これまで世界の都市のリゾート開発を手掛けてきた方から「和歌山県は世界から見ると魅力的で有望な地域ですよ」と話してくれました。私は会う度に和歌山県が魅力のある県であることを聴いているので「お陰様で自信をもって和歌山県を説明できます」と答えました。
今回、伝えてくれた魅力的な理由は次の通りです。
- 日本のきれいなビーチ100選というリストがあるのですが、そこに和歌山県から8か所のビーチが選ばれています。きれいなビーチは世界を虜にする資源で、これを訴えるだけで観光客が訪れます。
- 和歌山県のフルーツは日本一のおいしさで外国人は驚くと思います。リゾート地で必要な要素は食事とショッピングです。食事は食材と共にフルーツが言われます。おいしいフルーツは世界の人を呼び込む力がありますから「和歌山フルーツバイキング」を企画すれば、観光客を呼び込めます。
- 「和歌山ブランド」を創り出せる潜在力があります。地元のアーティスト作品の中からセレクトした「和歌山ブランド」を商品化すれば世界の市場に送り出せます。ニューヨークのSOHOのようなしくみで、地元の芸術家の作品をコンペしてセレクトし、一気に知名度を高めるマーケティングを行います。地元のアーティストを売り出す機会となりますし、和歌山県で入手できるものとして世界の市場に訴えるしくみを拠点さえあればつくれます。
- リゾート地として必要なことは地元と共存していることです。リゾート施設だけがあっても市は賑わいませんから、立地市に賑わいが必要です。リゾート地として発展するために必要なことは世界からの観光客を増やすこと、つまり分母を増やすことであり、分母を増やすためには選択肢が必要です。少し高い価格帯のレストラン、地元料理が食べられ居酒屋、高級ブランド店と地元アーティスのブランドなど、価格帯も商品帯もバラエティに富んでいる必要があります。
- リゾート施設で大事なことは社員食堂の充実です。地元にとってもメリットはお客さん向けの食材供給やサービスだけではなく、社員向けの食事やサービスが恒常的にあることです。雇用人数が分かっているのでロスのない仕入れをしてくれるので地元商店は経営が安定します。
以上のような話です。和歌山県はリゾート県になれる素地があるので、資源を生かせるような取り組みを目指したいと考えています。
SNSを活用して「和歌山ブランド」を売り出す会議を行いました。県外から和歌山市に来てくれて起業している皆さんは「私たちは和歌山県で仕事がしたいと思っています。ここで仕事がやりたいと思っていますし、私たちを迎え入れてくれた和歌山県を発展させたいと思っています」と話してくれたことに感動しています。県外の皆さんがこれだけ和歌山県のことを評価して思ってくれていることを知り、心から感動しました。私は「皆さんの言葉をとても嬉しく思います。私は皆さんに和歌山県で事業を継続して欲しいと願っていますし、和歌山市発展のために皆さんの力は絶対に必要だと思っています。課題を抽出したので一つずつ解決していきましょう」と伝えました。
彼らは「和歌山県で仕事をやってみたいです。やらないと分からないので、やり遂げたいと考えています」と力強く話してくれました。
日本人の特性を分析したデータがあります。それによると「日本人が一番嫌なことは失敗すること」。それはプライドが高いからです。
そして40歳以上の日本人の約80パーセントは、新しいことをやりたくないと思っています。挑戦イコール失敗がつきものですから、失敗を恐れるあまり新しいことに取り組まないという統計があります。
他の記事は控えますが、約5時間、日本人の特性を生かしたSNSの活用について協議を進めました。データ分析を元にこれまでの実績を含めて、和歌山県から「和歌山ブランド」の価値を創り世界に発信したいと考えています。
- 万葉薪能の会に関して説明をしてもらったこと。今秋も、和歌の浦で開催されることが決定しています。
- 社会福祉法人に関する協議を行いました。より良い方向に向かわせるための協議を行ったものです。
- 津波警報が発令されたので情報収集と現地の情報把握に努めました。