宮地区連合自治会長を始めとする会長の方々と、宮地区の課題について話し合いました。
1.宮街道の整備について
宮街道の歩道が凸凹になっているため歩行者や自転車の走行が危険な状況になっています。余りにも凸凹が酷い箇所は都度、補修をしていますが、全体的に路面が傷んでいることが課題です。
現在、宮街道の電柱の地中化を計画しているところで、地中化に合わせて歩道の整備も行うことになっています。数年先の計画になりますが、工程通りに進むようにしています。
問題は宮街道沿いの街路樹です。街路樹が成長しているので、根が張ることで歩道のタイルを浮かばせています。難しい問題は樹木を伐採すれば、歩道の凸凹を防ぐことができますが、景観や環境問題を考えると維持することになります。秋の宮街道の紅葉はきれいなので、これは地元にとって残したい景観になっています。伐採を志向している人と維持することを願っている人がいるので、地元として思案しているところです。
2.宮地区コミュニティセンターの建設について
宮地区コミュニティセンターの建設場所が決定し、昨年から地元説明を行っています。
建設については賛成ですが、コミュニティセンターの進入路が花山交差点側からになることが問題になっています。今でもこの交差点は渋滞箇所であり、このコミセンが完成すると更に渋滞することになります。そこで花山交差点から建設予定地までの道路を拡幅できないか協議をしているところです。この道路は県道「鳴神木広線」なので、県に対して竣工に合わせて道路の拡幅を依頼しているところです。
地元が望んで要望を続けてきた待望のコミュティセンターなので、侵入道路の交通渋滞を極力低減させて利用しやすいようにしたいと考えています。
3.JR和歌山駅の再整備について
同駅の再整備では東口の利便性向上が課題です。現在、西口が玄関口になっていますが、東口は関西空港行きのリムジンバスの発着地になっていますし、和歌山インターチェンジの最寄り駅なので、西口と同様に再整備が必要だと考えています。
地元からは東口でも商売が可能になるような駅の整備と観光ルートにつながることも考えて欲しいとの依頼があります。東口からの観光コースは、豊臣秀吉に攻められた太田城の水攻めの堤防址、太田左近の慰霊碑、太田城の城碑の他、紀州征伐で命を落とした戦没者慰霊碑、太田左近の妻、「砂」の墓がある来迎寺、そして日前宮が観光ルートになります。
東口の再整備と共に宮地区内にある歴史の跡も、和歌山市の観光ルートとして整備を期待しています。
4.太田城について
太田城の水攻めは天正13年(1585年)の出来事です。羽柴秀吉自らが総大将となり約10万人とも言われる兵力で水攻めを敢行しました。水攻めから約1カ月、籠城に次第に物心両面で衰えが見え始め、1585年4月24日に蜂須賀正勝、前野長康の説得に応じて、太田左近をはじめ53名が自害したのです。太田城が開城してから令和7年は440年目となります。地元では440年祀を執り行う予定になっています。
主に以上の課題を話し合いました。宮地区連合自治会として、これらの課題に対応していくことにしています。
- ライバーの活動と拠点整備について会議を行いました。この活動を和歌山県の活性化につなげていきます。
- 県民文化会館で開催された松元ヒロさんソロライブの案内をいただき鑑賞しました。今年が19回目の開催であり、最終の開催となるようです。来年以降も開催して欲しいと希望する声がありました。