活動報告・レポート
2025年6月11日(水)
県議会
県議会

県議会は二日目に入りました。本日は新しい常任委員会と特別委員会委員の選任と議長、副議長選挙を行いました。新しい議長は岩田議長、副議長は秋月副議長です。新しい県政が始まる空気を感じています。

また常任委員会は建設委員会、特別委員会は行政改革・基本計画等に関する特別委員会、予算特別委員会に所属することになりました。常任委員会は1年任期、特別委員会は2年任期となりますので、県政発展のための議論を交わしていくことになります。新しい委員会での活動を楽しみにしています。

また来週から始まる一般質問に関する議論を交わしました。昨日、議長あてに通告しましたが、本日通告を締め切り登壇者の順番が決定しました。私の登壇は令和7年6月19日、木曜日の二人目のため、午前10時40分ぐらいからの開始となります。但し一人目が午前10時からなので、質疑の時間によっては開始時刻が前後することもありますので、ご了承ください。

宮崎新知事の下、令和7年6月県議会定例会がスタートしました。新知事は昨日の県議会で「二元代表制の一翼を担う県議会の皆様とはまさに車の両輪として、日頃から意思疎通を図りながら、県庁職員と一丸となって県政を前に進めてまいります」と述べているように、県議会からの提言を期待しくれています。積極的な県政のために提言を行いたいと考えているので、そのために一般質問では将来の和歌山県のために必要であり、将来の経済と雇用の礎を築くための提言をする予定です。

これまで経験していない政策には賛否があると思いますし、賛成の意見も反対の意見も出てくると思います。しかし全員賛成で全く反対のない政策なんてありません。反対意見には不安に思っていることに対して説明を行い、理解を求めることは必要です。それでも折り合わないときは民主主義なので多数決に委ねることになりますが、とにかく思い切った政策を実行しないことには和歌山県の将来が明るいものにならないと思います。

和歌山県の恵まれた自然環境と世界遺産を後世まで伝えると共に観光資源として生かしながらも、県内に産業を誘致することで経済循環と雇用拡大を図りたいと考えています。

人口減少と現役世代の減少と高齢化、そして企業や新しい産業が少ないことから雇用場所が限られている現状を打破したいと考えています。

和歌山県の人口は全国で42番目だと思いますし、経済規模や若い人の人口も少ない方だと思います。また新しく和歌山市に進出してくれた外資の人と会議をしている中で、和歌山県のことは本国ではほとんど知られていません。100人いれば100人が知らないと思います。私はパンダが大好きなので和歌山県のことは知っていましたし、ここで働けて良かったと思っていますが、友人たちに尋ねると「和歌山県?知らないという返事ばかりです」という話を伝えてくれました。

和歌山県は国内外ともに知名度が低く、これから上昇する以外にない環境にあります。これから上昇していくためには他の県ではできない政策や産業誘致を強力に推進する以外に手段はありません。自前の経済力だけで現状を打破し、立て直すことはかなり難しいと思います。これから40年先まで明るい未来のある和歌山県を築くためにも、新知事が誕生した現在がチャンスです。

今日も会議を行った中で、「和歌山県はどうなっているのかな。人が増えない、チャレンジしない、新しい取り組みは敬遠する。他の県はもっと行動していますよ。何もしたくないなら、活用されていない海の見える高台に簡易サウナを置くだけで良いのでやってみることです。お金もかかりませんし、やろうと思ったら簡単にできます。インスタでサウナから見える和歌山県の海を投稿すれば、自然と人は集まりだしますよ。やってみて失敗しても大きな損害にはなりません。そんなアイデアと投資ぐらいはできなければ和歌山県は今のままだと思います」と話してくれました。

これは批判ではなく、和歌山県の動きが鈍いことにイライラしての提言です。つまり「とにかく批判や足の引っ張り合いを中止してやってみよう」ということです。県外の皆さんは和歌山県の現状を見て人を呼び込むためのアイデアを出してくれますし、投資も考えてくれています。地元の私たちが行動しなければ変えることはできません。新しい知事は先入観がないと思うので、今が絶好の機会だと考えて議会に挑みます。