活動報告・レポート
2025年5月13日(火)
自治体議員フォーラム

東京都内で開催された議員フォーラムに出席し、全国の地方議員との交流、マスコミから「昨今の政治情勢について」の講演を聞きました。講演の趣旨は次の通りです。

歴代総理大臣を始めとした政界のリーダーたちの取材をしていますが、リーダーとして最も大切なことは明るさだそうです。

さらに言うなら「明るい未来を語れること」がリーダーの資質だということです。かつては、日本の明るい未来を語る政治家がいましたが、残念なことに現在は皆無で、政治家の劣化が日本の衰退を招いている原因だということです。

やはりリーダーは、明るい未来を語れることが大事なことです。これは国での話ですが、地方政治でも同じことが言えると思います。多くの地方は疲弊していますが、こんな時こそ明るい未来を語れるリーダーが必要です。

先日、和歌山県内の地方紙では「和歌山県のリーダーを選ぶ選挙に名乗りを上げる議員がいないことは情けない。紀州には侍がいないのか」の趣旨の記事がありましたが、この指摘は自分も含めて戒めとして思っておかなければなりません。和歌山県の現状を踏まえて、この延長線上に明るい未来を想像することができないのが現実のように映ります。もちろん、多くの方と話をした結果、「和歌山県が発展している未来が見えない」など意見を踏まえたことです。

ですから、和歌山県の未来が明るいものになる政策を訴えることが、現代のリーダーに求められる資質です。リーダーとしての基本は、民意をよく聞き政策に反映させることですが、それと同時に数年先の和歌山県の発展が想像でき、未来が明るいものになるような政策を語る必要があります。

やや消極的な姿勢として、県政の課題に対して「県民の意見を聞いてから」との答えがありますが、和歌山県の明るい未来を築くため時には政策を語りリーダーシップを見せることが必要です。

もちろん、どんな政策でも決定したことに対しての批判はありますが、明るい未来のための決断と先行投資は必要なことです。

本日、多くの政治家やリーダーへの取材を通じて感じたことを講演で伝えてもらい、活動するうえでの参考になるものでした。今日、聞いた内容を和歌山県政でも反映させるよう取り組みたいと考えています。

また国政で絶対必要なことは、食料、エネルギー、外交と防衛だということです。食料とエネルギー保障は絶対ですし、外交と防衛は内閣の最大の仕事です。この4つの政策を安定させなければ国力は衰えていくということです。

また、全国から集まった議員との意見交換も参考になるものでした。その感想の一つとして「和歌山県のイメージはパンダとクエ」という意見がありました。特にクエを食べたことのある人から「もう一度和歌山県に行ってクエを食べたい」との話を聞きました。和歌山の食材のレベルは高く、全国に通用するものなので、一例として今回のように首都圏でも評価の高いクエをさらに売り出すことも地域振興につながると感じました。

令和7年6月末で白浜町のパンダが中国に返還されますが、その後の誘客策としてクエやホテル、旅館などの割引券の発行などが考えられると思います。

これらは小さな取り組みかもわかりませんが、何もしないより成果を生み出します。県外に出て意見を聞くことで感じることがあります。講演会に参加すること、人と交流して話を交わすことで感じることがありますが、今回の参加はそんな機会となりました。