活動報告・レポート
2025年11月12日(水)
帰国の機内
帰国の機内 全日空

サンフランシスコ空港から羽田空港までは全日空を利用させていただきました。ここでもCAの皆さんがとても親切で丁寧に対応してくれました。

羽田空港までのフライト時間が約10時間だったため、CAやお客さんの姿を見ていてふと思いました。

当たり前のことですが、飛行機に乗っている人には移動する目的があります。目的地での仕事を終え帰路についている人や、目的を持ってこれから日本に向かう人もいます。全ての人は社会の中で何らかの役割を果たしていることが分かる飛行機の中です。そして私たちを世話してくれるCAは、自らの夢を叶えて今の職業についている皆さん方です。自身の役割に誇りを持ち、職責を果たしている姿に感動しました。

これは仕事だと割り切ることも可能ですが、仕事は人によって相手の受け取り方が変化します。CAは何気なく今回の渡米の目的をそっと聞いてくれ、それに対して一言添えてくれます。人と人が親切な言葉で結ばれることは、良い時間と幸せを与えてくれます。お互い親切にし合うことで幸せな気持ちになりますし、この次の役割に向かう気持ちが湧き起こってきます。社会はこうした人間関係が増えることで進歩していると思います。

しかし社会での役割を果たそうと懸命に行動をしている人に対して、批判や中傷の言葉を発する人もいます。そんな行動は人を傷つけ、大げさに言えば前進しようとしている社会にブレーキをかけることになります。

もしかしたら半歩でも進んでいた社会が、今日、半分遅れることになります。私たちが望んでいる社会はそんなことで実現は叶いません。それぞれの目的を果たそうと目的地に向かう人たちが集まっている機内の中で、このようなことを思いました。

社会の進歩は、私たちが毎日気持ちの良い氣持ちで朝を迎えること以外にないと思います。嬉しい気持ちを持ち、活力を持って行動すれば社会は進歩の方向に向かいますが、嫌な気持ちを持ち、行動することにブレーキがかかるような出来事があれば、その一日、社会はその場に留まります。この小さな心と行動の差がやがて大きな差となり、社会に現れることになります。

地域の差とは、その地域で暮らす私たちの気持ちの差だと思います。お互いに励まし合い元気を与えられる役割を果たせば社会は良くなっていきますし、その氣持ちがなければ社会は停滞から衰退に向かいます。生き生きと活躍できる社会を目指すことが私たちのすべき役割だと感じました。

社会の役割を考えさせてくれ、また気持ちの良いフライトサービスを提供していただいた全日空の職員さんに感謝いたします。