活動報告・レポート
2025年1月26日(日)
JP労組和歌山連協新春の集い

JP労組和歌山連協新春の集いの案内をいただき出席し、皆さんと交流機会を得ることが出来ました。役員の方からの報告で「年賀状の販売枚数は三年前が15パーセント減、一昨年15パーセント減、昨年も減少しているので3年間で半減しています。これは郵便料金の値上げだけが原因ではないと思いますから対応を考えています」と話がありました。

年賀状仕舞い、年賀状離れは毎年のように言われています。デジタル化やハガキや手紙を書く習慣がなくなっていることや、SNSで挨拶を済ませていることに加え、社会変化のスピードに日本文化が巻き込まれているようにも感じます。年賀状以外にも茶道や華道を習う人が減少していることも少子化だけではなく日本文化の後退を現わしているので、日本文化全体が後退傾向にあることも根本的原因だと思います。

ただ安心できる流通システムが確立していることは、インターネット社会において前提条件ですから、世界一のわが国の郵便システムは維持していく必要があります。

また話の中で、かつては年賀状の時期は学生アルバイトがいっぱいでしたが、10年前からは年末年始のアルバイトはなくなっていることも聴きました。これはデジタル化によって仕分けの90パーセントが自動化されているので人員が不要になっていることや年賀状の枚数が減少している為、社員で対応が可能になっているからです。冬の風物詩のように感じていたアルバイトによる年末年始の郵便配達がまちから消えていることを知りました。時代の変化はどの業界においても発生しています。

さて来賓の一人として挨拶の機会をいただきました。

改めまして新年おめでとうございます。今回も盛大に新春の集いが開催されることをお祝い申し上げます。さて先ほどの挨拶の中で賃上げの話が出ています。今年の春闘も要求満額回答を目指しているように上場企業の業績は順調で成果を期待しています。私も連合和歌山と連携を取りながら、令和6年の県議会一般質問で知事と「賃上げ」の質疑を交わしています。

今年の春闘は結果を得られたけれど、来年の春闘も成果を上げるためには県内企業の業績を上げること、県が主導して賃上げムードを創り上げることを提言しました。ここで言う今年とは令和6年で、来年とは令和7年のことなので、今春の春闘に向けて県として地元企業の経済活動を支援しながら、賃上げの機運醸成を図ってきました。是非とも満額回答を得られるよう、連合和歌山および執行部と連携を取りながら県政の中で議論を行い、賃上げに関して今年も一緒に取り組んでいきたいと考えています。

さて話を変えますが、今年1月2日に中学校の同窓会を行いました。同級生の中に郵便局に勤めている彼がいました。彼は私たちに「みんなのところにも年賀状が届いていると思いますが、返礼を含めて1枚でも良いから年賀状を購入してください」と同級生にお願いしていました。年賀状が苦戦していることは知っているので、同級生の多くは年始に年賀状を買って出したと思います。この発言を聴くだけで、郵便局の組織はしっかりと整っていると思いました。年末年始だけに関わらず、常に私たちの地域を支えてくれていることに感謝しています。

最後になりますが、本日の新春の集いが盛大に開催され、春の春闘や次の活動につながっていくことを祈念して、お祝いの挨拶といたします。本日はおめでとうございます。

挨拶の趣旨は以上の通りです。この新春の集いで皆さんと懇談を行いながら、建設的で良い時間を過ごすことができたことに感謝しています。