活動報告・レポート
2025年5月9日(金)
絵手紙展
臨時議会
臨時議会

本日、臨時議会が招集されました。案件は知事職務代理者副知事の退職などでした。宮崎副知事から退職願が提出されていたので議題として採決を行った結果、全員賛成で可決されました。議案採決に先立って故岸本知事の追悼が執り行われました。二人の議員から追悼のメッセージが故岸本知事に届けられたので、故人を振り返ることができ感慨深いものがありました。改めて心からご冥福をお祈りしています。

絵手紙展

島本先生が主催する絵手紙展を鑑賞しました。島本先生はカルチャー教室などで講師を務めていますが、今回は先生と生徒さん達の作品展です。絵手紙はハガキに絵と言葉を記すものですが、先生の指導は牛乳パックや帽子、カレンダーやテッシュカバーなどに絵と言葉を書き込んでいます。

先生が言うには「絵手紙の基本はハガキですが、ハガキばかりだと変化がないので飽きがきます。そこで描ける素材を活用して絵手紙を書いています。作品を見てもらって分かる通り、絵手紙ははみ出るぐらいに大きく描くことが原則です」と話してくれたように、ハガキからはみ出る作品の方が迫力を感じます。

絵手紙展

また「言葉も自分で考えますから頭の体操になります」と言うことです。高齢者の生徒さんが多いのは頭の体操に資するからかも知れません。

例えば「ふたつの言葉おしみなく伝えよう」と題してカーションと共に「感謝」と「ありがとう」の言葉が添えられている作品がありました。母の日が近いこともあって母親に感謝を表す作品ですが、日常の中で生かせる言葉です。毎日、どれだけ多くの「感謝」と「ありがとう」を使うかによって、その日が違ってきます。できるだけ多く使えた一日は良い日だったはずです。

また「懐かしい昭和」のコーナーがありました。先生は「テーマを昭和にして作品を描いてもらいました」と話してくれたように、このコーナーの作品には昭和が詰まっています。家にあった黒電話、赤い公衆電話、ミシン、マッチ、かまど、ブラウン管のテレビなど昭和を彩ったものが主役になった作品です。会場には中学生と母親も来ていたので、島本先生が「昭和の道具、分かりますか」と尋ねたところ、一つも知りませんでした。昭和の道具はすっかり過去のものとなり、見ることさえなくなりました。

絵手紙展

そこで先生は「絵手紙は実物を見て描くことが基本です。写真を見て描くことはしないのです。しかし昭和をテーマにしたけれど、実物があったのはマッチぐらいだったので、後のものは私が用意した写真を見ながら描いてもらいました。黒電話やミシン、ブラウン管のテレビなどはありませんからね」と話してくれました。

実物を見て描くのと写真を見て描くのとの違いは、質感や手触り、大きさなどです。これらが分からないと実物のように描くことは難しいのですが、生徒さん達は昭和生まれで、実物を見たことや使ったことがあるので、作品から昔使った道具の懐かしさが伝わってきました。この「懐かしい昭和」作品は人気があるコーナーになっていましたが、これも絵手紙の楽しさです。

島本先生の説明を聴きながら鑑賞できたので、絵手紙の楽しさが伝わってきました。やはり専門家の説明を聴きながら鑑賞することで楽しさが増えていきます。島本先生、作品の説明と案内をしていただいたことに感謝しています。

日本和歌山国際音楽祭
日本和歌山国際音楽祭

和歌山城ホールで開催の「日本和歌山国際音楽祭」を鑑賞しました。この音楽祭は和歌山市と台湾の学生が音楽を通じて交流する企画で、台湾からは新竹市、高雄市、台北市のそれぞれの市から学生が来てくれました。本日、すさみ町と市内の高松小学校を訪ねて音楽を通じた教育交流を行ったそうです。そして夕方から和歌山城ホールで演奏をしてくれたものです。

今回が初めての開催であり、来年以降も継続すると聴かせてもらいました。学生同士の交流と音楽を通じての台湾と和歌山市との交流機会は、今後、益々の友好関係を築くことにつながるものだと期待しています。