
宝樹寺で開催された「みらいまるしぇ」の案内を頂戴していたので参加しました。このお寺には「赤龍」が奉納されているので田村画伯から見せてもらっていたのですが、本日は本堂で「赤龍」をバックに津軽三味線の演奏を聴かせてもらいました。三曲の演奏がありましたが、その一曲が屏風の龍からイメージした「竜の如く」でした。
龍は人の願いを叶えてくれる存在で、夢を描いたら竜の如く、そこに向かって上っていくことを演奏してくれました。歌詞の中に「願いはあるか」と呼びかけがありましたが、即座に出てくる人は強い願いを持っていると思います。強い意思を以って願うと龍が現れて引っ張ってくれるということです。
但し、龍を呼び覚ますには、強い願いと時間が必要だと思います。思い付きや「できたら良いな」程度で龍は出現してくれないので、よほどの強い意思が龍を招くと思います。
そう思うと、龍とは神様のような存在で、人間の強い意思を届けることによって、受け取ってもらえるかどうかの判断をしてもらえる存在だとも思いました。人間の願いを天高く神様に届けてくれる存在が龍かもしれませんし、地上と天上を結ぶ役割を担ってくれているようです。

金屏風「赤龍」の前での演奏は「赤龍」を呼び覚ましているようでした。龍には「赤龍」や「青龍」、「白龍」や「黒龍」がありますが、今後、「赤い龍」以外にも人間の願いを聴き入れて飛び出してくれそうです。
また似顔絵コーナーでは、今日の記念に描いてもらっている人が多くいました。小さな子供を連れていた方は「大きくなった時にこの子の記念になると思って描いてもらいました」と話してくれたように、画家の意思を感じる作品に仕上がりました。
ここで「片桐さんの県議会を見に行って本当に良かったと思っています。良いテーマだったし県政で議論を交わすことで県の発展に向けて前進していくことを感じました。片桐さんと知事の真剣な議論に見入りましたし、もっと多くの人に見てもらいたいと思いました。私は勉強になりました」と伝えてくれました。
本堂をコンサート会場に、境内をマルシェとする企画をした宝樹寺での楽しい時間となりました。一つのことを仕上げるためには、主催者、お寺、画家やシンガー、マルシェの出展者など、多くの人の協力が必要です。どんなに良い企画をしても協力者がいなければ実現しません。周囲の人の支援をいただいてイベントができるように、社会のどんなことも周囲の方々の支援が必要です。これまで経験してきた企画で、一人でできることに出会ったことはありません。
某経営者がこれまでの仕事の経験と、最近、この方の先で起きた事案から、次のように伝えてくれました。
「和歌山県には人の悪口を言う人が多いよね。気分が良くない和歌山県民の悪い特徴ですね」と話がありました。続けて「悪口を言う人は信用されない人なので、悪口を聴いてくれる人とくっつく傾向があります。人の悪口を聴いて、それを人に言う人もまた信用されていない人なので、つながってしまうのですね。本当の友人や仲間は、思いがありそこに意気投合して関係性ができるものですが、悪口仲間は悪口を言って集まる関係なので、くっつきやすく離れやすい特徴があります。私は人の悪口を言う人は信用しませんし近づきたくもないので相手にしませんけれどもね。
私の周囲には人の悪口を聴いて楽しいと思う人はいません。悪口を聴いて同調する人や気持ち悪いと感じない人は、決して相手にされない人なので、関係を持たないことです」と話がありました。
気持ちの良い話は人を惹きつけますが、気持ちの悪い話は人を遠ざけます。その差は決定的に大きいと思います。これまで会った立派な人は良いことの話が話題となり、人の批判や悪口は言いません。数人が集まった時の会話でしたが、全員が納得する話でつきあう人を選ぶべきだとの結論となりました。