活動報告・レポート
2025年4月6日(日)
和歌徳ミュージック祭
和歌徳ミュージック祭

「和歌徳ミュージック祭」の案内をいただき参加してきました。会場は和歌の浦アート・キューブ、バンドとカラオケの発表会で、3年前に開催した後継イベントとなるものです。そのため前回優勝者のトロフィー返還から始まり、総勢24名が出場する大会となりました。

開会挨拶の趣旨は次のとおりです。

和歌徳ミュージック祭 開会挨拶

皆さん、こんにちは。紹介いただきました片桐章浩です。ここ和歌の浦アート・キューブで「和歌徳ミュージック祭」が開催されますことお祝い申し上げます。説明するまでもありませんが和歌の浦は万葉の地であり優れた景勝地として、この景観を護ってきた地でもあります。光り輝く和歌の浦は海のない都で暮らす都人を魅了したことだと思いますし、その景観は姿形を変えながらも受け継がれています。

万葉の時代、片男波海水浴場の砂浜は存在していなかったと思いますし、この辺りは海と島だったと思われるので、当時は紀三井寺辺りから和歌の浦を眺めたのではと思います。ですから都人を魅了した景勝地は今の姿とは異なっていたと思いますが、万葉の歌人が詠んだ和歌浦は今も日本遺産に指定された景勝地として、和歌山市を代表するものになっています。

さてこの場所は片男波ですが、片男波には県外の市から視察に来ている誇るべきものがあります。それが8の字公園の公衆トイレです。日本一きれいな公衆トイレとして表彰されたこともあり、地元の「8の字会」が24年間、掃除を続けてきれいに保ち続けてきた公衆トイレです。24年間、元旦から大晦日まで、雨の日も休むことなくトイレ掃除を続けてきた結果、日本一きれいな公衆トイレとして全国にその名を響かせています。

8の字公園の公衆トイレ

僕は片男波を訪れた時にはこの公衆トイレを見ていくのですが、とてもきれいに保たれています。皆さんも是非、この公衆トイレを見て帰って欲しいと思います。景勝地に来て公衆トイレを見て欲しいと伝えることは違和感があるかもしれませんが、日本一きれいな公衆トイレは一見の価値があります。それも地元の皆さんが24年間、継続して掃除を行い、きれいさを維持してきたことに価値があるので、是非、見学して欲しいと思います。

さて大会に入る前にもう一つお伝えしたいことがあります。主催者の羅布さんは能登半島地震を支援するためにチャリティトーク&コンサートを開催し続けていることです。これまで9回、実施していますが、そこで預かった善意を全額、被災地に届けています。先週も「きはる」さんでチャリティを開催しましたが、そこで集まったお金も既に被災地支援に預けています。

この大会はチャリティではありませんが、主催者は一年が経過した後も被災地支援の活動を続けていることを申し添えておきます。和歌山県は能登半島の支援を継続して行っている。和歌山県民の思いを届けていることは私たちにとっての誇りだと思います。そんな思いも心にあることを分かっていただき、今日の大会に参加できることを幸せに思い、最後まで楽しく歌って聴きたいと思います。本日はどうかよろしくお願いいたします。

和歌徳ミュージック祭

開会の挨拶は以上です。続いて大会がスタートし参加者の温かい心が会場の空気を支配しました。とても良い大会になったと感じています。

参加者の皆さん、良い時間を共にできたことに感謝しています。ありがとうございます。

その他
  • 紀三井寺の桜木曜会のメンバーで花見を行いました。今回、紀三井寺の桜を眺めながらの会となり、普段と違う雰囲気で交流を楽しみました。毎年眺めている桜の花ですが、こうして日本が平和な時代の時に見ることができていることを有難く思います。
  • 来月開催するコンサートの打ち合わせを行いました。もう5月の準備をしていることから、月日が経つのは本当に早く感じています。