活動報告・レポート
2025年8月4日(月)
高校入試要望
高校入試要望

来年の高校入試に関する要望を聴かせてもらいました。和歌山市中学校PTA役員の方々と意見交換をした中からの要望です。

会議の中でそれ以外の意見も聴かせてもらいました。

  1. 公立中学校の校舎は4階建てが多いのでエレベータがありません。和歌山市内の中学校でエレベータがあるのは西浜中学校と伏虎義務教育学校の2校だけです。どちらも建て替えをして新しい校舎になっているのでエレベータを設置したと聞きました。他の中学校はエレベータを設置していないので問題があります。学校給食の運搬です。1階から4階まで生徒が運ぶことになりますが、食事内容によって異なりますが、最高で重さが15kgもあり、負担と危険度が増すということです。この話から、せめて荷物運搬用のリフトが必要だと感じます。
    また先週、和歌山県にも津波警報が発令されたので、避難所に指定されている体育館に避難してきた方々が大勢います。避難してきた方に対して職員さんが丁寧に「津波警報が発令されているので4階で待機してください」と説明したのです。そうしたところ「4階までエレベータがないので私たちは上がることができません」と答えた人がいます。高齢の方にとって学校の4階まで階段で上がることは簡単なことではないのです。
    つまり津波の避難所としての環境が整っていない課題が出てきました。現在の社会的価値に即した避難所の改善を求めていますが、エレベータの設置も環境整備のひとつに考えるべきかも知れません。
  2. 小学校の体育館に冷暖房設備がないところがあります。生徒にとっても夏や冬の授業で体力面と安全面からの不安がありますし、避難所に指定されている箇所が多いので避難所生活ができる環境ではありません。また選挙の投票所になっている体育館もあり、比較的高齢の立会人が体力的にもたないケースも聴いています。
    体育館ですから生徒の利用を考えれば良いとの意見もありますが、学校は地元地域と共に存在しているので、避難所や投票所として環境整備ができていないことは問題だと思います。検討課題だと感じました。
    小学校の体育館への冷暖房設備の設置は順次進めていくようですが、避難所や投票所としての機能を持たせるのであれば早期実現が必要です。
  3. 私立学校と公立学校の設備を比較すると、どうしても私立学校の設備が新しくて整っています。公立学校は比較的古い校舎であり、古い設備が使われているケースがあります。トイレや校舎のきれいさ、生徒ホールのきれいさや学食のメニューの安さと豊富さは私立学校が勝っています。生徒は学校のきれいさや機能面で進学先を決めることもあり、公立中学校や高校の課題だと感じました。
    地域では公教育が担う役割がありますから、公立学校の設備更新や整備の必要性を感じました。私立学校も公立学校も良い学校になって欲しいので、課題として捉えておきたい事項です。
  4. 和歌山県の公立高校入試ではスポーツ推薦がありますが、文化芸術推薦はありません。文科系で活躍している生徒がいるので、その推薦制度も検討して欲しいということです。文科系で頑張っている生徒のためにはその通りだと思います。この件は昨年度も要望していますが、実現していないので一年間の検討状況と対応について確認したいと考えています。
その他
  • 市内の2か所の児童養護施設を訪ねました。夏休みの楽しい思い出のための案内をしてきました。先生と生徒は喜んでくれているのでやりがいがあります。
  • 夏の慰問活動に関して話し合いを行いました。入居者の皆さんが楽しみにしてくれているので、こちら氣持ちを込めて訪問することにしています。
  • 和歌山市観光協会のメンバーと意見交換会を行いました。皆さんともに和歌山市の将来に期待していることと同時に案じていることが分かりました。今後は、更に期待値が高まるように取り組みます。