活動報告・レポート
2025年4月24日(木)
慰問活動
慰問活動
慰問活動 抜刀術

和歌山市内の高齢者施設に慰問に伺いました。約一か月前から調整をしていたものですが、今日を迎え施設を訪問しました。スタッフの皆さんは午前10時に入り準備とリハーサルを行ってくれました。慰問は午後1時30分からでしたが、入居者の皆さんが一週間前から楽しみにしてくれていることを聴いていたので、今日の顔合わせが楽しみでした。

全員が揃った時に前で待機していたのですが、抜刀術の神谷さんに小さな声で「皆さんはもう笑顔になっていますよ。この笑顔を見られることが嬉しいですね」と話したところ、「この笑顔を見ることだけで嬉しいですね。来た甲斐があります。もう来た目的を果たせましたね」と答えてくれました。神谷さん達は慰問活動を続けていますが、皆さんの笑顔を見ることが幸せだと語ってくれました。

笑顔に包まれた施設の多目的ホールで、私たちの舞台を始めました。皆さんには抜刀術と歌を楽しんでもらいました。施設長と話したところ「施設では抜刀術は初めてなので、みんなとても楽しみにしています」と答えてくれました。迫力ある抜刀術を鑑賞した皆さんから「楽しい」「木刀は重いのに凄いですね」「毎週、来て欲しいです」「次回も待っています」などの声が聴こえてきました。

慰問活動 抜刀術 慰問活動 抜刀術

多目的ホールは明るい笑顔で包まれたので、私たちをとてもやり易い雰囲気にしてくれました。夏を感じるような気温でしたが、衣装をまとい動いたことで汗が吹き出てきたほどです。体感温度が高くなるほど、会場の熱気は上がり笑顔が増えていきました。皆さんは抜刀術の演武の迫力に驚き、歌を一緒に歌うなど幸せな表情を見せてくれました。

施設で慰問を受け入れたのは2020年以来、5年ぶりだったと聴きました。コロナ禍以前は毎月、カラオケなどを実施していたのですが、コロナ禍とそれ以降は慰問の受け入れを中断していました。5年ぶりに慰問に来てくれたこともあり、思い切り笑顔が弾けたようです。

慰問活動 抜刀術

施設の皆さんも衣装に着替えて抜刀術を披露してくれました。もちろん練習を行った成果を披露してくれたものです。舞台を終えた後、すっかり衣装が似合っていたので、スーツに着替えた姿の方に違和感を抱いたほどでした。それだけ真剣に取り組んでいたので瞼に焼きついたと思います。

また入居者の皆さんのカラオケでは6人の方が出演してくれて、場の雰囲気を癒してくれました。歌うことで氣分を癒し高めてくれるので、それ以降の拍手や笑顔の量が増したことは言うまでもありません。皆さんの笑顔が私たちの氣持ちを高めてくれるので、後半は更に熱量が増えたと思っています。

私たちにとっても、施設の皆さんと笑顔で接することができた、とても充実した時間となりました。次回、皆さんとお会いできることを今から楽しみにしています。

会議

慰問終了後、マスコミの方を交えて会議を行いました。現職の知事がお亡くなりになったことで、みんな和歌山県の将来を不安に感じています。そこでその試金石となる事例として「大阪・関西万博」が和歌山県に波及効果を出しているかを話し合いました。

開幕の一年ほど前から「大阪・関西万博にお越しのお客さんに和歌山県に来てもらう」ことを目指した観光施策に取り組んできました。特に和歌山ゾーンは和歌山県に誘客するための入り口だと捉え「和歌山ゾーンに来たお客さんは和歌山県に行きたくなる」ように仕向けていると思います。

そこで観光業やイベンター、マスコミの皆さんと意見交換を行った結果です。

  1. 和歌山城は普段と変わらない状況で、観光客もインバウンドのお客さんは全く増えていません。泉州地域の酒蔵では、体験観光の外国人観光客を受け入れて賑わっています。
  2. JR和歌山駅も混雑しておらず平常通りです。普段と変わらない様子になっています。
  3. 観光業の方からは「大阪・関西万博」から和歌山県に来ている観光客はほとんどないと思います。万博に来たお客さんはUSJや大阪城に行っていると思います。現在、和歌山県への波及効果は見られません。
  4. 今年6月、白浜のパンダ4頭が中国に帰ることになりました。パンダがいなくなると確実に観光に影響があります。万博効果どころではありません。

以上のような話になりました。現状では、和歌山県は好機を生かしていないということです。開会日が分かっているので事前にインバウンド観光客の誘客に備えてきたわけですが、現状は来県していない状況です。これでは将来への不安が出てきます。

引き続き和歌山県における万博効果に注目しておきます。