活動報告・レポート
2025年4月26日(土)
絵画展
絵画展
絵画展

和歌の浦アートキューブで開催された田村画伯の絵画展を鑑賞しました。田村画伯は龍の絵で有名で、これまで高野山の福智院や紀三井寺など県内外に絵画を奉納しています。今回は新作で屏風に青龍を描いた作品が展示されていました。田村画伯が描く龍は青龍の他、赤龍や白龍、黒龍などがありますが、いずれも飛び立つような迫力があります。

明日はこの青龍を題材として作曲した「龍の如く」のお披露目会が予定されていますが、一日早くこの屏風を見る幸運に恵まれました。明日、この屏風はライブハウスに移動する予定になっています。

さて画伯から展示作品の説明を聴かせてもらいました。

作品のタイトルに「希望−」と形容されているものが数点ありました。このタイトルの意味を「希望とタイトルにつけている理由を説明します。この絵の背景を見てください。主役は猫やダンスですが、背景は大人にとって懐かしいものを描いています。子どもの頃に遊んだ遊園地の楽しい思い出などを背景に描いています。大人になって、先が見通せる年齢になると希望を失ってしまいます。

絵画展

単に毎日を過ごすだけの日常では希望を持つことができなくなります。だから子どもの頃に持っていた楽しさや希望を思い出して、もう一度チャレンジしてもらえる人生を応援する意味で『希望−』のタイトルにしているのです」と説明してくれました。

絵画の背景には、子どもの頃に楽しかったことを思い出させてくれるようなものを描いています。絵画の主になっているものが現在の自分だとすると、背景は過去の自分に起きた出来事です。背景が楽しくて、現在が何もないことはありません。楽しい過去の思い出があるのだから、現在も未来も楽しいものを見つけることができることを示唆してくれています。現在を面白くないと思っているのは、大人になると好奇心を忘れていることや、初めての経験をする機会がなくなっていることから、楽しさを感じないことに起因しています。考え方を変えて子どもの視点を思い出せば、きっと現在の日常の中にも楽しさを見つけられると思いますし、楽しさがあればその先に続く希望も見つけられます。

田村画伯の絵画は、過去に希望を感じたことがある大人であれば、この先にも希望があることを感じさせてくれるものです。

絵画展

続けて「私は描くことが好きなので、できるだけ高く絵を売って稼ごうとは思っていません。絵を描けることが嬉しいのであって、絵を鑑賞してくれることや皆さんのために奉納できることが嬉しいことです。もっとたくさん絵を描く機会をつくってくれるなら有難いことです。

私はこの先、10年も20年も生きられるとは思っていないので、元気な時に人様のお役に立てることが願いです。そんな活動をしているので分かっておいてもらえると有難いことです」と話してくれました。

絵画展の号数の大きな絵画や青龍の作品に感動し、画伯の説明に感動しました。作品に命を吹き込んでいることを感じました。

コンサート打ち合わせ

来月に予定しているコンサートの打ち合わせのため、会場となるライブハウスを訪ねました。丁度、知り合いのシンガーが明日のコンサートのリハーサルを行っているところだったので、オーナーさんと一緒にリハーサルの歌声を聴かせてもらいました。

そこにボイストレーナーを始めとする皆さんがレッスンの打ち合わせのため入ってきたので、オーナーと一緒に話を聴かせてもらいました。「ボイストレーニングを行うと、歌い方が変わることが実感できます」という話や「一つの曲をみんなで一緒に作り上げていくことは楽しいと思います」などの話を聴かせてもらいました。

ライブハウスではコンサート本番以外にも、レッスンやボイストレーニングなど本番では感じられないような、違った楽しい雰囲気を味わうことができます。そう言えば、かつて「オーケストラは本番よりもリハーサルを見る方が楽しい」と聴いたことがあります。そんな感じを味わいました。