地元の大学4年生と懇談した時の話です。
「和歌山県には楽しみがないので、卒業してから東京に行こうと思っていました。地元大学ですが同級生たちは県外に就職を決めています。和歌山県に働く場所がないところも原因ですが、多くの学生はやりがいを求めて東京や大阪で就職をしています。仕事を終えた後はお気に入りのアーティストのコンサートにも行きたいですしね。和歌山県ではないですから」と話してくれました。
「和歌山県で働きたいと思えるところはありますか」と尋ねると「和歌山県内の既存の会社ではないですね。エンターテイメント系やインターネット系の仕事があればと思っていますがないですね」と答えてくれました。
続けて「IRについてはどう思いますか」と尋ねたところ「博打でしょう。関心はないですね」との答えでした。
そこでIRについて説明を行いました。説明の全体は省略しますが概要は「統合型リゾートですからエンターテイメントです。リゾートホテルとショッピングゾーンと飲食店、プロサッカーやプロバスケット、eスポーツやコンサートが楽しめる競技場やアリーナも作ることになります。カジノスペースはできますが、和歌山市に出来たからと言って、そこに行く必要はありません。
それにカジノスペースは全体の3パーセントなので、エンターテイメントの一つで楽しみたい人が行けばよいのです。友人同士で行ったとして、一人はショッピングを楽しむ。一人はコンサートを楽しむ、そして一人はカジノを楽しむための行動をして、19時にレストランで待ち合わせて食事をする。そんな楽しみ方ができるリゾート施設なのです。カジノだけの建設だったら私は反対していますよ。
プロバスケットボールの公式試合を見ることができる。しかもNBAの公式戦が和歌山市で開催されることや、eスポーツの世界大会が和歌山市にやってくることも可能ですから、今までにないエンターテイメントが和歌山県にやってくる感じです。しかも世界レベルのエンターテイメントですから、県外からも世界からもお客さんが和歌山県にやってきます。こんな和歌山県の未来があると想像すると楽しいでしょう。
しかも若い人たちが就職できるリゾートであり、エンターテイメントを提供できる会社ですから地元で働きたいと思うはずです。だから誘致を進めているのです。和歌山県の未来を築くには『和歌山IR』以外にないと思っています」と説明しました。
学生は「全く知りませんでした。リゾート施設ができて、そこでエンターテイメントを体験できるのですね。IRイコール賭博だと思っていましたし、同級生たちも知らないので私と同じように思っています。説明してもらって概要と和歌山県での必要性が分かりました。
今、説明してくれたような若い人達が楽しめる施設、働きたいと思うようなIR会社を和歌山県に誘致できたら就職したくなります。私は『大阪・関西万博』に一度行きましたが、とても楽しくて行って良かったと思っています。でも次に行くならユニバーサル・スタジオですね。やはりエンターテイメントを楽しめるからです。『和歌山IR』も若い世代も大人も楽しめるようなので、是非とも和歌山県に欲しいですね。私たちはIRを知らないので、もっと知ってもらわないと誘致をしているだけにもったいないです」と答えてくれました。
これまでも説明をしているつもりでしたが、大学生や若い世代に行き届いていないようです。大学生でマカオやラスベガスに行った経験のある人は少ないと思うので、イメージできていないのは当然のことです。大阪でIRを建設している途中であることも知らないので、和歌山県の未来がかかっているこの事業を、丁寧に説明する必要があると感じました。
短時間でしたが説明する機会があって良かったと思っています。誘致までのリミットが近づいています。引き続き説明を続けたいと考えています。
- 過日お亡くなりになったSさんのお悔やみに伺いました。最近まで元気にしていたのですが訃報に接し会社事務所を訪ねて手を合わせてきました。遺族の方と故人の思い出話を交わしてきました。ご冥福をお祈りしています。
- SNSを活用した広報活動について会議を行いました。情報発信のやり方によって得られる結果が異なる時代になっているのでうまく活用を考えたいところです。


