和歌山文化協会茶道部会に出席し、本年度の活動計画の確認を行いました。5月、6月の計画と共に下期に予定しているお茶会にも触れました。また茶道部員全員から近況報告がありました。議長を務める部長から「どんな些細なことでも良いので日常の出来事を話してください」と案内があり、皆さんの話を聴かせてもらいました。
皆さんから日常生活の光景を切り取った話をしてくれましたが、全員の報告を聴いた部長は「本当に良い日常を過ごしていますね。皆さんからの話で元気をもらえます。最近は不安なニュースが多いので、和歌山県に元気がありませんでしたが、たくさんの良い出来事を聴かせてもらったので元気を回復できました」と感想がありました。
日常生活を人に話そうとすると、頭の中でここ数日の日々を思い起こします。人に話すための出来事を思い出して、頭の中で短い時間にまとめようと考えます。その内容を言葉にするので、発表した日常の出来事は日常から切り取られて輝くのです。自分でも「日常生活は大切な出来事の集まりなんだ」と思うことができます。
そうすると何気ない日常であり当たり前のように思っている日常生活ですが、実はかけがえのない日であることが分かります。無駄に過ごすことは大切な時間を溝に捨てているようなことだと思えます。自分が大切にしているものを溝に捨てる人はいませんが、意識しておかないと、今日という大切な時間を溝に捨てているような日を過ごすことになります。
意識を向けることで無駄を無くすことができますし、大切な日々であることが分かります。夜の時間を振り返りの時間に充てることは大事なことですが、振り返った一日の出来事を日記にまとめることや、人に話すことで、今日の日はかけがえのない一日であることが分かります。
何もなかった日なんてありませんから、一日の終わりに今日の日を振り返り、良い一日だったことを刻みたいと思います。どんな一日であっても、今日という日は人生でたった一度だけ訪れる特別な日なのです。明日は今日と同じ日ではありませんし、当然ですがその次の日も同じ日ではありません。
些細な出来事がある一日が幸せなことだと氣づいて欲しいと思います。
茶道部の皆さんが話してくれた一日を抜粋します。
- 散歩をやろうと決めたので、毎日歩こうと思い、ワンちゃんと一緒に散歩を始めました。そうするとワンちゃんつながりの友達ができて楽しくなり、毎日の散歩につながっています。
- 大阪・関西万博に二回行ってきました。大屋根リングを見るだけで万博に行く価値があります。一本の柱の大きさが東大寺を支える柱と同じだそうです。現地に行くとその凄さが分かります。
- 今年初めて、私が主催するお茶会を開催します。初めてのことなので皆さんの応援をお願いします。
- 子どもが今春、高校に入学しました。お祝いに親子で旅行に行きました。
- 退職したので初めてゆっくりとした生活を過ごしています。ゆったりとすれば見える景色が違うのでそんな日も良いものだと楽しんでいます。
以上のような日常を話してくれました。些細な出来事の中に幸せが宿っていることを感じます。
「青空こども食堂」反省会に出席しました。会場が「茶道部会」と同じだったこともあり、スタッフの皆さんが覚えてくれていました。僕からも「お昼はお世話になりました。今回もよろしくお願いいたします」と声を掛けると、微笑みながら応対してくれました。
良い雰囲気の中で、決算報告と次年度に向けた話し合いができました。「青空こども食堂」スタッフの皆さん、お疲れさまでした。