっています。特に重要技術には、防衛、宇宙、ロボット、エネルギー、環境、バイオテクノロジー、人工知能(AI)、先端材料、量子技術などが含まれているので重要なデータです。この報告書から先端技術力を分類すると次のようになります。

  • 1軍 中国、アメリカ
  • 2軍 イギリス、インド
  • 3軍 韓国、ドイツ、オーストラリア、イタリア
  • 4軍 イラン、カナダ、日本

残念なことですが、以上のようになります。この報告書が全てではないと認識していますが、この報告書を否定することに意味はありません。これが先端技術の現実の一つであり、「この結果はおかしい。事実と違う」と報告書作成者でない誰かが言ったとしても裏付けはなく、現実を直視していないだけで何の意味もありません。全てではないとしても現実を捉える視点の一つであり、ここから立ち向かう姿勢が必要です。物事は否定すれば何の対応もしなくても良いので楽ですが、肯定するとそこから立ち上がることを考えることになります。わが国が先端技術の分野で遅れていることは、台湾や中国の複数の技術者やビジネスパーソン、またはアメリカで研究をしてきた人と話をすれば簡単に分かることであり、これが現実だと理解できます。

私は黄金の1980年代を生きているので「ジャパンアズNO.1」の時代を体感していますから、この報告書にある世界の中の日本のポジションは受け入れがたいのですが、1990年代以降の30年から40年間で先端技術の地位は落ちていることを認めなければなりません。

当時「アメリカから学ぶことは何もない。日本が世界ナンバーワンだ」と思っていましたし、まして中国が先端技術で世界一になるとは想像すらしていませんでした。追いかけてきたのはアメリカだけで欧州や中国は視界に入っていなかったと思います。その驕りが現代につながっているように思います。残念ながら2025年はこの地位にいますが、これから先、上げていくことを目指さなければなりません。そのためには現実を直視し、ここからどう立ち直っていくかを考えるべきです。地方自治体は直接、関係することはできませんが、人材と民間企業との連携を図り、少しでも発展に役立てたらと思います。

その他
  • 兵庫県から挨拶のため訪ねてくれたのがNさんです。和歌山市内での仕事があったのですが、今夏に事務所を閉鎖したため、和歌山市を拠点とした仕事がなくなったようです。それだけ市場が縮小している現実をお聴きして残念に思いました。これが和歌山市のおかれた経済環境であることを実感しました。「仕事が減っても和歌山市に来ますから」と話してくれたことに感謝しています。
  • 元同僚の方々と懇親会を行いました。仕事納めの今日、今年も時間が過ぎるのがとても早く感じています。今年の仕事を終えたことで、皆さんは普段より緩やかな笑顔になっていました。来年に向けて元気をもらえる懇親会になりました。