活動報告・レポート
2025年12月15日(月)
「TAKE OFF21」
「TAKE OFF21」
TAKE OFF21冊子

1998年や1999年に和歌山県の財団法人世界リゾート博記念財団が企画、実施していた企画が「TAKE OFF21」です。当時の中学生をロンドンとパリに派遣する企画で、一回当たり約500人で県内の中学校から1名を推薦してもらってチャーター便で体験ツアーを行ったものです。そして当時の冊子を開くと、この主催部局が南紀熊野体験博実行委員会になっていたので驚きました。そこで随行職員を見ると、同博覧会実行委員会から派遣されていたのです。そう言えば当時、世界リゾート博の収益金が約15億円出たので財団を設立し、21世紀を担う中学生に海外体験をしてもらう事業を実施していたことを思い出しました。

この冊子は訪問した先の旅行会社が保管していたもので、冊子を見ながら話をしている中で当時の記憶が蘇ってきました。

TAKE OFF21冊子

「何故、ここにあるのだろう」と尋ねたところ「1998年と1999年のこの事業運営は私の会社が請け負ったからです。チャーター便や現地のホテル、バスの手配と県内の中学生を始めとする約500人の体験ツアーを運営したのは初めてであり、和歌山県でこれほど大きな中学生対象の事業は恐らくありません。私にとっての大きな財産で、この事業運営を担当したことで人生が変わりました。それで『これだけ大きな仕事を担当させてもらったので、後の人生は人様のお役に立てる仕事に徹しよう』と思ったのです。利益は薄くても良いので知り合いの皆さんに喜んでもらえる旅行会社にしようと思ったのです。お陰様で皆さんに利用してもらっているのは、私の思いが仕事の形になっているからだと思います」と話してくれました。

私が県庁内で仕事をしていた時期が1998年と1999年でしたから、まさにこの時だったので再び驚きました。ご縁とは不思議なもので、後々になってつながっていくことがあるのです。同じ時期に人生の不思議さに出逢っていることに驚きますし、今になって良いご縁をいただけたことを嬉しく思います。

利益よりも喜んでもらって満足してもらうことを優先するため、お客さんのリクエストを叶えるために情報収集と現地との連携を図っていることなど、仕事の流儀も聴かせてもらいました。まるで事前に現地視察を行ったかのような満足体験ができるツアーを、長年、提供してくれています。

オフィスにはお客さんが届けてくれた世界のお土産品が並んでいました。お土産は個人で所有しておくよりも、旅行会社の応接などに飾ってもらって多くの人に見てもらう方が「良いなぁ」と思いました。小さなお土産の数々は、世界を訪れることの楽しさを感じさせてくれますし、その国の姿を想像させてくれます。これがお土産の持っている本質的価値だと思います。

それにしても懐かしい和歌山県の「TAKE OFF21」の企画が、ここで蘇るとは思いませんでした。この事業を体験した皆さんは、その後、どんな人生を歩んでいるのでしょうか。記念冊子を拝見して、県政が取り組んだ人材育成の成果とも言える参加者のその後を知りたく感じました。良い話を聞かせていただいたことに感謝しています。

羅布さんと楽しむ会
羅布さんと楽しむ会

「羅布さんと楽しむ会」に参加しました。昨日は「やすらぎ」のクリスマス会でご一緒した時「明日もご一緒できますね」と話したのですが、今年、最終となるこの会に参加しました。

この会は、毎回、趣向を変えて参加者を楽しませてくれます。ギターやエレクトーン演奏や私たちが口ずさめる歌で楽しめます。羅布さんと一緒に演奏と歌を楽しむ会は、時間の流れを音楽と共に過ごさせてくれる素敵な時間です。

会は羅布さんが新曲を披露してくれてスタートし、続いて挨拶の機会をいただきました。スタート時点で二人が登場するので、いつも二人で防災の取り組みや地域活性化などの話題を楽しくアレンジして掛け合いで話し合っています。後々まで印象に残るような話の展開によって、防災知識や県政の話題を覚えてもらえるようにしているのですが、果たして楽しんでくれているのでしょうか。

毎月、参加者が会場いっぱいに集まってくれているのは、この企画も楽しんでもらえている証拠だと思っています。また「能登半島地震被災地支援チャリティトーク&コンサート」も行っていることからも、スタート時のトークを支持してくれているものと思っています。

今日も音楽と皆さんと共にある時間を過ごさせてもらいました。