活動報告・レポート
2025年9月12日(金)
県の再生のために
偽のインスタグラム

私のインスタグラムに関して、偽のインスタグラム、インスタグラムの乗っ取りの問い合わせがありました。最近、乗っ取りが多いと思っていたのですが、私のインスタグラムも乗っ取られたようです。Metaには偽アカウントの報告をしていますが、十分に注意していただくようお願いします。

何が目的か分かりませんが、多くの人の偽物がフォローしてきています。真偽の見分けがつきにくいので困ることがあります。

またフェイクニュースも多く閉口しています。これも何が目的か分かりませんが明らかに嫌がらせです。「フェイクニュースを流して楽しいと思っている人がいるのですね」と呆れたように伝えてくれました。

かつて情報発信は技術のある人だけのものでハードルが高かったのですが、SNSの時代になってハードルは大きく下がりました。誰でも情報発信ができる社会なので、その分、混乱させたり、嫌がらせ行為をする迷惑な人が登場しています。今更、情報発信を制限することはできないので真偽を見極める力が必要ですし、誰が発信しているかによって信頼性を確認することが必要です。SNSは良い使い方をすれば便利ですが、悪意があると人を傷つけることもあれば迷わせることもあります。誰が発信している情報なのか、または本人に確認するなど歯止めをすることが求められています。

多くの人は前向きに進む力を発揮したいと思っていますが、後ろ向きのことに力と時間を削がれることは実にもったいないことです。偽のアカウントやフェイクニュースはマイナスをゼロに戻すことに力を削がれることになります。前向きな役割を果たすことはゼロにプラスを積んでいくようなものです。どちらが良い時間の使い方なのか、生産性が上がるのかを考えると、無駄な対応に時間を使わないようにしたいものです。

県の再生のために

企業や産業の誘致を議論していると、目指すべきものを掲げられても具体的に語ることの難しさを感じています。和歌山県に資本を投下してくれる企業は少なく、大型の投資をしてくれる企業はほとんどありません。たとえば長崎県では長崎スタジアムシティは約1,000億円を投資していますが、和歌山県ではそのような事例はありませんし、これから先もあるとは言えません。プロバスケットやプロバレーボールチームが公式戦の拠点となるようなアリーナはありません。プロサッカーチームのホームグラウンドも見当たりません。プロスポーツの誘致やスポーツビジネスはなかなか厳しい状況ですし、大型の民間投資も厳しい状況です。

それどころか資材費や人件費の高騰などで建設コストが上昇し、予定している計画が遅れることや延期されることも出てきそうです。悲観するわけではありませんが、益々、和歌山県の将来に暗い影を落とすことになり兼ねません。

いうまでもありませんが、企業や産業の誘致やプロスポーツチームを運営していくにはお金が必要です。初期の資本と運営するためお金は絶対に確保することが必要であり、お金がないと何もできません。和歌山県は圧倒的に民間投資が少ないので、お金が回っていませんし、域内経済が上向くことはありません。投資をしなければ経済は回らないのは当然の帰結ですが、和歌山県はそんな状態になっています。果たして脱する方法はあるのかと考えると、リーダーが本気を見せることと熱意をもって企業と折衝することが不可欠です。ある人がこのことをAIに尋ねたところ、「実現するにはトップのやる氣次第です」と回答があったと聴きました。やはりトップのやる氣次第で、県の将来は変わるのです。

やる氣は今発揮しなければならず、そのうち「やります」では遅いのです。東京から来てくれた友人が、和歌山市内を歩いている時、余りの人通りの少なさに「寂れていますね。前から来る人と、肩が触れ合うのを避ける心配はありませんね」と話してくれました。

「大型の投資は地域を疲弊させる」だとか「交通渋滞を招く恐れがある」などの理由で消極的姿勢では、閑散としている県を蘇らせることはできません。大型投資を受けて、人が動く、渋滞も発生する時があるぐらいでないとまちは活性化しません。この県議会ではそんな観点から質疑を交わします。