活動報告・レポート
2025年7月28日(月)
インドの学生を京都に案内
インドの学生を京都に案内

インド・マハラシュトラ州から和歌山市に来ているTanayaさんを京都に案内しました。午前10時30分に和歌山市を出発し、伏見稲荷大社から五重塔、金閣寺、そして嵯峨野まで案内しました。

伏見稲荷大社は外国人観光客に人気が高く、境内の9割ぐらいは外国からの観光客のようでした。境内に入り千本鳥居を潜りながら歩いていきましたが、写真撮影の観光客でいっぱいの光景がありました。続いて二年坂近くにある聖徳太子が建立したと伝えられる法観寺内にある五重塔を訪れました。ここでも歩いているのは外国人観光ばかりの様子で、人気の場所です。

今朝、Tanayaさんが行きたいと示してきたのは「伏見稲荷大社と五重塔、そして嵯峨野の竹林」でした。インドのサイトを開き「行きたい場所はここです」と伝えてくれたので、ルート検索を行い現地に向かったものです。インドで京都の人気スポットは、この三か所と金閣寺だそうです。

インドの学生を京都に案内

二年坂を歩いて五重塔に向かう小道は、日差しが強い暑さだったので涼はありませんでしたが風情がありました。日本人を探すほうが難しいほど小道を歩いている外国人が溶け込んだ光景がありました。同様に金閣寺も外国人観光客が多く、オーバーツーリズムが問題になっていることも納得しました。和歌山県としては羨ましい光景でした。これぐらい人が訪れて、交通渋滞になることが羨ましいということです。何しろ活気があり飲食店やカフェは満員で、観光地は入場するために列を成していました。これが日本を代表する観光地の光景です。交通渋滞になって困ると言うのは、これぐらい街中渋滞であり、それでも渋滞で車が動かないということはありませんでした。問題提起するなら、観光地の駐車場料金が高いということです。ただ言えることは、それだけの駐車料金を支払ってでも訪れたい観光地だということですから、訪れる価値があるということです。訪れる価値がある街の道路が渋滞するのは当たり前のことで、生活を脅かすようにオーバーツーリズムは行き過ぎだとして、観光地でありながら人が訪れて賑わいがある状態になることが「問題だ」という意見は極めておかしな意見です。

インドの学生を京都に案内

観光地として京都ほど賑わっていない市が、事業が実現した場合に想定しているだけの交通渋滞を指して「問題」だと必要以上に認識し、実現を歓迎しないような自治体があることが不思議だと感じました。この観光地の賑わいを見て「そんなことを思うだろうか」ということです。外国人のTanayaさんも賑わっている観光地の光景に感動していましたし、訪れている外国人観光客も着物を着衣して喜んで街中を歩いていました。さすが、日本を代表する観光地です。

そして最終は嵯峨野の竹林を訪れて涼を楽しみました。帰路は疲れが出たのか車中で寝込んでいましたが、和歌山市に到着すると「とても楽しい一日でした。日本に来る前から京都に行きたかったのです。希望していた全ての観光地に行くことができました」と感想を話してくれたので「私の喜びです。京都と案内を楽しんでくれたら嬉しいですし、私も良い一日になりました」と伝えました。

インドの学生を京都に案内

そして「私は再び和歌山市に来ます」と言ってくれたので「是非、再び来てくれることを楽しみにしています」と答えました。

再び「是非、インドの私のところにも来てください。歓迎します」と伝えてくれたので

「インドに行くことが実現できると嬉しいことです」と答えました。

私が担当したのは、県議会と県庁、そして磯ノ浦を案内した7月15日、白浜町を案内した7月17日、そして京都を案内した7月28日のたった三日間でしたが、Tanayaさんにとって、和歌山県を訪れた良い夏の日になっていることを嬉しく思います。いよいよ7月30日に関西空港からインドに帰国する日が近づいてきました。私が案内をするのは今日が最終でお別れとなります。短い期間でしたが、インドの文化と現代を生きる人の考えに触れられた良い夏の日々となりました。このご縁を契機に和歌山県とマハラシュトラ州の友好関係がより強いものになることを願っています。そして民間同士の交流の絆の強さを感じますし、人としての優しさは国に関係なく受け取ってもらえることも感じました。

インドの学生を京都に案内

とても良い日を過ごすことができたことに感謝しています。ありがとう。残りの和歌山市での日が良い日でありますように。