活動報告・レポート
2025年4月3日(木)
吉田院長と懇談
吉田院長と懇談

社会医療法人スミヤの吉田宗人院長を訪ねて懇談する機会をいただきました。神の手として有名な吉田先生が約1時間の懇談の時間を持ってくれたことに感謝しています。先生の医師としての使命感と人生訓の一端を感じることができました。

  1. 人生が楽しいと思うのは「ワクワク」「ドキドキ」があることです。この二つがない人生は生きているだけになります。毎日「ワクワク」「ドキドキ」を感じられるなら、素晴らしい人生です。
  2. 社会医療法人スミヤ 吉田宗人院長腰痛などで困っている人がいたら、一人でも助けてあげたいと思います。しかし直接、助けられる人数は限られているので、できるだけ後進の指導を行っています。地元もそうですし、県外の医師にも指導してきました。その結果、より多くの患者さんを助けられたと思います。私が関われる一人でも多くの人が元気になることを目指しています。
  3. 痛いところがなくて動けること、自力で行動できること、自立した生活を過ごせることが幸せなことだと思います。体の一部でも痛ければ、生活にも仕事にも支障がでてきます。痛みがない生活はどれだけ幸せなことだろうと思います。多くの困っている人を治療して、幸せな生活を過ごしてもらいたいと思います。
  4. 小澤征良さんが、日経に関係する冊子のコラム「ちょっといいよね日本」で私のことを書いてくれました。確か「日本にいると質の高い医療を受けられること」が良いことだという内容でした。褒めてくれることは嬉しいことです。
  5. 和歌山県の内視鏡手術のレベルは高いと自信を持っています。東京から和歌山県に治療に来てくれるぐらいですから。観光で和歌山県の果物を食べに来てもらえるのと同じほど、地域に欠かせない医療だと思っています。だから私は和歌山県の医療は東京や大阪に負けないぞと誇りを持っています。和歌山県、負けたくはないですからね。
  6. 内視鏡手術の一か所の切開は人差し指ぐらいです。大きく開腹することもなく、筋肉も切りませんから、手術した翌日からリハビリに入れます。一週間ほどで退院できて生活も仕事もできるので、皆さんが思っているような手術ではなく内視鏡手術は楽なのです。痛いのを我慢する人生よりも楽になった体で生活する方が人生を楽しむことができます。
  7. 内視鏡手術が楽なことを知らないので、手術を受けた人は「もっと早く来たら良かった」と言います。知らないから怖いと思いますし、手術は嫌だと思って、痛いのを我慢して生活している人が多いのです。
    でも痛みが出たら早く治療をする方が回復も早いですし治癒していきます。痛みが増して手術が遅くなるほど治りが遅くなります。
  8. 「脊髄にメスを入れたら怖いですよ」のセリフは今も都市伝説になっています。でも脊髄の痛みは手術をすれば楽になります。失敗なんてほとんどないですから。「現実はこうだよ」と伝えているのですが、都市伝説が勝っているので困っている人に伝えきれていません。
    時代は変わっていますが、人の意識は変わりにくいのです。内視鏡手術のことを知って欲しいと思っています。
  9. 医療機器がデジタル化になっているので内視鏡手術は失敗が少なく、安全で安心できるものです。モニターは約10倍に患部を拡大してくれるので、医師の手の動きも10倍になります。1ミリの患部が1センチの大きさで見えるので手術は安全なものになります。手術は怖いものではなく安全なものだと思って下さい。
  10. 和歌山県で華岡青洲が誕生したことは奇跡です。地方で革命的な医師が登場したことは奇跡であり和歌山県の誇りです。華岡青洲の理念は今の時代にも通用するものです。遠く及びませんが、その理念は持ち続けたいと思います。
    華岡青洲の医療理念と人生哲学とは次のことを指すのではと推測しています。
    • 内外合一。「外科を行うには、内科、すなわち患者さんの全身状態を詳しく診察して、十分に把握した上で治療すべきである」。
    • 活物窮理。「治療の対象は生きた人間であり、それぞれが異なる特質を持っている。そのため、人を治療するのであれば、人体についての基本理論を熟知した上で、深く観察して患者自身やその病の特質を究めなければならない」。
社会医療法人スミヤ 吉田宗人院長と片桐議員

吉田先生との時間は濃くて楽しい学びの時となりました。

ワンリーズ和歌山

和歌山県を拠点として活動している「ワンリーズ和歌山」の上田代表を始め選手の皆さんと共に知事表敬訪問を行いました。今シーズンの報告と来シーズンの抱負と、和歌山県への要望を伝えました。今シーズン対戦チームは名だたる企業のチームが大半で、地方都市のチームが勝ち進むことは奇跡だと言われました。バスケットボール界からは「ワンリーズ和歌山」がSB2リーグで全勝優勝したこと、SB1チームとの入れ替え戦でも勝利したことへの驚きがありました。

ワンリーズ和歌山 知事表敬訪問 ワンリーズ和歌山 知事表敬訪問

知事への要望や意見は次の通りです。

  • 和歌山県と包括協定を締結することで練習場所、つまり練習ができる体育館を確保したいと思います。プロチームですが、今は県内の市営体育館の抽選に出掛けています。
  • 他の県のようにプロ仕様のアリーナが必要です。これからBリーグ参入を目指しているので、将来、ホームタウンとなるような体育館が欲しいと思います。
  • 上のリーグに参画すると、遠征や強化練習、選手補強などが求められるので、もっとスポンサーが必要となります。プロスポーツは資金が必要となりますから、民間との連携を強化していきます。
  • プロスポーツでは県民の参加意識と盛り上げが不可欠です。プロスポーツが盛り上がると県は元気になっていきます。県民の盛り上げを喚起して欲しいと負います。
  • バスケットボールのリーグには和歌山県出身の選手が少ないのです。和歌山県の選手を育成していくことを考えています。

これからの意見交換を通じて、知事からは「県としても応援していきます。Bリーグを目指しましょう」と答えてくれました。選手一同、熱く盛り上がったのは言うまでもありません。来シーズンも優勝を目指していきましょう。