活動報告・レポート
2025年4月21日(月)
釣り公園

知人から紹介を受けた方と懇談した中で、和歌山市の誘客の取り組みで足りないことについての意見をいただきました。

関西から和歌山市に行く楽しみの一つは釣りだと思います。釣りができるきれいな海があるのは和歌山県、そして和歌山市だけだと思います。大阪からも奈良からも和歌山県に釣りに行っている人の話を聴きます。

和歌山市は釣りが盛んな地域だと認識しています。その中で西防波堤の入り口に釣り公園がありますが、あまり整備されていないと思います。防波堤の外側の道路を釣り公園と称して釣りをしていますが、柵がないので安全対策が不備だと思いますし、道路が凸凹なので安全な道路とは言い難い状態です。また入り口は工業地帯の入り口なので、入り口が分かりにくいことや入りにくい環境にあります。和歌山市も釣りが集客できるツールだと思いますが、海の資源を生かしていないように映ります。

和歌山県の釣りは紀中から紀南のイメージが強いですが、和歌山市も釣りのポイントになると思います。ただ釣りを楽しめる施設や環境になっていないので釣り人を呼び込めていない、そしてお金を使ってもらえるしくみになっていないのです。

釣り公園であれば次の要素が必要です。

  1. 子どもと家族連れで楽しめること。
  2. キッチンカーや屋台が並んでいて釣りをしながら楽しめる施設があること。
  3. 家族や友人同士で釣った魚でバーベキューを楽しめる施設があること。
  4. 温泉施設や宿泊施設があれば、尚良いと思います。
  5. 釣りをする場所と進入路の安全対策が必要です。

以上のような提言をしてくれました。つまり釣り公園の環境を集客できるように整えることと、安全対策が必要だというものです。尤もな提言であり、釣り公園としての機能が足りていないと思います。

また地方都市である鳥取県や島根県、徳島県の取り組みの一部を紹介してくれて「観光客の誘客、特にインバウンド観光に本気で取り組んでいますよ。鳥取県は砂丘を生かした観光施策を進めていますし、徳島県はコンサートホールに人気歌手を呼んでお客さんを集めていますよ。

私の知っている限りでは和歌山県の取り組みは相当遅れていると思います。せっかく大阪府から近いのに、その優位性を生かせていないと思います。和歌山県が関西の中で持っている優位性は海と温泉、食べ物ですから、これらを生かすことを本気で考える時期だと思います」ということです。

また「とにかく反応が遅い。悪い」との指摘がありました。二度、役所を訪問してくれたようですが、提案に対しての関心が低く、回答も得られていないということです。この点に関して「昭和ではあるまいし、年度初めから当初予算の行き先が決まっているだとか予算がないなんて言う地方自治体は和歌山県以外にありません。どんな硬直化した仕事をしているのかと思います。仕事や予算に裁量があるはずですし、与えられていなければ組織の硬直化か古い体質だと思います。県民のことを思った仕事をして欲しいと思います」という指摘もいただきました。

県外の方からの視点は大事にしたいと思います。現実、このように感じさせているのですから無視できる話ではありません。県外からの視点は氣づきを与えてくれるもので、とても大事だと捉えています。この提言について問題点はどこにあるのか、どのように改善すればよいのか考えてみます。