活動報告・レポート
2025年5月4日(日・祝)
同級生たち

中学校時代の同級生が集まりました。今回は30人が集まり、浪早ビーチでバーベキューを行いました。午前11時からみんなで準備を行ったのですが、バーベキューとキャンプ道具はK君がトラックで運んでくれました。

彼は昨夜、今日のために机を作成してくれていました。彼はこれまでも机や椅子、簡易トイレなど作ってくれたことがありますが、今日、運んでくれた数々の道具も大人数になったことから足りない分を作ってくれたものです。周囲も驚くバーベキューコーナーが誕生しました。その分、運び込みと設営に約1時間を要しましたが・・。

結果として同級生たちとの会話は楽しすぎて、午前11時から午後4時近くまで海岸にいることになりました。口々に「あっという間だったね」と話し合ったように、時間が短縮されたように思えました。楽しかったことは、過去の思い出話をするのではなくて、現在のこととこの先のことを話し合ったことです。一人を除いて全員が現役でこの先のことを考えているのです。またリタイアした一人の退職した理由は「まだ行ったことのない場所に旅行をしたいから」という積極的な理由です。

ところでこの学年が初めて同窓会を行ったのが卒業後35年目の時でした。あの時に同窓会を行っていなければ、毎年のように集まる機会はなかったと思います。幹事を務めてくれた彼らは、一人ひとり電話と住所を突き止めていき、個別に連絡をとってくれたのです。当時、SNSは今のように活用されていない時代だったので、連絡を取ることは今のように簡単ではありませんでした。

約1年かけて同級生の連絡先を調べてくれたお陰で、当時のロイヤルパインズホテルで同窓会を開催することができたのです。ただその少し前にプレ同窓会として集まれる人だけが集まる会を呼び掛けたことがあり、その時は約40人が集まることになり、急遽、比較的狭い会場を貸し切りに変更したほどでした。

その時の名簿が元になり連絡が取れるようになっているので、時々、集まることができています。ただ50歳代の時に亡くなった同級生が数人いるので、「こうして元気な時に顔を合わせておかないとね」と話しています。

そう言えば、今年1月にも正式な同窓会を行っていますが、その時は東京や京都在住の同窓生も参加してくれていました。今回は連休の間なので和歌山市在住の人が中心になっていますが、変わらずに元気な姿で話し合えていることは嬉しいことです。

職業も医師、塾の講師、介護職員、建築の仕事、調理師など違う道を歩いていますが、自分が選択した道を歩き続けていることは素晴らしいことだと思います。一つのことを追及してきたことは誇りであり、振り返ると長く歩いてきた道ができています。私たちは一人残らず全く違う道を歩き、足跡を刻んできていますが、卒業後は同じ距離だけ歩いているのです。これまでの人生を早く歩いても、休みながら歩いても同じ地点にいるわけです。これは不思議なことです。つまり人生は急ぐ必要もないし、迷って立ち止まっても良いということです。止まった地点からそこから歩き始めたら、直ぐに元の場所に戻り話し合うことができるのです。だから今日のように笑顔で出会い、笑顔で話し合い、笑顔で4時間もバーベキューを楽しむことができるのです。ずっと笑顔で会話できる時間が持てることは幸せなことで、時間の経過を忘れてしまう経験は得難いものです。

随分歩いてきた人生なので、この先それほど遠くまで行くことはないと思いますが、まだ到達していない場所が残されていることに氣づきます。それは過去の話をするのではなくて、これからの話ができているからです。こんな素晴らしい時間を創ってくれた同級生に感謝しています。