県立医科大学附属病院を訪問し、お世話になっているS医師と会話しました。同大学の研修医が傍にいたので「S先生は患者さんから信頼されている素晴らしい先生ですよね」と尋ねたところ、「私はS先生を尊敬しています」と回答がありました。
この研修医の即答した言葉の温かさだけで先生の人柄が分かるものでした。
私も先生に対して「一昨日の先生から聞いた『巨人の肩の上に立つ』話は感動しました。私も今年の母校の卒業式で、卒業生に対して『巨人の肩の上に立つ』話をしているのですが、記事に書いてくれたのでお持ちしました」と伝え記事を渡しました。
私は昨日、出席した「ゴールドの会定期総会」で、次のような話をしたことも伝えました。
「土曜日、県立医大の医師から『to stand on the shoulders of giants』の話を聞きました。医師が先人たちの知識と技術を受け継いで現代医学に向き合っていることを知り、感動しました。社会生活をしている私たちは、誰一人として一人では生きていけません。誰かが支えてくれて生活が成り立っているのです。
そして人を支えるためには、私たちは過去から築き上げてくれている知識や技術を学び、その上に立って先の時代よりも進歩させる必要があります。真剣に過去から学んだ私たちは、その分野において最先端の位置にいることになりますから、今までよりも先を見通せるところまで進まなければなりません。
しかし社会を前進させたからと言って私たちが偉いわけではないのです。先人たちが積み上げてきた結果の上に立っているから達成できるものであって、自分だけでやり遂げたものではないのです。過去よりもずっと進んだ学問を学べることに感謝しながら、この先の人と時代のために少しだけでも社会を進めること。それこそ私たちがやるべきことだと思います。
昨日、素晴らしい医師と出会い、30分程度の会話でしたがとても感動したので、皆さんにお伝えしました。私たちはこれまでずっと知らない誰かから助けられて今ここにいますし、逆に私たちは知らない誰かを氣づかないけれども助けている存在だと思います」という内容です。S医師にお礼と感謝の氣持ちを込めて伝えました。
この話は繰り返しになるので詳細は省きますが、現代社会は先人たちの叡智が積み重なって形成されているものであって、私たちはその知識と知恵、経験や技術を元にして考え、行動を起こしていることの例えです。
ニュートンの言葉として有名ですが、それ以前も含めて多くの方が引用している名言です。だから自分の言葉ではありませんが引用して伝えられることが大事であり、これから社会を支える学生や若い人達に伝えたい言葉です。医学の世界において、学生たちにこの言葉を贈っている先生は素晴らしいと思いますし、言葉は誰から「聞いたのか」が大事なので、尊敬できるS先生から聞いたことで学生たちの腑に落ちることだと思います。
この繰り返しによって医学の科学も、そして政治も社会も進化していくのです。過去からのこの素晴らしい贈り物を受け取らずして進歩はありません。どんな技術も知識も一足飛びに現れるものではありませんから、過去から学び現代に生かし、次の世代に届けることが大事なことです。
今朝もS先生と話ができたことに感謝しています。そして来週も会話を交わせる機会をいただいたことに感謝しています。
坂本つとむさんのコンサートに行ってきました。昨日の和歌山市内でのコンサートに引き続いての参加です。坂本さんは全国ツアーの最中で、一昨日は奈良県、昨日は和歌山市で歌ってくれました。今週末からは青森県に行く予定だと聴きましたから、北海道から沖縄県までツアーで巡るそうです。本日も、坂本さんとファンの皆さんとの時間を楽しみました。