活動報告・レポート
2025年9月13日(土)
「大阪・関西万博」での紀州インスパイア・プロジェクト
大阪・関西万博KIP 江戸時代から現代の結婚式ショー

「紀州インスパイア・プロジェクト 通称KIP」で「大阪・関西万博」の関西パビリオン和歌山ゾーンにおいて「江戸時代から現代の結婚式ショー」を行いました。この約半年前から企画してきたもので、実行委員会での議論と企画案の修正、必要な予算化とスタッフ集めなどを経て、約1か月前にようやく企画案がまとまりました。企画案が完成してから2回のリハーサルを行って今日を迎えました。

大きな目的は「『大阪・関西万博』で和歌山市をアピールすること」で、人前結婚式と共に和服のファッションショーや和歌山城の説明などを行いました。イベントの時間前には和歌山ゾーンは満員となり、スタッフ一同が心を込めて城下町、和歌山市の歴史を訴えました。

再現した時代は、江戸時代、紀州徳川家第10代藩主、徳川治宝公の時代の文化です。この時代に、紀州では文化の花が咲いたと言われています。その時代の紀州の着物文化を現代に再現できました。イメージ動画を編集するとき、協力や支援をしてくれた方々をエンドロールに記しましたが、全ての協力者を含めると実に100人ぐらいになっていると思います。たくさんの方々の支援と温かい協力を頂いたお陰で企画を実現でき、和歌山ゾーンで集客できるイベントに仕上げることができました。

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一つのことをやろうとすると支援者が現れますが、同時に批判する人が現れます。自らは行動することなく、後ろに控えて批判を行うのです。何度も何十回も同じことを経験していますが、行動する人のことを批判する人がいることは残念に思います。今日、連絡をくれた県外の友人は「和歌山県は何かをやろうと行動する人を批判する人が多いですね。これは和歌山県の特徴ですね。この体質を改めなければ発展しませんよ。どうして発言して行動する人のことを批判するのか分かりません。勇気をもって行動する人を批判するのであれば自分でやれば良いと思います。実際は、自分では行動できないから陰口で批判するのであって、小さな人物が多過ぎることも和歌山県の特徴ですね」と伝えてくれました。

この言葉のように「KIP」の活動にあたっても何重もの壁があり、スタッフ全員で克服してきました。その分、チーム全体で達成感があり「やってきて良かった。苦しいことがあったからこそ、余計に達成感を味わうことができたと思います。このチームでやってきて良かった」という言葉と涙がありました。

大阪・関西万博KIP 江戸時代から現代の結婚式ショー

ところで私は江戸時代の紀州藩の武士の配役を務めました。武士の衣装を着衣し、頭も時代劇のようにかつらで仕上げました。かつらと額との間の肌の色を調整するためにドーランを塗り、本格的な仕上げになりました。リハーサルの時よりも本格的だったので、武士の衣装と共に心身の氣持ちが高まりました。男性スタッフのうち4人が武士の衣装で登場しましたが、何とかショーの一部をやり遂げることができました。着替えてからショー、その後のお客さん対応などの時間は集中していたので何ともありませんでしたが、ショーを終えて衣装を脱いだ時に解放感があり「緊張していたので分からなかったけれど、着慣れていない衣装は体に負担を感じていたのかも」と私たちで話し合いました。しかし、これもとても良い経験となったので全員で喜んでいます。

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ショーに出演したスタッフも、裏方で舞台道具を運び、設置してくれたスタッフも、メイクや衣装を担当してくれたスタッフも、そして今日、会場には来られなくても心から私たちを支えてくれた皆さんがいてくれたお陰で、大成功することができました。和歌山ゾーンの賑わいは最高潮だったと思いますし、華やかで賑わいを演出でき、和歌山市への誘いにつながったと実感しています。

この企画を仕上げることができたスタッフは素晴らしいと思いますし、このショーを完成させた「KIP」の活動はこの次につながるものだと確信しています。「KIP」結成の意味は「紀州から世界に刺激と感動を与える」こと「未来への切符、挑戦するためのチケット」です。その目的を「大阪・関西万博」で達成できたスタートとなりました。

出演者、来場してショー鑑賞してくれた皆さんに感動を与えられたと思っています。皆さんのお陰で、良い一日になりましたこと感謝いたします。

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