活動報告・レポート
2025年11月9日(日)
メキシコシティからフロリダへ

メキシコ和歌山県人会の皆さんに本当にお世話なりました。メキシコでこれだけ和歌山県のことを大切にしてくれる人がいたことを知り、人と会うこと、交流することの大切さを感じました。地理的にも時間的にも距離は遠いけれど、今回の交流で心がつながったと思います。交流することがこの先も友好関係を継続していくことにつながるという、大切なことに氣づかされました。

またメキシコ和歌山県人会から日本に、これまで多くの方が留学で来ていることを知りました。メキシコ和歌山県人会の支援があったことから実現したものですが、これまでの取り組みに深く感謝しています。

現在はアンバサダーという制度に変わり、1年以上の留学ではなく2週間程度の短期留学という制度に形を変えているようです。同県人会役員から「できれば以前のような1年以上の留学が望ましい」という意見を聞きました。

この意見も和歌山県を大切に思ってくれている証拠です。わずか2日間のメキシコシティ滞在でしたが、メキシコ和歌山県人会の皆さんの温かい心が伝わり、また今回の記念式典に参加して良かったと心から思っています。

メキシコシティからフロリダへ

さて私たちは午前9時にメキシコシティのホテルを出発、メキシコ・シティ国際空港に向かいました。空港にはメキシコ和歌山県人会役員の四名が見送りに来てくれました。昨日の記念式典が終わった時、「明日は空港まで見送りに行きます」と話をしてくれましたが、約束通り空港まで来てくれました。わずか2日間でしたが行動を共にしたことで、この別れがとても名残惜しくなりました。国際空港でのお別れがとても寂しいのは、この次、いつ会えるか分からないからだとお互いに知っているからです。それは共に分かっていることですが、言葉に出すことはありません。

仲良くなった役員の方は「来年、アメリカとカナダ、そしてメキシコの3か国共催でサッカーワールドカップが開催されるので、メキシコに来てください」とお誘いをいただいたことが嬉しいことでした。

私は「メキシコの今回のチームは強そうですか」と尋ねたところ、「そうではありません」と笑顔で答えが返ってきました。開催国ですが決して強いチームでは無いようです。

また来年春に開催される野球のWBCにも触れ「第1回のWBCで日本が優勝しました。準決勝でアメリカに勝ったのはメキシコですから日本をアシストしたと思います。メキシコは野球も盛んですが、やはり日本チームには勝てません。私たちは日本チームを応援しているので、それでも良いのですが」と冗談交じりで話してくれました。

メキシコシティからフロリダへ

フライト時刻はお昼の12時30分でしたが、メキシコ和歌山県人会の皆さんは全員が搭乗口に入る最後の瞬間まで、大きく手を振って見送ってくれました。やはり名残惜しい国際空港での別れでした。

メキシコ・シティ国際空港空港は来年のサッカーワールドカップ開催に向けて空港を改装中でしたが、次回訪れることがあるとすれば、美しい空港になっていることでしょう。再びメキシコを訪れる日が来ることを心から願っています。

このような気持ちにさせてくれた、メキシコ和歌山県人会の皆さんに心から感謝しています。ありがとうございます。

メキシコシティからフロリダへ